タグ別アーカイブ: 子育て

浴衣姿の年長児は夏祭りにやって来た小さなお友達をもてなした

コロナ禍にできることで思い出づくり 鵜住居保育園で「夏祭り」

子どもたちが楽しむ様子を見守る大人たちにも笑顔が広がる

子どもたちが楽しむ様子を見守る大人たちにも笑顔が広がる

 

 釜石市鵜住居町の鵜住居保育園(海藤祐子園長、園児70人)で16日、「夏祭り」が開かれた。例年は保護者らと一緒に楽しむ夕涼み会を実施してきたが、「子どもだけでも雰囲気を味わってほしい」とコロナ禍でできる形を考えて企画。園児たちはゲームなどの模擬店コーナーを回って夏祭り気分を満喫した。

 

 感染予防に配慮し、祭り会場は園庭に設定。甚平や浴衣姿の年長児13人が運営する、駄菓子屋や玉入れゲームなど3つの模擬店が並んだ。「おもちゃすくい」では金魚のほか、人気アニメ映画のキャラクターをかたどった人形もあって大人気。園児は真剣な表情で狙いを定め、カップへすくい入れると「とれたー」と歓声を上げていた。

 

 <p class="cap">いろんな模様が入った球体などをすくい取る遊びを楽しむ子どもたち</p>

いろんな模様が入った球体などをすくい取る遊びを楽しむ子どもたち

 

 小林歩叶(ほのか)ちゃん(4)は、アニメキャラクターが描かれたボードにボールを投げ入れるゲームが気に入った様子で、「楽しかった」とにっこり。年少・年中児が遊び終わると、おもてなしを担った年長児にも遊びを体験する時間がプレゼントされ、植田尋友(じんゆう)君(5)は「(小さい子たちに)楽しんでもらおうと、がんばった。でもね、見てるより、やるのが楽しい。夏の思い出、できた」とうなずいた。

 

浴衣姿の年長児は夏祭りにやって来た小さなお友達をもてなした

浴衣姿の年長児は夏祭りにやって来た小さなお友達をもてなした

 

 同園では、年行事をできる限り中止せずに実施するよう、感染防止に気を配って園運営を継続している。海藤園長は「何より大事にしたいのは、子どもたちの笑顔。何もやらないのではなく、この時期に子どもたちのためにできることを今後もしっかり考えていきたい」と見守った。

ジャガイモ栽培体験に取り組んだ子どもたちは「大きいの、とったよー」と豊かな実りを喜んだ

「すげー」ジャガイモごろごろ~甲東こども園 収穫体験

真剣な表情でイモ堀りに取り組む園児たち。最初はイモの茎だけが手に残って残念がる子もいた

真剣な表情でイモ堀りに取り組む園児たち。最初はイモの茎だけが手に残って残念がる子もいた

 

 釜石市野田町の甲東こども園(野田摩理子園長、園児145人)は14日、近くにある同園の「ちびっこ農園」でジャガイモ堀りを行った。年長児38人が約30キロを収穫。「すげー、とれたねー」と大はしゃぎだった。

 

 「でっかいイモ、ほるぞー。エイエイオー」との掛け声で気合いを入れ、畑に入った園児たち。イモの茎をつかみ、ありったけの力で引き抜いた。最初は茎だけが手に残って「なかった」と気を落としたり、勢い余って尻もちをつく子も。めげずに手で土を掘り出すとジャガイモが次々と顔を出し、「わー、大きい」「まだ出てくるー」などと歓声を上げた。

 

「みてみてー」と自慢したり、収穫の楽しさを体感する子どもたち

「みてみてー」と自慢したり、収穫の楽しさを体感する子どもたち

 

 平野志磨ちゃん(5)は「大きいの、とった。小さいのも、かわいかった。たくさんとって楽しかった。ポテトチップにして食べたい」と笑った。

 

 ジャガイモ栽培体験は食育の一環。恵まれた自然環境を保育に取り入れ、子どもたちに食べ物や植物への関心を持ってもらおうと実施している。年長児は4月に約1アールの畑にキタアカリの種イモを植え付け、草取りなど手入れをしたり、成長の様子を観察してきた。

