観光スポット

三陸の海をパノラマで望む「釜石大観音」

釜石大観音
市街地からも望める釜石大観音は、港を隔てた大平町鎌崎の高台に立つ高さ48.5mの魚藍観音。胸に魚を抱き、釜石湾を見守るように佇む姿は、釜石のシンボル的存在の一つです。建立は、1970(昭和45)年。内部には祈祷や供養を行う拝殿、三十三観音、七福神胎内めぐりが設けられ、海抜120m、胸元のところに当たる12階の展望台からは広大な太平洋が目の前に広がります。 敷地内には、高さ24mの仏舎利塔もあります。
住所:岩手県釜石市大平町3-9-1
問い合わせ:釜石大観音(電話 0193-24-2125)

「鉄の歴史館」で鉄と釜石の歴史を体験

鉄の歴史館
橋野高炉を原寸大で再現した模型と映像で当時の鉄づくりが体感できるシアターをはじめ、貴重な歴史資料等の展示により、釜石が近代製鉄発祥の地と呼ばれる所以や、明治以降の釜石がいかに発展してきたかが学べる産業博物館。他にもここ「鉄の歴史館」では、鉄の世界史や現代の私たちの生活と鉄との関わりまで学び知ることができます。また、釜石の姉妹都市であるフランスのディーニュ・レ・バン市にある世界最大級のアンモナイト化石の露頭の、レプリカ標本も展示されています。
住所:岩手県釜石市大平町3-12-7
問い合わせ:釜石市立鉄の歴史館(電話 0193-24-2211)

近代製鉄発祥の地「橋野高炉跡」でタイムスリップ

橋野高炉跡
現存する日本最古の洋式高炉跡。釜石・大橋の地で、洋式高炉による鉄鉱石を原料とした連続生産に日本で初めて成功した大島高任の指導のもと、この橋野では1858年(安政5年)から3基の高炉が建設されました。現在では、それぞれ花崗岩切石積みの基壇が残されるのみですが、国の文化財(史跡)に指定されているほか、周辺の関連遺跡を含めて「明治日本の産業革命遺産」の構成資産として、世界遺産に登録されました。
住所:岩手県釜石市橋野町第2地割15

三陸の名峰「五葉山」に登る

五葉山
標高1,351mの五葉山は三陸沿岸の最高峰で、北上山地では早池峰山(1,917m)に次ぐ高さがあります。釜石市のほか、大船渡市と住田町にもまたがり、山頂付近からは三陸のリアス式海岸が一望でき、夜にはイカ釣り漁船の漁火が見えることもあります。その南に連なる準平原と共に県立自然公園に指定され、シカ・サル・カモシカなどの動物が生息し、ツツジや石楠花など季節の草花、ヒノキアスナロの天然林が茂る、市民や登山愛好家にも人気の日本三百名山の一つです。

リアス式海岸の絶景「御箱崎 千畳敷」の迫力

御箱崎 千畳敷
釜石市の北部に位置し、北の大槌湾と南の両石湾に挟まれている箱崎半島。その先端にあるのが御箱崎と呼ばれるエリアで、長い時間をかけて海と風雨によってかたちづくられた、手つかずの自然の光景が広がります。特に、御箱崎の南側にある、数百mの長さにわたって花崗岩が敷き詰められたような「千畳敷」は見る者を圧倒します。最寄りの集落・箱崎白浜から御箱崎まで至る道は、東北自然歩道「新・奥の細道」に指定され、「リアス海岸 箱崎半島のみち」と呼ばれています。
住所:岩手県釜石市箱崎町

「和山高原」の澄み渡る空気と壮大な風車群

和山高原
市北西部に広がる和山高原は、標高800m、広さおよそ1,500haの高原。釜石からは橋野高炉跡で知られる橋野まで行った後、頂上部まで車で移動することができ、早池峰山をはじめ、釜石市、大槌町、遠野市に連なる山々、さらには遠く大槌湾を眺めることができます。雄大な原野には湿原や渓谷、牧場もあり、春が見頃のミズバショウの群生地も有名。広大な丘陵地帯には、釜石広域風力発電事業による大型の風車が43基設置され、それらが立ち並び、羽根を回しているさまは壮観です。
住所:岩手県釜石市橋野町

