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第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

 

平成30年9月2日(日)に第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会が開催されます。この大会は岩手県内で唯一開催されるトライアスロン競技会となります。

日時

平成30年9月2日(日)
スタート時間 <スタンダード・リレー>8:00 <スプリント>8:10
受付 9月1日(土)~2日(日)

会場

岩手県釜石市鵜住居町根浜海岸特設会場

日時

スタンダード
【内容】
スイム1.5km(2周回)、バイク38km(1周回)、ラン10km(3周回)
【制限時間】
スイム:0.75km(1周)地点まで25分、1.5km(2周)地点まで50分
バイク:3km地点まで1時間、20km(折返)地点まで1時間40分、34km地点まで2時間20分
全競技終了まで3時間40分

 
リレー
【内容】
(スタンダードの部の内容を2~3名で分担して行う)
【制限時間】
(スタンダードの部と同じ)

 

スプリント
【内容】
スイム0.75km(1周回)、バイク15km(1周回)、ラン5km(2周回)
【制限時間】
スイム:0.75km地点まで25分
バイク:3km地点まで35分
全競技終了まで1時間50分

交通規制情報

大会開催に伴い、一部区間が全面通行止めになります。詳細は下図のとおりです。皆様のご協力をお願いします。

 

交通規制

お問い合わせ

釜石はまゆりトライアスロン国際大会実行委員会
<メール>king61kamaishi@gmail.com
<TEL>0193-22-6153
※原則として、ご連絡の際はメールを優先してくださいますようお願いいたします

 

大会情報サイト
http://king61hamayuri.sakura.ne.jp/

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生涯学習文化スポーツ課 スポーツ推進係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / Fax 0193-22-3633 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/gakushu_sports/detail/1210095_2411.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
完成した釜石鵜住居復興スタジアム

復興の翼 スタジアム完成、白い大屋根「船出」の帆をイメージ〜釜石鵜住居 来年のラグビーW杯へ、19日記念イベント

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

 

 釜石市がラグビーワールドカップ(W杯)2109日本大会の試合会場として鵜住居町に建設していた釜石鵜住居復興スタジアムが完成し、3日、報道関係者らに公開された。東日本大震災で被災した鵜住居小・釜石東中の跡地をかさ上げして造られた競技場は、「羽ばたき」の翼、「船出」の帆をモチーフにデザインされた白い大屋根が特徴。グラウンドには青々とした芝も広がり、震災の教訓と支援への感謝を伝え、復興の進むまちの姿を発信する、来秋の本番を待ち構える。

 

メインスタンドの白い大屋根

メインスタンドの白い大屋根

 W杯の試合会場で唯一新設された同スタジアムは、昨年3月に着工し、今年7月末に完成。両校跡地約9ヘクタールにグラウンドやスタンド、管理棟などを整備した。

 

 今回完成したのは常設部分の6千席で、このうち約5千席には昨年5月に平田尾崎半島で発生した林野火災で被災したスギ材を使った。大会本番では仮設スタンド約1万席を増設する予定。グラウンド整備では、化学繊維を混ぜてクッション性、耐久性を高めた補強型天然芝(ハイブリッド芝)を採用した。

 

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

 

 総事業費は約39億円。県と市の負担は約8億円に上る見込み。

 

 公開には県内外の報道関係者らが参加。「すごく開放的」などと声が聞かれ、対応した市ラグビーW杯推進本部事務局の担当者は「自然と調和した景観が強み」と強調した。

 

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

 

 同事務局の正木隆司総括部長は「被災地支援への感謝の気持ちと、復興が進んだ釜石の姿を世界に発信したい。子どもたちの心、未来の大きな財産になると確信している。全力で取り組む」と力を込める。

 

 19日の完成記念イベントでは、ラグビーの日本選手権を共に7連覇した新日鉄釜石と神戸製鋼のOBによる「レジェンドマッチ」、釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機の試合などが行われる。

 

(復興釜石新聞 2018年8月11日発行 第714号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

根浜の周回コースでオープンウォータースイミング〜国内各地から206人エントリー

根浜の周回コースでオープンウォータースイミング〜国内各地から206人エントリー

他の選手やスタッフに見送られ、スタート地点に向かう子どもら

他の選手やスタッフに見送られ、スタート地点に向かう子どもら

 

 「第2回釜石オープンウォータースイミング(OWS)2018根浜」(同実行委主催)は5日、釜石市鵜住居町の根浜海岸特設会場で開かれた。一昨年の希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)で初めて正式競技に採用され、同海岸で行われたOWS。地元水泳関係者らが主体となり昨年から始められた根浜大会は2年目の今年、東北では初となる日本水泳連盟(日水連)の認定大会に位置付けられた。

 

