タグ別アーカイブ: 観光

入館10万人目となり、野田市長ら関係者の歓迎を受けた(左から)大村森香さん、後藤鮎夏さん

「魚河岸テラス」入場10万人〜オープンから7ヵ月で達成

入館10万人目となり、野田市長ら関係者の歓迎を受けた(左から)大村森香さん、後藤鮎夏さん

入館10万人目となり、野田市長ら関係者の歓迎を受けた(左から)大村森香さん、後藤鮎夏さん

 

 釜石市魚河岸の「魚河岸テラス」の入館者数が22日、10万人に達した。「海、魚のまち釜石」を発信する新拠点として4月にオープンし、約7カ月で達成。同日、セレモニーがあり、10万人目の入館者に指定管理者のかまいしDMC(社長・野田武則市長)から花束や記念品が贈られた。

 

 10万人目となったのは、大阪府大阪市の会社員大村森香さん(29)、東大阪市の会社員後藤鮎夏さん(24)。東日本大震災の被災地を巡る研修ツアーの途中で同館に立ち寄った。

 

 セレモニーでは、くす玉を割ってお祝い。野田市長が記念品の目録を贈った。

 

 2人は前日に釜石入りし、鵜住居町の旅館に宿泊。同館訪問前には「うのスタ」や「うのすまい・トモス」を見学し、震災時の映像や経験談を見聞きした。

 

 被災者の話を聞き、「過去を見つめることが未来につながっている」と感じた大村さん。同館の印象は「おしゃれな空間。おいしい料理が魅力」と味覚も満喫した。

 

 初めて東北を訪れた後藤さんは「釜石の海、潮風を感じることができた。記念、思い出に残る旅になった。被災地を知る貴重な機会を生かし、防災意識を高め、災害に備えたい」と力を込めた。

 

 同館は地元の食材を生かした飲食店や新商品開発の拠点となるキッチンスタジオなどを備える。2階テラスからは釜石湾を一望でき、まちの新名所として4月13日にオープン。9月には港のにぎわい拠点となる「みなとオアシス」に登録され、港湾を生かした観光振興にも期待が高まっている。

 

 かまいしDMCによると、同館には1カ月平均で約1万4千人が来館。盛岡市や北上市など県内陸部からの来訪者も多く、年間の入館者目標7万7千人は9月中旬に達成した。

 

 地元食材を用いた多彩な料理が味わえる飲食店の人気に加え、高速道路網の整備効果もあると分析。野田市長は「順調な入り込みを維持できるよう知恵を出し、港湾を生かした観光の振興にチャレンジしていきたい」と気を引き締めた。

 

(復興釜石新聞 2019年11月27日発行 第845号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

お色直し後初の渡御に繰り出した尾崎神社の六角大みこし

台風被災の釜石に勇気の祭り〜尾崎神社の大みこし復活、曳き船中止も盛り上がる

お色直し後初の渡御に繰り出した尾崎神社の六角大みこし

お色直し後初の渡御に繰り出した尾崎神社の六角大みこし

 

 釜石市浜町の尾崎神社と桜木町の日本製鉄釜石製鉄所山神社の合同祭「釜石まつり」(同実行委主催)は18日から3日間にわたって開催された。19日に予定されていた釜石湾内での「曳き船まつり」は雨のため中止となったが、天候が回復した最終日の20日は待望のみこし渡御を実施。1週間前の台風19号豪雨で浸水被害に見舞われた中心市街地をご神体を乗せたみこしが練り歩き、災害復旧に追われる市民らを元気づけた。

 

 20日の渡御行列には両神社と神楽や虎舞、鹿踊りの奉納団体、一般参加の各種芸能団体合わせて約1100人(13団体)が参加。鈴子町で合同祭の神事を行った後、中心市街地を走る県道釜石港線を進み、魚河岸の魚市場までにぎやかな行列を繰り広げた。

 

