タグ別アーカイブ: スポーツ

rugby1

ラグビーのまち交流促進へ、釜石市と東大阪市スクラム 「W杯の熱気を再び」再誘致へ意欲共有

協定を結んだ釜石市の野田武則市長(左)と東大阪市の野田義和市長 

協定を結んだ釜石市の野田武則市長(左)と東大阪市の野田義和市長

 
 釜石市は5日、高校ラグビーの聖地「花園ラグビー場」がある大阪府東大阪市とラグビーを通じた交流に関する連携協定を結んだ。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場となった両市は、全国大会の優勝経験を持つ社会人チームが活動するなど共通点があることから、ともに「ラグビーのまち」として地域活性化を推進。スクラムを組んでノウハウを共有しながら、子どもからラグビー経験のある大人までの相互交流やW杯再誘致に向けた機運醸成などに力を入れる。
 
 釜石には日本選手権で7連覇を刻んだ新日鉄釜石があり、現在は釜石シーウェイブスRFCがその偉業を受け継ごうと奮闘。「鉄と魚とラグビーのまち」を掲げ、内外に発信する。「ラグビーの聖地」東大阪は花園近鉄ライナーズの本拠地でもあり、両市はいずれもラグビーにゆかりが深い。こうした共通点から、東大阪が協定締結を持ちかけた。
 
 協定締結は、両市の施策交流の土台構築が狙い。▽タックルなど身体接触のない「タグラグビー」の関連施策▽ラグビー部OBら40歳以上を対象とした「マスターズラグビー」の推進▽スタジアムを活用したにぎわい創出▽ラグビーを生かした地域活性化―で協力する。具体的な交流、協働事業は今後協議する。
 
オンラインで行われた締結式には両市のマスコットキャラクターも参加した

オンラインで行われた締結式には両市のマスコットキャラクターも参加した

 
 締結式は釜石市鈴子町のシープラザ釜石と東大阪市の市役所本庁舎をオンラインでつないで、モニター越しで行われた。釜石の野田武則市長と東大阪の野田義和市長が協定書に署名。釜石会場ではマスコットキャラクター「ラガーかまリン」、東大阪では「トライくん」が見守った。
 
 釜石の野田市長は「聖地・花園で釜石の子どもたちが活躍できる日を夢見ている。連携を深めることで素晴らしいことが起こると確信。ともにラグビーのまちとして歩んでいければ」と期待。東大阪の野田市長は「ラグビーといえば釜石と東大阪。スクラムを組みスポーツの素晴らしさを広げていきたい」と意欲を見せた。
 
締結後の意見交換で、交流促進やW杯再誘致への思いを共有した

締結後の意見交換で、交流促進やW杯再誘致への思いを共有した

 
 さらに、東大阪の野田市長は「W杯をまたやりたい。あの熱気を呼び起こすための動きを、釜石と一緒にできれば」と提案。釜石の野田市長は「一生に二度あると信じて、東大阪をリーダーに全力を尽くしたい」と応じた。
 

tyusotai4257

コロナ禍3年目 感染防止対策継続し8競技で熱戦~釜石大槌地区中総体~

釜石大槌地区中学校総合体育大会=18日

釜石大槌地区中学校総合体育大会=18日

 
 2022年度釜石大槌地区中学校総合体育大会(中総体)は18日、地区内の公共体育施設や学校施設で行われた。新型コロナウイルス禍での大会開催は今年で3年目。会場形態により一部競技は保護者の観戦制限が緩和されたが、各種対策の徹底は今も続く。入学時からコロナ対策をしながら部活動を続けてきた3年生。さまざまな苦労を乗り越えながら迎えた集大成の大会で、これまで培った技と力を存分に発揮した。
 
 少子化による生徒数の減少などで、団体競技は他校との合同チームでの出場が目立つ同大会。本大会は、サッカーで対戦のための人数がそろわず地区予選を断念。8競技での大会開催となった。
 
ソフトテニス男子は釜石、大槌の2校が県大会出場権をかけ対戦=大槌高

ソフトテニス男子は釜石、大槌の2校が県大会出場権をかけ対戦=大槌高

 
昨年の新人戦に続く優勝を目指す甲子女子ソフトテニス

昨年の新人戦に続く優勝を目指す甲子女子ソフトテニス

 
 釜石市の平田公園野球場で行われた軟式野球は出場4チーム中、2チームが合同チーム。1回戦の「大平・唐丹」対「釜石」の試合は規定の7回を終えた時点で1-1の同点。延長戦は無死1、2塁の状態から1イニングを行い、得点の多いチームを勝ちとする特別ルール(タイブレーク方式)で行われ、2点を追加した大平・唐丹が延長8回3-1で勝利した。
 
延長戦で追加点を上げる大平・唐丹合同チーム=平田公園野球場

延長戦で追加点を上げる大平・唐丹合同チーム=平田公園野球場

 
 スタンドでの保護者観戦が可能となり、初めて間近で次男快君(大平中3年)の雄姿を目にした金野悟さん(52)は喜びを口にし、「スポ少から一緒に頑張ってきたメンバーなので、最後に優勝できれば。今までの練習の成果を存分に発揮してほしい」と選手たちにエール。
 
 決勝は「大平・唐丹」と「大槌・吉里吉里・釜石東」の合同チーム対戦となり、10-0(5回コールド)で大平・唐丹が勝利。県大会出場を決めた。唐丹の野球部員4人は授業後、大平中に通い練習を重ねてきた。唯一の3年生岩澤優真君は「最後の中総体で県大会出場を決められてうれしい」と笑顔。スポ少時は捕手だったが、中学から投手に転向。「コントロールに苦戦したが、昨年の新人戦から改善して今回はいい形で終わることができた。県大会も優勝目指して頑張る」と意気込んだ。
 
昨年の新人戦に次ぐ優勝を収めた大平・唐丹合同チーム

昨年の新人戦に次ぐ優勝を収めた大平・唐丹合同チーム

 
選手の頑張りを拍手でたたえる保護者

選手の頑張りを拍手でたたえる保護者

 
 市民体育館を会場としていたバドミントンは、地震の影響で同館が使用できないため、本大会は男子が唐丹中、女子は大平中の体育館で試合が行われた。男子は3校、女子は5校が出場。団体戦(2複1単)は総当たりのリーグ戦、個人戦は単複ともトーナメント戦で優勝を競った。
 
