やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

ミドル級王者 世界の村田選手、約束の再訪〜鵜住居小児童と交流、ベルト披露 挑戦する大切さを伝える

やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

やさしい笑みの村田選手を囲んで「はい、チーズ」。子どもたちは笑顔を広げた

 

 初防衛を果たしたばかりの世界ボクシング協会(WBA)ミドル級王者で2012年ロンドン五輪金メダルの村田諒太選手(32)=帝拳=が23日、鵜住居小(中軽米利夫校長、児童138人)を訪れ、運動会の練習をしていた児童と交流。光り輝くチャンピオンベルトを披露し、子どもたちに諦めずに挑戦する大切さを伝えた。

 

 村田選手は奈良市出身。中学生でボクシングに出会い、高校、大学と国内トップの座を占めた。東洋大在学中の04年に全日本選手権で初優勝。08年に同大に就職し、選手活動を継続。全日本選手権で09年から3連覇を達成。円熟ぶりはロンドン五輪の金メダルで証明された。

 

 13年にプロに転向し、17年10月に世界王座を獲得。五輪金メダルとプロの世界王座獲得という、国内史上初の快挙を果たした。今年4月、初防衛に成功。日本選手が同級の世界王座防御を果たすのも初めてだという。

 

 村田選手が釜石を訪れるのは今回で3回目となる。1回目は後援会岩手会員の菊池紫登美さん(58)=橋野町=の手紙がきっかけで、12年12月に仮設校舎だった同校を訪問。金メダルを披露し、被災地を元気づけた。2回目は14年6月で、「また来るね」と約束したことを守るため来釜。栗林小で市内の小中学生らと交流した。

 

村田選手(右)のチャンピオンベルトを手に笑顔を見せる児童

村田選手(右)のチャンピオンベルトを手に笑顔を見せる児童

 

 「世界チャンピオンになってまたベルトを見せに来るから」。ミドル級王者となり、ベルトを守った村田選手。子どもたちとの約束を果たすため、再び釜石にやって来た。

 

 この日、全校児童が校庭で運動会の総練習をしているところに村田選手が登場。「子どものころを思い出し、元気になる」と、児童らに交じって玉入れなどを楽しんだ。

 

 昼食後は教室で児童と交流した。ベルトやメダルを手にした児童はその重みや輝きを体感。写真を撮ったり握手したり、爽やかな笑顔が光る世界チャンピオンとの触れ合いに、金野琥珀君(2年)は「かっこいい。僕も大人になったヒーローになる」と目を輝かせた。

 

 児童から「どうしたら強くなれるの?」と聞かれた村田選手は「教えてくれる人(先生)の言うことをよく聞くことが大切」と強調。毎日の練習も大事で、「強くなりたかったら練習しないといけない。みんなが勉強するのと一緒。やれることを一生懸命やれば強くなるし、道も開ける」と力を込めた。

 

 夢をかなえる方法について、スポーツ界で活躍している人たちに共通するのは「負けず嫌い」と指摘した。「苦しい時も諦めなかったから今の自分がいる。しんどい中にも何か楽しみがあり、楽しくなると好きになる。それがチャンス。チャレンジしたら最後まで諦めない気持ちを持って」と助言。人との競争は重要でなく、「大事なのは自分の成長。懸命に取り組めることを見つけ、自分として成長できるよう頑張ってほしい」とエールを送った。

 

 川﨑拓真君(5年)は「テレビで見ている人が来てくれてうれしい」と感激。走ることなどが苦手だというが、「悔しくても諦めず頑張りたい。いろんなことを勉強して知って、自分だけの夢を選んでいけたら」とパワーをもらった様子だった。

 

 菊池さんによると、今回の訪問を前に村田選手から復興の進み具合についての問い合わせがあった。被災地に寄せる思い、子どもたちとのつながりを大切にする気持ちを感じ、「(村田選手は)優しさにあふれている。熱い信念を持った人だからこそチャンピオンなんだと実感。来てもらって、まちも楽しくなる」と感謝した。

 

 村田選手は今秋に2回目の防衛戦を予定している。「勝って」。今度は児童らが鵜住居からパワーを送ることを約束した。

 

(復興釜石新聞 2018年5月23日発行 第691号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

震災前以来の根浜での楽しむ会に地元住民も喜びの笑顔

釜石・大槌郷土料理研究会、海の幸 山の幸 ふんだんに〜「根浜の復活」もちつきで実感

美しい海の景色と絶好の晴天の中、餅つきを楽しんだ

美しい海の景色と絶好の晴天の中、餅つきを楽しんだ

 

