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広報かまいし2019年10月15日号(No.1722)

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広報かまいし2019年10月15日号(No.1722)

 

広報かまいし2019年10月15日号(No.1722)

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【P1】表紙
【P2〜7】ラグビーワールドカップ2019 釜石開催情報
【P8〜9】釜石市長選挙/防災行政無線の戸別受信機貸し出し/市内支線部バスのダイヤの見直し/空き家バンク
【P10〜13】まちのお知らせ
【P14〜15】まちの話題
【P16〜17】保健案内板/保健だより
【P18〜19】復興情報
【P20】使用料・手数料などの変更について

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三鉄平田駅近くの市道沿いの石柱(左)、津波到達点の石柱は平田小前にも(右)

「津波到達地点記憶碑」建立〜高台に逃げろ 次代に教訓残す、平田海浜地共有組合

組合員が久保組合長宅前に建立した津波記憶碑を除幕。未来の安全を願った

組合員が久保組合長宅前に建立した津波記憶碑を除幕。未来の安全を願った

 

 釜石市平田の平田海浜地共有組合(久保知久組合長、会員91人)は「東日本大震災津波到達地点記憶碑」を地区内に建立し、9月20日に除幕式を行った。記憶碑のほか2カ所に「津波到達地点」の石柱を建て、地域住民に津波避難の大切さを末永く伝える。

 

 同組合は戦前、平田湾などで採取する海藻類、雑魚などの干場(かんば=磯など海浜地)の管理団体として発足した。現在は干場の需要がほとんどないが、組合は共有地の管理や運営を続けている。

 

 津波記憶碑の建立は昨年夏に発議。役員会などで内容を検討、協議し、今年6月の総会で決定した。監事の佐藤増雄さん(73)、会計の髙澤貞樹さん(72)によると、「震災の津波について、住民が日々の生活で目にする場所に到達地点を明示し、津波への警戒を忘れず、後世に伝えるのが目的」という。

 

 「復興まちづくり、住宅再建が進み、これからも町並みが変化する。震災の記憶はあいまいになる恐れがある。特に将来を担う子どもたちには、しっかりした心の備えを持ってほしい」と久保会長(71)。「私たち組合の立場で地域防災に貢献できることは、慰霊碑ではなく、津波の記憶碑の建立だろう―と意見がまとまった」と経緯を話す。

 

三鉄平田駅近くの市道沿いの石柱(左)、津波到達点の石柱は平田小前にも(右)

三鉄平田駅近くの市道沿いの石柱(左)、津波到達点の石柱は平田小前にも(右)

 

 記憶碑の用地は久保組合長の自宅敷地、石柱2基の用地は組合員が所有地を提供した。石柱が建てられたのは平田小の正門前20メートル付近と三陸鉄道平田駅の市道ガード付近で、いずれも津波の到達点。記憶碑の標高は11・3メートルとした(9メートルという説もある)。

 

 記憶碑には発災日と建立期日を和洋で表記。組合、役員名を添え、「これより高台に逃げろ」とメッセージを刻んだ。碑は台座を含め高さ約1・5メートル。石柱も市道、通学路に面し、通行を邪魔することなく、周囲の景観も損なわず、さりげなく通行者の目に触れる位置にある。

 

(復興釜石新聞 2019年10月2日発行 第829号より)

 

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ラグビーワールドカップが釜石にやってきた〜「今日の1日が未来につながる」招致活動関係者 感動の本番

ラグビーワールドカップが釜石にやってきた〜「今日の1日が未来につながる」招致活動関係者 感動の本番

「釜石の夢」が実現したW杯フィジー対ウルグアイ戦

「釜石の夢」が実現したW杯フィジー対ウルグアイ戦

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)が釜石にやってきた。東日本大震災の津波で大きく姿を変えた鵜住居の地に建設された復興スタジアムは、国内外から訪れた約1万4千人の観客で埋まった。絶好の青空が広がる晴れ舞台。対戦するフィジー、ウルグアイを応援する大歓声が沸き上がり、満員のスタンドに応援のウエーブが何度も広がった。感動的なこのシーンを夢見て招致活動に取り組んできた関係者は感激に浸る間もなく、「さあ次の試合だ」と準備に取りかかった。

 

桜庭吉彦さん

 

スタジアムから帰る観戦客と感謝のハイタッチを交わす桜庭吉彦さん(中央)

スタジアムから帰る観戦客と感謝のハイタッチを交わす桜庭吉彦さん(中央)

