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大切な人に釜石の特産品を贈ろう!釜石で初のお歳暮市 12業者が出店

初開催のお歳暮市=写真:釜石観光物産協会撮影

初開催のお歳暮市=写真:釜石観光物産協会撮影

 

 一般社団法人釜石観光物産協会(澤田政男会長)主催の「釜石お歳暮市」は11月28日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルス禍で人的交流がままならない世情を踏まえ、「地元の味を贈答品に」と初めて企画。開店前から列ができるなど期待が高く、市内のほか県内陸部からの来場者の姿も見られた。

 

 市内を中心に12業者が出店。海産物や水産加工品、菓子、調味料など多彩な商品を持ち寄り、来場者の希望を聞きながらお歳暮用ギフトを提案した。当日発送のほか、後日の注文発送にも対応。複数の店から好みの商品を選び、オリジナルギフトとして送ることも可能で、選択の幅が広がり好評だった。

 

市内の各業者がお薦めの贈答用商品を提案、販売

市内の各業者がお薦めの贈答用商品を提案、販売

 

 松坂商店は水槽に入れた新鮮アワビで旬の海の幸をアピール。麻生三陸釜石工場は自慢の西京漬け(浜千鳥の酒粕使用)を盛り込んだ二段重の豪華おせちを提案。ジェラート販売で人気のかまいしDMCは贈答用に開発した新商品、釜石の味を素材にした三陸氷菓(9種)詰め合わせを販売。栗林町に養鶏農場を建設中のオヤマ(一関市)は鶏肉加工品ギフトで注目を集めた。

 

かまいしDMCの三陸氷菓詰め合わせなど新商品も並び、来場者はじっくりと品定め

かまいしDMCの三陸氷菓詰め合わせなど新商品も並び、来場者はじっくりと品定め

 

良質な鶏肉加工品ギフトなどを販売したオヤマ

良質な鶏肉加工品ギフトなどを販売したオヤマ

 

 甲子町の60代女性は兄弟や友人に贈るギフトを求めて来場。「いろいろ見て比べられるのがいい。せっかくだから釜石の物を送ろうと思って。相手の好みや日持ち、お正月のことも考えて決めたい」と会場内を回った。

 

 今回の企画は、コロナ禍で売り上げ低迷が続く事業者らの応援にも一役買った。販売店舗を持たない大渡町の永野商店は、干物などの贈答セットのほかアウトレット品の格安販売も実施。永野和槻専務(30)は「地元客へのギフト販売の機会はあまり無いので、ありがたい。昨年来の新型コロナの影響で市外の物産展なども中止が相次ぎ、販路が減った。今回は地元への還元もでき、いい機会になった」と喜んだ。

 

I商品の種類や注文方法を丁寧に説明する永野商店

商品の種類や注文方法を丁寧に説明する永野商店

 

 同協会の佐々木一伸事務局次長は「コロナ禍で帰省しにくい状況が続いてきただけに、ふるさとの味を求める人は多い。地元の商品を送って少しでも釜石を感じてもらえたら」と話し、「来年以降も継続開催できれば」と今後を見据えた。

認知症がテーマの劇を熱演する大平中3年生

住み続けたいまちに―釜石・平田地区 地域と人が「つながるカフェ」初開催

住民同士の交流、つながりを生み出そうと初めて開かれた平田地区の「つながるカフェ」

住民同士の交流、つながりを生み出そうと初めて開かれた平田地区の「つながるカフェ」

 

 高齢化率(65歳以上)が40%(9月末現在)となる釜石市。一人で暮らす高齢者も年々増えているが、新型コロナウイルス禍で地域との交流が減り、健康面や孤立の悩みを抱える人も少なくない。そんな中、住民同士の交流を促す場をつくろうと、平田地区生活応援センターで11月25日、「つながるカフェ」が開かれた。おしゃべりを楽しむだけでなく、困り事の相談会、地元中学生との世代間交流の機会も用意。継続実施を予定し、住民同士の支え合いを深めながら安心して住み続けられる地域づくりを目指す。

 

 市、地区内にある特別養護老人ホーム「あいぜんの里」を運営する社会福祉法人清風会が主催し、市社会福祉協議会が協力する。初めて開かれたカフェには住民17人、住民サポーター6人が参加。市の保健師、介護関係者らも加わった。住民らはマスクをしたままだが、思い思いに語らった。

 

認知症がテーマの劇を熱演する大平中3年生

認知症がテーマの劇を熱演する大平中3年生

 

