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多くの人でにぎわったSL銀河の一般公開。家族連れらが写真撮影を楽しんだ

来春引退のSL銀河、JR釜石駅で一般公開~駅前では「春まつり」 食で地域の魅力発信

多くの人でにぎわったSL銀河の一般公開。家族連れらが写真撮影を楽しんだ

多くの人でにぎわったSL銀河の一般公開。家族連れらが写真撮影を楽しんだ

 

 JR釜石線(花巻―釜石間、90・2キロ)で運行9年目となる蒸気機関車「SL銀河」が4日、釜石駅構内で一般公開された。来春に運行を終えることが決まっていて、外観や車内を間近で見ようと、多くの家族連れや鉄道愛好家らが来場。迫力ある車体の魅力を存分に味わった。公開に合わせ4、5の両日、駅前広場で「かまいし春まつり」(釜石観光物産協会主催)を開催。特産品販売や多彩なステージイベントが催された。

 

部品、汽笛、走る姿…「何もかも好き」 SL見学会

 
運転台の見学で機関士から計器類の説明を受ける男性(左)

運転台の見学で機関士から計器類の説明を受ける男性(左)

 

 SLは駅構内の車庫から煙を吐きながら進み、客車と連結。来場者は、普段見ることのない裏方作業を興味深げに見つめた。機関車の前では子どもたちが機関士の帽子をかぶって記念撮影。4両の客車内も公開され、宮沢賢治の代表作「銀河鉄道の夜」をモチーフにしたレトロな内装を眺めたり、客席の座り心地を確かめたりした。

 

 運転台を見学できる有料企画も。事前に申し込んだ10人が、石炭を燃やす匂いや汽笛、噴き出す蒸気などを間近で体感しながら、計器類の説明を受けていた。小原那遊汰(なゆた)君(北上市立更木小4年)は「初めてのことで緊張した。火を使っていて熱かったけど、すごく楽しかった。SLは部品、汽笛、走っている姿、何もかも好き。将来はSLを運転する人になりたい」と目を輝かせた。祖父靖市さん(68)は孫の影響で、休日はSLの‶追っかけ″を楽しむ。「(運行終了は)名残惜しい。たくさんの顔なじみができたのはSLのおかげ」と目を細めた。

 

機関士の帽子をかぶってパチリ。交流も楽しんだ

機関士の帽子をかぶってパチリ。交流も楽しんだ

 

レトロな雰囲気の客車内で旅行気分を味わう親子

レトロな雰囲気の客車内で旅行気分を味わう親子

 

 東日本大震災からの復興支援や地域活性化を目的に、2014年に運行が始まったSL銀河。客車の老朽化などに伴い、来年春の引退が決まっている。吉田正樹釜石駅長は「多くの人出があり、愛されていたと実感。SLのレガシーを受け継ぎ、釜石線の活性化に取り組んでいく」とした。

 

ホタテ稚貝汁、海鮮のっけ丼人気 春まつり

 

ホタテ稚貝汁のお振る舞いは長い列ができ大盛況となった
ホタテ稚貝汁のお振る舞いは長い列ができ大盛況となった

 

 駅前広場には、ホタテ焼きや焼き鳥、菓子などを販売する出店が並んだ。鈴子町内会女性部によるホタテ稚貝汁のお振る舞い(各日とも200食限定)は長い列ができるほどの人気ぶり。大河内悠貴君(花巻市立南城小4年)と母聡子さん(40)は「だしがとれていて、おいしい。こじんまりとしていてもイベントを楽しめ、地元のものを味わえた」と満喫した。

 

 サン・フィッシュ釜石が用意したのは、温かいご飯に好みの魚介類をのせて食べる「のっけ丼」、しちりんで焼き上げる海鮮焼き。東鮮魚店の東洋子社長(62)は「予想を上回る客足。来てもらって感謝です。おいしいものを食べて、『釜石、いいな』と思ってもらえたら」と、マグロやイカなど新鮮な食材を使った刺し身や加工品を多数提供した。

 

サンフィッシュ釜石内の魚屋で丼にのせる具を求める家族連れ

サンフィッシュ釜石内の魚屋で丼にのせる具を求める家族連れ

 

釜石駅前広場では多くの観光客が食を満喫した

釜石駅前広場では多くの観光客が食を満喫した

 

 同まつりは5月の大型連休期間に合わせて毎年実施。同協会の澤田政男会長は「たくさんの笑顔を見ることができた。コロナ禍でも地域を盛り上げ、楽しんでもらう企画を考え、まちの良さを発信していきたい」と見据えた。

7日から一般開放が始まる橋野町の菜の花畑

黄色の“ビッグじゅうたん”見応え十分! 釜石・橋野「菜の花パーク」7日オープン

7日から一般開放が始まる橋野町の菜の花畑

7日から一般開放が始まる橋野町の菜の花畑

 
 一般社団法人ユナイテッドグリーン(山田周生代表理事)は、釜石市橋野町に開設する菜の花畑を7日から一般開放する。昨年の約2倍に面積を拡大した畑には、目にも鮮やかな黄色の花が一面に咲き誇り、心躍る空間を広げる。7日は1日限定でマルシェをオープン。自然素材のランチや手作りおやつの販売、ヨーガ体験、ピエロパフォーマンスなど多彩なメニューで来園者を迎える。一般開放は15日までを予定。時間は午前11時から午後3時まで。入園無料。
 
 産地直売所「橋野どんぐり広場」の近くにある菜の花畑は、山田代表が地元農家から遊休地を借りて耕作する。深刻化するシカの食害でここ2、3年は栽培面積を減らしていたが、高さ約2メートルの鉄柵を設置して侵入を防ぐ対策を講じ、今年は約80アールの作付けが実現した。昨年9月に種をまき、順調に成長した菜の花は背丈1メートル以上になり花も豊富。一般開放時には満開になるとみられる。
 
