新しい三陸 女性が拓く、達増知事と「作戦会議」〜県政懇談会、地域の未来 5人の女性が語る

復興釜石新聞2019/12/05

達増知事(右から3人目)と意見を交わした釜石・大槌地域の5人

達増知事(右から3人目)と意見を交わした釜石・大槌地域の5人

 

 「新しい三陸の創造に向けて~女性が拓く地域振興の可能性」をテーマに、達増拓也知事が地域で活動する市民の声を聞き、意見を交わす県政懇談会「いわて幸せ作戦会議」は25日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。釜石市や大槌町で産業や地域づくりに取り組む5人が活動内容を紹介。地域の未来について思いを語った。

 

 釜石で活動するアシュリン・バリーさん(市国際交流員)はラグビーワールドカップ(W杯)開催に向け、案内板やパンフレットの翻訳、国際交流イベントの企画などに取り組んできた。地域外の人、外国人を積極的に受け入れる雰囲気がW杯で発揮され、「オープンな地域」との印象を世界に発信できたと強調。「外国人が来やすい、暮らしやすい地域を目指す取り組みを期待。自然の豊かさ、歴史と伝統に触れ合える地域性を生かしては。静かにじっくり観光できるところがたくさんある」と提案した。

 

 峰岸有紀さん(東京大学大気海洋研究所国際沿岸海洋研究センター助教)は大槌町でサケの生態に関する研究の傍ら、子どもを対象にした教育プロジェクトにも取り組む。「若いころからまちについて考える視点を持つことも大切。身近にあるものの良さ、美しさ、価値を伝える取り組みが必要」と指摘した。

 

 出身地釜石で起業し、現在は大槌を拠点にレーザー加工機を用いた雑貨の製造販売を手掛ける井上藍さん(NRC取締役企画部長)。「地域にあるものづくりの技術を積極的に発信していきたい」と意欲を見せた。

 

 障害児の子育て、仕事との両立なども話題になり、越田弥美さん(越田鮮魚店)と東梅麻奈美さん(NPO法人ワーカーズコープ大槌地域福祉事務所長)は「母親の生活と現状を見て、体験してもらうことが前進の第1歩。安心して働き、子育てできる地域づくりにつながる」と訴えた。

 

 達増知事は「仕事や暮らしにまつわる、普段感覚の意見を拾うことができた。県の施策に生かす」と述べた。

 

(復興釜石新聞 2019年11月30日発行 第846号より)

 

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