専門学校の設置を柱とする包括連携協定を結んだ野田市長(右)と龍澤理事長(左)=釜石市提供

釜石に専門学校開校へ 龍澤学館と包括連携協定

専門学校の設置を柱とする包括連携協定を結んだ野田市長(右)と龍澤理事長(左)=釜石市提供

専門学校の設置を柱とする包括連携協定を結んだ野田市長(右)と龍澤理事長(左)=釜石市提供

 

 釜石市は6日、学校法人龍澤学館(盛岡市、龍澤正美理事長)と、釜石市内での専門学校の開校を柱とする包括連携協定を結んだ。同法人は医療福祉系学科と留学生を受け入れる日本語学科の2学科を設置する考えで、2023年度以降の開校を目指すという。

 

 新たな専門学校は、釜石市教育委員会などが入る市教育センター(鈴子町、5階建て)を候補地とする。2~3年制の医療福祉系、2年制の日本語の2学科体制とし、定員はともに40人程度で計200人を想定している。

 

専門学校校舎として活用が検討される釜石市教育センター

専門学校校舎として活用が検討される釜石市教育センター

 

 同法人は盛岡中央高校や付属中のほか、ビジネスやデザイン、医療福祉などの専門学校を経営。釜石市とは12年10月に東日本大震災の復興支援協定を結び、生涯学習や産業振興の支援を行ってきた。人口減少や少子高齢化、医療福祉分野の人材育成などの地域課題に対応するため、これまで重ねてきた取り組みを深化させようと新たに協定を結ぶことにした。

 

 協定には、▽地域活性化(コミュニティー支援や復興住宅への訪問支援)▽地域産業の振興(地域特産物の事業化支援)▽多文化共生社会の実現に向けた取り組み(域内外国人や日本語学科学生による交流活動)▽地域文化の継承やスポーツの推進(地域行事の企画・支援やスポーツ交流)-なども盛り込んだ。締結を踏まえ、同法人は学校開設に向けた準備、釜石市は候補施設の環境整備や学生の住まいの確保に向けた作業を進める方針だ。

 

協定書に署名する野田市長(右)と瀧澤理事長=釜石市提供

協定書に署名する野田市長(右)と瀧澤理事長=釜石市提供

 

 締結式は、同法人が運営する盛岡情報ビジネス&デザイン専門学校(盛岡市)で行われた。龍澤理事長は「釜石を起点に沿岸部の底上げ、活性化を図り、地域課題に対応しながら人材を育てていく役割を担いたい」と意欲を示し、高等教育機関立地の必要性を認識してきた釜石市の野田武則市長は「長年の課題解決につながる。復興完遂の集大成であり、活力あふれる未来への道筋になる」などと応じたという。

令和3年度「介護のしごと小規模介護事業所による合同就職面談会」を開催します

令和3年度「介護のしごと小規模介護事業所による合同就職面談会」を開催します

令和3年度「介護のしごと小規模介護事業所による合同就職面談会」を開催します

開催概要

内容

1 職員30名以下の小規模介護事業所による事業所PR
2 個別面談
3 岩手県福祉人材センターによる個別相談・資料コーナー

日時・場所

○日時 令和3年10月15日(金)
    14:50~16:00
    (参加者受付 14:30~14:50)

○場所  釜石・大槌地域産業育成センター 2階会議室

参加企業

職員30名以下の小規模介護事業所
※参加施設・事業所名は、10月1日以降に岩手県社会福祉人材センターホームページに随時掲載します。

参加対象者

・介護・福祉の仕事に関心がある方
・介護・福祉の仕事に就労を希望する方
・介護関係の資格(初任者研修修了、介護福祉士など)がある方で、現在就労していない方

※資格・経験の有無にかかわらず、どなたでもお気軽にご参加ください。

★現在求職中で雇用保険を受給している方は、「求職活動」として認定されます。

持ち物など

・筆記用具(自己PRカードを記入していただきます。)
※履歴書不要、服装は自由です

お申込み方法

申込方法①
申込書に記入の上、FAXによりお申込みください。
介護のしごと 合同就職面談会 チラシ 兼 参加申込書[PDF:807KB]
FAX:0193-31-1400
 
申込方法②
電話またはメールによりお申込みください。
TEL:080-1651-6204(担当:山口)
メール:c-yamaguchi-shakyo@mopera.net
 
申込締切
令和3年10月12日(火)
※事前申込制ですが、当日の参加も可能です

お問い合わせ先

岩手県社会福祉協議会 岩手県福祉人材センター沿岸南部(担当:山口)
 
