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根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

「根浜観光」本格復旧へ、海岸施設オープン〜キャンプ場、休憩所整備 ラグビーW杯での活用見据え

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

 

 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市鵜住居町の根浜海岸に8日、観光施設「根浜シーサイド」がオープンした。市が、津波で流失したレストハウスを再建したほか、オートキャンプ場、多目的広場なども整備。関係者らは、海と山の豊かな自然に囲まれた観光地としての本格復旧に期待を寄せる。間近に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催での活用も見込んでおり、にぎわいの相乗効果につなげる考えだ。

 

 根浜地区の住民は防災集団移転促進事業で高台に移転し、今回はその住宅跡地などを活用。面積は市有地と私有地を合わせ約4万平方メートルになる。

 

 管理棟となるレストハウスは、海のそばにあった以前の場所から陸側に約200メートルの所に再建された。木造平屋建て、延べ床面積370平方㍍。多目的ホールやシャワー室(男女別・各4)、トイレ、キッチン、洗濯コーナーなどを配置した。

 

 オートキャンプサイト(面積7158平方メートル)は小型車用17区画と中型車用9区画を確保。木造平屋の吹き抜け構造の炊事棟(面積18平方メートル)、トイレ棟(同)も設置した。

 

 青々とした天然芝が広がる多目的広場(面積1万8690平方メートル)も整備。乗用車300台を収容できる駐車場は整備中で、来年2月末の完成を予定している。

 

 全体の事業費は約8億円。災害復旧費補助金や過疎債などを活用した。

 

 かまいしDMC(社長・野田武則市長)が指定管理者となる。開館時間は午前9時から午後7時まで。地元の根浜親交会や根浜MIND(マインド)などと協力しながら、スタッフ1~2人を配置する。

 

 この日、現地でオープニングセレモニーが開かれ、関係者約100人が集まった。野田市長は「今年、震災後初めて海開きをした根浜。今後の利用促進に期待。多くの人に親しまれる施設になってほしい」とあいさつ。「くらぶ海音(うみのおと)」による演奏や餅まきなどで祝った。

 

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

 

 同地区は震災の津波で約80戸あった住宅のほとんどが流失し、約15人が犠牲になった。根浜親交会の佐々木雄治事務局長は「がれきで足の踏み場がなかった地区で、施設オープンというお祝いができ感無量。観光地として、きれいな自然を味わってほしい。来訪者と住民、みんなが笑顔で元気になる場、地域になるよう盛り上げていきたい」と期待した。

 

 キャンプサイトの利用料は小型車1区画が1泊3千円(日帰り2千円)で、中型車1区画は1泊6千円(同4千円)。多目的広場は全面利用で1時間ごと5千~2万円だが、半面での貸し出しも可能とする。レストハウス内の多目的ホールは全面利用で500円(1時間ごと)、キッチン300円(同)などとなっている。

 

 21日まで宿泊が可能で、予約を受け付けている。W杯運営の都合で22日以降はレストハウスが使用できず、9月13日から10月24日まで施設一帯が立ち入り禁止となる。

 

 予約・問い合わせはかまいしDMC(電話0193・27・5455)へ。

 

(復興釜石新聞 2019年8月10日発行 第815号より)

 

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

釜石よいさ ラグビーワールドカップを熱くアピール〜国際色も豊かに、30団体 1400人パレード

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

 

 釜石の夏を彩る第31回「釜石よいさ」(実行委員会主催)は3日、大町の特設会場で開かれた。東日本大震災による2年間の休止を経て、復活して7回目。「踊り継ぎたい 夏がある」を合言葉に、こども園の子どもたちを含め30団体、約1400人が熱い群舞を繰り広げた。9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会まで1カ月半。会場では、さまざまなジャージーを着た人たちが躍動。間近に迫ったW杯をアピールする、多くののぼり旗も舞った。

 

 開会式で実行委の近藤和貴委員長(36)は「今年も熱く盛り上げよう」とアピール。野田武則市長は「よいさとW杯で、震災から復活した元気な釜石を世界に発信しよう」と呼び掛けた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、震災にも負けずに活動する「鵜住居虎舞」の面々が勇壮な舞を披露。総勢50人のおはやし隊の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿の15人の「よいさ小町」が踊りを合図に、よいさのパレードがスタートした。