 釜石・大槌郷土料理研究会(前川良子会長、11人)主催の「新緑まつり~もちつき体験と郷土料理バイキングを楽しむ会~」は20日、釜石市鵜住居町根浜の民宿前川で開かれた。2011年の震災で甚大な被害を受けた同地区で、郷土料理を楽しむ会が行われるのは震災後初めて。高台移転で新たな集落が形成された復興団地の一角で、会員が腕によりをかけた海と山の幸を振る舞い、参加者とともに最高の笑顔を広げた。

 

 活動15年目を迎える同研究会は、釜石・大槌地区の農漁家の女性らで結成。海岸部の会員の中には震災の津波で家や家族を失った会員もいるが、山間部の会員や支援団体の尽力で活動を存続させ、翌12年には被災前に開いていた郷土料理を楽しむ会を再開。13年からは春に、橋野町青ノ木の八重桜の下で餅つきと料理を楽しむ会を継続し、市内外の参加者から好評を博してきた。

 

 震災から7年を経た今年は、昨春に高台移転のまち開きを果たした根浜地区が会場となった。研究会は震災前、根浜海岸レストハウスを活動拠点としていたが、津波で建物が全壊。今回は実に8年ぶりの根浜での催しとなった。

 

 前川会長が夫婦で経営する民宿の厨房(ちゅうぼう)に会員が朝早くから集まり、参加者を迎えるための料理作りに励んだ。会には市内外から20人が参加。眼下に海を臨む駐車場で餅つきを楽しんだ後、会員が調理した13品のメニューをバイキングで食した。海の食材はアメマス、イカ、ワカメなど。アメマスはみそ煮、焼き魚、汁物に姿を変え、参加者の舌をうならせた。一方、山の代表格は春の山菜。タラの芽、ウド、ワラビ、コゴミなど多彩な種類を用い、天ぷら、和え物、漬物風と地元ならではの家庭の味が並んだ。

 

震災前以来の根浜での楽しむ会に地元住民も喜びの笑顔

震災前以来の根浜での楽しむ会に地元住民も喜びの笑顔

 

 盛岡市から訪れた飲食店勤務の石田学さん(36)は「既製品を使わず素材を生かしているのがいい。自分でついた餅と山菜の味は格別。郷土食を次世代につなげようという会員の意欲を感じる。また勉強しに来たい」と笑顔で箸を進めた。

 

 昨年3月から同団地に暮らす佐々木虎男さん(80)は、レストハウスで開かれていた会を懐かしみ、「海と山の新鮮なものが食べられるのはやっぱりいいね。根浜や箱崎の会員がみんなの協力を得て、ここまで復活できたのは夢みたいだ。うれしいね」と声を弾ませた。

 

 13年に被災した民宿を自力で高台再建し、根浜復興をけん引してきた前川会長(66)は地元での楽しむ会実現に「本当に感無量。やっと海のお母さんたちが活躍できる場ができた。支えてくれた山のお母さんたちに感謝の気持ちでいっぱい」と目頭を熱くした。研究会では一昨年から食育活動にも取り組み、学校に出向いて団子作り体験なども行っている。「食への関心とともに、子どもたちには海や山など自然の中で楽しむことも伝えていきたい。会員同士、手を携え、今できることに力を尽くしていく」と、たゆまぬ前進を誓った。

 

(復興釜石新聞 2018年5月23日発行 第691号より)

 

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釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!

【インタビュー】釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!

釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!

 

昨年の5月8日に発災した釜石市尾崎半島の林野火災は、当時の天候や消火活動が難航する環境なども関係し、被害面積413haと言う全国的に見ても大規模な火災となり、被害総額は7億4千万円にも及びました。

 

1年が経過し現場では復旧作業が進められていますが、現状について気になっている方も多いのはないでしょうか?

 

そんな想いに応えてくれる「釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!」が、6月17日(日)に開催されます。主催の釜石地方森林組合・高橋幸男 参事に、山林再生の取り組みについて伺って来ました。

 

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長年掛けて育てた木が被害に遭った山主さん達の想いとたくさんの支援

 

釜石地方森林組合・高橋幸男 参事

 

ーーまずは、これまでの取り組みについて教えて下さい。

 

高橋さん:

5月15日に鎮圧の発表を受け直後から関係各所と共に現地調査を開始し、6月初旬に岩手県、釜石市と「釜石市尾崎白浜・佐須地区林地再生対策協議会」をつくり、6月下旬には山林を所有する方々への説明会を行いました。

 

当初は復旧出来るかどうかについては大きな不安を感じていました。というのも、被害に遭った山林は組合員である山主さんが個人所有されており、復旧に取り組むには山主さんの意向や同意を頂く事が第一で、私たちだけでは動けないというのが実情でした。

