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ラグビーワールドカップ2019™公式ボランティアの募集開始について

ラグビーワールドカップ2019™公式ボランティアの募集開始について

ラグビーワールドカップ2019™公式ボランティアの募集開始について

 

ラグビーワールドカップ2019組織委員会では、ラグビーワールドカップ2019公式ボランティアを募集しています。

 

公式ボランティアプログラム「NO-SIDE」(ノーサイド)。この名称には、どんなに激しく戦っても、試合が終われば、たたえ合い、感謝し、永遠の友情を誓う、日本ラグビーが大切に育んできたスピリットを体現し、世界は一つであることを発信するとともに、大会を成功に導こう、との思いが込められています。

 

釜石で開催される世界最高峰のビッグイベントに公式ボランティアとして参加し、一生に一度の体験をしませんか?市民の皆様の積極的な応募をお待ちしております。

 

関連情報 by ラグビーワールドカップ公式チャンネル Rugby World Cup Official

 

公式ボランティア募集の概要

募集期間

4月23日(月)午前12時から7月18日(水)午前11時59分まで

募集人数

岩手県・釜石市 約400~800人

応募方法

オンラインによる応募(2019年3月31日時点で満18歳以上が対象)
応募サイト https://www.rugbyworldcup.com/news/317426

主な活動内容

・試合会場周辺における運営補助
・最寄り駅や空港における案内
・ファンゾーンにおける来場者サービス

 

公式ボランティアに係るスケジュール

 

○4月23日(月)~7月18日(水)
募集期間
○8月~12月
4組織委員会による面接(9/7(金)~9(日)釜石市民ホールで面接実施予定)
○2019年1月頃
面接結果通知
○2019年1月以降
研修(インターネット研修、集合研修、実地研修を予定)
○2019年夏頃
配置決定(活動日・活動時間・活動内容等)

 

公式ボランティアの応募に関する問合せ

 

ボランティアプログラムコールセンター
電 話: 03-4405-6225 (受付時間:午前10時~午後6時(土日祝日を除く。))
メール: info_vot@japanrugby2019.or.jp(365日24時間受付)

 

その他

 

・上記の公式ボランティアのほか、開催都市における独自ボランティアの募集についても実施を予定しています。
・開催都市独自ボランティアの詳細については、後日お知らせいたします。

 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-27-8420 / Fax 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1218100_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
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「チームを一つに」と決意示す〜釜石シーウェイブス、桜庭GM 監督兼任

13季ぶりに現場に復帰、監督としてチームの飛躍に挑むことになった桜庭吉彦氏

13季ぶりに現場に復帰、監督としてチームの飛躍に挑むことになった桜庭吉彦氏

 

 ラグビー・トップチャレンジ(TC)リーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCは14日、4月からの2018年度はゼネラルマネジャー(GM)の桜庭吉彦氏(51)が監督を兼任すると発表した。昨季からスタートしたTCリーグでは7位と低迷。下部リーグとの入れ替え戦に回り、かろうじて残留を決めるなど不本意な成績に終わった。昨季1年限りで退任した小村淳ヘッドコーチ(HC)の後任は置かない。来年に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)日本大会までにトップリーグに昇格するという目標を見据えて桜庭氏が全権を掌握、チームの飛躍に挑む。

 

 ラグビー日本一7連覇を誇る新日鉄釜石から2001年にクラブチームに移行した後、選手、スタッフとしてチームの大黒柱を担い続けてきた桜庭氏。2002年度から4季、釜石SWのHCを務め、03年度には、チームを19年ぶりの日本選手権出場に導いた。16年度にGMに就任。今回の監督就任は13季ぶりの現場復帰となる。

 

 HCを置かず、監督として復帰する理由について桜庭氏は「採用からチーム編成までを効率的に運営していく。戦略、戦術、選手起用も行い、より責任を明確化する」と説明。「兼任は容易ではないが」とした上で、「一人一人の力を引き出し、チームを一つにまとめる」と意欲を見せた。

 

 目標に掲げる「W杯までにトップリーグ昇格」へ残されるのは、あと1季。「チャンスは1回しかない。来季は通常のシーズンと比べても大事なシーズン。これをチャンスと捉え、挑戦したい。いい成果を出したい」と並々ならぬ決意を示した。

 