緩やかな傾斜の段々畑に咲き誇る菜の花

緩やかな傾斜の段々畑に咲き誇る菜の花

 
シカの侵入を防ぐ柵を設置したことで順調に生育

シカの侵入を防ぐ柵を設置したことで順調に生育

 
たくさんの花をつけ、満開間近=4月28日撮影

たくさんの花をつけ、満開間近=4月28日撮影

 
 オープン初日のマルシェには県内各地から出店予定。ビーガンカレー(おやさい食堂カラコマ)、同畑産菜種油や自家栽培玄米粉を使った菓子(やえはた自然農園)、県産小麦・自家製酵母のパン(ルーツ)、釜石の特産品をシロップに使ったかき氷(コンコン)などが販売される。ビーガンカレーは「菜の花青空レストラン」フェイスブックから事前予約を勧める。和みのヨーガ、指圧マッサージ、ピエロの絵本読み聞かせ・マジック、クリスタルボウル演奏も企画される。
 
 開放期間中は時間内で自由に出入りが可能。来園者のための駐車場も設ける。山田代表は「今年は面積も広がり、花は見応え十分。10年近くやってきた中でこんなに成長が良く、花の付きも良いのは初めて。空気のおいしい橋野で、きれいな花を眺めながら思い思いに過ごしてもらえれば」と呼び掛ける。10日は野だて(呈茶)も実施予定。
 
県道釜石遠野線側から臨む菜の花畑

県道釜石遠野線側から臨む菜の花畑

 
震災後、沿岸被災地で菜の花栽培に取り組んできたユナイテッドグリーンの山田周生代表

震災後、沿岸被災地で菜の花栽培に取り組んできたユナイテッドグリーンの山田周生代表

 
 山田代表は東日本大震災後、沿岸被災地で「菜の花大地復興プロジェクト」を展開。津波被害を受けた農地や耕作放棄地に塩分吸収率の高い菜の花を植え、土壌を浄化。種から搾った菜種油を全国に販売する取り組みを行い、被災者の雇用創出などで復興に貢献してきた。
 
 橋野の畑でも菜種油の生産を継続中。ボランティアの力を得ながら6~7月に種を収穫し選別。一関市の業者に依頼して11月ごろから搾油する。製品は来年1月から春にかけて店頭販売。市内では橋野どんぐり広場などで購入できる。「無農薬栽培で収量は少ないが、化学物質の影響を受けない安心安全な油」と山田代表。

20周年を迎えた「釜石観光ガイド会」 写真:橋野鉄鉱山・世界遺産登録を前にしたガイド研修(2015年5月)

「釜石観光ガイド会」発足20周年 震災後の経験を糧にさらなる釜石発信へ

20周年を迎えた「釜石観光ガイド会」 写真:橋野鉄鉱山・世界遺産登録を前にしたガイド研修(2015年5月)

20周年を迎えた「釜石観光ガイド会」 写真:橋野鉄鉱山・世界遺産登録を前にしたガイド研修(2015年5月)

 
 釜石市の釜石観光ガイド会(三浦達夫会長、会員27人)は本年3月で発足20周年を迎えた。東日本大震災による被災、橋野鉄鉱山の世界遺産登録、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催などで同市への来訪者はこの10年で大幅に増加。同会へのガイド依頼も急増し、歴史、文化、自然、防災と多様な分野での同市発信に会が果たす役割は大きい。会では今後もガイド会員の増強、スキル向上を図りながら、観光振興の一翼を担っていきたい考えだ。
 
 同会は2002年3月27日発足。前年に市などが開いた「観光ガイド養成講座」の受講者18人で「釜石観光ボランティアガイド会」として立ち上げた(18年に現名称に改称)。観光コースの検討やシナリオづくり、モデルツアーなどを行いながら体制を構築。近代製鉄発祥150周年も好機としてガイドの機会を増やしていった。
 
タイの大学生らに東日本大震災の被災状況を説明=2014年6月、鵜住居町

タイの大学生らに東日本大震災の被災状況を説明=2014年6月、鵜住居町

 
 11年の震災以降は被災地視察や復興支援ツアー、防災学習旅行などのガイド対応に奔走。12、13年の受け入れ人数は1万3300人台に達した。13年の「三陸ジオパーク」認定、15年の「橋野鉄鉱山」世界遺産登録、19年のラグビーW杯釜石開催などを追い風に、ガイド需要は好調を維持。震災復興後の本格観光を見据え、会の機能強化を図ろうとした矢先、新型コロナウイルスの感染拡大が影を落とす。コロナ禍のこの2年は観光客が激減。同会も緊急事態宣言によるガイド活動の休止、団体ツアーの受け入れ減など大きな影響を受けてきた。
 
コロナ禍で予定を変更し釜石を訪れた県内の修学旅行生を案内=2020年9月、橋野鉄鉱山

コロナ禍で予定を変更し釜石を訪れた県内の修学旅行生を案内=2020年9月、橋野鉄鉱山

 
 そして迎えた20周年―。会は記念事業として、新たな「観光ガイド資料集」と直近10年間の活動を記録した冊子「平成24(2012)年から10年の歩み」を各70部作成した。資料集は会員のガイド力向上を目的に、釜石観光物産協会の協力を得て編集。全348ページに及ぶ“バイブル”は津波や艦砲射撃、製鉄に代表される同市の歴史、郷土の偉人や文化、自然、イベント、特産品などあらゆる分野を網羅。必要な情報をすぐに取り出せる仕様となっている。10年の歩みは活動状況の写真と略年表で構成した。
 