 

ジャガイモ栽培体験に取り組んだ子どもたちは「大きいの、とったよー」と豊かな実りを喜んだ

ジャガイモ栽培体験に取り組んだ子どもたちは「大きいの、とったよー」と豊かな実りを喜んだ

 

 収穫したジャガイモは園行事のお泊り会でカレーの具材となり、みんなで味わった。

短冊につづられた子どもたちの思いに駅職員らは心を和ませる

短冊に願い込めて~釜石駅に七夕飾り 園児ら飾り付け

「かなうといいな」。願い事を書いた短冊を飾り付けた園児たち

「かなうといいな」。願い事を書いた短冊を飾り付けた園児たち

 

 釜石市鈴子町のJR釜石駅(吉田正樹駅長)に6月23日、七夕の笹(ささ)飾りがお目見えした。天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児75人)の園児が飾り付けをお手伝い。思い思いの願い事を書き込んだ短冊で笹竹を彩った。

 

 年長児23人が駅職員らの手を借りて飾り付け。「(鉄道の)うんてんしゅになりたい」「らぐびーがじょうずになりますように」など、さまざまな願い事で彩られた笹竹の前で「たなばたさま」を元気いっぱいに歌った。

 

短冊につづられた子どもたちの思いに駅職員らは心を和ませる

短冊につづられた子どもたちの思いに駅職員らは心を和ませる

 

 千葉結月ちゃん(5)は「だがしやさんになれますようにって書いた。みんなを楽しませたいから」とはにかんだ。

 

 新型コロナウイルスの影響が続く今年は、「早くみんなで出かけたり食事ができますように」といった感染収束を願う短冊も揺らめく。吉田駅長も「駅にたくさんの人が来て、旅行を楽しんでもらうのが夢」と目を細めた。

 

 笹飾りは7月7日まで改札口付近に設置。一般の駅利用者も思いをつづって飾ることができるよう、短冊を用意している。

手作りのカードでお礼の気持ちを伝える園児

「みんなで海の環境を守ろう!」 釜石海保が子ども向けに教室

釜石海上保安部が開いた海洋環境保全教室

釜石海上保安部が開いた海洋環境保全教室

 

 6月は海上保安庁が定める「海洋環境保全推進月間」。釜石海上保安部(松吉慎一郎部長)は11日、釜石市天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児72人)で海洋環境保全教室を開き、きれいな海を守る大切さを園児らに教えた。

 

 同海保の若手職員4人が訪問。4、5歳児約50人を前に警備救難課の岡安健太さん(鑑識官)が、紙芝居「うみがめマリンの大冒険」を読み聞かせた。ウミガメのマリン君は好物のクラゲと間違えてビニール袋を食べてしまい、命の危険にさらされる。海上保安官に助けられ、手術を受けて元気になるが、これは人間がごみを捨てなければ起きなかったこと。実際の海でも生き物たちが生死に関わる被害を受けており、「一人一人が海を大切にする気持ちを持つことが大事」と呼び掛けた。

 

紙芝居できれいな海を守る大切さを教えた

紙芝居できれいな海を守る大切さを教えた

 

 坂本心優(みひろ)ちゃん(5)は「マリン君が大変なことになって、寂しい気持ちになった。夏になると海で泳いだりする。遊びに行ってごみがあったら拾う」と誓った。

 

 教室では海上保安官の仕事についても紹介した。職員が「何の仕事をしていると思う?」と問うと、園児からは「海の安全を守る人!」と元気な答えが。「海のお巡りさん(警察官)、消防士さん両方の仕事をしている。海のものを盗む人を捕まえたり、溺れている人を助けたりする。きれいな海を守ることも仕事の一つ」と説明した。

 

 最後は同庁のマスコットキャラクター「うみまる」が登場。園児たちと触れ合い、キャラクター入りのファイルやマスクケースなどをプレゼントした。園児からは教室のお礼にと、絵や写真を貼った「ありがとう」カードが4人それぞれに手渡された。

 

海上保安庁のマスコット「うみまる」との触れ合いに笑顔満開!

