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鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

鵜の郷交流館も10万人〜オープンから7ヵ月、見込みを上回る集客

 

 釜石市鵜住居町の観光交流拠点施設「鵜(う)の郷(さと)交流館」の入館者数が3日、10万人に達した。ラグビーワールドカップ(W杯)開催効果に加え、団体ツアーの立ち寄り所としての活用、高速道路網の整備で交通の便が良くなったこともあり、当初の見込みを上回る集客数で推移。オープンから約7カ月で達成した。同日、セレモニーがあり、10万人目の入館者に指定管理者のかまいしDMC(社長・野田武則市長)から記念品が贈られた=写真。

 

 10万人目となったのは、東京都武蔵村山市の植竹正義さん(82)、タカ子さん(78)夫妻。東日本大震災からの復興の様子を見る旅の途中で交流館に立ち寄った。前日に釜石入りし、町内の旅館に宿泊。旅館では震災時の映像や経験談を見聞きし、「本当に大変なことがあったのに、立ち直ってすごい。いい所だ」と実感を込めた。

 

 セレモニーでは、くす玉を割ってお祝い。野田市長は記念品、交流館そばの施設で職場体験していた唐丹中の香川美咲さん(2年)が花束を贈った。

 

 数日後に52回目の結婚記念日を迎えるという夫妻。そのお祝いにもなった様子で「こういう場に立ち会うのは、これまで縁がなかった。驚いている。こうした良いことが続けばいい」と笑顔を重ねた。2人は交流館周辺を見て回った後、三陸鉄道に乗車。「動けるうちにふたりで旅を楽しみたい。また釜石に来たいね」と言葉を残し、宮古市方面に向かった。

 

 交流館は鵜住居駅前周辺に整備された公共施設(愛称=うのすまい・トモス)の一つで、3月23日にオープン。特産品や海産物などの物販、飲食の計4店舗、休憩スペースなどが設けられ、地域の魅力発信や交流人口の拡大を推進する。

 

 当初、年間8万1千人の入館者を目標に設定していた。一日の入館者数は300~500人だが、W杯釜石会場第1戦の9月25日は5300人余りと、普段の10倍以上を記録。かまいしDMCでは、開催効果の大きさを実感している。

 

 三陸を巡る団体ツアー客がトイレ休憩などで利用するなど立ち寄り所としての認知、他施設と合わせた利用の多さも、予想を上回る伸びにつながったと分析。かまいしDMC鵜住居トモス運営課の佐々学さん(40)は「W杯後も多くの人に訪れてもらえるよう取り組んでいく」と思いを強めた。

 

(復興釜石新聞 2019年10月5日発行 第830号より)

 

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

橋野鉄鉱山インフォメーションセンター10万人、世界遺産の価値発信〜開館から6年で大達成、黒北高山岳部3人に記念品

 10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

10万人目の入館者となった木村史希君、青木郁実さん、菊池旭斗君(右から)

 

 2013年11月にオープンした釜石市の橋野鉄鉱山インフォメーションセンターの入館者が9月29日、10万人に達し、記念のセレモニーが行われた。明治日本の産業革命遺産(8県11市23資産)の一つとして15年7月に世界遺産登録された同鉄鉱山の情報発信施設は、開館から丸6年を前に、節目の喜びに包まれた。

 

 10万人目の入館者となったのは、北上市の黒沢尻北高山岳部の2年生部員、青木郁実さん、木村史希君、菊池旭斗君の3人。くす玉を割り、野田武則市長、市世界遺産課の職員らの祝福を受けた。野田市長から橋野鹿踊りの置物、釜石のラグビーグッズなどの記念品、橋野町振興協議会の和田松男会長から花束が贈られた。「日本の近代化の礎となった釜石、橋野鉄鉱山の意義を理解してもらえれば」と野田市長。

 

 3人は27日から鯨山で行われた登山競技の県高校新人大会に参加。顧問の菅野幸輝教諭の運転する車で山田町から帰る途中、同所に立ち寄った。思わぬ幸運に「びっくり。いい思い出になる」と大喜び。センターで同課の佐々木育男課長から釜石の鉄づくりの歴史や遺産の概要について説明を受けた後、高炉場跡を見学した。共に理系という3人は、約160年前の製鉄現場に興味津々。佐々木課長の話に熱心に耳を傾けた。

 