〒026-0023 釜石市大渡町3丁目15番26号
釜石市保健福祉センター8階 釜石市社会福祉協議会内
TEL 080-1651-6204 
FAX 0193-31-1400
メール c-yamaguchi-shakyo@mopera.net 
 
新型コロナウイルス感染症防止対策を講じた上で実施しますが、状況により延期・中止となる場合がございます。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商工観光課 商工業支援係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021091700042/
大林正英氏の事務所開きの神事=16日

元釜石市議・大林正英氏 次期衆院選出馬に向け事務所開き

大林正英氏の事務所開きの神事=16日

大林正英氏の事務所開きの神事=16日

 

 次期衆院選岩手2区への立候補を予定する立憲民主党の新人・大林正英氏(57)は16日、釜石市大町に構えた事務所で事務所開きを行った。支援者ら約20人が集まり、一連の模様はユーチューブで生配信。党の公認が内定した大林氏は「岩手から国政を変えていきたい」と意気込み、選挙戦への結束を固めた。

 

 後援会代表、本県選出の同党参院議員、県連幹部らが出席。神事や関係者のあいさつ、必勝祈願のだるまの目玉入れが行われ、「ガンバロー」と気勢を上げた。

 

衆院選勝利へ、だるまの目玉入れをする大林氏

衆院選勝利へ、だるまの目玉入れをする大林氏

 

支援者と気勢を上げ、選挙戦への結束を誓う

支援者と気勢を上げ、選挙戦への結束を誓う

 

 大林氏は東京都出身、釜石市在住。慶應義塾大卒業後、三和銀行(現三菱UFJ銀行)勤務、コンピューター・セキュリティー対策会社設立などを経て、2013年、東日本大震災からの復興を支援する釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)として着任。産業再生に携わった。15年9月、釜石市議に初当選。2期目途中の先月13日、市議を辞職し、次期衆院選への立候補を表明した。党県連復興対策室長、2区総支部長を務める。

 

あいさつで日本改革へ意気込みを示す大林氏

あいさつで日本改革へ意気込みを示す大林氏

 

 8年にわたる復興支援、市議の経験から掲げた重点政策は▽新型コロナウイルス感染症対策▽地域医療の確保▽震災復興の推進▽農林水産業の振興▽少子化・人口減少対策▽国民の生活第一の民主政治―の6項目。中でも本県県北、沿岸部に顕著な医療をはじめとする地域格差是正を訴える。

 

 事務所開きで報道陣のインタビューに応じた大林氏は「県北、沿岸は日本が抱える問題を浮き彫りにしている地域。住民の思いを中央政府にきっちり伝え、課題解決を図ることが大事。岩手から日本の改革実現へ覚悟を持って取り組む。政治の信頼回復に努めたい」と話した。

 

大町2丁目、目抜き通り沿いに構えた事務所

大町2丁目、目抜き通り沿いに構えた事務所

 

 岩手2区には他に、自民党現職の鈴木俊一氏(68)、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の荒川順子氏(68)が立候補を予定する。釜石後援会の佐藤一彦会長は「政治の劣化が言われて久しい。人心一新が必要。大林さんは地方を良くしようという気構えが高い。難しい選挙戦だが、切に応援を願いたい」と呼び掛けた。

食生活改善推進員養成講座の開講式

食を通じた健康づくり活動を推進~食生活改善推進員養成講座始まる

食生活改善推進員養成講座の開講式

食生活改善推進員養成講座の開講式

 

 地域の食生活改善活動を担う釜石市食生活改善推進員(食育アドバイザー)の2021年度養成講座が6日、始まった。主婦や食に関する職場で働く30~70代の女性ら6人が受講。12月まで8回にわたり、栄養バランスの取れた食事や運動など食生活の改善に必要な知識、技術を学ぶ。

 

 大町の青葉ビルで行われた開講式で、市健康推進課の鈴木伸二課長が短命、脳血管性の疾患による死亡率が高い傾向にあるといった地域の状況を紹介。「みんなで健康になれるまちづくり」を目標に掲げ市政を上げて取り組む考えを示し、「健康に関係する分野は食、運動と多岐にわたるが、特に食習慣は大事。講座受講後、最前線に立って市政の目標に向かい協力を」とあいさつした。

 

 市食改員協議会の佐々木ひろ子会長が祝辞。「チャレンジすることは、飛躍できるチャンス。健康でいるための知識を学び、吸収し、日々の生活に役立ててもらえたら。学びを周囲に伝え、地域の健康づくりにつなげてほしい」と激励した。引き続き1回目の講座があり、佐々木会長や同課職員が食改員の活動、「国民の健康と生活習慣病予防」をテーマに講話した。

 