 所属選手の半数近い20人が昨季限りで退団したが、18年度に向けてこれまでに大学、高校の新卒7人を含む選手19人の補強を内定。桜庭氏は「間違いなく戦力は上がる」と期待する。

 

 コーチ陣の主軸となるコーチングディレクターには、昨季まで栗田工業のHCを務めTCリーグ昇格に導いたスコット・ピアース氏(53)がアナリスト兼任で加わり、桜庭監督をサポートする。

 

 このほか、ストレングス・コンディショニングコーチには宮古高出身の山口大輔氏(23)が起用される。
 新加入選手の発表、ピアース氏らの入団会見は今月31日に行う予定。

 

(復興釜石新聞 2018年3月17日発行 第673号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

初出場で優勝した釜石の「ウル虎セブン」(左端は佐久間監督)

強豪破り雪合戦制す、北海道で開かれる国際大会へ〜釜石市の女子チーム「ウル虎セブン」ハンディ克服し快挙

初出場で優勝した釜石の「ウル虎セブン」(左端は佐久間監督)

初出場で優勝した釜石の「ウル虎セブン」(左端は佐久間監督)

 

 第24回「ほっとゆだ北日本雪合戦大会~西和賀町長旗争奪2018」は1月27、28の両日、同町の湯田小グラウンド特設コートで開かれ、釜石市からレディース部門に初出場した「ウル虎セブン」は雪国の強豪チームを蹴散らし、優勝した。同チームは今月24、25日に北海道壮瞥町で開かれる第30回「昭和新山国際雪合戦」に出場する。

 

 3部門に分けて行われた大会には、一般男子57、ミックス(男女混成)38、レディース9の計104チームが参加し、雪上の戦いを繰り広げた。レディース部門は4年目で、地元の紅部レイダースが3連覇を狙っていた。

 

 釜石は予選リーグで西和賀を破り1位通過。6チームによる準決勝リーグも突破した。4チームが進んだ決勝トーナメントで、準決勝の相手は再び西和賀。釜石は2セットを先取して実力を証明した。

 

 決勝の相手は前年の日本選手権チャンピオン、花巻めしべ。2セットまでノーカウントの接戦となり、釜石は最終セットでわずかな得点差を守り切り、初出場初優勝の快挙を達成した。

 

 釜石のメンバーは、釜石市、大槌町、宮古市、遠野市の中学生、高校生、社会人の10人で編成。母子が2組あり、宮古に女子チームがなく、釜石に加入した高校生もある。

 

 あまり雪が降らない釜石市に雪合戦競技の戦術、技術、魅力を広めたのは、レディース監督の佐久間定樹さん(35)=市スポーツ推進委員、唐丹すぽこんクラブ事務局。15年前から内陸部の企業に勤め、雪合戦競技に熱中。震災を機に釜石に戻り、夏場の砂浜での模擬大会、冬場の遠征・交流を重ね、雪のないハンディキャップを克服してきた。

 

奮戦する釜石(手前)は実戦不足のハンデもはねのけて

奮戦する釜石(手前)は実戦不足のハンデもはねのけて

 

 佐久間さんは「メンバーは、ほぼ毎週の練習を楽しんで行っている。熱心で、雪合戦の戦術理解も早い」と評価する。北海道での国際大会は高校受験に向けた追い込みの時期と重なるが、釜石中3年の大和田琳さんは「優勝を目指して1年間、作戦を考え、練習を積み重ねてきた。うれしい」と喜んだ。

 

 釜石から昨年に続き一般男子の部に出場した「タイガーセブン」はベスト16まで進出したが、決勝トーナメントの初戦で宮古(準優勝)に敗れた。

 

(復興釜石新聞 2018年2月3日発行 第661号より)

 

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引退の胴上げで8度も宙を舞った伊藤剛臣選手。見守るファンからは「ありがとうー」と感謝の声が上がった

日本ラグビー界のレジェンド 伊藤剛臣選手、引退の胴上げ〜「ありがとう」とファン惜別

引退の胴上げで8度も宙を舞った伊藤剛臣選手。見守るファンからは「ありがとうー」と感謝の声が上がった

引退の胴上げで8度も宙を舞った伊藤剛臣選手。見守るファンからは「ありがとうー」と感謝の声が上がった

 

