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3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

鵜住居駅公共施設 完成間近「うのすまい・トモス」震災の教訓、復興を広く発信〜「釜石祈りのパーク」3月11日オープン

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

3月11日のオープンに向けて仕上げの工事が進む「祈りのパーク」

 

 釜石市が鵜住居町の鵜住居駅前周辺に整備を進めている公共施設は、間もなく完成を迎える。8月に完成予定の市民体育館なども含めた駅前全体の愛称は「うのすまい・トモス」。津波で多数の犠牲者を出した鵜住居地区防災センター跡地にできる追悼施設「釜石祈りのパーク」は、東日本大震災から8年となる3月11日に慰霊碑の芳名板への献花式、防災市民憲章などの除幕式を行う。この日は、津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」と観光交流拠点施設「鵜の郷(うのさと)交流館」をともに一般公開。両館は、三陸鉄道リアス線の開通に合わせて同23日に開館を予定する。

 

うのすまいトモス

 

 「うのすまい・トモス」という愛称には、復興の明かりを「灯(とも)す」という意味とともに、「共」「友」という意味も重ねた。公募の結果、秋田県大仙市藤沢まゆさんの案が採用された。

 

 敷地面積は約2万5千平方メートル。国内外に震災の教訓を伝えるとともに、今年秋に開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に向けて建設された釜石鵜住居復興スタジアムと併せ、国内外から寄せられた復興支援への感謝の気持ちと、悲劇が繰り返されないまちづくりを広く発信する。

 

 このうち震災犠牲者を慰霊、追悼し、生きることの大切さ、素晴らしさを感じる場として整備する「祈りのパーク」は約4900平方メートル。パークの中には、震災犠牲者の芳名板・献花台を備えた慰霊碑のほか、震災の津波の高さを示すモニュメント、釜石市防災市民憲章碑を設ける。

 

 震災犠牲者を示す芳名プレート(3センチ×15センチ)には、行方不明者を含む市内の犠牲者1064人のうち遺族の意思確認調査などを経た998人の氏名を記す。

 

 防災市民憲章は検討委員会を経て、昨年9月の市議会で可決。3月11日に正式に制定される。憲章碑には「私たちは生きる。かけがえのないふるさと釜石に、共に生きる」と後世に継承する市民総意の誓いを掲げ、「備える」「逃げる」「戻らない」「語り継ぐ」の4つの教訓を刻む。

 

 中央の慰霊の場には階段で結び、ロータリーの形の緩やかなスロープに沿ってパーク内を巡ることもできる。スロープの脇には、震災で多くの人が犠牲になった鵜住居地区防災センター跡地を示す碑も設ける。碑には「偲いを永久に」とのメッセージを刻む。

 

 パークを囲む形の土盛りの上にはサクラが植樹され、震災に思いを寄せる散策路となる。

 

(復興釜石新聞 2019年2月9日発行 第764号より)

 

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Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

Oh!マチ Music Festa 2019〜岩手・釜石中心市街地で音楽祭を開催!出演者募集中!

 

今年も岩手県釜石市の中心市街地で音楽フェスを開催します!2月14日から3月14日まで、参加バンドを釜石市内外から募集中しております。プロもアマもみんなで熱く!釜石を熱くする!出演者大募集!

 

Oh!マチ Music Festa 2019

開催日時:2019年5月3日(金・祝)11:00〜17:00
開催場所:釜石市民ホールTETTO 北広場
主催:Oh! マチ Music Festa 実行委員会
共催:釜石市大町商店街振興組合 / 後援:釜石市、釜石商工会議所、釜石観光物産協会、釜石市芸術文化協会、釜石市東部コミュニティ振興グループ

 

Oh! マチ Music Festa 2017 出演者募集フライヤー

Oh! マチ Music Festa 2019 出演者募集フライヤー

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出演者募集期間

2019年2月14日(木)~3月14日(木)

演奏場所

釜石市民ホールTETTO北広場(市民ホールホールB隣接)

演奏時間

最大30分程度(転換時間含まず)

演奏内容

ご自身の演奏パフォーマンスをお見せください

参加料

1グループ /1,000円
出演決定後、手続きに合わせ振込用紙を発送致します。入金確認後、申込み完了となります。キャンセルの場合は返金できませんのでご了承下さい。