 昨年の新人戦に続く優勝を狙う大平女子は団体の初戦で、緊張から動きに少し硬さが見られたものの、徐々に本領を発揮。堀内唯花キャプテン(3年)は「新人戦以降、個々の実力を上げられるよう基礎メニューを頑張った。もっと力を出せる」。松下怜桜愛(れおら)部長(同)は「一心不乱、ネバーギブアップをスローガンにやってきた。最後まであきらめない」と勝利への執念を見せた。結果は、大平が団体、個人(単・複)ともに優勝。県大会初戦突破を目標に掲げ、さらなる精進を誓った。
 
バドミントン女子は大平中体育館で熱戦を繰り広げた

バドミントン女子は大平中体育館で熱戦を繰り広げた

 
団体初戦のダブルスに挑む大平女子のペア

団体初戦のダブルスに挑む大平女子のペア

 
 バスケットボールは大槌学園体育館が会場。男子4校、女子3校が出場した。男子の注目は、昨年の新人戦で地区代表として県大会に進み、初優勝を成し遂げた釜石。本大会決勝は152-21の大差で大平を制し、安定の実力で県大会出場権を手にした。
 
 鈴木琥太郎キャプテン(3年)は「冬場はみんなで走り体力をつけた。持ち味のディフェンスの強度をさらに上げ、全員の攻撃力アップにも力を入れてきた」と昨秋からの成長ぶりを強調。小澤歩武主将(同)も「キャプテンを中心にまとまり、声を掛け合ってチームプレーができている」と仕上がりに自信をのぞかせる。次に狙うは2回目の県制覇。「県大会優勝。東北ベスト4」という目標達成に向け、「簡単ではないが、しっかり足元を固めて一戦一戦集中して戦っていきたい」と小澤主将。
 
バスケットボール男子決勝「釜石(白)―大平」=大槌学園

バスケットボール男子決勝「釜石(白)―大平」=大槌学園

 
次の目標「県大会優勝」へ士気を高める釜石中男子バスケットボール部

次の目標「県大会優勝」へ士気を高める釜石中男子バスケットボール部

 
 各競技の地区代表が出場する県中総体は7月16~18日に県内各会場で開催される。

power3643_

パワーリフティング・関村駿央さん(釜石) 北日本の大会 初出場で準優勝

北海道・東北ブロック選抜パワーリフティング選手権で初めて準優勝した関村駿央さん

北海道・東北ブロック選抜パワーリフティング選手権で初めて準優勝した関村駿央さん

 
 釜石市の関村駿央(としひろ)さん(31)=釜石警察署勤務=は、5月29日に青森県藤崎町で開かれた第7回北海道・東北ブロック選抜パワーリフティング選手権大会(2022とちぎ国体最終予選会)105キロ級で準優勝に輝いた。全国トップレベルの選手がそろう大会に初めて出場し、上位に食い込む実力を見せた関村さん。目標とする国体出場は逃したが、今後につながる大きな手応えを感じ、さらなる高みを目指す。
 
 パワーリフティングはウエイトトレーニングの集大成とされる競技で、スクワット(脚力)、ベンチプレス(腕力)、デッドリフト(背筋力)の3種目を行い、持ち上げたバーベルの総重量を競う。
 
バーベルを肩に担ぎ、規定の深さまでしゃがんだ後、立ち上がる「スクワット」

バーベルを肩に担ぎ、規定の深さまでしゃがんだ後、立ち上がる「スクワット」

 
ベンチ台に寝てバーベルを胸まで下ろした後、押し上げる「ベンチプレス」

ベンチ台に寝てバーベルを胸まで下ろした後、押し上げる「ベンチプレス」

 
床に置いてあるバーベルを直立姿勢まで引き上げる「デッドリフト」

床に置いてあるバーベルを直立姿勢まで引き上げる「デッドリフト」

 
 関村さんは、本格的な大会出場となった昨年11月の県予選(北上市)で優勝。7道県の代表が集まる同大会では、スクワット250キロ、ベンチプレス170キロ、デッドリフト260キロの計680キロを挙げ、準優勝した。優勝者との差は90キロ。「最初の大きな大会にしては目標とした記録は出せたのではないか」。他の出場者は「この世界では有名な人たちばかり」という、強豪ひしめく中での競技経験を大きなステップと捉える。
 
市営プール内のトレーニングルームで練習に励む関村駿央さん

市営プール内のトレーニングルームで練習に励む関村駿央さん

 
 幼稚園から高校まで水泳に励んだ関村さんは、大学入学と同時に陸上のハンマー投げに転向。体づくりのため、本格的に筋力トレーニングを始めた。やるほどに力がついていくことが楽しくなり、卒業後も警察官として働く傍らトレーニングを継続。自宅に機器をそろえるほか、釜石赴任後は市営プールのトレーニングルームや大船渡市の24時間営業の施設などに出向き鍛錬を続ける。
 
 身長175センチ、体重98キロ。トレーニングの成果は体格にも如実に表れ、高校卒業時の65キロから大幅に増量。3年ほど前から大会出場を目指すようになり、競技を意識した練習に励む。現在の自己ベストはスクワット270キロ、ベンチプレス180キロ、デッドリフト275キロ。
 
体幹、腕、脚の筋肉が日ごろのトレーニングの成果を物語る

体幹、腕、脚の筋肉が日ごろのトレーニングの成果を物語る

 
 今後の目標に掲げるのは、大会で総重量700キロ以上を出すこと。自身の体重は現階級では軽いほうで、「少し減量して1つ下の階級でトップを狙ったほうが、本来の力を出せるのかも」と戦い方を探る。国体選手になることも大きな目標の一つ。関村さんは全日本大会出場のための標準記録(105キロ級では650キロ)をクリアしており、今後、国体を含む全国大会出場がかなえば、上位入賞も期待される。
 
関村さんの今後の活躍に地元関係者も注目する

関村さんの今後の活躍に地元関係者も注目する

 
 地元競技関係者によると、本県からは過去にベンチプレスの世界大会やアジア大会、国体パワーリフティングの優勝者も出ており、全国的に見てもレベルの高さが際立つ。「身近に先駆者がいることで上を目指して頑張る人たちが増え、県全体の底上げが図られているのでは」。
 
