ヤマハ発動機ジュビロ、釜石支援の友情マッチ〜釜石シーウェイブスと親善試合

復興釜石新聞2019/09/27

市球技場のスタンドで揺れる釜石SW応援団の大漁旗

市球技場のスタンドで揺れる釜石SW応援団の大漁旗

 

 「黄金の国、いわて。」が提供する、ラグビートップチャレンジ(TC)リーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグ(TL)のヤマハ発動機との親善試合が15日、釜石市甲子町の市球技場で行われた。ヤマハは震災直後に釜石まで駆け付け、釜石SWの応援試合で被災地にエール。昨年8月には釜石鵜住居復興スタジアムのオープン記念試合で釜石SWと対戦するなど支援を継続している。ラグビーワールドカップ(W杯)開幕を目前に、今年も実現した友情マッチ。釜石SWの小野航大主将は「ヤマハさんの熱い思いを受け止めた。この絆をシーズン本番の結果につなげたい」と感謝した。

 

 釜石は17―61(前半7―33)とヤマハに大量点差で敗れた。試合開始早々、SH二宮昂生のトライで先制したものの、その後はスクラムで劣勢に立たされ、ずるずると失点を重ねた。

 

 勢いを取り戻したのは、若手選手を次々に投入した後半の半ば過ぎから。33分にCTB畠中豪士、36分にはロック山田龍之介がトライを返し意地を見せたが、追撃も及ばなかった。

 

 格上のヤマハに大敗はしたものの、釜石SWは出場した選手32人が全員ピッチに立つなど収穫も大きかった。小野主将は「シーズン本番に向けてゲーム機会が少ないだけに、全員がチャンスをもらってアピールすることができた」と喜ぶ。「やはりディフェンスのエラーが大きな課題。11月の開幕へ向け、じっくり時間をかけて修正したい」と前を向いた。

 

ヤマハに大敗したものの、大きな収穫もあった釜石SW

ヤマハに大敗したものの、大きな収穫もあった釜石SW

 

 桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(GM)も「今回もヤマハさんの方から声を掛けていただいた。変わらぬ支援の気持ちが本当にありがたい」と感謝した。「普段はあまり試合に出られないメンバーが経験を積むことができた。敗れはしたが、いいプレーもたくさんあった。けがで欠場したバックスの外国人選手の復帰を促すなど、さらなる底上げを」と期待する。

 

 W杯開幕を目前に、市球技場のスタンドは多くのラグビーファンで埋まった。SWの小野主将は「震災後、準備を重ねてきた集大成となる」と大会の成功を願う。

 

 ブランド戦略コンサルタントなどとして精力的に活動し、8月に釜石SWのクリエイティブディレクターに就任したばかりの村尾隆介さんは「この市球技場も釜石のレガシー(遺産)に。そのお手伝いを」と意気込む。

 

(復興釜石新聞 2019年9月21日発行 第826号より)

 

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