海上保安庁のマスコット「うみまる」との触れ合いに笑顔満開!

 

手作りのカードでお礼の気持ちを伝える園児

手作りのカードでお礼の気持ちを伝える園児

 

 同教室は幼いころから海を大切にする意識を育んでもらおうと、市内の幼児施設に出向いて毎年実施。海保職員によると、昨年来のコロナ禍で自然志向のレジャーが注目され、管内でも釣り客などが増加。同時に海上を漂うごみも増えているという。「海でのレジャーを楽しんだ後は、必ずごみを持ち帰って」とマナー徹底を呼び掛ける。

袋の中に作った畑に夏野菜の苗を植えた園児。水やりも仲良く

「カンタン袋栽培」で夏野菜を作ろう~上中島こども園 育てた野菜は給食で

省スペースで野菜づくりが楽しめる袋栽培を始めた上中島こども園の園児たち

省スペースで野菜づくりが楽しめる袋栽培を始めた上中島こども園の園児たち

 

 プランターの代わりに袋に土を入れて野菜を育て、給食の食材に役立てようという取り組みが、釜石市上中島町の市立上中島こども園(楢山知美園長、園児62人)で始まった。子どもたちに自分達の手で野菜を育て、植物の成長を観察したり収穫することで、▽安らぎの心▽不思議に思ったり、驚いたりする心▽命を感じ、大切にする心▽楽しむ心―といった「4つの心」を身につけてもらう食育の一環。1日、5歳児16人が夏野菜の苗の植え付けに挑戦した。

 

 袋栽培は、ホームセンターなどで売っている培養土の袋をそのまま使用し、種や苗を植えて育てる方法。新たにプランターなどを用意しなくてもよく、手軽に始めることができるのが魅力の一つ。ベランダやテラス、屋上や玄関先など、限られたスペースで野菜を育てるのに便利で、栽培が終わったあとの片付けも楽だという。

 

袋の中に作った畑に夏野菜の苗を植えた園児。水やりも仲良く

袋の中に作った畑に夏野菜の苗を植えた園児。水やりも仲良く

 

 この日、園児が植え付けたのはパプリカ、ナス、ミニトマトの3種類の野菜。培養土が入った袋の中を畑に見立て、穴を掘って苗を置いた。優しい手つきで土をかぶせた後、たっぷりと水やりをし、「大きくなってね」と声掛け。豊かな実りに期待を込めた。

 

 新屋陽菜ちゃん(5)は「(植えるの)カンタン。楽しかった。おいしくなってほしい。サラダ、食べたい」と収穫が待ち遠しそうだった。園児たちは、当番を決めて水やりをしながら成長を見守り、夏ごろに収穫。給食の食材として使ってもらい、新鮮なおいしさをみんなで味わうことにしている。

 

「大きくなってねー」と声掛けし、成長と実りに期待を膨らませる子どもたち

「大きくなってねー」と声掛けし、成長と実りに期待を膨らませる子どもたち

 

 同園ではガラス張りにした給食室を設け、調理過程を見せることで食に興味を持ってもらうといった食育活動を進めている。これまで給食事業は市運営で行ってきたが、今年からシダックスフードサービス(東京)に委託。同社から食育に関する情報と合わせ、苗など袋栽培の資材提供を受け、試験的に行っていた。

 

 今回、食育の推進につながると本格的な導入を決め、園独自で資材を購入。この袋栽培では収穫を終えた後も土を乾かすと再利用でき、3回ほど楽しめるという。環境に優しい仕組みに、同園では子どもたちのリサイクル力を磨く機会にもなると期待。楢山園長は「体験活動を通じ、大切にしてほしい心や気持ち、子どもたちの力を育んでいければ」と見守る。

大小さまざまなハロウィーンカボチャに笑顔を見せる園児たち

ハロウィーンにちなみ でっかいプレゼント〜正福寺幼稚園の子どもら、お化けカボチャに笑顔

大小さまざまなハロウィーンカボチャに笑顔を見せる園児たち

大小さまざまなハロウィーンカボチャに笑顔を見せる園児たち

 