佐々木課長の案内で高炉場跡を見学。橋野鉄鉱山で行われた鉄づくりを学ぶ

佐々木課長の案内で高炉場跡を見学。橋野鉄鉱山で行われた鉄づくりを学ぶ

 

 木村君は高炉の大きさに圧倒され、「釜石が日本の工業を世界に押し上げる足掛かりとなったことに、県人として誇りを感じる。昔のものがこれだけ残っていてすごい」と大興奮。菊池君は「50~60日かけて鉄を作っていた当時の苦労は大変なもの。その頑張りがあったからこそ、今の自分たちの幸せな暮らしがある」と歴史に思いをはせた。青木さんは「全て人の手でやっているのに驚く。将来に継いでいくべき大切な遺産。運搬路、採掘場跡(通常は非公開)もいつか見てみたい」と期待を膨らませた。

 

 化学を教える菅野教諭は5月の連休に同所を訪問。授業でよく話をしていた。「現地で実際に見聞きすると理解が深まる。彼らは山岳部員。自然を生かして鉄を作っていた歴史的価値に触れ、感動しているのでは」

 

 同センターは、世界遺産登録を目指す取り組みが本格化する中、13年11月10日にオープン。現地見学の前後に知識を得られ、休憩場所にもなっている施設は、映像や模型、パネル展示などで同鉄鉱山を分かりやすく解説する。積雪で冬期は休館するが、開館期間(通常4月1日~12月8日)中は無休。入館者数は世界遺産登録された15年度に最多の4万3316人を記録。翌16年度は8月の台風10号被害で約2カ月半の休館を余儀なくされた。内陸からのアクセス路、県道釜石遠野線笛吹峠の復旧にも時間を要し、17年度は1万人を切ったが、昨年度から回復傾向に。本年度は4月からこれまでに約9300人が訪れ、待望の10万人を突破した。

 

 同鉄鉱山の台風被害復旧は、高炉場跡は完了し、今後は運搬路と採掘場跡に着手する計画。本年度、国は明治日本の産業革命遺産の情報拠点施設を東京に整備する予定で、市も同遺産全体の理解促進を図るための展示を同センターで行っていく方針。

 

(復興釜石新聞 2019年10月5日発行 第830号より)

 

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みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

「海のまち釜石」魅力発信、魚河岸テラスが「みなとオアシス」に〜交流、にぎわい拡大へ 10月には朝一も計画

みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

みなとオアシスに登録された魚河岸テラス

 

 釜石市魚河岸の「魚河岸テラス」が14日、港のにぎわい拠点となる「みなとオアシス」として国土交通省から認定を受け、登録証が授与された。県内では久慈、宮古、大船渡の3市に続き4カ所目で、全国では132カ所目。市はこれまで以上ににぎわいのある地域交流の場の形成を促進し、「海、魚のまち釜石」の魅力発信につなげたい考えだ。

 

 みなとオアシスは、住民参加による地域振興の取り組みを継続する施設を登録し、港を核としたまちづくりを促進する制度。魚河岸テラスは釜石湾の景色を一望し、地元食材を使った食事が味わえる。釜石港では、秋の風物詩となっている釜石まつりの呼び物「曳(ひ)き船まつり」なども開催され、釜石の魅力を五感で楽しめる。

 

登録証を手にする(右から)野田市長、鈴木衆議院議員、高田局長

登録証を手にする(右から)野田市長、鈴木衆議院議員、高田局長

 

 授与式は現地で行われ、関係者ら約50人が出席した。国交省港湾局の高田昌行局長が「港の元気なくして日本の成長なし。域内外の人の交流、にぎわいが拡大することを期待。情報発信活動などを手伝っていく」とあいさつ。登録証を野田武則市長に手渡した。

 

 野田市長は「魚のまちを象徴し、次代につなげるための施設であり、観光拠点としても期待される。登録を弾みにし、全国に発信していきたい」と述べた。鈴木俊一衆議院議員が祝辞。「海に開けた三陸地域にとって、港は重要。港を中心にした観光、地場産品の発信につなげ、前に進むまちづくりを進めてほしい」と期待した。

 

登録証交付後、記念撮影する関係者ら

登録証交付後、記念撮影する関係者ら

 

 魚河岸テラスは4月にオープンし、これまでに延べ約7万6800人が利用。年間目標の7万7千人を約5カ月で達成する見込みだという。

 

 施設の指定管理者「かまいしDMC」の河東英宜取締役事業部長は「登録を機に、より多彩な施設活用や特徴ある楽しみ方を提案し、にぎわいの拠点としてPRしていきたい」と意気込む。

 

 今後、魚河岸テラスを活用した料理勉強会や企業向けレクリエーションなどの催しを展開する予定。10月には市内の漁協と連携した朝市も実施する。

 

(復興釜石新聞 2019年9月18日発行 第825号より)

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーンin岩手・釜石を開催します!!