申込手順

(1)公式サイトの申込みフォームより送信、または公式サイトからダウンロードした申込用紙をFAX(0193-24-3660)にてお送り下さい。
(2)申込後、音源又は演奏時の映像をYouTubeへアップロードし、URLをご連絡頂くか、音源を郵送でお送り下さい(できない場合は問合わせ下さい)
(3)出演決定者には、3月18〜20日に市内宿泊情報及び近隣MAPを同封し通知します。また、3月18〜31日にFAX及びメールにて使用機材を確認します。

申込先/問合せ先

Oh! マチ Music Festa 実行委員会
〒026-0024 岩手県釜石市大町3-2-2 大町商店街振興組合事務所内
TEL/FAX 0193-24-3660
メール ohmachi.music.festa@gmail.com
公式サイト https://ohmachi-musicfesta.jimdo.com/
 

 

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

Oh!マチ Music Festa 実行委員会

問い合わせ:Oh!マチ Music Festa 実行委員会 / TEL・FAX 0193-24-3660 公式サイト / メール
親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

教訓つなぎ 駆け上がる〜仙寿院で6回目 新春韋駄天競争、過去最多154人 高台へ

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

親子の部のスタート。子どもの手を引き、仙寿院目指してダッシュ!

 

 津波発生時は一目散に高台へ―。東日本大震災の教訓をつなぎ、津波から命を守る避難行動を意識づける「新春韋駄天(いだてん)競走」が3日、釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院(芝﨑恵応住職)をゴール地点に行われた。兵庫県西宮市、西宮神社の開門神事「福男選び」をヒントに、2014年から始まった同寺の節分行事。6回目を迎える今年は6部門に過去最多の154人が参加し、津波浸水区域から境内に続く急坂を懸命に駆け上がった。

 

 只越町の消防屯所付近を出発点に、津波避難場所となっている同寺(標高約30メートル)までの286メートルのコースで実施。スターターを務める野田武則市長、釜石シーウェイブス(SW)RFCゼネラルマネジャー兼監督の桜庭吉彦さんらの銅鑼(どら)の音を合図に各部門がスタート。道幅が狭く、急カーブもある参道を必死に走り切り、迅速な津波避難の重要性を心に刻んだ。

 

 野田町の高橋千佳子さん(39)は1歳になったばかりの愛娘、美羽ちゃんと親子の部に初参加。所々で抱っこしながら歩みを進め、無事、境内にたどり着いた。「よちよちですけど歩くようになったので、出てみようと。成長したらこの経験を聞かせ、行事の意味を伝えたい」と千佳子さん。3回目の参加となる夫直樹さん(39)、息子友輝君(6)と一緒に防災意識を高め、家族4人の絆を結んだ。

 

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

力を合わせ坂を上る高橋さん親子(左)

 

 各部門の1位には「福男」「福女」などの認定書と共に、同神社から福の神「えびす様」の木像、SWからタンブラーの記念品が贈られた。芝﨑住職は「悪天候の中での津波避難もあり得る。いつ、どこで、どんな災害に遭うか分からない。自分の身を守って逃げることだけは多くの人に伝えてほしい」と全員に呼び掛けた。

 

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

各部門の1位「福親子、福男、福女、福少年」が勢ぞろい

 

 男性29歳以下の「福男」となった高橋隆史さん(19)は、宅地造成などの復興事業を手がける熊谷組釜石中央ブロック作業所に勤務。毎年、参加している職場の先輩らと7人でレースに挑んだ。「練習では転んだりもしたが、完走でき、1位も取れてほっとしている。高台避難のイメージを観客にも伝えられたらと思い走った」と元陸上部の本領発揮。一関市出身。震災復興での地元貢献を志して入社し、昨年5月、釜石に赴任した。「あと1年ほどで終了予定の工事が無事故、無災害で終えられるよう自分自身も頑張りたい。早期復興が一番の願い」と社会人2年目を迎える本年に希望を膨らませた。

 

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

ゴールまでもう少し。最後の力を振り絞り、走る男性参加者=仙寿院境内

 

