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広報かまいし2018年9月1日号(No.1695)

広報かまいし2018年9月1日号(No.1695)

広報かまいし2018年9月1日号(No.1695)

 

広報かまいし2018年9月1日号(No.1695)

広報かまいし2018年9月1日号(No.1695)

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【表紙】釜石魚河岸にぎわい館の愛称を募集します
【P2~3】新婚新生活を応援します/復興住宅の入居者と市営住宅の入居者者募集/移住者の住宅取得に【フラット35】地域活性化型が利用できます/釜石・大槌定住自立圏共生ビジョンを策定しました
【P4~5】釜石健康マラソン/かまいし仙人峠マラソン大会/今月のインフォメーション
【P6~7】今月のインフォメーション
【P8】やっぺし!RWC2019TMミニ通信/市長のつぶや記

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釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
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釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
新婚世帯を応援します【結婚新生活支援補助金】

新婚世帯を応援します【結婚新生活支援補助金】

市では結婚に伴う経済的負担を軽減し、新婚世帯の新生活スタートアップを応援するため、住宅費や引越費用を最大24万円補助します

補助申請期間

平成30年9月1日から平成31年2月28日まで

補助対象経費

(1)住宅取得費用
住宅の建築や購入などにかかる費用。(土地購入費やリフォーム増改築費用は除く)
(2)住宅賃借費用
結婚を機に新たに賃借した住宅にかかる費用。(勤務先からの住宅手当や駐車場代などは除く)
(3)引越費用
結婚に伴う引越にかかる費用で、引越業者に支払った費用

補助対象者

次の(1)から(6)までの要件をすべて満たす方
(1)平成30年9月1日から平成31年2月28日までに婚姻届を提出し、受理された夫婦。
(2)夫婦ともに婚姻日において34歳以下であること。(年齢計算は民法第143条に基づき、誕生日の前日に年齢が加算されますのでご注意ください。)
(3)申請日において市内に住民登録があること。
(4)平成29年1月1日から12月31日までの間の夫婦の所得の合計額が340万円未満であること。
(5)市県民税、固定資産税、国民健康保険税、軽自動車税等の滞納がないこと。
(6)釜石市定住奨励金、定住者住宅取得補助金の交付を受けていないこと。

補助金額

一世帯あたり24万円を限度とする。ただし、1,000円未満は切り捨てとする。

手続き

申請書類等は市総務企画部オープンシティ推進室で配布しています。
釜石市結婚新生活支援補助金チラシ(386 KB pdfファイル)

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釜石市 総務企画部 オープンシティ推進室 戦略推進係
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JR山田線の鵜住居−大槌間を試験走行するディーゼル機関車=釜石市片岸町

三陸鉄道リアス線、全線開通へ前進〜JRから移管 宮古−釜石間 試験走行始まる、鵜住居駅舎も完成

JR山田線の鵜住居−大槌間を試験走行するディーゼル機関車=釜石市片岸町

JR山田線の鵜住居−大槌間を試験走行するディーゼル機関車=釜石市片岸町

 

 東日本大震災で被災し不通になっているJR山田線宮古―釜石間(55・4キロ)は今年度中に復旧し、三陸鉄道に移管され、来年3月23日から「リアス線」として運行を再開する。7月には全区間でレールがつながり、工事を行うJR東日本盛岡支社東北工事事務所は21日、同区間で始まった試験走行の現場や全壊からの再建工事が終わった釜石市鵜住居町の鵜住居駅の駅舎を報道陣に公開。追い込み段階に入った全線開通に向け、順調に作業が進んでいることをアピールした。

 

 試験走行はこの日がスタート。完成した線路や構造物の強度などを確認するのが目的で、ディーゼル機関車が釜石―大槌間の一部約3キロを走行した。

 

 公開されたのは片岸町の第三釜石街道架道橋。約65トンの車両が速度を変えて数回走り安全性を確認した。今後は徐々に距離を延ばし、9月中に全区間を通して試験走行を行う予定だ。

 

 鵜住居駅は、来年のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場となる釜石鵜住居復興スタジアムの最寄り駅。震災前とほぼ同じ場所に、約20平方メートルと同規模の鉄骨造り平屋の駅舎を再建。5月に着工し、今月8日に完成した。

 

 海が近いことから、外壁は砂浜をイメージしたクリーム色。W杯開催にちなみ、窓ガラスにラグビーボールの模様がデザインされている。スクラムをモチーフにし東西交互に据えた窓も特徴の一つ。駅舎内には、昨年5月に平田尾崎半島で発生した林野火災の被害木(スギ)を活用した16席のベンチが設置された。