 

ファンゾーンとは…
ラグビーワールドカップ2019日本大会開催期間中に、飲食ブースを併設した大型スクリーンによるパブリックビューイングや、ステージイベント、ラグビーの普及活動などが行われる大会公式のイベントスペースです。岩手県・釜石市では、釜石市民ホールが会場に。性別や年齢問わず、みんなが楽しめるスペースになりますので、スタジアムで観戦できない方もファンゾーンで大会を楽しみましょう!

 

会場

釜石市民ホールTETTO

開催日

2019年9月20日(金)~11月2日(土)
※10/14~18、10/21~25、10/28~31を除く。

 

詳しくは、下記「ファンゾーンガイドブック」をご覧ください。

 

ファンゾーンガイドブック その1

ファンゾーンガイドブック その1

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ファンゾーンガイドブック その2

ファンゾーンガイドブック その2

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周辺イベント情報

東北酒フェスティバルも開催されます!
東北酒フェスティバル(1,030 KB pdfファイル)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1231296_3208.html
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

海の素晴らしさ体感、子どもらの歓声響く〜箱崎白浜でワンデイキャンプ

レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

レスキューボードなどに乗って海面を進む楽しさを味わう家族

 

 ふるさと釜石の海の素晴らしさを体感し、自然とともに生きる力を育む「海あそびワンデイキャンプ」が25日、釜石市箱崎白浜地区で開かれた。6回目の今年は市内の親子連れを中心に過去最多の72人が参加。各種マリンレジャー体験に加え水辺の防災講習もあり、参加者は心躍る夏の休日にとびきりの笑顔を広げた。

 

 釜石の海に関わる団体や漁師らが2013年に立ち上げた、海と子どもの未来プロジェクト実行委員会「さんりくBLUE ADVENTURE(ブルー・アドベンチャー)」が主催。白浜漁港から船で約3分の隠れ家的ビーチ、通称「小白浜」と呼ばれる海岸に地元漁師の船で上陸し、さまざまな海遊びを楽しんだ。

 

 ウエットスーツとライフジャケットを身に着けた参加者は、専門家らに教わって、シーカヤックやスタンドアップパドルボード(SUP)による水上散歩を満喫。シュノーケリングで海中の生き物を観察したり、波打ち際で水の動きに体をゆだねたり、海ならではの遊びに歓声を上げた。救助用水上バイクやボートの試乗体験もあった。

 

 釜石ライフセービングクラブは、いざという時に自分の身を守る方法を伝授。空のペットボトル、バケツなど身近な物を投げ入れてもらって体を浮かせる方法やあおむけで両手足を広げて救助を待つ「浮いて待て」の姿勢を教えた。

 

1日いっぱい地元の海を楽しみ大満足の参加者、スタッフら

1日いっぱい地元の海を楽しみ大満足の参加者、スタッフら

 

 桜木町の君洞綾香さん(31)、光星(らいと)君(7)、麗(うらら)ちゃん(5)親子は、初めてのビーチに大興奮。光星君は「シュノーケリングとボートが楽しかった。ヒトデも見つけた」と目を輝かせ、母綾香さんは「こんなにきれいな海があるとは。普段できない遊びも安心してできてありがたい。水が苦手だった息子は海での経験を重ね、たくましくなってきた。大自然の中で強く育ってくれたら」と願った。

 

 ここは、古くから地元住民らがレジャーを楽しんでいた場所。実行委は、目を見張るような美しい景観と安全確保の条件の良さから同キャンプ地に選定。有事の際には、御箱崎半島千畳敷へのルートにつながるハイキング路を利用し、高台避難も可能だという。運営には、地域住民や大学生など市内外のボランティアが協力し、実行委と合わせ約40人が参加者の受け入れに尽力した。

 

 震災後に進んだ“海離れ”を食い止めたい、地元の自然に誇りと愛着を持ってほしい―と始められたキャンプ。同実行委共同代表の佐藤奏子さん(40)は「津波を経験した親たちの中には子どもを連れて海に来ることをためらう人がまだまだいる。こういう体験会をきっかけに積極的に足を運べるようになれば」と期待。今後の継続開催にも意欲を示した。

