甘酒を素肌にも! 藤勇醸造、スキンケア第2弾「甘糀乳液」発売


2021/09/28
釜石新聞NewS #産業・経済

化粧水に続く第2弾として発売された「甘糀乳液」(左)

化粧水に続く第2弾として発売された「甘糀乳液」(左)

 

 釜石市大渡町のみそ、しょうゆ製造業藤勇醸造(藤井徳之社長)が展開するスキンケアブランド「AsunAmoon(アサンアムーン)」に20日、第2弾となる「甘糀(こうじ)乳液」が登場した。第1弾の化粧水に続き、同社の米糀の甘酒「甘糀」から抽出した保湿成分を配合し、なめらかな質感に仕上げた。同社オンラインストアや道の駅釜石仙人峠などで購入可能だ。

 

 発売初日の20日、港町のイオンタウン釜石内にある「アロマルポ」でイベントが開かれた。買い物客らが足を止め、実際に乳液を手に取って「肌がすごくしっとりする」「香りが上品」などと話しながら試していた。

 

藤勇醸造とゼトックが共同開発したスキンケアブランド「アサンアムーン」

藤勇醸造とゼトックが共同開発したスキンケアブランド「アサンアムーン」

 

 甘糀エキスと植物由来の3種のエキスが素肌を潤いで満たし、ユズ果実エキスが肌バランスを整える。化粧水と同様、植物由来のアロマ精油を独自ブレンドし、甘く優しい香りが広がる乳液だ。110ミリリットル入り2530円。今後もアロマルポで販売するほか、イオン釜石内のイオンスーパーセンター・産直「結いのはま」や化粧品売り場にも並ぶ。盛岡市の「ふるさと百貨もりおかん」(イオンモール盛岡 県産品店)や「化粧屋&カフェぷらす」(MOSSビル4階)でも取り扱う。

 

発売イベントで買い物客らが「甘糀乳液」を試した

発売イベントで買い物客らが「甘糀乳液」を試した

 

 甘酒は古くから“飲む点滴”といわれ、ビタミン類やアミノ酸などの栄養成分が豊富に含まれている。2017年から販売する甘糀は、県産ひとめぼれ100%でつくった、米の自然の甘みを味わえる一品。同社では自然の恵みや発酵の力に着目し、東日本大震災からの復興を応援する日本ゼトック(東京)と共同してスキンケア製品の開発を進めている。

 

 ブランド名には「輝く太陽と月のように揺らぎなく美しく輝き続ける普遍性」を込めている。乳液はコロナ禍で長引くマスク生活やストレス、睡眠不足などで肌トラブルを感じ、何らかの敏感肌状態になっている人も使えるよう、両社の若手女性社員が意見を出し合って生まれた。

 

 商品開発と広報を担当する藤勇醸造の小山明日奈さん(33)は「毎日使って自分自身をいたわってもらえたら。内外美容を実感してほしい。アロマが好評でリピーターも。香りを楽しんでほしい」と期待する。

 

 問い合わせは藤勇醸造(電話0193・22・4177)へ。

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