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日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

 

 サッカーの第70回県選手権兼第100回天皇杯全日本選手権県予選(県サッカー協会主催)決勝は2日、紫波町の県フットボールセンターで行われ、日本製鉄釜石は富士大に0―1(前半0―0)で惜しくも競り負け、20年ぶりの天皇杯出場はならなかった。あと一歩のところまで来て逸した“全国切符”。日鉄釜石の石黒忠利監督は「社会人サッカーを盛り上げるためにも勝ちたかった」としながらも、「選手はここまでよく頑張った。この勢いを今後のリーグ戦につなげたい」と前を向いた。

 

 日鉄釜石は風上に立った前半、サイドを有効に使って攻め込むプランで臨んだ。MF太田代飛鳥主将を中心に左サイドから攻撃を重ねたが、2本のシュートは実らず、無得点のまま折り返した。

 

 後半は富士大が豊富な運動量を発揮し、攻勢に出る。19分、左CKからのこぼれ球をFW阿部が決めて先制した。その後も粘り強くゴールを守り抜き、反撃の芽を摘んだ。

 

 日鉄釜石は前線でキープしきれず、攻めあぐねた。「あわてず、我慢して」というコーチ陣の指示も、球際で粘れず守勢に回り、ノーゴールに終わった。

 

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

 

 大会方式の変更に伴い、例年は決勝から登場するいわてグルージャ盛岡は「Jクラブは出場できない」という条件のため出場できなくなり、4月に行う予定だった準決勝を決勝として実施。しかし、8月30日に組まれた決勝も雷雨のため、この日に順延された。

 

 日鉄釜石は日程変更の影響で、攻撃の軸となっているFW本間達耶、泉沢秀の主力2人を仕事で欠いた。太田代主将は「それでも戦えるチームをつくってきたが、思ったより相手のプレッシャーがきつかった」と悔しさをにじませた。

 

 石黒監督は「残念な結果とはなったが、崩された形の失点ではなかった」と社会人チームとしての意地をのぞかせた。

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

コロナ下 友情温める交流試合、釜石シーウェイブス、ヤマハの胸借りる〜久しぶりの「ラグビー」満喫

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

 

 ラグビー・トップチャレンジリーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機による交流試合は5日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。新型コロナウイルスの影響で、今季の対外試合は両チームとも初めて。ヤマハが前半3トライ、後半にも6トライを重ね、61―5で圧勝した。小雨模様の中、マスク姿で駆け付けた900人余りの観客は、コロナ対策のため禁止されたコールや応援歌の代わりに拍手で選手にエール。久しぶりのゲームの雰囲気を満喫した。

 

 釜石SWはプロップ杣沢誠、束田涼太、フランカーのサム・ヘンウッド、WTB吹越大清の新加入4選手が先発した。しかし、1週間前からコンタクトプレーの練習を始めたばかりという調整不足もあり、前半から大差をつけられる。後半2分にCTBヘルダス・ファンデンボルトが1トライを返すのがやっとだった。

 

 2011年の東日本大震災以降、両チームは毎年のように練習試合を重ね、交流を深めている。

 

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

 

 昨年9月のラグビーW杯「フィジー対ウルグアイ」で約1万4千人が送った大歓声とは対照的に、この日のスタジアムには、選手の声と体がぶつかる音だけが響いた。スクラムの際には拍手が送られ、SWが後半2分にトライを返すと、大漁旗を振って喜ぶ観客の姿もあった。後半からは元日本代表の人気選手、ヤマハの五郎丸歩が登場し、スタンドのラグビーファンを沸かせた。

 

 ヤマハに圧勝を許した釜石SWの小野航大主将は「クオリティーの低いゲームにしてしまった」と反省しながらも、「コロナ禍の中にあって観客も入り、臨場感のある試合ができた。会場の雰囲気が後押ししてくれた」と感謝した。

 

 ヤマハの桑野詠真主将は「歓声はなかったが、拍手は大きく聞こえた。新鮮な感じだった」と喜ぶ。五郎丸選手は「トップリーグを含め、この試合が今季のキックオフになる」。堀川隆延監督は「震災後、前に進む釜石の姿に接することでわれわれも力をもらえる」と交流戦の持つ意味を強調した。

 

