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3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

鵜住居駅公共施設 完成間近「うのすまい・トモス」震災の教訓、復興を広く発信〜「釜石祈りのパーク」3月11日オープン

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

 

 釜石市が鵜住居町の鵜住居駅前周辺に整備を進めている公共施設は、間もなく完成を迎える。8月に完成予定の市民体育館なども含めた駅前全体の愛称は「うのすまい・トモス」。津波で多数の犠牲者を出した鵜住居地区防災センター跡地にできる追悼施設「釜石祈りのパーク」は、東日本大震災から8年となる3月11日に慰霊碑の芳名板への献花式、防災市民憲章などの除幕式を行う。この日は、津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」と観光交流拠点施設「鵜の郷(うのさと)交流館」をともに一般公開。両館は、三陸鉄道リアス線の開通に合わせて同23日に開館を予定する。

 

うのすまいトモス

 

 「うのすまい・トモス」という愛称には、復興の明かりを「灯(とも)す」という意味とともに、「共」「友」という意味も重ねた。公募の結果、秋田県大仙市藤沢まゆさんの案が採用された。

 

 敷地面積は約2万5千平方メートル。国内外に震災の教訓を伝えるとともに、今年秋に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向けて建設された釜石鵜住居復興スタジアムと併せ、国内外から寄せられた復興支援への感謝の気持ちと、悲劇が繰り返されないまちづくりを広く発信する。

 

 このうち震災犠牲者を慰霊、追悼し、生きることの大切さ、素晴らしさを感じる場として整備する「祈りのパーク」は約4900平方メートル。パークの中には、震災犠牲者の芳名板・献花台を備えた慰霊碑のほか、震災の津波の高さを示すモニュメント、釜石市防災市民憲章碑を設ける。

 

 震災犠牲者を示す芳名プレート(3センチ×15センチ)には、行方不明者を含む市内の犠牲者1064人のうち遺族の意思確認調査などを経た998人の氏名を記す。

 

 防災市民憲章は検討委員会を経て、昨年9月の市議会で可決。3月11日に正式に制定される。憲章碑には「私たちは生きる。かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる」と後世に継承する市民総意の誓いを掲げ、「備える」「逃げる」「戻らない」「語り継ぐ」の4つの教訓を刻む。

 

 中央の慰霊の場には階段で結び、ロータリーの形の緩やかなスロープに沿ってパーク内を巡ることもできる。スロープの脇には、震災で多くの人が犠牲になった鵜住居地区防災センター跡地を示す碑も設ける。碑には「偲いを永久に」とのメッセージを刻む。

 

 パークを囲む形の土盛りの上にはサクラが植樹され、震災に思いを寄せる散策路となる。

 

(復興釜石新聞 2019年2月9日発行 第764号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

東北を応援する番組収録で中村家を訪れたヨネスケさん(右)とボビーさん(左)

「虎ノ門市場」(テレビ東京) 中村家で収録〜三陸の海の幸、グルメ発信 ヨネスケさん・ボビーさん出演

東北を応援する番組収録で中村家を訪れたヨネスケさん(右)とボビーさん(左)

東北を応援する番組収録で中村家を訪れたヨネスケさん(右)とボビーさん(左)

 

 釜石市を代表する特産品、「三陸海宝漬」で知られる中村家(釜石市鈴子町、島村隆社長)で4日、テレビ東京の産直グルメ情報・通販番組「虎ノ門市場」の収録が行われた。東北・三陸の海の幸やお取り寄せグルメを紹介するスペシャル版で、タレントのヨネスケさん、ボビー・オロゴンさんが出演。同店ではホタテや数の子、コンブを使った新商品などを紹介した。

 

 同番組は「東京都港区の虎ノ門を拠点に日本の食卓を明るく元気に!ちょっと贅沢(ぜいたく)な家庭の食卓を提案」をコンセプトに、日本の食の素晴らしさを発信している。スタッフが全国各地を巡って後世に伝えたい味を紹介するとともに、生産者、料理人らに密着取材。人となり、食にかける情熱も伝えている。

 

 毎年3月には東日本大震災に絡めた東北応援スペシャルとして、三陸の食材・味を特集。今回は同店のほか、青森県八戸市の料理人を取り上げる。

 

 「お久しぶり」。来店したヨネスケさんらを出迎えたのは、兄の中村勝泰会長と弟の島村社長。ヨネスケさんは震災の半年後に同店を訪ねており、再会を喜んだ。

 