 中でも異彩を放ったのが、尾崎神社の六角大みこし。300年以上の歴史を誇る同みこしは一昨年、70年ぶりに修復され、今回の渡御が一般への初お披露目となった。漆を塗り直し、金具を新調するなどしたみこしは、秋の日差しを受け一層輝きを増した。沿道に詰めかけた見物客らは目の前を通るみこしに手を合わせ、震災や台風被害からの復興、家内安全、商売繁盛などを願い、祈りをささげた。

 

みこしを見つめ手を合わせる沿道の見物客

みこしを見つめ手を合わせる沿道の見物客

 

 大町から只越町にかけてのおまつり広場では、各団体が演舞を披露。行列の到着前には、盛岡市のさんさ踊りチーム、山形大学の花笠サークル、東京・浅草で行われるサンバコンテストで最多優勝しているトップダンサーらが、自慢の舞、ダンスで祭りを盛り上げた。

 

 天神町の野崎富男さん(81)は、なかなか目にする機会のない他地域の芸能に「ベリーグッド!すごいね。(躍動感あふれる踊りを見ると)こっちも若返る」と感嘆の声。釜石まつりは毎年見ているといい、「人口が減っているので、こういう祭りでまちが活気づけば」と願った。

 

華やかな衣装とダンスで魅了した浅草のサンバチーム

華やかな衣装とダンスで魅了した浅草のサンバチーム

 

 今年の曳き船まつりには、震災後最多の21隻が参加予定だったが、台風19号の影響で前日までに11隻に減少。それも当日の悪天候による中止で出船はかなわなかった。震災復興完遂まであと少しという段階で、台風による大きな被害を受けた釜石市。ラグビーワールドカップ(W杯)釜石第2戦の中止、釜石まつり参加予定団体の取り止めのほか、影響は各方面に及んでいる。

 

 背後の山から流れ出た水が低地にたまり、広い範囲で浸水した只越町。地元只越虎舞のメンバーは台風接近に伴い、山車の保管庫前に土のうを積むなどして対策。水が引いた後は泥かき作業に追われた。メンバーの岩崎健一さん(55)は苦労を乗り越え迎えた祭りに「曳き船がないのが残念だったが、行列や演舞で少しでも地域の人たちに力を与えられたら。震災で内陸に引っ越した人たちも祭りには帰ってくる。やっぱり楽しみにしているんだと思う」と古里の良さを口にした。

 

 みこし渡御が行われた20日の人出は主催者発表で約1万人に上った。

 

(復興釜石新聞 2019年10月23日発行 第835号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

大震災と復興、防災の専用展示室は新たに拡充したスペースに配置

郷土資料館リニューアル〜展示室拡充 震災・復興専用コーナーに、企画展を11月18日まで開催

大震災と復興、防災の専用展示室は新たに拡充したスペースに配置

大震災と復興、防災の専用展示室は新たに拡充したスペースに配置

 

 2カ年にわたる釜石市郷土資料館(村上修館長)の改修事業が完了し、展示の見直しと整備が行われた。施設規模が拡大し、空調設備が整い、照明も改善された。管理する市教育委員会は「市民、入場者の便益向上が図った」と説明する。

 

 同資料館の前身は1984年5月に大町の旧青葉ビルに開設された「郷土資料展示室」。2005年、鈴子町の現施設に移転し14年が経過した。鉄骨造り2階建ての1階部分(延べ床面積1337平方メートル)のうち471平方メートルを展示スペースに充て、事務室、図書資料室などを配置した。

 

 17、18年度に行われた改修工事では、専用トイレの設置、空調設備の導入、天井や壁面の整備が行われたほか、新たな展示室(77平方メートル)の拡充も行われた。入り口右手の企画展示室(47平方メートル)も室内を一新、照明、空調も整備した。郷土芸能室では、多様な資料映像をモニターでゆっくり鑑賞できる。

 

 新たな展示室は東日本大震災、津波と復興の専用コーナーに充てた。震災の被災状況と復興の写真やパネル、写真集や新聞などメディアの縮刷版、釜石の津波被災の歴史、関連書籍や資料がある。