 ラグビーシーズンの日程はコロナの影響で例年より大幅に遅れ、トップリーグ、トップチャレンジリーグともに開幕が来年1月にずれ込む。釜石SWのスコット・ピアースヘッドコーチは「きょうはシンプルなミスも目立ったが、ここから少しずつレベルアップを」、桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「来年1月の開幕へ向け、いい準備をしていきたい」と気を引き締めた。

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実行委設立総会で抱負を述べる野田市長(右)

10月10日、釜石シーウェイブスとクボタ対戦〜ラグビーW杯1周年記念事業へ実行委設立

実行委設立総会で抱負を述べる野田市長(右)

実行委設立総会で抱負を述べる野田市長(右)

 

 昨年、釜石市で開催されたラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の1周年を記念したイベント開催へ向けて県と釜石市が7月27日に実行委員会(会長・野田武則市長)を設立した。W杯開催の経験を今後のまちづくりに生かすのが狙い。釜石シーウェイブスRFC(トップチャレンジリーグ)とクボタ(トップリーグ)による記念試合を柱にさまざまなイベントを繰り広げ、W杯のレガシー(遺産)継承につなげる。

 

 実行委は県、市、競技団体などの関係者18人で構成する。設立総会は鈴子町の市教育センターで開かれ、野田市長ら委員16人が出席。野田市長は「ラグビーの素晴らしさを全国に発信し、期待に応え喜んでもらえるよう取り組んでいく」と抱負を述べた。県文化スポーツ部の石川義晃部長は「W杯のレガシーを継承し、釜石をラグビーの聖地としたい」と期待を述べた。

 

 事業計画によると、釜石SWとクボタが対戦する記念試合は10月10日に組まれ、釜石鵜住居復興スタジアムで午後1時半キックオフを予定する。スタジアム常設スタンドは約6千人を収容できるが、新型コロナウイルス感染症の予防策として来場者は約3千人を想定。観戦は無料とするが、来場者を把握するため、9月上旬に予定する次回の実行委でチケットの発券方法などを示すことにしている。

 

 クボタはW杯日本代表のピーター・ラブスカフニ選手や外国の代表選手が所属。東日本大震災直後の2011年7月に復興支援で釜石を訪れ、釜石SWと試合を行っている。

 

 このほか1周年の関連事業では、W杯時にファンゾーンとなった大町の市民ホールTETTOで10月9、10日に、W杯に出場した選手によるトークイベントなどを予定。岩手、宮城、福島3県の子どもたちによるラグビー交流や県内各地で日本代表選手によるラグビークリニックなどを検討している。

 

 予算は活動費と事業費約2400万円で、県と市が2分の1ずつ負担する。

 

(復興釜石新聞 2020年8月1日発行 第897号より)

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W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

「釜石ラグビー応援団」結成、交流事業や情報発信へ〜W杯の遺産継承目指す

W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

W杯の遺産継承へ設立された「釜石ラグビー応援団」

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催のレガシー(遺産)を継承しようと、釜石市の官民ラグビー関係者が7月29日、「釜石ラグビー応援団」を結成した。W杯開催で培われた地域間の交流、全国のボランティア参加者との連携などを民間レベルで継続的に推進。10月に行われるW杯1周年記念事業のボランティ運営や「ラグビーのまち釜石」についての情報発信などに取り組む。

 

 大町の情報交流センター釜石PITで行われた結団式には関係者約40人が出席。18年8月に釜石鵜住居復興スタジアムのオープン行事でキックオフ宣言をした洞口留伊さん(18)=慶応大1年=も駆け付け、進行役を務めた。

 

 設立趣旨や活動方針などを確認。団長にW杯2019釜石開催支援連絡会の副会長を務めた中田義仁さん(51)、副団長には釜石シーウェイブスRFC理事の浜登寿雄さん(51)を選出した。

 

 ラグビーW杯開催の実現に向けて誘致活動を進めてきた中田団長は「W杯では世界から釜石が評価され、市民が自信と誇りを持つことができた。W杯は終わりではなく、これからが重要。市民みんなで作り上げてきた釜石のラグビーの盛り上がりを生かし、これからの釜石のまちづくりを未来につなげていきたい」とあいさつした。

 

