要点をまとめた自作のノートと合格通知を手にする駒林さん

念願の気象予報士に合格、合格率4%台の難関突破〜「存分に山を楽しみたい」駒林さん 69歳で夢かなう

要点をまとめた自作のノートと合格通知を手にする駒林さん

要点をまとめた自作のノートと合格通知を手にする駒林さん

 

 釜石市大只越町の駒林健司さん(69)がこのほど、気象予報士試験に合格した。趣味の登山(特に縦走登山)を安心して楽しむためにと、挑むこと7年。1月27日に試験を受け、今月8日に合格の知らせを受けた。受験者数2857人で合格者は135人。挑戦15回目で合格率4%台の難関を突破した駒林さんは「肩の荷がおりた。存分に山を楽しみたい」と胸を膨らませる。

 

 駒林さんは大学卒業後、63歳で退職するまで銀行員として働いた。ホテル勤務を経て、65歳からは市の任期付職員として水産振興などに携わっている。

 

 登山は大学時代から続く趣味。現在も市内の登山愛好団体に所属して楽しんでいる。

 

 10年ほど前に朝日連峰(山形、新潟県)を縦走した際、登山客がラジオを聞きながら天気図を書く姿に格好よさを感じ、自身も天気図の書き方を学び始めた。1年ほどたって訪れた飯豊連峰(福島、山形、新潟県)で、学びの成果を確かめようと実践。すると、見ていた登山客から「明日の天気はどうですか?」と質問されたが、答えられなかったという。

 

 登山は気象の影響を大きく受ける屋外スポーツの一つ。天候に敏感な人も多く、この時の「答えられない」が、受験のきっかけになった。加えて、登山に必要な体力と経験のうち、体力は年齢とともに低下し、けがなどのリスクが高まる。その低下分を補い、安全な山登りを楽しむための必要な知識として着目したのが、気象予報だった。

 

 仕事と並行して出勤前に1時間半、夜は1時間ほど机に向かった。試験は年に2回実施。学科と実技があり、2012年から挑戦したが、合格基準にはなかなかたどり着けなかった。

 

 「実力はここまでか。やめようか」「ここで諦めたら費やした時間がむだになる」。この繰り返しだったと振り返る駒林さん。「年も年で、楽をすると得たものを取り戻すのに大幅な時間がかかる。やる気を保つため、とにかく短時間でも机に向かった。継続は力なり。これは本当。こつこつやること」と実感を込める。

 

 合格が発表されたのは、69歳となった翌日。“合格”の文字にじわじわと喜びがわき、「報われた」と解放感。少し遅れて届いた通知が誕生祝いにもなった。

 

 現在、気象予報士の資格を気象庁に申請中。駒林さんは「もっと学びを深め、得た知識、持っている技術を伝える活動に生かしたい」と意欲を見せる。

 

 この挑戦と併せ、日本山岳ガイド協会の登山ガイド資格なども取得。そんな活力が満ちている駒林さんは、今月末で市職員としての任期を終える。今後は北海道への登山を計画中。近年の登山ブームを受け、紙地図の携帯など登山の基本を伝える活動にも取り組みたい考えだ。

 

(復興釜石新聞 2019年3月23日発行 第776号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

チームの立て直しを誓う(左から)桜庭吉彦GM、スコット・ピアースHC、キース・デイビスコーチ、佐伯悠コーチ

釜石シーウェイブス 立て直しへ原点回帰、19年度新体制〜新ヘッドコーチにスコット・ピアース氏、桜庭氏はGM専念

チームの立て直しを誓う(左から)桜庭吉彦GM、スコット・ピアースHC、キース・デイビスコーチ、佐伯悠コーチ

チームの立て直しを誓う(左から)桜庭吉彦GM、スコット・ピアースHC、キース・デイビスコーチ、佐伯悠コーチ

 

 ラグビー・トップチャレンジ(TC)リーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCは20日、2019年度の新体制を発表した。昨季はコーチングディレクター兼アナリストとしてチームを支えたスコット・ピアース氏(54)がヘッドコーチ(HC)に就任し、チームの指揮を執る。ピアース氏とは旧知の間柄で気心が知れたキース・デイビス氏(59)が新たにコーチとして加わり、トップリーグ(TL)昇格に向けチームの立て直しをサポートする。昨季限りで現役を引退した元主将の佐伯悠氏(33)もコーチとして残留。昨季はゼネラルマネジャー(GM)と監督を兼任した桜庭吉彦氏(52)はGMに専念し、「まずはTCリーグ4位以内」を目標に掲げ新シーズンに臨む。

