タグ別アーカイブ: 地域

新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

高齢者に救いの手、「まちの便利屋」本格再開〜ライフサポートかまいし、暮らしの困りごと何でも相談を

新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

新たに作成したファイルを手にPRするライフサポートかまいしの八幡理事長(中)

 

 東日本大震災後は事業活動がほとんど休止状態となっていた協同組合ライフサポートかまいし(八幡徹也理事長、組合員17人)が本格的に事業を再開することになった。「まちの便利屋」として事業をPRするパンフレットなどを新たに作成。「暮らしの困りごと 地元のプロが丁寧にサポートします」と利用を呼び掛ける。

 

 同組合は2000年、釜石商工会議所青年部の有志を中心に結成。高齢者向けの弁当宅配、買い物代行などの事業に取り組んだ。しかし、震災で組合の中心メンバーが亡くなったことなどから事業活動を中断していた。5年ほど前から仮設事務所で活動を再開。年間20件ほどの困りごと相談を受けるようになり、本格的な事業再開を目指すことになった。

 

 県中小企業団体中央会の助成、中小企業診断士の木村裕美さん(早稲田大学都市・地域研究所招聘研究員)のアドバイスを受けながらPR用のパンフレットやファイルなどを作成。近くイベント会場などで配布を始める。

 

 これを前に7日、八幡理事長らが釜石市役所を訪ね、野田武則市長に支援を要請。「一時は組合解散の話も出たが、できることを模索し継続を決めた。事業のレールを敷き、次の世代に渡したい」と思いを伝えた。市内の一人暮らしの高齢者が4千人を超えるなどの現状も説明した上で、超高齢化社会を支える同組合の事業をアピールした。

 

 野田市長は「高齢者を支援する事業は人手不足が課題と聞く。組合事業の本格再開は非常に期待が持てる。市としても事業の支援を検討したい」などと応えた。

 

 同組合がサポートするのは、草取り、家事手伝い、リサイクル品処分、パソコン・スマホの操作など。問い合わせは同組合(電話22・0051/FAX22・5395)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月12日発行 第866号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

 

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

広報かまいし2020年2月15日号(No.1730)

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 3,770 KB
ダウンロード


 

【P1】表紙/もくじ
【P2-3】東日本大震災津波岩手県・釜石市合同追悼式/心のケア班市民講座/こころのセミナー/台風第19号被害への対応状況/持続可能な観光東北フォーラム2020/海洋環境フォーラムin釜石
【P4-5】市・県民税、所得税の申告/宅地の売却/ドラレコでの運転診断/宝くじ助成金での備品整備/釜石シーウェイブスRFCシーズン終了
【P6-9】市民のひろば/まちのお知らせ
【P10-11】まちの話題
【P12-13】保健だより
【P14-15】復興情報/大石地区復興まちづくり協議会地権者連絡会
【P16】三陸ジオパーク

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1235440_2596.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
移住促進へ 釜石をPR、人口減に歯止めを〜コーディネーターに4人委嘱、3人が市外から定住

移住促進へ 釜石をPR、人口減に歯止めを〜コーディネーターに4人委嘱、3人が市外から定住

移住コーディネーターに委嘱された(左から)伊藤さん、城守さん、手塚さん、石黒さん

移住コーディネーターに委嘱された(左から)伊藤さん、城守さん、手塚さん、石黒さん

 

 釜石市は6日、まちの魅力発信や移住希望者への情報提供などを行う移住コーディネーターに4人を委嘱した。副業というのが特徴で、会社員や学生、地域づくり活動に取り組む人らが個々の仕事、活動の中で市への移住・定住をPR。釜石への関心、理解を深めてもらい移住を促し、将来に向けて持続可能なまちづくりにつなげる。市では「それぞれの視点で、幅広い活動が可能となる、多様性のある制度」と期待を寄せる。

 

 人口減対策を加速させるため、行政と民間が協働で行う新たな取り組み。コーディネーターは、▽インターネットでの情報発信▽県内外の移住関連イベントでのPR▽移住検討者らの相談・助言―などの活動を進める。

 

 国が進める、移住や関係人口の創出・拡大に取り組む拠点の設置、強化を受けて設けた制度。特別交付税措置を活用し、月額2万円(月1回の活動報告が必要)の報酬を支払う。

 