 世代間交流も目的の一つで、大平中(蛸島茂雄校長、生徒106人)の3年生33人が、認知症をテーマにした劇を披露。タイトルは「たがら(「宝」がなまった語)息子」で、認知症に苦しむ高齢女性の心情や同居家族の葛藤、地域の絆などを描いた。子どもたちが懸命に演じる姿に、参加者らは「守る側になったのか、すごいね」「心強い」と感心していた。

 

 3年生は総合的な学習の時間を活用し、3年間、同法人の支援を受けながら認知症サポーター養成講座や介護技術体験などに取り組み、福祉について学んできた。劇はその集大成。高齢女性役の小笠原のゑさん、その息子を演じた猪又一星君は「難しい内容だったが、認知症への理解が深まっていく姿が伝わるよう工夫した。学びを生かし、地域の人と交流しながら暮らしていきたい」と声をそろえた。

 

大平中生は福祉学習を紹介する展示も行い、地域に成果を発信した

大平中生は福祉学習を紹介する展示も行い、地域に成果を発信した

 

 同センターによると、平田地区の約1600世帯のうち、高齢者世帯は400以上あり、その半数が独居世帯だという。地域内での見守り体制の底上げにつながればと開かれたカフェに、独り暮らしの70代男性は「こうした集まりへの参加は初めて。積極的な声掛けがあり来てみたが、同世代と交流できる場でいいね。子どもたちの劇も面白いし、触れ合いで元気をもらう」と喜んだ。

 

おしゃべりを楽しみ、笑顔を広げるカフェ参加者

おしゃべりを楽しみ、笑顔を広げるカフェ参加者

 

 つながるカフェは年度内に2回目の開催を予定する。専門的な知識を持つ保健師や介護関係者らによる健康や生活に関する相談も受け付け、住民同士で情報を交換、共有し知識を得ながら交流を深めていく場とする考え。同センターの小笠原達也所長は「参加者にも見守る側、見守られる側がいるが、立場にこだわらず地域に積極的に関わることで、住み続けたいと思ってもらうきっかけになれば」と期待する。

ポニーに乗って海辺を散歩=根浜あおぞらパーク

根浜の海辺をポニーで散歩!あおぞらパーク初の試みで子どもたち笑顔

ポニーに乗って海辺を散歩=根浜あおぞらパーク

ポニーに乗って海辺を散歩=根浜あおぞらパーク

 

 新型コロナウイルス感染拡大の影響でストレスを抱えがちな子どもたちに安全安心な遊び場を提供する「根浜あおぞらパーク」(同実行委主催)は11月21日、釜石市鵜住居町の根浜海岸でポニーとの触れ合い体験を行った。海水浴場のオフシーズンを利用し、初めて開催。ポニーの背にまたがり、普段とは違う目線で海の景色を楽しんだ。

 

 橋野町でホースセラピー事業などを手掛ける一般社団法人三陸駒舎理事の黍原豊さん(44)が協力。飼育する馬3頭のうち、雌のポニー笑馬(えま)ちゃん(8)が子どもたちを迎えた。参加者は代わる代わる乗馬し、砂浜を往復。天気に恵まれたこの日は目にも鮮やかな美しい海辺風景が広がり、心地よい揺れに身をまかせながら散歩を楽しんだ。

 

乗せてもらう前に「よろしくね~」とごあいさつ。馬のぬくもりは心の安らぎも生む

乗せてもらう前に「よろしくね~」とごあいさつ。馬のぬくもりは心の安らぎも生む

 

馬との触れ合いは子どもの成長に大きな効果が。海での乗馬で特別な思い出も作った

馬との触れ合いは子どもの成長に大きな効果が。海での乗馬で特別な思い出も作った

 

 甲子町の萬大樹君(4)は「(馬上から見る)景色がきれい。楽しかった。お馬さん大好き」と目を輝かせた。母如子(ゆきこ)さん(34)は、四つんばいになり馬のまねをする大樹君の姿にほほ笑み、「自然や動物との触れ合いの場はありがたい」と喜んだ。

 

 海岸での乗馬体験企画は黍原さん自身も初めて。「波の音を聞きながら(馬と一体となって)揺れる感覚は、すごく気持ちいいのでは。根浜の風景にもなじむ」と話し、海辺ならではの効果を感じていた。

 

笑馬ちゃんも黍原さんの誘導で初めての海を体験

笑馬ちゃんも黍原さんの誘導で初めての海を体験

 