 釜石市甲子町の正福寺幼稚園(菊池啓子園長、園児56人)に21日、市内の農家がつくった観賞用のカボチャが贈られた。ハロウィーン(10月31日)にちなんだプレゼント。新型コロナウイルスの感染拡大予防のため、地域交流活動を縮小する子どもたちに、自然の恵みを感じながら季節のイベントを楽しんでもらおうと願いを込めた。

 

 同園に届いたのは直径20~30センチ、重さ5キロ前後のオレンジ色のカボチャ。中には直径50センチほどの「お化けカボチャ」もある。「でかーい」「おもいー」と歓声を上げる園児たち。村上希佳(ののか)ちゃん(4)はカボチャをパンパンとたたき、「パパのおなかと同じ音がする」と笑った。

 

 市農林課が企画。農業関連イベントの盛り上げを目的に、甲子町の農業佐々木四郎さんに飾りカボチャの栽培を依頼していた。コロナの影響でさまざまな活動が自粛、縮小傾向に。保育施設も同様で、「そんな中でも子どもたちに季節の行事を楽しんでもらいたい」と寄贈を決め、希望した市内の保育施設7カ所に届けた。

 

 同課の大瀧忠和課長補佐は「いろんな顔を作って楽しんでね」と子どもたちに話し掛けた。

 

 同園では1学期に園行事をほとんど行うことができなかった。今月行った運動会は、来場する家族の人数を制限。地域の人を招いたり、福祉施設などに出向いての活動も控えている。

 

 保育室を飾り付けし、季節感を味わう取り組みは行っていて、現在はハロウィーン仕様。菊池園長は「雰囲気づくりに役立つ。見て驚いたり、触って感じたり、子どもたちは楽しそう」と見守った。

木製の遊具やおもちゃが並ぶ交流スペース

平田子育て支援センター開所〜平田ニュータウン、“コロナ自粛”の親子サポート

平田ニュータウンに開所する子育て支援センター

平田ニュータウンに開所する子育て支援センター

 

 就学前の子どもと保護者のための施設「平田子育て支援センター」が20日、釜石市平田ニュータウン改良住宅1階(上平田ニュータウン西入り口バス停そば)に開所する。子育て相談や遊び場の提供などを行う施設で、市内5カ所目。市内で母子支援活動に取り組むNPO法人「母と子の虹の架け橋」(小佐野町、山野目久子理事長)が市の委託を受け、運営する。

 

 保育施設として利用されていた同住宅1階部分(約160平方メートル)を利用。交流スペース、休憩室(和室)、調理室を設け、子ども用のトイレや手洗い場は保育施設の面影を残した。

 

 交流スペースは床板などに釜石産木材を使い、ぬくもり感あふれる空間に。子どもは広いスペースでのびのびと遊びながら友達づくり、保護者は育児の情報交換ができる。

 

 釜石のまちをイメージした立体遊具、卵型の木がたっぷり入ったプールなどを配置。積み木やパズル、ままごとセットなど、素朴ながら繰り返して遊びたくなる木製のおもちゃ約30点も置いている。

 

木製の遊具やおもちゃが並ぶ交流スペース

木製の遊具やおもちゃが並ぶ交流スペース

 

 保育士、看護師、子育て支援員などスタッフ7人が交代で勤務。平日午前10時~午後3時まで受け入れる。

 

 支援センターは、広い場所での子どもとの触れ合い、保護者同士の交流、育児の不安・疑問の解消など家庭での子育てだけでは難しい部分をサポートする。甲子、中妻、市東部(天神町)、鵜住居地区にあるが、市南地区(平田、唐丹町)をカバーする施設はなく、課題になっていた。

 

 同法人では子育て世代の居場所を確保する必要性を感じており、子育て環境・サービスの充実を進めたい市の施策と合致。当初、1日からの開所を予定していたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴い延期されていた。

 

 開所に当たり、▽予約制(利用日の前日までに申し込み)▽かぜの症状、発熱(37・5度以上)などの症状がある場合は利用不可▽利用する保護者は必ずマスクを着用―など条件を設定。当面、午前、午後に分けて親子を受け入れ、それぞれ最大5組に絞る。密閉・密集・密接の「3密」を避ける対策を取り、定期的な換気などにも配慮する。