 

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

 

 企業や団体、市内の小中学生などが、それぞれ趣向を凝らしたスタイルで踊り始める。拓殖大や聖学院大の学生、外資系企業のUBS証券グループ社員など、釜石の復興を外から支え続ける団体も躍動。多くの外国人も踊りの輪に加わるなど、国際色がさらに豊かになった。

 

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

 

 W杯日本大会のアンバサダーを務める釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(52)はステージの上から「W杯本番では、ファンゾーンをみんなで熱く盛り上げよう」とアピール。ジャージー姿でパレードに加わった釜石SWの高橋聡太郎選手(25)は「釜石出身の自分は地域貢献が非常に大事」と懸命に踊った。
 

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

 

 技能実習生として市内の水産加工場で働くチャンティー・グエンチャンさん(22)は「ベトナムにはない祭り。また一つ、日本の文化が学べました」と笑顔を広げた。

 

 釜石市の国際交流員アシュリン・バリーさん(23)は、おはやし隊の太鼓に初挑戦。「メチャクチャ楽しかった。ステージの上から会場全体が見渡せ、とても気持ちが良かった」と声を弾ませた。

 

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

 

(復興釜石新聞 2019年8月7日発行 第814号より)

 

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だ円のオブジェお目見え、鵜住居駅前に撮影スポット〜「ラグビー釜石」広くアピール、ワールドカップへ SNS発信に期待

だ円のオブジェお目見え、鵜住居駅前に撮影スポット〜「ラグビー釜石」広くアピール、ワールドカップへ SNS発信に期待

三陸鉄道鵜住居駅前にお目見えしたラグビーボールの形のオブジェ

三陸鉄道鵜住居駅前にお目見えしたラグビーボールの形のオブジェ

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)本番が迫る中、試合会場の一つとなる釜石鵜住居復興スタジアムに近い三陸鉄道鵜住居駅前に写真撮影スポットが設置された。スタジアムを望む場所に、ラグビーボールの形をしたオブジェがお目見え。ラグビーワールドカップ2019釜石開催実行委員会は「釜石を訪れた人たちの写真撮影の場に活用してもらい、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで世界に釜石の魅力を発信してもらえれば」と期待する。

 

 だ円のオブジェは高さ3㍍、直径2㍍の強化プラスチック製。大漁旗をイメージしたデザインに、郷土芸能虎舞、観光スポット釜石大観音が描かれ、「鉄と魚とラグビーのまち」をアピールする。背後には鵜住居駅や復興スタジアムが見え、時間によっては三陸鉄道の車両を重ねて撮影することもできる。

 

 27日に復興スタジアムで行われるラグビー日本代表戦を前に24日、除幕式が行われ、山崎秀樹副市長や県沿岸広域振興局の石川晃局長らの手で除幕。市立鵜住居幼稚園(磯田育子園長)の園児14人がほほ笑ましく虎舞を披露し、スポットの完成に花を添えた。園児の父母らも参加し、オブジェやスタジアムを背景に早速記念写真を撮影していた。

 

 山崎副市長は「W杯釜石開催まで、あと55日。多くの人にラグビーの醍醐味(だいごみ)を味わってもらい、岩手、釜石に来て良かったという思い出を記録してもらえれば」と期待を述べた。

 

 撮影スポットはW杯期間中の11月2日まで設置し、その後は市内に移設する予定。

 

(復興釜石新聞 2019年7月27日発行 第811号より)

 

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根浜海岸に歓声戻る、震災後初 海開き〜海を楽しむ多彩なプログラム

根浜海岸に歓声戻る、震災後初 海開き〜海を楽しむ多彩なプログラム

海開きした根浜海岸での遊びを楽しむ海水浴客

海開きした根浜海岸での遊びを楽しむ海水浴客

 

今日から、思いっきり海あそびを楽しむ―。釜石市鵜住居町の根浜海岸の海水浴場が20日、東日本大震災後初めて海開きをした。津波で砂浜が失われ、再生工事が完了した約150メートルを使った海水浴場の復活の第一歩。地元団体が主催する海遊びイベントも開かれ、浜辺には9年ぶりに家族連れや海水浴客の笑顔が戻った。