 

 映像設備は65インチモニターと、2台の32インチタッチパネルを導入。モニターでは4種のCDを用意し、希望に応じて上映する。スチール製の丸いす30脚は、天板に尾崎半島林野火災の被災木を活用している。

 

 常設展示コーナーには英文の説明を加えた。「資料館の場所が分かりづらい」との指摘に対応し、近くの市道交差点に看板を新設した。

 

企画展示室では「釜石のヒーロー」展が

企画展示室では「釜石のヒーロー」展が

 

 改修完了に合わせ、企画展示室では企画展第3弾の「釜石のHERO(ヒーロー)展―昭和~平成を駆け抜けた人々―」を11月18日まで開催中。①北の鉄人 新日鉄釜石ラグビー部②作家井上ひさし「井上家のファミリー・ヒストリー」③日本ポップスの先駆者・大瀧詠一―の3つのテーマを取り上げ、映像、解説資料などで紹介している。

 

(復興釜石新聞 2019年10月19日発行 第834号より)

関連情報 by 縁とらんす
釜石市郷土資料館ホームページ
復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

 

 釜石市鵜住居町の観光交流拠点施設「鵜(う)の郷(さと)交流館」の入館者数が3日、10万人に達した。ラグビーワールドカップ(W杯)開催効果に加え、団体ツアーの立ち寄り所としての活用、高速道路網の整備で交通の便が良くなったこともあり、当初の見込みを上回る集客数で推移。オープンから約7カ月で達成した。同日、セレモニーがあり、10万人目の入館者に指定管理者のかまいしDMC(社長・野田武則市長)から記念品が贈られた=写真。

 

 10万人目となったのは、東京都武蔵村山市の植竹正義さん(82)、タカ子さん(78)夫妻。東日本大震災からの復興の様子を見る旅の途中で交流館に立ち寄った。前日に釜石入りし、町内の旅館に宿泊。旅館では震災時の映像や経験談を見聞きし、「本当に大変なことがあったのに、立ち直ってすごい。いい所だ」と実感を込めた。

 

 セレモニーでは、くす玉を割ってお祝い。野田市長は記念品、交流館そばの施設で職場体験していた唐丹中の香川美咲さん(2年)が花束を贈った。

 

 数日後に52回目の結婚記念日を迎えるという夫妻。そのお祝いにもなった様子で「こういう場に立ち会うのは、これまで縁がなかった。驚いている。こうした良いことが続けばいい」と笑顔を重ねた。2人は交流館周辺を見て回った後、三陸鉄道に乗車。「動けるうちにふたりで旅を楽しみたい。また釜石に来たいね」と言葉を残し、宮古市方面に向かった。

 

 交流館は鵜住居駅前周辺に整備された公共施設(愛称=うのすまい・トモス)の一つで、3月23日にオープン。特産品や海産物などの物販、飲食の計4店舗、休憩スペースなどが設けられ、地域の魅力発信や交流人口の拡大を推進する。

 

 当初、年間8万1千人の入館者を目標に設定していた。一日の入館者数は300~500人だが、W杯釜石会場第1戦の9月25日は5300人余りと、普段の10倍以上を記録。かまいしDMCでは、開催効果の大きさを実感している。

 

 三陸を巡る団体ツアー客がトイレ休憩などで利用するなど立ち寄り所としての認知、他施設と合わせた利用の多さも、予想を上回る伸びにつながったと分析。かまいしDMC鵜住居トモス運営課の佐々学さん(40)は「W杯後も多くの人に訪れてもらえるよう取り組んでいく」と思いを強めた。

 

(復興釜石新聞 2019年10月5日発行 第830号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

橋野鉄鉱山インフォメーションセンター10万人、世界遺産の価値発信〜開館から6年で大達成、黒北高山岳部3人に記念品

 10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

 

