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楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

いよいよ、今週末27日(土)、「リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド 日本代表 v フィジー代表」が釜石復興鵜住居スタジアムで開催されます。また、9月25日(水)には、「ラグビーワールドカップ2019™日本大会 フィジー v ウルグアイ」が、同スタジアムで開催されます。

 

「釜石にやってくるフィジーとはどんなチームなのか。釜石のみなさんにその横顔を知っていただきたい。」今回、スポーツライター大友信彦さんのご好意により、2007年にスポーツ雑誌ナンバーPLUSに掲載され、今月よりラグビー専門WEBマガジン「RUGBYJapan365」で有料会員向けに公開されている記事を、縁とらんすでも掲載させて頂けることになりました。

 

提供:大友信彦&RUGBYJapan365

 

 

日本代表のワールドカップイヤーの戦いがいよいよ迫ってきた。

 

ワールドカップシーズンの初戦は、開幕まで2ヵ月を切った7月27日、釜石鵜住居復興スタジアムで行われるフィジー戦だ。
フィジーと言えば、セブンズ王国であり、展開ラグビーの王国であり「世界で最も見る者を楽しませるラグビー」という称号も得てきた。

 

ワールドカップイヤーのジャパンの腕試しの相手として、釜石で行われる初めてのテストマッチにやってくるチーム、フィジーだが、15人制のフィジー代表が来日するのは2012年以来7年ぶりだ。

 

フィジーとはどんな国で、どんな歴史のあるチームなのか。

 

ワールドカップ本番でも注目チームになるに違いない魔術師軍団。日本代表と死闘を繰り広げることになる2007年ワールドカップの前に書かれた紹介記事をアーカイブスとしてお届けする。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 22歳のジョン・カーワンが衝撃の90m独走トライで世界に衝撃を与えた1987年の第1回ラグビーW杯。個人としてのMIP(モスト・インプレッシブ・プレイヤー)がオールブラックスの身長192㎝の巨漢WTBジョン・カーワンなら、チームとして世界を最も驚かせたMIT(モスト・インプレッシブ・チーム)は、南太平洋の島国からやってきた一団だった。

 

 IRB(現ワールドラグビー)のオリジナルメンバー以外から唯一ベスト8に進出したフィジーは、この年の5カ国対抗に全勝優勝(グランドスラム)を飾ったフランスと準々決勝で対戦。日本でも深夜の録画ながらNHK総合でオンエアされたこの戦いで、ほとんどのラグビーファンは初めて「フィジアン・マジック」を目撃する。

 

 ボールが出れば迷わず展開。強靱なバネと長い腕を持つ15人は、黒い肌を純白のジャージーに包み、セルジュ・ブランコ、フィリップ・セラ……世界ラグビーに名を轟かせたフランスの英雄たちが霞んでしまうような大活劇を演じた。とても取れそうにないパスも、掌に吸盤がついていそうな腕がグイーンと伸びて難なく捕球。魔法のパスが縦横無尽に飛び交い、次から次へとサポートプレイヤーが湧き出て芝の上を走り回る。ラグビーとはこんなにワクワクするものなのか。それまで見て楽しいラグビーの代名詞といえばフランスの「シャンパン・ラグビー」だったファンの辞書は、この日の華麗で愉快で冒険心に溢れた80分間の目撃により「フィジアン・マジック」と書き換えられ、SHパウロ・ナワル、SOセベロ・コロンデュアデュア、LOイライティア・サバイなどの名が、ワールドラグビーのスター名鑑に新たに加えられた。

 

 世界のどこにもない、フィジーだけのスリリングな展開ラグビー。それはいかにして生まれたのか。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

「フィジーでは午後4時頃になると、毎日、どこでも、タッチラグビーが始まる。公園でも、家の前の道路でも、砂浜でも。ボールがなければ空のボトルでも、ココナツの実でも何でもいいんです」

 

 そう話してくれたのはアルフレッド・ウルイナヤウだ。1996年からサントリーでCTBとして活躍し、フィジー代表としては1999、2003年のW杯に出場。2006年までNZのオークランドでデベロップメント・マネージャーを務め、2007年からサントリーのBKコーチとして再来日したアルフは、フィジーの首都スヴァで生まれ、8歳のときにNZへ移住した。本格的に競技を始めたのはNZ移住後だが、幼少期には「いつでも・どこでも」タッチ大会を始めてしまうフィジアン・マジックの土壌で育った。

 

 南太平洋のラグビー強国といえば、フィジーのほかにサモア、トンガがある。サモアは激しいコンタクトプレーを看板に91、95年のW杯でベスト8に進出。87年W杯で世界の頂点に立ち後にサモア代表監督を務めたマイケル・ジョーンズ、05年までオールブラックスの主将を務めたタナ・ウマンガなどサモア系のNZ代表選手も多い。

 

 『ガリバー旅行記』に登場する巨人国のモデルとなったともいわれるトンガはW杯の決勝ラウンド進出こそないが、NZのジョナ・ロムー、豪州のトータイ・ケフら移住先で世界のトップに立った選手を数多く生んでいる。

 
 3つの国は、日付変更線を挟んで三つ子のように寄り添う。だが国民性は微妙に違う。アルフによれば「フィジアンはいつもリラックスしてハッピー。トンガはやっぱり王国だからなのかマジメな人が多くて、サモアはその中間という感じです」となる。3カ国はいずれも経済的には恵まれず、インフラの整備されたNZや豪州への移住者が後を絶たないが、「NZでも、友達のトンガ人には医者や弁護士になっている人が多い。フィジアンでは、まずないね」とアルフは笑う。

 