伝統の味でもてなした(左から)島村社長と中村会長

伝統の味でもてなした(左から)島村社長と中村会長

 

 今回、同店がもてなしメニューとして、最初に提供したのは「ほたて数の子わさび漬」「ふかひれ松前漬」「数の子ととろみ昆布」の3品。震災で被害を受けた「三陸、中村家の味」を守るため協力してくれた人たちへの感謝を込めて開発した献立だ。

 

 震災で店舗、保管していた食材など全てが流された。三陸独特の海産物も取れなくなる中、中村会長は伝統の味を残すため、北海道、青森県などを回って食材をかき集めた。食材の良さを生かしつつ、中村家の味を出す献立を島村社長が試行錯誤。味のバランス、食感の違いを楽しめる3品を作り上げた。

 

 ヨネスケさんは「いいコンビ。兄弟で作り上げた味。うまい。酒のつまみ、ごはんのおかずとしても最高」と太鼓判。ボビーさんは「日本の食べ物、感動する。まるでアート」と大きく目を見開いた。

 

 3品セットにして売り出す予定だが、購入できるのは同番組ホームページ(http://www.toranomon-ichiba.com/)のみ。今回収録した模様は3月中旬頃に放送される予定で、販売も同時期に始まる。

 

 収録では、原点の味として海宝漬、「いくらの醤油(しょうゆ)漬」も紹介した。現在は売り出していない海宝漬「黄金の海」は、兄弟で見つめてきた古里の海をイメージして最初に考えた特別な一品。「古里愛、感じるー」とボビーさんが感激するこの商品も、3品セット同様に販売する予定だ。

 

 島村社長は「釜石で番組を見ることはできないかもしれないが、釜石を取り上げ、応援してくれる人がいることを感じてもらう機会になれば。兄と二人三脚でやってきた。原点のメニューを大事にしながら、いい食材のおいしい食べ方を紹介していきたい」と意欲を高めていた。

 

(復興釜石新聞 2019年2月9日発行 第764号より)

 

復興釜石新聞

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Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

 

今年も岩手県釜石市の中心市街地で音楽フェスを開催します!2月14日から3月14日まで、参加バンドを釜石市内外から募集中しております。プロもアマもみんなで熱く!釜石を熱くする!出演者大募集!

 

Oh!マチ Music Festa 2019

開催日時:2019年5月3日(金・祝)11:00〜17:00
開催場所:釜石市民ホールTETTO 北広場
主催:Oh! マチ Music Festa 実行委員会
共催:釜石市大町商店街振興組合 / 後援:釜石市、釜石商工会議所、釜石観光物産協会、釜石市芸術文化協会、釜石市東部コミュニティ振興グループ

 

Oh! マチ Music Festa 2017 出演者募集フライヤー

Oh! マチ Music Festa 2019 出演者募集フライヤー

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出演者募集期間

2019年2月14日(木)~3月14日(木)

演奏場所

釜石市民ホールTETTO北広場(市民ホールホールB隣接)

演奏時間

最大30分程度(転換時間含まず)

演奏内容

ご自身の演奏パフォーマンスをお見せください

参加料

1グループ /1,000円
出演決定後、手続きに合わせ振込用紙を発送致します。入金確認後、申込み完了となります。キャンセルの場合は返金できませんのでご了承下さい。

申込手順

(1)公式サイトの申込みフォームより送信、または公式サイトからダウンロードした申込用紙をFAX(0193-24-3660)にてお送り下さい。
(2)申込後、音源又は演奏時の映像をYouTubeへアップロードし、URLをご連絡頂くか、音源を郵送でお送り下さい(できない場合は問合わせ下さい)
(3)出演決定者には、3月18〜20日に市内宿泊情報及び近隣MAPを同封し通知します。また、3月18〜31日にFAX及びメールにて使用機材を確認します。

申込先/問合せ先

Oh! マチ Music Festa 実行委員会
〒026-0024 岩手県釜石市大町3-2-2 大町商店街振興組合事務所内
TEL/FAX 0193-24-3660
メール ohmachi.music.festa@gmail.com
公式サイト https://ohmachi-musicfesta.jimdo.com/
 

 

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

問い合わせ:Oh!マチ Music Festa 実行委員会 / TEL・FAX 0193-24-3660 公式サイト / メール
釜石シーウェイブス、退団・引退選手にエール〜「来季こそ目標達成を」納会・感謝会で誓う