 受講者の多くが以前から食に関心を持っている様子で、「食べることが好き。健康でいたいし、食べ物に気を使っていきたい」「昨年出産した。子どもの食事を学べたら」などと自己紹介した。退職、子育てや親の介護を終え、「一息ついた。何かにチャレンジしてみようと思った」と話す人も。親子を対象にした料理教室を開いている人は「アドバイスできるようになりたい」と意欲を見せていた。

 

自己紹介で受講のきっかけなどを伝え合った

自己紹介で受講のきっかけなどを伝え合った

 

 この講座は地域における食育、健康づくりを推進するため食生活を通じたボランティア活動を行う食改員の養成が目的。バランスの取れた食事・献立の立て方、食品衛生、心の健康、口腔(こうくう)の健康に関する講義、運動実技などが組み込まれている。調理実習は新型コロナウイルス感染症予防のため、調理のみ行い、料理は自宅に持ち帰って試食する。

 

 市内の食改推進員は現在99人。30~80代の男女会員が食育、郷土料理伝承、生活習慣病予防に力を入れ活動している。

三陸鉄道鵜住居駅前の公共施設職員による避難訓練。高台の鵜住居小を目指す

コロナ下、できる備えを… 地震・津波避難訓練週間 自主的実施で「命を守る」行動確認

避難先の鵜住居小に続く階段を駆け上がる未来館の職員=3日

避難先の鵜住居小に続く階段を駆け上がる訓練参加者=3日

 

 「防災の日」の9月1日~7日は、地震・津波避難訓練週間-。新型コロナウイルスの影響で人が集まる避難訓練が難しい中、釜石市が設定し、自主的な訓練実施を市民に呼び掛けた。例年、1日に実施する避難訓練は感染症予防のため、昨年に続いて中止とした。

 

 市民と市内勤務者が対象。日本海溝沿いでマグニチュード(M)9・1の巨大地震が発生して釜石で震度6弱の揺れを観測、気象庁から大津波警報が発表されたとの想定。内閣府が公表した日本海溝(三陸・日高沖)モデルなどを踏まえ、津波到達予想は東日本大震災時より早い地震発生の15分後と設定した。

 

うのすまい・トモスで避難訓練 周辺施設と連携確認

 

三陸鉄道鵜住居駅前の公共施設職員による避難訓練。高台の鵜住居小を目指す

三陸鉄道鵜住居駅前の公共施設職員による避難訓練。高台の鵜住居小を目指す

 

 三陸鉄道鵜住居駅前の公共施設「うのすまい・トモス」の職員らは3日、市の想定を踏まえた避難訓練を行った。震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」が主導し、隣接する観光交流拠点「鵜の郷交流館」、周辺にある市民体育館、地区生活応援センターと合同で初めて実施した。各施設から職員計約20人が参加。非常時の情報共有や避難開始までの手順、経路などを確認した。

 

 未来館では机の下に潜って身を守った後、施設内を点検。入り口に「避難しました」「あなたも逃げて」などと記した「安否札」を張り出し、緊急避難場所の鵜住居小に向かった。

 

避難したことを伝える「安否札」を施設入り口に掲示した=3日

避難したことを伝える「安否札」を施設入り口に掲示した=3日

 

 鵜小の校舎に続く階段の一部にオレンジ色の線が引かれていて、参加者はその線より上の地点を目指し、階段を駆け上がった。“オレンジライン”は震災の津波高約11メートルを示すもので、参加した全員が約10分で避難を完了した。

 

約10分で避難完了。安全確認を行って訓練を終えた=3日

約10分で避難完了。安全確認を行って訓練を終えた=3日

 

 未来館職員らは「二度と悲劇を繰り返してはいけない。コロナ禍で思うような伝承活動ができない状況だが、災害はいつ起こるかわからず、備えるためにも周囲を巻き込み定期的に訓練していきたい」と意識を高める。今回の訓練には一般の利用者らの参加はなかったが、施設の見学中や買い物中に地震が起きることもあり得ることから、避難誘導などの課題を洗い出し、周辺施設と情報共有していく考えだ。

 

水門の自動閉鎖訓練も 操作を確認

 

 県沿岸広域振興局は7日、釜石市内の水門、堤防の切れ目に設置された「陸閘(りっこう)」を閉める訓練を行った。震災の際、水門を閉めに行った多くの消防団員が犠牲になった教訓から、県は津波注意報、警報の発令時、遠隔操作によって自動で水門などを閉鎖するシステムの導入を進めている。

 

鵜住居川河口に整備された水門は遠隔操作で約4分で閉じた=7日

鵜住居川河口に整備された水門は遠隔操作で約4分で閉じた=7日

 