 地理学ではトンガ、サモアは、西はニュージーランドから北はハワイ、東はイースター島に至るまで太平洋の大半を占めるポリネシアに属する。人種的には日本人と同じモンゴロイドであり、NZの先住民でオールブラックスにも多くを送り込むマオリ人も遺伝的にはこのグループだ。対してフィジーは、パプアニューギニアやバヌアツなどと同じメラネシアに分類される。メラネシアとはギリシャ語で「黒い島」の意味。この島々の住民たちの黒褐色の肌からこう呼ばれるようになったという。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 ポリネシア系の有名人といえば、ハワイ人の曙、サモア系のKONISHIKI、プロ野球では米領サモア出身のトニー・ソレイタ(元日本ハム)などが思い浮かぶ。ラグビーではシナリ・ラトゥ、ルアタンギ・侍バツベイなど日本代表入りしたトンガ出身選手たちも、縦にも横にも雄大な体格の持ち主が多い(アルフ曰く「トンガ人はいつも際限なくモノを食べるんだよ」)。

 

それに比べると、フィジアンは意外と細身の人も多い。7人制ラグビーW杯でフィジーを2度の頂点に導いた英雄・ワイサレ・セレビ(身長169センチ)のような小柄な名選手もいる。

 

 だがフィジーの町を歩けば、道行く人の胸板、掌や足の甲の分厚さに驚かされる。それは若い男性に限らず、買い物袋を提げたおばちゃんもそうなのである。面白いのは、そういうおばちゃんたちの多くが普段着としてラグビージャージーを着ていることだ。記者がこれまで訪ねた国の中でも、ラグビーウエアの町中での着用率ではフィジーが世界一だった。

 

 そして、記者の個人的な経験で言うと、フィジーほどフレンドリーな国はない。人が優しい国、暖かい国はたくさんあるが、人々自身が底抜けに明るく、ハッピーな気分を分け与えてくれる点で、フィジーは際だっている。笑顔しか見せないと言っても過言じゃない。

 

 記者はこれをメラネシア人の特質なのかと思っていたのだが、あるとき訪れたニューカレドニア(フランス領)では、見た目はフィジアンそっくりながら「おはよう」とかけた声を無視する人に遭遇した(もしかしたら、フランス語の挨拶は無視する主義の人だったのかも知れない。フィジーへの訪問者はすぐに現地語の挨拶『ブラ!』を覚えるから、単純な比較はフェアでない気もする)。そのかわりと言ってはナンだが、ニューカレドニアは今まで行ったどの国よりもフランス人が陽気に暮らしているところだった……。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 ともあれ、かくも陽気なフィジアンの国民性は、フィジー代表が見せる魅力的なラグビーと、間違いなく繋がっている。

 

「フィジアンは、リラックスして毎日を送っています。お互いがどうハッピーなのかを感じ合いながら過ごしている。ラグビーでも、まずボールを持った人が、何か自分で思いついたことを始める。そこに周りが反応していく。そこにボールがあれば、何かが起こると皆が分かっている。皆が期待している。だから反応できるんです」(アルフ)

 

 背番号とポジショニングに制約はなく、体格や体型によるポジションの決めつけもない。試合が始まれば、大柄なFWがバックスラインに走り込み、片手で頭越しのロングパスを繰り出す。まったくノーサイン、アイコンタクトもない場面で苦し紛れに蹴ったキックにもどこからか味方が反応して走り込み、スリリングなトライが生まれる。フィールドでは選手たちの自由なイマジネーションが化学反応を起こし、相手の予想もラグビー理論も関係なく、誰もが初めて目にする極上のパフォーマンスが生まれるのだ。

 

 ……と、良い面ばかりを書き並べると、世界の頂点を掴んでもおかしくないように思えるフィジーだが、実は重大な問題がある。スクラムやモールなど集団によるFW戦にはからきし弱いのだ。先の87年準々決勝でも、フランスFWが塊となって攻めると無抵抗状態でゴールラインを明け渡した。その後は世界ラグビーのプロ化、パワー重視の潮流が強まり、91年W杯ではプール戦全敗、95年W杯には出場さえ逃してしまった。

 

 フィジーのラグビーは、ここから方針を転換する。NZからコーチを招き、タイトなFWプレー、あらかじめ計画されたゲームプランの遂行などNZ流のラグビー理論注入を試みた。並行して、NZなど海外でプレーするフィジアンの代表召集を積極的に始めた。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 その転換期のさなか、94年にフィジーは来日。日本代表と2テストを戦い、2敗という結果で帰国した。そのツアーの際、記者は象徴的な場面を目撃した。NZ人コーチの課すモールやハイパントの練習を嫌そうに、ダルそうにこなしていたフィジアンたちは、練習が終わり、クールダウンを命じられるや突如、ボールを持ち全員で走り始めたのだ。日本の呼び方なら『ランパス』。シゴキの代名詞となっている練習メニューだが、フィジアンたちは2時間の練習後というのに全力疾走を繰り返し、誇張ではなく本当に「ヒャッホウ!」という声まで飛び交っていた。それは、エリス少年がボールを抱えて走り出したラグビー誕生の伝説を連想させるほど楽しげな光景だった……。

 

 しかし、伝統的なフィジアン・マジックは年を追うごとに影をひそめている。それは世界ラグビーのプロ化とも密接に関係している。

 

 後に長く日本で活躍し、セブンズ日本代表監督も務めたパウロ・ナワルが教員だったように、87年W杯で世界に衝撃を与えたフィジー代表は全員がフィジー国内でプレーするアマチュア選手だった。しかしW杯によってフィジー選手のポテンシャルが世界的に認知されると同時に世界ラグビーにプロ化の波が押し寄せ、フィジーの有能な選手はNZや豪州、英国やフランス、そして日本のクラブへと流出を続けた。99年W杯では代表30人のうち国内クラブ所属の選手は13人と減り、03年は僅か7人に。多くの国に散らばる代表選手が一緒に練習できる機会は減り、かつて華麗なマジックを育んだ濃密なコミュニケーションは影を潜めていった(世界サーキットで長く活動をともにする7人制では英雄セレヴィの後継者にウィリアム・ライダーが育つなど人材のリサイクルが上手くいき、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは五輪初採用の7人制ラグビーでみごと金メダルを獲得した。それを祝って7フィジードルの記念紙幣も刷られた)。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 一方で、マジックを担うはずの人材が他国で代表になる現象も後を絶たない。2003年、2007年W杯でNZ代表のエースWTBとして活躍したジョー・ロコゾコは5歳のとき両親と共にNZへ移住した生粋のフィジアンだ。ロコゾコの従弟でもあるシティヴェニ・シヴィバトゥは、高校時代に奨学金を得てNZへ留学し、後にオールブラックスに選ばれた。このようにフィジーの有望な若手を『青田買い』し、自国の代表候補として育成する動きは近年盛んになった。2003年W杯で活躍し「世界最高のWTBの一人」と評されるルペニ・ザウザウニンブサを生んだブザレヴ島(人口百数十人という小島)のような地方の村々をスカウト陣が訪ね回っているという。