 

旧知のデイビス氏がサポート

 

 ピアース氏はニュージーランド出身。03~08年度は三菱重工相模原、15~17年度は栗田工業でHCを務めた。

 

 SWは昨季、TCリーグで7位に終わり、下部リーグとの入れ替え戦で中部電力を下し、どうにか残留を決めた。アナリストとして戦力分析などで桜庭氏を補佐したピアース氏は「(昨季の)結果は厳しかったが、潜在能力を持った若い選手が多く、チームは必ずステップアップできる。ハイテンポで楽しく、面白いラグビーをお見せしたい」と再建プランを描く。

 

 イギリス出身のデイビス氏は、大学卒業後間もなく来日。長く茗渓学園高(茨城県)を指導したあと、11~12年度は京産大、13~15年度は関西大でHC、16年は栗田工業のFWコーチを務めた。06~08年度は三菱重工相模原のコーチとして、ピアース氏と共に釜石と戦った。

 

 来日して37年。新日鉄釜石の日本一7連覇も知り、「釜石は日本ラグビーの歴史、ラグビー文化のトップ」と思い入れも深い。「ヨーロッパのトップチームがそうであるように、高卒など地元出身の選手を鍛え上げて強いチームになったのが釜石」と〝原点回帰〟を強調。「1年ごとに変わるチームスローガンなどはいらない。3~4年の中長期的なプランを立て、若い選手をじっくりと育てたい」と意欲を示した。

 

 釜石に来て12年になる佐伯氏は「釜石はいいチーム。選手とコーチのかけ橋となり、結果を出せるようにしたい」と抱負を語った。

 

 外国人選手1人を含む10人の新規加入選手は28日に発表する。

 

(復興釜石新聞 2019年3月23日発行 第776号より)

 

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祝いの布絵を掲げ、ゲームを楽しむ利用者

三鉄全線開通祝う布絵制作、利用者「夢・希望・未来」描く〜鵜住居町やまざきデイサービス

祝いの布絵を掲げ、ゲームを楽しむ利用者

祝いの布絵を掲げ、ゲームを楽しむ利用者

 

 旧JR山田線の宮古―釜石間を含む三陸鉄道リアス線の全線開通を23日に控え、釜石市鵜住居町の沿線にある「やまざき機能訓練デイサービス」(山崎より子施設長)の利用者が大きな祝いの布絵を共同制作した。作品は運行初日の列車に合わせ、フェンスに掲げる予定。 

 

同施設では、鵜住居地域の80~90代の利用者が血圧測定など健康チェック、入浴、食事や体操、機能訓練、ゲームなどで過ごす。

 

 三鉄の開通を祝う横断幕は2月に制作した。備品の白いシーツ(長さ2・5メートル、幅1・5メートル)をカンバスに、職員の介護福祉士中財誠さん(36)が線画で基本の構図を描き、利用者が水性アクリルで彩色した。白、赤、青の列車の目的地は「夢・希望・未来」と書き入れた。

 

 列車の下はグラウンドの芝をイメージし、ラグビーボールとたわむれながら踊っているような人々の姿と桜の花びらを配置した。人型にくり抜いた紙を押し当て彩色した。

 

 作業には利用者延べ120人が参加した。手芸や絵など創作に興味を持つ人も多く、介もあった。

 

 中財さんは「個々に施設を利用する時間、介護、介護支援の内容は異なるが、絵を一緒に仕上げる創造的な行動は、レクリエーション気分とともに手先と思考力を使い、互いにコミュニケーションをとる必要があり、心身に良い刺激となる」と取り組みの狙いを語った。

 

 作品は23日の開通に合わせて線路に掲出。その後は鵜住居駅や周辺の公共施設群「うのすまい・トモス」での展示を期待している。

 

(復興釜石新聞 2019年3月20日発行 第775号より)

 

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【インタビュー】高校生発案 中学生向けキャリア教育 夢探しプロジェクト

【インタビュー】高校生発案 中学生向けキャリア教育 夢探しプロジェクト

【インタビュー】高校生発案 中学生向けキャリア教育 夢探しプロジェクト

 

「第2弾 夢探しプロジェクト- 集まれ!中学生 気軽に楽しくはなそうよ」
Facebookイベントページ
開催日:2019年3月30日(土) 13:30~15:30
会場:チームスマイル・釜石PIT
インタビュー:岩手県立釜石高校2年 高橋奈那さん

 

釜石市では東日本大震災後、高校生に対するキャリア教育プロジェクトが行われています。
そのキャリア教育を受けた高校生が、自分よりさらに下の世代“中学生”に向けて企画した「夢探しプロジェクト-集まれ中学生!気軽に楽しくはなそうよ」が、昨年12月に初開催され話題となりました。

 

そしてこの3月に早くも2回目の開催が決定したと聞き、プロジェクトを企画した釜石高校2年生 高橋 奈那さんに、きっかけや想いを伺って来ました。

 

岩手県立釜石高校2年 高橋奈那さん

 

ーープロジェクト発案したきっかけは?