 

(復興釜石新聞 2019年8月24日発行 第819号より)

 

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根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

「根浜観光」本格復旧へ、海岸施設オープン〜キャンプ場、休憩所整備 ラグビーW杯での活用見据え

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

根浜海岸に整備された観光施設「根浜シーサイド」

 

 東日本大震災で大きな被害を受けた釜石市鵜住居町の根浜海岸に8日、観光施設「根浜シーサイド」がオープンした。市が、津波で流失したレストハウスを再建したほか、オートキャンプ場、多目的広場なども整備。関係者らは、海と山の豊かな自然に囲まれた観光地としての本格復旧に期待を寄せる。間近に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催での活用も見込んでおり、にぎわいの相乗効果につなげる考えだ。

 

 根浜地区の住民は防災集団移転促進事業で高台に移転し、今回はその住宅跡地などを活用。面積は市有地と私有地を合わせ約4万平方メートルになる。

 

 管理棟となるレストハウスは、海のそばにあった以前の場所から陸側に約200メートルの所に再建された。木造平屋建て、延べ床面積370平方㍍。多目的ホールやシャワー室(男女別・各4)、トイレ、キッチン、洗濯コーナーなどを配置した。

 

 オートキャンプサイト(面積7158平方メートル)は小型車用17区画と中型車用9区画を確保。木造平屋の吹き抜け構造の炊事棟(面積18平方メートル)、トイレ棟(同)も設置した。

 

 青々とした天然芝が広がる多目的広場(面積1万8690平方メートル)も整備。乗用車300台を収容できる駐車場は整備中で、来年2月末の完成を予定している。

 

 全体の事業費は約8億円。災害復旧費補助金や過疎債などを活用した。

 

 かまいしDMC(社長・野田武則市長)が指定管理者となる。開館時間は午前9時から午後7時まで。地元の根浜親交会や根浜MIND(マインド)などと協力しながら、スタッフ1~2人を配置する。

 

 この日、現地でオープニングセレモニーが開かれ、関係者約100人が集まった。野田市長は「今年、震災後初めて海開きをした根浜。今後の利用促進に期待。多くの人に親しまれる施設になってほしい」とあいさつ。「くらぶ海音(うみのおと)」による演奏や餅まきなどで祝った。

 

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

餅まきでオープンを祝った地域住民ら

 

 同地区は震災の津波で約80戸あった住宅のほとんどが流失し、約15人が犠牲になった。根浜親交会の佐々木雄治事務局長は「がれきで足の踏み場がなかった地区で、施設オープンというお祝いができ感無量。観光地として、きれいな自然を味わってほしい。来訪者と住民、みんなが笑顔で元気になる場、地域になるよう盛り上げていきたい」と期待した。

 

 キャンプサイトの利用料は小型車1区画が1泊3千円(日帰り2千円)で、中型車1区画は1泊6千円(同4千円)。多目的広場は全面利用で1時間ごと5千~2万円だが、半面での貸し出しも可能とする。レストハウス内の多目的ホールは全面利用で500円(1時間ごと)、キッチン300円(同)などとなっている。

 

 21日まで宿泊が可能で、予約を受け付けている。W杯運営の都合で22日以降はレストハウスが使用できず、9月13日から10月24日まで施設一帯が立ち入り禁止となる。

 

 予約・問い合わせはかまいしDMC(電話0193・27・5455)へ。

 

(復興釜石新聞 2019年8月10日発行 第815号より)

 

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15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

釜石よいさ ラグビーワールドカップを熱くアピール〜国際色も豊かに、30団体 1400人パレード

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

ラグビーW杯をアピールするのぼり旗を掲げて行進する沿岸広域振興局チーム

 

 釜石の夏を彩る第31回「釜石よいさ」(実行委員会主催)は3日、大町の特設会場で開かれた。東日本大震災による2年間の休止を経て、復活して7回目。「踊り継ぎたい 夏がある」を合言葉に、こども園の子どもたちを含め30団体、約1400人が熱い群舞を繰り広げた。9月に開幕するラグビーワールドカップ(W杯)日本大会まで1カ月半。会場では、さまざまなジャージーを着た人たちが躍動。間近に迫ったW杯をアピールする、多くののぼり旗も舞った。

 