釜石シーウェイブス、退団・引退選手にエール〜「来季こそ目標達成を」納会・感謝会で誓う

「来季こそ昇格を」と誓い合った釜石SWの納会・感謝会

「来季こそ昇格を」と誓い合った釜石SWの納会・感謝会

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCの2018年度納会・感謝会は6日、釜石市大町のホテルサンルート釜石で開かれた。選手やサポーターのほか、支援する企業などの関係者ら約150人が参加。本年度限りで退団・引退する11人の前途にエールを送った。

 

 今季のSWはトップチャレンジ(TC)リーグで7位に終わり、下部リーグとの入れ替え戦で中部電力を下して残留を決めた。

 

 納会で小泉嘉明理事長は「実力はあったが、昇格には届かなかった。今後もSWの伝統を守りつつ、諦めずに前進してほしい」と激励した。

 

 桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督は「目標は達成できなかったが、大きなプレッシャーの中でチームは成長することができた。強く、地域に愛されるチームとして来季こそ目標を達成したい」と誓った。

 

 今季限りで井上益基也選手(32)=日鉄物流釜石=ら10人が退団、元主将の佐伯悠選手(33)=エヌエスオカムラ=は引退する。

 

 納会で井上選手は「釜石で出会った人たちとは今後も付き合っていきたい。これからはグラウンドの外から応援する」とあいさつ。チームに籍は残しつつ、現役引退という形を選んだ佐伯選手は「今季は目標に届かなかったが、SWは本当にいいチーム。もっと強く、勝てるチームになってほしい」とチームメートに熱いエールを送った。

 

 選手、コーチとして4年間SWに貢献した松原裕司FWコーチ(39)は「こんな未熟なコーチに、選手はよくついてきてくれた…」と声を詰まらせながらも、「険しい道のりかもしれないが、来季こそいい結果を出してほしい」と託した。

 

「釜石大好き、後悔はない」佐伯選手 10日前に引退決断

 

 

12年間の現役生活に「悔いはない」と佐伯選手

12年間の現役生活に「悔いはない」と佐伯選手

 

 関東学院大の4年生だった2007年、釜石で行われたセブンス(7人制ラグビー)の大会に参加。バネのように躍動する柔軟なプレースタイルに目をつけた大学の先輩、当時の池村章宏ヘッドコーチ(HC)に誘われてSWの門をたたいた。「釜石がトップリーグ(TL)に上がれば、日本のラグビーは変わる」。池村HCの熱弁に圧倒されたという。

 

 あれから12年。入部当初からレギュラーとして定着し、震災後の3季は主将としてチームを引っ張った。チームの再生と復興に取り組んだ3年だったが、宿願のTL昇格は果たせず、3年前から左膝の痛みが出て出場機会もめっきり減った。今季は結局、公式戦出場ゼロに終わった。

 

 悩みに悩んだ末、桜庭GM兼監督に引退を申し出たのは10日ほど前。「コーチに」と引き留める話もあったが、あえて引退という形を選択した。今後は当面、会社員として生活しながらSWを外から見守り続けていくという。

 

 がむしゃらに走り続けてきた12年。「釜石が大好き。釜石でやって来たことを一度も後悔したことがない」。現役生活の中で最も印象に残っているのは、震災の年のリーグ戦初戦、主将として初めて公式戦に臨んだ日野自動車との試合という。

 

 10年前に結婚。6歳と2歳の男の子は現在、いずれもSWジュニアで楕円(だえん)のボールを追いかけている。

 

「震災で意識が変わった」井上選手 今後も復興をともに

 

「これからも釜石で生きていく」と井上選手

「これからも釜石で生きていく」と井上選手

 

「うまくできるか、何年できるか、不安があった」。釜石にやってきた9年前を、そう振り返る。

 

 京都の伏見工高から明治大に進んだが、けがに苦しみ、ラグビーを続けるか悩んだという。大学の先輩で現釜石SW最高顧問の高橋善幸さんに声をかけられ、結局釜石へ。

 

 スタンドオフ、スクラムハーフと、チーム事情に応じてポジションを替えながら、しぶとく生き残ってきた。

 

 14年度はバックスリーダーを務め、トップチャレンジ出場とトップリーグ入れ替え戦出場に貢献。15年度は副将も務めた。

 

 ラグビーと仕事の両立も初めはつらかったというが、震災を経験して意識が変わった。「物流の仕事とSW。どちらも、まちと一緒に成長してきた」と、復興への思いを新たにした。

 

 4年前に結婚し、女の子の父親ともなった。「これからは、お世話になった方々に仕事で恩返しを」。ずっと釜石で生きていくつもりだ。

 