 釜石市内から大会に出ている人はまだ少ないが、“予備軍”は10人以上。関係者が願うのは、誰でも気軽に利用可能なトレーニング施設の整備。筋力トレーニングはパワーリフティング競技を目指す人だけでなく、あらゆるスポーツに必要な体づくりの基本。「他市では公共の体育館にトレーニング施設が併設されるなど恵まれた環境がある。釜石から東北、全国の舞台で活躍する選手を輩出するためにも、地元に充実した施設が欲しい。全日本クラスの大会やスポーツ合宿誘致にもそうした施設は絶対必要」と話す。

mrugby1931

「ラグビーの聖地」釜石で“不惑”仲間が交流試合 3回目のマスターズ大会

晴天の下、行われたラグビーマスターズ交流会=11日、根浜シーサイド

晴天の下、行われたラグビーマスターズ交流会=11日、根浜シーサイド

 
 不惑ラグビーの仲間が2年ぶりに釜石集結―。第3回KAMAISHIマスターズ交流会(実行委主催)は11、12の両日、釜石市鵜住居町の根浜シーサイド多目的グラウンドと釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。関東、関西エリアと地元岩手から計8チーム、約110人が参加。新日鉄釜石・日本一7連覇、ラグビーワールドカップ(W杯)開催のレガシー(遺産)が残る“聖地”で試合を楽しみ、ラグビー人の絆を深めた。
 
 同交流会はラグビーW杯日本大会が行われた2019年に、東北唯一の試合会場となった同市を盛り上げようと企画され、同年3月に初開催。翌20年11月に2回目が行われたが、昨年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止されていた。
 
2年ぶりの交流会開催を喜ぶ参加チームの選手ら

2年ぶりの交流会開催を喜ぶ参加チームの選手ら

 
 本大会には、各地で活動するマスターズチームや名門高校のOBチームなど多彩な顔ぶれがそろった。初日の交流戦は根浜シーサイドが会場。20分ゲームを9試合行った。メンバーが足りないチームは他チームからの助っ人もOK。40~60代の選手が入り乱れ、試合を楽しんだ。マスターズ現役の選手、久しぶりにプレーする選手…。試合中は真剣勝負ながら和気あいあい。好プレー、珍プレーも飛び出した。
 
 本県から唯一参加の岩手チームは、新日鉄釜石OB3人、釜石シーウェイブス(SW)OB6人を筆頭に、各地で活動する不惑仲間で構成。見事な連携プレーでトライを奪うなど地元の意地を見せた。
 
新日鉄釜石V7戦士の泉秀仁さん(白ジャージー中央)、釜石SWの主将を務めた篠原洋介さん(同右)

新日鉄釜石V7戦士の泉秀仁さん(白ジャージー中央)、釜石SWの主将を務めた篠原洋介さん(同右)

 
釜石SW元選手で、現アンバサダーの向井陽さんも気迫のプレー(白ジャージー中央)

釜石SW元選手で、現アンバサダーの向井陽さんも気迫のプレー(白ジャージー中央)

 
 新日鉄釜石時代、フランカーとして活躍した氏家靖男さん(66)=釜石市甲子町=は、今も不惑ラグビーでプレー。同交流会は19年以来の参加で、「体がなかなかついていけないが、若い人に紛れて何とかごまかしました(笑)」。前人未到の7連覇から37年―。「当時のことを覚えていて『釜石に来たかった』と言ってくれる人もいる。ありがたい」と感謝。「早くコロナがおさまって多くのラグビー仲間が来られるようになるといい。地域経済活性化にも貢献してもらえれば」と願った。
 
新日鉄釜石V7当時の主軸選手の一人、氏家靖男さん(手前中央)

新日鉄釜石V7当時の主軸選手の一人、氏家靖男さん(手前中央)

 
試合後は対戦チームで記念撮影(岩手チーム&惑惑クラブ)

試合後は対戦チームで記念撮影(岩手チーム&惑惑クラブ)

 
 奈良県の天理高OBチームは全日制、定時制両ラグビー部の同窓生で結成。関西、名古屋、東京などに散らばる13人が駆け付けた。山本寛さん(55)は「今回は40代半ばのメンバーが増え、世代間交流も図られている。大会は天理同窓生が集まる機会にもなる」と歓迎。他チームから入ってもらった助っ人には「天理のジャージーを着られて感慨深い」との声ももらった。「天理のラグビーに興味を持ってくださる方がいること、この釜石で全国の仲間とプレーできることが何よりうれしい」と山本さん。
 
シンボルの白ジャージーで戦う天理高OBチーム

シンボルの白ジャージーで戦う天理高OBチーム

 
 2日目は復興スタジアムでトーナメント戦が行われ、茗溪学園OBチーム(茨城県)が優勝した。

リポビタンDチャレンジカップ2022が開催されます!!

リポビタンDチャレンジカップ2022が開催されます!!

リポビタンDチャレンジカップ2022が開催されます!!
 

ラグビー日本代表が世界の強豪国と戦う「リポビタンDチャレンジカップ2022」が開催されます!

ラグビーワールドカップ2023フランス大会を見据えて日本代表戦が開催されます。
ラグビー日本代表は2019年7月27日に、ウルグアイ代表は2019年9月25日に、共に釜石鵜住居復興スタジアムで熱戦を繰り広げ、多くの市民へ勇気と希望を与えていただいた大切なチームです。 両チームをみんなで応援しましょう。

日程

6月18日(土)日本代表 対 ウルグアイ代表 15:00キックオフ 秩父宮ラグビー場
6月25日(土)日本代表 対 ウルグアイ代表 15:00キックオフ ミクニワールドスタジアム北九州
7月2日(土)日本代表 対 フランス代表   15:00キックオフ 豊田スタジアム
7月9日(土)日本代表 対 フランス代表   14:50キックオフ 国立競技場
 
チケット購入はこちらから

パブリックビューイングの開催

日本代表 対 ウルグアイ代表の試合に合わせてパブリックビューイングを開催します。
 
6月18日(土)15:00 キックオフ(開場14:30)
シープラザ釜石2階ラグビーカフェ情報発信コーナー
 
6月25日(土)15:00 キックオフ(開場14:30)
釜石市民ホールTETTOホールB
 
 