 結団式には市内の男子高校生らが参加。「今後イベントなどで釜石を訪れる外国人に英語で地元の魅力を伝えるボランティアをしたい」などと思いを膨らませた。

 

 同応援団はW杯釜石開催支援連絡会のプロモーション部会メンバーを中心に、W杯に携わった県内外のボランティアら有志約300人で構成する。W杯釜石開催の機運醸成を担った同連絡会の後継組織として活動。ラグビーを活用したまちづくり交流事業、W杯日本大会で培われた各開催都市や友好都市との交流事業、ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)での情報発信、W杯の公式・独自ボランティア参加者への各種サポートなどを展開する。

 

釜石ラグビー応援団

 【団員】中田義仁(中田薬局)、浜登寿雄(浜登医院)、松田宇善(グループホームやかた)、上田康広(釜石青年会議所)、下村達志(釜石まちづくり会社)、市川香織(同)、川崎杏樹(釜石DMC)、久保知久(釜石地方森林組合)、篠原洋介(釜石市ラグビーフットボール協会)、梅澤義明(釜石シーウェイブスRFC)
 【アドバイザー】エミリー・ハラムズ(オーストラリア・ニュージーランド商工会議所事務局長)アシュリン・バリー(釜石市文化スポーツ部国際交流課国際交流員)

 

(復興釜石新聞 2020年8月1日発行 第897号より)

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いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント開催について

いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント開催について

いわて・かまいしラグビーメモリアルイベントの概要

(1)目的

ラグビーワールドカップ2019日本大会岩手・釜石開催のレガシーを継承し、「ラグビーのまち釜石」、「ラグビー県いわて」の定着及び情報発信を行うと共にラグビーワールドカップの熱気や感動を振り返り、ラグビーの人気や魅力、価値を再認識しながら、県民・市民が”ワンチーム”となって未来への希望を紡ぐ機会とするため、いわて・かまいしラグビーメモリアルイベントを開催致します。

(2)概要

・名 称:いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント
・期 日:令和2年10月9日(金)~10月10日(土)
・会 場:釜石鵜住居復興スタジアム(メモリアルマッチ)、釜石市民ホールTETTO(いわて・かまいしファンゾーン)

(3) 内容

■メモリアルマッチ
・日 時:令和2年10月10日(土)13時30分キックオフ(予定)
・会 場:釜石鵜住居復興スタジアム
・対戦カード 釜石シーウェイブス 対 クボタスピアーズ(トップリーグ所属チーム)
・試合の観戦方法については、後ほど発表をさせて頂きます。
■いわて・かまいしファンゾーン
・日 時:令和2年10月9日(金)~10日(土)
・会 場:釜石市民ホール「TETTO」
・主な内容
RWC2019年岩手・釜石開催の振り返り(開催までの歩みの紹介・展示、フィジー対ウルグアイ戦の試合上映等)
RWC2019日本大会出場選手等によるトークイベント
RWC2019岩手・釜石開催国出場国等との交流イベント ほか
ファンゾーンの詳しい内容については、 岩手県のホームページ もご確認ください

※なお、新型コロナウイルス感染症の拡大の状況によって入場者の制限や中止となる場合もございます。ご了承下さい。
 

メモリアルマッチの試合観戦について

 
・常設6,000席のうち、上限を3,000席に制限してご案内します
・試合観戦は無料ですが、観戦には事前申し込み・抽選による観戦チケットが必要です
・申し込み方法は、釜石鵜住居復興スタジアム公式ホームページからインターネットでの申し込み、また、市内施設での申し込み窓口開設を行います。

インターネットからの申し込み

次の申し込みフォーム https://www12.webcas.net/form/pub/kamaishi/kamaishi により、9月22日(火)の23時までにお申し込みください。

窓口からの申し込み

インターネットの環境が身近に無い人は、下記の窓口での申し込みをお願いします。
申し込み窓口に備え付ける申込書へ必要事項を記入の上、お申し込みください。
先着ではありませんので、落ち着いてお申し込み願います。
 
・窓口開設日時:9月19日(土)・20日(日)、10時〜16時
・窓口開設場所:釜石情報交流センター(釜石市大町1丁目1-10)