 

午前9時からの安全祈願祭(釜石観光物産協会主催)が終わるころに青空が見え始めて気温も上昇。続いて行われた海開き開設式(根浜MIND主催)には海水浴客らが続々と集まってきた。

 

「たくさんの人たちの協力に感謝します。きれいな海、よみがえった砂浜で、今日から思いっきり海あそびを楽しみます」。志土富翼君(釜石小6年)、櫻庭瑠衣さん(小佐野小同)が宣言し、午前10時過ぎ、家族連れや地元の子どもたちがいっせいに海に入った。

 

子どもたちは「冷たい」「しょっぱーい」と歓声を響かせた。小佐野町の見世彬君(4)は波打ち際を走ったり、小魚や海藻を見つけて大はしゃぎ。波の感触も「気持ちいい」と満開の笑顔を弾けさせた。母親の高莉莉(こう・りり)さん(37)は「釣りで海に行くが、砂遊びも楽しむ海は初めて。新鮮。近くに海がある地域だとあらためて実感。海の良さ、楽しさを感じ、地域を好きになってほしい」と見守った。

 

イベントは21日までの2日間開催。地元住民や競技団体など20余りの団体が協力し、シュノーケリング、レスキューボート体験、漁船クルーズなど多彩なプログラムを用意した。

 

市の中心的な観光地だった同海岸は、震災で約1・3キロにわたる砂浜が消失した。県が復興交付金で人工再生に着手。採石や砂を投入し定着を図る工事を進め、150メートルを再生させた。残る300メートルの工事も継続。関係者らは来年、同海岸全体で海開きすることに期待を高めている。

 

観光地としての本格復興に向け、市はキャンプ場やレストハウスの整備を進めており、間もなく完成する見込み。野田武則市長は「たくさんの人に親しまれ愛される観光地になってほしい。山の観光と連携した取り組みを進めていく」と意欲を見せた。

 

海水浴場の開設は8月12日まで(午前10時~午後4時)。

 

(復興釜石新聞 2019年7月24日発行 第810号より)

 

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海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

根浜海岸 待望の海開きへ〜震災後初 7月20日から、白砂青松復活 一部再開

海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

 

 釜石市鵜住居町の根浜海岸で20日、東日本大震災以降初の海開きが行われることになった。これを前に10日、釜石東中(米慎司校長、生徒99人)の全校生徒が除草作業を実施。多くの海水浴客が訪れた震災前のにぎわい復活に期待を膨らませた。

 

 「白砂青松」の陸中海岸屈指の海水浴場として知られた根浜海岸は、震災で約1・3キロにわたる砂浜が消失した。県が養浜による砂浜再生事業を実施。復興交付金など約10億円を投じて人工再生に取り組み、採石や砂を投入して定着を図る工事を進め、450メートルのうち3分の1が完了した。

 

 市はこれを受け、一部で海開きをすることを決定。20日午前9時15分から安全祈願祭を行う。20、21日はシーカヤック、シュノーケリング、ヨット、ワークショップなどの体験プログラムを用意。「親子で参加を」と呼び掛ける。

 

 海水浴場は8月12日まで、いずれも午前10時から午後4時まで開設する。

 

 同海岸では地元住民、県、市、NPO法人などが地元由来の植物の再生に取り組んでいる。釜石東中は3年前から、育苗や苗の移植で協力。10日は、元々自生していた海浜植物を移植したエリアの除草と、踏み込みを防止する枠取り作業を行った。

 

 この取り組みを支援する県立大総合政策部の島田正明准教授(植生学)が、作業を指導。岩崎美歩さん(1年)は「根浜海岸が(海水浴客で)にぎわったことは聞いているが、見たことはない」とした上で、「去年の夏は1回だけ泳いだ。今年も泳ぎたい」と声を弾ませた。

 

 11月には、全校で育て、島田准教授が手伝った苗を2年生が移植する予定だ。

 

(復興釜石新聞 2019年7月13日発行 第807号より)

 