 あおぞらパークは一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(伊藤聡代表理事)など7団体が実行委を組織し、昨年5月にスタート。医師のアドバイスを受けた感染症対策を講じ、冬季を除く毎週土、日曜に開設してきた。2年目の本年はコロナ感染拡大に伴う県の緊急事態宣言で8、9月は休止したが、10月から再開。予定していた11月までに全19回を開催した。

 

 実行委はこのほど、今後について話し合う会議を開き、感染の局面や求められるニーズの変化などから本年をもって事業を終了することを決定。12月末に根浜シーサイドレストハウスでラストパークを開き、参加者と思い出などを語り合う。詳細は同パークのフェイスブックで告知する予定。

広報かまいし2021年12月1日号(No.1773)

広報かまいし2021年12月1日号(No.1773)

広報かまいし2021年12月1日号(No.1773)

 

広報かまいし2021年12月1日号(No.1773)

広報かまいし2021年12月1日号(No.1773)

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【P1】
コロナワクチン接種関係

【P2-3】
まちのお知らせ

【P4】
古文書講座
TETTOイベント 他

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釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
研ぎ終えたパン切り包丁を澤口さん(左)に手渡す堺工科高定時制課程の生徒

大阪の高校生、包丁研ぎで被災地支援 釜石・鵜住居の住民と交流つなぐ

研ぎ終えたパン切り包丁を澤口さん(左)に手渡す堺工科高定時制課程の生徒

研ぎ終えたパン切り包丁を澤口さん(左)に手渡す堺工科高定時制課程の生徒

 

 大阪府立堺工科高校(堺市)定時制課程の生徒らが19日、釜石市の鵜住居地区を訪れ、「包丁研ぎ直し」のボランティア活動で住民らと交流した。東日本大震災の被災地を匠(たくみ)の技で支援する同校の取り組みの一環。先輩たちが贈るなどした包丁を一丁一丁、切れ味を確認しながら研ぎ上げた。

 

 同校では刃物づくりなど地場の伝統産業を学ぶ「堺学」を授業に取り入れ、ものづくり技術を伝えている。震災を受け、授業で製作したステンレス包丁を岩手、宮城両県の被災地に贈る活動を継続。6年前から「アフターケア」の研ぎ直しで釜石などを訪問している。

 

高度な職人技で刃物研ぎの支援を行う味岡さん(左)

高度な職人技で刃物研ぎの支援を行う味岡さん(左)

 

 今回のボランティア活動には生徒3人と保田光徳進路指導部長(62)ら6人が参加。堺学を指導している伝統工芸士で堺市ものづくりマイスターの称号を持つ味岡知行さん(78)と弟子2人も同行した。釜石・鵜住居での活動は4回目となる。

 

 鵜住居地区生活応援センターには、同校が届けた包丁のほか、愛用の刃物を持った住民らが相次いで訪れた。味岡さんらは回転研磨機を操ってさびを落とし、ぼろぼろになった刃物も丁寧に再生させ、生徒らが砥石(といし)で仕上げた。

 

生徒は砥石での仕上げを担当。研ぎ具合を確認しながら丁寧に作業した

生徒は砥石での仕上げを担当。研ぎ具合を確認しながら丁寧に作業した

 

 鵜住居町でパン屋を経営する澤口和彦さん(55)はパン切り包丁など6本を持参。丁寧な手仕事を感じ取り、「切れ味がいいとすぐ分かる。生徒と交流できるのもうれしい。ものづくり技術が受け継がれていると感じ、成長も楽しみ」と感謝した。片岸町の浅利金一さん(72)は亡妻が愛用した包丁2本を依頼。「とても古いものだが、思い出があり捨てることができない。新品のようになった。大事に使う」と、しみじみ語った。

 

 角田優樹君(総合学科2年)は仕上げの作業で気を付けたことなどを伝え、住民と親交を深めた。「ありがとう」と喜ぶ住民らの姿にモチベーションが高まったと充実した表情を見せ、「進学して、映像系の仕事をしたい。形は違っても、ものづくりに携わりたい」と将来を見据えた。

 

鵜住居地区で包丁研ぎのボランティア活動に取り組んだ生徒や教員、伝統工芸士ら

鵜住居地区で包丁研ぎのボランティア活動に取り組んだ生徒や教員、伝統工芸士ら

 

 同校では同じ堺学で取り組む線香づくりの技術を生かし、販売実習の益金を義援金として被災地に贈る活動も継続。今回はセンター近くの「いのちをつなぐ未来館」に線香60個を届け、来館者に配布してもらう。保田進路指導部長は「喜んでもらうのが一番。こちらも元気をもらい、生徒たちの良い変化にもつながっている」と、ものづくり学校ならではのボランティア活動を続ける考えだ。