20周年記念事業で作成した資料集(右)と直近10年の歩みを記録した冊子

20周年記念事業で作成した資料集(右)と直近10年の歩みを記録した冊子

 
 4月27日、ガイド会の三浦会長、藤原信孝事務局長、観光物産協会の澤田政男会長、和田利男事務局長が市役所を訪問。野田武則市長に20周年を報告するとともに、作成した資料集などを贈呈した。三浦会長は震災後を「激動の10年間だった。被災地の案内を通じて会員個々のスキルも上がった」と振り返り、「今までの蓄積を生かしながら、次の10年を作っていきたい」と決意を示した。
 
20周年を報告した三浦達夫会長(中央)、藤原信孝事務局長(右から2人目)、観光物産協会・澤田政男会長(右)

20周年を報告した三浦達夫会長(中央)、藤原信孝事務局長(右から2人目)、観光物産協会・澤田政男会長(右)

 
 野田市長は20年にわたる会の運営、交流人口拡大への貢献に感謝。「ガイド活動で得られた知見、経験は何事にも代え難い。釜石はオープン・フィールド・ミュージアムとして新しい観光の未来像を掲げる。ガイド会の一層の活躍を期待する」と述べた。
 
 同ガイド会は依頼を受けてのツアーガイドのほか、橋野鉄鉱山インフォメーションセンターに毎日常駐してのガイド対応、大型連休やSL運行日に合わせたまちなかガイド(釜石駅前発着)など精力的に活動。新人ガイドの養成、会員の研修にも力を入れる。
 

 
 三浦会長は釜石が誇る製鉄の歴史を重要視。「世界遺産・橋野鉄鉱山をもっと盛り上げていくべき。積極的にPRする行事、イベントを企画して人を呼び込まなければ先細りしてしまう」と提言し、地元の住民組織、行政と一体となった取り組みを望んだ。

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新緑、景色楽しみたい! 五葉山で山開き 登山シーズン到来「無事」祈る

「今年の山が始まる」。楽しみにしていた五葉山登山に向かう人たち

「今年の山が始まる」。楽しみにしていた五葉山登山に向かう人たち

 
 釜石、大船渡、住田の3市町にまたがる本県沿岸の最高峰・五葉山(標高1351メートル)で4月29日、登山シーズンの始まりを告げる山開きがあった。地元住民や行政関係者らが神事を行い、登山者らの安全を祈願。曇天ながら時折日も差す中、この日を心待ちにした登山愛好者らは新緑をめでながら思い思いに山歩きを楽しんだ。
 
赤坂峠登山口で行われた安全祈願祭。地元関係者らは神事で登山者の無事を願った

赤坂峠登山口で行われた安全祈願祭。地元関係者らは神事で登山者の無事を願った

 
 「昭和の日」の祝日に設定されている山開きは、3市町村で組織する五葉山自然保護協議会(会長=野田武則釜石市長)が主催。釜石、大船渡の市境となる赤坂峠登山口で行われた安全祈願祭には関係者約40人が参加し、五葉山神社の奥山行正宮司による神事で無事故を願った。登山道の状況が説明された後、家族連れや山岳会などのグループが頂上を目指して歩み出した。
 
登山愛好者らは木々の芽吹きや山道から見える景色も楽しみながら山頂を目指す

登山愛好者らは木々の芽吹きや山道から見える景色も楽しみながら山頂を目指す

 
 石巻市の阿部亜紀さん(46)、杉山ひろみさん(56)は昨年、山登りを楽しみ始めたばかり。今回の五葉山登山は、「山友」の佐藤伸一さん(59)=東松島市=の還暦祝いにした。「登るのは苦しく大変だったりするけど、頂上に着いた時、何とも言えない爽快感、達成感で満たされる」と魅力を語る2人。軽快に進む佐藤さんの後に続き、「頂上から海が見えるのを期待。新緑を感じて、若返って帰ってきます」と明るい笑顔を見せた。
 
 釜石岳友会メンバーの赤﨑公正さん(66)は登山歴40年余。四季を通じて年間10回ほど五葉山に登るといい、「いよいよ、山のシーズンが始まった。五葉山は身近にあり、季節の花や山頂からの眺めを楽しむことができる、いい山。今年も何度も足を運びたい」と心を躍らせた。
 
赤坂峠登山口近くに自生するツツジはつぼみ状態。まもなく開花し登山者を出迎える

赤坂峠登山口近くに自生するツツジはつぼみ状態。まもなく開花し登山者を出迎える

 
 五葉山は県立自然公園に指定され、豊富な動植物、山頂からのリアス海岸や奥羽山系の展望が、登山者を引きつける。同山自然保護管理員の鈴木一敏さん=大船渡市=によると、赤坂コース登山道上に残雪は無く歩きやすいが、4合目の「畳岩」周辺は浮き石があり、より注意して歩く必要があるという。春から夏にかけて咲くツツジやシャクナゲの花も見所。ツツジはつぼみの状態のものもあり、「例年より早い。時期を逃さないよう楽しみながら登ってほしい」と呼び掛ける。名物のシャクナゲの開花は7月初旬以降が見込まれる。

周辺のヤマザクラも満開。写真左の八重桜並木はつぼみ状態=27日

山里も春らんまん! 世界遺産「橋野鉄鉱山」石割桜、周辺の山桜と“満開”競演

世界遺産「橋野鉄鉱山」高炉場跡内に自生する“石割桜”=27日午前撮影

世界遺産「橋野鉄鉱山」高炉場跡内に自生する“石割桜”=27日午前撮影

 
 釜石市の北西部、山あいの橋野町青ノ木地区は今がまさに桜の季節。世界遺産「橋野鉄鉱山」の高炉場跡にひっそりとたたずむ“石割桜”は今年も枝いっぱいに花を咲かせ、圧巻の光景を広げる。遺跡に向かう道路沿いや周辺の山々に点在する桜も満開を迎え、山里ならではの絶景を生み出している。
 