 同行事は、関東在住の釜石出身者有志が中心となって11年に発足した「釜石応援団ARAMAGI Heart(あらまぎはーと)」が発案。津波の教訓を地域に根付いた形で未来に伝えたいと仙寿院に相談し、実現させた。釜石在住メンバーで運営責任者の下村達志さん(43)は「趣旨をちゃんと理解し、参加してくれている人が多いのがうれしい。特に親子の参加が増えている。震災後に生まれた子どもたちに、親が津波の事実を伝え、どう行動しなければならないかを教えている証しで、非常に意義深い」と、6年目の手応えを実感した。

 

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

レース後は海に向かって震災犠牲者に黙とう

 

 高橋さん以外の各部門の1位は次の通り。

 

 【親子】後藤竜也(47)、尚希(11)=花巻市【女性】新田彩乃(31)=花巻市【小学生】菅原優作(12)=釜石市【中高生】照井海翔(15)=花巻市【男性30歳以上】佐藤芳行(30)=釜石市

 

(復興釜石新聞 2019年2月6日発行 第763号より)

 

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【意見募集】新庁舎建設基本計画(案)

【意見募集】新庁舎建設基本計画(案)

 

 新庁舎建設は、昭和61年から検討を進めて参りましたが、東日本大震災を受けて策定した釜石市復興まちづくり基本計画において、現庁舎周辺をフロントプロジェクト2と位置付け、東部地区への新庁舎建設に向けて議論を深めて参りました。平成28年には、学識経験者や市民で構成される「新市庁舎建設検討委員会」を設置し議論を重ね、建設場所は「天神町の旧釜石小学校跡地」とすることのほか、建設にあたる課題解決に向けての提言書を頂いております。その提言書を最大限尊重し、天神町の旧釜石小学校跡地に新庁舎を建設することとし、これまで市議会、総合振興審議会、市政懇談会等において、市民の方々のご理解を頂いて参りました。

 

 この基本計画の策定にあたり、これまでの経過を尊重しながら、委員会での検討内容や意見を集約した他、新庁舎建設の指針となる基本的な整備計画を示すために作業を進めておりましたが、このほど原案がまとまりましたので、市民の皆様からのご意見を募集します。

 

募集期間:平成31年2月12日(火曜日)から平成31年3月11日(月曜日)まで
担当部署:総務企画部 新市庁舎建設推進室 電話0193-27-8429

 

資料

新庁舎建設基本計画(案)概要(1,916 KB pdfファイル)
新庁舎建設基本計画(案)(4,235 KB pdfファイル)
 
上記資料は、意見募集期間中、次の場所でも閲覧できます。
午前8時30分~午後5時15分(※ 土・日曜日、祝日、各施設の休館日を除きます。)
 
【備え付け場所】
●市市民課、市教育センター、市保健福祉センター、市立図書館、各地区生活応援センター、市新市庁舎建設推進室、市広聴広報課

意見を提出できる方

■市内に住所がある方
■市内に事務所または事業所を持っている個人、法人または団体
■市内の事務所または事業所に勤務している方
■市内の学校に通学している方
■意見募集手続きに係る事案に利害関係を有する人

記載内容

意見を提出する際は、次の内容を必ず記載してください。
■提出する意見とその理由(案のどの部分に対する意見かを記載のこと)
■氏名(法人、団体の場合はその名称)
■住所
■電話番号(連絡先)
※市外の方は、次の項目も記載していただきます。
●勤務先または通学先

意見の提出方法

■郵送…<平成31年3月11日必着>〒026‐8686釜石市只越町3‐9‐13 市広聴広報課あて
■ファックス…0193-22-2678
■電子メール…koutyou@city.kamaishi.iwate.jp
■「みんなの声の箱」への投かん…(設置場所=市役所、各生活応援センター、市教育センター、市図書館、市保健福祉センター)
■直接持参…市広聴広報課へ
 
皆さんの意見や提言が「文字」となっていることを前提としますので、電話での意見は受けません。
皆さんからいただいた意見につきましては、取りまとめの上、意見に対する考え方を付して公表するとともに、検討する際の参考とします。公表にあたっては、個人情報の公表は一切行いません。
なお、意見に対する個別の回答はいたしかねますので、あらかじめご了承願います。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 新市庁舎建設推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8429 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/public/boshu_anken/detail/1225692_2968.html
釜石市