(復興釜石新聞 2019年2月9日発行 第764号より)

 

復興釜石新聞

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【インタビュー】第3回釜石てっぱん映画祭

【インタビュー】第3回釜石てっぱん映画祭

【インタビュー】第3回釜石てっぱん映画祭

 

第3回釜石てっぱん映画祭
釜石てっぱん映画祭公式サイト
開催日:2019年3月2日(土)、3日(日)
会場:チームスマイル・釜石PIT
インタビュー:釜石てっぱん映画祭実行委員会代表 平松伸一郎さん

 

“映画を通じた「心の復興」と、釜石の映画文化の再生を!”をテーマに、今年も「釜石てっぱん映画祭」が開催されます。今回は、2日間で9作品が上映され、たっぷりと映画に触れられる内容に。
今年も実行委員会代表を務める平松伸一郎さんにお話を伺って来ました。

 

ーーもしかして、今年度は開催されないのかしら?と心配していました・・・。

 

開催時期がこれまでとは変則的になってしまいましたが、何とか開催する事が決まりました。
告知をした後に「良かった!待っていたよ!」というような声を掛けていただきました。やっぱり、そう言っていただけると嬉しいですね。

 

ーーこれまで2回開催して、感じている事などはありますか?

 

“釜石の皆さんはやっぱり映画が好きなんだな”という事です。特に、釜石にたくさん映画館があった時代を良くご存じの世代の皆さんですね。あらためて、確かな文化がこの地域にあった事を再確認しました。

 

【インタビュー】第3回釜石てっぱん映画祭

 

ーー映画を観たい人がいて、映画祭を開く方々がいて。この関係性が素敵だなと感じます。

 

映画界の皆さんがよく、「上映する人が居て初めて映画は成立する」と言いますが、実際に自分が上映する立場になって、“上映する人も大事なんだ”と実感しています。
釜石市でも常設館のない時代が長く続き、東日本大震災後は、上映場所が無いという時期もありましたが、この映画祭の会場の釜石PITやお隣の釜石市民ホールなど、上映する環境が整って、市内で映画鑑賞出来る機会も増えて来ていますし。

 

“作品(つくる人)、上映場所、上映する人、観客(観る人)”どれか一つでも欠けたら映画祭は成り立たないという事ですね。

 

昨年のゲスト 片渕須直監督トークショーの様子

昨年のゲスト 片渕須直監督トークショーの様子

 

ーー1日目は「ジモトエイゾウサイ in 釜石」。4作品が上映されますね。

 

地元映像となると、やはり震災関連の作品が多くなりますね。
ただ、釜石関連作品については、ちょっとひねりがあるといいますか。そういう作品がつくられたのも、やっぱり釜石が培ってきた文化的な土壌があるからかなと。

 

ーー2日目は市民おすすめの“てっぱん映画”を上映。

 

市民投票による“てっぱん映画”として、『四十九日のレシピ』『カランコエの花』『ヘアスプレー』の3作品、と実行委員会オススメ『モリのいる場所』(CINEPIT共同上映)『斬、』の2作品、計5作品を上映します。

 

ーーこう言ってはなんですが、割合渋いラインナップになりましたね。でも何となく作品から統一感を感じます。

 

そう言っていただけるのは何よりです。
いつも特にテーマを設けて映画を募集しているわけではないのですが、そんな中で投票された作品から選定してみると、何て言うんでしょうか、収まる所に収まっていると言いますか、ラインナップにそれほど違和感がない感じに不思議と落ち着きますね。まさに“いまの釜石が観たい作品”が、てっぱん映画祭を築いている印象です。
 
あとは、普段なかなか見る機会がない作品を、この機会に上映する事も大事だと思います。そういう作品に触れる事が出来るのも、このような映画祭の良い所だと思いますしね。

 

ーー注目を集めるスペシャルゲストは、俳優、監督として日本のみならず世界にもファンの多い塚本晋也さん!