 

自分が高校を決める時、兄が市外の高校に進学していたので、最初は同じように進学したいと思っていたんですが、中学からやっている陸上を続けたい気持ちと、実家から通学したいという想いも合わせて持っていて、そのことを優先して釜石高校に決めました。でも、高校に入ってすぐに、「自分は部活だけを楽しみにしている・・・どうしてこの高校を選んだんだろう・・・」と疑問が湧いていたんです。
 
そんなときに、釜石高校で「kamaishiコンパス」という学校行事があって、たくさんの大人の方々から進路や仕事の話を聞く機会がありました。地域を支える活動をしている人、日本だけではなく広い視点で世界を観ている人などに出逢って「こういう生き方もあるんだ」と感じ、それがとても印象的でしたし、中学生の時にこのような機会があれば、自分の進路選択も変わっていたのでは?と思いました。
 
でも、中学生の時に「kamaishiコンパス」のような機会は無くて、職場体験はありますけど、それはどちらかというと進路を決める事に役立つというより、社会に出た時の礼儀やマナーなどを勉強するという意味合いの方が強くて、今振り返ると進路決定に直接結びつく事は無かったと思うんです。
だったら、中学生の時からたくさんの大人の方々と関わって行く中で、自分の将来について考えて進路選択が出来たらと考え、そのような場を作りたいと思ったのがきっかけです。

 

岩手県立釜石高校2年 高橋奈那さん

 

ーーそこから実際に行動に移すまでにはさらに一段階あると思うのですが、そこに踏み出したのは?

 

たくさんの大人の方々から話を聞いて、それぞれの仕事や活動についてすごく面白そうと感じたと同時に、そういう方々の様に、自主的に動いて何かをした事が一回もなかったなと気がつきました。
それで、まずはもっと詳しく話を聞いてみようと思い、三陸ひとつなぎ自然学校の伊藤さんや市のオープンシティー推進室の方に話を聞きに行ったんです。聞けば聞くほど、皆さんのされている活動が良いなぁと思いました。
 
その後、釜石高校が、聖学院大学や釜石市と連携して取り組んでいる「コミュニティサービスラーニング」というものに出会って、自分でプロジェクトを始めようと思い動き始めました。
 
※「コミュニティサービスラーニング事業」・・・聖学院大学、釜石市、釜石高校等などが連携し、高校生が地域の課題を捉え、その解決に向けたアクションプランを創る事業で、2017年度よりスタートしている。

 

ーー参加者からの反響や感想は?

 

告知期間が短かったため中学生の参加は少なかったんですけど、それでも参加してくれた中学生が「今の時期に来て良かった」「次回も参加したい」とか、ボランティア活動の情報提供もしたところ、「こういう活動がある事も知らなかったけど、ボランティアにも参加したい」と言ってくれて嬉しかったです。
 
また、大人の参加者からも「自分が中学生の時にあったら、やっぱり進路選択が変わっていたんじゃないかなって思う」と振り返って下さる方もいて。そういう声が聞けて「キャリア教育に目を向け、こういう場を開いて良かったな」と感じました。

 

岩手県立釜石高校2年 高橋奈那さん

 

ーーこのプロジェクトで一番大切にしていることは?

 

進路選択の情報を得られる場としてだけではなくて、“人との繋がりも生まれる場”にもなるようにと心がけています。
そして、そういう繋がりを通して、“自分で考える”“自分で選択する”という大切な力を身につけて行ってくれたらと思っています。

 

ーー最後にメッセージを。

 

中学生にはまだ“キャリア教育は早い”と思うかもしれないんですけど、高校生になると進路だけではなくて、ボランティア活動の時など大人と話す機会が多くなるので、中学生の時からこういう場に参加してたくさんの人たちと話してみるという事が必要だと思います。
そして、同時に進路について考える事にも繋がるという、一度に二つの貴重な体験出来る機会ですので、ぜひ参加して欲しいと思います。よろしくお願いします。

 

第2弾 夢探しプロジェクト- 集まれ!中学生 気軽に楽しくはなそうよ

【インタビュー】高校生発案 中学生向けキャリア教育 夢探しプロジェクト

 

