絆の日×RWC釜石開催1周年記念 セレモニー

絆の日×RWC釜石開催1周年記念セレモニー

絆の日×RWC釜石開催1周年記念 セレモニー

 

絆の日×RWC釜石開催1周年記念セレモニーチラシ(PDF/260KB)

日時

2020年9月25日(金) 17時〜19時45分

場所

釜石市民ホールTETTO ホールA

入場料

無料
ご来場者先着200名に釜石ラグビーパイをプレゼント!

プログラム

16:45 開場
17:00 開会
・フィジーvsウルグアイ戦振り返り
・小中学生による感想文発表
・高校生によるボランティア活動報告
18:15 トークセッション
・①元日本代表オンライントーク
NTTコム 山田章仁選手&釜石SW 桜庭吉彦GM
・②「ラグビーのまち」釡石トーク
かまいし絆会議&釡石ラグビー応援団
・甲子中学校生徒によるハカ
19:45 終了予定
[司会 佐野より子]

主催

釜石ラグビー応援団
協力:釜石市、かまいし絆会議、スマイルとうほくプロジェクト

感染症対策

・このイベントは入場定員を400名とさせて頂きます。
・ご来場の際は必ずマスクの着用をお願いします。
・入場時に受付にて手指の消毒、検温、名簿記入をお願いします。(体温が37.5℃以上の方はご入場できません)

問い合わせ

釜石まちづくり(株) 下村
Tel 0193-22-3607

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

復興「ありがとう」ホストタウン、東京五輪を機に友好促進〜釜石と豪州中学生交流、メッセージ動画やりとり

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

オーストラリアへのメッセージ動画を撮影する釜石市内の中学生ら

 

 東京五輪・パラリンピックを機に国際交流を進めようと、釜石市と「復興『ありがとう』ホストタウン」相手国のオーストラリアの中学生がメッセージ動画をやりとりする取り組みを始めた。3日に市内の中学生が活動を開始し、同国から届いたビデオメッセージへの返信動画を撮影した。今後、2週に1回ペースで動画を送り合って交流。互いの国に理解を深めながら心を通わせる。

 

 この取り組みは、オーストラリアオリンピック委員会が企画する。来年の大会に合わせて本格実施される教育交流プログラム「ともだち2020」の試行版。8月にスタートし、日本の7自治体で展開されていて、両国から各約20校が参加する。

 

 釜石は同ホストタウン事業の一環として参画する。市内5中学校から2、3年生8人が参加。東海市と合同で実施する海外体験学習事業の参加者で、3月に豪州に派遣予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で中止になっていた。

 

 相手校は南オーストラリア州にあるパラヒルズ高校。中学3年生に相当する8人が参加する。

 

 この日は大町の青葉ビルに6人が集まった。パラヒルズ高で日本語を学ぶ生徒が送った自己紹介動画を視聴。家族構成や好きな食べ物、「日本語の勉強、楽しい。けど、難しい」「宿題、大嫌い」といったメッセージから同年代の生活の様子を感じ取った。

 

 その後、釜石から届ける動画を撮影。英語と日本語の2カ国語で自己紹介した。甲子中2年の佐々凱音(かいと)君は「友達をたくさん作りたい。話しかけてくれるとうれしい」とアピール。ラグビーやスポーツの話を楽しみ、英語力も上げたいと、わくわく感をにじませた。

 

 釜石中2年の佐々有寿(ありす)さんは「現地で直接交流したかったが、つながる機会をもらった。オーストラリアの文化を知りたいし、釜石のことも伝えたい」と、次に届く動画を楽しみにしている。

 

 釜石の8人は10月末まで活動。豪州から届く動画を見て興味を持ったこと、共通点や相違点を探りながら動画を撮って送る。

 

 釜石市は2017年11月に同ホストタウン相手国として豪州を登録し、青少年交流などを推進してきた。市国際交流課の中村達也課長は「交流の形は変わったが楽しく活動し、結び付きを強めてほしい。宝物を得る機会になれば」と見守る。

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

日鉄釜石、富士大に競り負け 20年ぶりの“全国切符”逸す〜天皇杯サッカー県予選決勝

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

シュートを放つ日本製鉄釜石のMF浅沼海斗。学生チームの富士大に惜しくも競り負けた

 