 

 「イエーイ!」「ありがとー」「サンキュー」――。W杯アンバサダーとして活動する釜石シーウェイブス(SW)RFCゼネラルマネジャーの桜庭吉彦さん(53)は、釜石開催を縁の下で支える会場ボランティアらとともに、スタジアムから出てきた観戦客と感謝のハイタッチを重ねた。

 

 国内外から訪れた1万4025人がスタジアムを埋めた。「こうやって、みんなが笑顔で帰ってくれる。そのことが本当にうれしい」。桜庭さんは涙をこらえながら、この日を迎えた感慨をかみしめた。

 

 新日鉄釜石ラグビー部が日本一7連覇を達成した翌年に入社し、クラブチームへの移行など苦難の時代の主力として活躍した。釜石SWのヘッドコーチも務めるなど、「釜石ラグビー」のDNAを引き継いできた。1986年からラグビー日本代表に選ばれ、キャップ43を獲得。W杯にも3大会に出場した。

 

 この日はあえてスタジアムの外で、会場案内や、おもてなしなどのボランティアに徹した。「きょうの一日が未来につながる。いや、つなげていかねばならない」「手を携え、こんな思いを経験することがW杯のレガシー(遺産)につながっていく」と確信。13日のナミビア対カナダ戦も会場ボランティアとして汗をかくつもりだ。

 

豪快なトライシーンに沸く観戦客

豪快なトライシーンに沸く観戦客

 

大友信彦さん

 

「本当に夢のよう」とスポーツライターの大友信彦さん

「本当に夢のよう」とスポーツライターの大友信彦さん

 

 「本当に夢のよう」。スポーツライターの大友信彦さん(57)はスタジアムの前で、多くの知人とW杯開催実現の握手を交わした。

 

 気仙沼市出身で、スポーツ紙や雑誌などにラグビー記事を多数寄稿する国内有数のラグビーウオッチャー。「釜石ラグビー」の歩みを丹念に刻み続け、震災後は釜石のV7メンバーらと立ち上げた「スクラム釜石」(石山次郎代表)の一員として活動。W杯招致活動を広報面で支えてきた。

 

 2015年には、実現不可能といわれたW杯釜石開催を可能にしたラガーマンや市民の取り組みをまとめた「釜石の夢」(講談社文庫)を出版。福島県から釜石まで自転車で走破する「スクラムライド」にも加わり、被災地が復興へと進む姿を国内外に発信し続けてきた。

 

 「多くの観戦客が訪れたこの光景とスタジアムのとけ込み具合はイメージできていなかった。盛り上がりは想像以上」と大友さん。「W杯に向けた取り組みを通して、子どもたちが大きく成長したことがうれしい。世界中から多くの人がやってくるワクワク感には特別な思いがある」と喜びを膨らませた。

 

片桐浩一さん

 

 「両国の選手がピッチに出てきた瞬間が一番感動した。涙が出そうになりましたよ」。大町で美容店を営む片桐浩一さん(49)はスタジアムに広がる光景をしみじみと見回した。

 

 震災の津波で妻理香子さん(享年31)を失って8年半。スタジアムは、理香子さんが勤務先の幼稚園で命を落とした鵜住居に建設された。W杯招致にも初めは反対だったという。

 

 両国の国歌斉唱のときは複雑な思いも重なり、立ち上がることができなかった。「でも、もう後ろ向きになることはないかもしれない」。天国にいる妻に向かって、そうつぶやいた。

 

(復興釜石新聞 2019年10月2日発行 第829号より)

 

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復興記録誌「釜石復興の軌跡」

復興記録誌「釜石復興の軌跡」

復興記録誌「釜石復興の軌跡」

 

東北大学の皆様には東日本大震災の発災以降、当市の復興に多大なるご支援を賜っておりますが、このほど、建築空間学研究室の皆様に当市復興の過程などが取り纏められた復興記録誌「釜石復興の軌跡」を制作していただきました。
貴重な資料を制作していただきまして、心より感謝申し上げます。(※英語訳も併記されております)

 

復興記録誌「釜石復興の軌跡」

復興記録誌 「釜石復興の軌跡」( Trajectory of Kamaishi’s Reconstruction )

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広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

 

広報かまいし2019年9月15日号(No.1720)

広報かまいし2019年10月1日号(No.1721)