 昨年12月に公募し、応募した4人全員を採用した。任期は1年だが、初年度となる今期は3月末まで。この制度は来年度も継続する予定だ。

 

 4人のうち、3人が実際に市外から移住。手塚さや香さん(40)は埼玉県さいたま市出身で、現在は釜石リージョナルコーディネーター協議会(釜援隊)でまちづくりの手助けをしている。2014年10月に岩手へのUターン者2人と任意団体「岩手移住計画」を立ち上げ、移住定住の促進や移住者の交流を柱にした活動を展開。県から受託し実施した移住体験ツアーでは27人の移住に結び付けた。

 

 ただ、移住者のほとんどが県内陸部で、沿岸部では陸前高田市の2人。交通の便を課題の一つに挙げたが、「デメリットを上回る地域の魅力を発信していき、釜石に1人でも多くUIターンしてもらう取り組みにしたい」と意気込む。

 

 花巻市出身の城守理佳子さん(26)は東京の人材派遣会社勤務を経て、18年9月から甲子町のパソナ東北創生に勤める。首都圏企業を対象にした研修ツーリズムや大学生のインターンコーディネート、地域企業への人材マッチングなどを担当。仕事するうえで大事にする「チャレンジするまち釜石」のアピールを継続させ、「チャレンジする仲間を増やしていきたい」と力を込める。

 

 今回の取り組みには大学生も参加する。岩手大農学部水産システム学コースで学ぶ3年の石黒智大さん(21)は秋田県秋田市出身。昨年10月から同大釜石キャンパスでドンコ(エゾイソアイナメ)を研究している。「よそ者、素人の視点で口出し、活動を後押しできると思う。『魚のまち』を象徴する魚種づくりに向け、自分の研究もしっかり進めたい」と意欲満々。内陸部で沿岸部の情報に触れる機会は少なく、「アピールの仕方を考えるべき」と指摘した。

 

 釜石出身の伊藤聡さん(40)は、一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校の代表理事。12年4月に同法人を設立し、ボランティアの受け入れ、支援者と地域をつなぐイベント開催のコーディネートなどを手掛けている。移住促進を目的にしていないが、これまで活動で関わった20人ほどが釜石周辺に移住。現在、力を入れる高校生の地域活動支援を継続し、「Uターンにつながる関係づくり、情報発信を進めたい」とした。

 

 委嘱状の交付は市役所で行われ、野田武則市長は「震災からの復興完遂を目指す中でハード面は完成しても、人口が減少しては意味がなくなる。歯止めをかけるための取り組みが必要。それぞれの立場で可能な限り頑張ってほしい」と激励した。

 

 今年度の活動として、9日に東京で開かれる学生対象の「かまいし就職準備フェア」に参加。釜石で働く、暮らす魅力をアピールする予定だ。

 

(復興釜石新聞 2020年2月8日発行 第865号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石市初の国際交流員、エミリー・ハラムズさん新天地で飛躍へ〜AU・NZ在日商議所に転身、今後は釜石との懸け橋に

釜石市初の国際交流員、エミリー・ハラムズさん新天地で飛躍へ〜AU・NZ在日商議所に転身、今後は釜石との懸け橋に

「今後は釜石との懸け橋に」と意欲を見せるエミリー・ハラムズさん

「今後は釜石との懸け橋に」と意欲を見せるエミリー・ハラムズさん

 

 釜石市の国際交流員エミリー・ハラムズさん(27)は1月末で退任、2月から在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所(東京都港区)の事務局長に転身した。釜石初の国際交流員として2016年8月から3年半にわたり活動。「釜石が大好きになった。今後も釜石と関わり続け、オーストラリアやニュージーランドとの懸け橋として貢献したい」と新天地での飛躍を目指す。

 

 ハラムズさんはオーストラリアの首都キャンベラ出身。中学時代に日本語を学び、オーストラリア国立大学で日本語を専攻。学生時代には関西大(大阪府)に1年間の留学経験がある。

 

 釜石では飲食店メニューの英訳、宿泊施設の外国人受け入れ支援などを担当。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催では、鵜住居復興スタジアムのメディアセンターで外国人記者の対応などを担った。