 日本ラグビー界のレジェンド、今季限りで現役引退を表明している釜石SWのFW伊藤剛臣選手(46)が、揺れる大漁旗の中で宙を舞った。高校からラグビーを始めて31年。引退の胴上げは不本意にも入れ替え戦まで持ち越されたが、多くのラグビーファンが見守る中で、グラウンドに別れを告げることができた。熱いプレースタイルで多くのファンから愛された伊藤選手。「楽しかった」「最高でした」と長いラグビー人生を締めくくった。

 

 釜石SWが残留を決めた勝利はスタンドから見届けた。選手の歓喜の輪に駆け寄ると、伊藤選手の姿がプリントされたTシャツを着たチームメートが取り囲み、胴上げが始まった。

 

 「8回だぞ、8回」と須田康夫主将がメンバーに指示。伊藤選手が長く付けた背番号にちなみ、8度も宙を舞った。胴上げに合わせ、そばで見守るファンから「ありがとう―」「お疲れさまでした」と感謝の声が上がった。

 

 長い競技生活の中で胴上げされたのは初めてという。「ラグビー人生の最後に釜石でプレーできて本当に良かった。これ以上ない花道をつくってくれた。もう思い残すことはない」と目を赤くした。

 

 初めてラグビーを知ったのは、大漁旗が揺れる中で躍動する新日鉄釜石ラグビー部の姿をテレビで見てから。赤いジャージーのV7戦士にあこがれた。「原点は釜石。そこで選手生活を全うできて本当に幸せ」と万感の思いをかみしめる。

 

 18年間プレーした神戸製鋼では、新日鉄釜石と並ぶ日本選手権7連覇に貢献。東日本大震災で被災した釜石を盛り上げようと、41歳でトライアウトに臨み釜石に移籍した。「その恩に報いたいと6年間やってきた」。鬼気迫る表情で前進するプレースタイルとは対照的に、ファンには気さくに話しかけ、誰からも愛された。

 

 目標にしたトップリーグ昇格は果たせなかったが、「それは若い選手に託したい。今後は一サポーターとしてSWを応援したい」とジャージーを脱ぐ。

 

(復興釜石新聞 2018年1月17日発行 第656号より)

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3トライを決め、勝利に貢献したジョー・ピーターセン

釜石シーウェイブス大勝で残留決定、大阪府警に55-19〜助っ人躍動 勝利をけん引、トップリーグ昇格は来季に持ち越し

 後半6分、フランカーのクリス・アルコックが右隅にトライ(ゴール)を決め、33ー14と引き離す

後半6分、フランカーのクリス・アルコックが右隅にトライ(ゴール)を決め、33-14と引き離す

 

 ラグビートップチャレンジ(TC)リーグ入れ替え戦は13日、東京都大田区の東京ガス大森グラウンドで行われ、TCリーグ7位の釜石シーウェイブス(SW)RFCは3地域チャレンジマッチ2位の大阪府警(トップウエスト1位)を55―19(前半26―14)の大差で退け、リーグ残留を決めた。釜石SWは前半、FBジョー・ピーターセンのトライで先制したものの、相手バックス陣に連続トライを奪われ逆転される。しかし、ピーターセンのトライ(ゴール)で同点とし、フランカーのクリス・アルコックが約70メートルの独走トライを決めて勝ち越し。風上に回った後半はスクラムでも優位に立ち、立て続けに5トライを奪って突き放した。

 

 最後は大勝の形でリーグ残留を決めたものの、前半は相手バックスにあっさりと突破され、一時は逆転を許す厳しい展開に追い込まれた。「負ければ降格」というチームの危機を、スーパーラグビー出身の外国人“助っ人”が救った。

 

 7―14とリードされた前半、WTB小野航大が蹴り出したボールをピーターセンがキャッチしてトライ。35分にはアルコックが自陣でターンオーバー。約70メートルを走り切ってトライを決め、勝ち越した。

 

 先制トライを含め3トライを奪ったピーターセンは「絶対に負けられない試合。トライを決めるために必死だった」と興奮気味に話した。一方、献身的なプレーで2トライを挙げ、勝利につなげたアルコックは「最後までゲームプランを守って戦えたのが勝因」と冷静に振り返った。

 

3トライを決め、勝利に貢献したジョー・ピーターセン

3トライを決め、勝利に貢献したジョー・ピーターセン

 

 両外国人選手の気迫に促され、前半終了間際にはSH南篤志が自陣でこぼれ球を拾い上げ約70メートルを独走トライ。南は「大阪府警には昨季のTCリーグ参入戦で接戦に持ち込まれ、いいイメージではなかったが、入れ替え戦でこの1年間の成長を示すことはできた」と前を向いた。