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【P1】表紙/4月入園幼稚園児の募集/市長のつぶや記
【P2〜3】釜石市議会議員の紹介
【P4〜7】ラグビーワールドカップ情報
【P8〜11】郷土資料館「津波・震災」コーナーリニューアル/第10回全国虎舞フェスティバル/まちのお知らせ
【P12】新しい市民体育館が完成しました

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釜石市内の小中学生が「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました

釜石市内の小中学生が「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました

 

震災復興への感謝の気持ちを世界中の人たちに伝えるため、釜石市内の小中学生が、「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」を作成しました。

 

この歌は、2017年に発足した釜石市内の小中学校の代表者で組織される「かまいし絆会議」を中心に、2018年から作成が進められました。

 

作詞作曲に当たっては、スマイルとうほくプロジェクトや、専門家の方々の力を借りながらも、市内の全小中学生から「大切な人への手紙」をテーマに歌詞を募り、震災後に想いを寄せてくれた世界中の人たちや、家族、仲間や友人に向け、感謝の気持ちを伝える歌となりました。

 

歌が完成した後、市内の小中学生は、ラグビーワールドカップ関連イベントでの披露を目指し、各学校において一生懸命練習に励み、併せてPR動画の撮影にも取り組んできました。

 

「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」は、9月20日に行われるラグビーワールドカップのファンゾーン開幕イベント内にて市内の小中学生の代表者により披露されるほか、9月25日に釜石鵜住居復興スタジアムで行われるワールドカップの試合の際にも、市内の全小中学生が世界中へこの歌を披露することを目標としています。

 

この度、「ありがとうの手紙 #Thank You From KAMAISHI」のPR動画が完成しましたので、ぜひご覧ください。

 

「ありがとうの手紙 ♯Thank You From KAMAISHI」

 

作詞:かまいし絆会議、下山和也 作曲:佐藤将展

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

 

僕たちがまだ小さかった頃 この町に悲しみがやってきました
灯りも笑顔も失ったとき トラックに乗って 世界中の想いが届いたんだ

 

顔も名前もわからないけど みんなが応援してくれました
あたたかい気持ちは絆となって 釜石の町に たくさんの希望が生まれたよ

 

ありがとう ありがとう ありがとう 何度言っても足りないよ
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと忘れないよ

 

あなたが背中を押してくれたから 僕たちは未来へ進めるんだ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

 

「みなさんの想いを 僕たちは忘れません」

 
 

いつも一緒にいて励ましてくれた その笑顔と温かい手が大好きだ
悲しみ苦しみ消えないとき ともにいた仲間が 僕に勇気をあたえてくれたんだ

 

もしも明日会えなくなっても 笑い合える日々はきっと続くよ
いつもは恥ずかしくて言えないけど 仲良しの君に 今日こそはちゃんと伝えたいよ

 

ありがとう ありがとう ありがとう 何度も相談に乗ってくれて
ありがとう ありがとう ありがとう ずっとずっと友達だよ

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら 君の住む町まで 今すぐ届けたいよ

 

「君と過ごした日々は 最高の宝物だよ」

 
 

美味しい朝ごはん いってらっしゃいの言葉 当たり前だけど当たり前じゃない毎日
たまにはけんかもするけれども 本当はいつも思ってるよ 大切な 存在だってこと

 

僕はまだ子供だから 感謝の袋が ちょっと小さいみたい
これまでの「ありがとう」を詰めたら 袋からあふれて どんどんあふれてこぼれちゃうよ

 

お母さん お父さん ありがとう いつもそばにいてくれて
おばあちゃん おじいちゃん ありがとう ずっとずっと大好きだよ

 

大変な時に育ててくれて 守ってくれてありがとう
照れくさくて言えないけれど 大切な家族へ いつもありがとう

 

「これからも一緒に 手をつないで歩いていこう」

 
 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしも言葉に翼が生えたなら あの空の向こうへ 今すぐ届けたいよ

 

ありがとうの言葉だけじゃ この想いは伝えきれないよ
もしもこの歌あなたに届くなら あの海の向こうへ 精いっぱい歌うよ

 

「これからは僕たちが 釜石の未来をつくる つくる」

 

Thank you from KAMAISHI!