 

 応募して採用されたものの、何も分からないままやってきた釜石。「温かく迎え入れてくれた多くの人に支えられ、ものすごく濃い3年間になった。魅力的な海や山の自然も満喫できた」と振り返る。

 

 兄と2人の姉がいる末っ子。キャンベラで暮らす両親はこれまで4回も釜石に足を運んだ。昨年10月のW杯フィジー対ウルグアイ戦は、仕事で来られなかった兄を除く家族3人が駆け付け、スタンドで声援を送った。「家族全員が釜石ファン。(私がいなくなっても)また釜石に来たい、と盛り上がっています」

 

 同商議所の復興支援で釜石とのつながりがあり、釜石応援ふるさと大使を務めるメラニー・ブロック名誉会頭の誘いで転身を決めた。「釜石を離れたくはなかったが、結果的には仕事で今後も釜石とつながることができる」と新しい道を選択。「多くの人を釜石に案内したい」と意気込む。

 

(復興釜石新聞 2020年2月8日発行 第865号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

仲良く手をつなぎ、高台を目指して駆け始める=2日午前11時、親子の部のスタート

津波だ、逃げろ高台へ〜仙寿院で韋駄天競争、教訓胸に駆け上がる

仲良く手をつなぎ、高台を目指して駆け始める=2日午前11時、親子の部のスタート

仲良く手をつなぎ、高台を目指して駆け始める=2日午前11時、親子の部のスタート

 

 「津波発生時は一刻も早く高台へ―」。東日本大震災の教訓を未来につなぐ避難啓発イベント「新春韋駄天(いだてん)競走」が2日、釜石市大只越町の日蓮宗仙寿院(芝﨑恵応住職)をゴール地点に行われた。同寺の節分行事として2014年から始まり、7回目の開催。只越町の津波浸水区域から、市の津波避難場所となっている標高約30メートルの同寺まで参加者が駆け上がり、命を守る行動を体で覚えた。

 

 兵庫県西宮市、西宮神社の新年開門神事「福男選び」をヒントにした同行事。今年も6部門で参加者を募り、当日は1歳から64歳まで124人が急坂や急カーブの難コースに挑んだ。

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーらの銅鑼(どら)の音を合図に各部門がスタート。只越町の消防屯所付近を出発し、仙寿院境内まで286メートル、高低差約26メートルのコースを懸命に走り切った。沿道では参加者の家族や地域住民らが声援や拍手を送り、只越虎舞の太鼓がゴールを盛り上げた。

 

 各部門の1位には芝﨑住職が「福男」「福女」などの認定書を授与。西宮神社から福の神「えびす天」の木像が贈られた。

 

1位に輝いた福男、福女、福少年、福親子が勢ぞろい

1位に輝いた福男、福女、福少年、福親子が勢ぞろい

 

 親子の部1位となった後藤竜也さん(48)、尚希君(12)=花巻市=は4年連続の参加で、「福親子」3連覇。震災の津波で大槌町の実家を失った竜也さんは「初心に帰って逃げることを意識した」、尚希君は「津波が起きても逃げれば命が助かる」と同行事の意義を改めて強く認識し、「来年からは別々の部門で」と継続出場を誓った。

 

 男性29歳以下の部1位の山本雄太郎さん(25)=盛岡市=は、妹恵里さん(23)=同=、父由勝さん(59)=八幡平市=と初参加。恵里さんは女性の部1位で、兄妹で「福男」「福女」のダブル称号を手にした。2人は社会人陸上の短距離アスリート。雄太郎さんは「しんどかったが、必死になればあっという間」、恵里さんは「あきらめたら終わり。勝負の世界も、津波の時も」と、いざという時の心構えを強調。今年6月に県内を巡る東京五輪聖火リレーの一般公募ランナーにも選ばれている雄太郎さんは「地元のイベントに積極的に出ることで、復興や岩手盛り上げの一助になれば」。韋駄天競走の今後に「続けていくことが伝統になるし、震災の記憶も忘れられずにすむのだろう」と思いを寄せた。

 