 2013年11月にオープンした釜石市の橋野鉄鉱山インフォメーションセンターの入館者が9月29日、10万人に達し、記念のセレモニーが行われた。明治日本の産業革命遺産(8県11市23資産)の一つとして15年7月に世界遺産登録された同鉄鉱山の情報発信施設は、開館から丸6年を前に、節目の喜びに包まれた。

 

 10万人目の入館者となったのは、北上市の黒沢尻北高山岳部の2年生部員、青木郁実さん、木村史希君、菊池旭斗君の3人。くす玉を割り、野田武則市長、市世界遺産課の職員らの祝福を受けた。野田市長から橋野鹿踊りの置物、釜石のラグビーグッズなどの記念品、橋野町振興協議会の和田松男会長から花束が贈られた。「日本の近代化の礎となった釜石、橋野鉄鉱山の意義を理解してもらえれば」と野田市長。

 

 3人は27日から鯨山で行われた登山競技の県高校新人大会に参加。顧問の菅野幸輝教諭の運転する車で山田町から帰る途中、同所に立ち寄った。思わぬ幸運に「びっくり。いい思い出になる」と大喜び。センターで同課の佐々木育男課長から釜石の鉄づくりの歴史や遺産の概要について説明を受けた後、高炉場跡を見学した。共に理系という3人は、約160年前の製鉄現場に興味津々。佐々木課長の話に熱心に耳を傾けた。

 

佐々木課長の案内で高炉場跡を見学。橋野鉄鉱山で行われた鉄づくりを学ぶ

佐々木課長の案内で高炉場跡を見学。橋野鉄鉱山で行われた鉄づくりを学ぶ

 

 木村君は高炉の大きさに圧倒され、「釜石が日本の工業を世界に押し上げる足掛かりとなったことに、県人として誇りを感じる。昔のものがこれだけ残っていてすごい」と大興奮。菊池君は「50~60日かけて鉄を作っていた当時の苦労は大変なもの。その頑張りがあったからこそ、今の自分たちの幸せな暮らしがある」と歴史に思いをはせた。青木さんは「全て人の手でやっているのに驚く。将来に継いでいくべき大切な遺産。運搬路、採掘場跡(通常は非公開)もいつか見てみたい」と期待を膨らませた。

 

 化学を教える菅野教諭は5月の連休に同所を訪問。授業でよく話をしていた。「現地で実際に見聞きすると理解が深まる。彼らは山岳部員。自然を生かして鉄を作っていた歴史的価値に触れ、感動しているのでは」

 

 同センターは、世界遺産登録を目指す取り組みが本格化する中、13年11月10日にオープン。現地見学の前後に知識を得られ、休憩場所にもなっている施設は、映像や模型、パネル展示などで同鉄鉱山を分かりやすく解説する。積雪で冬期は休館するが、開館期間(通常4月1日~12月8日)中は無休。入館者数は世界遺産登録された15年度に最多の4万3316人を記録。翌16年度は8月の台風10号被害で約2カ月半の休館を余儀なくされた。内陸からのアクセス路、県道釜石遠野線笛吹峠の復旧にも時間を要し、17年度は1万人を切ったが、昨年度から回復傾向に。本年度は4月からこれまでに約9300人が訪れ、待望の10万人を突破した。

 

 同鉄鉱山の台風被害復旧は、高炉場跡は完了し、今後は運搬路と採掘場跡に着手する計画。本年度、国は明治日本の産業革命遺産の情報拠点施設を東京に整備する予定で、市も同遺産全体の理解促進を図るための展示を同センターで行っていく方針。

 

(復興釜石新聞 2019年10月5日発行 第830号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

「海のまち釜石」魅力発信、魚河岸テラスが「みなとオアシス」に〜交流、にぎわい拡大へ 10月には朝一も計画

みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

 

 釜石市魚河岸の「魚河岸テラス」が14日、港のにぎわい拠点となる「みなとオアシス」として国土交通省から認定を受け、登録証が授与された。県内では久慈、宮古、大船渡の3市に続き4カ所目で、全国では132カ所目。市はこれまで以上ににぎわいのある地域交流の場の形成を促進し、「海、魚のまち釜石」の魅力発信につなげたい考えだ。

