復興後のまちづくりを協働で 釜石市と明治安田生命「包括連携協定」締結


2022/01/21
釜石新聞NewS #地域

釜石市と協定を結んだ明治安田生命保険の横山幸司盛岡支社長(右から4人目)と釜石営業所のスタッフ(右3人)

釜石市と協定を結んだ明治安田生命保険の横山幸司盛岡支社長(右から4人目)と釜石営業所のスタッフ(右3人)

 

 釜石市と明治安田生命保険(永島英器執行役社長)は13日、市民の健康づくりや生活の利便向上などを目的とした幅広い分野での包括連携協定を結んだ。同市のさまざまな課題、地域ニーズに対応した取り組みを連携して進め、健康長寿、より良い市民生活の実現を目指す。

 

 締結式は市役所で行われ、同社から横山幸司盛岡支社長、蓙谷兼明釜石営業所長ら5人が出席。横山支社長と野田武則市長が署名した協定書を取り交わし、内容を確認した。連携するのは▽高齢者の生活支援や市民の健康づくり▽結婚、出産、子育ての支援▽市民サービス、生活の利便向上▽産業、観光振興の支援▽環境保護活動の支援―の5分野。まずは健康面から着手し、がん検診や保健事業の周知、認知症予防への取り組みなどを検討する。

 

 横山支社長(48)は「能動的に動けるのが私どもの強み。釜石営業所の約20人を中心に、市の施策PRや円滑な事業推進から一歩ずつ進め、しっかりとした成果を出していく。地元に貢献しながら本業にも生かせるようにしたい」と決意を表した。

 

横山支社長が明治安田生命のプロジェクトを説明

横山支社長が明治安田生命のプロジェクトを説明

 

 同社は国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を視野に、「人々の健康づくり」と「豊かな地域づくり」のサポートを行う2大プロジェクトを推進。こうした基本理念のもと、地方自治体との連携協定締結にも取り組む。本県市町村との協定は釜石市が12番目。

 

 野田市長は復興後の新たなまちづくりを進める上で、「災害の脅威、少子高齢化、医療・介護の問題など課題が山積している。地球温暖化、新型コロナウイルスへの対応も不可欠。課題解決に力添えをいただき、釜石がますます元気になるよう取り組んでいきたい」と協力を願った。

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