 この日は市役所内にある制御機材から遠隔操作で、稼働している15カ所の一斉閉鎖訓練を実施。鵜住居川河口に整備された鵜住居川水門では、上部にある機械室の回転灯が点灯し、警告音がなる中、ゲートが約4分で閉まった。県の担当職員が現場に張り付き、自動閉鎖システムが正常に稼働し、解除の手動操作にも間違いなく動くかを確認した。

 

 水門が閉まる様子を見守った地元の男性(73)は「震災で被災した。水門ができたことで安心感はある。津波はまたいつか来るかもしれない。いざという時に逃げる場所を家族で確認している」と備えの必要性を感じていた。

 

水門の閉鎖訓練を見守った住民は防災意識を高める機会にした=7日

水門の閉鎖訓練を見守った住民は防災意識を高める機会にした=7日

 

 災害時に安全、迅速、確実に水門などを閉める目的で自動閉鎖システムを導入する沿岸振興局では、関係機関と連携し同様の訓練を定期的に実施する考えだ。

オンライン配信「みんなで踊ろう!よいさLIVE」に向けたリハーサル=1日・TETTO

オンラインで楽しもう!「釜石よいさ」 TETTO会場から9月23日生配信

オンライン配信「みんなで踊ろう!よいさLIVE」に向けたリハーサル=1日・TETTO

オンライン配信「みんなで踊ろう!よいさLIVE」に向けたリハーサル=1日・TETTO

 

 釜石よいさ実行委員会(岩城一哉実行委員長)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため中止した今夏の祭りに替え、9月23日、釜石市大町の市民ホールTETTOから「みんなで踊ろう!よいさLIVE」をオンライン配信する。午後6時からの1時間番組で、同実行委YouTubeチャンネルのほか、地元ケーブルテレビ局・三陸ブロードネット(sbn)の自主放送「かもめチャンネル(11ch)」で視聴できる。

 

 例年8月上旬に大町、只越町の目抜き通りを会場に開かれる「釜石よいさ」は、新型コロナ感染症の影響で昨年、今年と2年連続で中止された。同実行委は、一昨年まで31回を数えた同祭りを何らかの形でつないでいきたいと代替企画を発案。sbnの協力を得て、オンラインでの番組生配信を行うことになった。

 

 番組はTETTOホールAのステージから送る。お囃子(はやし)隊約20人、よいさ小町6人が出演予定。小町による前囃子の踊り披露、本囃子の踊りのレクチャーなどに続き、事前収録したVTR(約25分)を放映。最後にZoom参加の団体や一般視聴者らと踊りを楽しむ時間を設ける。

 

当日はZoom参加の様子も映しながら、それぞれの場所で〝リモートよいさ〟を楽しんでもらう

当日はZoom参加の様子も映しながら、それぞれの場所で〝リモートよいさ〟を楽しんでもらう

 

 VTRでは、1987年に同祭りを始め、東日本大震災(2011年)前まで運営を担った「釜石レボリューション」の澤田龍明さん、初代よいさ小町の樋岡悦子さん、震災で途絶えた祭りの復活に尽力した「NEXT KAMAISHI(ネクスト釜石)」の青木健一さん、君ヶ洞剛一さんのインタビューのほか、子供よいさに参加している正福寺幼稚園、甲東こども園、かまいし同、上中島同の園児による踊りやメッセージを紹介する。

 

4人のインタビューで釜石よいさの歴史も伝える

4人のインタビューで釜石よいさの歴史も伝える

 

 岩城実行委員長(34)は「釜石よいさを築き上げてきた人たちから話を聞くことで、祭りの意義や目的を再認識し、今後につなげられたらと考えた。番組を通して、よいさへの思い、心を共有できれば」と話す。

 

 番組は、配信日直近の釜石保健所管内新型コロナ感染状況によっては中止となる場合がある。詳しくは同実行委公式サイトで確認を。

 

番組出演者、実行委メンバーら、本番に向け準備着々

 

VTR出演の収録に臨むかまいしこども園=1日

VTR出演の収録に臨むかまいしこども園=1日

 

 1日は、番組にVTR出演する市内のこども園が、踊りやメッセージの収録を行った。このうち、かまいしこども園(藤原けいと園長、園児79人)は市民ホールTETTO屋根のある広場に年長児23人が出向き、踊りを披露。sbnの制作スタッフが元気いっぱいに躍動する姿を映像に収めた。

 

カメラの前で元気いっぱいに踊る年長児

カメラの前で元気いっぱいに踊る年長児

 

子供よいさの模様は23日の配信、放送で見られる

子供よいさの模様は23日の配信、放送で見られる

 