 

 小村淳ヘッドコーチ(HC)は「前半は相手アタックへの反応が悪かったが、後半は修正できた。スクラムで優位に立ち、苦しい場面でもいいボールを供給できたのが勝因」と胸をなで下ろした。「来季は最低でもトップ4に食い込み、トップリーグとの入れ替え戦に進みたい」とチームの立て直しへプランを描く。

 

 桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「意識改革が必要。心構えの部分をもう一度考え直し、新たな行動につなげてほしい」と選手の奮起を促す。チーム内競争の必要性も強調した。

 

(復興釜石新聞 2018年1月17日発行 第656号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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後半12分、突進する菅原貴広。このあと中野裕太(左)がつなぎトライを決める=名古屋市・瑞穂ラグビー場

1月13日 大阪府警と釜石で決戦〜ラグビーTCリーグ 釜石最終戦敗れ入れ替え戦へ、拙攻響き無念のノーサイド

後半12分、突進する菅原貴広。このあと中野裕太(左)がつなぎトライを決める=名古屋市・瑞穂ラグビー場

後半12分、突進する菅原貴広。このあと中野裕太(左)がつなぎトライを決める=名古屋市・瑞穂ラグビー場

 

 ラグビートップチャレンジ(TC)リーグ第2ステージは23日、5~8位を決定するB組の最終戦が名古屋市のパロマ瑞穂ラグビー場で行われ、釜石シーウェイブス(SW)RFCはマツダに22―24(前半3―7)で惜しくも競り負けた。釜石は組3位、リーグ7位に終わり、下部リーグとの入れ替え戦に回る。大阪府警(3地域チャレンジマッチ2位)との入れ替え戦は1月13日に釜石市球技場で行われる。

 

 落日迫る中で迎えた非情のノーサイド。釜石SWの選手はガックリと頭を下げ、しばらく動くことができなかった。リーグ残留が懸かる重要な一戦。2点差まで追い上げながらも、相手の背中を捉えることはできなかった。

 

 前半は長い時間を敵陣で戦ったものの拙攻が重なり、1PGに終わる。後半はフランカー中野裕太、CTB村田オスカロイドのトライで必死に追い上げたが、相手のオープン攻撃を止めきれずに失点。終了間際に中野のトライで2点差まで詰め寄ったが、あと一歩及ばなかった。

 

 「前半の入りは良かったが、スコアを取り切れなかった」と小村淳ヘッドコーチ(HC)。「優勝を狙えるチームを目指してきたが、チームを成長させることができなかった」と責任を自分にかぶせた。

 

 2トライと活躍した中野は「セットプレーには自信があったが、相手のホールドが堅かった」と悔しさをにじませた。けがの影響で前半の5試合を欠場した須田康夫主将は「名古屋まで駆け付け応援してくれたファンに申し訳ない。報いるためにも入れ替え戦はしっかり勝って来季につなげたい」と気合を入れ直した。

 

 新日鉄釜石時代に何度も入れ替え戦の“修羅場”を経験している桜庭吉彦ゼネラルマネジャー(GM)は「相手の力が上だったということ」と認めつつ、「入れ替え戦で勝つために何をすべきか、もう一度よく考えて行動してほしい」と選手に奮起を促した。

 

伊藤剛臣選手、引退試合持ち越し

 

試合終了後、ファンの声援に応える伊藤剛臣選手

試合終了後、ファンの声援に応える伊藤剛臣選手

 

 「ありがとう、タケオミさーん!」。夕暮れ迫るグラウンドにラグビーファンの「惜別コール」が響き渡った。今季限りで現役引退を表明している伊藤剛臣選手(46)。惜しくもリーグ残留は持ち越され、来年1月、地元釜石で行われる下部リーグとの入れ替え戦が本当に現役最後の試合となる。

 

 現役最年長選手が感極まって泣いた。これが最後と思って臨んだ試合は無念の惜敗。ピッチに立ったのはわずか5分ほどだったが、駆け付けたファンの声は温かかった。現役引退を知った大勢のファンに囲まれ、次々と差し出される記念のサインに応じた。

 

 高校からラグビーを始めて31年。神戸製鋼で18年、釜石で6年。「被災地を励まそうとやって来たが、勇気をもらったのは自分の方だった。現役の最後が釜石で本当に良かった」。シンボルの大漁旗を身にまとい、思いをかみしめた。