 開会式で実行委の近藤和貴委員長(36)は「今年も熱く盛り上げよう」とアピール。野田武則市長は「よいさとW杯で、震災から復活した元気な釜石を世界に発信しよう」と呼び掛けた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、震災にも負けずに活動する「鵜住居虎舞」の面々が勇壮な舞を披露。総勢50人のおはやし隊の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿の15人の「よいさ小町」が踊りを合図に、よいさのパレードがスタートした。

 

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

15人の「よいさ小町」があでやかな舞で彩る

 

 企業や団体、市内の小中学生などが、それぞれ趣向を凝らしたスタイルで踊り始める。拓殖大や聖学院大の学生、外資系企業のUBS証券グループ社員など、釜石の復興を外から支え続ける団体も躍動。多くの外国人も踊りの輪に加わるなど、国際色がさらに豊かになった。

 

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

大勢の市民らが「よいさ」の熱演に拍手を送る

 

 W杯日本大会のアンバサダーを務める釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(52)はステージの上から「W杯本番では、ファンゾーンをみんなで熱く盛り上げよう」とアピール。ジャージー姿でパレードに加わった釜石SWの高橋聡太郎選手(25)は「釜石出身の自分は地域貢献が非常に大事」と懸命に踊った。
 

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

だ円のボールのTシャツでパレードする上中島こども園の園児ら

 

 技能実習生として市内の水産加工場で働くチャンティー・グエンチャンさん(22)は「ベトナムにはない祭り。また一つ、日本の文化が学べました」と笑顔を広げた。

 

 釜石市の国際交流員アシュリン・バリーさん(23)は、おはやし隊の太鼓に初挑戦。「メチャクチャ楽しかった。ステージの上から会場全体が見渡せ、とても気持ちが良かった」と声を弾ませた。

 

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

初めて太鼓に挑んだアシュリン・バリーさん(中央)。「楽しかった」と声を弾ませた

 

(復興釜石新聞 2019年8月7日発行 第814号より)

 

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だ円のオブジェお目見え、鵜住居駅前に撮影スポット〜「ラグビー釜石」広くアピール、ワールドカップへ SNS発信に期待

だ円のオブジェお目見え、鵜住居駅前に撮影スポット〜「ラグビー釜石」広くアピール、ワールドカップへ SNS発信に期待

三陸鉄道鵜住居駅前にお目見えしたラグビーボールの形のオブジェ

三陸鉄道鵜住居駅前にお目見えしたラグビーボールの形のオブジェ

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)本番が迫る中、試合会場の一つとなる釜石鵜住居復興スタジアムに近い三陸鉄道鵜住居駅前に写真撮影スポットが設置された。スタジアムを望む場所に、ラグビーボールの形をしたオブジェがお目見え。ラグビーワールドカップ2019釜石開催実行委員会は「釜石を訪れた人たちの写真撮影の場に活用してもらい、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで世界に釜石の魅力を発信してもらえれば」と期待する。

 

 だ円のオブジェは高さ3㍍、直径2㍍の強化プラスチック製。大漁旗をイメージしたデザインに、郷土芸能虎舞、観光スポット釜石大観音が描かれ、「鉄と魚とラグビーのまち」をアピールする。背後には鵜住居駅や復興スタジアムが見え、時間によっては三陸鉄道の車両を重ねて撮影することもできる。

 

 27日に復興スタジアムで行われるラグビー日本代表戦を前に24日、除幕式が行われ、山崎秀樹副市長や県沿岸広域振興局の石川晃局長らの手で除幕。市立鵜住居幼稚園(磯田育子園長)の園児14人がほほ笑ましく虎舞を披露し、スポットの完成に花を添えた。園児の父母らも参加し、オブジェやスタジアムを背景に早速記念写真を撮影していた。

 

 山崎副市長は「W杯釜石開催まで、あと55日。多くの人にラグビーの醍醐味(だいごみ)を味わってもらい、岩手、釜石に来て良かったという思い出を記録してもらえれば」と期待を述べた。

 

 撮影スポットはW杯期間中の11月2日まで設置し、その後は市内に移設する予定。

 

(復興釜石新聞 2019年7月27日発行 第811号より)

 

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根浜海岸に歓声戻る、震災後初 海開き〜海を楽しむ多彩なプログラム

根浜海岸に歓声戻る、震災後初 海開き〜海を楽しむ多彩なプログラム

海開きした根浜海岸での遊びを楽しむ海水浴客

海開きした根浜海岸での遊びを楽しむ海水浴客

 