 

『斬、』の上映が決まり、もしお時間が頂けるならばぜひ!と塚本晋也監督にお声がけし実現しました。
上映後に、スペシャルトークを行います。
 
実はこれには伏線がありまして、第2回で上映した『シン・ゴジラ』と『沈黙-サイレンス』の2作品に塚本さんがご出演されていたので、監督作品の『野火』もプログラムに入れて、お声がけしようか?となったんですけれど、新作の時代劇の撮影に入られたという事をお聞きして、昨年は断念したんです。その新作がまさに今回上映する「斬、」だったわけで、ご縁を感じます。
 
さらに言えば、ゲストにお迎えするにあたって調べていたら、第1回で上映した濱マイクシリーズ第1作の『我が人生最悪の時』にもご出演されていて。実は毎年「てっぱん映画祭」は塚本さんにお世話になっていたという・・・。やっぱりご縁でしょうね、本当に楽しみです。

 

昨年のゲスト 片渕須直監督トークショーでの様子

昨年のゲスト 片渕須直監督トークショーでの様子

 

ーー最後にメッセージをお願いします。

 

私個人の中では「つなぐ」というテーマがあって、けっして背伸びすることなく、身の丈にあった規模の中で、良い映画を届けながら、地道に続けて行きたいと考えています。
 
大きなスクリーンで映画をみんなと観て、感動と希望を分かち合っていただけたら嬉しいです。
ぜひこの映画祭で、幅広い世代の皆さんに“映画って良いなぁ”と思う体験をしていただければと思います。

 

第3回 釜石てっぱん映画祭~映画を通じた「心の復興」と、釜石の映画文化の再生を!~

 

【インタビュー】第3回釜石てっぱん映画祭

 

第3回釜石てっぱん映画祭 チラシ表(419KB/jpg)
第3回釜石てっぱん映画祭 チラシ裏(489KB/jpg)

 

釜石てっぱん映画祭公式サイト

開催日時

2019年3月2日(土)、3日(日)

会場

チームスマイル・釜石PIT
(釜石情報交流センター内 岩手県釜石市大町1-1-10)

上映スケジュールとチケット

2日(土)『ジモトエイゾウサイ in 釜石』 上映スケジュール
10:30~ 「息の跡」
13:00~ 「冬のホタル」鑑賞無料
13:50~ 「一陽来復 Life Goes On」
15:30~ 「フクシマ・モナムール」
全作品共通パス 500円を当日販売。高校生以下無料。
 
3日(日)上映スケジュール
10:00~ 「四十九日のレシピ」
12:40~ 「カランコエの花」
13:50~ 「モリのいる場所」 ※CINEPIT共同上映
16:10~ 「斬、」※上映後17:30~18:00 塚本晋也監督のスペシャルトーク
18:40~ 「ヘアスプレー」
各作品 前売りチケット800円/当日1,000円 (前売り期間:2月4日~3月1日)

 

プレイガイド
釜石情報交流センター、みつわや本店 
未就学児は入場無料。前売り券を購入の学生には入場時に受付にて半額の400円をキャッシュバック、当日券は半額の500円で販売します。

お問い合わせ

080-1823-1571(担当:平松)

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす事務局による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

教訓つなぎ 駆け上がる〜仙寿院で6回目 新春韋駄天競争、過去最多154人 高台へ

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

 

 津波発生時は一目散に高台へ―。東日本大震災の教訓をつなぎ、津波から命を守る避難行動を意識づける「新春韋駄天(いだてん)競走」が3日、釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院(芝﨑恵応住職)をゴール地点に行われた。兵庫県西宮市、西宮神社の開門神事「福男選び」をヒントに、2014年から始まった同寺の節分行事。6回目を迎える今年は6部門に過去最多の154人が参加し、津波浸水区域から境内に続く急坂を懸命に駆け上がった。

 

 只越町の消防屯所付近を出発点に、津波避難場所となっている同寺(標高約30メートル)までの286メートルのコースで実施。スターターを務める野田武則市長、釜石シーウェイブス(SW)RFCゼネラルマネジャー兼監督の桜庭吉彦さんらの銅鑼(どら)の音を合図に各部門がスタート。道幅が狭く、急カーブもある参道を必死に走り切り、迅速な津波避難の重要性を心に刻んだ。

 

 野田町の高橋千佳子さん(39)は1歳になったばかりの愛娘、美羽ちゃんと親子の部に初参加。所々で抱っこしながら歩みを進め、無事、境内にたどり着いた。「よちよちですけど歩くようになったので、出てみようと。成長したらこの経験を聞かせ、行事の意味を伝えたい」と千佳子さん。3回目の参加となる夫直樹さん(39)、息子友輝君(6)と一緒に防災意識を高め、家族4人の絆を結んだ。

 

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

 

 各部門の1位には「福男」「福女」などの認定書と共に、同神社から福の神「えびす様」の木像、SWからタンブラーの記念品が贈られた。芝﨑住職は「悪天候の中での津波避難もあり得る。いつ、どこで、どんな災害に遭うか分からない。自分の身を守って逃げることだけは多くの人に伝えてほしい」と全員に呼び掛けた。