チラシ表面(PDF/966KB) / チラシ裏面(PDF/472KB)
Facebookイベントページ

開催日時

2019年3月30日(土) 13:30~15:30(受付 13:00~)

会場

チームスマイル 釜石PIT
(釜石情報交流センター内 釜石市民ホールTETTO向い)

対象

中学生

募集人数

30人

申込〆切

2019年3月28日(木)

申込・問合せ

電話・メールのいずれかでお申込みください。(必要事項;氏名、中学校、学年、連絡先)
一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(担当:伊藤)
TEL:090-1065-9976 メール: hitotsunagi.main@gmail.com

主催

夢探しプロジェクト、聖学院大学ボランティア活動支援センター、一般社団法人ひとつなぎ自然学校
共催:釜援隊協議会 後援:釜石市

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

ツアーの参加者とゴールキックに挑む山下さん(右)

俳優山下真治さん(スクールウォーズ)と「スクラム物語」ツアーで釜石へ〜W杯成功願いキックオフ

釜石SWのメンバーとラグビーW杯の成功を願う山下さん(後列中央)ら

釜石SWのメンバーとラグビーW杯の成功を願う山下さん(後列中央)ら

 

 1980年代にテレビで放送された青春ドラマ「スクール・ウォーズ」で高校ラグビー部の熱血監督を演じた俳優、山下真司さん(67)が16日、ツアーガイドとして釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムを訪れた。イオンリテール東北カンパニー(仙台市)の「初売り にぎわい東北福袋2019」の企画の一つで実施された「熱きレジェンド達のスクラム物語」。山下さんは、熱烈なラグビーファンの前で見事なゴールキックを披露。「“ラグビーの聖地”釜石で開かれるワールドカップ(W杯)は、ぜひ成功してほしい」と願った。

 

 ツアーには抽選で当たった20人(11組)が、岩手、宮城、福島、山形の4県から参加。まずは甲子町の市球技場(元松倉グラウンド)を訪れた。ラグビー日本一7連覇を達成した新日鉄釜石ラグビー部の初代主将で、現在は釜石観光ガイド会の会長を務める三浦達夫さん(83)が一行を迎え、「ここは“鉄人”と呼ばれた選手たちが鉄製のスクラムマシーンで鍛えた場所」などと解説。1959年に創部した歩みを紹介した。

 

 このあと一行は鵜住居復興スタジアムへ。昨年8月にオープンしたスタジアムの概要や半年後に迫ったW杯について説明を受け、グラウンドに足を踏み入れた。山下さんは「一足先に新築の家におじゃまするような感じで、誇らしい。聖地釜石で開かれる大イベント。ここから世界へ発信されるんですね」と感慨深げ。ツアーの参加者とだ円のボールでパスを交わした後、ゴールキックも決めて見せた。

 

ツアーの参加者とゴールキックに挑む山下さん(右)

ツアーの参加者とゴールキックに挑む山下さん(右)

 

 ツアーの参加者は、釜石シーウェイブス(SW)のメンバーを相手にタックルやラインアウトに挑戦。石巻市から参加した木村美子さん(53)は「震災の津波で家を流されたが、ボールを蹴ってスッキリした」と大喜び。娘の沙南さん(21)は「プロの選手にラインアウトのボールを投げる夢がかなった」と感激を口にした。

 

 福島県川俣町から家族3人で参加した日野進さん(44)は、2年前まで釜石SWの選手として活躍した菅野朋幸さんの高校(福島高)の先輩で、現在は郡山不惑クラブでボールを追いかける。2歳になった一人息子の虎太郎(こたろう)君を抱きながら、「この子にもラグビーをやらせようと、山下さんに決めてもらいました」と顔をほころばせた。

 

(復興釜石新聞 2019年3月20日発行 第775号より)

 

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照井翠さん(前列中央左)の初エッセー集出版を祝おうとサイン会に集まった釜石市民ら

俳人 照井翠さん、「釜石の風」出版〜震災の現実を浮き彫りに、エッセーに思い凝縮

照井翠さん(前列中央左)の初エッセー集出版を祝おうとサイン会に集まった釜石市民ら

照井翠さん(前列中央左)の初エッセー集出版を祝おうとサイン会に集まった釜石市民ら

 

 東日本大震災当時、釜石高教諭で、被災の過酷な現状を俳句に詠んだ照井翠(本名・葉子)さん(56)=北上市在住、現北上翔南高教諭=が、2013年から俳誌や新聞に発表してきたエッセーを1冊の本にまとめ、出版した。タイトルは「釜石の風」(コールサック社、税込み1620円)。被災地をつぶさに見つめ、湧き立つ思いをつづった文章が、震災の現実を浮き彫りにする。