 

再建工事が終わり、報道陣に公開された鵜住居駅

再建工事が終わり、報道陣に公開された鵜住居駅

 

 同区間は津波で約8・5キロが流失し、駅舎7カ所が被災した。同事務所では2015年から200億円をかけた復旧事業を各地で進行。先月18日に軌道の敷設を完了し、全区間のレールがつながった。今後は軌道の修繕、各種鉄道施設の安全性検査、信号などの整備工事を進め、来年1月以降に試運転、2月以降に三鉄の訓練運転に入る予定となっている。

 

 被災駅舎の復旧は7駅中5駅をJR東日本が担当する。磯鶏駅(宮古市)、織笠駅(山田町)、鵜住居駅が再建され、津軽石(宮古市)、浪板海岸(大槌町)は9月末に完成する見込み。陸中山田駅と大槌駅は自治体側が受け持つことになっている。

 

 三鉄への移管後は、同区間を挟んで、既に運行再開している北リアス線(久慈―宮古間)と南リアス線(釜石―盛間)がつながり、「リアス線」(久慈―盛間163キロ)と名前を変えて運行される。

 

 同支社の小林宏基設備部長は「震災から7年以上かかったが、レールがつながり万感の思い。今後も三陸鉄道にしっかり引き渡せるよう安全第一で取り組みたい」と強調。鵜住居駅については「交流人口の増加、産業や観光の振興に役立ち、復興のシンボルとして地域に愛される駅舎になってほしい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2018年8月25日発行 第717号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

地元住民らが乗った車両約80台が走り初めした

三陸道 着々整備〜吉浜−釜石南開通、沿岸南部40.2キロつながる

地元住民らが乗った車両約80台が走り初めした

地元住民らが乗った車両約80台が走り初めした

 

 東日本大震災の「復興道路」として国が整備を進める三陸沿岸道の一部となる「吉浜釜石道路」(大船渡市三陸町吉浜―釜石市甲子町、14キロ)のうち、吉浜インターチェンジ(IC)から唐丹町荒川の釜石南ICを結ぶ区間(5キロ)が11日、開通した。今回の開通で本県南部は陸前高田市竹駒町から釜石市唐丹町までの40・2キロがつながり、安全な通行とともに医療、物流、観光など復興を後押しする多方面での整備効果が期待される。

 

 午後3時半の一般車両通行開始を前に、午前11時半から吉浜地区で開通式典が行われた。国土交通省道路局の池田豊人局長が「開通によって峠の走行性、安全性が向上する。残り区間の早期整備、一日も早い全線開通に向け努力していく」とあいさつ。達増拓也知事、戸田公明大船渡市長が完成までの経過を紹介し、整備による地域への波及効果に大きな期待感を示した。

 

吉浜釜石道路一部区間開通を祝った式典で関係者がテープカット

吉浜釜石道路一部区間開通を祝った式典で関係者がテープカット

 

 テープカットや車両パレードが行われ、出席者約150人が開通を盛大に祝った。同道路の残り区間となる釜石南ICから釜石ジャンクション(仮)を結ぶ区間(9キロ)は本年度中の完成を予定。野田武則市長は「災害が発生した場合の避難道、迅速で安定した緊急搬送という命の道であり、観光・交流の道、物流・産業・港湾道路と大きな役割も担う。こうした効果は道がつながってこそ発揮される。引き続きの加速を」と待ち望む。

 

地図

 

 同道路は片側2車線の自動車専用道路。新白木沢橋(250メートル)、新鍬台トンネル(3330メートル)と2つの構造物が区間内の約7割を占める。並行する国道45号は約4割が急カーブなど線形不良となっていて、正面衝突などの事故も多い。今回の開通で、線形不良区間の通行回避による走行の安全性の確保、海産物輸送の鮮度保持、広域周遊ルートの形成による観光振興―など生活や産業の質向上、地域振興に期待が高まる。

 

(復興釜石新聞 2018年8月18日発行 第715号より)

 

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釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント御礼

釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント御礼

釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント御礼

 

 釜石鵜住居復興スタジアム完成を記念して、8月19日にスタジアムオープニングイベントを開催しました。おかげさまで大きな事故も無く、成功裏に終了することができました。これは、スタジアムの建設に携わった事業者の皆さんをはじめ、全国からご寄付をくださった個人、団体、企業の皆さんのおかげによるものです。ありがとうございました。

 