今日から、思いっきり海あそびを楽しむ―。釜石市鵜住居町の根浜海岸の海水浴場が20日、東日本大震災後初めて海開きをした。津波で砂浜が失われ、再生工事が完了した約150メートルを使った海水浴場の復活の第一歩。地元団体が主催する海遊びイベントも開かれ、浜辺には9年ぶりに家族連れや海水浴客の笑顔が戻った。

 

午前9時からの安全祈願祭(釜石観光物産協会主催)が終わるころに青空が見え始めて気温も上昇。続いて行われた海開き開設式(根浜MIND主催)には海水浴客らが続々と集まってきた。

 

「たくさんの人たちの協力に感謝します。きれいな海、よみがえった砂浜で、今日から思いっきり海あそびを楽しみます」。志土富翼君(釜石小6年)、櫻庭瑠衣さん(小佐野小同)が宣言し、午前10時過ぎ、家族連れや地元の子どもたちがいっせいに海に入った。

 

子どもたちは「冷たい」「しょっぱーい」と歓声を響かせた。小佐野町の見世彬君(4)は波打ち際を走ったり、小魚や海藻を見つけて大はしゃぎ。波の感触も「気持ちいい」と満開の笑顔を弾けさせた。母親の高莉莉(こう・りり)さん(37)は「釣りで海に行くが、砂遊びも楽しむ海は初めて。新鮮。近くに海がある地域だとあらためて実感。海の良さ、楽しさを感じ、地域を好きになってほしい」と見守った。

 

イベントは21日までの2日間開催。地元住民や競技団体など20余りの団体が協力し、シュノーケリング、レスキューボート体験、漁船クルーズなど多彩なプログラムを用意した。

 

市の中心的な観光地だった同海岸は、震災で約1・3キロにわたる砂浜が消失した。県が復興交付金で人工再生に着手。採石や砂を投入し定着を図る工事を進め、150メートルを再生させた。残る300メートルの工事も継続。関係者らは来年、同海岸全体で海開きすることに期待を高めている。

 

観光地としての本格復興に向け、市はキャンプ場やレストハウスの整備を進めており、間もなく完成する見込み。野田武則市長は「たくさんの人に親しまれ愛される観光地になってほしい。山の観光と連携した取り組みを進めていく」と意欲を見せた。

 

海水浴場の開設は8月12日まで(午前10時~午後4時)。

 

(復興釜石新聞 2019年7月24日発行 第810号より)

 

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海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

根浜海岸 待望の海開きへ〜震災後初 7月20日から、白砂青松復活 一部再開

海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

海浜植物の移植地で除草する釜石東中生

 

 釜石市鵜住居町の根浜海岸で20日、東日本大震災以降初の海開きが行われることになった。これを前に10日、釜石東中(米慎司校長、生徒99人)の全校生徒が除草作業を実施。多くの海水浴客が訪れた震災前のにぎわい復活に期待を膨らませた。

 

 「白砂青松」の陸中海岸屈指の海水浴場として知られた根浜海岸は、震災で約1・3キロにわたる砂浜が消失した。県が養浜による砂浜再生事業を実施。復興交付金など約10億円を投じて人工再生に取り組み、採石や砂を投入して定着を図る工事を進め、450メートルのうち3分の1が完了した。

 

 市はこれを受け、一部で海開きをすることを決定。20日午前9時15分から安全祈願祭を行う。20、21日はシーカヤック、シュノーケリング、ヨット、ワークショップなどの体験プログラムを用意。「親子で参加を」と呼び掛ける。

 

 海水浴場は8月12日まで、いずれも午前10時から午後4時まで開設する。

 

 同海岸では地元住民、県、市、NPO法人などが地元由来の植物の再生に取り組んでいる。釜石東中は3年前から、育苗や苗の移植で協力。10日は、元々自生していた海浜植物を移植したエリアの除草と、踏み込みを防止する枠取り作業を行った。

 

 この取り組みを支援する県立大総合政策部の島田正明准教授(植生学)が、作業を指導。岩崎美歩さん(1年)は「根浜海岸が(海水浴客で)にぎわったことは聞いているが、見たことはない」とした上で、「去年の夏は1回だけ泳いだ。今年も泳ぎたい」と声を弾ませた。

 

 11月には、全校で育て、島田准教授が手伝った苗を2年生が移植する予定だ。

 

(復興釜石新聞 2019年7月13日発行 第807号より)

 

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