 

照井翠エッセイ集 釜石の風

 

 国語教諭で俳人の照井さんは勤務先の釜石高で被災。避難所となった同校で生徒や住民と1カ月余り避難生活を共にした。発災直後から突き動かされるように詠み続けた俳句は、12年に句集「龍宮」として出版され、第12回俳句四季大賞、第68回現代俳句協会賞特別賞を受賞した。

 

 13年に俳誌「藍生(あおい)」を主宰する黒田杏子さんから、エッセー連載の打診を受け、同年11月号から毎月寄稿。連載5年を機に昨年11月、エッセー集出版の話が持ち上がった。同誌に寄せた60回分のエッセーに、共同通信社加盟の全国約40社の新聞紙上や各種俳句総合誌に掲載された文章、国際シンポジウムで講演した要旨などを加え、全255ページのエッセー集が完成した。各編には、照井さん自らが撮影した59枚の写真も添えられる。「藍生」の連載タイトル「釜石の風」が同書にも使われた。

 

 震災後、市内外の被災地を訪ね、見聞きしたこと、感じたことを俳人、教育者の視点で記したエッセー。「震災とは何か」という思索の中で、「この悲しみ、苦しみは決して癒えることはない」と気付かされた。

 

 震災から3年目の「藍生」14年3月号の記述。「被災地では、私達は三月を愛さないし、三月もまた私達を愛さない」。鵜住居地区防災センターの惨劇を書いたこの回は、3年目にして深まる苦悩や絶望を色濃く映し出した。

 

 一方で、釜石高野球部のセンバツ甲子園出場など同校の出来事、復興に向かうまちの様子、自然の営み―といった被災地の希望に焦点を当てた回も。震災にからみながらも「読んでいてどこかほっとする部分」にこだわった。

 

教え子、鈴木大和さん(左)との再会を喜ぶ照井さん

教え子、鈴木大和さん(左)との再会を喜ぶ照井さん

 

 随想という観点から、短い文章の中に思いを凝縮。俳句的手法を用いた文章で、一つの言葉からさまざまな発想、想像を呼び起こすよう構成された。

 

 当初、文章で書くことは考えていなかった。場を与えられ、5年間書き継いできたことで「震災の本質を見つめ、揺れ動く心を書き残すことができた」と話す。復興は進むが、いまだに心の整理がつかない人もいる。

 

 「震災後の日々は永遠に終わらない」

 

 震災から8年―。風化だけでなく、今後、震災自体を知らない世代が増えていく。照井さんは「日付や写真も盛り込み、記録的要素もある。長いスパンで読み継がれてほしい」と願う。

 

(復興釜石新聞 2019年3月16日発行 第774号より)

 

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ガザへの思いを込め、たこを揚げる唐丹中の生徒=唐丹グラウンド

たこ揚げに平和の願い込め、戦地のガザにメッセージ〜震災時の支援に感謝、釜石市内3会場で

ガザへの思いを込め、たこを揚げる唐丹中の生徒=唐丹グラウンド

ガザへの思いを込め、たこを揚げる唐丹中の生徒=唐丹グラウンド

 

 戦闘や封鎖で長期にわたり厳しい生活を強いられるパレスチナ自治区ガザと東日本大震災被災地の釜石を結ぶ「たこ揚げ」が2、3の両日、釜石市内3会場で行われた。ガザ・ジャパン希望の凧揚げ交流会実行委員会が主催。震災以降、日本の被災地に向け、応援のたこを揚げ続けるガザの子どもらに感謝と平和を願うメッセージを届けようと、手作りたこが釜石の大空に舞い上がった。

 

 釜石からガザに向けたたこ揚げは、2015年3月に、NPO法人日本リザルツと国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)の主催で初めて開催。同年11月には、ガザの子ども3人が釜石を訪れ、地元の子どもらと一緒にたこを揚げた。16年3月には、世界12の国と地域に同活動が拡大。平和と子どもたちの夢の実現を願う一大交流イベントに発展した。

 

運営に協力する釜石高2年生と参加者=釜石小会場

運営に協力する釜石高2年生と参加者=釜石小会場

 

 釜石のたこ揚げは今年、釜石小と釜石東中の校庭、唐丹グラウンドで実施。2日間で、子どもから大人まで約80人が参加し、思い思いの絵や文字を書き込んだたこを揚げた。

 