 

「小さな島や村では遊ぶ道具もないから、ココナツを投げたり砂浜を走ったり、海で泳いだりして身体がナチュラルに強くなるんだな」(アルフ)。
 人材流出の面だけを見れば深刻な事態に思えるが、結果的にNZ代表入りを逃した選手が、FWの密集プレーなどフィジーでは学べない理論と経験を持ち帰り、フィジー代表の強化に技術を環流している一面もある。

 

楕円球タイムトラベル「PNC直前企画・フィジーマジックは再び起きるか」 BACK TO 2007」

 

 今のフィジー代表のイリ・タンブア監督は95年W杯に豪州代表で、99年W杯にフィジー代表で出場した経歴の持ち主だ。

 

「彼は昔のフィジアン・スタイルを復活させたいようです。ゲームを構築(ストラクチュア)することと、個人の閃き(フレア)のバランスを取ることはフィジーにとって永遠の課題ですが、今回の代表には経験豊富なSOのニッキー・リトル(31歳、英国サラセンズ)を2年ぶりで呼び戻した。彼はゲームを作りながら他の選手のフレアを引き出す能力があるので心強いです」(アルフ)

 

 フィジーにとって日本戦はこのW杯の初戦になる。どうか、魔術を炸裂させるのは、チームが熟成する2戦目以降にしてくれないか……。切にお願いする次第である。

 

(初出『ナンバーPLUS』2007年9月)

 

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夏の高校野球 県大会〜釜石勢 無念の初戦敗退

夏の高校野球 岩手県大会〜釜石勢 無念の初戦敗退

第101回全国高校野球選手権岩手大会が開幕し、釜石勢の2校はともに2回戦から登場。釜石商工は13日に盛岡市の県営球場で盛岡商と対戦し、1―4で敗れた。2番手で三回から継投した石川優良が1失点で踏ん張ったが、援護の打線がつながらなかった。一方、釜石は15日に同球場で優勝候補の一角の盛岡大付属と対戦し、0―11(五回コールド)で完敗。チームの要、捕手の新沼康生主将が体調不良で先発から外れたことが響いた。2校はいずれも力を出し切れず、初戦で早々と姿を消した。
 

釜石商工 打線つながらず 盛岡商に1-4 石川の好継投も実らず

 

父母らに初戦敗退を報告する釜石商工の三浦大武主将(前列右)

父母らに初戦敗退を報告する釜石商工の三浦大武主将(前列右)

 

 序盤にリードを許した釜石商工は四回、二死満塁から暴投で1点を返す。六回は洞口滉太朗、堀内海希の連打で無死一、二塁としたが、後続が倒れて得点ならず。八回にも堀内が二塁打で好機を作ったが、後が続かなかった。

 

 先発の岡崎蓮は初回、2四死球を与えたあと、暴投で失点。二回も2つの死球を出すなど荒れ、2点を奪われた。2番手石川優良は三回以降を1失点で踏ん張った。

 

 初回に先制した盛岡商は二回、佐々木の左中間2点二塁打でリードを広げた。先発杉村は何度も腕をつるなどアクシデントはあったが、要所を締め、被安打4、1失点で完投した。

 

スタンドから声援を送る釜石商工の生徒ら

スタンドから声援を送る釜石商工の生徒ら

 

 「盛岡商は似たような戦力。打ち勝つつもりだったが」と山崎善輝監督。相手投手の低めにコントロールされた球に打線が次々と手を出し、4安打に押さえ込まれた。

 

 「チャンスをつくって長打で還すつもりだった。まだ負けた気がしない。力を出し切れず本当に悔しい」。三浦大武主将は、ぼう然と下を向いた。春季は5割近くの打率を残し、夏本番での活躍が期待されたが、キャッチャーフライに3三振と不発に終わった。チームの大黒柱の不振に、山崎監督は「真面目な性格。初戦の雰囲気に余計な力が入ってしまったか」と首をかしげた。

 

 先発の岡崎蓮も初回に四死球を連発するなど誤算。山崎監督は「彼もまた真面目で頑固な性格。雰囲気にのまれたか」と思いやった。

 

 「勝てなかったことは悔しいが、自分の投球には満足している」。背番号5を付けた石川優良は、三回からのロングリリーフを1失点に抑えた。

 

 ゲームプランでは五回終了後から継投の予定だった。先発の不調で出番は早まったが、「心の準備はできていた」。

 

 「自分は球があまり速くない」と自覚。コントロールを意識して投げた。八回は、最後の攻撃で逆転できるように流れをつくろうと思い切り投げ込んだ。

 

釜石高 シード校に完敗 森大付にコールドで 主将新沼、意地の二塁打

 

先発を外れ、無念の報告をする釜石の新沼康生主将(前列左)

先発を外れ、無念の報告をする釜石の新沼康生主将(前列左)

 

 釜石はシード校の盛大付に果敢に立ち向かったが、大量失点の完敗に終わった。打線はわずか2安打に押さえ込まれ、無得点。体調不良で先発から外れた主将の新沼康生が五回に代打で登場。右中間を破る二塁打を放ち気を吐いた。

 

 春の県大会3位の盛大付は、二回二死から本塁打を含む6本の長短打を集めて一挙6点を先制。三回にも集中打で4点を奪い、釜石を圧倒した。

 

 「打たれること、点を取られることも想定はしていた」と佐々木偉彦監督。先発でマウンドに送り出した菊池健太は、初回は3人で討ち取ったものの、二回2死から集中打を浴びて崩れた。

 