 同行事は、関東在住の釜石出身者が中心となって結成した「釜石応援団ARAMAGI Heart(あらまぎはーと)」の発案。趣旨に賛同し、主催統括する仙寿院の芝﨑住職は「津波は逃げるしか(助かる)方法がない。震災後に生まれた子どもたちも増えてきた。今日の経験を家族や周りの人に伝えてほしい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2020年2月5日発行 第864号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

笑顔広がる公園に、釜石高定時制生徒遊具修復〜クライミングウォールをリニューアル、人のつながり 豊かな自然表現

笑顔広がる公園に、釜石高定時制生徒遊具修復〜クライミングウォールをリニューアル、人のつながり 豊かな自然表現

作業を分担して遊具のリニューアルに取り組む釜石高定時制の生徒たち

作業を分担して遊具のリニューアルに取り組む釜石高定時制の生徒たち

 

 釜石市甲子町洞泉のこすもす公園(藤井了代表)に、地元の高校生が考える「釜石らしさ」を表した遊具がお目見えした。大人気の「クライミングウオール」3基のうち、劣化した1基のリニューアル作業を、釜石高(鈴木広樹校長)定時制(生徒27人)が担当。市内外の幅広い世代に地域の魅力を発信し、公園内に笑顔の輪が広がることを期待している。

 

 今回リニューアルした遊具は幅3・6メートル、高さ2・7メートルで、作画テーマはずばり「釜石」。海や山を自然豊かに表現した絵、そこから飛び出してくるかのような迫力満点のサケが目に付く。ウニやホタテガイ、ワカメなども散りばめ、ラグビーボール、公園の名称にもあるコスモスをデザインに加えた。

 

 この遊具はもともと、東京のボランティアらが製作。劣化が進み、リニューアルの必要性を感じたメンバーの一人で、釜石市の団体「自然あそび広場にここ」の深澤鮎美代表(33)が定時制に製作を持ちかけた。

 

 定時制では2018年から、授業の一環として同公園でジャガイモの収穫や「甲子柿」を磨く作業といった農業体験学習を継続。そうした縁で、地域に目を向け関わる機会にもなることから遊具製作を引き受けた。

 

 「釜石らしさ」をテーマに生徒らが話し合い、千葉玲佳さん(2年)が原案を練り、岩間絵理奈さん(4年)のアイデアも取り入れて作画。昨年11月から1、4年生を中心に7回の色塗り作業を行ってきた。

 

完成したウオールの前で笑顔いっぱいの記念写真

完成したウオールの前で笑顔いっぱいの記念写真

 

 壁をよじ登るための突起(ホールド)は今年1月、深澤さんらメンバーの大人たちが設置。ただ、一部作業を残しており、27日、生徒20人が仕上げ作業に取り組んだ。

 

 2、3年生が、握りやすさや足の掛けやすさなどに配慮しながらホールドを取り付け。絵を描いていない部分に学校名を記し、壁の裏側には全員の名前を残してリニューアル作業を完了させた。

 

 自分たちの手で作り上げた壁に、早速挑む生徒たち。「難しい」「登れたー」と遊びを楽しむ歓声と笑顔があふれた。

 

 千葉さんは大槌町出身で、東日本大震災で被災し現在は甲子町で生活する。釜石のことを考える機会だったが、古里大槌を思う時間にもなった。「共通する自然の豊かさ、大漁旗をイメージした。思い通りの仕上がりに満足。豊かな自然に触れながら、どんどん遊んでほしい」と願った。

 

 大槌町から通学する岩間さんも震災で被災。遊び場が少なかった時期を振り返り、「子どもの笑顔が広がる場になれば、うれしい」とはにかむ。一緒に学ぶ仲間との共同作業を無事終えたことに達成感も。看護師を目指し、進学する予定で、「将来戻って地域に貢献したい」と力を込めた。

 

 深澤代表は「地域に愛される公園に生徒が関わったこと、形が残ることに意味がある。みんなで作り上げたことを忘れないでほしい。地域や人とのつながりの大切さを感じ、ここを離れたとしても思い出す、そんなきっかけになれば」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2020年2月1日発行 第863号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

広報かまいし2020年2月1日号(No.1729)

広報かまいし2020年2月1日号(No.1729)

広報かまいし2020年2月1日号(No.1729)

 

広報かまいし2020年2月1日号(No.1729)