 三番高炉の東側、山神社の拝殿跡付近に自生する石割桜は、長さ約5・5メートル、高さ約1・5メートルの三角状の花崗(かこう)岩に根を張る3本のヤマザクラ。樹高は約15メートル、樹齢約90年と推定される。開花時期は例年5月初旬だが、昨年に続き今年も開花が早まり、24日ごろから咲き始めた。20度前後の高めの気温が続いたことも影響してか一気に満開となった。
 
青空に映える石割桜=三浦勉さん25日午後撮影

青空に映える石割桜=三浦勉さん25日午後撮影

 
 岩の間から生えた明らかな理由は分かっていないが、地元出身の釜石観光ガイド会員、三浦勉さん(70)は「高炉の石組みに使おうと割った岩の割れ目に種が入り込み、成長したのではないか」と推測。近くでは、ノミを入れた跡が残る花崗岩も見つかっている。

 
 花崗岩の間を伸びる根。近くで見ると根元部分の大きさを実感

花崗岩の間を伸びる根。近くで見ると根元部分の大きさを実感

 
ボリューム満点のピンク色の花が美しい枝上部

ボリューム満点のピンク色の花が美しい枝上部

 
根元部分のコケの上には風で散った花も。花弁の形状がよく分かる

根元部分のコケの上には風で散った花も。花弁の形状がよく分かる

 
 桜の根は岩を抱え込むように伸び、生命力の強さを感じさせる。岩の表面は厚めのコケが覆う。「コケが水や養分を蓄え、根に供給しているのではないか。山の自然環境が桜にいい影響を及ぼし、ここまで大きく育ってきたのだろう」と三浦さん。橋野の石割桜は市民でも知らない人が多く、「ぜひ見てほしい」と話す。
 
周辺のヤマザクラも満開。写真左の八重桜並木はつぼみ状態=27日

周辺のヤマザクラも満開。写真左の八重桜並木はつぼみ状態=27日

 
 石割桜とともに目を引くのが、周辺のヤマザクラ。遺跡までの道路沿い、芽吹きが進む山の緑に彩りを添え、美しい景観をつくる。同所ではこの後、5月中旬にかけて八重桜が開花する。橋野町振興協議会などが毎年開催してきた「八重桜まつり」は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、例年規模のイベントは行わないが、14、15の両日、出前産直の出店を予定する。

オープン7周年を迎えた「道の駅釜石仙人峠」

「道の駅釜石仙人峠」開設7周年 釜石の情報発信拠点 来店者に感謝のおもてなし

オープン7周年を迎えた「道の駅釜石仙人峠」

オープン7周年を迎えた「道の駅釜石仙人峠」

 
 釜石市甲子町の「道の駅釜石仙人峠」は2015年4月21日のオープンから7周年を迎えた。24日、これまでの利用に感謝し、さらに集客を高めようと7周年創業祭が開かれ、くじ引きや郷土芸能の披露などで訪れた人たちをもてなした。
 
 食堂では釜石ラーメンやご当地ソフトクリームの値引き、土産物コーナーでは500円以上の購入で1回くじ引きができるサービスを実施。釜石の特産品や紅白餅が当たるくじ引きは最高5千円の商品もあり、買い物客らを楽しませた。希望者へ「開駅7周年記念切符」のプレゼントもあった。
 
大人気のソフトクリームは100円引きで販売

大人気のソフトクリームは100円引きで販売

 
釜石の特産品などを買い求める人たちが訪れた

釜石の特産品などを買い求める人たちが訪れた

 
くじ引きで当たった商品を贈呈。うれしいプレゼントに笑顔を広げる来店客(左)

くじ引きで当たった商品を贈呈。うれしいプレゼントに笑顔を広げる来店客(左) 

 
 施設入り口では、釜石東部漁協の協力でホタテの浜焼き販売、今年1月に釜石市と包括連携協定を結んだ明治安田生命保険による血管年齢などの健康チェックコーナー、キッチンカーの出店があり、創業祭を盛り上げた。午前には尾崎町虎舞(尾崎青友会)の演舞、同市鵜住居町出身の民謡歌手・佐野よりこさん(釜石観光物産親善大使)の歌の披露もあり、祝いムードを高めた。
 
ホタテの浜焼きコーナーで焼き上がりを待つ客ら

ホタテの浜焼きコーナーで焼き上がりを待つ客ら

 
尾崎町虎舞が威勢よく舞を披露。釜石の祝い事には欠かせない伝統芸能

尾崎町虎舞が威勢よく舞を披露。釜石の祝い事には欠かせない伝統芸能

 
釜石観光物産親善大使を務める佐野よりこさん。郷土の民謡3曲を歌った

釜石観光物産親善大使を務める佐野よりこさん。郷土の民謡3曲を歌った

 
 甲子町の萬如子(ゆきこ)さん(35)は一家5人で来店。同店のソフトクリームが大好きという長男大澄(はると)君(7)らにせがまれ、さっそく“アイスタイム”。「日頃からお土産や地場の野菜を買いに来る。この施設ができてから車の流れが増え、甲子にもにぎわいが生まれている」と笑顔を見せた。
 
 宮古市の土屋俊正さん(69)は夫婦で来店。くじ引きで中村家の人気商品「三陸海宝漬」を見事ゲットし、思わぬ幸運に大喜び。「仕事やドライブでここを通る時は、よく利用する。今日は久しぶりのイベントで楽しめた。道の駅はなくてはならない施設」と実感を込めた。
 