※日本代表は2019年7月27日に釜石鵜住居復興スタジアムで開催されたリポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンドでフィジー代表と対戦し、34対21で勝利しました!
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020040900014/
 
※ウルグアイ代表は2019年9月25日に釜石鵜住居復興スタジアムで開催されたラグビーワールドカップ2019日本大会でフィジー代表と対戦し30対27で勝利しました!
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020041000034/

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 文化スポーツ部 スポーツ推進課 ラグビーのまち推進係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22番1号 シープラザ釜石2F
電話:0193-27-5712 / Fax 0193-31-1170 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022060700025/
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
sw1110

熱い応援ありがとう! 釜石SW 感謝イベントで選手がファンと交流

3年ぶりの開催!ファンクラブ会員を対象に開かれた感謝イベント

3年ぶりの開催!ファンクラブ会員を対象に開かれた感謝イベント

 
 釜石シーウェイブス(SW)RFCはリーグワン初年度のシーズンを終えるにあたり、3日夜、釜石PITでファン感謝イベントを開いた。ファンクラブ会員を対象とし、オンライン参加を含め約70人が参加。選手、スタッフとともに今季の試合を振り返り、来季の勝利へ思いを共有した。
 
 シーズンダイジェストムービーを上映後、首脳陣4人があいさつ。坂下功正総監督は「最後の日野戦で一丸となって勝てたのもファンの皆さんのおかげ。17人の退団選手は今日でSWの現役を終える。チームに残した功績を残るメンバーが引き継ぎ、力を蓄えて来季に向かいたい」と述べた。
 
 最も活躍した選手に贈られる年間MOT(マン・オブ・ザ・チーム)は、SH村上陽平選手が受賞。最終の日野戦で見せた華麗な2トライなど、絶妙なサポートが光った村上選手は「ファンの応援がなければここまで頑張ってこられなかった。最後の勝利で少しでも皆さんの応援に応えられたことをうれしく思う」と感謝。「来季はもっと勝利してSWとして強くなっていかなければ」と決意を示した。
 
チーム年間MOTを受賞したSH村上陽平選手

チーム年間MOTを受賞したSH村上陽平選手

 
 1月に海底火山噴火による津波被害を受けたトンガへの支援活動として、チャリティーTシャツの販売と募金を行ってきたSW。これまでの総額は213万円を超えた。6月に一般社団法人ジャパンラグビーリーグワンを通じて寄付する予定。トンガ出身のマヘ・トゥビ主務は「被害を受けた多くの皆さんに大きな力を与えてくれる。今後とも応援よろしくお願いします」と感謝の気持ちを表した。
 
 退団選手が一人一人あいさつ。出席できなかった選手はビデオメッセージなどを寄せた。釜石での思い出やチーム、ファンへの感謝を述べ、残るメンバーに思いを託す選手たち。現役引退、次のステージ進出と今後の道はさまざまだが、SWのさらなる成長と活躍を願いエールを送った。
 
 2015年から7年間在籍した宮古市出身のWTB関東申峻選手は「小さいころから憧れていたSWでプレーできたことは本当に幸せ。これからは自分を成長させてくれたラグビーに恩返しできるよう何かしら貢献していきたい」。17年から5年間プレーしたWTB氏家柊太選手(福島県いわき市出身)は「高1の時に震災を経験。たくさんの方に支えられ、ここまでラグビーを続けてこられた。競技に出会わせてくれた両親に感謝したい。SWは1部に上がれるチーム。これからも熱い応援を」と願った。
 
現役引退を表明したWTB氏家柊太選手。自身のラグビー人生を振り返り言葉を詰まらせる場面も

現役引退を表明したWTB氏家柊太選手。自身のラグビー人生を振り返り言葉を詰まらせる場面も

 
ビデオメッセージを寄せたSOブレット・キャメロン選手

ビデオメッセージを寄せたSOブレット・キャメロン選手

 
 ファンからの質問コーナーではプレーに関すること以外に、プライベートなどさまざまな質問が…。選手の人柄もにじみ出る答えに会場は笑いに包まれた。4月に入団したばかりの新規加入3選手も紹介された。
 
ファンからの質問コーナーは大盛り上がり。楽しい時間を共有した

ファンからの質問コーナーは大盛り上がり。楽しい時間を共有した

 
今年4月に入団した新加入3選手もあいさつした

今年4月に入団した新加入3選手もあいさつした

 
 最後は小野航大主将が決意表明。「来季はさらにレベルアップしたSWを見せたい。うのスタを満員にできるような、試合を見たいと思うような熱いゲームができるようチーム一丸となって頑張る」と力を込めた。
 
 小学2年からラグビーを始め、今はSWアカデミーでプレーする前川航紳君(釜石中2年)は「選手たちのプレーは参考になる。もっと地元で試合をやってほしい」と熱望。自身と同じポジション、SHの村上陽平選手の活躍に憧れを抱き、「来季は全試合勝てるように頑張ってほしい」とチームに期待した。母奈津江さん(50)は「地元に密着し、仕事をしながら頑張っている選手たち。市民にとっては励みになる存在。子どもたちに活躍する姿をもっともっと見せて、ラグビー人口が増えていけば」と願った。
 
イベント後、オンライン参加者も含め全員で記念撮影。チームとファンの一体感を高めた

イベント後、オンライン参加者も含め全員で記念撮影。チームとファンの一体感を高めた

sw1052

釜石SW リーグワン2部5位で今季終了 首脳陣らシーズン報告会見

桜庭吉彦GM(左)らによる釜石SWシーズン終了報告会見=3日

桜庭吉彦GM(左)らによる釜石SWシーズン終了報告会見=3日

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブス(SW)RFCは3日、釜石市大町の釜石PITで今季終了の報告会見を行った。新リーグ初年度を6チーム中5位という成績で終えたSW。首脳陣らは「目標としていた3位以上は達成できなかったが、強豪チームの中で戦い抜けたことは大きな成果。来季につながる」と話した。選手17人の退団も発表。来季に向けたチーム編成を進行中であることを明かした。
 