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【インタビュー】7月14日(日)開催 釜石駅前夏祭り

【インタビュー】7月14日(日)開催 釜石駅前夏祭り

【インタビュー】7月14日(日)開催 釜石駅前夏祭り

 

取材先:実行委員会 宮川 徹さん
インタビュー:2019年6月21日
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川香織(釜石まちづくり株式会社)

 

今年、釜石市内で開催される夏祭りのトップを切って行われる、『釜石駅前夏祭り』をご紹介します。実行委員会から、実行委員長の宮川徹さん(和の膳 みや川)に詳しいお話を聞いて来ました。

 

手を取り合って盛り上げて行こう

 

釜石駅前夏祭り 実行委員会 宮川 徹さん

 

ーーこの夏祭り開催のきっかけはどういうものだったんですか?

 

今年は、春に三陸鉄道がリアス線として全線開通し、秋にはラグビーの世界大会が釜石で開催されます。
駅前は釜石へいらっしゃる方々をお迎えする玄関口です。そう考えた時に、この駅前周辺の盛り上がりというものが大事だと、そこに賑わいをつくりたいなという想いがあったんです。
 
でも、私もそうですけれど、店を守りながら自分だけで何かしようと思っても、やっぱり限度があります。
だから、各々の将来について考えた時に、このままでは大変だな・・・と、他の業種の方々も感じていたと思います。
 
それで、一人では出来ない、一業者、一業種では出来ない事を、色々な業種の人たちが集まって、一緒に手を取り合って盛り上げて行こうと始めたのがきっかけですね。

 

釜石駅前祭り 前回の様子

釜石駅前祭り 前回の様子

 

ーーそういう宮川さんの想いや考えに共感してくれる人が多かったという感じですか?

 

いや、最初はやはり、このイベントに対する想いを理解して頂くことは大変でした。
「駅前やサンフィッシュの為に、他の地域や業種の立場で、何で手を貸さなくてはいけないんだ?」という感じの言葉も頂きました。
 
でも、そうじゃないんですと。「駅は、釜石にやってくる方々を一番初めにお迎えする場所。そこから、市内各所を巡ってもらう仕組み作りをしていかなくては。それを、JRや三陸鉄道と一緒に企画して行くのも自分達の役目だと思う」というお話をしました
 
浜の方には魚河岸テラスも出来ましたし、中心市街地にはTETTO(釜石市民ホール)があって、そして、釜石駅、鵜住居駅周辺と。それぞれの地域だけではなくて、もっと連携して行く必要もあると考えています。

 

イベントに込めた想い

 

釜石駅前夏祭り 実行委員会 宮川 徹さん 

ーーイベントの内容を決める時に大事にされている事はどんな事でしょう?

 

これからの釜石のまちを造っていく子供たちへ・・・という想いがあります。
自分達が子供の頃は、町のお祭りの規模も賑わいも大きく、楽しい思い出が皆あったと思います。だから、今の子供たちにもそういう経験をさせてあげたいし、思い出を財産として残してあげたいと思うんです。

 
それから、地域の郷土芸能も大事にしたいですね。昨年は虎舞にご出演頂きましたが、今回は神楽と桜舞太鼓です。次回は、また別の団体にもお声がけしたいと考えています。お祭りでしか見る事が出来ない団体もいますから、こういう機会に広く色々な皆さんにぜひ観て頂きたいです。
 
また、先ほど異業種間の連携の話もしましたが、三陸鉄道リアス線の同じ沿線地域として、お隣の大槌町の皆さんにも出展してもらっています。そうした、他地域との連携もこれからは重要だと考えています。

 

ーー夏祭りとしては2回目の開催となりますね。

 

今回は、JR釜石線SL銀河運行5周年記念イベントと共催です。前回(昨年7月開催)のイベントを多方面から認めて頂き、“一緒にやりましょう”と声を掛けて頂けたんだと思います。
おかげさまで様々な企業様からも応援を頂き、こうした規模で開催する事が出来ています。

 

ーー本当に内容が盛りだくさんですね!