 

 「精神的にも肉体的にも限界を感じた。今季は試合に出る機会も少なかったが、完全燃焼できた。トップリーグ昇格の目標は届かなかったが、順調に伸びている若い選手に託したい」

 

 地元釜石で迎えることになった現役最後の一戦。「行けと言われれば(試合の)頭から行きますよ」。衰えを知らない目を光らせた。

 

(復興釜石新聞 2017年12月27日発行 第651号より)

 

復興釜石新聞

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前半10分、新加入のフランカー伊藤大輝が会心のトライを決める

釜石SW 国学院大を圧倒、招待試合 新加入の伊藤ブレイク〜TCリーグ第2ステージへ弾み

前半10分、新加入のフランカー伊藤大輝が会心のトライを決める

前半10分、新加入のフランカー伊藤大輝が会心のトライを決める

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCは3日、釜石市球技場で行われた招待試合で国学院大(関東大学リーグ戦グループ2部)と対戦し、50―7(前半33―0)と圧倒した。試合は、県産米「金色の風」をPRする県の委託事業として行われた。トップチャレンジ(TC)リーグ第1ステージを終えた釜石SWは、9日から始まる第2ステージへ向けたメンバーのセレクションに位置づけ。11月に加入したばかりのフランカー伊藤大輝(23)がブレイクするなど収穫があった。第2ステージでは、中部電力(9日)、中国電力(16日)、マツダ(23日)と対戦する。

 

 前半10分、敵陣ゴール前でパスを受けた伊藤はそのまま駆け抜け、インゴールに飛び込んだ。“大物”大物と思わせる豪快なトライ。小村淳ヘッドコーチ(HC)を「ともかくフィジカルが強い」と喜ばせた。

 

 177センチ、99キロ。福井県若狭東高出身で、地元クラブのアトムズRFCから釜石に移籍した。ベンチプレス180キロは、チームトップの力持ち。今後はフッカーにも起用する予定で、小村HCは「粗削りだが今後が楽しみ」と期待する。

 

 釜石SWはTCリーグ第1ステージを2勝1分け4敗(勝ち点13)の5位で終え、第2ステージでは5~8位を決定するB組で、リーグ残留をかけて戦う。

 

 小村HCは「互いに手の内は分かっているが、SWのスタイルをしっかりと出し、来季につなげたい」と残り3試合に臨む。

 

(復興釜石新聞 2017年12月6日発行 第645号より)

 

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ラグビーワールドカップ2019チケット購入に関する相談窓口を開設します

ラグビーワールドカップ2019チケット購入に関する相談窓口を開設します

ラグビーワールドカップ2019チケット購入に関する相談窓口を開設します

 

ラグビーワールドカップ2019チケット販売の開始は、2018年初頭が予定されていますが、現時点ではインターネットから「ID登録」を済ませた方のみが抽選にて購入できる仕組みです。

 

チケット購入に関し多くのご相談が寄せられていることから、このたび標記の窓口を開設し、購入手続きやインターネット操作方法の相談を受け付けます。

 

チケット購入に興味のある方はお気軽にお立ち寄り願います。

 

日時

12月16日(土)10時〜17時
12月17日(日)10時〜17時
12月20日(水)13時〜17時

場所

ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)
※電話予約等は必要ありません。そのままお越しください。混雑時はお待ちいただく場合があります。
※試合観戦に興味のある、インターネットをご覧になれないお知り合いなどにもご周知願います。

チケット販売開始期間

【セット券(スタジアムパック、チームパック)抽選販売】
釜石会場で開催する2試合を観戦できる「スタジアムパック」、各チームの全試合を観戦できる「チームパック」の一般抽選販売を行います。
一般抽選販売(国内・国外問わず、すべての方を対象)
申込期間:2018年1月27日(土)10:00~2018年2月12日(月)23:59
抽選結果発表:2018年2月26日(月)
支払い期間:2018年2月26日(月)~2018年3月7日(水)

 

【開催都市住民先行抽選販売】

開催都市にお住まいの方は、一般向け販売に先行して「開催都市住民先行抽選販売」に申し込むことが可能です。
申込期間:2018年3月19日(月)10:00~4月12日(木)23:59
抽選結果発表:2018年4月26日(木)
支払い期間:2018年4月26日(木)~2018年5月5日(土)
※なお開催都市住民先行抽選販売では、居住されている都市で行われる試合のみお申込みいただけます。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
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タグラグビー大会の決勝で熱戦を繰り広げる小佐野小と鵜住居小。接戦の末、小佐野が競り勝った