広報かまいし2020年2月1日号(No.1729)

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 1,477 KB
ダウンロード


 

【P1】「明治日本の産業革命遺産」人材育成研修の受講者募集/岩手大学地域連携フォーラム/SL銀河招待企画
【P2-3】国民健康保険税の税率が変わります/子ども・子育て支援事業計画(案)への意見募集
【P4-5】新しい民生委員・児童委員を紹介します
【P6-8】まちのお知らせ/市長のつぶや記

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1235096_2596.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
感謝の寄せ書きを手にカナダに留学する菊池莉歩さん(右から2人目)

ラグビーカナダ代表に感謝の寄せ書き〜留学の菊池さん(釜石高2年)国旗を手に、台風で中止の試合の実現訴え

感謝の寄せ書きを手にカナダに留学する菊池莉歩さん(右から2人目)

感謝の寄せ書きを手にカナダに留学する菊池莉歩さん(右から2人目)

 

 文部科学省が提供する留学プログラムでカナダに留学する釜石高2年の菊池莉歩さん(17)は21日、釜石市役所を訪ね、野田武則市長に報告。台風で中止になったラグビーワールドカップ(W杯)「カナダ対ナミビア」の実現へ向けた願いをカナダチームに伝える計画を伝えた。釜石市内の被災地で泥出し作業などに汗を流したカナダ代表への感謝の寄せ書きプロジェクトに取り組んでおり、カナダ代表の事務所を訪ね、直接手渡す予定。

 

 菊池さんはW杯期間中、釜石鵜住居復興スタジアムで道案内ボランティアとして活動。台風で試合が中止となった10月13日にはカナダ代表の選手らと一緒に泥出し作業に当たった。その後は、カナダの国旗に感謝の寄せ書きをするプロジェクトに取り組んできた。

 

 菊池さんはこの日、感謝の思いが書き込まれたカナダ国旗を持参。「台風の被災地でボランティアに取り組む姿に胸を打たれ、感謝の気持ちを伝えたいと思った」と経緯を説明し、「カナダ―ナミビア戦の実現へ向け、このプロジェクトが第一歩になれば」と思いを述べた。

 

 野田市長は国旗に「感謝」と言葉を記した上で、「すばらしい発想と取り組みだ。試合はぜひ実現したいと関係者と協議している。釜石市民も期待していることを伝えてほしい」とエールを送った。

 

 菊池さんは高校1年の夏、ソフトバンクが実施する留学プログラムで、アメリカ・カリフォルニア大バークレー校で3週間研修。この経験を踏まえたボランティア活動に積極的に取り組み、将来は英語を生かした職業を目指すという。今回の留学プログラムでは4倍以上の応募倍率から合格。25日から3カ月間、ビクトリア州に留学し、「多文化共生」などについて学ぶ。

 

(復興釜石新聞 2020年1月25日発行 第861号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

太平洋津波博物館長(アメリカ・ハワイ州)釜石に〜減災の思い共有、鵜住居未来館視察 中学生と再会

太平洋津波博物館長(アメリカ・ハワイ州)釜石に〜減災の思い共有、鵜住居未来館視察 中学生と再会

釜石訪問と博物館を訪れた中学生との再会を喜ぶムリー館長(右から3人目)

釜石訪問と博物館を訪れた中学生との再会を喜ぶムリー館長(右から3人目)

 

 米国ハワイ州ヒロにある「太平洋津波博物館」のマーリーン・スー・ムリー館長(59)は12日、釜石市鵜住居町の津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」(村上清館長)を視察。昨年9月に市の特命大使として同博物館を訪問した市内の中学3年生4人とも再会し、両地域の津波被災経験を世界の減災に生かすことに思いを新たにした。

 

 博物館を訪問した5人のうち、小林茉央さん(釜石中)、髙木海里君(同)、吉田陽香さん(甲子中)、松下琉奈さん(大平中)が未来館でムリー館長を出迎え、英語のあいさつで歓迎した。

 

 中学生のハワイ訪問にも同行した未来館の蟹江美幸さんが館内を案内。東日本大震災時の小・中学生の避難行動、多くの犠牲者を出した鵜住居地区防災センターの悲劇などを、各種展示物を示しながら説明した。