 

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

 

 男性29歳以下の「福男」となった高橋隆史さん(19)は、宅地造成などの復興事業を手がける熊谷組釜石中央ブロック作業所に勤務。毎年、参加している職場の先輩らと7人でレースに挑んだ。「練習では転んだりもしたが、完走でき、1位も取れてほっとしている。高台避難のイメージを観客にも伝えられたらと思い走った」と元陸上部の本領発揮。一関市出身。震災復興での地元貢献を志して入社し、昨年5月、釜石に赴任した。「あと1年ほどで終了予定の工事が無事故、無災害で終えられるよう自分自身も頑張りたい。早期復興が一番の願い」と社会人2年目を迎える本年に希望を膨らませた。

 

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

 

 同行事は、関東在住の釜石出身者有志が中心となって11年に発足した「釜石応援団ARAMAGI Heart(あらまぎはーと)」が発案。津波の教訓を地域に根付いた形で未来に伝えたいと仙寿院に相談し、実現させた。釜石在住メンバーで運営責任者の下村達志さん(43)は「趣旨をちゃんと理解し、参加してくれている人が多いのがうれしい。特に親子の参加が増えている。震災後に生まれた子どもたちに、親が津波の事実を伝え、どう行動しなければならないかを教えている証しで、非常に意義深い」と、6年目の手応えを実感した。

 

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

 

 高橋さん以外の各部門の1位は次の通り。

 

 【親子】後藤竜也(47)、尚希(11)=花巻市【女性】新田彩乃(31)=花巻市【小学生】菅原優作(12)=釜石市【中高生】照井海翔(15)=花巻市【男性30歳以上】佐藤芳行(30)=釜石市

 

(復興釜石新聞 2019年2月6日発行 第763号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

【意見募集】新庁舎建設基本計画(案)

【意見募集】新庁舎建設基本計画(案)

 

 新庁舎建設は、昭和61年から検討を進めて参りましたが、東日本大震災を受けて策定した釜石市復興まちづくり基本計画において、現庁舎周辺をフロントプロジェクト2と位置付け、東部地区への新庁舎建設に向けて議論を深めて参りました。平成28年には、学識経験者や市民で構成される「新市庁舎建設検討委員会」を設置し議論を重ね、建設場所は「天神町の旧釜石小学校跡地」とすることのほか、建設にあたる課題解決に向けての提言書を頂いております。その提言書を最大限尊重し、天神町の旧釜石小学校跡地に新庁舎を建設することとし、これまで市議会、総合振興審議会、市政懇談会等において、市民の方々のご理解を頂いて参りました。

 

 この基本計画の策定にあたり、これまでの経過を尊重しながら、委員会での検討内容や意見を集約した他、新庁舎建設の指針となる基本的な整備計画を示すために作業を進めておりましたが、このほど原案がまとまりましたので、市民の皆様からのご意見を募集します。

 

募集期間:平成31年2月12日(火曜日)から平成31年3月11日(月曜日)まで
担当部署:総務企画部 新市庁舎建設推進室 電話0193-27-8429

 

資料

新庁舎建設基本計画(案)概要(1,916 KB pdfファイル)
新庁舎建設基本計画(案)(4,235 KB pdfファイル)
 
上記資料は、意見募集期間中、次の場所でも閲覧できます。
午前8時30分~午後5時15分(※ 土・日曜日、祝日、各施設の休館日を除きます。)
 
【備え付け場所】
●市市民課、市教育センター、市保健福祉センター、市立図書館、各地区生活応援センター、市新市庁舎建設推進室、市広聴広報課

意見を提出できる方

■市内に住所がある方
■市内に事務所または事業所を持っている個人、法人または団体
■市内の事務所または事業所に勤務している方
■市内の学校に通学している方
■意見募集手続きに係る事案に利害関係を有する人

記載内容

意見を提出する際は、次の内容を必ず記載してください。
■提出する意見とその理由(案のどの部分に対する意見かを記載のこと)
■氏名(法人、団体の場合はその名称)
■住所
■電話番号(連絡先)
※市外の方は、次の項目も記載していただきます。
●勤務先または通学先

意見の提出方法

■郵送…<平成31年3月11日必着>〒026‐8686釜石市只越町3‐9‐13 市広聴広報課あて
■ファックス…0193-22-2678
■電子メール…koutyou@city.kamaishi.iwate.jp
■「みんなの声の箱」への投かん…(設置場所=市役所、各生活応援センター、市教育センター、市図書館、市保健福祉センター)
■直接持参…市広聴広報課へ
 