 佐々木監督は「我慢し切れなかった。(強力打線を相手に)気持ちで負けていたのかもしれない。チームの要、捕手の新沼が出られないこともあって、ちょっと厳しかったかな」と思いやった。

 

 29人の部員の中で3年生は9人。「この学年は1年から担任し、長い時間を共有してきた。それだけに悔しい」と佐々木監督。試合終了後、父母らの前であいさつに立つと、「満足な結果ではなかったが、できることはやったと思う」と声を詰まらせた。

 

 「負けてしまったけど、全力でプレーしました」。見守る父母らの前で、新沼康生主将は小さな声を絞り出した。攻守の要と期待されたが、体調を崩し、先発から外れた。

 

 熱と頭痛で青ざめた表情ながらも、最終五回に代打で登場。見事二塁打を放ち、力の片鱗(へんりん)を見せつけた。

 

新沼の意地の二塁打に盛り上がる釜石応援席

新沼の意地の二塁打に盛り上がる釜石応援席

 

 小学校の時からチームメートだった菊池健太が先発。集中打を浴びる姿を見て、「(捕手として)助けてやることができなかった」と悔やんだ。

 

 スタンドでは、2つ年上の兄で3年前に甲子園の土を踏んだ康大さんが声援を送ったが、実らなかった。その兄の背中を追い、大学への進学を目指す。

 

(復興釜石新聞 2019年7月17日発行 第808号より)

 

復興釜石新聞

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

練習試合で相手を圧倒した釜石SW

増設完了のスタジアムで公式戦、釜石シーウェイブス は練習試合で圧勝〜多くのファン ワールドカップ成功を願う

練習試合で相手を圧倒した釜石SW

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)本番へ向けて仮設スタンドの増設工事が完了した釜石鵜住居復興スタジアムで6日、トップリーグカップ(TLC)「NTTコミュニケーションズ―九州電力」の公式戦が行われ、スタンドを埋めた約700人の観客が熱い声援を送った。釜石シーウェイブス(SW)RFCの練習試合も行われ、W杯本番を想定してスタジアムの周辺に並んだ飲食などの出店もにぎわいを見せた。

 

 あいにくの梅雨模様となったが、スタンドを埋めたラグビーファンはトップチームの激突を堪能。試合終了後は選手のもとに駆け寄り、握手を求めていた。

 

選手と握手を交わすファン。W杯でもこうした光景が期待される

選手と握手を交わすファン。W杯でもこうした光景が期待される

 

 この日は「釜石SW―トヨタ自動車」の公式戦も組まれていたが、トヨタ側選手の不祥事で中止に。SWは練習試合に切り替え、岩手ブレイズラガーを招いて対戦した。

 

 試合は釜石SWが圧倒。FW滝沢祐樹の先制トライを皮切りに、前半8本、後半は12本のトライを奪い、スタンドを埋めたファンを喜ばせた。

 

 TLCで釜石SWは連敗し、この日は不戦勝扱いとなった。練習試合に急きょ出場した佐伯悠コーチ(33)は「残り2戦に向けて若い選手の力を試す、いい機会になった」とした上で、「TLCで今後対戦するライバルの三菱重工相模原、コカ・コーラにはどうしても負けられない」と気を引き締めた。

 

 試合の合間には、グラウンドの中で子どもや大人を対象にしたラグビー体験会も。入場者は青々と整備されたハイブリッド芝生の感触を確かめ、SWの選手らによるリフティング体験を楽しんだ。

 

 クラブチームの仲間5人と夜行バスに乗って駆けつけたという東京都江戸川区の会社員、米本達也さん(49)はSWの選手に持ち上げてもらい大喜び。「海や山に囲まれ、すてきなスタジアムですね。苦しい戦いが続くSWには、あきらめずにがんばってほしい」とエールを送った。

 

 試合終了後には、一般入場者を対象にスタジアム見学会も行われた。

 

仮設スタンド増設工事完了の説明を受ける見学者

仮設スタンド増設工事完了の説明を受ける見学者

 

 説明に当たった市ラグビーワールドカップ推進本部事務局の担当者は、地震で被災した熊本市や、解体された国立競技場などから支援で贈られた「絆シート」を最前列に配置したことを強調。熱心に耳を傾けた八幡平市の会社員高橋俊二さん(63)は「にわかラグビーファンですが、ふるさとは釜石。W杯の成功を願い、チケットも手に入れた」と開幕を心待ちにする。

 

(復興釜石新聞 2019年7月10日発行 第806号より)

 

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ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

五郎丸選手らがラグビー指導〜子どもら楽しく「強くなる」、岩手銀行など支援

ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

 

 元ラグビー日本代表で主将も務めた広瀬俊朗さん(37)、トップリーグ・ヤマハ発動機の五郎丸歩選手(33)をコーチに迎えたラグビー教室が9日、釜石市甲子町の市球技場で開かれた。2015年ラグビーワールドカップ(W杯)英国大会で大活躍し、一躍スターとなった五郎丸選手。ラグビースクールで練習に取り組む子どもらは、あこがれの選手と一緒に、だ円のボールを追いかけ、元気な声を響かせた。 

 

 この教室は、ラグビーW杯釜石開催を盛り上げようと、岩手銀行(田口幸雄頭取)、フランスの証券会社ソシエテ・ジェネラル証券(ラファエル・シェミナ代表取締役)が共同企画した。

 

 釜石シーウェイブス(SW)ジュニアで活動する児童・生徒45人が参加。広瀬さんは「みんなで協力して何かをやり遂げる喜びを体感しよう」、五郎丸選手は「基本プレーを楽しく学ぼう」と呼び掛けた。

 

ラグビー教室に参加した釜石SWジュニアの子どもら

ラグビー教室に参加した釜石SWジュニアの子どもら

 

 トップ選手らは、パス練習やタッチラグビーに元気に取り組む子どもらにラグビーの楽しさや心構えを伝えた。五郎丸選手が鮮やかなコンバージョンキックを決めて見せると、大きな歓声が上がった。子どもらは「ルールを守ってプレーすれば、楽しいし、強くなる」と話した。

 

