英雄リッチー・マコウさん、釜石再訪〜トークイベントで市民と交流、ワールドカップ開催の成功願う

復興釜石新聞2019/07/29

多くのファンに囲まれ、W杯の成功を願うリッチー・マコウさん(前列中央)

多くのファンに囲まれ、W杯の成功を願うリッチー・マコウさん(前列中央)

 

 「ラグビー史上最高の選手」と言われるニュージーランド(NZ)代表の元主将リッチー・マコウさん(38)が20日、2年ぶりに釜石市を再訪。情報交流センター釜石PITで開かれたトークイベントに臨み、間近に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)に向けて最後の準備に取り組む市民らに「大会の成功を願う」とエールを送った。

 

 マコウさんは2011、15年のW杯でNZ代表を大会史上初の連覇に導いた。ワールドラグビーの年間最優秀選手賞に3度輝いた名選手で、15年に現役引退した。17年5月に釜石を訪れ、今回は自ら希望して再訪した。

 

 この日は、完成した釜石鵜住居復興スタジアムを視察したあと、同スタジアムで釜石シーウェイブス(SW)ジュニアの子どもたちを指導。釜石PITでのトークイベントにはファンら約80人が詰めかけた。 

 

 司会を務めた釜石出身のフリーアナウンサー、民謡歌手としても活動する佐野よりこさんが「釜石浜唄」を披露。本番が迫った釜石よいさの踊りを「よいさ小町」の面々が披露するなど、英雄の再訪をにぎやかに迎えた。

 

 マコウさんは「素晴らしいスタジアムが完成した。本番は大勢のファンでスタンドが埋まり、とてもにぎやかなイベントになるのでは」とあいさつ。被災地で戦うラグビープレーヤーの気持ちを「集中しようとしても、震災で亡くなった多くの人に思いをはせながらプレーすることになるのではないか」と代弁した。

 

 会場の質問に答える形で、ラグビーをやって一番うれしかったことは「チームが一丸となってトライできた時だ」とし、「チームの仲間が体の大きさや力を補い合ってプレーできるのが、他のスポーツにはないラグビーの魅力」と強調した。

 

 釜石応援ふるさと大使で、マコウさんに同行した在日オーストラリア・ニュージーランド商工会議所名誉会頭のメラニー・ブロックさん(55)は「リッチーはとても謙虚な人柄。彼の素晴らしさが伝わったと思う」とし、W杯釜石開催の成功を願った。

 

(復興釜石新聞 2019年7月24日発行 第810号より)

 

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