 サッカーの第70回県選手権兼第100回天皇杯全日本選手権県予選(県サッカー協会主催)決勝は2日、紫波町の県フットボールセンターで行われ、日本製鉄釜石は富士大に0―1(前半0―0)で惜しくも競り負け、20年ぶりの天皇杯出場はならなかった。あと一歩のところまで来て逸した“全国切符”。日鉄釜石の石黒忠利監督は「社会人サッカーを盛り上げるためにも勝ちたかった」としながらも、「選手はここまでよく頑張った。この勢いを今後のリーグ戦につなげたい」と前を向いた。

 

 日鉄釜石は風上に立った前半、サイドを有効に使って攻め込むプランで臨んだ。MF太田代飛鳥主将を中心に左サイドから攻撃を重ねたが、2本のシュートは実らず、無得点のまま折り返した。

 

 後半は富士大が豊富な運動量を発揮し、攻勢に出る。19分、左CKからのこぼれ球をFW阿部が決めて先制した。その後も粘り強くゴールを守り抜き、反撃の芽を摘んだ。

 

 日鉄釜石は前線でキープしきれず、攻めあぐねた。「あわてず、我慢して」というコーチ陣の指示も、球際で粘れず守勢に回り、ノーゴールに終わった。

 

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

奮闘実らず、悔しさをにじませる太田代飛鳥主将

 

 大会方式の変更に伴い、例年は決勝から登場するいわてグルージャ盛岡は「Jクラブは出場できない」という条件のため出場できなくなり、4月に行う予定だった準決勝を決勝として実施。しかし、8月30日に組まれた決勝も雷雨のため、この日に順延された。

 

 日鉄釜石は日程変更の影響で、攻撃の軸となっているFW本間達耶、泉沢秀の主力2人を仕事で欠いた。太田代主将は「それでも戦えるチームをつくってきたが、思ったより相手のプレッシャーがきつかった」と悔しさをにじませた。

 

 石黒監督は「残念な結果とはなったが、崩された形の失点ではなかった」と社会人チームとしての意地をのぞかせた。

復興釜石新聞

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

 

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

広報かまいし2020年9月15日号(No.1744)

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【表紙】
【P2-3】
・いわて・かまいしラグビーメモリアルイベント
【P4-5】
・国勢調査実施のお知らせ
・国民健康保険被保険者証更新のお知らせ ほか
【P6-7】
・洪水・土砂災害避難案内
・飼い犬の登録と狂犬病予防注射
【P8-9】
・こどもはぐくみ通信
・市民の広場
【P10-11】
・岩手大学 釜石キャンパスだより
【P12-15】
・生涯学習情報誌 まなびぃ釜石
・まちのお知らせ
【P16-17】
・まちの話題
【P18-19】
・保健案内板
【P20】
・釜石の歴史 よもやま話

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020082600019/
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

コロナ下 友情温める交流試合、釜石シーウェイブス、ヤマハの胸借りる〜久しぶりの「ラグビー」満喫

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

元日本代表、ヤマハの五郎丸歩に釜石SWの選手が食らいつく

 

 ラグビー・トップチャレンジリーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機による交流試合は5日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。新型コロナウイルスの影響で、今季の対外試合は両チームとも初めて。ヤマハが前半3トライ、後半にも6トライを重ね、61―5で圧勝した。小雨模様の中、マスク姿で駆け付けた900人余りの観客は、コロナ対策のため禁止されたコールや応援歌の代わりに拍手で選手にエール。久しぶりのゲームの雰囲気を満喫した。

 

 釜石SWはプロップ杣沢誠、束田涼太、フランカーのサム・ヘンウッド、WTB吹越大清の新加入4選手が先発した。しかし、1週間前からコンタクトプレーの練習を始めたばかりという調整不足もあり、前半から大差をつけられる。後半2分にCTBヘルダス・ファンデンボルトが1トライを返すのがやっとだった。

 

 2011年の東日本大震災以降、両チームは毎年のように練習試合を重ね、交流を深めている。

 

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

交流戦で友情を確かめ合った釜石SW(右側)とヤマハ発動機

 