 同園は例年、子供よいさに年少~年長児が参加。職員手作りの山車とともに祭りを盛り上げている。藤原園長は「釜石よいさは園にとっても夏の大イベント。通常の祭りができない寂しさはあるが、こういう形でも園児が踊れる場を設けていただき、ありがたい」と喜ぶ。コロナ禍で園行事もさまざまな制約を余儀なくされるが、「こんな時代でも子どもたちの思い出は減らしたくない。できることは経験させてあげたい」と思いを込める。

 

 同日夜には、ホールAで番組のリハーサルが行われた。お囃子隊とよいさ小町、実行委メンバーが当日の進行を確認。同ホール、sbnスタッフがカメラ割りや音声などをチェックした。

 

番組配信の打ち合わせを行う関係スタッフら

番組配信の打ち合わせを行う関係スタッフら

 

 お囃子に参加する千代川智紀さん(43)は市内の高齢者介護施設で働く。「釜石よいさは入居者さんも楽しみにしている祭り。コロナ禍で外出も控えざるを得ない今、画面越しでも季節感を届けられるのはいいこと。当日はみんなでよいさを楽しみましょう」と視聴を呼び掛ける。

 

中高生や社会人で結成するお囃子隊。太鼓や笛の音で釜石の元気を発信する

中高生や社会人で結成するお囃子隊。太鼓や笛の音で釜石の元気を発信する

 

前囃子の練習に励む「よいさ小町」の女性ら。艶やかな舞で番組を盛り上げる

前囃子の練習に励む「よいさ小町」の女性ら。艶やかな舞で番組を盛り上げる

 

 よいさ小町には新人2人が参加。昨年までよいさ中継でリポーターを務めてきたsbnの本田絵美アナウンサーは憧れだった小町に初挑戦。「夢中になって踊れるのですごく楽しい。気分が高揚する」と声を弾ませる。埼玉県出身で釜石生活5年目。「まちを挙げてよいさに取り組む姿、市民の一体感から『絶対に引き継ぐぞ』という強い意志を感じる」という。「コロナでうっ屈としている人も多い。配信、放送で元気を届け、コロナ収束後にはみんなで釜石の夏を盛り上げられるよう、しっかり務めたい」と本番に備える。

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【オンラインイベント】みんなで踊ろう!よいさLIVE

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釜石よいさ実行委員会では、新型コロナウイルス感染症の昨今の拡大状況や感染症対策の徹底が困難であることなどから、「第32回釜石よいさ」開催中止を決定いたしましたが、釜石よいさをこれからも語り継ぐ、踊り継ぐための代替企画として、配信型の特別企画「みんなで踊ろう!よいさLIVE」を開催することといたしました。

 

「みんなで踊ろう!よいさLIVE」実行委員長 岩城一哉より
昨年「次の夏に会いましょう」をテーマとして代替企画を行いましたが、今年も通常開催することが叶わず、参加を楽しみにしてくださる皆様、協賛を頂いている企業様、開催に協力いただいている関係者の方々などには大変申し訳なく思うとともに、私たちも皆様と釜石の夏を盛り上げることができず、悔しい気持ちでいっぱいです。
しかしながら、私たちは釜石よいさの「心」を多くの市民、関係者の方々に灯し続けたいという想いがあり、今回、オンライン配信に挑戦します。釜石よいさのお囃子や踊りの生配信に加えて、釜石よいさを築き上げてきた先人の想いやその歴史をお伝えする予定です。ぜひご覧になってください。そして、来年こそは皆様とお会いできることを心より願っています。

日時

2021年9月23日(木・祝)18:00〜19:00

内容

釜石よいさお囃子演奏、よいさ踊り(参加団体等によるzoom同時参加)、よいさ関係者へのインタビュー 等

配信

釜石よいさ実行委員会YouTubeチャンネル
また、三陸ブロードネット「かもめチャンネル」でも当日ライブ放送いたします(再放送も予定)

主催

釜石よいさ実行委員会
協力:三陸ブロードネット株式会社

 

※新型コロナウイルス感染拡大により下記のいずれかに該当した場合には開催を中止します
・国より岩手県が緊急事態宣言の発令地域となった場合
・釜石市がまん延防止重点措置の発令地域となった場合
・開催日2週間以内に会場(市民ホールTETTO)にてクラスターが発生した場合 
・釜石保健所管内にて9月13日~19日の期間で7名以上のコロナウイルス感染者が発生した場合
・9月20日以降に釜石保健所管内でクラスターが発生した場合 

 

広報かまいし2021年9月15日号(No.1768)

広報かまいし2021年9月15日号(No.1768)

広報かまいし2021年9月15日号(No.1768)

 

広報かまいし2021年9月15日号(No.1768)

広報かまいし2021年9月15日号(No.1768)