 

釜石駅前夏祭り 実行委員会 宮川 徹さん

 

幅広い年代の皆さんに喜んでもらえるのが一番ですが、親子で楽しんでもらえるプログラムもあります。
ジロー今村さんのステージは、子供さんも一緒になって楽しめる参加型で、今年の3月の時にもご出演頂いたんですがとても楽しくて、それで今回もお願いしました。
また、ファミリー限定の似顔絵コーナーもあります。先着にはなりますが、無料ですのでぜひどうぞ。
 
それから、これはやはり忘れてはいけない事として、三陸の津波を題材にした防災紙芝居があります。
読み手の横道毅さんは大船渡のご出身で、普段は東京で舞台を中心に役者をしていらっしゃる方なのですが、大船渡津波伝承館でこの紙芝居を始めとした活動もされています。以前、私もこの紙芝居を拝見したのですが、とても引き込まれます。こちらもぜひ観て頂きたいです。
 
そして一番のメインは、シープラザ釜石イベントステージの『釜石はまゆり寄席』のハマカーンさんですね!
このステージは、前からご縁があった桂枝太郎師匠のおかげで実現しました。釜石でお笑いの舞台を見る機会はあまり多くないと思うので、たくさん笑って頂きたいです!
 
また、JRさんとはスタンプラリーとコラボしています。JRさんのイベントを楽しんだ後に、食べたりステージイベントを観たりと、どちらも一緒に楽しんで頂ければと思います。
 
各事業所でもそれぞれイベントがあります。サンフィッシュではのっけ丼、シープラザ釜石とマイヤ釜石店でもセールを開催の予定です。
 
駐車場に関しては、近隣の有料駐車場をご利用ください。わからない場合は、イベントスタッフにお尋ねください。できれば、この機会に鉄道でお越し頂けるのが一番ですね!よろしくお願いいたします!

 

 

JR釜石駅 夏の特別イベント 『2019釜石駅前夏祭り』
※「SL銀河」機関車一般公開in釜石 同時開催
日時:2019年7月14日(日) 10:00~20:00
場所:釜石駅前広場
イベント詳細はこちらの チラシ をご覧ください

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす事務局による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

岩手のゆるキャラ一丸、ラッピング列車でワールドカップ盛り上げ〜「スクラムいわてフィフティーン号」三陸鉄道運行

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

県内のご当地キャラクターが描かれたラッピング車両

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019釜石開催実行委員会は三陸鉄道の協力を得て、大会の盛り上げを図るラッピング列車「スクラムいわてフィフティーン号」を、リアス線盛駅(大船渡市)―久慈駅(久慈市)間で運行させている。県内の自治体マスコットキャラクターたちが描かれていて、25日に釜石市鈴子町の釜石駅のホームでお披露目。岩手のゆるキャラたちも一丸となり、走って大会PR、機運醸成を応援する。

 

 車体に描かれているのは、県内のご当地キャラクターで結成したラグビーチーム「スクラムいわてフィフティーン」のメンバーたちで、ラガーそばっち(県)、ラガーかまリン(釜石市)、サーモンくん(宮古市)など35体。日本代表の赤白のユニホーム姿で、「みんなでスクラム!」などとアピールしている。

 

 背景には熱戦の舞台となるラグビー場もデザイン。釜石会場での試合出場国の国旗などもあしらった。

 

 ラッピング列車は16日から運行。この日も釜石駅に到着すると、車両を背に記念撮影する乗客の姿が見られた。観光で訪れ、宮古駅から乗車した栃木県大田原市の大竹裕則さん(68)、満子さん(67)夫妻は「こうした明るい車両があると、大会が盛り上がると思う。観戦客が大勢訪れてほしい」と期待。初めて利用した三鉄での旅も「のんびりしていて、いいね」と笑顔を重ねた。

 

 ラッピング列車は1車両で、来年6月15日まで運行する予定。同実行委は今後、市内装飾や独自ボランティアの取り組みなどを進め、大会機運をさらに高めていく考えだ。
 釜石市ラグビーW杯2019推進本部事務局の小田島徳子副主幹は「オール岩手で力を合わせ、お客さまを迎える準備をし、おもてなしの雰囲気をつくっていく」と話した。

 

(復興釜石新聞 2019年6月29日発行 第803号より)

 

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宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