 OWSは海など自然水域で行う長距離泳で順位を競うもので、五輪(10キロ)では2008年の北京大会から正式種目となり、20年の東京五輪でも実施されることになっている。

 

 根浜大会は500メートル(小学4~6年)、1キロ(小学4年以上)、3キロ(中学生以上)、5キロ(同)の競技種目が設けられ、今年は日水連OWS検定5級の資格取得を目指す集団泳(小学3年以上)も行われた。

 

 北は青森県から南は長崎県まで国内各地の206人がエントリー。種目ごとに時間をずらしてスタートし、周回コースで熱い戦いを繰り広げた。

 

 この日は午前6時半時点で水温21度、気温23度。競技開始時刻の午前9時ごろから雨が降り出し、一時、雨脚が強まる時間帯もあった。低水温のため、開会式では審判部から「決して無理はしないように」と注意喚起があり、途中リタイヤする選手もいたが、過酷なレースをやり遂げた選手らは達成感をにじませ、仲間と完泳の喜びを分かち合った。

 

 釜石水泳協会に所属する柏﨑陽選手(28)=釜石市=は昨年に続いての参加。今年は3キロから5キロに変え挑んだ。「波は穏やか。時間がたつと少しうねりが出てきたが、風があまりなく泳ぎやすかった。あせらず、自分のペースで泳ぐよう気をつけた」と振り返り、「全国から選手が集まる大会は、まちの活性化にもつながる。来年もぜひ挑戦したい」と地元開催を歓迎した。

 

 今大会には、男女各上位3選手に本年度の日本選手権の出場権を与える「トライアルの部(5キロ)」があり、岩手県選手にとっては、福井国体の県代表を決める選考レースにもなった。

 

日本選手権トライアルの部(5キロ)のスタート=午前10時、根浜海岸

日本選手権トライアルの部(5キロ)のスタート=午前10時、根浜海岸

 

 同部トップでゴールした新潟医療福祉大2年の桑添陸選手(19)=花巻市=は「1位は狙っていたのでうれしい。これだけの雨の中で試合をするのは初めてで、いい経験になった」と笑顔。大会後、県水泳連盟により、国体の男子代表に正式決定した。「入賞(8位以内)して岩手県の得点に貢献するのが目標。あと2カ月、しっかり頑張っていきたい」と桑添選手。女子代表には及川美翔選手(至学館大=盛岡市)が決まった。

 

3年連続の国体出場が決まった桑添陸選手

3年連続の国体出場が決まった桑添陸選手

 

 同海岸では9月2日、第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会が開催予定で、大会出場選手31人がこの日のOWSにも参加。根浜地区では今後、津波で失われた砂浜の再生やキャンプ場整備なども計画されており、両大会は観光・スポーツ拠点の復活にも大きく貢献するものと期待される。

 

(復興釜石新聞 2018年8月11日発行 第714号より)

 

復興釜石新聞

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石ラグビッグドリーム2018

釜石ラグビッグドリーム2018

釜石ラグビッグドリーム2018

 

来年に迫ったラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けて、市民の機運醸成を図るとともに、ジャパンラグビートップリーグ入りを目指す釜石シーウェイブスRFCの強化・支援を目的として、今季同一リーグで戦う栗田工業ウォーターガッシュを迎え、公式戦への試金石とします。

 

併せて、市内高校のラグビー部の強化を目的とし、強豪校の盛岡工業高校を迎えて交流試合を行うほか、小学生は姉妹都市スポーツ交流として東海ラグビースクールを迎え、県内ラグビースクールとの交流試合を行い、ラグビーを通じたまちづくりを推進します。

 

地元チームの躍進と、未来のスター選手の誕生を応援すべく、是非会場にお越し下さい。

 

釜石ラグビッグドリーム2018

 

釜石ラグビッグドリーム2018チラシ(1,473 KB pdfファイル)

 

日程

平成30年8月11日(土)

会場

釜石市球技場(釜石市甲子町10-159-4)

メインカード

釜石シーウェイブスRFC 対 栗田工業ウォーターガッシュ
 
栗田工業ウォーターガッシュ
ジャパンラグビートップチャレンジリーグ所属。平成29年度シーズンにジャパンラグビートップイーストリーグDiv1を全勝優勝し、今季から釜石シーウェイブスRFCと同じトップチャレンジリーグ昇格。

入場料

無料

お願い

駐車場に限りがあるため、公共交通機関をご利用ください。

詳細日程

9:00 小学生ラグビースクール交流試合
釜石シーウェイブスJr.
東海ラグビースクール(※姉妹都市スポーツ交流事業)
北上ラグビースクール

 

11:45 高校生交流試合(30分ハーフ)
釜石高校・釜石商工高校 対 盛岡工業高校

 

14:00 メインカード(40分ハーフ)
釜石シーウェイブスRFC 対 栗田工業ウォーターガッシュ

お問い合わせ

釜石シーウェイブスRFC事務局(TEL:0193-22-1173)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1218743_3208.html
釜石市

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【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

 

ビーチで楽しむスポーツと聞いて思い浮かぶのは・・・ビーチバレー?それともビーチサッカー?今回、縁とらんす取材班がご紹介する夏スポーツ、それは「ビーチ雪合戦」です!