伝承施設の取り組みなどを紹介し、今後の役割などへ意見を交わしたディスカッション

東日本大震災の教訓を国の防災力向上に 被災地釜石で“ぼうさいこくたい”

防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2021

防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2021

 

 防災推進国民大会(ぼうさいこくたい)2021=同実行委主催=は6、7の両日、東日本大震災の被災地・釜石市で開かれた。国内最大級の防災イベントで、6回目の今年のテーマは「~震災から10年~つながりが創る復興と防災力」。開催地の野田武則釜石市長は「震災の経験や未来の命を守る教訓を伝えることが責務。ここに『防災教育のまち釜石』を宣言し、全国に当市の取り組みを発信していく」と述べた。2日間で約5800人が来場。各種プログラムを通じて防災意識を高めた。

 

 6日、市民ホールTETTOで行われた開幕のあいさつで、二之湯智・内閣府特命担当大臣(防災)は「災害の被害を最小限に抑えるには、国民1人1人が防災の正しい知識を身に付け実践することが重要。大会を機に我が国の防災力が一層強化されるよう願う」と述べた。同所では2つのディスカッションが行われた。

 

伝承施設の取り組みなどを紹介し、今後の役割などへ意見を交わしたディスカッション

伝承施設の取り組みなどを紹介し、今後の役割などへ意見を交わしたディスカッション

 

 震災伝承に関する議論には5人が参加。地元釜石からは「いのちをつなぐ未来館」スタッフの川崎杏樹さんが登壇。震災時、釜石東中の2年生で、隣接する鵜住居小児童らと全校避難し、津波から逃れた川崎さんは、市内の多くの小中学生が助かった要因に防災教育を挙げた。「当時の小中学生が震災時、『いつも通り行動した』と話すのは、楽しみながら興味を持たせる防災学習があったから」。防災を身近に感じ、自然に命を守る行動につながったことを示した。自らの経験は同館が提供する防災学習プログラムにも生かされる。

 


 

 10年の経験と未来ビジョンを語るセッションには9人が参加した。一般社団法人おらが大槌夢広場の神谷未生代表理事は提供するプログラムで「あなただったら?」という問いを重ね、震災を自分ごととして考えてもらうことを重要視。釜石市の地方創生アドバイザーも務めてきた国連人口基金駐日事務所の佐藤摩利子所長は、釜石の子どもたちの避難行動に着目し、「日本からの発信が世界の子どもたちの命を守ることになる」と今後の発信力に期待した。野田市長は災害に対する危機意識を地域全体で共有する必要性を指摘。防災教育を受けた子どもたちが将来、地域の中核として住民を守る側になることを願った。

 

震災経験者や復興関係者が参加し、これまでとこれからを語ったディスカッション

震災経験者や復興関係者が参加し、これまでとこれからを語ったディスカッション

 

 TETTO内には全国の企業や教育機関、団体などが出展したプレゼンブースが設けられ、防災に役立つ情報を公開した。周辺施設も会場となり、セッション、ワークショップ、屋外展示を合わせ171団体が参加した。福島県郡山市の八田康之さん(52)は自社の出展に合わせ、初めて大会に来場。「出展者の熱意が感じられ、来場者も意識が高い。震災を風化させないためにもいいイベント」と東北開催を歓迎した。

 

TETTO内に設けられたプレゼンブース。防災に関するさまざまな情報を提供した

TETTO内に設けられたプレゼンブース。防災に関するさまざまな情報を提供した

 

来場者の興味を引いた「足紋採取体験」

来場者の興味を引いた「足紋採取体験」

 

 屋外展示会場では親子連れの姿が目立ち、各種体験が人気を集めた。非常持ち出し用リュックに必要物品を詰め、重さなどを確かめる体験、VR機材を使って地震の揺れや津波の速さを映像と音で体感するブース、自衛隊車両の乗車体験など、子どもが防災を意識しやすいコンテンツも用意された。

 

過去の地震の揺れを再現した岩手県の地震体験車

過去の地震の揺れを再現した岩手県の地震体験車

 

非常持ち出し用リュックに何を入れるかを考えた

非常持ち出し用リュックに何を入れるかを考えた

 

自衛隊車両の運転席に乗り興味津々の子どもたち

自衛隊車両の運転席に乗り興味津々の子どもたち

 