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多くの報道陣が見守る中、陸中山田駅を出発する三陸鉄道の試運転「一番列車」

三陸鉄道 宮古―釜石間 試運転開始、約8年ぶりに列車走る〜全線開通へ向け安全確認

多くの報道陣が見守る中、陸中山田駅を出発する三陸鉄道の試運転「一番列車」

多くの報道陣が見守る中、陸中山田駅を出発する三陸鉄道の試運転「一番列車」

 

 県の第三セクター三陸鉄道(本社宮古市)に移管されるJR山田線宮古―釜石間(55・4キロ)で28日、三鉄の車両を使った試運転が始まった。震災後、一般車両が同区間を走るのは初めて。約8年ぶりに線路を走る列車を、沿線から手を振って見送る住民もあった。踏切などが正常に作動するかを確認し、3月23日のリアス線(163キロ)全線開通に向けて万全を期す。

 

 同区間は津波で約8キロにわたり線路が流失し、13駅のうち7駅が被災。JR東日本が線路や駅舎の復旧を進め、主な工事が完了したことから、営業車両での試運転を開始した。

 

 試運転初日は三鉄とJRの社員30人が参加した。新たに導入した新車両を使い、三鉄の運転士がJR社員の指導を受けながら運転。49カ所にある踏切や標識など電気設備の動作確認を行いながら、時速25キロ以下のゆっくりとした速度で宮古―釜石間を1往復した。

 

 試運転は、山田町豊間根で火事があった影響で、約40分遅れで始まり、釜石駅には午後0時30分ごろ到着した。

 

釜石駅に到着した試運転の車両=28日午後0時30分

釜石駅に到着した試運転の車両=28日午後0時30分

 

 山田町の陸中山田駅では、沿線住民がカメラを構えるなどして待望の“一番列車”を迎えた。駅の近くの復興住宅で暮らす中村ワキさん(71)は「県立釜石病院までバスで通院しているが、とても不便。リアス線が開通すれば通院も楽になる」と3月23日の開業を心待ちにしている。

 

 試運転は来月2日まで徐々に速度を上げながら続け、同3日からは運転士の技術習熟のための訓練運転に移る。

 

待望の試運転開始に手を振って喜ぶ住民

待望の試運転開始に手を振って喜ぶ住民

 

 三鉄の金野淳一運行本部長は「沿線の方々から期待する声を多くいただき、ようやくスタートラインに立てた。試運転が無事に終わり開業を迎えられるよう、安全第一で進めていきたい」と気を引き締めた。

 

 JR東日本東北工事事務所の板内豊次長は「最も重要なのは安全の確保。今回の試運転で信号や踏切が無事に動いてほっとした。運転士の技術確認などリアス線全線開通まで三鉄に協力していく」とスムーズな移管に前向きな姿勢を示した。

 

(復興釜石新聞 2019年1月30日発行 第761号より)

 

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広報かまいし2019年2月1日号(No.1705)

広報かまいし2019年2月1日号(No.1705)

広報かまいし2019年2月1日号(No.1705)

 

広報かまいし2019年2月1日号(No.1705)

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【表紙】全国虎舞フェスティバル/市長のつぶや記
【P2~3】市政懇談会を開催します/市道天神町3号線の道路改良工事/胃がん検診の追加実施/スパイス&ハーブを使った体験型イベント/心のケア班市民講座「こころのじかん7」
【P4~5】意見を募集しています(第2次健康かまいし21プラン中間見直し/第2次釜石市食育推進計画/釜石市自殺対策アクションプラン)
【P6~7】まちのお知らせ
【P8】やっぺし!RWC2019TM通信/釜石シーウェイブスRFC入れ替え戦結果/釜石オープン・フィールド・ミュージアム国際観光フォーラム「持続可能な観光とジオパーク」

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リノベーションによる再生へ動き出した仲見世通り

釜石大観音仲見世通り、シャッター商店街再生へ〜クラウドファンディングで資金募る、プロジェクト実現へ新会社設立

リノベーションによる再生へ動き出した仲見世通り

リノベーションによる再生へ動き出した仲見世通り

 