 子どもらと一緒に汗を流した五郎丸選手は「(釜石を舞台に先日NHKテレビで放送された)『鶴瓶の家族に乾杯』ではお世話になりました」とあいさつ。「ラグビーワールドカップを機に、ますます釜石が元気を取り戻してくれれば」とエールを送った。

 

(復興釜石新聞 2019年6月12日発行 第798号より)

 

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独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団活動交流会」

独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団活動交流会」

独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団活動交流会」

 

外国人おもてなしに関する有識者による講演をはじめ、活動グループの活動内容を知るとともに、活動グループ同士の交流を深める機会として、下記のとおり『独自ボランティア「いわて・かまいしラグビー応援団」活動交流会』を開催することといたしました。

 

「いわて・かまいしラグビー応援団」活動グループや「いわて・かまいしラグビー応援の店」登録事業所をはじめ、どなたでもご参加いただけます。皆様のご参加をお待ちしています。

 

日時

令和元年6月22日(土) 13:30~16:00(受付13:00~)

場所

釜石PIT(釜石市大町1-1-10)

内容

(1)講演
・講師
希望郷いわて文化大使、いわて・かまいしラグビー応援団公式アドバイザー 村尾 隆介 氏
・内容
ラグビーファンがやってくる!最高のおもてなしは 相手の国や文化に興味を持つこと!
~岩手を訪れる世界いわての人たちを知るセミナー!~
(2)いわて・かまいしラグビー応援団活動グループの活動発表
(3)懇親交流会

入場料

無料

申込書・応募申込先・お問い合わせ(申込締切:6月14日まで)

(1)申込書
チラシ・申込書(690 KB pdfファイル)
~~申込書に必要事項を記入し、FAX、メール又は郵便で次までお申し込みください。~~
(2)住所
〒020-8622岩手県盛岡市内丸3-7 岩手日報社企画推進部「活動交流会」係
(3)電話
019-653-4119/FAX:019-626-1881
(4)E-mail:
ouendan@iwate-np.co.jp

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1228398_3208.html
釜石市

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仮設スタンドの設営状況が公開された釜石鵜住居復興スタジアム。本番に向けた準備が進む

鵜住居復興スタジアム、仮設スタンド設営進む〜ラグビーワールドカップへ準備着々

仮設スタンドの設営状況が公開された釜石鵜住居復興スタジアム。本番に向けた準備が進む

仮設スタンドの設営状況が公開された釜石鵜住居復興スタジアム。本番に向けた準備が進む

 

 今秋のラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の試合会場となる釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで17日、仮設スタンドの設営状況が報道陣に公開された。約1万席を設置する予定。すでに完成した常設スタンドと合わせ、約1万6千席を設ける。本番まであと4カ月余り。大勢の観客を迎える準備が着々と進んでいる。

 

 この日は、バックスタンド側に仮設スタンドを造るため、足場を組む作業などが行われた。大型クレーン2基が稼働。つり上げられた鉄パイプを、作業員が手際よく組み立てていった。

 

整然とした客席はさらに上へ広がり、スタンドの威容は拡大する

整然とした客席はさらに上へ広がり、スタンドの威容は拡大する

 

 スタジアムの常設スタンド約6千席は昨年7月に完成した。W杯に向けた仮設スタンド約1万席の設営は6月末の完了を予定。このうち約6千席は、2017年5月に平田の尾崎半島で発生した山火事で焼損した木材を活用する。

 

 今後は、イベント運営オフィスや観客用医務室、記者会見室などのプレハブ、大型スクリーンなども順次整備。仮設施設は7月中旬にほぼ完成させる予定だ。整備費は現時点で、約9億3200万円。

 

 W杯は9月20日に開幕。釜石では2試合が予定され、9月25日にフィジーとウルグアイ、10月13日にナミビアとカナダが対戦する。

 

 開幕前の7月27日には「ワールドラグビーパシフィック・ネーションズカップ2019」の日本対フィジー戦が予定されている。仮設スタンドを含めた1万6千人規模の試合。市ラグビーW杯2019推進本部事務局の新沼司推進監は「仮設の整備を予定通り進め、節目のイベントで大会への機運を高めていく。しっかりと準備を進め、本番に臨みたい」と見据えた。

 

(復興釜石新聞 2019年5月22日発行 第792号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

【7/27開催】リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド「日本代表対フィジー代表」の開催について

【7/27開催】リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド「日本代表対フィジー代表」の開催について

【7/27開催】リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド「日本代表対フィジー代表」の開催について

 

チケット料金について

〇カテゴリー1 12,000円
〇カテゴリー1 11,000円(視野制限あり)
〇カテゴリー2 8,000円
〇カテゴリー2 7,000円(視野制限あり)
〇カテゴリー3  大人5,000円
〇カテゴリー3 4,000円(視野制限あり)
〇カテゴリー3 小中2,000円
〇カテゴリー4 大人3,000円
〇カテゴリー4 2,000円(視野制限あり)
〇カテゴリー4 小中1,000円

 

スタンド表

チケット購入方法について

5月25日(土)~ 市民・県民向け特別優先販売について
6月1日(土)~ コンビニ、インターネットでの販売について
 
6/1(土) 午前10時から、チケットの一般販売を開始。販売先として、チケットラグビー、チケットぴあのインターネット販売の他、全国のコンビニエンスストアなどでも購入できます。
なお、リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンドの概要については、日本ラグビーフットボール協会HP(https://www.rugby-japan.jp/)を参照願います。

アクセス(交通輸送)について

大変ご不便をお掛けしますが、スタジアム周辺に駐車場はございませんので、次の交通輸送内容によりご来場願います。
 
釜石開催概要及びアクセス方法
また、観客の方々のスタジアムまでのライナーバスやシャトルバス等の交通手段については、6/1(土)から特設HP「いわて・かまいしラグビー情報」で予約受付を開始する予定です。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1228347_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
台湾代表 中華台北、被災地視察に釜石へ〜釜石シーウェイブスと合同練習、「今度はSWが台湾へ」と要請