 釜石市の三浦幸治さん(41)は、過去の大地震の揺れを再現した車両を家族で体験。「思ったより揺れてびっくり。震災時は釜石で仕事中だったが、忘れかけている部分もある。震災を知らない息子にも当時のことを教え、防災面も見直したい」と気を引き締めた。花巻市の福司姉津佳さん(44)は9歳、6歳の子どもと来場。「子どもがいての防災を意識するようになったのがこの10年の変化。別々にいる時の避難の待ち合わせ、連絡法など考えねば。体験を機に子どもにも防災への関心が生まれれば」と話した。

 

 大会に合わせ、県や市などが企画した「いわて・かまいし防災復興フェスタ」も同時開催。震災の教訓、復興支援への感謝を伝えるパネル展示や語り部動画の上映、三陸鉄道の震災学習列車と伝承施設見学を組み合わせたツアーを行った。大会前日の5日は「津波防災の日」「世界津波の日」にあたり、今後の津波防災を考える講演や意見交換が行われた。

 

釜石市は「復興支援感謝のつどい」で貢献者26人に感謝状贈呈

 

 

 釜石市は7日、市内のホテルで「東日本大震災復興支援感謝のつどい」を開き、同市の復興に力を貸した26人に感謝状を贈った。出席した13人に野田武則市長が感謝状を手渡した後、10年の歩みを振り返り、今後のまちづくりへの意見・助言をもらった。つどいの模様はユーチューブチャンネル「ラグビーのまち釜石」でライブ配信され、収録動画が15日から来年3月31日まで配信される。

 

 
 

釜石市の復興を支えてきた26人に感謝状を贈呈

釜石市の復興を支えてきた26人に感謝状を贈呈

 

釜石復興の歩みを映像で振り返るつどい出席者

釜石復興の歩みを映像で振り返るつどい出席者

 

感謝状授与者は次の通り。
 
【釜石市復興まちづくりアドバイザー】
濱田武士(北海学園大教授)大西隆(東京大名誉教授)橘川武郎(国際大副学長)辻哲夫(東京大客員研究員)片田敏孝(東京大大学院特任教授)
【エンターテインメントを通じたこころの復興支援】
矢内廣(チームスマイル代表理事)
【飲食業の自立再建支援】
田辺恵一郎(プラットフォームサービス相談役)
【東北未来創造イニシアティブ】
米谷春夫(マイヤ代表取締役会長)高橋真裕(岩手銀行取締役会長)大滝精一(大学院大至善館副学長兼学術院長)大山健太郎(アイリスオーヤマ代表取締役会長)野田智義(アイ・エス・エルファウンダー)
【釜石市復興ディレクター】
小野田泰明(東北大大学院教授)遠藤新(工学院大教授)長濱伸貴(神戸芸術工科大大学院教授)
【地方創生アドバイザー】
小安美和(Will Lab代表取締役)枝見太朗(富士福祉事業団理事長)藤沢烈(RCF代表理事)横田浩一(横田アソシエイツ代表取締役)佐藤摩利子(国連人口基金駐日事務所所長)吉野英岐(岩手県立大教授)堀久美子(UBS証券社会貢献CSRアジア太平洋地域統括)大久保和孝(大久保アソシエイツ代表取締役社長)鈴木寛(東京大教授)玄田有史(東京大教授)川久保俊(法政大教授)

広報かまいし2021年11月15日号(No.1772)

広報かまいし2021年11月15日号(No.1772)

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【P1】
表紙

【P2-3】
市勢功労者表彰
ラグビー絆の日イベント

【P4-5】
コロナワクチン接種関係
認証飲食店制度の紹介

【P6-9】
令和2年度決算
人間ドック 他

【P10-11】
こどもはぐくみ通信
市民のひろば 他

【P12-13】
まなびぃ釜石

【P14-15】
まちの話題
鉄の週間イベント

【P16-17】
まちのお知らせ

【P18-19】
保健だより

【P20】
音楽イベント

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
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釜石市

釜石市

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市勢功労者表彰の受賞者ら。市の発展に貢献する気持ちを新たにした

市勢功労者を表彰 釜石市、9人2団体 福祉や防災などで尽力

市勢功労者表彰の受賞者ら。市の発展に貢献する気持ちを新たにした

市勢功労者表彰の受賞者ら。市の発展に貢献する気持ちを新たにした

 

 釜石市の2021年度市勢功労者表彰式は1日、大町のホテルサンルート釜石で行われた。社会福祉や消防防災、環境保護、医療などで市の発展、市民生活の向上に貢献した市勢功労者として6人2団体、特別功労者として2人を表彰。市役所庁舎建設に向け多額の寄付をした1人の「篤行」をたたえた。