 釜石大観音仲見世通りに再び商店街のにぎわいを―。釜石市大平町の観光名所「釜石大観音」につながる同通りをリノベーションまちづくりで再生させる合同会社sofo(ソホ)が始動。事業の第1弾となる直営カフェ開業に向け、20日からクラウドファンディングで資金を募り始めた。代表社員の神脇隼人さん(30)、宮崎達也さん(47)は「シャッター商店街を全て開け、人が行き交う場所に」と最終目標を掲げ、エリアマネジメントに意欲を見せる。

 

 同社は昨年12月11日に設立。前職が不動産業で、釜石ローカルベンチャーコミュニティ事業(起業型地域おこし協力隊)に応募し、7月に来釜した神脇さん(千葉県出身)、建築士として震災復興に携わるため2012年に移住し、15年に立ち上げた市民団体「釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクト」で各種イベントを手がけてきた宮崎さん(三重県出身)、福島県南相馬市、東京都豊島区池袋本町でリノベーションまちづくりに取り組んできた堀越圭介さん(38、東京都出身)が設立メンバーとなった。

 

神脇さん(前列左)、宮崎さん(同右)と支援者ら

神脇さん(前列左)、宮崎さん(同右)と支援者ら

 

 社名は、通りの景観を象徴する建物屋根の赤色「赭(そほ)色」と、リノベーションなどで倉庫街から文化発信地に変貌した米国ニューヨークの「SoHo」に由来。主な事業として仲見世物件の企画、提案、テナントマッチングなどを行う。

 

 リノベーションまちづくりは、遊休不動産を活用しまちおこしをする手法。半径200メートル以内(徒歩5分圏)をエリア設定し、その土地の強みを生かしたコンセプトのもと、テナント誘致や空き家所有者とのマッチングを実施、エリア価値を高めていく(エリアマネジメント)。

 

 同仲見世商店街は1977年ごろ形成され、二十数店が軒を連ねたが、経済低迷や後継者不在など時代の流れとともに閉店が相次いだ。長年、空き家や2階の住居利用のみとなっていた通りに注目した宮崎さんは、同プロジェクトでにぎわいイベントを企画。昨年5月には建物改修でシェアオフィスもオープンさせた。

 

 昨年3月に仲見世を訪れ、独特の雰囲気に引かれていた神脇さんは、一足早く再生への取り組みを始めていた宮崎さんにカフェの開店を相談。同所の再興に夢を描く2人は今後を見据え、会社を立ち上げることを決めた。

 

 カフェは以前、そば店として営業していた旧味奈登庵の建物1階を活用し、6月を目標に開業予定。上下水道、換気、消防設備などの工事と厨房(ちゅうぼう)機器購入に必要な資金をネット上で募るため、クラウドファンディングに着手した。目標額は400万円。

 

 20日は午後8時からサイトが公開されるのに合わせ、支援者ら約20人が同店舗に集まりカウントダウン。会場の模様を1時間にわたりライブ配信し、代表社員2人の思いや支援者の応援メッセージを熱く発信した。結果、1時間で40万円が集まり、上々の滑り出しとなった。同サイトによる寄付の受け付けは3月5日まで行われる。

 

 「これまでリニューアルなどもされず、エリアの価値が下がる一方だったこの場所に、新しい店で風を吹き込みたい。ここでの商売の可能性を示し、興味を持った事業者の出店を促せれば」と宮崎さん。

 

 「お金を生み出す場所として、しっかり旗を立てたい」と会社化の意義を話す神脇さんは「歴史が育んだ通りの雰囲気を壊さず、住民の暮らしにも配慮したまちづくりを目指す。もう一度ここでビジネスをやりたいという人が戻ってきてくれたら」と期待。居心地良く長く滞在できる空間形成で、市内外から人を呼び込みたいと意気込む。

 

(復興釜石新聞 2019年1月26日発行 第760号より)

 

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「つながる復興道路」をテーマに意見を交換

復興道路の活用探る、「釜石花巻」開通へシンポ〜津波伝承のネットワーク化を、“生みの親”徳山日出男さん提案

「つながる復興道路」をテーマに意見を交換

「つながる復興道路」をテーマに意見を交換

 