 また、国や県、各自治体、日本ラグビーフットボール協会をはじめとする関係団体の皆さん、イベント開催に当たってバスの誘導や会場内での受け付けなどをしてくださった多くの方々、そして、何よりも本イベントを温かく見守って応援をしてくれた地元鵜住居地区の皆さん、市民の皆さんのご協力があってこそ、このイベントを開催することができました。心から厚く御礼申し上げます。

 

 当日は、森喜朗日本ラグビーフットボール協会名誉会長、鈴木俊一東京五輪・パラリンピック担当大臣、吉野正芳復興大臣、林芳正文部科学大臣、達増拓也岩手県知事など、各界を代表する方々のご臨席を賜ることができました。「釜石シーウェイブスRFC対ヤマハ発動機ジュビロ」のメモリアルマッチの他、「新日鐵釜石OB対神戸製鋼OB」のレジェンドマッチ、平原綾香さんの歌声やEXILEのメンバーと中学生のダンスが披露されるなど、さまざまな催しが開催され、全国各地からご来場いただいた約6,500人の皆さんと一緒にスタジアム完成を盛大にお祝いすることができました。

 

 一方で、来年のラグビーワールドカップ2019™釜石開催に向けて、1万6,000人もの観客の誘導や運営方法など課題が見えたイベントでもありました。世界各地から訪れるお客さまへのおもてなし、機運醸成など、まだまだ解決すべき課題は山積しております。東日本大震災被災地で唯一の会場となる釜石開催を成功させるために、ラグビーワールドカップ2019の大会ビジョンである「絆 協創 そして前へ」の下、皆さんと一緒になって進みたいと思います。

 

 今回のスタジアムの完成を契機としてラグビーのまち釜石、そして日本のラグビーの聖地釜石をこれからも全国、全世界に発信していきたいと考えています。どうぞ引き続き、皆さんのご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント開催の御礼といたします。

 

平成30年8月23日
釜石市長 野田 武則

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広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

 

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

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【お詫びと訂正】
保健案内板(11ページ)内「保健だより」に「母子健康手帳の交付日・・・8月3日、10日、17日、24日、31日」とありますが、正しくは「母子健康手帳の交付日・・・9月7日、14日、21日、28日」です。訂正し謹んでお詫び申し上げます。なお、7月15日号の同コーナーへ掲載した8月の母子健康手帳の交付日に変更はございません。

 

【表紙】根浜海岸 海あそび
【P2~3】一時預かり保育・病後児保育利用時には「ホッとカード」をご提示ください/三陸沿岸道路吉浜IC-釜石南IC間が開通します/市内バス路線9月1日ダイヤ改正/釜石はまゆりトライアスロン国際大会に伴う交通規制など
【P4~5】地震・津波避難訓練/夜間通行止めのお知らせ/新造巡視船「きたかみ」一般公開/まちのお知らせ
【P6~7】まちのお知らせ
【P8~9】まちの話題
【P10~11】保健案内板
【P12~15】復興情報
【P16】やっぺしRWC2019™ミニ通信/釜石シーウェイブスRFC公式戦日程

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完成した釜石鵜住居復興スタジアム

復興の翼 スタジアム完成、白い大屋根「船出」の帆をイメージ〜釜石鵜住居 来年のラグビーW杯へ、19日記念イベント

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

 

 釜石市がラグビーワールドカップ(W杯)2109日本大会の試合会場として鵜住居町に建設していた釜石鵜住居復興スタジアムが完成し、3日、報道関係者らに公開された。東日本大震災で被災した鵜住居小・釜石東中の跡地をかさ上げして造られた競技場は、「羽ばたき」の翼、「船出」の帆をモチーフにデザインされた白い大屋根が特徴。グラウンドには青々とした芝も広がり、震災の教訓と支援への感謝を伝え、復興の進むまちの姿を発信する、来秋の本番を待ち構える。

 

メインスタンドの白い大屋根

メインスタンドの白い大屋根

 W杯の試合会場で唯一新設された同スタジアムは、昨年3月に着工し、今年7月末に完成。両校跡地約9ヘクタールにグラウンドやスタンド、管理棟などを整備した。

 

 今回完成したのは常設部分の6千席で、このうち約5千席には昨年5月に平田尾崎半島で発生した林野火災で被災したスギ材を使った。大会本番では仮設スタンド約1万席を増設する予定。グラウンド整備では、化学繊維を混ぜてクッション性、耐久性を高めた補強型天然芝(ハイブリッド芝)を採用した。