 

 平田のセンター長を兼ねる山野目理事長(60)は「自粛傾向の中でもできることで子育てを応援したい。木のおもちゃで遊べるのが特徴で、香り、ぬくもりを楽しんでほしい。ママたちにもゆっくりしてもらい、気持ちを切り替える時間に。利用者と信頼関係を築きながら、使いやすい施設づくりを目指す」と意気込んだ。

 

 問い合わせは平田子育て支援センター(電話0193・27・5223)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年4月18日発行 第885号より)

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ほいくしカフェを開催します

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保育士の再就職について、不安なことや知りたいことを、コーディネーターや同じ悩みを持つみなさんとお話ししてみませんか?
保育士の仕事に関する情報提供も行います。
ブランクのある方や保育の仕事をするか迷っている方、お子様連れも歓迎します!

 

日時

令和元年10月4日(金)10:30~12:00

場所

上中島こども園 子育て支援室 (上中島町3-5-17)

内容

コーディネーターから保育に関する情報提供、参加者同士の意見・情報交換等

対象

保育士資格を持っていて、現在保育士として働いていない方

費用

無料

その他

託児はありませんが、お子様連れ歓迎です。

お申込み・お問い合わせ

岩手県保育士・保育所支援センター(担当:山田)
岩手県盛岡市三本柳8地割1番3(ふれあいランド岩手内)
電話 : 019-637-4544 / 公用携帯電話 : 080-8200-1054

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 保健福祉部 子ども課 次世代育成係
〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
電話 0193-22-5121 / FAX 0193-22-6375 / メール
元記事:hhttp://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/jidofukushi/detail/1221251_2375.html
釜石市

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保育士不足、待機児童解消へ〜子育て支援員研修26人修了、施設などでサポート

保育士不足、待機児童解消へ〜子育て支援員研修26人修了、施設などでサポート

子育て支援員としての活動に意欲を新たにする女性たち

子育て支援員としての活動に意欲を新たにする女性たち

 

 釜石市子育て支援員研修の閉講式が18日、釜石市大只越町のカリタス釜石で行われた。子育て支援を担う人材確保のため、市が初めて実施した研修で26人が修了。それぞれ小規模保育を行う施設などでの保育士のサポート、子どもの一時預かり事業に従事する予定で、保育士不足の解消や待機児童の解消につながると期待される。

 

 子育て支援員は、保育士不足で生じる待機児童の解消を目的に、国が2015年度に設けた制度。保育士の資格がなくても地域での保育に関心があれば、自治体ごとに実施する所定の研修を受けた上で認定を受けることができる。

 

 市によると、昨年5月に市内13のこども園や保育所などにアンケートを行ったところ、合わせて16人の保育士が足りないとの回答があった。保育士を確保できず受け入れる子どもの数を減らすなどした施設もあるという。

 

 また、現在市内に待機児童はいないが、年度途中に待機者が出るというのが近年の傾向だという。こうした背景を受け、子どもに関わり働く人材の質を保ちながら支援者を増やし、子育ての裾野を広げようと、5月から研修を開講した。

 

 受講したのは、20代から60代の育児経験のある主婦や子育てボランティアを行っている女性たち。「地域保育コース」の基本研修8時間(2日間)、専門研修22時間(6日間)で、子どもの発達や保育の原理といった講義を受けた。保育施設で2日間の見学実習も。ニチイ学館、子育てを手助けしてほしい人とサポートする人を結ぶファミリー・サポート・センター(市がカリタス釜石に委託)などが指導した。

 

 閉講式では市子ども課の千葉裕美子課長が「心強い人材。支援員として皆さんの人生が豊かになり、皆さんが愛情をいっぱい注いで子どもたちが一層心豊かに育ってくれることを期待します」とあいさつ。一人一人に修了証書を手渡した。

 