宮古−気仙沼直結、三陸道 釜石北−大槌開通〜ラグビーワールドカップへ観光客迎える

釜石市と大槌町がやっと高速道で結ばれ、小旗を振って喜ぶ地域住民ら=22日、大槌IC付近で

釜石市と大槌町がやっと高速道で結ばれ、小旗を振って喜ぶ地域住民ら=22日、大槌IC付近で

 

 東日本大震災からの復興道路として国が整備を進める三陸沿岸道路の釜石北インターチェンジ(IC)と大槌IC間の4・8キロが22日、開通した。これにより宮古市から宮城県気仙沼市までの106キロがすべてつながり、同区間で最後まで残っていた釜石市と大槌町の間がやっと高速道路で結ばれた。ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催まで、あと3カ月。釜石周辺の高速交通網が完成したことで、多くの観戦客や観光客の利用が見込まれ、沿岸被災地の交流拡大や産業振興への効果も期待される。

 

 大槌IC付近で行われた開通式典には関係者ら約150人が出席した。達増拓也知事は「地域振興、震災からの復興を後押しする重要なインフラになる」とあいさつ。鈴木俊一五輪担当相は「異例の速さで工事が進んだ背景には震災の犠牲者がいる。しっかり活用し、地域振興に結びつけなければ」と呼び掛けた。

 

宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

宮古ー気仙沼の直結を祝いテープカットする野田釜石市長ら

 

 9月に開幕するラグビーW杯を前に、滑り込む形で釜石周辺の道路の完成が間に合った。W杯日本大会のアンバサダーとして活動する釜石シーウェイブス(SW)の桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「W杯後も交流人口の拡大に期待する」とメッセージ。釜石市の野田武則市長は「『いのちの道』『希望の道』として活用していきたい」とお礼の言葉を述べた。

 

 野田市長、平野公三大槌町長ら関係者がテープカット。多くの地元住民らが小旗を振る中、パトカーを先導に45台の車が通り初めを行った。地元の児童生徒らによるブラスバンドの演奏、郷土芸能臼澤鹿子踊り保存会による鹿子踊りが式典を盛り上げた。一般車両の通行は午後3時半に始まった。

 

 鹿子踊りのおはやしの太鼓を担当した上野武夫さん(54)は、釜石市小佐野町にある在宅介護支援センターの所長を務める。震災前は、自宅がある大槌町小鎚から職場まで1時間以上かかり、震災後も40分ほどを要していたが、今回の開通で約20分に大幅短縮された。高速道路を降りると、目の前は職場。「朝は渋滞もあり、1時間半もかけて通勤していた時代と比べ、隔世の感。これで、やっと楽ができます」と喜んだ。

 

 同区間は釜石ジャンクション(JCT)と山田南ICの23キロを結ぶ釜石山田道路の一部で、今回の開通区間を含めた総事業費は約1038億円。国土交通省南三陸国道事務所によると、今回の開通で釜石市役所と宮古市役所の移動時間は約6分縮まる。宮古市から気仙沼市までの所要時間は約1時間50分となり、震災前と比べ約50分短縮する。

 

(復興釜石新聞 2019年6月26日発行 第802号より)

 

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まち歩きを前に、マップでルートを確認

震災風化防止へ散策楽しむ〜ゲーム感覚でまち歩き、県内外から156人参加

「フォトロゲイニング」に県内外から参加した人たち

「フォトロゲイニング」に県内外から参加した人たち

 

 地図上にあらかじめ設定されたチェックポイントを制限時間内で多く巡り獲得した合計得点を競うスポーツ「フォトロゲイニング」の三陸版イベント「三陸ジオパークフォトロゲイニングフェスティバル」沿岸南部エリア大会が15日、釜石市と大槌町で開かれた。県の三陸防災復興プロジェクトの一環。あいにくの雨模様だったが、県内外の56チーム156人が三陸の豊かな自然に触れるまち歩きやゲーム感覚での散策を楽しんだ。

 

 フォトロゲイニングは走りか歩きで移動し、制限時間内にチェックポイントで決められたポーズで写真を撮る。チェックポイントの難易度によって得点は異なり、合計点の多いチームが上位となる。観光とスポーツを組み合わせたイベントとして近年人気が高まっている。