 

受賞者を代表し三浦達夫さんが謝辞を述べた

受賞者を代表し三浦達夫さんが謝辞を述べた

 

 野田武則市長は「行政の力の及ばない課題も数多く、市民の協力がなければ、まちの発展もあり得ない。培ってきた豊かな識見と経験のもと、なお一層の尽力を」と式辞。受賞者を代表して三浦達夫さん(86)が「周囲の力もあっていただいた栄誉。受賞を契機に市民が安心して暮らし、より魅力的なまちとなるよう、さらに努力していきたい」と謝辞で応えた。

 

 功労者と功績は次の通り。

 

【自治功労表彰】
▽阿部進さん(74)=甲子町 消防団員として通算32年間、地域防災の任に当たるとともに、消防団分団長の要職を務め、民生の安定に貢献
▽加藤直子さん(75)=甲子町 環境教育や保護活動に取り組み、市民の意識啓発と環境の発展に貢献
▽工藤英明さん(60)=大町 歯科医師として市民の健康増進と地域医療の発展に貢献
▽多田慶三さん(85)=小佐野町 スポーツ推進委員として通算33年間、市民の健康増進とスポーツ振興に貢献
▽濱淺松さん(73)=大渡町 消防団員として通算54年間、地域防災の任に当たるとともに、市消防団副団長の要職を務め、民生の安定に貢献
▽三浦達夫さん(86)=甲子町 釜石観光ガイド会員として通算15年間活動するとともに、会長としてリーダーシップを発揮し、交流人口の増加と観光振興に貢献
▽甲子柿の里生産組合(1988年設立、藤井修一組合長)=甲子町 地域特産品・甲子柿の生産技術と品質の向上、販路開拓に取り組み、農業振興に貢献
▽読書サポーター颯(かぜ)・2000の会(2000年発足、佐野順子代表)=小佐野町 発足以来21年にわたり絵本の読み聞かせ活動を継続し、子どもたちの健全育成に貢献

 

【篤行表彰】
▽佐々木貞雄さん(96)=甲子町 市役所庁舎建設基金に多額の寄付をし、市勢の発展に貢献

 

【特別功労表彰】
▽川原愛子さん(77)=平田 民生委員・児童委員として通算32年間、社会福祉の進展に貢献
▽山﨑長榮さん(74)=片岸町 消防団員として通算48年間、地域防災の任に当たるとともに、市消防団長の要職を務め、民生の安定に貢献

釜石鵜住居復興スタジアムの木製座席塗装作業

きれいなシートで観戦を! うのスタで木製座席の塗装ボランティア活動

釜石鵜住居復興スタジアムの木製座席塗装作業

釜石鵜住居復興スタジアムの木製座席塗装作業

 

 釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで10月30日、バックスタンド(約3千席)の木製座席の塗装をし直すボランティア活動が行われた。施設を運営する市と地元ラグビーチーム釜石シーウェイブス(SW)RFCが共催。市内外から集まった一般参加者とSWの選手、スタッフら約80人が作業に精を出した。同所では11月14日に、釜石SWとコベルコ神戸スティーラーズのメモリアルマッチが行われる。

 

 同スタジアムは2018年に竣工、19年のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の会場となった。常設6千席のうち約5千は木製座席。17年に発生した同市尾崎半島林野火災の被災木(スギ)が使われている。バックスタンドの木製座席には、昨年、「KAMAISHI UNOSUMAI」の文字を浮かび上がらせる茶と青色の塗装が施された。

 

 塗装から1年が経過した座席は、風雨や日差しの影響で所々、塗料が剥がれていた。ボランティア参加者は二手に分かれ、撥水(はっすい)効果のある2色の塗料をスポンジやはけを使って丁寧に塗り直した。約2時間の作業で、座席は鮮やかな色彩に生まれ変わり、観戦客を迎える準備が整った。

 

塗料が剥げた部分を中心に塗り直し。子どもたちも大人と一緒に頑張った

塗料が剥げた部分を中心に塗り直し。子どもたちも大人と一緒に頑張った

 

秋の日差しを受けながら作業に励む参加者

秋の日差しを受けながら作業に励む参加者

 

 盛岡市の浅沼美香さん(自営業)はW杯を機にラグビーファンとなり、地元チームを応援したいと釜石SWのサポーターに加入。今回初めて、同スタジアムの環境美化活動にも参加した。「(塗装作業は)意外と大変。でも、お客さんにはきれいな環境で試合を見てもらいたいと思って」と熱心に作業。メモリアルマッチの観戦チケット当選を願いながら、「強い相手に果敢に立ち向かっていく姿が格好良くて大好き。試合で見たい」とSWに熱いエールを送った。