 昨年9月のラグビーW杯「フィジー対ウルグアイ」で約1万4千人が送った大歓声とは対照的に、この日のスタジアムには、選手の声と体がぶつかる音だけが響いた。スクラムの際には拍手が送られ、SWが後半2分にトライを返すと、大漁旗を振って喜ぶ観客の姿もあった。後半からは元日本代表の人気選手、ヤマハの五郎丸歩が登場し、スタンドのラグビーファンを沸かせた。

 

 ヤマハに圧勝を許した釜石SWの小野航大主将は「クオリティーの低いゲームにしてしまった」と反省しながらも、「コロナ禍の中にあって観客も入り、臨場感のある試合ができた。会場の雰囲気が後押ししてくれた」と感謝した。

 

 ヤマハの桑野詠真主将は「歓声はなかったが、拍手は大きく聞こえた。新鮮な感じだった」と喜ぶ。五郎丸選手は「トップリーグを含め、この試合が今季のキックオフになる」。堀川隆延監督は「震災後、前に進む釜石の姿に接することでわれわれも力をもらえる」と交流戦の持つ意味を強調した。

 

 ラグビーシーズンの日程はコロナの影響で例年より大幅に遅れ、トップリーグ、トップチャレンジリーグともに開幕が来年1月にずれ込む。釜石SWのスコット・ピアースヘッドコーチは「きょうはシンプルなミスも目立ったが、ここから少しずつレベルアップを」、桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「来年1月の開幕へ向け、いい準備をしていきたい」と気を引き締めた。

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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震災当時の避難行動を学ぶ担当者=恋の峠付近

新プログラム実施へ釜石視察〜日本能率協会マネジメントセンター、「復興まちづくり」を体験

震災当時の避難行動を学ぶ担当者=恋の峠付近

震災当時の避難行動を学ぶ担当者=恋の峠付近

 

 企業向けの教育研修プログラムを提供する日本能率協会マネジメントセンター(JMAM、東京都)は、ワーケーションの要素を組み込んだ新プログラムを釜石市で実施するにあたり、事業担当者3人による現地視察を8月27日から29日まで行った。計画する2プログラムのうち、震災の教訓から学ぶ「復興まちづくり」をテーマとした研修を体験。首都圏を中心とした企業へのアピールポイントを検証した。

 

ワーケーションの要素組み込み

 

 JMAMは今年5月、ワーケーション事業の実施に向けた包括連携協定を釜石市と締結。同市の「災害」と「製鉄」、2つの歴史に着目し、企業や組織に必要な学びを得る新たなプログラムを開発、実施する計画を進めている。

 

 今回、視察の対象となった「復興まちづくり」のプログラムは来年、3泊4日で実施予定。困難を乗り越える力を育むことを狙いに▽震災当日の避難行動から学ぶマネジメント研修▽災害復旧工事の現場見学▽地域資源を活用した震災後の取り組み事例学習―などを主なメニューとし、まちに変革を与える人たちとの交流の場も設ける。新型コロナウイルス対策で普及が進むテレワークと組み合わせ、「地域に学ぶ」独自のワーケーションプログラムを目指す。

 

 27日は、受け入れを担うかまいしDMCが「釜石の出来事」から学ぶ組織マネジメント研修を公開。震災当日の釜石東中生の避難行動から、強い組織力を生むための要素を読み取り、自分たちの組織に必要なことを考えてもらう4時間の研修の一部を事業担当者らが体験した。

 

 最初の疑似体験ワークでは、震災発生時の東中の状況を机上で再現。限られた時間で正しい判断を下さなければ全員の命に関わるという緊迫した状況の中、職員室に寄せられる多くの情報を基に、どのような避難指示を出すべきか、学校責任者の立場になって考えた。

 

 続いて震災時、東中2年だったDMC社員川崎杏樹さん(24)=いのちをつなぐ未来館勤務=の案内で、実際の避難ルートをたどった。学校があった現在の釜石鵜住居復興スタジアムから恋の峠まで、当時の避難行動を追体験。経験者の川崎さんの話を聞きながら、小中学生ら560人あまりが命をつないだ現場に想像をかき立てた。

 

 JMAMの川村泰朗・新事業開発部長は「五感で感じる迫力、コンテンツの深さを実感。手応え十分」と、釜石のプログラムを高評価。「人材育成は企業の重要な業績。その創出貢献活動を地域でやるのが、私たちなりのワーケーション」とした上で、「釜石はU・Iターン者を含め、イノベーションマインドを持った人たちが多い。自分の成長のため、ビジネスのためと、何度も足を運びたくなるような流れができれば」と期待した。