台湾代表 中華台北、被災地視察に釜石へ〜釜石シーウェイブスと合同練習、「今度はSWが台湾へ」と要請

釜石市球技場で合同練習を行った中華台北と釜石SWのメンバー

釜石市球技場で合同練習を行った中華台北と釜石SWのメンバー

 

 12日に盛岡市で行われたIBC杯ラグビー招待試合で対戦した台湾代表の中華台北と釜石シーウェイブス(SW)RFCは14日、釜石市甲子町松倉の市球技場で合同練習を行った。台湾は東日本大震災の際、被災地に多額の支援金を贈るなど国ぐるみで後押ししている。花巻空港と定期便で結ばれるなど、岩手とのつながりも強まっている。今回は被災地の復興した姿を確かめたいと、釜石まで足を延ばした。

 

 釜石を訪れた中華台北のメンバーは選手やコーチ、スタッフ合わせて34人。チームの主力は大学生で、25人の選手のうち16人を占める。

 

 合同練習にはSWからほぼ全員のメンバーが参加。20分2本の練習試合をした後、FWとバックスに分かれてチームプレーの確認に取り組んだ。中華台北が課題とするスクラムやラインアウトの練習にはSWのキース・デイビスコーチが付き、丁寧に指導した。

 

 中華台北の黄鴻龍監督(49)は12日のSWとの対戦について「選手はとてもいい勉強になった。会場のたくさんのみなさんに応援していただき感謝している」と振り返る。合同練習については「スピード感あふれる攻撃、速い球出しなどが学べた」と収穫を挙げた。

 

 今回の遠征に同行した台湾ラグビー協会の黄漢滄理事長(69)は「被災地がここまで復興したことを、この目で確認できてうれしい。ラグビーだけではなく、文化的な面でも大いに交流できた」と喜んだ。その上で、「今度は釜石SWが台湾に来てほしい」と岩手県ラグビー協会の白根敬介会長を通して要請した。

 

 釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(52)は「台湾と岩手の交流が深まる中で、こうした取り組みは意義がある。台湾遠征についてはこれから検討したい」と応えた。

 

チームマネージャー周さん、洞口さんを懐かしむ

 

「釜石は懐かしい」と周さん(左)

「釜石は懐かしい」と周さん(左)

 

 「懐かしいね」と、中華台北のチームマネジャー周天星さん(53)は市球技場を見回した。同球技場が「松倉グラウンド」だった時代に練習で何度か訪れたことがあるという。

 

 1998年に廃部となったトーヨコ建設ラグビー部で、新日鉄釜石日本一7連覇の主力だった洞口孝治さん(99年に他界)の指揮で10年近く戦った。

 

 現役時代はWTB、ナンバー8と幅広いポジションをこなした。2000年から5年間、中華台北の監督を務め、現在は日本国内の企業に勤めながら台湾ラグビーを支援する。

 

 「怒らない人。怒りは胸の内に押さえ、耐える人だった。すごい、いい人でしたね」。遠い目で、在りし日の洞口さんをしのんだ。

 

(復興釜石新聞 2019年5月18日発行 第791号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

日本代表VSフィジー代表

リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド「日本代表対フィジー代表」チケットの市民・県民向け優先販売の実施について

日本代表VSフィジー代表

 

ラグビーワールドカップ2019釜石開催実行委員会では、令和元年7月27日(土)14時50分キックオフのパシフィックネーションズ2019日本ラウンド「日本代表対フィジー代表」戦の入場チケットについて、チケットぴあ及び釜石まちづくり株式会社と連携し、釜石市民・県民向けの優先販売受付を下記のとおり実施しますので、お知らせします。

 

試合開催及びチケット販売につきましては、当サイトよりお問合せ等を頂きましても原則的に質問にはお応え出来ません。あらかじめご了承願います。
<問合せ先>
[開催概要]釜石市RWC2019推進本部事務局 電話:0193-27-8420
[チケット販売]釜石情報交流センター 電話:0193-27-8751

 

1. 販売取扱店舗

釜石情報交流センター(岩手県釜石市大町1-1-10 電話 0193-27-8751)

2. チケット関連業務対応時間

午前10時から午後7時まで
(センター開館中でもチケット業務はこの時間のみの対応。休館日:毎月第3木曜日)

3. 販売方法・スケジュール等

(1)【申込み(予約)】 5/25(土)~6/19(水) まで
所定の用紙(下記リンクからダウンロードのほか、釜石情報交流センターで配布)に必要事項を記入し、窓口に直接提出のうえ購入予約申込み。電話、FAXでの受付は不可。上記の時間のみ受付可能。
◆カテゴリー(1~4、車椅子エリア)ごとに、準備枚数に達し次第、順次受付を終了。
◆原則として受付した方は全員ご購入頂けますが、カテゴリーが振替となる場合があります。
 

リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド 市民・県民向けチケットお申し込み書

リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンド 市民・県民向けチケットお申し込み書

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(2)【チケット発券】 6/1(土)~6/30(日) まで
窓口に申込用紙の控えを持参し、チケットを発券。現金引換え(支払は現金のみ)にて
チケットをお渡し。上記の時間のみ発券可能。
 
(3)6/21(木)以降は、チケットに余りがある場合に限り、その場で発券(現金引換え)も可

その他

6/1(土) 午前10時から、チケットの一般販売開始。チケットラグビー、チケットぴあのインターネット販売の他、全国のコンビニエンスストアなどでも購入できます。
なお、リポビタンDチャレンジカップ パシフィックネーションズ2019日本ラウンドの概要については、日本ラグビーフットボール協会HP(https://www.rugby-japan.jp/)を参照願います。

Q&A

◆市民・県民でないと購入出来ないの?
今回の販売は、市民・県民向けの優先販売です。
 
◆必ず買えるの?
予定枚数がなくならない限り、チケットは確保できます。総枚数はかなり多めに用意していますが、希望のカテゴリのチケットが売切れとなった場合、下のカテゴリに振替となる場合があります。
 
◆何枚購入できる?職場でのまとめ買いなども可能?
枚数の制限はありません。職場などでのまとめ買いもOK。ただし、空席を生むような購入(とりあえずたくさん買っておく等)はお控え下さい。また、営利目的での転売行為は法により禁じられています。特別販売の趣旨と目的をご理解頂き、確実に必要な枚数でのご購入をお願いします。
 