7周年創業祭のイベントを楽しむ来訪者

7周年創業祭のイベントを楽しむ来訪者

 
 同施設は釜石市内初の道の駅として、国道283号と釜石自動車道釜石仙人峠インターチェンジとの交差点そばに市が整備。指定管理者の釜石振興開発(新里進社長)が運営する。物販と飲食の販売棟、トイレ棟があり、約40台収容の駐車場を備える。同市の特産品が一堂にそろい、秋には市内外から引き合いの高い「甲子柿」の販売に行列ができるなど、地元の味の発信拠点となっている。
 
 オープンした15年は「橋野鉄鉱山」の世界遺産登録、ラグビーワールドカップ(W杯)開催地決定も重なり、同市への来訪者が急増。西の玄関口に位置する同施設は、食や観光の情報発信基地として大きな役割を果たしてきた。ここ2、3年は新型コロナウイルスの影響で客足は低迷するが、利用客のニーズに対応しながら回復を模索する。
 
7周年のあいさつをする菊池利教駅長(手前)

7周年のあいさつをする菊池利教駅長(手前)

 
 7周年のセレモニーで野田武則市長は市内外からの利用に感謝の気持ちを表し、「さらに多くの利用客に喜んでいただけるよう、次のステップに向かう足掛かりにしたい」と節目の機を捉えた。同駅の菊池利教駅長(69)は「高速道路網の完成で、ここも通過点になるのではとの懸念もあったが、道路上の案内標識を見てインターを降り、立ち寄ってくれる人もいる。県内外に釜石を発信するのは私どもの役目。釜石の味と心でしっかりおもてなしをしたい」と愛される店づくりへ決意を示した。

img3594「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

2023年春、運行終了の「SL銀河」今季の運行開始 5月4日は釜石駅で車内公開

「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

 
 JR釜石線(花巻―釜石間、90・2キロ)を走る蒸気機関車「SL銀河」が9日、9年目の運行を開始した。今季は初冬までの運行を予定。客車の老朽化に伴い、来春で運行を終了することになっている人気の列車が、鉄道ファンや沿線住民の熱い思いを乗せ、今季も力強い走りを見せる。新型コロナウイルス禍でしばらく開催を見合わせていた釜石駅での車内公開イベントは、大型連休中の5月4日に行われる。
 
 運行初日の9日は、午前10時36分に花巻駅を出発。停車駅では各地の郷土芸能や自治体のマスコットキャラクターがおもてなしをし、沿線では住民らが通過する列車に旗や手を振って歓迎した。
 
 午後3時10分の釜石駅到着を前に、ホームには観光関係者や地元住民らが集まり、お出迎えの準備。大漁旗、横断幕などを手に列車が入って来るのを待った。恒例の郷土芸能「虎舞」による歓迎は、鵜住居虎舞(鵜住居青年会)が担当。にぎやかなお囃子(はやし)で到着を盛り上げ、降り立った乗客に舞を披露した。
 
SLを出迎える鵜住居虎舞。今年もシーズン中、市内の虎舞団体が交替でおもてなしに協力

SLを出迎える鵜住居虎舞。今年もシーズン中、市内の虎舞団体が交替でおもてなしに協力

 
釜石駅に降り立った乗客は多彩な歓迎を受けた

釜石駅に降り立った乗客は多彩な歓迎を受けた

 
 翌10日にリーグワンのホーム戦を控えた地元ラグビーチーム「釜石シーウェイブス(SW)RFC」からは、選手の杣澤誠さん(27)、長田将大さん(23)、畠山克己さん(25)とチームスタッフが出向き、乗客を歓迎。記念撮影に応じるなど交流を図った。釜石観光物産協会は地元産の塩蔵ワカメと観光パンフレットを配り、釜石の魅力をアピールした。
 
運行初日、SLの釜石駅到着に駆け付けた釜石SWの選手とスタッフ

運行初日、SLの釜石駅到着に駆け付けた釜石SWの選手とスタッフ

 
 釜石駅に隣接する「ホテルフォルクローロ三陸釜石」で働きながら、SWでプレーする杣澤さんは入団3年目。SLのお出迎えも何回か経験してきた。「SLをきっかけに釜石に来てくれる人も多いと思う。(運行日に)ホテルの宿泊客が増えると、それだけ誘客に貢献していると実感する」。来春の運行終了に、「継続して乗っている人は寂しいだろう。終了までに存分に楽しんでもらえたら」と話した。
 
乗客と記念撮影し、旅の思い出作りに協力

乗客と記念撮影し、旅の思い出作りに協力

 
 東京都の会社員石川香里さん(39)は、夫経一さん(47)と乗車。先月の地震の影響で東北新幹線が一部不通のため、花巻まで車を走らせてきた。念願の初乗車に「宮沢賢治の世界観が表れていて、アンティーク調の車内も雰囲気が良かった」と大喜び。SLは蒸気や音、石炭で力強く走る姿に魅力を感じるという。仕事の関係で、この日はすぐに花巻まで戻ったが、「今度は釜石観光をゆっくり楽しみたい」と願った。
 
 SL銀河は土日祝日を中心に運行。今のところ9月までの運行日程が公表されている。乗車には乗車券と指定席券が必要で、指定席券は乗車日の1カ月前の午前10時から発売する。

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樹齢400年以上「上栗林のサクラ」今年も見事な花姿に 19日までライトアップ

12日からライトアップされている「上栗林のサクラ」=市指定文化財

12日からライトアップされている「上栗林のサクラ」=市指定文化財

 
 釜石市指定文化財(天然記念物)の巨木、栗林町の「上栗林のサクラ」が開花し、今年も圧巻の花姿で訪れる見物客を楽しませている。地元町内会「上栗林振興会」(三浦栄太郎会長)が行う夜のライトアップは10年目を迎え、市内外のファンが足を運ぶ。ライトアップは19日までを予定。点灯は午後6時半から午後9時半まで。
 