 釜石SWは今季、レギュラーシーズン1勝9敗(不戦敗1)、順位決定戦1勝1敗で、来季も2部で戦うことが決まった。坂下功正総監督は「2部に残れたことが一番の成果」、須田康夫ヘッドコーチ(HC)は「大敗が続き苦しかったが、2部残留を自らつかみとったことは来季へのプラス要素」と振り返った。
 
 新リーグのレベルの高さを実感したという小野航大主将は「特に接点の部分。体へのダメージがかなりあり、けが人も出てしまった。ぶつかり合いはラグビーの根本。そこで対等に戦うために体づくりはもちろん、そのレベルに慣れることが一番大事。スタンダードにしないといけない」と述べた。
 
新リーグで戦った所感を述べる小野航大主将

新リーグで戦った所感を述べる小野航大主将

 
 主力を担った外国人選手を含む17人の退団理由について坂下総監督は「けがが一番大きく、社業への専念など自らの進む道での判断もある」と説明。1部から1チーム、3部から2チームが参入し、大きく顔ぶれが変わる来季の2部は「チームレベルが相当高くなる」と予想し、今後の補強ポイントとして「FWはセットプレーをしっかりできる選手、バックスはフィニッシャーで得点を取れる選手」の獲得を挙げた。
 
来季に向けた選手の補強について語る坂下功正総監督

来季に向けた選手の補強について語る坂下功正総監督

 
 釜石鵜住居復興スタジアムを会場とした今季のホストゲームは5試合。1試合2千人の集客を目標としていたが、実績としては1千人弱にとどまった。SWは昨年10月から新たな会員制度として「ファンクラブ」をスタート。県外の加入者数は伸びているが、市内、県内は伸び悩んだ。桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「コロナ禍で市民との接点が持てなかったのも要因。感染状況次第だが、地域行事への参加などでチームを身近に感じてもらうことが加入者増、試合の集客にもつながっていく」と今後を見据えた。
 
 チームは夏以降にトレーニングを再開。プレシーズンマッチ(練習試合)や合宿などを計画し、来季のリーグ開幕に向けた準備を進める。桜庭GMは「さらにチームを強化し、皆さんと一緒に地域を盛り上げていく存在になりたい」と決意を示した。

リーグワン2部残留をかけ、日野と対戦する釜石SW(白ユニホーム)=8日

釜石SW 気迫の戦いで2部残留獲得 今季初のホーム戦勝利にファン歓喜

seawaves8161

リーグワン2部残留をかけ、日野と対戦する釜石SW(白ユニホーム)=8日

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブス(SW)RFCは8日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた4~6位の順位決定戦で、日野レッドドルフィンズと対戦。22-19(前半12-5)で日野を下し、5位(1勝1敗、勝ち点5)で2部残留を決めた。レギュラーシーズンの2試合で50点以上を取られて大敗した日野に“今季最高のゲーム”で競り勝ち、地元ファンに大きな感動と喜びを与えた。
 
 勝たなければ3部との入れ替え戦に回る釜石。この日は最初から互いを鼓舞する掛け声が飛び交い、勝利への闘志が随所で光った。流れを引き寄せたのは前半12分。日野の反則で敵陣ゴール前のスクラムを選択。アドバンテージからの攻防でWTB加賀亮太郎が左隅に飛び込んでトライ(ゴール失敗)。先制点を挙げ勢いに乗る。
 
seawaves7854

前半12分、先制のトライを決めるWTB加賀亮太郎(右)

 
 攻守で狙い通りの展開を見せる釜石は前半37分、自陣でのターンオーバーからナンバー8上田宥人が右サイドのFBキャメロン・ベイリーにノールックパス。2人引きつけたベイリーが左でサポートしていたSH村上陽平につなぎ、約40メートルを走り抜いた村上が右中間にトライ(ゴール成功)。前半終了間際の日野のトライで12-5、釜石7点リードで折り返した。
 
 後半も釜石のテンポのいい攻撃が続く。4分、敵陣10メートルライン付近でSOブレット・キャメロンのパスを受けたCTBヘルダス・ファンデルボルトが縦に切り込み、またもいい位置でサポートしていた村上にパス。相手を寄せ付けず中央に走り込んだ村上がこの日、自身2本目のトライ(ゴール成功)を挙げ、19-5とさらに引き離した。17分にはPGも決めた。20分までに日野に2トライ(ゴール成功)を許したが、3点リードを守り切り、22-19で競り勝った。
 
seawaves8092

後半4分、絶妙なサポートでゴール真下にトライを決めたSH村上陽平(中央)

 
seawaves8257

釜石SWの2部残留決定に沸くスタンド。チームメンバー、ファンらが大歓喜

 
 ノーサイドの瞬間、釜石フィフティーンは喜びを爆発させ、互いに肩を抱き合い貴重な勝利をかみしめた。スタンドではサポーターが大漁旗を振り、大きな拍手で2部残留を決めた選手らをたたえた。
 
 試合後、須田康夫ヘッドコーチ(HC)は「選手たちがフィジカルバトルで勝って、見事勝利を収めてくれた。今季ナンバーワンのゲーム」、CTB小野航大主将は「チーム全員で最高の準備ができた結果。試合中のコミュニケーションも良く、プレー選択もほぼ間違いなかった」と振り返った。レギュラーシーズンで大敗した日野に勝つため見直したのはプロセス(過程)。「一人一人が自分の役割をしっかり理解し、目の前のプレーにフォーカスして臨む」。チームとしての意思統一が劇的勝利を導いた。
 
seawaves8001

選手それぞれが役割を意識し挑んだ順位決定戦

 
seawaves8337

激闘の試合を勝利で飾り笑顔を輝かせるSW選手

 
 最も活躍した選手に贈られるプレーヤー・オブ・ザ・マッチを獲得したSH村上陽平選手は「先週負けてからきつかったと思うが、挽回してこんなにいいゲームができた。“釜石、やればできる”ということを証明できた」と自信をつけた様子。新加入で司令塔としてもチームに貢献した今季。「常にサポートプレーを意識し、トライにつながったのがうれしい。早い球さばきを心がけ試合ができたことは非常にいい経験。来季にもつながると思う」と実感を込めた。
 
seawaves8086

著しい成長を見せた新加入の村上選手(中央)