 

今、釜石・大槌でじわじわと人気上昇中の「スポーツ雪合戦」について、主催団体の釜石ビーチ雪合戦実行委員会と唐丹すぽこんクラブを代表して、佐久間定樹さんにお話を伺って来ました。

 

当てて嬉しい!当てられて悔しい!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーそもそも、なぜ釜石でスポーツ雪合戦を?

 

佐久間さん:

私が県の内陸部で働いていた時、西和賀町で開催されている北日本雪合戦大会に参加していたんですけど、それがめちゃめちゃ楽しくて、本当にハマっていたんです。
震災後に釜石にUターンをした時から、いつか「釜石でも雪合戦やりたいな」と思っていて、知り合いに声を掛けて2016年から始めました。「釜石の人たちも多分ハマってくれるだろう」という確信がなぜかあったんです(笑)。
 
で、声を掛け始めたら、釜石や大槌にも経験者がいて、そういう人たちの繋がりがまた人を呼び・・・
という感じでメンバーが集まり、気がつけば3年目です。正直、こんなに続くとは思っていませんでした(笑)

 

ーー雪合戦の魅力は?

 

佐久間さん:

すごくシンプルなんですけど、「雪球を当てて嬉しい、当てられて悔しい」という事につきますね。それから、「球を当てても良いスポーツ」って、他にはほとんどないですしね(笑)。
そこから、入り込んで行くとチームプレーの楽しさとか結構奥が深いので、ハマって行くんだと思います。

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーー今日は練習会にお邪魔していますが、女性メンバーの方にお聞きしたところ、開口一番で「ストレス発散!」「当てると気持ちいい!」という答えが返って来て、すごく納得してしまいました(笑)。そして、ご夫婦やご家族で参加されている方もいらっしゃって良い雰囲気ですね!

 

佐久間さん:

家族のコミュニケーションツールになっているみたいですし、幅広い年代の人が楽しめるのも魅力の一つです。
それから、雪合戦と聞いてどちらかというと男性がやるスポーツというイメージを持つ人も多いかもしれないんですけど、実は、釜石は女性チームの方が人数も多いし、強いんです!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーしかも、若い世代が多いですね・

 

佐久間さん:

現在は高校生となりましたが、昨年チームを結成した時点ではメンバーの多くが中学生でした。この状況は始めた当初は想像していなくて、嬉しい誤算でしたね(笑)。
しかも結成半年ですぐに、北日本大会で優勝し、北海道で開催された国際大会に出場するという結果を残しました。
 
皆、負けず嫌いなのか、負けてしまうと泣くんですよね。それだけ、勝てなくて悔しかったという事で、「これはもっと強くなれるな!」と感じましたね。

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーどうりで!先ほど練習試合を拝見したら、すごく真剣な表情で、皆さん“獲物を狙う目”をしていました!

 

佐久間さん:

ほんと、みんなスイッチ入っているというか、国際大会での優勝を目指して本気ですからね!
毎週やっているこの練習会にも、それぞれ高校での部活が終わった後に集合してくるんですけど、部活が遅くなって参加する時間が短くなってしまう時でも、必ず練習に来ますね。

 

百聞は一見に如かず~まずは、楽しさを体験して!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーそしてこの雪合戦、冬の雪上だけではなく、夏のビーチも舞台になるんですね!

 

佐久間さん:

ビーチ雪合戦をやっているのは、東北でもここだけだと思います
北海道ではビーチ雪合戦の大会があるんですけど、それで遠野のチームの知り合いと、「岩手でもやりたいよね!」という話になって、広さなど会場に最適な場所を探して、見つけたのが片岸漁港のビーチでした!
釜石ビーチ版として、夏開催に合わせてルールを少し変更し、さすがに雪はないので室内専用球(お手玉のような球)を使用します。

 

yukigassen03

 

ーー3回目の今年は8月25日、26日の2日間の日程ですね。

 

佐久間さん:

1日目は、『経験者のガチ合戦の部』で、これは2016年から毎年行っていて、岩手県内の他チームとの交流の場となっています
そして、今年初めての試みとして、2日目に釜石市・大槌町に在住・在勤の方限定で、『釜石・大槌 体験の部』を行います!
 