申し込みに関する諸注意

・観戦チケットは一人4枚まで申し込み可能です
・観戦チケットは事務局の抽選により9月25日(金)以降、順次、当選者へ郵送します
・当選者はチケットの発送をもって当選結果をお伝えします。落選者の皆さんには個別に連絡できませんので、9月30日(水)までにお手元にチケットが郵送されない場合は、落選されたものとしてご了承いただきますようお願いいたします

来場に関する諸注意

・入場時、非接触体温計での検温、手指消毒を行います
・当日、体温が37.5度以上ある人は入場できません。また、発熱等で体調がすぐれない場合は、来場を見合わせてください
・観戦の際はマスク着用の上、声を出しての応援や握手・ハイタッチはご遠慮ください

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 文化スポーツ部 スポーツ推進課 ラグビーのまち推進係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22番1号 シープラザ釜石2F
電話 0193-27-5712 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020072800078/
釜石市

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釜石野球団 三陸沿岸野球大会初代王者に、都市対抗野球出場目指す〜最高殊勲選手に菊池健太郎主将

釜石野球団 三陸沿岸野球大会初代王者に、都市対抗野球出場目指す〜最高殊勲選手に菊池健太郎主将

硬式野球の新規大会で初代チャンピオンとなった釜石野球団

硬式野球の新規大会で初代チャンピオンとなった釜石野球団

 

 硬式の一般野球、第1回JABA三陸沿岸野球大会(JABA県野球連盟、毎日新聞盛岡支局主催)は4、5の両日、宮古市で開かれ、釜石野球団(佐藤貴之監督)が初代優勝チームに輝いた。最高殊勲選手には準決勝で捕手、決勝では投手で活躍した菊池健太郎主将(21)が選ばれた。釜石野球団は今月23日から一関市などで開かれる第91回都市対抗野球県大会(1次予選)で、東北予選に進む3枠入りを目指す。

 

▽決勝
釜石野球団
110011003 7
000000200 2
住田硬式野球クラブ
 
(釜)菊池健―菅原昌 (住)黄川田―大谷 ▽二塁打=菅原昌也、田中和矢、菊池昭博(釜)、鈴木、吉田康(住)

 

 同大会は旧大会を衣替えした新規の公式大会。釜石のほか久慈クラブ、宮古倶楽部、赤崎野球クラブ、住田硬式野球クラブの5チームがトーナメント戦を展開した。釜石は1回戦で久慈に16―13と乱打戦を制し、準決勝は宮古に3―1で勝った。

 

 決勝の相手は、赤崎を10―8で下した住田。先攻の釜石は捕手菅原昌也の二塁打で先制、二回も1点を加えた。五、六回と1点ずつを挙げて押し気味の展開。七回、住田に2点を許し2点差に迫られたが、最終九回は打線がつながり、一挙3点を入れて大勢を決めた。菊池主将は「自分はムードメーカー。野球が好きで、明るいメンバーは勢いに乗っていいプレーを続けた」と評価する。

 

 今大会が初披露となる真紅の新しいユニホームでの栄冠だった。「米大リーグ・エンジェルスの大谷翔平選手を意識した。背ネームも、みんな気に入った」と菊池主将。

 

 釜石市の一般硬式野球は1970年代半ばまで釜石信金クラブ、新日鉄釜石、オール釜石、釜石エーワンなどが活躍したが、解散、休止が続いた。クラブ野球の釜石野球団が硬式野球の継続を熱望する若手の受け皿となった。

 

 チームは釜石市体育協会の小泉嘉明会長を部長に、コーチ、マネジャー兼任など24人。選手の年齢は19~50代で、大半は市内の中学校出身だが、大槌町、山田町や県外出身者もおり、チームに新風を注入する。

 

 運営はメンバーの会費に頼り、苦労は絶えない。監督の佐藤貴之さん(51)=釜石市役所=は「昨年秋の台風19号豪雨で平田公園野球場が使えなくなったが、遠野市の遠野クラブと練習させてもらい、ありがたかった。チームの存続、活躍は選手の熱意による。少年の育成にも強い意欲を持っている」と語る。

 

(復興釜石新聞 2020年7月18日発行 第895号より)

 

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県高校野球沿岸南予選、釜石勢対決 商工に軍配〜釜石商工 打線つながり着々加点、釜石高 最後の夏 追撃及ばず