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釜石市

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釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

ワールドカップ本番を告げるバナー、市民ホールにお目見え〜壁面で躍動4ヵ国 フィジー、ウルグアイ、ナミビア、カナダ

釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

釜石市民ホールの壁面にお目見えした大型バナー

 

 釜石市も会場の一つになる2019年ラグビーワールドカップ(W杯)日本大会が20日に開幕。11月2日までの大会期間中、「ファンゾーン」が設けられる大町の市民ホールTETTOに、大会をPRする大型の壁面バナー「ウォールギャラリー」がお目見えした。釜石で試合を行う各国代表を迫力あるプレーシーンで紹介。道行く人に開催中の世界的スポーツイベントの魅力、地元での試合の開催間近を伝えている。 

 

 同ホール東部市街地の目抜き通りに面するガラスに登場したバナーは高さ約4メートル、幅約12・8メートル。釜石鵜住居復興スタジアムで9月25日に対戦するフィジーとウルグアイ、10月13日に戦うナミビアとカナダの4チームのプレー写真で構成。「一生に一度を釜石で!」との文字も並ぶ。

 

 ラグビーW杯釜石開催実行委員会が、大会オフィシャルスポンサーのキヤノンの協力を得て17日に設置した。W杯に関する大型都市装飾は県内では盛岡市のJR盛岡駅東西自由通路、釜石市鈴子町の三陸鉄道のアンダーパス歩道壁面、花巻市の花巻空港1階出発口側ガラスに設けられ、同ホールは4カ所目。

 

 県ラグビーW杯2019推進室連携推進課の松崎雄一課長は「人通りの多いところで、目に留めてもらえる」と機運醸成、注目度向上に期待を示す。ファンゾーンの開設は12開催都市最長の30日間。全48試合のパブリックビューイングも行う。さまざまな体験、イベント企画も用意。「たくさんの人に来ていただき、ラグビーとまちの魅力を存分に楽しんでもらいたい」と期待する。

 

 市民ホール周辺のファンゾーンは20日からオープン。釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーらによるトークショーや記念のもちまきなどが行われた。

 

 会場には、釜石で試合をする4カ国の紹介、ラグビー体験、飲食ブースなどを開設。24日は釜石開催前夜祭、25日にはお笑いコンビのサンドウィッチマン、元新日鉄釜石ラグビー部監督の松尾雄治さんが登場する。

 

(復興釜石新聞 2019年9月21日発行 第826号より)

 

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ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

ワールドカップボランティア、いよいよ本番〜ファンゾーン開設へ最後の研修

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

ファンゾーンでの活動に思いを膨らませるボランティア

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)で2試合が行われる釜石市で14日、開催期間中に市民ホールTETTO周辺に設置されるファンゾーンで来訪者サービスなどを担う公式ボランティアの最後の研修が始まった。20日のW杯開幕まで1週間、25日に釜石で行われるフィジー対ウルグアイ戦まで10日。研修に臨んだボランティアは「いよいよ本番。来訪者が釜石を存分に楽しめるように」と気持ちを高めていた。

 

 試合会場周辺の運営補助などに当たる公式ボランティアは約700人で、このうち大型画面で試合観戦ができるファンゾーンで案内などを担うボランティアは約100人。今年2月のオリエンテーションを皮切りに、これまで3回の研修を重ねてきた。

 

 この日の研修では、手荷物検査の案内や外国人対応などの内容、注意点などを確認。ファンゾーンが設けられる市民ホールの周辺を巡り、ボランティアとしての実際の動きにイメージを膨らませた。説明に当たったファンゾーン運営担当者は「まずは笑顔でおもてなしを」と呼び掛けた。

 

 久慈市から駆け付けた佐々木裕毅さん(62)は釜石出身で、長く小学校の教員を務め2年前に退職。母親が一人で定内町に暮らす。「仕事も一段落し、W杯で国内外から古里を訪れる人たちのお手伝いができれば」とボランティアに応募した。

 

 震災直後には鵜住居町で、がれきの片付けなどボランティア活動に汗を流した。「当時はまさか釜石でラグビーワールドカップが開かれるとは思いもしなかった」と佐々木さん。「自分なりのおもてなしで、来訪者が良かったと思い出が残せるようにしたい」と本番を心待ちにした。

 

 ファンゾーンは20日から11月2日まで30日間にわたって開設。期間は、開催12都市の中で最長となる。飲食ブースを併設した大型画面で観戦できるほか、多彩なステージイベントも繰り広げる。

 

(復興釜石新聞 2019年9月18日発行 第825号より)

 

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地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

待望のスーパー 鵜住居に、「うのポート」オープン初日 住民あふれる〜被災地支援へ「マルイチ」出店、まちなか再生 中核担う

地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

地域住民らが心待ちにした商業施設「うのポート」がオープン

 