 

 SWからは約60人が作業に協力した。小野航大主将(29)は「ホームスタジアムでもあり、快適に観戦してもらうために自分たちができることは手伝いたい」と精力的に活動。約半月後のメモリアルマッチを控え、「外国人選手も合流して1カ月。先週、試合(IBC杯)もして今年のチームのイメージも見えてきた」と実戦を心待ちにする。「W杯やラグビーの感動を伝えていくのも僕らの使命。また(試合を)見にきたくなるようなゲームをしたい」と意気込みを示した。

 

釜石SWの選手らも心を込めてボランティア活動

釜石SWの選手らも心を込めてボランティア活動

 

美しく生まれ変わった座席で観戦客を迎えるスタジアム。釜石SWとコベルコ神戸の熱戦に期待!

美しく生まれ変わった座席で観戦客を迎えるスタジアム。釜石SWとコベルコ神戸の熱戦に期待!

 

 この日は塗装作業に先立ち、地震、津波発生時を想定した避難誘導訓練も実施。車いす利用者も想定し、スタジアムから高台2カ所に安全、迅速に避難するための経路や方法を確認した。

釜石市中心部にオープンしたワーケーション施設「ねまるポート」。カフェのような落ち着いた空間が広がる

新しい働き方、休み方提案~釜石にワーケーション施設オープン

釜石市中心部にオープンしたワーケーション施設「ねまるポート」。カフェのような落ち着いた空間が広がる

釜石市中心部にオープンしたワーケーション施設「ねまるポート」。カフェのような落ち着いた空間が広がる

 

 仕事と余暇を組み合わせる「ワーケーション」向けの施設が10月28日、釜石市只越町にオープンした。市が民間企業と連携し整備、観光地域づくり法人かまいしDMC(河東英宜社長)が運営する。新型コロナウイルス禍を機にテレワーク導入企業が増えていることに着目し、働き方の受け皿を用意。自然や食文化など地域資源を生かした釜石ならではの体験も提供するほか、市内企業が首都圏などの企業と連携を深めることで地域活性化にもつなげていく。

 

 市とDMC、日鉄興和不動産(本社・東京都港区、今泉泰彦社長)が結ぶ包括連携協定にオカムラ(本社・神奈川県横浜市、中村雅行社長)が加わり、4者でワーケーション事業を進める。地方創生とこれからのワークスタイルの研究・提案を行うための拠点となる施設の整備にあたり、日鉄興和が市中心部にある2階建ての空き店舗を取得して改修。オカムラがオフィス家具を提供している。

 

作業に集中できるブースも用意。利用者は「業務効率が上がる」と好感触を示した

作業に集中できるブースも用意。利用者は「業務効率が上がる」と好感触を示した

 

 施設名は「Nemaru Port(ねまるポート)」。「ゆっくりしていく」「家に寄っていく」という釜石地方の方言「ねまる」にちなむ。JR釜石駅から徒歩16分に立地する元和菓子店を改装。近くには復興住宅やドラッグストアが建つ。1階(延べ床面積36・3平方メートル)にソファ席、防音の個室型ブース、打ち合わせスペース、リラックスできるテラス席などを用意。無線LAN完備で、5~10人程度の小規模団体の受け入れを想定する。2階にはDMCが入居する。

 

ウッドデッキのテラス席でリラックスしながら仕事をする利用者

ウッドデッキのテラス席でリラックスしながら仕事をする利用者

 

 当面は完全予約制とし、4者による実証実験の利用を優先して活用する。ドリンクサービス、自動販売機型無人コンビニ「600」での軽食販売などはあるが宿泊設備はないため、市内宿泊施設への波及効果が期待できる。DMCは余暇に漁船クルーズやマリンスポーツなど自然を体感するプログラム、東日本大震災の教訓を踏まえた防災研修などを提供する。営業時間は午前9時~午後5時。問い合わせは公式HP(https://kamaishi-nemaruport.com/)へ。

 

テープカットし、施設の開業を祝う関係者ら
 

テープカットし、施設の開業を祝う関係者ら

 