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【P1】
ラグビー女子15人制日本代表 平野恵里子選手(左)

【P2-3】
新型コロナワクチン接種情報

【P4-5】
龍澤学館との包括連携協定の締結
遠野運動公園駐車場を大雨洪水時の緊急避難場所に追加指定 他

【P6-7】
市が所有する空き区画を分譲します

【P8-9】
まちの話題

【P10-13】
こどもはぐくみ通信
まちのお知らせ ほか 

【P14-15】
保健案内板

【P16】
学生エール便アンケート結果 他

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021091400089/
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
「甲子歌う会」発足30周年記念コンサート

「甲子歌う会」震災、コロナ禍乗り越え30周年 感無量の記念コンサート

「甲子歌う会」発足30周年記念コンサート

「甲子歌う会」発足30周年記念コンサート

 

 釜石市の甲子公民館で活動する「甲子歌う会」(坂本慶子会長、会員44人)は5日、会発足30周年を記念し、大町の市民ホールTETTOでコンサートを開いた。平均年齢79歳というメンバーが、童謡や唱歌など全23曲を美しいハーモニーで歌い上げ、30年の歩みをかみしめながら活動継続へ意欲を高めた。

 

 会員33人が出演。指導する山﨑眞行さんの指揮、菅和佳子さんのピアノ伴奏で、古くから歌い継がれる曲を中心に披露した。1部は日本の情緒あふれる四季の歌。「春の小川」「夏の思い出」「赤とんぼ」「冬景色」など全10曲を、ソプラノ、アルトの女声合唱で聞かせた。

 

日本の原風景を思い起こさせる四季の歌を届けた第1部。優しい歌声が会場を包んだ

日本の原風景を思い起こさせる四季の歌を届けた第1部。優しい歌声が会場を包んだ

 

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 山﨑さんのフルート、釜石市民吹奏楽団・谷澤栄一さんのオーボエによるデュオ演奏をはさみ、3部がスタート。「花の街」「から松」「母」など著名な作詞、作曲家の作品のほか、本県出身者ゆかりの曲も歌唱。歌人石川啄木の短歌に曲を付けた「ふるさとの山に向かいて」(新井満作曲)、歌手新沼謙治さんが作詞作曲を手がけた「ふるさとは今も変わらず」を聞かせた。最後は「見上げてごらん夜の星を」など2曲を歌い、観客と心を通わせた。

 

衣装を替えて登場した第3部。人の思いが込められた曲を心をひとつに歌い上げた

衣装を替えて登場した第3部。人の思いが込められた曲を心をひとつに歌い上げた

 

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 新型コロナウイルス感染防止策を徹底した会場には約200人が来場。コロナ禍の疲弊を癒やす温かい歌声にマスク越しの笑顔を輝かせた。甲子町の野田笑美子さん(69)は「懐かしい曲に、先輩方の頑張っている姿。感動で涙があふれた。来て良かった。機会があればまた聞いてみたい」と喜びを表した。

 

感動のステージに大きな拍手を送る観客

感動のステージに大きな拍手を送る観客

 

 同会は1991年に「甲子童謡を歌う会」として10人余りで発足。2002年には童謡以外の曲も歌っていきたいと「甲子歌う会」に改称した。甲子公民館まつりや市民合唱祭、県内各地持ち回りで開催される「いわて童謡唱歌のつどい」への出演を続けるほか、市内の高齢者、保育施設の行事にも協力する。20周年を迎えた11年は東日本大震災が発生。以降の10年はまちの復興に思いを寄せながら活動してきた。

 

 現在、会員は60代以上の女性で、最高齢は93歳。会発足当初からのメンバーは7人いる。現指揮者の山﨑さんは99年から指導を続ける。30年間歌い続ける畠山カツ子さん(75)は「最初は楽譜も読めなかったが、山﨑先生の指導でいろいろな表現も身に付いてきた。会のモットーは『みんな仲良く元気に』。互いに顔を合わせ、歌声を重ねることが元気の源」と話す。

 

観客に感謝の気持ちを伝える坂本慶子会長(中央)

観客に感謝の気持ちを伝える坂本慶子会長(中央)

 

 1年前から準備してきた記念コンサート。坂本会長(75)は「今日は30年の頂点。足を運んでくれた皆さんにも感謝したい。会員の意欲、まとまりが会を継続してこられた要因。会員は歌うことで日常生活も潤っている。これからも楽しんで活動し、次の40周年につなげたい」と誓った。

釜石海保職員の指導で「背浮き」に挑戦!