これは、唐丹すぽこんクラブが今年度取り組んでいる、“雪合戦普及活動”の一環として開催するんですが、百聞は一見に如かずというか、まずは体験してもらう事が雪合戦の楽しさを知ってもらうのに一番早いと思うので、「雪合戦ってこんな感じのスポーツです」という事を伝えられたらと思います。
 
体験の部は、事前申込がなくても大丈夫です!当日、フラっと遊びに来てください!

 
 

取材班がお邪魔したこの日も、初めて参加したという高校生男子の姿が。
どうでしたか?と感想を聞くと、「楽しいです!こんなに本気になれるとは思いませんでした!」と笑顔で答えてくれました。
 
過ぎゆく夏を惜しみながら、ビーチで雪合戦体験してみませんか?

 

KAMAISHIビーチ雪合戦2018

 

KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

 

2018年8月25日(土)~経験者のガチ合戦の部~
(こちらの部の事前申込は終了しています。ご了承下さい。)

 

2018年8月26日(日)~釜石 大槌 体験の部~
釜石市、大槌町に在住または在勤の方に限ります。
参加チーム10チーム募集!個人参加も大歓迎です!

会場

釜石市片岸漁港ビーチ(雨天時は中妻体育館で開催)

時間

10時受付開始、10時20分開会式(各日とも)

 

参加希望の方、その他お問い合わせは、佐久間さんまで。
メールアドレス toni.supocon@gmail.com

 

イベントの最新情報などはこちらもご覧ください。
釜石ビーチ雪合戦実行委員会Facebookページ
https://www.facebook.com/kamaishi.beach.snowbattle/

 

練習会は毎週水曜日の開催です。
会場:中妻体育館
時間:19時~21時

 

雪合戦サークルについてはこちらからどうぞ。
タイガーセブン&ウル虎セブン 釜石大槌雪合戦サークルFacebookページ
https://www.facebook.com/tiger7.kamaishi/

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

完成間近のスタジアム内にある花壇にドウダンツツジを植える釜石東中の1年生と釜石SW選手ら

鵜住居復興スタジアムに植樹、ラグビーW杯へ機運高め〜釜石東中生ら「緑のバトン」、横浜市老松中 東京都環境衛生協会も協力

完成間近のスタジアム内にある花壇にドウダンツツジを植える釜石東中の1年生と釜石SW選手ら

完成間近のスタジアム内にある花壇にドウダンツツジを植える釜石東中の1年生と釜石SW選手ら

 

 来年のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場として釜石市鵜住居町に整備中の釜石鵜住居復興スタジアムで18日、今月末の完成を前に大会に向けた機運を高めようと植樹会が開かれた。釜石東中(佐々木賢治校長、生徒117人)の1年生39人のほか、釜石シーウェイブス(SW)RFCの選手、地域住民ら約90人が参加。同スタジアム敷地内にあるサブグラウンド周辺の花壇に、ドウダンツツジ約140本を植えた。

 

 苗木は岩手県産で、群馬、東京、神奈川、静岡、愛知の5都県、8つの小・中学校、高校の児童生徒が釜石の復興を願って、学校で1年間育てた。この取り組みは、子どもたちが学校で育てた苗木を被災地に植樹する「緑のバトン運動」の一環。参加者は、思いが込められた苗を丁寧に植え付けた。

 

釜石の復興を願い、協力し合って作業に励んだ参加者

釜石の復興を願い、協力し合って作業に励んだ参加者

 

 90本の苗木を提供した横浜市立老松中(生徒413人)の谷博章校長が代表して来釜。創立70周年を記念し社会貢献できるものをと、生徒会を中心に取り組んだ。植樹を見守り、「これも何かの縁。元気よく育ってほしい」と願った。

 

 釜石東中の佐々木太一君は「育ててくれた人たちの思いを引き継いで立派な木にしたい。大きくなるのが楽しみ」と話した。

 

 植樹には東京都環境衛生協会の会員20人も協力。理容・美容、公衆浴場、ホテル・旅館などで構成する同協会は震災後に支援で釜石を訪れており、W杯釜石開催の決定後にはスタジアム周辺の植栽活動のため、募金活動で集めた1100万円を市に寄付している。森本善三理事長は「釜石がさらに発展するよう願う。未来に向け頑張りましょう」とエールを送った。

 

 同スタジアム周辺では9月末にも植樹を予定している。

 

(復興釜石新聞 2018年7月21日発行 第708号より)

 

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釜石市民体育館の完成イメージ図

新たなスポーツ拠点に〜釜石市民体育館、鵜住居で着工

釜石市民体育館の完成イメージ図

釜石市民体育館の完成イメージ図

 

 東日本大震災で被災し、釜石市が再整備を進める市民体育館の建設工事安全祈願祭が6月29日、鵜住居町の現地で行われた。鵜住居地区のまちなか再生に向けた中核施設の一つ。来年のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場として同地区に建設が進むスタジアムとともに、新たなスポーツ拠点となる。来年7月末の完成を目指し、使用開始はW杯終了後の12月ごろを見込む。