県高校野球沿岸南予選、釜石勢対決 商工に軍配〜釜石商工 打線つながり着々加点、釜石高 最後の夏 追撃及ばず

県大会出場を決めた釜石商工

県大会出場を決めた釜石商工

 

 新型コロナウイルス感染症の影響で中止となった夏の全国高校野球選手権岩手大会の代替大会として県高野連が独自に開催する夏季県高校野球大会の沿岸南地区予選(代表3校)は3日から釜石市の平田公園野球場で行われた。同地区予選には7チームが出場。釜石勢の釜石と釜石商工は5日に直接対決し、釜石商工が7―4で釜石を下して県大会出場を決めた。地区予選を勝ち抜いた31チームによる県大会は11日から盛岡市の県営球場などで開かれる。優勝校は東北大会に出場する。

 

 釜石商工は初回に主将の3番堀内海希、4番小笠原瑠大の連続適時打で2点を先制。二回2点、五、七、八回にもそれぞれ1点を加えて逃げ切った。

 

 釜石は二回に5番中館大気が左翼に本塁打を放ち、反撃開始。五回には9番菊池広海の二塁打などで2点を加え、1点差と食い下がった。その後もチャンスをつくったが、九回は1点にとどまり、及ばなかった。

 

目を潤ませて保護者に感謝する釜石

目を潤ませて保護者に感謝する釜石

 

 安打数は釜石12、釜石商工14と、拮抗(きっこう)した好試合。両チームの選手の思いを凝縮した2時間半の熱戦だった。スタンドの保護者席は、熱闘が進むにつれ掛け声が大きくなり、グラウンドとの一体感を盛り上げた。釜石の保護者は「最後になったけど、試合ができてよかった」と選手の気持ちに寄り添った。

 

 釜石商工の堀内主将(3年)は大黒柱としてチームを引っ張った。「釜石にも中学校のチームメートが多く、複雑な気持ちだったが、負けたくなかった。甲子園(夏の全国高校野球選手権)がなくなり、チームは一時やる気をなくしたが、気持ちを入れ直した。投手中心のチーム。バッティングで岩手県一を目指す」と決意を示した。

 

応援席は家族のみ

応援席は家族のみ

 

 完投した山崎蓮(3年)は五回、足がつるアクシデントにも、仲間がもり立てて続投した。「最初はコントロールがばらばらだったが、みんなが守ってくれた」と感謝しつつ、「県大会では釜石の分もがんばって勝ち進んでいきたい」と前を向いた。

 

 釜石の菊池広海(3年)は2安打、1打点と貢献した。野球は小学3年生から始め、小佐野クラウンに所属、釜石中と続けた。「自主練、チーム(練習)の再開と、野球から離れることはなかった。自分の課題は打撃だった。2本のヒットを打てたことは練習の成果。チームは負けたが、自分のプレーには満足している」と、潤んだ目で話した。

 

(復興釜石新聞 2020年7月11日発行 第894号より)

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内野の土、外野の芝に電光スコアボードも一新

平田公園野球場リニューアル記念、一般野球 待望の開幕〜スコアボード 輝く電光式に

内野の土、外野の芝に電光スコアボードも一新

内野の土、外野の芝に電光スコアボードも一新

 

 新型コロナウイルス感染対策の影響で延び延びになっていた釜石市の一般野球は6月28日、第70回市長旗争奪軟式野球大会でスタートした。会場の平田公園野球場は昨年10月の台風19号豪雨被害で閉鎖されていたが、並行して進められた復旧工事と改修事業が完了し、大会はリニューアルを記念する公式戦となった。

 

 平田公園野球場は1993年にオープン。その後、夜間照明が設置され、グラウンドの部分改修やフェンスとダッグアウトの塗装などを施したが、基幹部分は手つかずのままだった。

 

 昨年の台風では、右翼の国道45号側から流入した土砂、大水で外野の芝、フェンスで区切られた客席ののり面が損傷。芝の張り替えは今年から本格化した。大会2日前に初めての芝刈りを施し、再開に間に合わせた。

 

 改修工事は、内野グラウンドの土を入れ替え、排水性と適度の弾力を取り戻した。老朽化が目立ったスコアボードは、手差し式から電光式に一新した。両翼の外野に選手入場口を新設。公式大会の選手入場シーンを演出する。

 