落水時は「浮いて待て!」 双葉小6年生が水難防止講習

双葉小プールで行われた水難防止のための講習

 

 釜石市新町の双葉小(及川美香子校長、児童147人)で3日、海や川に落ちた際の対処法を学ぶ講習が行われた。6年生32人が、釜石海上保安部(松吉慎一郎部長)の職員から〝もしも〟の時に自分の命を守る方法を教わった。

 

 講習は同校のプールで実施。同海保から7人の職員が指導に訪れた。始めに、溺れている人を見つけた時の陸からの救助法を説明。児童の代表が、浮輪やレスキューロープを要救助者目がけて投げ入れる訓練をした。救命胴衣の着用体験では、水を感知して自動的に膨らむ「膨張式」胴衣(手動操作も可能)の機能を確認した。

 

ロープの付いた浮輪を要救助者のもとに投げ入れる

ロープの付いた浮輪を要救助者のもとに投げ入れる

 

手動操作で膨張式救命胴衣の機能を体験する児童

手動操作で膨張式救命胴衣の機能を体験する児童

 

 児童らは体操着を着たままプールに入り、着衣状態だと水中でどれだけ体を動かしにくいか確認。万が一、海などに落ちた場合には無理に泳ごうとせず、体をあおむけにして大の字になって浮力を得る「背浮き」という方法で、救助を待つことを学んだ。胸を張って両手足をしっかり広げるのがコツ。2人1組で、片方に腰を支えてもらいながら挑戦した。

 

体操着を着たまま水に入る。「思った以上に動きにくい」と児童

体操着を着たまま水に入る。「思った以上に動きにくい」と児童

 

釜石海保職員の指導で「背浮き」に挑戦!

釜石海保職員の指導で「背浮き」に挑戦!

 

空ペットボトルを胸に抱えて浮く感覚を体験

空ペットボトルを胸に抱えて浮く感覚を体験

 

 空ペットボトルや発泡スチロールなどを胸に抱えて背浮きする〝ラッコ〟のような姿勢も体験。身近な物が命を救う道具になることを学んだ。最後は、複数人が手をつなぎ、ロープを伸ばすように要救助者のもとに向かう「ヒューマン・チェーン(人間の鎖)」をゲーム感覚で体験した。

 

 平松颯介君は「服に水が染み込むと、重くて動きにくかった。いざという時は落ち着いてできないかもしれないが、背浮きの感覚はつかめた」と講習の成果を実感。山崎陽南子さんは「もし落ちてしまったら、慌てずに救助が来るのを待つことが大事だと思った。今日習ったことを実践したい」と話した。

 

 同海保警備救難課の池田隆専門官は「服を着たまま泳ぐのは、子どもには難しい。とにかく浮きながら(救助を)待つこと。覚えておいてほしい」と強調。加えて海や川での行動について、「岸壁や遊泳禁止場所での飛び込み、小さい子どもだけでの遊びは非常に危険。危ない所には近づかない、救命胴衣を活用するなど、常に自分の身を守ることを意識して」と呼び掛ける。

 

 同海保は毎年、依頼のあった学校で水難事故防止のための講習を実施。今年は釜石市や陸前高田市の小・中5校で講習を行った。

協定書を手にする野田釜石市長(右)と本田遠野市長

「災害時は釜石から遠野へ」 広域避難の可能性に備え、両市が施設利用協定

協定書を手にする野田釜石市長(右)と本田遠野市長

協定書を手にする野田釜石市長(右)と本田遠野市長

 

 大雨洪水による災害発生に備え、釜石市は1日、遠野市と「災害時における施設等の利用に関する協定」を結んだ。甲子川や鵜住居川、小川川で大雨洪水による災害が発生した場合、遠野市青笹町の遠野運動公園を釜石市民の避難場所として利用できるもので、駐車場350台とトイレを確保。市域を超えた広域避難に関する初の試みで、市民の安心安全の向上を図りながら防災対策を推進する。

 

遠野運動公園の案内図。災害時には赤線で囲んだ350台収容の駐車場、7番と12番のトイレが開放される

遠野運動公園の案内図。災害時には赤線で囲んだ350台収容の駐車場、7番と12番のトイレが開放される

 

 協定の内容は、釜石市内に高齢者等避難、避難指示を発令した場合、釜石市が同公園駐車場の利用を依頼し、遠野市が開放。現地には釜石市職員を配置し、避難者への対応や施設の保安、関係機関との連絡調整を行う。避難対象者と想定されるのは自家用車で移動できる人で、食料や飲料などを持参し状況に応じて車中泊をする。現地は東北横断道釜石秋田線の釜石道を使うと、市中心部から約40分で来ることができる距離にある。

 