 市内最大とされる一本桜はエドヒガン種で、上栗林集会所に隣接する私有地に自生。地元では「種蒔(たねまき)桜」と呼ばれ、開花は農事の目安にされてきた。樹齢400年以上と推定され、2006年の市の調査では胸高幹周りが約4・9メートル。07年に市の文化財に指定された。古木ながら樹勢は衰えず、幹や枝は今も成長を続け、花のボリュームも変わらない。
 
 今年の開花時期は例年並み。4月としては異例の真夏日(同市の最高気温は30・3度)を記録した11日に開花すると一気に咲き進み、13日の時点で7分咲き。ライトアップ2日目の同日は、夕方から急な雨に見舞われたものの、家族連れなどが次々に訪れ、美しい光景を写真に収めた。

 
夜空に浮かび上がる花姿はライトアップならではの美しさ

夜空に浮かび上がる花姿はライトアップならではの美しさ

 
枝いっぱいに花をつけ、ボリューム満点!

枝いっぱいに花をつけ、ボリューム満点!

 
シダレザクラのように枝先が垂れた部分も

シダレザクラのように枝先が垂れた部分も

 
 毎年足を運ぶという鵜住居町の30代女性は、仕事終わりに直行。「雨だから迷ったが、自宅を通り過ぎて来てしまいました」と笑い、「やっぱり夜、見るのが最高。ちょっと車を走らせれば、こんな素晴らしい木がある。見る角度によって趣が違うのも魅力」と声を弾ませた。

 

 箱崎町の前川亜希さん(釜石高2年)は両親と来訪。「見に来るのは今年で3年目。1年に1回しか見られない姿なので貴重。大きいし、きれいだし本当に素晴らしい」と感激。「生命力を感じる」と話す父とうなずき合い、「まだ知らない人もいると思う。多くの人に見てほしい」と願った。

 
上栗林集会所(左側の建物)の広場から臨むサクラ

上栗林集会所(左側の建物)の広場から臨むサクラ

 
2色の照明が花の美しさを引き立たせる。

2色の照明が花の美しさを引き立たせる

 
 13年から始めたライトアップ。同振興会は花の色が美しく見えるよう光源の種類や数、角度など試行錯誤を重ね、16年ごろから現在の2色のLED照明によるスタイルを確立した。開始当初は、沿線の県道釜石遠野線を他県から来た震災復興工事従事者らが行き交い、仕事帰りに見に来る人たちも多数。交通整理をするほどのにぎわいを見せた。工事の終了、高速道路網の整備で同県道の通行車両が減ったこともあり、見物客は少なくはなったが、市民を中心に根強いファンが今も足しげく通う。

 

 「市の文化財とはいえ、あまり知られていなかった。ライトアップを始めてから市民の皆さんにも覚えてもらい、毎年期待の声をいただく。この桜もきっと喜んでいるだろう」と三浦会長(71)。日の目を見た“上栗林のシンボル”に誇りと愛着を新たにし、後世に引き継いでいくことを誓った。

 
桜の保全に意を強くする上栗林振興会の三浦栄太郎会長(左)と川崎悦三郎さん

桜の保全に意を強くする上栗林振興会の三浦栄太郎会長(左)と川崎悦三郎さん

 

栗林町砂子畑「明神かつら」入り口の桜 16日、地域交流会でライトアップ

 
ライトアップされる栗林町砂子畑、藤原信孝さん所有地のソメイヨシノ

ライトアップされる栗林町砂子畑、藤原信孝さん所有地のソメイヨシノ

 
 桜の宝庫・栗林町では、砂子畑地区の市指定文化財「明神かつら」の入り口にあるソメイヨシノも本日16日夜、1日限定でライトアップされる。地元町内会「砂子畑共正会」(栗澤陽一会長)が、2年ぶりに開催する地域交流会の一環で初めて企画。どんな夜桜風景が見られるか、住民も心待ちにする。

 

 ライトアップされるのは、同町19地割、藤原信孝さん(73)の所有地にあるソメイヨシノ。1985年ごろに藤原さんの弟啓二さん(故人)が植えたもので、根本から7本に分かれて幹を伸ばす姿が特徴的。背後の藤原さん宅の庭には、「ハナモモ」の木と皇后雅子さまのご成婚を記念して「プリンセス雅(みやび)」と名付けられ、現在は「雅桜」と呼ばれる品種の木があり、白から濃桃色の3色の花が競演する。

 
県道釜石遠野線から見た藤原さん方のサクラとハナモモ(中央)の木

県道釜石遠野線から見た藤原さん方のサクラとハナモモ(中央)の木

 
 藤原さんは「鵜住居川をはさんだ対岸からの景色もいい。(ライトアップで)どんな光景が広がるか楽しみ」と期待する。ライトアップは日没から午後9時までを予定。地元の鹿踊り、神楽、虎舞の3団体もお囃子(はやし)で盛り上げる。

11日、異例の暑さで満開になった桜も=釜石市野田町、野田中央公園

最高気温30・3度 真夏日の釜石 暑さで各地の「桜」一気に開花

11日、異例の暑さで満開になった桜も=釜石市野田町、野田中央公園

11日、異例の暑さで満開になった桜も=釜石市野田町、野田中央公園

 
 11日、県内は太平洋側から張り出した高気圧の影響で、気温がぐんぐん上がり、沿岸部で今年全国初となる30度以上の真夏日を記録した。釜石市の最高気温は3番目に高い30・3度。春を通り越した夏の暑さで、足踏みしていた市内の桜は一気に開花した。早咲きの品種が満開になった場所もあり、異例の春到来となった。

 