皆さんの意見や提言が「文字」となっていることを前提としますので、電話での意見は受けません。
皆さんからいただいた意見につきましては、取りまとめの上、意見に対する考え方を付して公表するとともに、検討する際の参考とします。公表にあたっては、個人情報の公表は一切行いません。
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指導を受けながら筆を走らせる受講者

新しい年の豊富を筆に込め、緊張味わい書き初め〜釜石市シルバー人材センター講習会

指導を受けながら筆を走らせる受講者

指導を受けながら筆を走らせる受講者

 

 新春を彩る「書き初め講習会」が1月29、30の両日、釜石市中妻町の昭和園クラブハウスで開かれた。「新しい年の始まり。しばしの緊張を味わう」などと、やる気を見せる60歳以上の市民らが参加。静かな熱気と穏やかな雰囲気の中、筆を持って半紙に向かった。

 

 公益社団法人釜石市シルバー人材センター(前川公二理事長)が主催。筆耕などの登録会員、上中島町の加藤勝博さん(76)が美しい筆文字の書き方を指導した。

 

 初日は9人が参加。「立春」「朝日」「梅香」「感動」「平成」など12点の朱筆の手本の中から1点を選び、手本の細部を見習いながら何度も書き込んだ。

 

 上手に書けた文字には加藤さんが朱筆で「花まる」。受講者は「あらー」と明るい笑顔の花を咲かせた。

 

 中妻町の高橋エツさん(76)は、高校生の孫が小学生の頃に使っていた習字道具を借りて参加した。「筆で文字を書くのは数十年ぶり。うまく書けないけど、楽しい。花まるをもらうのも小学生以来。子どもの頃を思い出し、うれしい気分」とにっこり。何かを始めようと思っていたようで、「書くことはぼけ防止、頭の体操になる。いい機会になった」と実感した。

 

 同センター業務係の小岩真吾主事によると、現在の登録会員は約350人。請け負う仕事は施設管理、屋内の清掃、車両の運転などがある。この講習会は社会貢献、センター事業のアピールを目的に継続している。

 

(復興釜石新聞 2019年2月2日発行 第762号より)

 

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NHK全国短歌大会のジュニア・中学生の部で大賞を受けた唐丹中2年の上野君

NHK全国短歌・俳句大会で最高賞〜唐丹中2年 上野翔明君 快挙

NHK全国短歌大会のジュニア・中学生の部で大賞を受けた唐丹中2年の上野君

NHK全国短歌大会のジュニア・中学生の部で大賞を受けた唐丹中2年の上野君

 

 2018年度(第20回)NHK全国短歌・俳句大会の短歌ジュニア部門・中学生の部で、唐丹中(菊地正道校長、生徒35人)2年の上野翔明(とあ)君の「威勢のいい唐丹虎舞さくら祭り虎の頭が大きく揺れる」が最高賞のジュニア大賞(3首)に選ばれた。表彰式は1月19日に東京都渋谷区のNHKホールで行われ、上野君は家族とともに出席した。表彰式の模様はきょう2日(午後3時~4時15分)、Eテレで全国放送される。

 

 同大会の短歌、俳句の募集は高校生以上の一般、ジュニア(幼児・小学生、中学生)の2部門。短歌の応募作品数は一般1万8029首、ジュニア2万574首。俳句は一般4万4277句、ジュニア3万9361句だった。

 

 最高賞に選ばれた上野君は「国語の授業でみんなと出品しただけ。賞をもらえる自信なんてなかった。うれしい。これで少し文芸に関心が沸いた」と思いがけない高評価に驚く。

 

 中学校は国語の単元に文芸があり、唐丹中でも2年に短歌、3年は俳句を学ぶ。国語科の臼井ともえ教諭は学習の一環で同大会への応募に挑戦させ、3年目になる。これまで2回とも入選はあるが、秀作、特選、その中から選ばれる大賞はなかった。今回は短歌で中嶋駿太君(2年)、俳句(3年)で留畑瑞穂さん、日野捺希さんも入選した。

 

 上野君は昨年4月、大名行列で知られる「唐丹さくら祭り」に郷土芸能の小白浜虎舞で参加した。東日本大震災の津波に襲われた唐丹町では、同虎舞の復活披露となった。上野君は虎頭も扱う舞い手。短歌のテーマを決めるのに迷いはなかった。