 本県沿岸と内陸部を結ぶ東北横断自動車道釜石花巻道路(総延長80キロ)が今年3月末までに全線開通を予定する中、「岩手の未来を切り拓く」と題し、県、釜石市主催の「復興道路シンポジウム」が19日、釜石市民ホールで開かれた。市民ら約400人が参加。「復興道路」として着々と整備が進む三陸沿岸道と合わせた高速交通網の有効活用、震災の教訓発信のあり方などについて認識を新たにした。

 

 オープニングで「両石虎舞」が披露されたあと、政策研究大学院大学客員教授の徳山日出男さん(元国土交通省事務次官)が「本物の復興をなし遂げるために」と題して基調講演した。

 

「本物の復興をなし遂げるために」と題して基調講演する徳山日出男さん

「本物の復興をなし遂げるために」と題して基調講演する徳山日出男さん

 

 徳山さんは震災時、国土交通省東北地方整備局長として被災者支援の指揮を執り、復興道路の全線事業化やスピード整備に尽力した。発災直後に、障害を取り除いて道路を開く啓開(けいかい)に全力を挙げるよう指示。東北道、国道45号から沿岸部に向けて東西に伸びる横軸を開通させる「櫛(くし)の歯作戦」を展開し、「復興道路の生みの親」とされる。

 

 講演では、発災直後に自ら記した「指示メモ」など生々しい記憶を示しながら、「かつてないスピードで道路整備が進む背景に、多くの犠牲があったことを忘れてはならない。その上に地元、企業、官庁が一丸となった特別な事例」と強調。「道路ができたらOKではなく、道路を生かす方策が重要。物流や観光と並び、災害を伝承することも東北の使命」とし、津波伝承のネットワーク化を提案した。

 

講演やパネルディスカッションに共感の拍手を送る

講演やパネルディスカッションに共感の拍手を送る

 

 続いて、「つながる復興道路、これからの釜石・岩手」をテーマに4人が意見交換。津波にのまれそうになりながらも生還した宝来館の女将(おかみ)、岩崎昭子さんは「津波に備えて裏山に造っておいた避難路が役立った」と〝九死に一生〟の思いを語った。

 

 震災当時、大槌町で救急業務に当たった釜石大槌地区行政事務組合消防本部の岩間英治総務課長は「震災直前に開通した三陸道釜石―両石間が避難道路となり、物資の輸送や患者の搬送道路にも役立ち、まさに〝いのちの道路〟として役立った」と振り返った。

 

 元釜石東中生徒会長で現在は震災の語り部として活動する沼崎健さんは、全校生徒が声を掛け合いながら高台に逃げた当時を振り返り、「津波について学べるまちづくりを。県内外の人々を対象にした学習ツアーを企画したい」と提案した。

 

 被災地の復興を見据えてラグビーワールドカップ(W杯)の招致に力を尽くし、大会アンバサダーとして活動する釜石シーウェイブスRFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督は今秋に迫った開催に向け、「W杯で釜石と世界がつながる。被災地東北では唯一の開催。道路の完成で国内外から訪れる多くの観光客に三陸の魅力を伝えたい」と熱い思いを述べた。

 

(復興釜石新聞 2019年1月19日発行 第758号より)

 

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顔の墨もりりしく、イカ釣りで安全と繁栄のお告げをする子ども

大漁祈り するめっこ釣り〜尾崎白浜で小正月の伝統行事、子どもら元気に家々めぐる

顔の墨もりりしく、イカ釣りで安全と繁栄のお告げをする子ども

顔の墨もりりしく、イカ釣りで安全と繁栄のお告げをする子ども

 

 釜石市の尾崎白浜地区に伝わる小正月行事「するめっこ釣り」は15日、行われた。漁師に扮(ふん)した男の子16人が漁家17軒を巡り、イカ釣りのまね事をしながら家内安全、豊漁のお告げを伝えた。大漁のしるし「イカ墨」を満面に付けて行進する一団を、地域住民が笑顔で迎えた。

 

 小正月は「浜の正月」とされ、漁を休み、船と乗組員の安全、大漁を祈る習慣がある。するめっこ釣りは、子どもたちが元気に成長している姿を示す“顔見せ”として行われる伝統行事。

 