 

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

 

 総事業費は約39億円。県と市の負担は約8億円に上る見込み。

 

 公開には県内外の報道関係者らが参加。「すごく開放的」などと声が聞かれ、対応した市ラグビーW杯推進本部事務局の担当者は「自然と調和した景観が強み」と強調した。

 

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

 

 同事務局の正木隆司総括部長は「被災地支援への感謝の気持ちと、復興が進んだ釜石の姿を世界に発信したい。子どもたちの心、未来の大きな財産になると確信している。全力で取り組む」と力を込める。

 

 19日の完成記念イベントでは、ラグビーの日本選手権を共に7連覇した新日鉄釜石と神戸製鋼のOBによる「レジェンドマッチ」、釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機の試合などが行われる。

 

(復興釜石新聞 2018年8月11日発行 第714号より)

 

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あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

逆境乗り越え踊り継ぐ、釜石よいさ 30回目の夏〜国際色も豊かに、36団体1900人がパレード

30回目の節目を迎えた釜石よいさ。約6千人の市民が集まった

30回目の節目を迎えた釜石よいさ。約6千人の市民が集まった

 

 釜石の夏を彩る「釜石よいさ」(同実行委員会主催)は4日、大町の特設会場で開かれた。東日本大震災による2年間の休止を経て復活して6回目、通算ではちょうど30回目。「踊り継ぎたい夏がある」を合言葉に、36団体、約1900人が熱い群舞を繰り広げた。震災後は支援などで釜石に入る外国人が増え、釜石よいさも国際色豊かに。幅広い年代の市民が息の合った踊りを披露し、1年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)を成功させようと盛り上がった。

 

横断幕を掲げ、「ラグビーW杯を成功させよう」と呼び掛ける釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督(左)ら

横断幕を掲げ、「ラグビーW杯を成功させよう」と呼び掛ける釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督(左)ら

 

釜石市民劇場は山車でラグビーW杯をPR

釜石市民劇場は山車でラグビーW杯をPR

 

 開会セレモニーで近藤和貴実行委員長(35)が「みんなで釜石の夏を盛り上げよう」とあいさつ。野田武則市長は「震災から7年、釜石はまだまだやれる、がんばれる」と呼び掛けた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、震災にも負けずに活動する「箱崎虎舞」の面々が勇壮な舞を披露。釜石よいさの立ち上げメンバーで、シンガーソングライターとして活躍するあんべ光俊さん(64)が仙台市から駆けつけ、デビュー曲の「遠野物語」などを歌い上げて30回の節目に花を添えた。

 

震災を乗り越え躍動する箱崎虎舞

震災を乗り越え躍動する箱崎虎舞

 

 総勢50人の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿の「よいさ小町」があでやかに前ばやしを披露すると、いよいよ本番がスタート。企業や団体、学校など、それぞれに趣向を凝らしたスタイルで踊りの輪が回り始めた。

 

あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

 

元気よく練り歩く上中島こども園の園児ら

元気よく練り歩く上中島こども園の園児ら

 

 拓殖大、聖学院大、法政大の学生、外資系企業のUBS証券グループ社員など、釜石の復興を外から支え続ける団体も参加。数多くの外国人も踊りの輪に加わった。

 

 涼やかな浴衣姿で踊りを披露したホアン・ティ・トウイさん(21)は、ベトナムからやって来た水産加工技能実習生。多くの仲間と釜石市国際交流協会のグループに加わり、〝日本の夏〟を満喫した。

 

ベトナムの水産加工実習生らも「ヨイサッ」

ベトナムの水産加工実習生らも「ヨイサッ」

 

 「すごく発展している日本で働き、学びたかった」とトウイさん。「ベトナムにはないお祭り。おもしろーい!」と笑顔で躍動した。昨年から3年間の予定で、大平町の井戸商店で働いている。浴衣をプレゼントした大橋武一社長(60)は「ベトナムの子たちはまじめによく働いてくれる。性格も非常に温和」と沿道で目を細めながら見守った。

 

 イオンタウン釜石グループの先頭に立ったのは、同店の立ち上げに奮闘した及川和之さん(62)=イオンタウン営業統括部長。「4年前と比べ、まちににぎわいが増えた。地域に貢献する店になって良かった」と感慨を口にした。

 

(復興釜石新聞 2018年8月8日発行 第713号より)

 

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釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

復興道路 仕上げ急ピッチ、トンネル17ヵ所 全て完成〜南三陸国道事務所 報道関係者に公開、工事は順調 19年度中の開通へ

釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

 