◆どうやって申し込む(購入する)の?
専用の申込用紙に記入し、釜石情報交流センターの受付カウンターにてお申込み下さい。それ以外の形(FAX・電話・メール等)では受付できません。「申込み受付」「発券(代金支払)」と、少なくとも2回お越し頂く必要があります。
①申込みを受付 → 窓口にて受付番号を発行
②(6月1日以降に)チケット受取り&代金支払いに来館 → チケットを発券し販売
 
◆申込用紙はどこで手に入れられる?
当ページ(上記リンク)からダウンロード可能なほか、釜石情報交流センターにて配布しています。その他公共施設等でも配布頂けるよう調整中。なお、こちらからの郵送やFAX送信などはいたしません。
 
◆チケット代金の支払いは?カード支払いや請求書払いも可能?
お支払いは現金引換えのみ。大口のまとめ買いの場合も同様の予定。
 
◆なるべく良い席が欲しい。まとまって見たい。
カテゴリは選べますが、座席は選べません。早ければ良い席という確約はなく、チケットぴあにて全てランダムに割り当てられます。同一申込みであれば、基本的に座席はなるべく固まって確保されます。
 
◆申込後に枚数やカテゴリを変更したい場合は?
先の申込みをキャンセルのうえ、再度お申込みを頂く形になります。
 
◆スタジアムへの交通について
当日は公共交通機関をご利用ください。
シャトルバス等の運行については、6/1(土)から特設HP「いわて・かまいしラグビー情報」に掲載される予定です。
https://www.rugby-iwate.kamaishi.pref.iwate.jp/

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

前半4分、敵陣深く攻め込むナンバー8中野裕太。ここからフッカー伊藤大輝(右)が先制トライを決める

釜石シーウェイブス、中華台北(台湾)に大勝〜今季初戦、課題も多く IBC杯 85―7

前半4分、敵陣深く攻め込むナンバー8中野裕太。ここからフッカー伊藤大輝(右)が先制トライを決める

前半4分、敵陣深く攻め込むナンバー8中野裕太。ここからフッカー伊藤大輝(右)が先制トライを決める

 

 第54回IBC杯ラグビー招待試合は12日、盛岡市のいわぎんスタジアムで行われ、釜石シーウェイブス(SW)RFCは台湾代表の中華台北に85―7(前半49―7)で大勝した。前半だけで7トライを奪い、後半も6トライを重ねて突き放した。オープン戦とはいえ、新チームになって初の試合を圧勝で飾った。課題も残したが、幸先良いスタートを切った。

 

 釜石SWは前半4分、ナンバー8中野裕太が敵陣深く攻め込み、フッカー伊藤大輝が右中間に先制トライ。7分には新加入のロック山田龍之介がWTB小野航大のキックパスをつなぎ、中央に回り込んでトライ。その後も守備の甘いアウトサイドを突き崩し、WTB関東申峻、CTB伊藤優駿、フランカー木村優太と立て続けにトライを重ねた。FBユーゲン・フィサーも7本のコンバージョンを全て決めた。

 

 後半も釜石の勢いは止まらない。交代でFBに入った星野将利のトライを皮切りに、一方的に6トライを重ね、登録25選手全員が出場する余裕の試合運びでノーサイド。大漁旗を振り、声援を送り続けた約2300人のファンに快勝で応えた。

 

 中華台北はIBC杯初の海外招待チームで情報は全くなかったが、釜石との力の差は歴然。小野主将は「スクラム、ラインアウトで圧倒できたし、アウトサイドのスペースをうまく使ってアタックできた」としながらも、「こちらもミスが多く、組織的に崩し切れていない。相手に合わせ、軽いプレーも目立った」と課題も指摘した。

 

 初采配を振るったスコット・ピアース新ヘッドコーチは「FW陣にけがが相次ぎ、満足な練習ができていない。多くの選手が経験を積めたのは今後のプラスになる」と収穫を挙げた。

 

新加入の山田 あいさつ代わりの初トライ

 

 長髪を振り乱しながら突進する新加入のロック山田龍之介(27)が一際、釜石ファンの目を引き付けた。前半7分には、あいさつ代わりの初トライも披露。「まだチームにフィットできていないが、一つ勝ったことでポジティブになれる」と意欲をみせた。

 

 立教大からトップリーグのNECに入り、5季プレー。「もっと自己表現したかった。もう少しチャレンジしてみたい」と釜石SWの門をたたいた。

 

前半7分、ファンの声援を背にトライを決める新加入ロック山田龍之介

前半7分、ファンの声援を背にトライを決める新加入ロック山田龍之介

 

 SWとは招待試合などで対戦したことがある。「ラグビーで地域の復興に貢献できる魅力的なチーム。釜石で一度やってみたかった」。しかし実際に来てみて感じたのは、「(被災地という)環境に甘えてはいないか」との自問。「持ち味のサポートプレーに徹し、勝利に貢献したい」と決意を新たにした。

(復興釜石新聞 2019年5月15日発行 第790号より)

 

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釜石高ラグビー部員に模範プレーを示すウィルキンソンさん

ウィルキンソンさん(元イングランド代表)らレジェンド、W杯被災地開催にエール〜世界的スターの指導に興奮、ドキュメンタリー映像撮影で釜石に

釜石高ラグビー部員に模範プレーを示すウィルキンソンさん

釜石高ラグビー部員に模範プレーを示すウィルキンソンさん

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)の最多得点記録保持者、元イングランド代表のジョニー・ウィルキンソンさん(39)らが6日、釜石市を訪れ、W杯の会場となる釜石鵜住居復興スタジアムで地元の高校生らを指導。釜石シーウェイブスRFCジュニアの練習にも加わり、子どもらと交流を深めた。世界的なスター選手の華麗なパス回しや正確なキックに触れた高校生らは大興奮。子どもらと丁寧に、やさしく接し、アドバイスしたウィルキンソンさんは「これからも成長を見守っていく」と力強いメッセージを送った。

 