 釜石高の2年生8人は昨年に続き、ボランティアとして運営に協力した。「(ガザへの)恩返しになれば」と話す野呂文香さん。「お互いの国のことを思い、励まし合える関係ってすごくいい。下の世代につなぐのが自分たちの役目」と精力的に活動し、末永い交流を期待した。

 

 初回から継続参加する平田の木下美喜夫さん(69)は「日本の震災復興は着実に進んでいるが、向こうは(被災したまま)全然変わらない。病気とかも多く医療面が心配」と危惧。たこには「今より一歩、前進です。釜石―ガザ」と書き、現地の生活環境改善を願った。

 

 唐丹、平田、白山小の児童で結成する野球スポ少「釜石ファイターズ」の仲間と参加した金野快君(平田小5年)は「ガザには悲しい思いをしている人たちがいる。(たこ揚げで)何か伝わるものがあれば。みんなが楽しく暮らせる世界になってほしい」と思いを込めた。

 

 今年、日本国内では釜石のほか、広島、東京の高校生らがたこ揚げを実施。14日には、釜石・東京・ガザをスカイプでつなぐ交流会があった。当日、ガザでは、「JAPAN DAY」という行事が行われ、釜石の復興状況を伝える写真展も開かれた。

 

(復興釜石新聞 2019年3月16日発行 第774号より)

 

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降りしきる雨の中、遺族らは釜石祈りのパークで犠牲者をしのんだ

名刻む板に語りかけ、「教訓語り継ぐ」決意を胸に〜鵜住居防災センター跡、釜石祈りのパーク

降りしきる雨の中、遺族らは釜石祈りのパークで犠牲者をしのんだ

降りしきる雨の中、遺族らは釜石祈りのパークで犠牲者をしのんだ

 

 多くの犠牲者を出した東日本大震災は11日、発生から8年を迎えた。釜石市が鵜住居町の鵜住居地区防災センター跡地に整備する追悼施設「釜石祈りのパーク」では献花式を行い、人々が鎮魂の祈りをささげた。パーク内に設けられた市防災市民憲章碑、同センター跡地を示す碑の除幕式も。「静かに手を合わせる場に」「未来の命を守るため教訓を語り継ぐ」などとそれぞれ思いや決意を新たにした。

 

鵜住居地区防災センター跡地を示す碑

鵜住居地区防災センター跡地を示す碑

 

 同パークには関連死を含む市民1064人の犠牲者のうち997人分の芳名板と献花台を整備。献花台越しに見上げると、同地区に押し寄せた津波と同じ高さの海抜11メートルの津波高モニュメントが視界に飛び込む。「備える」「逃げる」「戻らない」「語り継ぐ」の4つの行動を刻んだ同憲章碑も建立。命をつなぐための教訓を伝えている。

 

 碑の除幕後に行われた献花式で、野田武則市長は「追悼の場であり、教訓を語り継ぎ未来の命を守る施設としての役割を果たすことを願っている。二度とあの悲劇を繰り返さないとの決意とともに災害に強いまちづくりに取り組む」と哀悼の言葉を述べた。

 

帰らぬ人の名前を見つめ涙ぐむ遺族ら

帰らぬ人の名前を見つめ涙ぐむ遺族ら

 

 雨がまちをぬらしたが、遺族らは帰らぬ大切な人に花を手向けた。芳名板に掲示された、犠牲になった人の名前に触れ涙ぐんでいたのは栗林町の栗澤茂子さん(76)。震災で長男の健さん(当時44)を亡くした。「跡取り、大黒柱を失った。いつまでも悲しいだけ」と吐露。祈りをささげた後、「また来るね」とやわらかなまなざしを残した。

 

 両石町の復興住宅で暮らす洞口定子さん(82)は、「今から行って来るよ。バイバイ」と普段言わない言葉を残して逝った夫悦男さん(当時75)をしのんだ。その日あったことを遺影に報告するのが日課。掲げられた名前にも「両石のみんなで支え合って楽しく過ごしていますよ」とつぶやいた。

 

 野田町の西原多美恵さん(83)は夫秀人さん(当時76)の名が刻まれた札を見つけ、「ここに来れば会えるね」と目を細める。同センター被災者遺族の連絡会の三浦芳男会長(73)は「ここであったことを感じながら、静かに手を合わせる祈りの場であってほしい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2019年3月13日発行 第773号より)

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悲願の釜石道全線開通を祝いテープカットする安倍首相ら

釜石道悲願の全線開通、「希望の道」に膨らむ期待〜沿岸道接続、内陸部と直結

悲願の釜石道全線開通を祝いテープカットする安倍首相ら

悲願の釜石道全線開通を祝いテープカットする安倍首相ら

 