 

 野田武則市長はムリー館長に、中学生受け入れへの感謝の気持ちを伝え、隣接する「祈りのパーク」に案内。震災犠牲者の芳名板の前で共に手を合わせ、震災の教訓を込めた防災市民憲章の意義を強調した。

 

 1946年にアラスカ州アリューシャン列島で発生した地震により遠隔津波に襲われたハワイ島。同博物館は、その生存者からの働きかけで93年に創立。津波研究機関や大学などと連携し、防災教育に力を入れているのが特徴で、他国の津波被災地へのアドバイスも行っている。

 

 同館は、2011年の東日本の津波で流出し、ハワイ島に流れ着いた国道45号の視線誘導標(道路の端などに設置し、道の形状を分かりやすくしたもの)を展示。漂着したのと同タイプのものは、発災当時、釜石市両石町内だけに設置されていたほか、山田町に保管されていたことが確認されており、いずれかから流出し、約6400キロ離れた地にたどりついたと考えられている。未来館では、同博物館を紹介する展示も行っている。

 

 ムリー館長は未来館訪問で、改めて東日本大震災の被害の大きさを実感。誘導標がハワイに流れ着いたことに「不思議な縁を感じる。両館の情報交流、語り部の話の交換などを通じ、2つの国、まちがもっと強い絆で結ばれれば」と願い、釜石の中学生には「津波防災の学びを深め、発信できるよう育っていってほしい」と期待した。

 

 中学生による博物館視察は、震災の教訓を次世代に継承する上で重要な役割を担っていく若年世代に、伝承への意識を高めてもらおうと計画。現地では、将来的な相互協力を申し入れる野田市長の親書をムリー館長に手渡した。

 

 4人はこの日、折り紙で館長と交流。松下さんは釜石に足を運んでくれたことを喜び、「日本の文化で交流できて良かった」と笑顔。小林さんは津波の流出物がハワイにまで到達した事実に驚き、「自分が現地を訪れる機会をいただいたのも運命的。学校の防災学習、ハワイでの学びから得たことを自ら発信し、防災意識向上につなげられたら」と意欲を見せた。

 

(復興釜石新聞 2020年1月18日発行 第859号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

3カ月ぶりに運行を再開した三陸鉄道=16日午前11時43分、陸中山田駅

台風被災の三陸鉄道(陸中山田―津軽石)運行再開〜釜石までの全線復旧は3月20日に

3カ月ぶりに運行を再開した三陸鉄道=16日午前11時43分、陸中山田駅

3カ月ぶりに運行を再開した三陸鉄道=16日午前11時43分、陸中山田駅

 

 昨年10月の台風19号災害で大きな被害を受けた三陸鉄道は16日、陸中山田―津軽石(17・3キロ)で3カ月ぶりに運行を再開した。陸中山田駅ではセレモニーが行われ、待ちに待った運行再開を喜び地域が一つになった。一時は全線の約7割が不通となったが、同区間の復旧で不通区間は約4割となる。引き続き釜石―陸中山田(28・9キロ)などの復旧を進め、3月20日の全線再開を目指す。

 

 陸中山田―津軽石間で行われていた復旧作業は今月11日に終了し、15日には運行再開に向けて試運転が行われた。

 

 16日、陸中山田駅には午前11時43分着の列車に地元住民ら約200人が集まり、待望の運行再開を祝った。地元の4つの幼稚園や保育園から90人余りの園児が手作りの小旗を振り、「まってたよー」「おかえりなさーい」と歓声を上げ、列車を迎えた。地元商工会の人たちは大漁旗を振って運行再開を喜んだ。

 

「これからも よろしくね」と手製の横断幕で歓迎する地元の幼稚園・保育園児ら

「これからも よろしくね」と手製の横断幕で歓迎する地元の幼稚園・保育園児ら

 

 特産のカキ汁約100食を振る舞った三陸やまだ漁協女性部大浦地区部長の阿部秋子さん(62)は「人との交流が地域を活性化させる。ぜひ三鉄に乗って山田に来てほしい」と願った。

 

 三陸鉄道の中村一郎社長は「大歓迎していただいている姿を見て、地域のみなさんの期待を感じた。引き続き、しっかりと頑張っていきたい。新たなスタートを切る気持ちで全線運行再開を迎えたい」と決意を新たにした。