 エドヒガン、ソメイヨシノ、シダレザクラの大木が連なる甲子町松倉の甲子川沿いの市道。10日前はつぼみが固く閉じた状態だったが、11日は満開に近い姿となった木もあり、ピンク色の花が春らんまんの光景を広げた。この後、全ての種類が咲きそろうと、見事な桜ロードが人々の目を楽しませる。

 
甲子町松倉、甲子川沿いの桜並木=11日

甲子町松倉、甲子川沿いの桜並木=11日

 
 野田町1丁目の野田中央公園の桜は、住宅地側のヤマザクラが満開に。枝いっぱいにたくさんの花をつけ、ボリューム満点。青空とのコントラストも美しく、地元住民や道行くドライバーの視線を集めている。

 
野田町1丁目、野田中央公園住宅地側のヤマザクラは満開

野田町1丁目、野田中央公園住宅地側のヤマザクラは満開

 
 小川町と桜木町の間を流れる小川川下流域の桜並木は、枝先が川面に垂れるソメイヨシノが美しい人気の花見スポット。11日はほとんどの木が咲き始めの状態だったが、気温の高い日が続けば、一気に咲き出すと見られる。

 
小川川下流域の桜並木は咲き始め=11日午後

小川川下流域の桜並木は咲き始め=11日午後

 
 大渡町の大渡橋のたもと・橋詰広場に立つ一本桜は、橋上市場があったころの名残を伝える自然遺産。11年前の東日本大震災で津波に襲われたが、樹勢は衰えず、今も力強く花開く。甲子川をはさんだ対岸には三陸鉄道の線路沿いに連なる桜並木もあり、トリコロールカラーの列車を背景に両岸の桜を写真に収めることもできる。11日時点では6~7分咲きで、満開も近い。

 
大渡町、橋詰広場の津波に耐えた一本桜。趣のある樹形が目を引く

大渡町、橋詰広場の津波に耐えた一本桜。趣のある樹形が目を引く

 
今年も津波被害の影響を感じさせない見事な花をつけた

今年も津波被害の影響を感じさせない見事な花をつけた

 
 中心市街地を一望できる大町の高台、薬師公園の桜は、頂上広場に向かう遊歩道でシダレヒガンザクラなど2種が満開。濃いピンク色の花と赤いツバキの花がコラボし、豊かな色彩風景を楽しめる。頂上広場のソメイヨシノは咲き始めたばかり。園内では17日までちょうちんの夜間点灯(日没~午後9時まで)が行われていて、夜桜も愛(め)でることができる。

 
大町、薬師公園頂上広場から見下ろす遊歩道の桜

大町、薬師公園頂上広場から見下ろす遊歩道の桜

 
赤とピンクの競演!青空に映える花々が美しい

赤とピンクの競演!青空に映える花々が美しい

 
 天気予報によると、県沿岸部は16日まで曇りや雨の予報で、最高気温も10度前後で推移する見込み。次の花見日和は17日以降になりそう。

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かまいし春まつり・SL銀河一般公開

かまいし春まつり・SL銀河一般公開
 
5月4日(水)と5月5日(木)に鈴子町の駅前広場周辺でイベントを開催します。
また、5月4日(水)にはSL銀河も一般公開されるほか他の施設でもイベントが開催されます
ゴールデンウィーク期間中、ぜひお立ち寄りください。
※新型コロナウイルスの感染状況により、内容を変更する場合があります。
 

日時

春まつり
5月4日(水)、5月5日(木) 10時~15時
 
SL銀河公開
5月4日(水) 13時~14時

場所

春まつり
釜石市鈴子駅前広場(鈴子町) サン・フィッシュ釜石(鈴子町)
 
SL銀河公開
JR釜石駅1番線ホーム

主な内容

春まつり

  • ステージイベント(10時~15時)
  • 特産品販売(旬の食材を使ったお弁当や水産加工品の販売のほかケーキやたい焼き、お好み焼きなどのキッチンカーも出店します)
  • ホタテ稚貝汁のお振舞い(①11時~限定100杯 ②13時~限定100杯)
  • サン・フィッシュ釜石内の店舗でお好みの食材とご飯を買ってその場で「のっけ丼」のほか海鮮焼きコーナーでは魚介類を購入してそのまま楽しめます。(焼き器貸出し:500円)

 
SL銀河公開

  • SL銀河の車掌制服を着用した社員との写真撮影
  • オリジナルフォトフレームでの写真撮影
  • ちょっぴりプレゼントを配付

 
その他の関連イベント

  • 5月5日(木) 「鉄の歴史館」で中学生以下入場料無料。また学研「鉄のひみつ」をプレゼント
  • 5月5日(木) 「旧釜石鉱山事務所」で中学生以下入場料無料。また釜石鉱山産の鉱石をプレゼント
  • 5月4日(水)、5月(木) イベントのチラシ持参で釜石大観音の有料駐車場が無料
  • 5月3日(火)~5月5日(木) 釜石観光ガイド会による「街なかガイド」を実施(1名1時間300円)
  • 4月28日(木)~5月8日(日) シープラザ釜石でSL銀河を応援する写真展を開催
  • 4月29日(金)~5月8日(日) 釜石観光総合案内所から橋野鉄鉱山直通シャトルバスの運行

主催・共催

主催:一般社団法人釜石観光物産協会
共催:JR釜石駅、サン・フィッシュ釜石、鈴子町内会、釜石市

問い合わせ先

釜石観光総合案内所 0193-22-5835
詳細は(一社)釜石観光物産協会のホームページをご覧ください。
 (一社)釜石観光物産協会ホームページ

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商工観光課 観光物産係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8421 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022040500010/
釜石市

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食、遊びを楽しむ人でにぎわった「うのすまい・トモス」3周年記念イベント