 

 みなとオアシスは、住民参加による地域振興の取り組みを継続する施設を登録し、港を核としたまちづくりを促進する制度。魚河岸テラスは釜石湾の景色を一望し、地元食材を使った食事が味わえる。釜石港では、秋の風物詩となっている釜石まつりの呼び物「曳(ひ)き船まつり」なども開催され、釜石の魅力を五感で楽しめる。

 

登録証を手にする(右から)野田市長、鈴木衆議院議員、高田局長

登録証を手にする(右から)野田市長、鈴木衆議院議員、高田局長

 

 授与式は現地で行われ、関係者ら約50人が出席した。国交省港湾局の高田昌行局長が「港の元気なくして日本の成長なし。域内外の人の交流、にぎわいが拡大することを期待。情報発信活動などを手伝っていく」とあいさつ。登録証を野田武則市長に手渡した。

 

 野田市長は「魚のまちを象徴し、次代につなげるための施設であり、観光拠点としても期待される。登録を弾みにし、全国に発信していきたい」と述べた。鈴木俊一衆議院議員が祝辞。「海に開けた三陸地域にとって、港は重要。港を中心にした観光、地場産品の発信につなげ、前に進むまちづくりを進めてほしい」と期待した。

 

登録証交付後、記念撮影する関係者ら

登録証交付後、記念撮影する関係者ら

 

 魚河岸テラスは4月にオープンし、これまでに延べ約7万6800人が利用。年間目標の7万7千人を約5カ月で達成する見込みだという。

 

 施設の指定管理者「かまいしDMC」の河東英宜取締役事業部長は「登録を機に、より多彩な施設活用や特徴ある楽しみ方を提案し、にぎわいの拠点としてPRしていきたい」と意気込む。

 

 今後、魚河岸テラスを活用した料理勉強会や企業向けレクリエーションなどの催しを展開する予定。10月には市内の漁協と連携した朝市も実施する。

 

(復興釜石新聞 2019年9月18日発行 第825号より)

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

 

ファンゾーンとは…
ラグビーワールドカップ2019日本大会開催期間中に、飲食ブースを併設した大型スクリーンによるパブリックビューイングや、ステージイベント、ラグビーの普及活動などが行われる大会公式のイベントスペースです。岩手県・釜石市では、釜石市民ホールが会場に。性別や年齢問わず、みんなが楽しめるスペースになりますので、スタジアムで観戦できない方もファンゾーンで大会を楽しみましょう!

 

会場

釜石市民ホールTETTO

開催日

2019年9月20日(金)~11月2日(土)
※10/14~18、10/21~25、10/28~31を除く。

 

詳しくは、下記「ファンゾーンガイドブック」をご覧ください。

 

ファンゾーンガイドブック その1

ファンゾーンガイドブック その1

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 1,568 KB
ダウンロード


 

ファンゾーンガイドブック その2

ファンゾーンガイドブック その2

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 1,274 KB
ダウンロード


 

周辺イベント情報

東北酒フェスティバルも開催されます!
東北酒フェスティバル(1,030 KB pdfファイル)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1231296_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

海の素晴らしさ体感、子どもらの歓声響く〜箱崎白浜でワンデイキャンプ

レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

 

 ふるさと釜石の海の素晴らしさを体感し、自然とともに生きる力を育む「海あそびワンデイキャンプ」が25日、釜石市箱崎白浜地区で開かれた。6回目の今年は市内の親子連れを中心に過去最多の72人が参加。各種マリンレジャー体験に加え水辺の防災講習もあり、参加者は心躍る夏の休日にとびきりの笑顔を広げた。

 

