元釜石市議・大林正英氏 次期衆院選出馬に向け事務所開き


2021/09/20
釜石新聞NewS #地域

大林正英氏の事務所開きの神事=16日

大林正英氏の事務所開きの神事=16日

 

 次期衆院選岩手2区への立候補を予定する立憲民主党の新人・大林正英氏(57)は16日、釜石市大町に構えた事務所で事務所開きを行った。支援者ら約20人が集まり、一連の模様はユーチューブで生配信。党の公認が内定した大林氏は「岩手から国政を変えていきたい」と意気込み、選挙戦への結束を固めた。

 

 後援会代表、本県選出の同党参院議員、県連幹部らが出席。神事や関係者のあいさつ、必勝祈願のだるまの目玉入れが行われ、「ガンバロー」と気勢を上げた。

 

衆院選勝利へ、だるまの目玉入れをする大林氏

衆院選勝利へ、だるまの目玉入れをする大林氏

 

支援者と気勢を上げ、選挙戦への結束を誓う

支援者と気勢を上げ、選挙戦への結束を誓う

 

 大林氏は東京都出身、釜石市在住。慶應義塾大卒業後、三和銀行(現三菱UFJ銀行)勤務、コンピューター・セキュリティー対策会社設立などを経て、2013年、東日本大震災からの復興を支援する釜石リージョナルコーディネーター(釜援隊)として着任。産業再生に携わった。15年9月、釜石市議に初当選。2期目途中の先月13日、市議を辞職し、次期衆院選への立候補を表明した。党県連復興対策室長、2区総支部長を務める。

 

あいさつで日本改革へ意気込みを示す大林氏

あいさつで日本改革へ意気込みを示す大林氏

 

 8年にわたる復興支援、市議の経験から掲げた重点政策は▽新型コロナウイルス感染症対策▽地域医療の確保▽震災復興の推進▽農林水産業の振興▽少子化・人口減少対策▽国民の生活第一の民主政治―の6項目。中でも本県県北、沿岸部に顕著な医療をはじめとする地域格差是正を訴える。

 

 事務所開きで報道陣のインタビューに応じた大林氏は「県北、沿岸は日本が抱える問題を浮き彫りにしている地域。住民の思いを中央政府にきっちり伝え、課題解決を図ることが大事。岩手から日本の改革実現へ覚悟を持って取り組む。政治の信頼回復に努めたい」と話した。

 

大町2丁目、目抜き通り沿いに構えた事務所

大町2丁目、目抜き通り沿いに構えた事務所

 

 岩手2区には他に、自民党現職の鈴木俊一氏(68)、NHKと裁判してる党弁護士法72条違反で新人の荒川順子氏(68)が立候補を予定する。釜石後援会の佐藤一彦会長は「政治の劣化が言われて久しい。人心一新が必要。大林さんは地方を良くしようという気構えが高い。難しい選挙戦だが、切に応援を願いたい」と呼び掛けた。

釜石新聞NewS

釜石新聞NewS

復興釜石新聞を前身とするWeb版釜石新聞です。専属記者2名が地域の出来事や暮らしに関する様々なNEWSをお届けします。

取材に関する情報提供など: 担当直通電話 090-5233-1373/FAX 0193-27-8331/問い合わせフォーム


釜石のイベント情報

もっと見る

釜石のイチ押し商品

商品一覧へ

釜石の注目トピックス