街ににぎわいを!鵜住居・トモス3周年記念イベント 食、郷土芸能で人をつなぐ

食、遊びを楽しむ人でにぎわった「うのすまい・トモス」3周年記念イベント

食、遊びを楽しむ人でにぎわった「うのすまい・トモス」3周年記念イベント

 

 釜石市鵜住居町の「うのすまい・トモス」の3周年記念イベントが3月26日、開かれた。地元の海と山の恵み、市外のおいしいものを販売する店が集合。鵜住居虎舞の演舞、釜石シーウェイブス(SW)RFCによるラグビー体験もあり、家族連れらが食、郷土芸能、遊びを楽しんだ。

 

 指定管理者のかまいしDMCが主催。地元産の海産物や野菜、そば・うどん、から揚げ、パン、和菓子、ジェラートなど多彩なメニューを売る市内外の約20店が並んだ。この日の朝に水揚げしたホタテ焼きが人気で、調理に精を出した三浦紘子さん(77)は「浜のもののおいしさを分かってもらいたい。女性陣も水産業を支え、復興につなげていけたらいい」と思いを込めた。

 

人気のホタテ焼き。網焼き作業では浜の女性たちが力を発揮した

人気のホタテ焼き。網焼き作業では浜の女性たちが力を発揮した

 

 両手いっぱいに買い物袋を持つ小川町の中村友治さん(68)、洋子さん(74)夫妻は「いろんな店を見て、欲しいものを選べるのが楽しい」と喜んだ。そんな2人のお目当ては「釜石と言ったら、虎舞でしょ」。鵜住居虎舞の保存継承活動を続ける鵜住居青年会の勇ましい演舞と威勢のいい掛け声に大きな拍手を送っていた。

 

力強い虎舞を披露した鵜住居青年会。地域住民に元気を届けた

力強い虎舞を披露した鵜住居青年会。地域住民に元気を届けた

 

 野田結月さん(小佐野小6年)と宮川友梨香さん(双葉小4年)はラグビー体験に「楽しい」と声をそろえた。三陸鉄道を利用して来場。「震災で被害を受けた地域だけど、こういうイベントをやって頑張っているのがすごい」と、まちの熱気を感じ取った様子だった。

 

会場ではラグビー体験を楽しむ人の姿も見られた

会場ではラグビー体験を楽しむ人の姿も見られた

 

 イベントは新型コロナウイルス感染症の影響で客足、活動の場、外出の機会が減る飲食業や生産者、郷土芸能などの団体、地域住民をつなぎ、にぎわいを作るのが狙い。うのすまい・トモス事務局管理責任者の佐々学さん(42)は「コロナの収束が見通せず難しい時期だが、気を付けながらできることをやろうと考えた。人との触れ合い、新しいつながりが生まれ、根付き、釜石を好きになってくれる人が増えるといい」と期待した。

SL銀河の前で記念撮影する子どもたち=3月26日、釜石駅

乗って楽しい!SL銀河 JR盛岡 感謝込め、沿線住民を招待

SL銀河の前で記念撮影する子どもたち=3月26日、釜石駅

SL銀河の前で記念撮影する子どもたち=3月26日、釜石駅

  

 JR東日本盛岡支社は3月26日、釜石線(花巻―釜石間)で運行している蒸気機関車「SL銀河」に、沿線市町に住む家族らを無料招待した。2014年度から運転する同列車を歓迎し、大漁旗を振った出迎えなどで盛り上げを後押ししている沿線の住民に感謝を示そうと企画。車内ではさまざまな催しがあり、多くの親子連れが〝のってたのしい列車〟の旅を楽しんだ。

 

 釜石、花巻、遠野、大槌、住田の5市町在住の小学生がいる家族を対象に募集し、約200人を招待。釜石からは約50人が乗車した。花巻駅を出発し、釜石駅に向かい走る車内ではSLクイズ、子ども用制服を着用して写真撮影などの催しを用意。道中の遠野駅ではヘッドマークとナンバープレートが展示された。釜石駅では、実際の運行に使われている石炭をプレゼント。趣向を凝らしたもてなしで乗客たちの笑顔を誘った。

 

多くの家族連れが蒸気機関車の走りを楽しんだ=3月26日、釜石駅

多くの家族連れが蒸気機関車の走りを楽しんだ=3月26日、釜石駅

 

 降車後に蒸気機関車の前で記念撮影を楽しんでいたのは、米澤心優(こころ)さん(甲子小6年)、悠真(ゆうしん)君(同4年)姉弟。「汽笛の音を汽車の中で聞いたら、響いていてすごかった」「初めて乗った。かっこいい」と目を輝かせた。父健人さん(42)、母美紀さん(45)は「2年以上旅行していない。久しぶりの旅が娘の卒業旅行、いい思い出になった」とにっこり。ステンドグラスやカーテンなどしゃれた内装の非日常空間、車窓から景色を眺めて過ごすゆったりとした時間を満喫し、「地元で楽しめるのが最高」と喜んだ。

 

 SL銀河は、東日本大震災からの復興支援や地域活性化を目的に運行。これまでに約5万7000人が乗車し、鉄道ファンに愛されているが、旅客車の老朽化などに伴い来年春の運行後に終了することが決まっている。

 

s煙を吐きながら鉄橋を進むSL銀河=3月27日午前10時3分、第三甲子川橋梁

煙を吐きながら鉄橋を進むSL銀河=3月27日午前10時3分、第三甲子川橋梁

 

 9年目となる今年上期は4月9日から9月25日まで、土日・祝日を中心に上下計52本の運行を予定。釜石駅の吉田正樹駅長(59)は「鉄道の旅の楽しさを広めてもらえたら。再度乗って、音、匂いを感じてほしい。コロナに負けないような元気、復興の力になる走りを届けたい」と意気込む。