 

 桜木町にあった同体育館は震災の地震で天井を支える鉄骨部分が壊れるなど被害を受けたのに加え、旧耐震基準で建てられていたこともあり、2013年に解体され、鵜住居地区での再整備に向けた準備が進められていた。

 

 新しい体育館はJRから三陸鉄道に移管される鵜住居駅西側の敷地約6700平方メートルに建設される。鉄骨一部鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は約3510平方メートル。観客席は車いす用6席を含む776席を設ける。多機能トイレやエレベーター、赤ちゃん休憩室を備えるなどバリアフリーに配慮。タカヤ・山長建設特定共同企業体が施工する。

 

 事業費は約21億円。災害復旧費補助金や震災特別交付税でほぼ賄う。

 

建設予定地の全景

建設予定地の全景

 

 安全祈願祭には関係者約40人が出席。神事を行った後、野田武則市長が「鵜住居駅周辺は大きく様変わりする。スポーツの拠点として、市民の期待に応えられる場所にしたい」とあいさつした。

 

 同駅周辺には震災犠牲者の慰霊・追悼の場となる「祈りのパーク」や津波伝承施設などが整備中。商業施設の建設も計画されており、中心市街地の再生が進められている。

 

(復興釜石新聞 2018年7月4日発行 第703号より)

 

復興釜石新聞

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平原さんが釜石東中生と声を合わせた

平原綾香さんと歌声重ねる、復興スタジアム 8月19日に共演へ〜釜石東中をサプライズ訪問

平原さんが釜石東中生と声を合わせた

平原さんが釜石東中生と声を合わせた

 

 代表曲「ジュピター」などで知られる歌手の平原綾香さん(34)が27日、釜石東中(佐々木賢治校長、生徒117人)を訪れ、生徒らと交流。同校で歌い継いでいる合唱曲「いつかこの海をこえて」などで歌声を重ねた。平原さんは、来年のラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催の会場となる「釜石鵜住居復興スタジアム」で8月19日に行われるオープニングイベントに応援ゲストとして出演。「ジュピター」を披露するのに加え、同校生徒たちと一緒に「いつか~」を合唱することが決まった。

 

 震災後、コンサートなどで復興支援を続けてきた平原さん。日本代表戦で国歌斉唱を務めるなどラグビーとの縁もあり、8月の同スタジアムオープニングイベントへの出演が決まっている。そんな中、W杯釜石開催のPR映像の中で流れる「いつか~」を耳にし、歌に込められた思いやの曲づくりの背景を知り、「一緒に歌いたい」と希望。「復興に向けて歩む姿や音楽のすばらしさを届けるステージを一緒に作ろう」と思いを伝えるため、来釜した。

 

 期末テスト期間中だったが、体育館に全校生徒が集合。3年生(47人)が練習を重ねてきた「ジュピター」を歌い始めると、平原さんがサプライズで登場した。平原さんが生「ジュピター」を披露すると、生徒らは表現力や声量、歌唱力に感激。少し緊張気味に「いつか~」で声を合わせた。

 

 生徒たちの歌声を聴いた平原さんは「まっすぐ素直なきれいな歌声。天使に見えた」と評価。互いに練習を重ねることを約束し、「みんなの十八番(おはこ)、自信を持って。本番、お願いします」と呼び掛けた。

 

 小笠原羽美佳(うみか)さん(3年)は「(平原さんは)空気が振動するような、響き渡る歌声だった。本番は合唱の完成度を高めて歌いたい」と気合十分。高清水享妥(きょうた)君(同)は「いつか~」を校歌と同じくらい大切にしているといい、「震災があった時に先輩が思いを伝えようと作った曲。思いを受け継いで歌わなければ。平原さんとしっかり合わせられるよう練習したい。8・19が楽しみ」と声を弾ませた。

 

 「いつか~」は、震災を経験した同校生徒が考えた復興への思いをもとに作られた曲。歌詞の歌い出しをつなげると「鵜住居で生きる、夢抱いて生きる」とのメッセージが浮かび上がる。

 

 平原さんは2番の歌詞にある「いつの日もそばにいる/たとえ離れていても」が心に強く響いているという。「生きている人が天に向かい亡くなった人を思う、天国からは亡くなった人が見守っているよと呼び掛けているように感じ、胸が熱くなる」。震災被災地で活動を続ける中で出会った人たちの思いに寄り添えるようなこの歌詞に、「思いをのせたい」と本番へ気持ちを高める。

 

 津波で破壊された同校旧校舎の跡地に建設されるスタジアムについて「地域の希望の光で夢の集まる場所だが、夢をかなえる場所であってほしい。震災を忘れない場所にもなると思う。いろんな思いが世界中に届くようお手伝いしたい」と話した。