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新市庁舎建設へ200万円寄付〜釜石市 来年着工、22年度完成目指す

新市庁舎建設へ200万円寄付〜釜石市 来年着工、22年度完成目指す

釜石市の新庁舎外観イメージ図

釜石市の新庁舎外観イメージ図

 

 釜石市は、新市庁舎を天神町の旧釜石小跡地に建設する計画を進めている。現在は実施設計に取り組み、年度内に完成する見込み。2021年度に着工、22年度末の完成を目指す。この動きに役立ててもらおうと、甲子町の佐々木貞雄さん(94)が8月20日、市に200万円を寄付した。市は庁舎建設基金に積み立てて活用する。

 

 庁舎建設基金は1990年に設置。これまでに市予算から約19億6千万円が積み立てられている。市によると、新庁舎建設への個人の寄付は今回が初めてと見られる。

 

 佐々木さんは、55歳の定年退職まで釜石鉱山で40年働いた。その後も、75歳ころまで土木、大工、測量関係の仕事に携わった。「健康で長く働くことができた。生きているうちに何かまちのために役立てることを」と思い立ち、こつこつとためてきたものを寄付金に充てた。

 

 寄付金を受け取った野田武則市長は「これを機に寄付が増えてくれるとありがたい」などと応じたという。

 

庁舎建設に役立ててもらおうと、野田市長に寄付金を託す佐々木さん(右)

庁舎建設に役立ててもらおうと、野田市長に寄付金を託す佐々木さん(右)

 

 1950年代から建設・増築を繰り返してきた現庁舎(只越町など)は、一部が東日本大震災の津波に浸水。耐震性に欠け老朽化が進んでいたほか、手狭にもなっていた。

 

 2016年に市民を中心とした新市庁舎建設検討委員会を設置。17年8月、7カ所に分散する機能を集約した一体型庁舎で、震災の教訓を生かした防災拠点、市民に開かれた利便性などの機能を持たせることを提言していた。

 

 新庁舎の基本計画、基本設計業務委託者は18年10月に決定。この時点で、着工は20年度、完成は21年度を見込んでいた。基本計画は19年3月に策定。示された整備の方向性を踏まえ基本設計に着手し、同7月に完了した。

 

 基本設計によると、現庁舎北側の現在、仮設住宅が建つ敷地約1万1800平方㍍に、延べ床面積7850平方メートルの庁舎を建設。仮設住宅の退去・解体は本年度末となっており、市庁舎建設は被災者に配慮し進めるため、着工が当初の見込みより1年遅れる形となった。

 

 概算事業費は約59億円。財源には庁舎建設基金、地方債の公共施設等適正管理推進事業費などを見込む。基本計画策定、基本設計を手掛けた佐藤総合計画東北オフィスが実施設計にも携わっている。

 

 建設予定地周辺では一部の仮設住宅が撤去され、道路など環境整備工事が進められている。市新庁舎建設推進室の洞博室長補佐は「現在、実施設計中で、来年度着工を目指している。令和5年度の開庁に向け、しっかり取り組んでいく。1カ所に集約された市庁舎の開庁により、市民サービス、利便性の向上に期待できる」と力を込める。

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釜石に試験寄港しトレーラーシャーシーを陸揚げするRORO船=1日午後4時

釜石港に「RORO船」試験寄港、定期就航復活に期待〜課題は安定集荷と岸壁整備

釜石に試験寄港しトレーラーシャーシーを陸揚げするRORO船=1日午後4時

釜石に試験寄港しトレーラーシャーシーを陸揚げするRORO船=1日午後4時

 

 国内海上輸送の主軸となるRORO(ローロー)船が1日、東日本大震災後初めて釜石港に寄港した。今回は釜石市内の物流企業などでつくる釜石港湾振興協議会(会長・野田武則釜石市長)の働きかけに応じて試験的に寄港した。釜石市はこれを契機に、東日本大震災以降途絶えたままになっている定期就航の復活を目指す。

 

 寄港したのは、RORO船を運航するプリンス海運(神戸市)の「デイブレイクス・ベル」(7971トン)。空積みのトレーラーシャーシー(長さ13メートル)4台を陸揚げした。