熱戦タグラグビー、初の釜石市小学校対抗大会〜6校から10チームが出場、2年後のW杯へ機運盛り上げ

 タグラグビー大会の決勝で熱戦を繰り広げる小佐野小と鵜住居小。接戦の末、小佐野が競り勝った

タグラグビー大会の決勝で熱戦を繰り広げる小佐野小と鵜住居小。接戦の末、小佐野が競り勝った

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が2年後に迫る中、ラグビーのルールの基本を学ぶ「タグラグビー」の初の釜石市小学校対抗大会が12日、甲子町の市球技場で行われた。W杯釜石開催に向け機運醸成を図る活動に取り組む釜石東ロータリークラブ(福成和幸会長)が主催。市内6校から10チームが出場し、初代チャンピオンには小佐野サンウルブズが輝いた。

 

釜石東RC主催 小佐野が初優勝

 

 A、Bの2ブロックに分かれて予選リーグを行い、準決勝には鵜小ファイアーズ、甲子ゴールデンイーグルス、小佐野サンウルブズ、甲子6年生アンド4年生チームが進出。決勝はタグラグビー部のある小佐野と鵜住居の顔合わせとなり、トライを取り合う熱戦の末、小佐野が7―4で鵜住居に競り勝った。

 

初の大会で優勝した小佐野サンウルブズ

初の大会で優勝した小佐野サンウルブズ

 

 優勝旗を手にした小佐野小の及川勝太君(6年)は「鵜住居には足の速いメンバーがそろっていて、強敵だった。優勝できてうれしい。この結果を今後につなげたい」と大喜び。

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCで活動しながら小佐野小でタグラグビーを指導する”先生選手”の佐々木拓磨教諭(32)は「自分から声を出し、粘って動いてくれた。1試合ごとに成長してくれた。他チームのがんばりも刺激になった。県大会でも優勝を目指す」と力を込めた。

 

 鵜住居小は主力の6年生が野球大会と重なったため5年生を中心にチームを編成。惜しくも決勝で敗れたが、指導する片山直人教諭(45)は「すばらしい大会になった。本当によくやった」とメンバーの奮闘をたたえた。

 

 この日は、釜石SWの外国人選手や契約選手らがシーズン中にもかかわらず、大会の運営に協力。レフェリーを務め、試合の合間には子どもたちの指導も買って出た。

 

大会に参加した児童たち。サポートした釜石SWのメンバーと

大会に参加した児童たち。サポートした釜石SWのメンバーと

 

 ラグビーW杯のアンバサダーとしても活動する釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーは「W杯を釜石全体で盛り上げたい。その意味でも非常に意義のある大会になった。この子どもたちがラグビーに興味を持ち、大会を支える力になってもらいたい」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2017年11月18日発行 第640号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

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かつてのチームメートと手拍子を合わせ、釜石シーウェイブスの応援歌を歌うピタ・アラティニさん(左)

ピタ・アラティニさん 釜石(W杯開催)にエール〜「ありのままの姿で」とアドバイス

かつてのチームメートと手拍子を合わせ、釜石シーウェイブスの応援歌を歌うピタ・アラティニさん(左)

かつてのチームメートと手拍子を合わせ、釜石シーウェイブスの応援歌を歌うピタ・アラティニさん(左)

 

 ラグビー釜石シーウェイブス(SW)RFCの主力選手として8シーズンにわたりプレーしたピタ・アラティニさん(41)=ニュージーランド=が「第二のふるさと」と懐かしむ釜石を4年ぶりに訪問し、9日、市が主催するタウンミーティングで講演。現役時代に熱烈な声援を受けた市民に感謝の気持ちを伝え、2年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)の成功に向けて思いを熱く語った。
 
 

 釜石PITで開かれたタウンミーティングには、かつてのチームメートやSWのサポーターなど約50人が参加。その前でアラティニさんは「実はラグビーへの情熱を失いかけていた時に釜石にやって来た。チームメートや市民の温かさにふれ、再び情熱を取り戻せた。初めは1年だけと思っていたが、釜石には多くの魅力があった」と振り返った。

 