 

 三陸鉄道リアス線(163キロ)は計77カ所で土砂流入や路盤消失などの被害があり、一時は全区間のうち約7割が不通となった。今回の区間復旧で、約6割が運行可能となった。2月上旬に田野畑―普代(9・3キロ)、3月20日までに釜石―陸中山田、普代―久慈(26・1キロ)を再開させる方針で復旧に取り組む。

 

 3月22日には、宮古―釜石間で東京五輪の聖火を運ぶ「復興の火」のイベントも予定されている。

 

(復興釜石新聞 2020年1月18日発行 第859号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

高校時代の恩師のビデオメッセージに思わず顔をほころばせる新成人

感謝の思いを胸に 復興への貢献誓う〜釜石市成人式に257人出席、新時代「令和」に羽ばたく

高校時代の恩師のビデオメッセージに思わず顔をほころばせる新成人

高校時代の恩師のビデオメッセージに思わず顔をほころばせる新成人

 

 成人の日の13日を前に、釜石市では12日、市と市教委が主催する「成人のつどい」が釜石市民ホールTETTOで開かれた。小学校5年から6年に上がろうとしていた時期に東日本大震災を経験した、今年の新成人。家族や地域の住民に支えられて晴れの日を迎えた感謝の思いを胸に、復興から新たなまちづくりへと向かう古里釜石の力になろうと、それぞれの道での精進を誓った。

 

 今年の新成人は1999年4月2日から2000年4月1日までに生まれた人たち。式典には市内在住者を中心に男性131人、女性126人の計257人が出席。市内の水産加工場で技能実習生として働く12人のベトナム人女性も加わった。

 

 司会進行は、釜石東中出身で花巻東高から武蔵大に進んだ浦島春樹さん(20)=埼玉県在住=が担当。「感謝の気持ちと新たな決意を込め、式典を盛り上げよう」と呼び掛けた。

 

 震災の犠牲者に黙とうをささげて開式。野田武則市長は「まちが崩壊し、多くの市民が犠牲となった震災の教訓を忘れてはいけない」と戒めた上で、「幾多の困難を乗り越えてきた釜石人としての誇りを持ってほしい」と強調。昨年のラグビーワールドカップ(W杯)を「ワンチームのラグビー精神と復興まちづくりは同じと気付かされた」と振り返り、「知恵と力で新しいまちづくりに貢献していただきたい」と呼び掛けた。

 

 新成人を代表して抱負を述べた和野内遥さん(20)=東京都在住=は釜石中出身で盛岡一高から工学院大学に進んだ。高校時代に「世界津波の日高校生サミット」に参加した体験などに触れながら、「釜石がさらに活気のある素晴らしいまちになるよう頑張ります」と決意を述べた。

 

 新成人の有志18人が郷土芸能の「虎舞」を披露。釜石高音楽部の4人がリードし、「釜石市民歌」を斉唱した。

 

 式典が行われたホールAの外では、釜石市民吹奏楽団がブラスバンドの演奏で盛り上げ。釜石茶道協会は来場者にお茶を提供し、新成人の門出を祝った。会場には金屏風も用意され、晴れ着に身を包んだ新成人らが仲間と共に次々と記念撮影。あちこちで再会を喜び合う笑顔の花が咲いた。

 

二十歳の門出 トライで祝福

 

晴れ着姿で楕円のボールを抱え、夢や希望に向かって突進する新成人

晴れ着姿で楕円のボールを抱え、夢や希望に向かって突進する新成人

 

 釜石市成人のつどいの関連イベントとして12日、式典会場に隣接するイオンタウン釜石で「ストリートラグビー」の体験会が開かれた。晴れ着姿の女性も楕円(だえん)のボールを抱え、夢に向かってひたすら突進。サポートするスタッフらが「ナイストライ!」と二十歳の門出を祝福した。

 

 体験会は、釜石市ラグビーワールドカップ2019推進本部が昨年の成人のつどいに続いて企画。式典を終えた新成人が晴れ着姿のまま専用フィールドに足を運び、次々とトライした。

 