 
 リーグワン初年度を終え、須田HCは「フィジカルのベースラインを知り、チームに必要なことを学べた。来季、2部でしっかり戦って勝っていける体作りをやっていければ」、小野主将は「今季当初の目標“トップ3”を達成できるよう精進していく」と今後を見据えた。
 
seawaves8463

降りしきる雨の中、行われたリーグワン2部順位決定戦 釜石SW対広島=1日

釜石SW 2部残留へ要の一戦 広島に20-21で惜敗 8日の順位決定戦は日野と

降りしきる雨の中、行われたリーグワン2部順位決定戦 釜石SW対広島=1日

降りしきる雨の中、行われたリーグワン2部順位決定戦 釜石SW対広島=1日

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブス(SW)RFCは1日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで4~6位の順位決定戦に臨み、マツダスカイアクティブズ広島と対戦。勝てば2部残留が確定する試合を20-21(前半12-14)で惜しくも落とした。釜石は8日に対戦する日野レッドドルフィンズに勝てば残留が決まるが、引き分け以下の場合は3部の上位チームと入れ替え戦を戦うことになる。
 
 あいにくの雨の中で行われた釜石の順位決定戦初戦。レギュラーシーズンでは1勝1敗だった広島を初めてホームに迎えての試合となった。釜石は前半5分、ハーフウェイライン付近からSH村上陽平のうまい判断でCTBヘルダス・ファンデルボルトに短いパス。ファンデルボルトは相手を引きつけてからボールを離し、これを受けたWTB吹越大清がタッチライン際を独走しトライ(ゴール失敗)。5-0と先制した。
 
前半5分、ファンデルボルトからのパスを受け独走トライを決めたWTB吹越大清(左)

前半5分、ファンデルボルトからのパスを受け独走トライを決めたWTB吹越大清(左)

 
 その後、広島が強いアタック力を発揮し2トライ(ゴール成功)。5-14とリードを許した釜石は前半35分、得意のモール攻撃で本領を発揮。広島のオフサイドにより敵陣ゴール前5メートルのラインアウトを得ると、すかさずモールを形成し、じわじわと前進。そのままゴールポスト付近に押し込み、フッカー伊藤大輝のトライ(ゴール成功)で、前半を12-14で折り返した。
 
前半35分、ラインアウトからのモール攻撃で2本目のトライ。12-14と釜石が追い上げる

前半35分、ラインアウトからのモール攻撃で2本目のトライ。12-14と釜石が追い上げる

 
雨の中、ボールを得ようと奮闘する両チーム。後半の攻防

雨の中、ボールを得ようと奮闘する両チーム。後半の攻防

 
 後半も一進一退の攻防が続く。釜石は15分にSOブレット・キャメロンのPGで15-14と逆転。広島は9分にナンバー8がレッドカード(危険なタックル)の判定で退場処分。1人少ない状況ながら20分にトライ(ゴール成功)を決め、15-21と再び勝ち越した。追加点が欲しい釜石は28分、前半同様、ラインアウトからのモールに持ち込み素早く展開。フランカー河野良太のトライ(ゴール失敗)で1点差に詰め寄った。逆転勝利への最後のチャンスはロスタイムのキャメロンのPG。選手、観客が息をのんで見つめたボールはわずかに右にそれ、この日の残留決定はかなわなかった。
 
後半28分、敵陣ゴール前のモールを押し込み釜石3本目のトライ。釜石20-21広島

後半28分、敵陣ゴール前のモールを押し込み釜石3本目のトライ。釜石20-21広島

 
 釜石SW・須田康夫ヘッドコーチは「地力で負けた印象。プレーの質は相手のほうが上だった。ノットストレート、コラプシングを取られるなど重要なところでのミスが響いた」と振り返り、“勝つしかない”次戦に向けた修正、質の向上を口にした。
 
 CTB小野航大主将は「何としても勝たないといけない試合だった。非常に残念」と悔しさをにじませた。反省点として挙げたのはセットピース(プレー)の不安定さ、細かいエラーの多さ。次の日野戦に向け、「チームとしてやるべきこと、向くべき方向を明確にし、準備できればチャンスはある」と話した。
 
 順位決定戦最終節を前に勝ち点は日野5、広島4、釜石1。釜石は日野戦で勝利し勝ち点4を加えなければ、2戦を終えた広島を上回ることができず、最下位が決定。3部との入れ替え戦に回ることになる。
 
惜しくも敗れたが、80分間の激闘に拍手を送られる釜石SWフィフティーン

惜しくも敗れたが、80分間の激闘に拍手を送られる釜石SWフィフティーン

ラグビーリーグワン2部第10節 釜石シーウェイブス対花園近鉄ライナーズ=10日

釜石SWリーグ最終戦 花園の攻撃力に大敗 順位決定戦5月1日 ホームで広島と

ラグビーリーグワン2部第10節 釜石シーウェイブス対花園近鉄ライナーズ=10日

ラグビーリーグワン2部第10節 釜石シーウェイブス対花園近鉄ライナーズ=10日

 
 NTTジャパンラグビーリーグワン2部の釜石シーウェイブス(SW)RFCは10日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムでレギュラーシーズン最終戦を迎え、花園近鉄ライナーズと対戦。12―98(前半0-46)の大差で敗れた。釜石は1勝9敗勝ち点7で5位となり、この後、下位3チームが総当たりで4~6位を決める順位決定戦に挑む。

 

 前後半で花園に15トライを奪われた釜石。攻守で厳しい戦いを強いられるきっかけとなったのは、反則による選手の退場。前半6分、ナンバー8サム・ヘンウッドのタックルが危険なプレー(ハイタックル)と判定され、レッドカードで一発退場処分に。1人少ない14人でのプレーが最後まで影響した。

 
 前半開始早々、日本代表CTBシオサイア・フィフィタがノーホイッスルトライで先制し、勢いに乗る花園。ヘンウッドの退場により14人で戦う釜石は、花園の強力な突破、正確で速いパス回しに苦戦し、前半終了までに8トライを献上。敵陣でのアタックチャンスをつかめないまま、0-46で折り返した。