 

 創作は6月の授業で取り組んだ。臼井教諭は2年生12人に、三十一文字で表現する言葉を選び、配置する技法を指導。上野君はさくら祭りのほか、猛練習して身に付けた虎舞から言葉を選んだ。「唐丹虎舞を伝える『威勢のいい』がなかなか出なくて悩んだ」と上野君。字余りの歌が完成した。

 

 「さくら祭りは小白浜虎舞の本格的な復活だった。応援してくれる地域の人に感謝しながら気持ちを込めて演じた。短歌でも、それを表現したかった」と上野君。

 

 選者は18人。大賞候補となる「特選」に推した松村正直さん(歌誌「塔」編集長)は評で「迫力がある…桜の淡いピンクと虎の黄色の色彩が見える…釜石市の地名『唐丹』が印象的…ダイナミックな虎舞の動き…」と紹介した。選者の総意で大賞に輝いた。

 

 表彰式には、父友和さん(40)が運転する車で、母愛さんと弟妹3人の総勢6人で東京に向かった。表彰式の後、テレビのインタビューを受け、ステージで家族とともに記念撮影した。1泊して在京の親族と会い、大賞受賞を喜び合った。

 

(復興釜石新聞 2019年2月2日発行 第762号より)

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コラボ商品の完成を喜ぶエスビー食品の小形社長(右)と野田市長

「サヴァ缶」とコラボ「パスタソース」発売〜「食」の提案で釜石支援、エスビー食品 市などと共同開発

「サヴァ缶」とコラボする形でエスビー食品が共同開発した「パスタソース」

「サヴァ缶」とコラボする形でエスビー食品が共同開発した「パスタソース」

 

 食品大手のエスビー食品(東京都中央区、小形博行社長)は、釜石市、県、関係企業と共同開発した新商品「サヴァ缶パスタソース」を3月から発売する。小形社長(61)が釜石市出身と知った野田武則市長が、「食」を通じて東日本大震災の復興支援に取り組む同社に支援を要請したのがきっかけ。市は「健康志向に合致した画期的な商品」とし、被災した地域産業の活性化につながると大きな期待を寄せる。

 

 新たに開発したのはパスタメニュー「サヴァ缶とオリーブオイルのパスタソース」と「サヴァ缶とレモンバジルのパスタソース」の2種類。サヴァ缶の素材の風味を忠実に再現し、さばの身と国産バジルのおいしさをパスタにマッチするよう仕上げた。

 

 1袋1人前で各275円(税別)。3月4日から全国のスーパーマーケットなどで販売する。

 

 さば缶は手軽さや健康効果が注目され、需要が高まっている。パスタとの相性も良く、パスタメニューの一つとして浸透する可能性を秘めていることから、「パスタソース」の提案でさらなる市場の活性化と拡大を狙う。同社は初年度の売り上げ目標を約2億5千万円とする。

 

 「サヴァ缶」は、国産サバを使用したオリジナル洋風缶詰として誕生。釜石市に本社を置く岩手缶詰が三陸産のサバを使用して製造している。釜石市の支援要請を受けたエスビー食品が、これに着目。東日本大震災で被災した東日本の食品産業の長期的支援を目的とする一般社団法人東の食の会(東京都)などの協力を得て完成させた。

 

 発売を前に小形社長や池村和也常務ら5人が28日、新商品を携えて釜石市役所を訪ね、野田市長、山崎秀樹副市長らと試食した。

 

コラボ商品の完成を喜ぶエスビー食品の小形社長(右)と野田市長

コラボ商品の完成を喜ぶエスビー食品の小形社長(右)と野田市長

 

 野田市長は「サバの風味とバジルの香りがパスタとマッチし、さっぱりとした味わいがいい。これは売れそう」と好評。「震災で被災した企業はやっと再建しつつあるのが現状で、新規事業の展開には至らず困っていた。日本を代表する食品大手が釜石に目を向けてくれ、非常に心強い」と同社の支援に感謝。「順調に販売できるよう後押ししたい。第二弾、三弾の商品も」と共同企画のさらなる展開に期待した。

 

 同社は工場が宮城県内にある関係で、震災直後には南三陸町で避難所への食の支援を実施。その後もイベントへの協賛などで被災地の支援を継続している。小形社長は「釜石には、おいしい食べ物の素材となるポテンシャルを秘めたものがいっぱいある。コラボすることが結果的に支援の形につながれば」と願った。

 

(復興釜石新聞 2019年1月30日発行 第761号より)

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