 

 同スタジアムのイベントには平原さんのほか、ダンス・ボーカルグループEXILE(エグザイル)のUSAさん、TETSUYAさんも応援ゲストとして出演することになっており、同校生徒と一緒にダンスを披露する。

 

(復興釜石新聞 2018年6月30日発行 第702号より)

関連情報 by 縁とらんす

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

第100回全国高等学校野球選手権記念岩手大会 釜石商工高校・釜石高校キャプテンインタビュー

第100回全国高等学校野球選手権記念岩手大会 釜石商工高校・釜石高校キャプテンインタビュー

第100回全国高等学校野球選手権記念岩手大会 釜石商工高校・釜石高校キャプテンインタビュー

 

高校球児の誰もが目指す『全国高等学校野球選手権』、通称“夏の甲子園”は、今年で第100回の節目を迎える。岩手県大会キャッチフレーズは『100回目の夢 夏風に乗って』(釜石高校1年 川向 文也くん)。7月6日~19日まで、憧れの舞台への出場切符を掛けて熱戦が繰り広げられる。

 

縁とらんすでは、釜石市の二校、釜石高校と釜石商工高校の硬式野球部を代表し、両校のキャプテンにこの夏のかける意気込みを伺って来ました。(インタビューは6月中旬に実施)

 

岩手県立釜石商工高等学校

 

岩手県立釜石商工高等学校 青木優馬

 

岩手県立釜石商工高等学校 硬式野球部(部員数32名)
青木優馬(あおき ゆうま)キャプテン / 電子機械科 3年
●ポジション:ファースト
●野球を始めたきっかけ:小学3年の時、父の影響で。

 

ーー今年のチームについて

 

青木君

明るくてポジティブなチームで、試合では“最後まであきらない気持ち”を大切にしています。
実際にこのチームになってから、負けている試合でも最終回で逆転して勝つ事が出来るようになりました。

 

また、「正しい判断、正しい選択が出来る大人になる」という目的を掲げ、野球だけではなく、普段から規律正しく生活する事を心掛け、一人ひとりがチェックリストを作って取り組んでいます。目に見える事で自分が積み重ねて来た事を実感出来る様になり、それが自信につながっています。

 

練習での取り組みとして、雨の日でもグラウンドを走ったり、守備練習をしたりして、実際に雨の日の試合を想定して普段から練習をしています。雨でボールが滑ったり、足元がぬかるんでいるとプレーにも影響がでたりするので、どちらかというと“雨”をネガティブに捉えるチームも多いと思うのですが、自分たちのチームはこういう練習をしている事で雨の試合も「よっしゃー!商工ペースだ!!」とポジティブに捉えて戦う事が出来ます。

 

釜石商工青木キャプテン

 

ーーキャプテンとしていつも心がけている事は?

 

青木君

「声を出す」という事を様々な場面で意識しています。
明るくて元気があるのがこのチームの長所ですが、時々それが行き過ぎてしまう事があるので、そういう時には集中出来る様に、逆に声があまり出ていない時には、率先して大きな声を出しチームを盛り上げて行くようにしています。

 

釜石商工青木キャプテン

 

ーー岩手県大会での目標、抱負を教えて下さい。

 

青木君

目標は甲子園初出場です!出場する事になったら、いつも応援してくれている皆さんや釜石市民の方々も喜んで下さると思うので、自分たちの頑張りで“釜石を活気付ける”事が出来るように頑張ります!また、個人的には、いつも応援してくれる家族の為に、まずヒットを1本打って、恩返したいと思います。

 

釜石商工高校の初戦の相手は、花北青雲高校です。試合は7月7日 14時から 金ヶ崎森山総合公園野球場で行われます。

 

岩手県立釜石商工高等学校公式サイト
http://www2.iwate-ed.jp/kat-h/

 

岩手県立釜石高等学校

 

岩手県立釜石高等学校 山内キャプテン

 

岩手県立釜石高等学校 硬式野球部(部員数33名)
山内 颯太(やまうち そうた)キャプテン / 普通科 3年
●ポジション:キャッチャー
●野球を始めたきっかけ:小学2年生の秋、憧れの6年生の先輩からユニフォームのおさがりをもらって。

 

ーー今年のチームについて

 

山内君

お互いやチームについて良く理解しあい、考えや想いを共有しているチームです。
テーマとして「目標:日本一」「使命:地元への恩返し」を掲げていて、もう一つ「選択」というテーマがあるのですが、選手が中心となってチームを運営し、先生や監督から助言やサポートをして頂くという方針を取っていて、キャプテン・副キャプテンの他、ポジションや攻撃・守備など各部門のリーダーそれぞれが責任を持ち、練習メニューなどを考えています。

 

自分たちで決めているので、やりたい事だけをやっていても強くはなれないですし、毎日の練習を「試合」と呼んで、今日の「試合」を勝つために何が必要なのかを考えてやっています。

 

“やりたい事”だけではなく“やるべき事や必要な事”を選ぶのはなかなか大変で、上手くいかない事もあるけど、自分で考え実践する事は、野球だけではなく、将来自分達が社会に出た時にも役立つと考え取り組んでいます。

 

岩手県立釜石高等学校 山内キャプテン

 

ーーキャプテンとしていつも心がけている事は?