 

 同社は京浜―仙台―八戸―苫小牧間に週3便、RORO船を運航している。今回の試験寄港には、メーカーや物流企業など県内外の約10社が協力。8日に再び釜石に寄港し、北上プライウッドの合板や三菱製紙の紙製品、日本製鉄の線材などを積み込み、苫小牧に運ぶ。

 

 RORO船は「ロールオン・ロールオフ船」の略でトレーラーのシャーシー(荷台)や自動車などをそのまま積み込むことができる。釜石港には1993年から4日おきに1便が運航していたが、震災で貨物置き場などの港湾施設が被災して以降は運航が途絶えている。震災前は主に金ケ崎町の関東自動車工業(現トヨタ自動車東日本)岩手工場の製造車を運ぶため寄港していたが、現在は仙台港から輸送している。

 

 試験寄港の模様を確認するため釜石に駆け付けたプリンス海運仙台営業所の取違(とりちがい)真人所長は「釜石港は県内各地をつなぐ復興道路も整備され、線材を生産する日鉄釜石など貨物のポテンシャルもある」と期待する。

 

 今回の試験寄港には費用の一部を釜石港湾振興協議会が負担するなど航路復活を後押し。市国際港湾産業課の中平貴之課長補佐は「安定した集荷と貨物置き場を備えた専用埠頭(ふとう)の整備が課題となる」とした上で、「北海道や西日本と結ぶ定期航路開設に向けてポートセールスを強化するとともに、県や国に岸壁拡張など環境整備を求めていく」と述べた。

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ラッピング列車運行開始、小林覚さんデザイン〜JR盛岡支社、釜石線開業70周年記念

ラッピング列車運行開始、小林覚さんデザイン〜JR盛岡支社、釜石線開業70周年記念

ヘラルボニーの松田文登副社長と車両を紹介する小林覚さん(右)

ヘラルボニーの松田文登副社長と車両を紹介する小林覚さん(右)

 

 JR東日本盛岡支社(石田亨支社長)は、釜石線全線開業70周年を記念したラッピング列車の運行を8月29日から開始した。車両デザインを手がけたのは、釜石市出身で、花巻市の「るんびにい美術館」で創作活動を行う小林覚さん(31)。知的障害のあるアーティストの優れた作品をさまざまな形で世に送り出している花巻市の福祉企画会社、ヘラルボニー(松田崇弥社長)がプロデュースした。来年3月下旬まで、釜石線(花巻―釜石駅間)、東北本線(花巻―盛岡駅間)での運行を予定する。

 

 29日は、同列車の企画を提案、協賛した、岩手銀行中妻支店の取引先でつくる「中妻岩友会」(小泉嘉明会長)が中心となり、釜石駅で出発式を開催。小泉会長は「コロナ禍で、皆さんの心が前を向けない状況。小林さんデザインのラッピング列車に元気をもらいながら、みんなで釜石線を盛り上げていきたい」とあいさつ。来賓の野田武則釜石市長は「小林さんの素晴らしい才能に多くの方々が関心を寄せる。この列車が幸せを運ぶ列車になれば」と期待を込めた。

 

 ラッピングされたのは、キハ100系車両1両。文字を独特の形にアレンジし、魅力的な造形表現を生み出す小林さんが「釜石線70周年記念銀河ドリームライン」の文字をデザイン。豊かな色彩で描かれた〝サトル文字〟が、車両側面を生き生きと飾る。

 

 小林さんは父俊輔さん(65)、母眞喜子さん(63)と一緒に式に出席。多くの関係者から祝福を受けた。今までにないスケールの大きな話に「最初は信じられなかった」と眞喜子さん。初めて列車を目にし「想像以上に素敵。感動です」と目を見張った。

 

 自閉症と知的障害を持つ小林さん。列車のデザインを描いた後、「紫色を塗った。描いた」と両親に笑顔で教えてくれたという。「覚は細かいことは分からないが、人懐っこく、みんなが集まってくれるのが大好き。自分の絵を喜んでもらっているのは理解していて、うれしいと思っているよう。今日もとても楽しそう」と眞喜子さん。式の後は列車に乗り込み、陸中大橋駅までのミニ旅を楽しんだ。

 