 八雲町の主婦佐藤寿美子さん(37)は「一から保育の知識を得る機会になった。いろんな子ども、保護者への対応を考える必要性、救急法も学ぶことができた」と充実感をにじませた。子育て活動に取り組んできた仲間とともにNPO法人を立ち上げ、10月に小規模保育園を開園する予定。「利用してくれる人、自分たちも笑顔で保育できるような運営をしていきたい」と意欲を新たにした。

 

(復興釜石新聞 2019年6月22日発行 第801号より)

 

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日時

平成30年10月4日(木) 10時30分~12時00分

場所

上中島こども園 子育て支援室 (上中島町3-5-17)

内容

コーディネーターから保育に関する情報提供、参加者同士の意見・情報交換等

対象

保育士資格を持っていて、現在保育士として働いていない方

費用

無料

その他

託児はありませんが、お子様連れ歓迎です。

申込み・問合せ

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新生活に期待を膨らませる上中島こども園の新入園児ら

上中島こども園で開園・入園式〜多様な子育てバックアップ、72人が新しい環境で第一歩

新生活に期待を膨らませる上中島こども園の新入園児ら

新生活に期待を膨らませる上中島こども園の新入園児ら

 

 本年度から釜石市がスタートさせる上中島町の市立上中島こども園(藤原安園長)で7日、開園・入園式が行われた。老朽化により保育環境の改善が課題となっていた市立上中島保育所を移転整備したもので、この春、幼稚園と保育所機能を併せ持つ認定こども園に移行。新入園の14人を含む園児72人が新たな環境での第一歩を踏み出した。併設する障害児通所支援事業所「すくすく親子教室」や、同じ敷地に整備された上中島児童館と合わせ、利便性に富んだ包括的な保育環境の創出、多様な子育てニーズに応える施設として役割を発揮する。

 

幼保連携型認定こども園としてスタートした上中島こども園

幼保連携型認定こども園としてスタートした上中島こども園

 

 式には園児と保護者、市関係者ら約100人が出席。あいさつに立った野田武則市長は「市が運営し、地域の拠点として活用しようと設置。就学前教育、子育て支援の場として保護者ニーズに沿った運営をし、地域の重要で大切な拠点として活躍してほしい」と期待を述べた。

 

 藤原園長は「子どもたちの健やかな成長を見守る施設運営を目指す」と意欲を示し、子どもたちには「早寝、早起き、朝ごはんという約束事を守って通ってほしい」と呼び掛けた。

 

 新入園児は名前を呼ばれると、0~3歳児は父母の膝の上で、4歳児は手を挙げて「はーい」と返事した。在園児を代表して式に参加した年長児11人は新入園児に手作りの首飾りをプレゼント。園歌などを披露し、新しいお友達を歓迎した。

 

 進級した寄松廉君(5)は「友達がいっぱいになってうれしい。いっぱい遊ぶ」と笑顔を見せた。妹の未来ちゃん(1)、結ちゃん(生後2カ月)は新入園。父親の隆広さん(38)は「共働きなので3人一緒に預けることができ、安心感がある。明るく元気に育ってほしい」と見守った。

 

 同園の前身、上中島保育所は1975年に開所。施設の老朽化など保育環境の改善が課題となっており、市は就学前教育の拡充、子育て環境の充実を目的に、こども園や児童館などを備えた保育・幼児教育エリアの整備を決めた。上中島地区の仮設住宅や復興住宅などが隣接する場所で施設整備が進められ、今年1月に完成し、保育所として運営を開始。本年度から幼保連携型認定こども園に移行した。

 

(復興釜石新聞 2018年4月11日発行 第680号より)

 

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子育て支援の拠点完成、4月から認定こども園に〜上中島こども園開所、すくすく親子教室 児童館一体整備

子育て支援の拠点完成、4月から認定こども園に〜上中島こども園開所、すくすく親子教室 児童館一体整備

新築された上中島こども園。同じ敷地に児童館、すくすく親子教室も整備された

新築された上中島こども園。同じ敷地に児童館、すくすく親子教室も整備された

 