 
CTB小野航大(左)、LO山田龍之介の気迫あふれるタックル=後半

CTB小野航大(左)、LO山田龍之介の気迫あふれるタックル=後半

 
 まずは1トライを返し、流れを変えたい釜石は後半2分、最初のラインアウトからフランカー河野良太がCTBヘルダス・ファンデルボルトにつなぎ、相手守備の弱い部分を突いて左隅にトライ。ゴールは失敗するも待望の得点を挙げ、5-46とした。しかし、数的不利は攻守への影響を避けられず、試合は再び花園ペースに。30分過ぎまでに6トライを奪われた。

 

 釜石最後の見せ場は33分。後半途中出場のプロップ高橋拓也が相手ディフェンスを引きつけたすきに、ファンデルボルトが後から走り込んできた河野にパス。高校時代はWTBという河野は、スピードに乗って相手をかわしながら中央を突破し、ゴール真下にトライ。ゴールも決まって12-88としたが、その後、花園にさらに1トライを許すなどし、12-98で完敗した。

 

後半33分、花園のタックルをかわし、インゴールまで走り抜いたフランカー河野良太(中央)

後半33分、花園のタックルをかわし、インゴールまで走り抜いたフランカー河野良太(中央)

 
釜石SWの2本目のトライに沸くスタンド=後半

釜石SWの2本目のトライに沸くスタンド=後半

 
 「すべてどこをとっても相手のほうが上だった」とCTB小野航大主将。須田康夫ヘッドコーチ(HC)は相手を止めきれなかったタックルについて「1つ1つ課題をつぶし、修正していく」と話した。ただ小野主将、須田HCともに、昨シーズンからの成長という部分ではフィジカルのレベルアップ、試合で通用する手応えを実感。「チャンスをもらって試合で活躍できた若手選手もいて、チームの底上げも図られている」とした。

 

 順位決定戦まで3週間。小野主将は「自分たちのやるべきことを整理することが大切。チームとしてできる準備をしたい」と前を向いた。釜石SWの順位決定戦は2試合とも釜石鵜住居復興スタジアムが会場。5月1日にマツダスカイアクティブズ広島(6位)と、8日に日野レッドドルフィンズ(4位)と対戦する。正午キックオフ。

ラグビーリーグワン2部第9節 釜石シーウェイブス対三重ホンダヒート=2日

釜石SW 格上・三重に1点差の惜敗 開幕戦からの成長ぶり表す

ラグビーリーグワン2部第9節 釜石シーウェイブス対三重ホンダヒート=2日

ラグビーリーグワン2部第9節 釜石シーウェイブス対三重ホンダヒート=2日

 

 NTTジャパンラグビーリーグワン2部第9節、釜石シーウェイブス(SW)RFC対三重ホンダヒート戦は2日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。格上・三重との2戦目をホームで迎えた釜石。地元ファンらに勝利を―と果敢に挑んだが、17-18(前半17-10)、1点差で惜しくも敗れた。1勝8敗勝ち点7で5位。レギュラー最終戦の10日は、同スタジアムで花園近鉄ライナーズと対戦する。

 

 前半、7点差で三重を追う釜石は36分、キックの蹴り合いから敵陣に入ると、SOブレット・キャメロンが相手2人を引きつけ、ナンバー8サム・ヘンウッドに絶妙なパス。サポートしていたフランカー河野良太にボールが渡り、三重ディフェンスを退け、走り切った河野が左中間にトライ。キャメロンのゴールも決まり、10-10と同点に追いついた。

 

前半36分、釜石SWの河野良太(中央)が追いかける三重の選手を振り切って走り抜きトライ

前半36分、釜石SWの河野良太(中央)が追いかける三重の選手を振り切って走り抜きトライ

 
釜石SWの今試合初トライを喜ぶ地元ファンら

釜石SWの今試合初トライを喜ぶ地元ファンら

 

 ロスタイムに入ると同時に、釜石は敵陣ゴール前のラインアウトから素早い攻撃。モールから河野が出したボールをヘンウッドがキャッチし、鋭く切り込んだCTBヘルダス・ファンデルボルトにパス。そのまま、抜け出したファンデルボルトがトライを決め(ゴール成功)、17-10で前半を折り返した。

 

前半40分、釜石SWのヘルダス・ファンデルボルト(中央)が勝ち越しのトライを決め逆転

前半40分、釜石SWのヘルダス・ファンデルボルト(中央)が勝ち越しのトライを決め逆転

 

 前半終了間際、ハイタックルでイエローカードが出された三重は1人少ない状態で後半のキックオフ。この間に追加点をあげたい釜石だったが、反則が多く得点まで至らない。三重は後半22分にトライ(ゴール失敗)、28分にPGを奪い、釜石は17-18と逆転を許した。

 

 最後のチャンスはロスタイム。三重のオフサイドの反則で、釜石はPGを選択。逆転勝利を狙ったキャメロンのキックは惜しくも右にそれ、ノーサイド。わずか1点差、悔しい敗戦となったが、最後まで力の限り戦った選手にスタンドから健闘をたたえる拍手が送られた。

 

ホームでの初勝利は果たせなかったが、80分間の激闘に観客から大きな拍手が送られた

ホームでの初勝利は果たせなかったが、80分間の激闘に観客から大きな拍手が送られた

 

 開幕戦では三重に24-48で敗れた釜石。接戦に持ち込んだ今回について須田康夫ヘッドコーチ(HC)は「前回の反省点を生かしてゲームを進められた。次のプレーに移動するスピードを意識して挑んだ結果」と手応えを実感。CTB小野航大主将は「勝てなかったが、ポジティブなゲームだったと思う。ただ、後半のペナルティーの多さなどは改善点。もう一度一丸となって強いチームを目指す」と次を見据えた。

 

 「けが人も戻り、ベストメンバーに近い状態になってきている。シーズンを通して選手一人一人の成長も大きい」と須田HC。初先発となったプロップ束田涼太、WTB加賀亮太郎、FB中村良真の3選手のチームへのインパクトも「しっかりやってくれた」とたたえた。

ラグビーリーグワン2部 釜石SWホーム初戦 対日野レッドドルフィンズ=12日

釜石SWホーム初戦 気迫あふれるプレーも勝利ならず 日野に7-55

ラグビーリーグワン2部 釜石SWホーム初戦 対日野レッドドルフィンズ=12日

ラグビーリーグワン2部 釜石SWホーム初戦 対日野レッドドルフィンズ=12日

 