 

山内君

皆を支えたいというよりは、支えられていると思います。このチームは皆で運営しているチームなので、自分は“皆の意見をまとめる”“先生のアドバイスを伝える”くらいの仕事しかしていません。

 

それが「キャプテンとしてどうなのか」と考えた事もあったんですけど、今はこれが“釜石高校らしさ”で、こういうチームがあってもいいんじゃないかと思っています。

 

ただ、練習試合などで出た課題を次に活かすことを自分では特に意識していて、日々のメニュー作りになどに考えを反映させている事が、チームに貢献するという部分に繋がっているのではないかと思います。

 

岩手県立釜石高等学校 山内キャプテン

 

ーー岩手県大会での目標、抱負を教えて下さい。

 

山内君

個人としては、いつも応援してくれている家族に恩返ししたいという思いを原動力に、日々頑張っています。

 

自分たちの使命、目標を達成する為にはこの夏が最後の舞台になります。自分たちの「選択」の集大成として、選手一人ひとりとチームの個性を存分に発揮し、甲子園に行きたいと思います!

 

釜石高校の初戦の相手は水沢商業です。試合は7月7日9時から金ヶ崎町森山総合公園野球場で行われます。

 

岩手県立釜石高等学校公式サイト
http://www2.iwate-ed.jp/kas-h/

 
 

その他、大会の詳細については、岩手県高等学校野球連盟の公式HPをご覧ください。
http://www.iwate-koyaren.com/
第100回全国高等学校野球選手権記念岩手大会トーナメント表PDF
http://www.iwate-koyaren.com/h30keiji/100natu/100yagura.pdf

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かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

「絆のOB戦」を6年ぶりに再現することになった釜石と神戸のメンバー=2012年9月、東京・秩父宮ラグビー場で

新日鉄釜石・神戸製鋼、8月19日「絆のOB戦」〜鵜住居スタジアムのオープン飾る

「絆のOB戦」を6年ぶりに再現することになった釜石と神戸のメンバー=2012年9月、東京・秩父宮ラグビー場で

「絆のOB戦」を6年ぶりに再現することになった釜石と神戸のメンバー=2012年9月、東京・秩父宮ラグビー場で

 

 8月19日に行われる釜石市の鵜住居復興スタジアムのオープニングイベントの一環として、ともにラグビー日本選手権7連覇の偉業を達成した新日鉄釜石と神戸製鋼の「絆のOB戦」が行われることになった。釜石は松尾雄治さん、神戸は林敏之さんら往年の名選手が名勝負を再現。1年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)へ機運を盛り上げる。

 

 両チームOBは2012年9月に東京・秩父宮ラグビー場で東日本大震災のチャリティーマッチを行っている。新スタジアムオープニングイベント開催実行委員会(実行委員長=野田武則釜石市長)によると、今回は来年にラグビー部設立60周年を迎える新日鉄釜石が神戸製鋼に協力を呼び掛けた。

 

 6年ぶりの“ドリームマッチ”には、釜石OBが松尾さんのほか森重隆さん、石山次郎さん、和田透さん、谷藤尚之さん、千田美智仁さん、坂下功さんら、神戸OBは林さんのほか大八木淳史さん、大西一平さん、萩本光威さん、堀越正巳さん、薮木宏之さん、元木由記雄さんらが出場を予定する。

 

 試合当日は午前にスタジアム竣(しゅん)工式などを行い、正午にOB戦をキックオフ。V7メンバーによる10分1セットと、ほかのOB選手も加えた15分2セットを行う。

 

 このあと歌手の平原綾香さんらが出演するオープニングセレモニーを経て、午後2時から釜石シーウェイブス(SW)がトップリーグのヤマハと対戦する。

 

 チケットは10日からラグビーW杯チケットID登録者の先行抽選受け付けが行われ、24日から一般販売する。メインスタンド最前列の「絆シート」は前売り大人4千円、小中学生2千円(税込み、当日券500円増)、自由席は前売り大人2500円、小中学生千円(同)など。

(写真説明)

 

(復興釜石新聞 2018年6月16日発行 第698号より)

 