釜石の歴史が詰まった「釜石市郷土資料館」で学ぶ

釜石市立郷土資料館
釜石駅から徒歩5分のところにある入場無料の郷土資料館。釜石の「自然」「考古」「史跡」「民俗」「昭和の生活」に関する貴重な資料がおよそ9,000点収蔵されています(そのほとんどが市民による寄贈)。東日本大震災での流失を辛うじて逃れた貴重な資料の数々です。これまで釜石が受けてきた明治と昭和の大津波や二度の艦砲射撃など災害に関する写真や資料も常設展示され、釜石の歴史の中でも、いわば苦難の部分も学べる場所となっています。
住所:岩手県釜石市鈴子町15-2
問い合わせ:釜石市立郷土資料館(電話 0193-22-2046)

四季折々の姿を見せる「仙人峠」

仙人峠
『遠野物語』にも登場する、釜石市と遠野市の境界で北上山地にある標高887mの峠です。春から夏にかけては山々の力強い緑が一面を覆い、秋には色鮮やかな紅葉、冬には白銀の景色が広がります。国道283号バイパス「仙人峠道路」の開通により、仙人峠を上る「旧道」の利用は少なくなりましたが、少し遠回りをする分だけ山々の美しい自然が仙人大橋の美しいアーチ橋梁とともに楽しめます。ちなみに、昭和34年(1954年)に開通した仙人トンネルはもともと探鉱目的で掘られたもの。現在、仙人峠では、毎年秋に仙人峠マラソンが開催されています。
住所:岩手県釜石市甲子町

市街地と釜石湾を一望する「薬師公園」

薬師公園
市内中心部の高台にある公園で、長い階段を登った先にある広場からは市街地と釜石湾が一望できます。広場には、釜石の街を見守るように佇む純白の平和像のほか、明治期に49回目にして製鉄所の高炉操業を成功させた高橋亦助翁の頌徳碑や艦砲射撃の際の被害写真パネルもあるなど、釜石の歴史も垣間見られる場所です。また、釜石の花見の名所の一つでもあり、毎年春には桜祭りが開催され、階段から高台の広場まで提灯が灯る風景は春の風物詩の一つとなっています。
住所:岩手県釜石市大町

さくらの名所「本郷の桜並木」

本郷の桜並木
釜石の南東部にある唐丹町本郷の桜並木は、昭和9年(1934年)の春、前年3月の三陸大津波で大きな被害を受けた唐丹村(当時)の復興祈願と、やはり前年12月の明仁親王殿下(現在の天皇陛下)御生誕の祝福を兼ねて植樹された桜並木です。毎年春になると満開のソメイヨシノが沿道を埋め尽くす、釜石屈指の桜スポット。また、3年に1度開催される天照御祖神社祭典の神輿渡御祭(釜石さくら祭り)では、大名行列や郷土芸能が桜の下を練り歩きます。
住所:岩手県釜石市唐丹町本郷

悠久の時を経て佇む「古里の御神楽スギ」

古里の御神楽スギ
釜石市指定天然記念物となっている古里の御神楽スギは、橋野町古里の集落にあります。樹齢400年以上と言われるこの杉は、樹高約30mの釜石地方の代表的な巨木で、幹周約6mにもなる幹と四方八方に大きく伸ばされた枝ぶりには生命の力強さや森厳さを感じずにいられません。御神楽スギのある古里は、石積の畦(あぜ)に支えられた棚田が広がる静かな集落。橋野どんぐり広場から1kmほど西進すると見える地蔵像を右に折れ、約1.2km坂道を上ったところにあります。
住所:岩手県釜石市橋野町


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