 東日本大震災からの被災地復興プロジェクトとして国が整備を進めてきた復興支援道路の東北横断自動車道釜石秋田線は9日、釜石花巻道(釜石市―花巻市、80キロ)の最終区間、釜石ジャンクション―釜石仙人峠間6キロが開通し、全線開通した。東日本大震災から8年。復興道路の三陸沿岸道釜石南―釜石両石間14キロも同時開通し、横断道と接続した。縦、横の両軸が釜石で連結。沿岸と内陸の物流、観光促進などに期待が大きく膨らむ。

 

マップ

 

 開通式は午前10時50分から甲子町の釜石高付近で行われ、関係者や一般参加の市民ら約500人が出席。達増拓也知事は「本県沿岸と内陸が初めて高速交通体系で結ばれる。物流や観光が促進し、復興が加速することを確信する」とあいさつ。釜石市の野田武則市長は「長年の悲願が実現し、感慨もひとしお。震災の多くの犠牲によって加速的な整備が進められたことを忘れてはならない。命の道として機能した三陸沿岸道が一日も早く全線開通し、未来への希望の道となるよう願う」と期待を述べた。

 

 式典の途中から安倍晋三首相が駆けつけ、「この道路を使ってラグビーワールドカップ(W杯)に国内外から観光客が訪れ、力強い復興の姿を感じてほしい」とあいさつ。野田市長らとともにテープカットし、全線開通を祝った。

 

歓迎する子どもらに握手で応える安倍首相

歓迎する子どもらに握手で応える安倍首相

 

 このあと、工事関係や物流業者のトラック、用地提供者が乗ったマイクロバスなど約90台がパレード。釜石市民吹奏楽団のファンファーレに合わせて出発。釜石道から釜石ジャンクションを経由し、三陸道の釜石中央インターチェンジまで約5キロを走った。降り口では大勢の市民らが「祝開通」の小旗を振って車列を迎え、安倍首相も車から手を振って応えた。

 

 用地提供者として開通式に出席した甲子町の佐々木一郎さん(70)は「一日も早い全線開通を願い、インターチェンジ付近にある妻の実家の土地を提供した。便利になって本当に良かった。車で遠くまで出掛けるのが楽しみ」と期待を膨らませた。

 

住吉町の釜石トンネル付近から釜石中央インターチェンジ方向を望む=9日午後3時20分

住吉町の釜石トンネル付近から釜石中央インターチェンジ方向を望む=9日午後3時20分

 

 午後3時、一般車両の通行開始を同インターチェンジ入り口で見守った定内町の及川サツミさん(79)は「この日が来るのを心待ちにしていた。青森、仙台、北上市に住む息子や娘も、連休にはこの道路を使って来たいと言っている」と顔をほころばせた。

 

 釜石花巻道は1990年代に事業化され、2007年には仙人峠道路が先行する形で開通した。震災後は復興のリーディングプロジェクトとして整備が進められ、今年秋に釜石で開催されるラグビーW杯に間に合わせた。釜石花巻道の開通により、花巻市からスタジアムのある鵜住居町までの所要時間は約1時間25分となり、震災前と比べ約40分も短縮する。

 

(復興釜石新聞 2019年3月13日発行 第773号より)

 

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

片岸海岸防潮堤への「サイン」掲示のアイデアを募集します

片岸海岸防潮堤への「サイン」掲示のアイデアを募集します

復興事業に係る景観・環境配慮施策の一環として、本年開催されますラグビーワールドカップ2019™の開催にあわせ、来訪される世界各地の皆様へ復興へのご支援に感謝するべく、現在整備中の片岸海岸防潮堤の堤体法面を活用したサイン掲示を実施します。

 

つきましては、このサインに関する市民の皆様のアイデアをご提案いただきたく、下記のとおり募集いたします。

 

応募期間

2019年3月15日から4月14日まで(必着)

お問い合わせ、応募先

都市整備推進室 管理係 電話 0193-27-8437(内線466)
住所:〒026-8686 釜石市只越町3-9-13
メールアドレス: fukko-toshi@city.kamaishi.iwate.jp

応募方法

住所、氏名、電話番号及びサイン案を記載のうえ、メールまたは書簡にて上記宛にお送り願います。

ご提案の条件

①絵や図柄又は文字にて7枠分(1枠あたり概ね20m角)。
②枠内の文字等は概ね縦1m×横2mの板などを組み合わせたドット表示。
③著作権など権利関係の調整が必要ない。
※注意:防潮堤本体に直接描画するものではありません。