 釜石の海に関わる団体や漁師らが2013年に立ち上げた、海と子どもの未来プロジェクト実行委員会「さんりくBLUE ADVENTURE(ブルー・アドベンチャー)」が主催。白浜漁港から船で約3分の隠れ家的ビーチ、通称「小白浜」と呼ばれる海岸に地元漁師の船で上陸し、さまざまな海遊びを楽しんだ。

 

 ウエットスーツとライフジャケットを身に着けた参加者は、専門家らに教わって、シーカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)による水上散歩を満喫。シュノーケリングで海中の生き物を観察したり、波打ち際で水の動きに体をゆだねたり、海ならではの遊びに歓声を上げた。救助用水上バイクやボートの試乗体験もあった。

 

 釜石ライフセービングクラブは、いざという時に自分の身を守る方法を伝授。空のペットボトル、バケツなど身近な物を投げ入れてもらって体を浮かせる方法やあおむけで両手足を広げて救助を待つ「浮いて待て」の姿勢を教えた。

 

1日いっぱい地元の海を楽しみ大満足の参加者、スタッフら

1日いっぱい地元の海を楽しみ大満足の参加者、スタッフら

 

 桜木町の君洞綾香さん(31)、光星(らいと)君(7)、麗(うらら)ちゃん(5)親子は、初めてのビーチに大興奮。光星君は「シュノーケリングとボートが楽しかった。ヒトデも見つけた」と目を輝かせ、母綾香さんは「こんなにきれいな海があるとは。普段できない遊びも安心してできてありがたい。水が苦手だった息子は海での経験を重ね、たくましくなってきた。大自然の中で強く育ってくれたら」と願った。

 

 ここは、古くから地元住民らがレジャーを楽しんでいた場所。実行委は、目を見張るような美しい景観と安全確保の条件の良さから同キャンプ地に選定。有事の際には、御箱崎半島千畳敷へのルートにつながるハイキング路を利用し、高台避難も可能だという。運営には、地域住民や大学生など市内外のボランティアが協力し、実行委と合わせ約40人が参加者の受け入れに尽力した。

 

 震災後に進んだ“海離れ”を食い止めたい、地元の自然に誇りと愛着を持ってほしい―と始められたキャンプ。同実行委共同代表の佐藤奏子さん(40)は「津波を経験した親たちの中には子どもを連れて海に来ることをためらう人がまだまだいる。こういう体験会をきっかけに積極的に足を運べるようになれば」と期待。今後の継続開催にも意欲を示した。

 

(復興釜石新聞 2019年8月24日発行 第819号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

「根浜観光」本格復旧へ、海岸施設オープン〜キャンプ場、休憩所整備 ラグビーW杯での活用見据え

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

 

 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市鵜住居町の根浜海岸に8日、観光施設「根浜シーサイド」がオープンした。市が、津波で流失したレストハウスを再建したほか、オートキャンプ場、多目的広場なども整備。関係者らは、海と山の豊かな自然に囲まれた観光地としての本格復旧に期待を寄せる。間近に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催での活用も見込んでおり、にぎわいの相乗効果につなげる考えだ。

 

 根浜地区の住民は防災集団移転促進事業で高台に移転し、今回はその住宅跡地などを活用。面積は市有地と私有地を合わせ約4万平方メートルになる。

 

 管理棟となるレストハウスは、海のそばにあった以前の場所から陸側に約200メートルの所に再建された。木造平屋建て、延べ床面積370平方㍍。多目的ホールやシャワー室(男女別・各4)、トイレ、キッチン、洗濯コーナーなどを配置した。

 

 オートキャンプサイト(面積7158平方メートル)は小型車用17区画と中型車用9区画を確保。木造平屋の吹き抜け構造の炊事棟(面積18平方メートル)、トイレ棟(同)も設置した。

 

 青々とした天然芝が広がる多目的広場(面積1万8690平方メートル)も整備。乗用車300台を収容できる駐車場は整備中で、来年2月末の完成を予定している。

 

 全体の事業費は約8億円。災害復旧費補助金や過疎債などを活用した。

 