災害時の避難場所として釜石市民に開放される遠野運動公園内の駐車場。奥に見える建物は消防署が入る総合防災センター

災害時の避難場所として釜石市民に開放される遠野運動公園内の駐車場。奥に見える建物は消防署が入る総合防災センター

 

 釜石市は2019~20年に、市内を流れる3河川についてハザードマップを更新。大雨で洪水が発生した場合、流域に暮らす計約1万3300世帯(約2万5800人)が浸水想定区域に含まれると予想している。

 

 一方、市指定の洪水・土砂災害緊急避難場所は36カ所で定員は約8000人。コロナ下では感染症対策として避難者間の距離を十分に取る必要があり、2000人程度しか収容できず、避難先の確保が課題となっていた。

 

 市では安全な場所にある親族や知人宅、ホテルへの宿泊など「分散避難」を呼び掛けているが、広域避難の必要性も視野に入れ、遠野市に施設利用を働き掛けたという。今回の協定締結で自動車避難(車中泊)を選択肢の一つにしてもらう考えだ。

 

 協定締結式は同公園に隣接する遠野市総合防災センターであり、釜石市の野田武則市長と遠野市の本田敏秋市長がそれぞれ協定書に署名し取り交わした。野田市長は「津波も洪水も新しい想定が出ていて、避難場所や経路の見直しが必要になった。道路網の整備で広域避難が視野に入り、研究・調査をしてきた」と経緯を説明。式の前に現地を視察しており、「素晴らしい場所を提供いただいた。避難者自身が安全な場所を考え、選択し、行動するきっかけになれば」と期待した。

 

現場を視察する両市の関係者ら。背後に建つ陸上競技場管理棟内のトイレも開放される

現場を視察する両市の関係者ら。背後に建つ陸上競技場管理棟内のトイレも開放される

 

 同公園には東日本大震災直後から自衛隊や警察、消防の各部隊が全国から集結。甚大な被害を受けた沿岸部での救援活動の後方支援拠点となった。本田市長は「9月1日は防災の日であり、新たな絆を確認する日にもなった。互いの足りない部分を補い合い、地域の特性を生かし、命を守る連携を深めていきたい」と話した。

釜石市が重要案件として要望に盛り込んだ県立釜石病院

県立釜石病院建て替え・分娩確保など 釜石市 県に15項目要望

沿岸振興局の幹部職員にさらなる支援を訴える野田市長

沿岸振興局の幹部職員にさらなる支援を訴える野田市長

 

 釜石市は8月27日、県沿岸広域振興局に対し、▽県立釜石病院の感染症病棟を含めた建て替え整備▽釜石保健医療圏における普通分娩の確保▽土砂災害などの対策事業促進による安全・安心なまちづくりの推進▽釜石港の国際貿易拠点化に向けた着実な整備促進・機能強化▽市内高校ラグビー部強化に向けた取り組み―など15項目を要望した。

 

 県の来年度予算編成に向けた市町要望は新町の釜石地区合同庁舎で行われ、市側は野田武則市長、木村琳蔵市議会議長、担当部長らが出席。沿岸振興局側は森達也局長、葛尾淳哉副局長らが応じた。

 

釜石市が重要案件として要望に盛り込んだ県立釜石病院

釜石市が重要案件として要望に盛り込んだ県立釜石病院

 

 野田市長は「要望項目は重要な案件ばかり。特にも釜石病院の分娩休止は妊婦の思いに寄り添って対応していく必要があり、建て替えについては具体的なところに入っていきたい。必要な医療資源を取りまとめていくので、思いをくみ取ってほしい」などと支援を求めた。

 

 木村議長は「医療はまちづくりの核。大事な基幹病院である県立釜石病院の機能確保を」と重ねて要請。高橋勝市教育長は「新型コロナウイルス感染症がもたらす社会的影響により、子どもたちの不安感も多くなると予想される」とし、児童・生徒の心のケア対策としての臨床心理士、スクールソーシャルワーカーの継続的な派遣を求めた。

 

 市の要望に対し、森局長は「釜石地域の振興に不可欠、基礎的な項目で、実現に向け努めていきたい。本庁に投げかける時に具体的な内容を教えていただければ後押ししやすい。一日でも早く前に進めていけるようにしたい」と理解を示した。

 

 担当部長らが各項目に対する具体策を回答。県立釜石病院の整備計画について、「建て替えと既存施設を改修した場合の投資規模や効果、県立病院全体の経営に及ぼす影響などを考慮し、検討を進めていく」と述べるにとどめた。分娩の確保については「大船渡病院と役割分担しながら産前産後ケアの充実や相談体制を構築し、妊産婦検診や婦人科外来を行う。市町村と連携し周産期医療の充実に努め、釜石地域の妊産婦を支えていきたい」とした。