 甲子町出身で東北工業大(仙台市)2年の菊地伶奈さん(20)は中学時代の友人と仲良く挑戦。去年のラグビーワールドカップ(W杯)では残念ながら、釜石での試合を観戦することはできなかったが、「釜石に訪れた多くの人をテレビで見て驚いた。W杯をきっかけに、にぎわいのあるまちになってほしい」との願いを込め、フィールドを駆け抜けた。

 

(復興釜石新聞 2020年1月15日発行 第858号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

思い思いに猫との触れ合いを楽しむ姿が見られる店内

猫と触れ合い「里親」探し、新たな飼い主との出会いの場に〜「保護猫アンドゥ」大渡町にオープン、運営ボランティア約30人登録

思い思いに猫との触れ合いを楽しむ姿が見られる店内

思い思いに猫との触れ合いを楽しむ姿が見られる店内

 

 行き場のない猫たちが新たな居場所を探す場、新たな飼い主との出会いの場に―。釜石市大渡町に「ふれあいと譲渡の猫家(にゃんち) 保護猫アンドゥ」の新店舗がオープンし、愛らしい猫たちが訪れる人たちに癒やしの時間を提供している。譲渡活動を主とし、保健所に引き取られた猫などとの触れ合いを楽しんでもらいながら「里親」探しを目的にしているのが特徴。責任者として同施設を運営する鈴子真佐美さん(55)は「なぜ保護猫がいるのか、施設が必要かを考えるきっかけにしてほしい」と願う。

 

 アンドゥは2018年9月に大渡町の大渡橋たもとの賃貸物件を利用し、県沿岸初の保護猫施設としてプレオープン。譲渡活動のほか、▽諸事情で飼うことが難しい人や猫好きな人と、里親との縁を待つ猫たちが触れ合える場▽運営に携わるボランティアの交流の場▽動物愛護の取り組みの発信―にも取り組んできた。

 

 もともと自宅そばでの施設運営を視野に入れていた鈴子さん。夫が町内で経営していた整骨院をたたみ、隣の私有地に一戸建て店舗を新築して活動を応援してくれたこともあり、昨年12月に新店舗に移り、グランドオープンした。

 

 新店舗は建物の2階(延べ約80平方メートル)を利用。猫と触れ合えるスペースには木材を組み合わせた遊具を設けた。人慣れしていない猫を保護するバックヤード、キッチンも備えた。

 

建物の2階フロアを利用してオープンした「保護猫 アンドゥ」

建物の2階フロアを利用してオープンした「保護猫 アンドゥ」

 

 1月のある日、店内では猫じゃらしのおもちゃを持った客が猫と遊ぶ。猫たちは皆、好奇心が旺盛で、座っている客の背中や脚にすり寄ったり、ひざの上に乗っかかったり。その愛くるしさに女性客らは「何時間でも居たい」と顔をほころばせる。

 

 現在、店舗にいる猫は30匹。釜石保健所から預かったり、個人的に引き取っている。運営ボランティアとして約30人が登録しており、掃除など日々の活動をサポート。鈴子さんは「保健所が引き取った猫の世話も行うという行政と連携した取り組みが画期的。実質殺処分ゼロにつながっている」と強調する。

 

 自宅で保護活動をしていた鈴子さんが3年ほど前に初めて世話した2匹の子猫が「アン」と「ドゥ」。18年に譲渡型保護猫施設を始める際、初心を忘れないようにと店名にした。

 

 それから1年3カ月の昨年12月現在で68匹が新しい家族の一員に。施設を利用し多様な個性を持った猫たちと触れ合って猫との生活の疑似体験をしてもらい、猫の性格を理解した上で里子に迎えてもらいたいとの思いが実りにつながっている。

 

 鈴子さんは「猫と触れ合い、のんびり過ごしてほしい。ここにいる猫の健康を守り、全員を送り出すことが目標」と目を細めた。

 

 営業は午前11時から午後4時(土日・祝日は同5時)で、水・木曜定休。入場料はフリータイムが1千円(中学生以下は500円)、30分が500円(同300円)。中学生以下だけでは入場できない。駐車場あり。

 

 問い合わせは鈴子さん(電話090・7525・0388)へ。

 

(復興釜石新聞 2020年1月11日発行 第857号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3