 東日本大震災被災地の復興に向けて整備される「復興道路」「復興支援道路」の現場では仕上げの工事が急ピッチで進む。釜石市周辺では7月下旬から8月上旬にかけ、国土交通省南三陸国道事務所(折笠徹所長)が担当する復興道路の三陸沿岸道路のうち、唐桑高田道路(気仙沼市唐桑町館―陸前高田市竹駒町、10キロ)と吉浜釜石道路(大船渡市三陸町吉浜―釜石市甲子町、14キロ)が相次いで部分開通。道は徐々につながり、同事業所が目指す2019年度中の全線開通が近づく。7月24日には同事務所が担当する区間が報道関係者に公開され、「工事は順調に進んでいる」と強調した。

 

 同事務所が担当する工事区間は、三陸沿岸道路の宮城県境から山田町まで40・4キロと、復興支援道路の東北横断自動車道釜石花巻道路(釜石道路)6キロの合わせて46・4キロ。このうち41・6キロが本年度中に、残りの4・8キロは19年度の完成を見込む。

 

釜石中央ICを構成する小佐野高架橋

釜石中央ICを構成する小佐野高架橋

 

 震災後の11年11月に事業化された同区間の工事には、これまでに約2204億円の事業費を投入。同区間に建設する17カ所のトンネルは全て完成した。25カ所に建設する橋りょうも、釜石市内の1カ所、大槌町内1カ所を残してほぼ完成。本年度はさらに約296億円を投入し、仕上げの工事を急ぐ。

 

 三陸沿岸道路・釜石山田道路(甲子町―山田町船越、23キロ)のうち、釜石市新町に建設される釜石中央インターチェンジ(IC)では、国道283号とJR釜石線をまたぐ橋げたの設置工事、土盛り工事などが進み、ほぼ形が見えてきた。土盛りに使用した約11万立方メートルの土は、1キロほど先で進む釜石ジャンクション(JCT)の切り土を運んで活用。今後は路面の舗装工事などを進める。

 

看板設置も進む釜石西IC

看板設置も進む釜石西IC

 

 吉浜釜石道路の釜石唐丹ICでは昨年度、4年間かけて進めてきた土盛り工事が完成した。同区間最大級となる135万立方メートルもの土は、南北に建設されたトンネルの掘削土砂を活用。ガードレール、照明などの電気通信設備の設置工事を進める。

 

 同道路で釜石南IC(唐丹町内)から吉浜ICの5キロが8月11日に部分開通する。同道路に完成した新鍬台トンネル(仮称、3330メートル)は三陸沿岸道路最長で、唯一本坑に並行して避難坑を整備。トンネル内には避難坑につながる非常口が8カ所あり、災害や事故発生時に活用できる。

 

新鍬台トンネルに整備された避難坑

新鍬台トンネルに整備された避難坑

 
 報道関係者に工事概要を説明した同事務所の古川哲治副所長は「災害時に寸断されない強じんな道路ができる。観光面でも三陸沿岸の復興に寄与するものと確信。一日も早い開通を目指して事業を進めていく」と話した。

 

 唐桑高田道路も気仙大橋や今泉トンネル、長部高架橋などの主要構造物が完成し、7月28日に6・5キロが部分開通した。

 

(復興釜石新聞 2018年8月4日発行 第712号より)

 

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釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

涼しさ満点「地底探検」〜夏休み 釜石鉱山で坑道見学

釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

 

 釜石鉱山の坑道見学会は7月30日、釜石市甲子町大橋の現地で行われ、家族連れなど26人が参加。「鉄のまち釜石」を支えた鉱石採掘に思いをはせ、真夏日となった猛暑の外とは別世界の冷涼な「地底探検」を楽しんだ。坑道見学は今月9日まで5回にわたって行われる。

 

 釜石鉱山総務課の千葉慎吾さんらが案内。トロッコに乗り込み、標高550㍍の坑口から入った。最初は「仙人秘水」の採水地。大峰山(標高1147メートル)の地下600メートルに位置する。秘水は当初、坑道内にある工場で製造していたが、2009年からは送水管を使い、地上で製品化している。坑道の総延長は1千㌔に及ぶという。

 

 鉱石採掘場では、搬送で使う専用の重機が紹介された。鉱石を効率よく搬出するため鉱石を投下したタテ坑もあった。基底部まで高さ200メートルあり、現在は高さ約50㍍まで水が満ちているという。

 