 釜石まちづくり会社(谷澤栄一社長)が釜石市鵜住居町に整備した商業施設「うのポート」のオープニングセレモニーが11日、現地で行われた。甚大な被害を受けた東日本大震災から8年半。再生が進む地域、住民生活に欠かせない買い物の利便性を向上させる待望の施設の開店初日は、心待ちにしていた住民らであふれ返った。

 

 うのポートは、鵜住居地区のまちなか再生に向けた中核施設の一つ。同社や市、住民らで土地利用や公共施設の配置など話し合いを重ねる中で整備について検討され、生活利便性の確保、地域に密着した拠点施設として、同社が今年3月から整備を進めた。

 

マルイチ鵜住居店の開店を大勢の人が待った

マルイチ鵜住居店の開店を大勢の人が待った

 

 施設は鵜住居小・釜石東中に近い、国道45号沿いに建設。敷地面積3535平方メートル、鉄骨平屋で延べ床面積は1506平方メートル。周辺の公共施設とともに、地域のにぎわい創出の拠点となる。事業費は約4億5千万円。国の津波立地補助金などを活用した。

 

 核店舗は、盛岡市に本社があるスーパーマーケット、マルイチ(小笠原正吉社長)の鵜住居店(今淵剛店長)。売り場面積約960平方メートルで、鮮魚など生鮮食品を中心に加工食品、酒、日用品などを販売する。午前9時半から午後8時まで営業する。

 

 地区内外で被災した▽二本松石油店(タイヤ販売、灯油配達、釣り具販売)▽リフォームショップ・ランナー(建築・リフォーム業)▽レディースショップ・ラン(婦人服店)▽ほけんの菊池(保険代理店)―が入居。北日本銀行の現金自動預払機(ATM)も構える。駐車場は42台分を確保した。

 

 セレモニーには関係者ら約70人が出席した。谷澤社長は「出店者、地域の力を借りながらにぎわいを生み出すよう維持管理していく」とあいさつ。テープカットの後、地元出身の民謡歌手佐野よりこさんが商売繁盛を願う「秋田大黒舞」を歌い、完成を祝った。

 

関係者がテープカットで開店を祝う

関係者がテープカットで開店を祝う

 

 午前9時半に開店すると店内は買い物客で大にぎわい。レジには、買い物かごいっぱいに商品を詰め込んだ人たちの長い行列ができた。

 
 震災で鵜住居町内にあったスーパーは被災し、仮設店舗で運営したものの数年で閉店。地元の川崎シゲ子さん(79)は車を所有しておらず、離れて暮らす家族らの運転で釜石市の市街地や大槌町まで買い物に出向いてきた。念願のスーパー立地に「自転車で行ける。最高だ」と喜んだ。

 

 今淵店長は「たくさんの人が待っていてくれたと実感。明るい笑顔で迎え、愛される店づくりをしていきたい」と気持ちを新たにした。

 

 震災前、町内でガソリンスタンドと釣具店を営業していた二本松石油店は、スタンドのリニューアルオープンを控えていた時期に震災で被災。先が見えなかったが、町内に整備された仮設商店街でスタンド経営を除いた事業を続けてきた。

 

 名須川洋一社長(63)は「核店舗としてスーパーの出店を決断してもらったことで、新たな一歩が踏み出せた」と感謝。本設店舗で再出発した仲間と力を合わせ、「頑張っていく」と力を込めた。

 

 鵜住居川でのアユ釣りを長年楽しんできた町内の澤本幸夫さん(73)は、早速来店。「やっぱり地元の店を利用したい。便利になる」と笑顔を見せた。

 

 施設名うのポートは、同社が指定管理者として大町で共同店舗「タウンポートおおまち」を運営していることから、姉妹店との意味合いで命名。海の町釜石をイメージし、「船が寄港するように多くの市民が集う場所、人がつながる場になってほしい」といった願いも込められている。

 

(復興釜石新聞 2019年9月14日発行 第824号より)

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ほいくしカフェを開催します

ほいくしカフェを開催します

 

保育士の再就職について、不安なことや知りたいことを、コーディネーターや同じ悩みを持つみなさんとお話ししてみませんか?
保育士の仕事に関する情報提供も行います。
ブランクのある方や保育の仕事をするか迷っている方、お子様連れも歓迎します!