 参加したのは3歳から小学6年生。豆絞りの鉢巻きを締め、小さな疑似イカを糸先に結び付けた竹ざおを担いで尾崎神社本宮に参拝。このあと、招かれた家々を回った。

 

 「するめっこ、釣らせてけだんせ」とあいさつし、家主から「釣れ、釣れ」と許可を得ると、玄関に並び、イカの鳴き声をまね、漁をする動きを続けた。

 

 子どもらは「ひと、ふた、みー、よー…ここ(のつ)、とー」と釣り上げた数を確認。家主が「なんぼ釣った?」と問うと、「満船」(船いっぱいのイカ)と元気な声を上げた。

 

 頑張った子どもに家主は駄賃を弾み、筆にたっぷりと墨を含ませ、子どもの顔に乗せた。毛筆の感触に「こっちょがしー(くすぐったい)」と身をよじる子ども、「でんび(ひたい)に書いて」とリクエストする上級生もいた。

 

 リーダーの佐々木北斗君(平田小6年)は「小さな子は話を聞いてくれなくて」と、グループをまとめるのに四苦八苦。「今年は中学生になる。今はバウンドテニスをしているけど、部活はバドミントンを考えている」と春を待つ。

 

 同地区の平田第3仮設住宅に住む漁業佐々木與一さん(80)、ナヲさん(74)夫妻も子どもたちを迎えた。遅れていた自宅再建は、仮設住宅から見える場所に2月の完成を見込む。「小さくても自分たちの家に住める。次男の家が隣にあり、安心だ。子どもたちがいっぱい来て、やっと小正月の気分になった。来年は新しい家に来てもらう」と楽しみにしている。

 

(復興釜石新聞 2019年1月19日発行 第758号より)

 

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三陸道・大槌ー山田南IC間の開通をテープカットで祝う達増知事ら関係者

三陸道 大槌―山田南開通、「復興道路」着々延伸〜本年度内に釜石市内2区間も

三陸道・大槌ー山田南IC間の開通をテープカットで祝う達増知事ら関係者

三陸道・大槌ー山田南IC間の開通をテープカットで祝う達増知事ら関係者

 

 「復興道路」として整備が進む三陸沿岸道路(仙台市―八戸市)釜石山田道路(23キロ)の大槌(大槌町)―山田南(山田町)インターチェンジ(IC)間8・0キロが12日、開通した。これにより大槌町から宮古市までの34・6キロがつながった。同区間の開通により、一般道の国道45号を利用するより約6分の短縮が見込まれる。

 

三陸道 大槌ー山田南開通

 

 山田南IC付近で行われた開通式典には関係者約250人が出席。達増拓也知事が「三陸沿岸地域の復興を力強く後押しするものと確信する」とあいさつ。山田町の佐藤信逸町長は「県立釜石病院がある釜石市への移動時間が大幅に短縮され、まさに命をつなぐ道路となる」と期待を込めた。

 

 テープカットやくす玉割りで開通を祝ったあと、大槌町の中須賀大神楽と大槌保育園の園児25人による和太鼓演奏が披露された。このあと警察や消防など関係車両が「走り初め」のパレード。地元住民らが小旗を振って見送った。

 

開通の車両パレードを小旗を振って見送る保育園児ら

開通の車両パレードを小旗を振って見送る保育園児ら

 

 式典に出席した釜石市の野田武則市長は「釜石までの開通が近付いたと実感した。今後は宮古や大船渡が通勤圏となり、釜石がいかに住み良いまちになるかが問われる」と気を引き締めた。

 

 国は三陸沿岸道路の仙台港北IC(仙台市)―八戸ジャンクション(八戸市)間を「復興道路」と位置づけ、20年度までの全線開通を目指している。大槌―山田南IC間は2012年に着工。今回の開通で本県の三陸沿岸道路約212キロの約半分に当たる108キロが開通した。本年度内には釜石市内の2区間も開通を予定し、宮古市と陸前高田市がほぼ結ばれる。大槌―釜石北IC間は19年度内の開通を予定する。

 

 南三陸国道事務所によると、宮古中央―陸前高田IC間が全て開通した場合の移動時間は約1時間10分で、整備前より40分程度短縮する。

 

(復興釜石新聞 2019年1月16日発行 第757号より)

 

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