また、家族を帰してボランティア活動に汗を流した震災直後を思い返し、「自分を温かく迎え入れてくれた釜石を見捨てることはできなかった」と苦渋の決断だったことも明かした。

 

 世界最高峰のオールブラックスで活躍した偉大なラガーマンでありながら、とてもフレンドリーで、多くのファンに愛されたアラティニさん。同い年のチームメートとして戦った三浦健博さん(41)=釜石SWアドバイザー=は「苦しい試合展開でもトライを取ってくれる。FWとしては非常に頼もしいバックスだった」と持ち上げた。男らしいアラティニさんの人柄にほれ、息子に「新都(あらと)」と名付けたことも明かした。

 

 昨季限りでSWを退団した菅野朋幸さん(33)は「100%力を出し切る、ラグビーに取り組む姿勢を学んだ。苦しい時もポジティブに声を掛けてくれた」とアラティニさんに感謝した。

 

 会場からは「ラグビーW杯で世界に何を発信すべきか」との質問も。アラティニさんは「釜石の本来の姿に誠実であれ。取りつくろうことのない、ありのままの姿が最大の魅力になる」とアドバイスを送った。

 

ピタ・アラティニ

 

■ピタ・アラティニ
元オールブラックス(ニュージーランド代表)で、キャップは17。2004年に来日し、トップリーグのサントリーに入団。06年に釜石SWへ移籍し、バックスリーダー、主将、コーチとして13年まで8季にわたりチームをけん引した。11年の東日本大震災時には、多くの外国人選手が帰国したり一時避難する中で、釜石市内にとどまり、支援物資の運搬やガレキ撤去など復旧・救援活動に力を尽くした。

 

(復興釜石新聞 2017年11月15日発行 第639号より)

 

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釜石南(前列左から)米子東の古曳さん、山本さん、釜石南の赤崎さん、小國晃也さん

釜石南・米子東「甲子園対決」から21年〜激闘振り返り、エール交換

釜石南(前列左から)米子東の古曳さん、山本さん、釜石南の赤崎さん、小國晃也さん

釜石南(前列左から)米子東の古曳さん、山本さん、釜石南の赤崎さん、小國晃也さん

 

 釜石南高(現釜石高)野球部が春のセンバツで初めて甲子園に出場し、対戦した米子東高(鳥取県)の野球部OBが3日、釜石市を訪れ、釜石南OBと交流を深めた。1996年の「甲子園対決」から21年。年齢も40歳近くになった”球児”らは、逆転、また逆転のまれに見る激戦となった試合を振り返りながら、「お互いに、これからもがんばろう」とエールを交換した。

 

 対戦当時の3年生は釜石南が23人、米子東は11人。交流会には、米子東から山本学さん(当時は右翼手で2番、首都圏在住の会社員)、OB会事務局長で現野球部コーチの古曳(こびき)正太さんが出席。釜石南からは当時の主将の菊池暁さん(遊撃手)のほか、小國晃也さん(右翼手)、赤崎友洋さん(右翼手)、萬大輔さん(投手)、小國忍さん(左翼手)、君ケ洞剛一さん(控え)、柏直樹さん(同)、三浦徹也さん(同、現OB会事務局)の8人が応じた。

 

 昨年、20年ぶりに釜石高が春のセンバツに出場した際、米子東OBの古曳さんが釜石高に問い合わせ、現OB会長の小國晃也さん(大槌町職員)に連絡。そこから情報を交換するようになったという。当初は昨年の今ごろ釜石に来る予定だったが、日程の調整がつかず、やっと交流が実現した。

 

 古曳さんと山本さんは年代が違うものの、同じ中央大出身。山本さんは東日本大震災後に仕事で久慈市に行く機会が度々あり、古曳さんは父親が震災後の復興事業の一環で、釜石で埋蔵文化財発掘調査をしたという被災地とのつながりもあった。

 

 釜石南側の出席者のうち遠野市に住む菊池さん以外はいずれも震災の津波で被災し、当時の写真やビデオを失っている。米子の山本さんがDVDレコーダーを持参。試合のビデオを見ながら当時の心境やプレーを振り返り、思い出話で大いに盛り上がった。

 

 釜石南側は甲子園出場10周年を記念し、2006年に「釜甲会」を設立。毎年一度は、当時の監督の佐藤隆衛さんをはじめ当時の指導者も含めて温泉に集まるようにしている。米子東側も正月には当時の3年生が当時の監督の家に集まっているという。