釜石シーウェイブスジュニアと交流するウィルキンソンさんら

釜石シーウェイブスジュニアと交流するウィルキンソンさんら

 

 ラグビーを30年にわたって支援するフランスの大手金融会社ソシエテジェネラルが企画した、W杯日本大会ドキュメンタリー映像の撮影の一環。ウィルキンソンさんのほか、オーストラリア代表のマット・ギタウ選手(36)、元フランス代表のクリスチャン・カリファノさん(46)とティエリー・デュソトワールさん(37)、元日本代表の広瀬俊朗さん(37)が訪れた。

 

 5人は釜石高、釜石商工高のラグビー部員30人にパスやキックなどの基本技術を指導。身ぶり手ぶりを交え、リラックスしてプレーすることの大切さを説いた。

 

 世界的な名選手のプレーに触れた釜石高ラグビー部の藤原常慈主将(3年)は「レジェンドのみなさんに、とても大切なことを教えてもらった。基本プレーの大切な部分を実戦で生かし、ラグビーで釜石を盛り上げたい」と決意を新たに。同部の及川総司監督(45)は「とんでもないレジェンドらに生徒が指導を受けることが信じられない。この経験は必ず今後の成長につながる」と期待した。

 

 「ラグビー界のベッカム」とも称されるウィルキンソンさんの釜石来訪に、多くの報道陣が取材に詰めかけた。記者会見でウィルキンソンさんは「想像を絶するダメージを受けたまちが復興を進め、W杯を誘致するに至ったエネルギーは計り知れない。釜石で開催されることで世界中の人がそのエネルギーを受け取ることになる」と、その意義を強調した。

 

「世界中の人が釜石からエネルギーを受け取る」とウィルキンソンさん

「世界中の人が釜石からエネルギーを受け取る」とウィルキンソンさん

 

 震災直後に釜石で支援活動に当たった経験のある広瀬さんは「つらい状況でも前に向かう姿勢はラグビー精神と共通している」と指摘。トップリーグのサントリーに所属するギタウ選手は、前回W杯で日本が南アフリカに勝利したことに触れ、「今大会での活躍も想像に難くない」と期待した。

 

 釜石で撮影した映像は8月下旬に世界100カ国に配信される。

 

(復興釜石新聞 2019年5月11日発行 第789号より)

 

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「鬼軍曹」の異名を思い出させる突進を見せる小林一郎さん

「聖地釜石」で不惑ラグビー〜全国から300人集結、交流試合

「鬼軍曹」の異名を思い出させる突進を見せる小林一郎さん

「鬼軍曹」の異名を思い出させる突進を見せる小林一郎さん

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会開催まで約半年―。東日本大震災被災地で、東北唯一の試合会場となる釜石市を盛り上げようと、3月30、31の両日、ラグビーマスターズ交流会(同釜石実行委主催)が市内で開かれた。全国から“不惑ラグビー”の仲間約300人が集結。試合や懇親会を通じて、釜石復興と大会成功を祈念した。

 

 交流戦はW杯会場の釜石鵜住居復興スタジアムと、釜石ラグビーの“聖地”甲子町松倉の市球技場で開催。関東圏と岩手県内で活動する40歳以上のクラブ、奈良、秋田両県の高校ラグビー強豪校OB、日本一7連覇に輝いた新日鉄釜石OBなど全15チームが参加した。

 

 30日午後から行われた試合はあいにくの雪模様。芝生のグラウンドを白く染めるほどの降雪だったが、参加者は悪天候を吹き飛ばす熱戦を繰り広げ、W杯イヤーの釜石に元気を届けた。

 

 新日鉄チームは同スタジアムの第一試合で、天理高OBと対戦。W杯釜石誘致活動をけん引してきた石山次郎さんをはじめ、坂下功正さん、谷藤尚之さん、瀬川清さんら7連覇時代の主軸選手、自身もW杯出場経験者で日本大会アンバサダーを務める桜庭吉彦さんなど、そうそうたるメンバーが顔をそろえた。

 

ラグビー仲間の絆を結ぶ新日鉄釜石と天理高のOB

ラグビー仲間の絆を結ぶ新日鉄釜石と天理高のOB

 

 “鬼軍曹”の異名で知られた小林一郎さん(69)=釜石市平田=は、慣れない芝グラウンドに苦戦しながらも果敢に前へ。試合後は両膝のあざが奮闘ぶりを物語った。半年後に迫ったW杯。「すごく盛り上がると思う」と満席のスタジアムを思い描く小林さん。復興と両輪で進められてきた釜石開催への取り組みに大きな意義を感じながら、「挑戦しないことには次のステージは開けない。これを契機に、スタジアムの有効活用を含め、何らかの形で次につなげていくことが必要」と気を引き締めた。

 

 現役時代、華麗なゴールキックで観衆を魅了した金野年明さん(62)=仙台市=は「思うように体が動けばいいけど、だめだねー。でも昔の仲間とやるのは最高に楽しい」と笑顔。W杯釜石開催について「賛否両論あったと思うが、石山が先頭に立ち頑張ってくれた。たいしたもの」とたたえた。願うは釜石シーウェイブス(SW)RFCの勝利。「トップリーグに上がり観客を呼べるようにならないと、このスタジアムも生かされない」と一層の奮起を望んだ。

 

 釜石同様、W杯開催都市である埼玉県熊谷市からは熊谷不惑クラブの2チーム64人が駆け付けた。60歳以上のキャプテン、大室誠さん(60)は「素晴らしいスタジアム。震災からここまで立ち上がってきたと思うと感慨深い。この場所で試合ができて光栄」と大喜び。「熊谷も対戦チームを迎え入れるにあたり、盛り上がってきている。同じ〝ラグビーのまち〟として、大会成功に向け頑張っていきましょう」と思いを込めた。

 

 釜石実行委の小笠原順一委員長(市ラグビー協会会長)は「今でも釜石の名を忘れず、こうして集まってくれるのは本当にうれしく、ありがたい。今後も続けたい」と、W杯後のつながり継続に期待を寄せた。

 

(復興釜石新聞 2019年4月3日発行 第779号より)

 

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