 

<工法イメージ>

片岸海岸防潮堤サイン
 
片岸海岸防潮堤サイン

 

<片岸海岸防潮堤>
(天端高T.P.+14.5m、法面の大きさ(陸側)縦 約27m×横 約780m)

片岸海岸防潮堤

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 復興推進本部 都市整備推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話 0193-27-8437 / FAX 0193-22-9505 / メール
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千葉局長(中)と大久保店長(右)が石川署長(左)からたたえられた

特殊詐欺被害、未然に防ぐ〜お手柄に釜石署感謝状、セブンイレブン松原店・大槌郵便局

千葉局長(中)と大久保店長(右)が石川署長(左)からたたえられた

千葉局長(中)と大久保店長(右)が石川署長(左)からたたえられた

 

 釜石警察署(石川康署長)は7日、特殊詐欺被害を未然に防止した釜石市松原町のコンビニ、セブンイレブン釜石松原店(大久保いずみオーナー)と大槌郵便局(千葉信之局長)に署長感謝状を贈った。詐欺の手口は巧妙化し、被害が潜在化している恐れがあり、同署は「もうけ話、うまい話には注意し、心配な時は警察に相談を」と呼び掛けている。

 

 贈呈式にはコンビニの大久保隆規店長と千葉局長が出席。石川署長は「電子ギフトカードを使った架空請求詐欺などで若い人も被害に遭っている。コンビニ、金融機関は被害防止の最後の砦(とりで)、水際防止の大事な役割を担う」と期待した。

 

 同署によると、松原店では2月14日、市内に滞在中の60代男性が総額約10万円の電子ギフトカードを購入しようとした。応対した店員が不審を抱き、大久保店長(57)に報告。話を聴いた大久保店長は詐欺の疑いを強め、男性を説得して釜石署への相談を強く勧めた。同店に急行した署員が捜査し、詐欺と判断。男性も納得して被害を免れた。男性は大久保店長らに「いい店に来てよかった」と感謝したという。

 

 大久保店長は「電子ギフトカードは普通、一度に10万円もの高額を購入しない。男性は、相手(犯人)にマインドコントロールされている様子だった。釜石警察署からも詐欺防止のチェックシートが配布され、スタッフ全員で、結果的に詐欺に加担することにならないよう同カードの販売などには注意している。われわれが踏ん張らないと(被害者が増える)」と決意を語った。

 

 大槌郵便局では2月、町内の70代男性が訪れ、数十万円の国際送金を申し入れた。窓口の社員は不審に思い、千葉局長の不在を理由に仮手続きだけで翌日の再来を求めた。報告を受けた千葉局長は男性と面談し、詐欺の可能性を指摘。釜石署大槌交番に相談するよう勧め、連絡した。署員らが捜査、説得し送金処理はされなかった。

 

 千葉局長は「不審を抱いた送金手続きには、お客さんのヒアリングを丁寧に行うよう社員に徹底している。今回のように、海外送金に不慣れなお年寄りの手続きには慎重に対応する」と語った。

 

 同郵便局は昨年6月に新店舗に移転した。千葉局長は「新店舗になっても、違う手口の詐欺が疑われる事例は数件ある」とし、詐欺が潜在、拡大している可能性に懸念を示した。

 

 釜石署管内では今年、架空請求詐欺が1件あり、数十万円の被害が確認された。

 

(復興釜石新聞 2019年3月9日発行 第772号より)

 

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広報かまいし2019年3月15日号(No.1708)

広報かまいし2019年3月15日号(No.1708)

広報かまいし2019年3月15日号(No.1708)

 

広報かまいし2019年3月15日号(No.1708)

広報かまいし2019年3月15日号(No.1708)

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【表紙】世界の持続可能な観光地100選に釜石市認定されました
【P2~5】東日本大震災から8年を迎えて/片岸海岸防潮堤への「サイン」掲示のアイディアを募集します/市の組織機構の一部が変わります
【P6~7】祝三陸鉄道リアス線運行開始、関連イベント
【P8~9】市内IC・JCTの通行に注意しましょう
【P10~13】市職員の給与状況をお知らせします/まちのお知らせ
【P14~15】保健案内板
【P16~17】まちの話題
【P18】かまいし徒然日記㉔
【P19】市民のひろば/ラグビーのまち釜石~釜石ラグビーを盛り上げよう~
【P20】やっぺし‼ラグビーワールドカップ2019推進本部通信

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釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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