 かまいしDMC(社長・野田武則市長)が指定管理者となる。開館時間は午前9時から午後7時まで。地元の根浜親交会や根浜MIND(マインド)などと協力しながら、スタッフ1~2人を配置する。

 

 この日、現地でオープニングセレモニーが開かれ、関係者約100人が集まった。野田市長は「今年、震災後初めて海開きをした根浜。今後の利用促進に期待。多くの人に親しまれる施設になってほしい」とあいさつ。「くらぶ海音(うみのおと)」による演奏や餅まきなどで祝った。

 

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

 

 同地区は震災の津波で約80戸あった住宅のほとんどが流失し、約15人が犠牲になった。根浜親交会の佐々木雄治事務局長は「がれきで足の踏み場がなかった地区で、施設オープンというお祝いができ感無量。観光地として、きれいな自然を味わってほしい。来訪者と住民、みんなが笑顔で元気になる場、地域になるよう盛り上げていきたい」と期待した。

 

 キャンプサイトの利用料は小型車1区画が1泊3千円(日帰り2千円)で、中型車1区画は1泊6千円(同4千円)。多目的広場は全面利用で1時間ごと5千~2万円だが、半面での貸し出しも可能とする。レストハウス内の多目的ホールは全面利用で500円(1時間ごと)、キッチン300円(同)などとなっている。

 

 21日まで宿泊が可能で、予約を受け付けている。W杯運営の都合で22日以降はレストハウスが使用できず、9月13日から10月24日まで施設一帯が立ち入り禁止となる。

 

 予約・問い合わせはかまいしDMC(電話0193・27・5455)へ。

 

(復興釜石新聞 2019年8月10日発行 第815号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

釜石よいさ ラグビーワールドカップを熱くアピール〜国際色も豊かに、30団体 1400人パレード

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

 

 釜石の夏を彩る第31回「釜石よいさ」(実行委員会主催)は3日、大町の特設会場で開かれた。東日本大震災による2年間の休止を経て、復活して7回目。「踊り継ぎたい 夏がある」を合言葉に、こども園の子どもたちを含め30団体、約1400人が熱い群舞を繰り広げた。9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会まで1カ月半。会場では、さまざまなジャージーを着た人たちが躍動。間近に迫ったW杯をアピールする、多くののぼり旗も舞った。

 

 開会式で実行委の近藤和貴委員長(36)は「今年も熱く盛り上げよう」とアピール。野田武則市長は「よいさとW杯で、震災から復活した元気な釜石を世界に発信しよう」と呼び掛けた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、震災にも負けずに活動する「鵜住居虎舞」の面々が勇壮な舞を披露。総勢50人のおはやし隊の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿の15人の「よいさ小町」が踊りを合図に、よいさのパレードがスタートした。

 

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

 

 企業や団体、市内の小中学生などが、それぞれ趣向を凝らしたスタイルで踊り始める。拓殖大や聖学院大の学生、外資系企業のUBS証券グループ社員など、釜石の復興を外から支え続ける団体も躍動。多くの外国人も踊りの輪に加わるなど、国際色がさらに豊かになった。

 

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

 

 W杯日本大会のアンバサダーを務める釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(52)はステージの上から「W杯本番では、ファンゾーンをみんなで熱く盛り上げよう」とアピール。ジャージー姿でパレードに加わった釜石SWの高橋聡太郎選手(25)は「釜石出身の自分は地域貢献が非常に大事」と懸命に踊った。
 

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

 

 技能実習生として市内の水産加工場で働くチャンティー・グエンチャンさん(22)は「ベトナムにはない祭り。また一つ、日本の文化が学べました」と笑顔を広げた。

 

 釜石市の国際交流員アシュリン・バリーさん(23)は、おはやし隊の太鼓に初挑戦。「メチャクチャ楽しかった。ステージの上から会場全体が見渡せ、とても気持ちが良かった」と声を弾ませた。

 

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

 

(復興釜石新聞 2019年8月7日発行 第814号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3