 

 発着点の釜石市民ホールTETTO屋外広場で開会式が行われ、県同プロジェクト推進室の小野寺宏和室長が「三陸では初めての開催。豊かな自然、魅力を感じてもらいながら、震災復興の現状を見てほしい」と激励した。

 

 釜石港を一望できる「魚河岸テラス」や自然に囲まれた「釜石鵜住居復興スタジアム」、「ひょうたん島」の愛称で親しまれている蓬莱島など、三陸沿岸の景勝地や震災遺構、みちのく潮風トレイルを取り入れた39カ所をチェックポイントに指定した。2市町をまたがっているため、シャトルバスも運行。各チームは会場で配られた地図を基に作戦を練ってから出発した。

 

まち歩きを前に、マップでルートを確認

まち歩きを前に、マップでルートを確認

 

 参加者は雨が降る中、「しんどい」と漏らしつつ歩き回り、チェックポイントに着くとポーズを決めて写真撮影。地元釜石から参加した川端海惺君(双葉小6年)は「ずっと住んでいるけど、行ったことのない所がある。まちの良さをたくさん見つけたい」と歩みを進めた。

 

 奥州市の梅内悠登君(胆沢第一小4年)は「大変だったけど楽しかった。シカを見た」とにっこり。母恵さん(47)は「観光スポットを無駄なく回れた。(悠登君が)復興の様子も見て何かを感じてもらえたら」と見守った。

 

 震災の風化防止、三陸地域に関心を持ってもらうとの期待が込められた同フェス。沿岸北部エリア大会は7月6日に普代村と野田村で開かれる。

 

(復興釜石新聞 2019年6月19日発行 第800号より)

 

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大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

「さんりくるっと」三陸の元気発信、防災復興プロジェクトと連動〜振分親方 笑顔で握手、特製ちゃんこも振る舞う

大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

 

 三陸の食やステージ、体験イベントなどで地域の元気を発信する「さんりくるっと」(同実行委主催)が1日、釜石市の大町広場周辺で開かれた。イベントには大相撲、東関部屋の振分親方(元小結高見盛)も招かれ、握手会やちゃんこのお振る舞いで来場者と交流。老若男女が喜びの笑みを広げた。

 

 同イベントは、南三陸の若手経営者らが中心となり企画。震災後、復興のリーダー輩出を目的に岩手、宮城の沿岸被災地で開講した人材育成道場の元塾生が、横のつながりを生かし開催する。2017年の大船渡市、18年の気仙沼市に続き3回目となった今回は、釜石市民ホールで開幕した三陸防災復興プロジェクトと連動して開かれた。

 

 釜石、気仙沼、南三陸の3市町から9事業者が出店。自慢の水産物を使った料理や加工食品、飲料などを販売した。ステージではアンパンマンショーや気仙沼のご当地アイドルなどのライブがあり、家族連れや若者グループが楽しんだ。今秋、釜石で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)のPRを兼ね、ストリートラグビー体験や釜石シーウェイブスRFC選手との触れ合いコーナーもあった。

 

 振分親方は部屋の力士3人(美登桜、高見劉、青乃潮)と来釜。ちびっこ相撲体験、記念撮影で楽しませ、同部屋特製ちゃんこを振る舞った。開始から長い列ができ、親方と握手を交わした人たちは、包みこまれるような大きな手や優しい笑顔に癒やされた。

 

 甲子町の柴田陽子さん(81)、小舘礼子さん(81)は「(ロボコップの愛称で親しまれた)土俵上の気合入れが印象的。いつもテレビで応援していた。握手してもらい元気になった」と感激で声を弾ませた。

 

 釜石訪問は初めてという振分親方は「山も海も近く自然が豊か。初めての土地でいろいろな人と触れ合えるのはうれしい」と感謝。復興の現状を目の当たりにし、「自力で頑張れるようになってこそ、本当の再生を実感できるのでは。今日お会いした人たちからは『大丈夫。復活する』と思わせるものが感じられた」と三陸の底力を確信していた。

 

(復興釜石新聞 2019年6月8日発行 第797号より)

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