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「釜石鵜住居復興スタジアム」公式サイトオープン

「釜石鵜住居復興スタジアム」公式サイトオープン

「釜石鵜住居復興スタジアム」の公式サイトが、本日6月20日に公開となりました。
 

釜石鵜住居復興スタジアム | Kamaishi Unosumai Memorial Stadium

釜石鵜住居復興スタジアム | Kamaishi Unosumai Memorial Stadium

釜石鵜住居復興スタジアムの公式ページです。Official Page of Kamaishi Unosumai Memorial Stadium.
https://kamaishi-stadium.jp/


 

2018年8月19日(日)に開催されるオープニングイベントの詳細など、今後どんどん情報を追加・更新して参りますので、皆様ぜひチェックをお願いします。

 

※Facebookページでも情報発信をしていますのでこちらもよろしくお願いします。

釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
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やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

ミドル級王者 世界の村田選手、約束の再訪〜鵜住居小児童と交流、ベルト披露 挑戦する大切さを伝える

やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

 

 初防衛を果たしたばかりの世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者で2012年ロンドン五輪金メダルの村田諒太選手(32)=帝拳=が23日、鵜住居小(中軽米利夫校長、児童138人)を訪れ、運動会の練習をしていた児童と交流。光り輝くチャンピオンベルトを披露し、子どもたちに諦めずに挑戦する大切さを伝えた。

 

 村田選手は奈良市出身。中学生でボクシングに出会い、高校、大学と国内トップの座を占めた。東洋大在学中の04年に全日本選手権で初優勝。08年に同大に就職し、選手活動を継続。全日本選手権で09年から3連覇を達成。円熟ぶりはロンドン五輪の金メダルで証明された。

 

 13年にプロに転向し、17年10月に世界王座を獲得。五輪金メダルとプロの世界王座獲得という、国内史上初の快挙を果たした。今年4月、初防衛に成功。日本選手が同級の世界王座防御を果たすのも初めてだという。

 

 村田選手が釜石を訪れるのは今回で3回目となる。1回目は後援会岩手会員の菊池紫登美さん(58)=橋野町=の手紙がきっかけで、12年12月に仮設校舎だった同校を訪問。金メダルを披露し、被災地を元気づけた。2回目は14年6月で、「また来るね」と約束したことを守るため来釜。栗林小で市内の小中学生らと交流した。

 

村田選手(右)のチャンピオンベルトを手に笑顔を見せる児童

村田選手(右)のチャンピオンベルトを手に笑顔を見せる児童

 

 「世界チャンピオンになってまたベルトを見せに来るから」。ミドル級王者となり、ベルトを守った村田選手。子どもたちとの約束を果たすため、再び釜石にやって来た。

 

 この日、全校児童が校庭で運動会の総練習をしているところに村田選手が登場。「子どものころを思い出し、元気になる」と、児童らに交じって玉入れなどを楽しんだ。

 

 昼食後は教室で児童と交流した。ベルトやメダルを手にした児童はその重みや輝きを体感。写真を撮ったり握手したり、爽やかな笑顔が光る世界チャンピオンとの触れ合いに、金野琥珀君(2年)は「かっこいい。僕も大人になったヒーローになる」と目を輝かせた。

 

 児童から「どうしたら強くなれるの?」と聞かれた村田選手は「教えてくれる人(先生)の言うことをよく聞くことが大切」と強調。毎日の練習も大事で、「強くなりたかったら練習しないといけない。みんなが勉強するのと一緒。やれることを一生懸命やれば強くなるし、道も開ける」と力を込めた。

 

 夢をかなえる方法について、スポーツ界で活躍している人たちに共通するのは「負けず嫌い」と指摘した。「苦しい時も諦めなかったから今の自分がいる。しんどい中にも何か楽しみがあり、楽しくなると好きになる。それがチャンス。チャレンジしたら最後まで諦めない気持ちを持って」と助言。人との競争は重要でなく、「大事なのは自分の成長。懸命に取り組めることを見つけ、自分として成長できるよう頑張ってほしい」とエールを送った。

 

 川﨑拓真君(5年)は「テレビで見ている人が来てくれてうれしい」と感激。走ることなどが苦手だというが、「悔しくても諦めず頑張りたい。いろんなことを勉強して知って、自分だけの夢を選んでいけたら」とパワーをもらった様子だった。

 

 菊池さんによると、今回の訪問を前に村田選手から復興の進み具合についての問い合わせがあった。被災地に寄せる思い、子どもたちとのつながりを大切にする気持ちを感じ、「(村田選手は)優しさにあふれている。熱い信念を持った人だからこそチャンピオンなんだと実感。来てもらって、まちも楽しくなる」と感謝した。

 

 村田選手は今秋に2回目の防衛戦を予定している。「勝って」。今度は児童らが鵜住居からパワーを送ることを約束した。

 

(復興釜石新聞 2018年5月23日発行 第691号より)

 

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