 小林さんは、平日は花巻市の障害者支援施設「ルンビニー苑」に宿泊しながら、同美術館で創作活動を行う。施設を運営する社会福祉法人光林会の三井信義理事長(同美術館管理者)は「作品を評価し、地域で生かしてもらえるのは大変うれしく、ありがたい。今回は特にも地元釜石で受け入れられ、ご家族にとっても晴れがましい。障害者もまちづくりに参加し、共に生きる社会の実現へ少しでも近付いていけたら」と願った。

 

 このラッピング列車は通常ダイヤに組み入れて運行され、どこで出会えるかは運次第。鉄道マニアの注目も集めそうだ。

 

 JR盛岡支社は、開業70周年を迎える10月10日には、釜石線沿線の住民を招待する記念列車の運行を計画。駅前などでのイベント開催は、新型コロナの情勢を見ながら判断する。

復興釜石新聞

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ビブリオバトル

接戦 熱戦 ビブリオバトル〜5人でチャンピオン大会、おすすめポイント アピール

ビブリオバトル

初のチャンピオン大会となったビブリオバトル。約30人が楽しんだ

 

 釜石市大町の桑畑書店(桑畑眞一社長)が2018年から開催し、人気を集める「ビブリオバトル(知的書評合戦)」が22日、市民ホールTETTOで開かれた。5回目の今回は、過去4回で、紹介した本が〝チャンプ本〟に選ばれた5人を集め、チャンピオン大会として開催。今回もそれぞれ一押しの本を持ち寄り、お薦めポイントを熱弁した。チャンプ本を決める観客の投票結果はまれに見る接戦となり、大いに盛り上がった。

 

 ビブリオバトルは2007年に京都大の大学院生が考案。誰でも気軽に楽しめる書評合戦で、読書愛好者だけではなく、本に親しむことがなかった人も読書に目を向ける一つのきっかけになっている。

 

 発表者は1人5分の持ち時間で1冊の本を紹介。手に取ったきっかけ、要旨、読んで面白かった部分や心に響いた一節などを語り、終了後2分間、観客からの質問にも応えた。5人のプレゼン後、観客は読みたくなった本一冊に投票。その場で開票結果が発表された。

 

 チャンプ本に選ばれたのは、海老原祐治さん(釜石支援センター「望」代表)が紹介した「本能寺の変~431年目の真実」。明智光秀の末裔(まつえい)明智憲三郎氏が執筆した歴史本で、海老原さんによると「よく調べて書いている本。われわれが知る定説を見直し検証しているが、本能寺の変の真相に迫る部分は非常に説得力があり面白い。前後に起きる不可解な出来事のからくりも興味深い」という。

 

 海老原さんと1票差だった渡部真さん(フリーライター、編集者)が紹介したのは「ヤクザときどきピアノ」。アウトローを中心に取材し記事を書いている鈴木智彦氏が、あるきっかけでピアノ教室に通うようになり、発表会で弾くまでになる、自身を題材にした体験記。渡部さんは「鈴木さんがいかに優秀なライターであるかを誰もが実感できる本。時に漫画の比喩を用い、緊張感や臨場感あふれる文章は秀逸。本に出てくる曲を聞きたくなるような音楽本としての魅力もある」と薦めた。

 

 観客として足を運んだ大町の60代女性は「やっぱり本を読むのって楽しい。震災以降、遠ざかっていたが、また読んでみたい。ビブリオバトルは、全く違うジャンルのものに触れることができる」と有意義な時間を喜んだ。

 

 この催しはこれまで同書店内で行ってきたが、新型コロナ対策の3密回避のため、初めて市民ホールで開催。市が後援し、市立図書館の職員3人が運営サポートで協力した。「次回は図書館を会場に」という案も出ている。

 

 同館の高橋悦子館長は「ビブリオバトルは本を読みたい気持ちにさせてくれる(絶好のツール)。図書館のスタッフも興味を持っている。桑畑さんと連携し、ぜひ館内開催も実現できれば」と前向きな姿勢を示した。

 

 今大会の他の出演者と紹介した本は次の通り。
 ▽石黒めぐみさん「部長、その恋愛はセクハラです!」▽窪田優一さん「日本の品種はすごい~うまい植物をめぐる物語▽土橋詩歩さん「聖の青春」

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