 NTTジャパンラグビーリーグワン2部第7節。釜石シーウェイブス(SW)RFCは12日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで、日野レッドドルフィンズと対戦し、7-55(前半7-17)で敗れた。1勝6敗勝ち点5で5位。前日に東日本大震災発生から11年となり、復興の象徴である同スタジアムでの今季初戦を勝利で飾ろうと奮闘したが、力及ばなかった。

 

 前半18分までに2トライ1PGで、0-17と日野にリードを許した釜石は、38分、日野のボックスキックをWTB氏家柊太がキャッチ。自陣10メートル付近から日野を振り切って一気に走り抜け、サポートした新加入のSH村上陽平にパス。村上は左サイドから回り込み、中央にトライ。SOブレット・キャメロンのゴールも決まり、7-17で前半を折り返した。

 

日野のキックをキャッチし、敵陣を目指す氏家柊太選手(左)

日野のキックをキャッチし、敵陣を目指す氏家柊太選手(左)

 

氏家選手からパスを受ける村上陽平選手。そのまま走り切りトライ

氏家選手からパスを受ける村上陽平選手。そのまま走り切りトライ

 

 後半は運動量に勝る日野が着実に得点を重ねた。釜石はゴールライン目前まで攻め込む場面もあったが、得点には結びつかなかった。釜石の2選手にイエローカードが出され、各10分間の一時退場も。悪い流れを断ち切れず、後半は無得点。7-55で試合を終えた。

 

 試合後の記者会見で釜石の須田康夫ヘッドコーチは「自分たちのペースでゲームを進められず、修正できないまま終わってしまった」。ディフェンスでの失点を抑えるために「いろいろなプレッシャーの中での我慢。ブレイクダウンの見極めが鍵」と課題を見据えた。

 

 開幕戦で負傷し、戦線から離れていた小野航大主将は、日野戦から復帰。「震災11年」の翌日、ホーム初戦と、特別な思いを持って臨んだ試合だったが、「ミスも多く、自分たちがやりたいことをできなかった」。残り3試合に向け、「自分たちがやってきたこと、仲間を信じて切り替えたい」と話した。

 

 唯一のトライを決めた村上選手は「勝利することで県民に元気を届けたかったが、かなわず残念」。今季2トライ、司令塔としても注目され、「アタックリズムの強みを全面的に出し、ゲームメークできたら」と意気込んだ。

 

強風の中1040人が観戦。両チームに熱いエールを送った

強風の中1040人が観戦。両チームに熱いエールを送った

 

 釜石SW、第8節は20日、広島市でマツダスカイアクティブズ広島と対戦する。釜石市大町の釜石PITでパブリックビューイングを予定する。

 

日野、釜石 試合前日「3・11」に釜石祈りのパーク訪問

 

東日本大震災の話を聞く日野の選手=11日午後

東日本大震災の話を聞く日野の選手=11日午後

 

 日野レッドドルフィンズの選手、スタッフら約50人は、試合前日の11日、復興スタジアム近くの震災犠牲者慰霊追悼施設「釜石祈りのパーク」を訪問。同市の被災状況などを聞いた後、釜石SWと合同で献花。地震発生時刻の午後2時46分、黙とうをささげた。

 

 震災伝承施設「いのちをつなぐ未来館」スタッフから、同パークの場所にあった鵜住居地区防災センターで多くの住民が津波の犠牲になったこと、全校避難で津波から逃れた釜石東中、鵜住居小跡地に復興スタジアムが建つことなどを聞き、震災の教訓に理解を深めた。チームとして同震災被災地で学ぶのは、日野にとって初めてのことだという。

 

sw

祈りのパークでは釜石SWと共に震災犠牲者に献花した。撮影:西条佳泰 Grafica Inc.

 

 講話後、日野、釜石両チームは同市の震災犠牲者の名前が刻まれた芳名板の前で白菊を手向けた。地震発生時刻を告げるサイレンが鳴ると一斉に黙とう。犠牲者の冥福を祈った。

 

釜石から恩返し トンガ支援へラグビー応援団がTシャツ販売

 

トンガ支援Tシャツを着用し、販売する応援団員

トンガ支援Tシャツを着用し、販売する応援団員

 

 釜石ラグビー応援団(中田義仁団長)は、1月に海底火山噴火で津波など深刻な被害を受けたトンガを支援しようと、チャリティーTシャツを作成。売上金の一部を寄付するプロジェクトを始動した。12日、釜石SWのホーム初戦が行われた釜石鵜住居復興スタジアムで販売。限定1千枚のTシャツは引き続き、釜石情報交流センター(大町)、かまいし特産店(鈴子町、シープラザ釜石内)、道の駅釜石仙人峠(甲子町)で販売する。価格は2750円(税込み)。

 

 白地の支援Tシャツは、胸元に「#PRAYforTONGA」のロゴと、トンガの国旗、同応援団のマークを刺しゅうであしらった。1枚につき1千円を寄付する。12日は、Tシャツを着用した応援団員がスタジアム内で観戦客に支援への協力を呼び掛けた。

 

Tシャツ販売ブースにはトンガに思いを寄せる人たちが集まった

Tシャツ販売ブースにはトンガに思いを寄せる人たちが集まった

 

 2011年の東日本大震災発生時、釜石SWにはトンガ出身のピタ・アラティニ選手、ルイ・ラタ選手が所属していた。救出にきた大使館職員の帰国要請を断り、自ら釜石に残った両選手は、支援物資の積み降ろしなど被災者のために力を尽くした。その後も何人ものトンガ出身選手が釜石でプレーし、市民との交流を深めた。

 

 中田団長(53)は「今度は私たちがトンガの皆さんを助ける番。多くのラグビーサポーターにとってもトンガはなじみのある国。今日も多くの人たちが協力してくれている」と感謝。さらなる支援の輪の広がりを期待した。寄せられた善意の寄付先は今後、団で相談して決める。

 

釜石SWの支援Tシャツ(右)とコラボ!!

釜石SWの支援Tシャツ(右)とコラボ!!

 

 同応援団は、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催のレガシー(遺産)を継承しようと、20年7月に結成。「ラグビーのまち釜石」の発信、地元開催の各種大会のボランティア運営、ラグビーを通じた内外の交流事業などを行う。