 

日時

令和元年10月4日(金)10:30~12:00

場所

上中島こども園 子育て支援室 (上中島町3-5-17)

内容

コーディネーターから保育に関する情報提供、参加者同士の意見・情報交換等

対象

保育士資格を持っていて、現在保育士として働いていない方

費用

無料

その他

託児はありませんが、お子様連れ歓迎です。

お申込み・お問い合わせ

岩手県保育士・保育所支援センター(担当:山田)
岩手県盛岡市三本柳8地割1番3(ふれあいランド岩手内)
電話 : 019-637-4544 / 公用携帯電話 : 080-8200-1054

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 保健福祉部 子ども課 次世代育成係
〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
電話 0193-22-5121 / FAX 0193-22-6375 / メール
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広報かまいし2019年9月15日号(No.1720)

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【P1】表紙/もくじ
【P2〜3】ラグビーワールドカップ2019™ファンゾーン in 岩手・釜石情報
【P4〜5】9月25日「フィジー 対 ウルグアイ」戦情報/ボランティア募集
【P6〜7】ラグビーワールドカップ2019™釜石開催時の津波避難導線/釜石まるごと味覚フェスティバルなど
【P8〜9】胃がん検診/みんなでごみ減量にトライ/狂犬病予防接種/年金生活者支援給付金制度
【P10〜11】リノベーションスクール@釜石 参加者募集/コミュニティ助成事業募集/市民のひろば
【P12〜15】まちのお知らせ
【P16〜17】まちの話題
【P18〜19】保健案内板
【P20】Meetup Kamaishi 2019

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震災から8年半 津波で流され漂着〜釜石の漁船 沖縄で発見、中城海保から連絡

震災から8年半 津波で流され漂着〜釜石の漁船 沖縄で発見、中城海保から連絡

沖縄の海岸に漂着した清昭丸(中城海保提供)

沖縄の海岸に漂着した清昭丸(中城海保提供)

 

 東日本大震災の津波で釜石市唐丹町から流された漁船が、沖縄県沖縄本島の海岸で見つかった。8月31日午前10時37分ごろ、中部太平洋岸の金武町の浜辺で、陸上を巡回中の海上保安庁第11管区海上保安本部・中城海上保安部の巡視艇「おきぐも」乗組員が発見した。船舶登録番号から、釜石市唐丹町字花露辺の漁業佐々木清文さん(74)所有の「清昭丸」(0・8トン)と判明した。震災で花露辺漁港から流失し、8年半をかけて約1900キロ離れた沖縄に漂着した。佐々木さんは「壊れてばらばらになったと思っていた。驚いた。写真で見る限り、船体はきれいだ」と感慨深そうに語った。

 

 震災時、この船は漁港に係留していた。多くの僚船とともに、大津波の引き潮にのみ込まれるように姿を消した。海抜15メートルほどの所にある佐々木さんの自宅は形を残したものの、全壊の判定を受けた。家族8人は避難して無事だった。

 

 復興事業で代わりの船の割り当てを受けたのは2年後。船名は同じ「清昭丸」にした。震災前と同様、ホタテ、ワカメ、コンブの養殖や磯漁を続けている。

 

 中城海保から清昭丸発見の連絡を受けたのは31日昼前。そのとき「まさか」と思わず口にした佐々木さんは、「大津波で消えた船は、どこかの岩場に当たり損傷して沈没したものと思っていた。8年6カ月も漂流して沖縄にたどり着くなんて、夢にも思わないこと」と驚く。

 

先代清昭丸の復活を願う佐々木さん

先代清昭丸の復活を願う佐々木さん

 

 清昭丸は2代目の持ち船で、18年前に手に入れた。「3人の子育てが一段落し、おっかあ=妻洋子さん(66)=も浜仕事に出始めたころに船を更新した。夫婦で一緒に苦労した船だから、思い入れはある。登録番号が残っていて、自分の船だと突き止められた。どのように漂流したのか、太平洋を右回りに半周したのか、何万キロかの長い旅だったかもしれない。運のいい船だ」と思いを巡らせた。

 

 沖縄に流れ着いた清昭丸について最近、現地の漁業者が引き取りを希望しているとの情報提供を受けた。佐々木さんは「明らかな損傷は船尾の外枠。浮力がとれれば、船は生き返る。自分の船はあるから、沖縄から持ち帰るつもりはない。廃棄されるより、修理して沖縄の浜の仕事にもう一度役立てば、船も本望だろう」と願う。

 

(復興釜石新聞 2019年9月7日発行 第822号より)

 

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