 

 釜石が昨年春、21世紀枠でセンバツに出場した際には、20年前の米子東の主将、中曽さんが甲子園に駆け付け、アルプススタンドで釜石応援団と一緒に声援を送るというエピソードもあった。

 

 今回の交流会では、「あのメンバーでまた野球をしよう」と約束し、別れたという。

 

■釜石南―米子東(1996年3月31日)
米子東
510000003|9
000014020|7
釜石南

 

(復興釜石新聞 2017年11月11日発行 第638号より)

 

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釜石で開催される2試合が発表され、歓声を上げて喜ぶ市民ら=ラグビーカフェ釜石

ラグビーワールドカップ2019™ 釜石で2試合、フィジー(オセアニア)確定〜「最高のおもてなしを」と声弾む

釜石で開催される2試合が発表され、歓声を上げて喜ぶ市民ら=ラグビーカフェ釜石

釜石で開催される2試合が発表され、歓声を上げて喜ぶ市民ら=ラグビーカフェ釜石

 

9月25日(水) フィジー 対 アメリカ地区第2代表
10月13日(日) アフリカ地区代表 対 敗者予選勝者

 

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会の全48試合の対戦カードと試合会場が、決勝の2年前となる2日、同大会組織委員会から発表された。国内12会場でただ一つスタジアムが新設される釜石市では1次リーグ2試合の実施が決まった。9月25日(水)にD組のフィジー―アメリカ地区第2代表(午後2時15分開始)、10月13日(日)にはB組のアフリカ地区代表―最終予選勝者(午後0時15分開始)が対戦する。

 

 東京都内のホテルで行われた日程発表会の模様は、釜石市鈴子町のラグビーカフェ釜石に設けられたパブリックビューイングで中継。ラグビーファンら約50人が息をのみ、テレビに見入った。

 

 初戦でフィジーが釜石にやって来ることが発表されると「おーっ」と歓声が沸き、「どんな国? 勉強しないと」と早速スマホを操って情報を集める人も。

 

 釜石での2試合目のカードは、大会アンバサダーで釜石シーウェイブス(SW)RFCゼネラルマネジャーの桜庭吉彦さん(51)が発表。「開催都市では一番小さな釜石だが、地域が一丸となって温かく歓迎し、成功に導きたい」と画面を通して決意を伝えると、集まった市民からは「きょうから新たなスタート。みんなで盛り上げよう」と声が上がった。

 

会アンバサダーとして組み合わせを発表する桜庭さん=パブリックビューイングから

大会アンバサダーとして組み合わせを発表する桜庭さん=パブリックビューイングから

 

 会場となる鵜住居復興スタジアム(仮称)に近く、W杯開催地招致運動から先頭に立って取り組んできた旅館「宝来館」おかみの岩崎昭子さん(61)は「天国に一番近い島といわれるフィジーは、穏やかで優しい人たちの国というイメージがある。言葉や文化、食べ物などを調べ、最高のおもてなしをしたい」と声を弾ませた。

 

 釜石シーウェイブス応援団の三浦正文さん(68)は、釜石での対戦カードが発表されると思わずバンザイ。「どこの国が来ても大漁旗を振って懸命に応援したい」と2年後に思いをはせた。チケットが手に入るかどうか心配していたが、「1万6千と席は限られている。外からやってくる人に席を譲り、自分はボランティアとしておもてなしに徹したい」と気持ちを切り替えた。

 

 12会場のうち2試合にとどまったのは釜石と熊本だけとなったが、発表会の冒頭で組織委員会の御手洗冨士夫会長はあえて釜石の名を挙げ、復興への貢献を強調した。市W杯推進室の山本洋樹室長は「桜庭さんが釜石のカードを発表したのも組織委の配慮。フィジー以外は決まっていないが、残り3カ国を想定しながら学校で各国の文化を学ぶなど取り組みを広げたい」と本格的な準備に腰を上げる。

 

 ■野田武則市長
2試合の開催が決定し、大変光栄に思う。参加選手がベストパフォーマンスを発揮できるよう環境整備に努めていく。東日本大震災で全国、世界中から釜石に寄せられた支援に対し感謝の気持ちを表す機会と心し、地域住民と一体になり、力を合わせて取り組んでいきたい。

 

(復興釜石新聞 2017年11月4日発行 第636号より)

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