 釜石市が、新日鉄住金(本社東京都千代田区、進藤孝生社長)、新日鉄興和不動産(本社東京都港区、永井幹人社長)と進めてきた「市立上中島こども園・市すくすく親子教室・市上中島児童館」の整備工事が完成し、11日に開所式が行われた。老朽化により保育環境の改善が課題となっていた上中島保育所を移転整備したもので、4月からは幼稚園と保育所機能を併せ持つ認定こども園に移行。震災で被災し仮施設で運営していた障害児通所支援事業所「すくすく親子教室」や、上中島児童館と一体で整備することで、利便性に富んだ包括的な保育環境の創出、多様な子育てニーズに応える施設として役割を発揮する。それぞれの施設では9日から運営を開始。真新しい建物に元気な子どもたちの歓声、笑顔が広がっている。

 

開所式では園児が元気いっぱい虎舞を披露した

開所式では園児が元気いっぱい虎舞を披露した

 

 開所式には関係者ら約70人が出席。野田武則市長は「就学前教育の拠点、子育て支援の情報を発信する場になってほしい。保護者ニーズに沿った運営ができるよう取り組みたい」とあいさつした。施設整備などに協力した業者5社に感謝状を贈った。

 

 児童館を利用する子どもたちは元気いっぱいの歌、保育所の年長児らは虎舞を披露して花を添えた。新しい建物をつくってもらった「ありがとう」の気持ちを虎舞で伝えた及川紗良ちゃん(6)は「きれいでうれしい。みんなといっぱい遊びたい」と笑顔を見せた。

 

 3施設は上中島地区の仮設住宅や復興住宅などが建ち並ぶ、新日鉄住金が所有する約5417平方メートルの用地に整備された。いずれも鉄骨造り平屋建て。日本設計の基本計画、日鉄住金テックスエンジの施工で昨年4月に着工し、12月26日にしゅん工した。市が完成後、建築主の新日鉄興和不動産から土地と建物を買い取る形式で、事業費は約8億9千万円。

 

 こども園(延べ床面積約983平方メートル)は0~5歳児までを受け入れ、定員は100人。主な施設は保育室6室、子育て支援室、職員室、給食室などを配置した。高窓を多く設け、園庭に面した廊下をガラス張りにし光が入りやすい園舎に設計。木感と白を基調とした明るく優しい雰囲気の内装や、天井が高い遊戯室などを配し、開放感あふれる空間が完成した。

 

真新しい園舎での生活を楽しむ子どもたち

真新しい園舎での生活を楽しむ子どもたち

 

 親子教室(同約264平方メートル)は、2つの教室、ホール、静養室などで構成。白を基調とした落ち着いた内装に仕上げた。家具のコーナーガードや衝突防止など安全面に配慮し、車いす利用を想定し廊下の幅を広くとるなど使い勝手を考慮。こども園と同一の建屋にすることで倉庫や職員室など必要な機能の一部を共有化し、コンパクトで合理的な施設になっている。

 

 児童館(同336平方メートル)は、遊戯室、創作活動室、集会室、職員室などを配した。集会室は天井が高く、屋内運動場としても利用。隣接する部屋の壁を可動式にし、一体的に利用することで地域のイベントなどにも活用できるようにした。

 

 上中島保育所は1975年に開所。受け入れの対象年齢を広げた2003年度以降、保育室が不足し保育環境の改善が課題になっていた。大町の青葉ビルにあった親子教室は震災で被災し旧小川幼稚園内で仮運営しており、新たな開設場所を検討。老朽化している児童館の改築整備についても懸案となっていた。

 

 同保育所の佐々木絵美所長は「利用者に不便をかけたが、やっと広くて明るい温かい保育環境が整った。子育て環境は変化するが、子どもたちの健やかな成長を見守る施設としての役割を認識し、地域の期待に応えられるよう、職員の専門性、技術を向上させたい」と意欲を示した。

 

 親子教室の三浦薫施設長は「子どもが楽しく、充実した時間が持てるよう、気を引き締めて療育活動をしたい」と思いを強め、児童館の太田忠館長は「地域との交流を深めながらコミュニティーづくりにつながる活動もしたい」と展望した。

 

(復興釜石新聞 2018年1月13日発行 第655号より)

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