 この日、大町の市民ホールで4者による記者発表があり、新たに協定を締結。「ねまるポート」に移動し、内覧会も行われた。首都圏に勤務する日鉄興和の社員らがすでに施設を利用しており、思い思いの場所でパソコンに向かう姿があった。マンション開発の企画、デザインを手掛ける大塚真之さん(33)は在宅ワークなど出社しない形の働き方が2年半ほど続く。「都会とは違った自然豊かな場所で気分を変えられる。業務効率が上がり、発想も広がる」と感想。余暇には震災の話を聞く時間があり、自分を見つめ直す機会になっているという。

 

 市は震災後、外部との交流で新たな活力を育む「オープンシティ戦略」を掲げ、復興後の持続的成長を導く試みを進めてきた。野田武則市長は「新たな一歩を踏み出すことができる。全国や世界からたくさんの方に来ていただきたい。交流の中で市民も活力を生み出してほしい」と期待。河東社長は「利用者と地元企業の双方にプラスとなるつながりが生まれ、移住につながればいい」と展望した。

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100年後の広葉樹の森を目指して― 橋野鉄鉱山で5年目の育樹祭

橋野鉄鉱山稼働時代の森づくり育樹祭=23日

橋野鉄鉱山稼働時代の森づくり育樹祭=10月23日

 

 釜石市の世界遺産「橋野鉄鉱山」周辺の国有林を高炉稼働時代の広葉樹の森に再生させる取り組みの一環で、10月23日、スギ林の枝打ち作業が行われた。市と林野庁東北森林管理局三陸中部森林管理署(大船渡市)が共催する5年目の事業。市内外の関係機関、団体などから35人が参加し、作業に汗を流した。

 

 「橋野鉄鉱山稼働時代の森づくり育樹祭」と銘打った同事業は、約160年前、高炉の燃料となる木炭の供給源だった森林の価値を再認識し、当時の植生回復に関心を高める狙いで毎年秋に実施。参加者は一番高炉跡の南側に広がる人工林で、植樹から15年前後経過したスギの枝打ちを行った。林業関係者は一部、間伐も実施。森林管理に必要な手入れを施した。

 

スギ林の枝打ち作業に取り組む参加者

スギ林の枝打ち作業に取り組む参加者

 

林業のプロは急斜面の間伐も行った。森林を守る大切な作業

林業のプロは急斜面の間伐も行った。森林を守る大切な作業

 

ロープを使って切り倒した木を安全な位置に誘導

ロープを使って切り倒した木を安全な位置に誘導

 

 釜石観光ガイド会の川崎孝生さん(80、栗林町)は連続5回目の参加。「ここで鉄づくりができたのは、鉄鉱石はもちろん豊かな森林があったからこそ。(遺産として)大事にしなければ。85歳までは頑張って10年選手になれたら」と笑った。

 

 橋野鉄鉱山の構成資産エリアと緩衝地帯は大部分が国有林地。市と管理局は世界遺産登録前の2012年、森林を適正に管理するため、「橋野鉄鉱山郷土の森協定」を締結(17年、同保護協定に改称)。資産範囲と緩衝地帯約500ヘクタールを保護対象としている。

 

 一帯は戦後の高度経済成長に伴う木材需要に対応するため、スギやマツの人工造林が進み、広葉樹から針葉樹林に姿を変えた。世界遺産登録を機に、元の林相に戻していく取り組みが本格化。針葉樹は間伐を繰り返しながら伐採時期まで育て、木材資源として有効活用。間伐で空いた場所に広葉樹の侵入を促し、鉄鉱山稼働時代の森に徐々に復元していくことにしている。広葉樹林の再生には100~200年かかるとみられる。

 

約1時間半の作業で林はすっきりとした空間に

約1時間半の作業で林はすっきりとした空間に

 

 同管理署の菊地孝和署長は「枝打ちなどで地面に日光が届くようになれば、草が生え地盤もある程度強化される。これは近年増え続ける集中豪雨による災害を防ぐことにもつながる」と作業の重要性を強調。「昔の森に戻すには最低でも100年はかかるだろうが、地域の皆さんの協力を得て地道に取り組んでいけたら。年に1回でも足を運び、山の手入れと共に遺産見学の機会にしてもらえれば」と願った。   

 

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育樹祭参加者の皆さん、おつかれさまでした!

広報かまいし2021年11月1日号(No.1771)

広報かまいし2021年11月1日号(No.1771)

広報かまいし2021年11月1日号(No.1771)

 

広報かまいし2021年11月1日号(No.1771)

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【P1】
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【P2-3】
ぼうさいこくたい ほか

【P4-5】
岩大イベント
釜石市民芸術文化祭 ほか

【P6-7】
まちのお知らせ

【P8】
ラグビーメモリアルイベント

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元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021110100020/
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