 スコアボードは遠隔操作でチーム名、点数、打者名など試合の経過を知らせる。試合前には選手名の一覧も掲示する。LEDライトで白、赤、緑、黄の色彩が黒地を背景に輝く。

 

 改修事業は1億374万円、災害復旧工事は8406万円が充てられた。

 

 開会式には1回戦第1試合の日本製鉄釜石とB・キングダムの選手、審判団が立ち会った。野田武則市長は「コロナウイルス問題の中で大会開催にこぎ着けた野球協会、選手のみなさんに感謝する。球場改修は、SMC、日本スポーツ振興センターの寄付をいただき実現できた。健闘を期待する」とあいさつした。市野球協会の福成和幸会長がプレーボールを宣言した。

 

日本製鉄釜石

日本製鉄釜石

 

 試合は日本製鉄釜石が一回裏に2点を挙げ、キングダムの反撃を六回の1点に抑えて勝利。昨シーズンの市内公式大会4冠のうち、2冠ずつを分け合った両雄の〝第1ラウンド〟は、日本製鉄釜石に軍配が上がった。2回戦で日本製鉄釜石はエンペラーを1―0、唐丹アカシヤが釜石消防署を1―0で下し、共に準決勝に進出した。

 

B・キングダム

B・キングダム

 

 B・キングダムの松下裕也主将(32)は「電光掲示のスコアボード、ボコボコだった芝も見違えるよう。コロナの関係で練習不足はあるが、本番の試合は気分も違う。伸び伸びやってくれれば」と期待。日本製鉄釜石の藤岡諭主将(27)は「球場は使いやすくなり、新しい芝にも慣れるだろう。若いチーム。市内の大会をすべてとりたい。県大会の優勝を目指す」と意気込んだ。

 

 大会には11チームがエントリー。全試合を平田公園野球場で行い、決勝は26日。

 

(復興釜石新聞 2020年7月4日発行 第893号より)

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ラグビー動画に乗せ、復興精神 広く発信〜釜石市 YouTubeチャンネル開設

ラグビー動画に乗せ、復興精神 広く発信〜釜石市 YouTubeチャンネル開設

 「ラグビーのまち釜石」を発信するユーチューブ公式チャンネルの動画

「ラグビーのまち釜石」を発信するユーチューブ公式チャンネルの動画

 

 釜石市は4月28日、動画投稿サイトのユーチューブ公式チャンネル「ラグビーのまち釜石」を開設した。新型コロナウイルス感染症との闘いが続く厳しい状況の中、東日本大震災から立ち上がりラグビーワールドカップ(W杯)開催を実現させた釜石の姿を発信し、広く元気と勇気を届ける。

 

 皮切りに配信したのは、昨年のラグビーW杯釜石開催を記録した10分ほどの動画。震災直後のがれきだらけの状況からW杯誘致に向けて市民が一丸で取り組む姿を紹介。大会期間中の釜石鵜住居復興スタジアムや、大町に開設されたファンゾーンの盛り上がりも伝える。小中学生が歌う復興支援への感謝の歌も流れる。

 

 動画には「度重なる震災や苦難にも負けず、何度も立ち上がり、共にパスをつなぎながら走り続ける『釜石ラグビー』の復興の精神を感じていただき、苦しい時も諦めず、明るい未来に向かって歩みを進めていきたい」との思いを込める。

 

 今後は釜石シーウェイブス(SW)RFCの選手がトレーニングに取り組む姿、子どもたちのラグビー体験教室の模様、釜石鵜住居復興スタジアムの近況などを配信する予定。

 

 

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ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止について

ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止について

本日、日本ラグビーフットボール協会より、新型コロナウイルス感染拡大防止に鑑み、ジャパンラグビー トップリーグ2020 第11節以降の全ての試合を中止とし、2020大会の中止を決定するお知らせが発表されました。

ジャパンラグビー トップリーグ2020 大会中止のお知らせ

 

これにより、4/4に釜石鵜住居復興スタジアムで開催予定だったジャパンラグビー トップリーグ2020 第11節「NTTコミュニケーションズシャイニングアークス vs トヨタ自動車ヴェルブリッツ」は中止となりました。

 

なお、チケットの払い戻しなどの詳しい情報については、ジャパンラグビー トップリーグ公式サイトをご確認ください。

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内