 最後に訪れたのは花こう岩でできた「グラニットホール」。操業当時は坑内事務所兼休憩所に充てられた場所で、鉱石の採掘を止めた後は、さまざまな音楽アーティストの録音も行われた。夫の小笠原善樹さん(62)、孫の鈴木響太朗君(甲子小3年)とともに参加した千賀子さん(61)が「釜石小唄」をホールいっぱいに響かせ、参加者の盛んな拍手を受けた。

 

 釜石市平田の漁業佐々木静男さん(72)は、この日が誕生日。横浜市から帰省した娘の八木千里さん(38)、長男の奈碧人(なおと)君(六ツ川西小6年)、二男の碧乃莉(みのり)君(同3年)、長女彩衣音(あいね)ちゃん(4)とともに「鉱山(やま)」を満喫した。碧乃莉君は「鉱石も23個集めた。勉強になった」と喜んだ。

 

 青森県三沢市の男女14人は観光バスで訪れた。「温故知新の会」と名付けた旅行仲間は60~96歳。会長の北林登美江さん(77)は「今回は片道4時間の日帰り。坑道見学は面白かった」と、プレゼントの「仙人秘水」を抱えて帰路に就いた。

 

(復興釜石新聞 2018年8月4日発行 第712号より)

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高度な職人技で刃物研ぎの支援を行う堺市の味岡さん(中)と高校生(右後列)

包丁研ぎで被災地支援、堺工科高(大阪)定時制生徒〜今回は鵜住居で活動、職人技で刃を再生

 高度な職人技で刃物研ぎの支援を行う堺市の味岡さん(中)と高校生(右後列)

高度な職人技で刃物研ぎの支援を行う堺市の味岡さん(中)と高校生(右後列)

 

 東日本大震災被災地を持ち前の技術で支援する大阪府立堺工科高校(堺市)定時制の生徒らが25日、釜石市の鵜住居生活応援センターで「包丁の研ぎ直し」ボランティア活動に取り組んだ。周辺の住民が包丁や草刈り鎌など50丁を持ち込み、職人の技でよみがえった切れ味に感謝した。

 

 同校は地元で育まれたものづくりを学ぶ「堺学」を2005年から継続する。定時制の生徒が発案した支援のうち刃物は2012年から、生徒らも製作したステンレス包丁を宮城県名取市や釜石などの被災者に届け、昨年は東松島市や遠野市にも学校教材として贈った。

 

 今回のボランティア活動には、生徒2人と指導者ら9人が参加。このうち堺学で14年間、生徒らを教える味岡知行さん(74)は刃付け(研ぎ)の伝統工芸士で、堺市ものづくりマイスターの称号を持つ。若手の弟子4人を伴い、電動研磨機と共に車で参加。定時制は保田光徳進路指導部長(58)ら2人、総合学科3年の松下伊織君(17)と2年の竹内裕也君(19)が訪れた。16年に「アフターケア」の研ぎ直しで釜石市など6市を訪問しており、今回で2回目。

 

 愛用の刃物を持った住民が相次いで訪れ、予定外の鎌の研ぎも快く引き受けた。味岡さんらは回転研磨機を操ってさびを落とし、ぼろぼろになった刃も丁寧に再生させた。授業で特訓した生徒は砥石(といし)で仕上げ、親指の爪で切れ味を確認した。「ものづくりはハート。学校は人づくり」と語る味岡さんは、弟子や生徒の仕事ぶりを優しく見守った。

 

 去年も被災地を訪れた松下君は「空き地などの様子に、想像できない被害の大きさを実感した。少しでも力添えしたい。飲食店でアルバイトしており、家でも包丁を研ぐ。将来は料理を出す店を持ちたい」、竹内君は「溶接技術を生かし、車づくりにかかわりたい」と将来を見据える。

 

 近くの復興公営住宅で暮らす板澤龍太郎さん(73)は包丁2本を依頼。「きれいに輝きが戻った。料理もおいしくなるだろう。遠い所から来てくれてありがたい」と感謝した。

 

(復興釜石新聞 2018年7月28日発行 第710号より)

 

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広報かまいし2018年8月1日号(No.1693)

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【表紙】 釜石納涼花火2018/市長のつぶやき
【P2~3】 戦没者追悼式/乳がん・子宮頸がん/児童扶養手当の現況届など
【P4~5】 鵜住居駅前公共施設の愛称決定/今月のインフォメーション
【P6~7】 今月のインフォメーション/釜石よいさ交通規制
【P8】 やっぺし!RWC2019TMミニ通信(8月19日の交通規制)

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