 

ーー山主さんの気持ちを思うと、失意は如何ばかりか・・・と報道を見て心を痛めていた方も多かったですね。

 

高橋さん:

そうですね、ここまで60年程の時間を掛けて、今まさに販売できるという所まで育て上げた木がことごとく被害に遭い、その想いをぶつける相手もいないという現状で、山主さんの気持ちは汲んでも汲みきれない程でした。

 

でも、そんな中いち早く地元有志の皆さんが募金活動を行って下さり、その後も市内、県外のたくさんの個人、団体の皆さんから多くの支援を頂きました。そうした方々の存在や想いが、山主さん達の「よし!またやろう!」という気持ちに繋がったと言える程、その力は大きかったと思います。

 

風評被害~被害木の活用~

 

被害木伐採の様子

被害木伐採の様子(画像提供:釜石地方森林組合)

 

ーー被害に遭った木の取り扱いについてはどうだったのでしょうか?

 

高橋さん:

はい、その部分も山主さん達が復旧しようと決断する為には重要な点でした。
これまでの経験で、火災に遭った木でも樹皮をむけば使えることは分かっていましたが、それでもやはり被害木を販売する事は難しいかもしれないと危惧していました。

 

というのも、火災後の風評被害と言いますか、「被害に遭った木は通常の材木より安くなりますか?」というような内容の問い合わせが多くあったのです。ですから復旧に向かうためには、まず材木として使用できるかどうかを確認することが先決でした。

 

そこで、地元の製材所にご協力頂きサンプルとして製材した所、通常と遜色なく利用可能な事が確認出来ました。その結果を受け、8月中旬には所有者の方の一部自己負担により、先行して伐採が行われました。

 

その後、各種補助金などを利用して、平成32年度までは所有者の負担なしで再生に向けた復旧作業が行えることが決まり、それを受けて山主の皆さんの同意を頂き、本格的に動き出す事が出来ました。

 

被害木伐採の様子

被害木伐採の様子(画像提供:釜石地方森林組合)

 

ーー実際にどのように利用されているのでしょうか?

 

高橋さん:

初めに地元の製材所に製材を引き受けて頂き、個人の方が積極的に建築資材として使用して下さった事が、「被災木も通常の木材と変わらずに使えます」という事を広めて頂くモデルケースになったと思います。その後、大量の木を扱える集成材工場が東北地方に見つかり、さらなる利用促進につながりました。

 

釜石市に現在建設中の『鵜住居復興スタジアム』の一部分にもこの被害木が利用されていて、この夏の完成が待ち遠しい所です。また、催事の記念品などにもご利用頂き、予想を超えるご購入を頂いています。

 

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山林再生までの道のり~被害の大きさを思い知らされる日々~

 

釜石地方森林組合・高橋幸男 参事

 

ーー被害木の活用も広がり、復旧作業にも力が入る所だと思いますが、復旧の進捗具合についてはいかがでしょうか?

 

高橋さん:

被害面積のうち、植樹する総面積は260haで、これを3年で行う計画です。平成29年度中に植樹前の下準備が済んだ面積は40ha、実際に植樹が完了したのは14~15haとなっています。

 

何しろ現場は急傾斜地が多く、作業は困難を極めています。職員は毎日懸命に現場で作業をやってくれていていますが、数字だけ見るとまだまだで、私も改めて被害の大きさを思い知らされています。

 

でも、これまで植樹活動やボランティアで参加した方々から、「毎日こんな大変な場所で作業されているのですね!」と苦労を垣間見て声を掛けて頂ける事が、現場で作業するメンバーの励みや力になっています。そういう点でも一般参加型の植樹活動を行う意味は大きいと思っています。

 

山についての正しい知識を伝えたい~参加型の植樹活動~

 

ーー実際に現地に行くことで初めて分かる、知る事がある。そして、何より自分が参加出来る事が嬉しいと感じる方も多いのではないでしょうか?

 

高橋さん:

そうですね。「山林復旧の為に使って下さい」「ぜひ苗木の購入費に充てて下さい」というお声と共に、これまでたくさんの寄付金を頂いています。
“寄付金をどう活用するか”という話し合いで、やはり頂いた言葉や想いを大切にしたいという気持ちがありました。そこで、一緒に山を再生するために植樹に参加して頂く形も良いのではないかとの意見があり、企画に至りました。

 

ーー一般の方と一緒に植樹活動をされる時、どんな事を大事にされていらっしゃいますか?

 

高橋さん:

まずは参加する皆さんの“安全を確保する”こと、これが第一ですので、その部分に細心の注意を払っています。それから、“山について知ってもらう”この点も大切にしています。これは今回だけに限らず、当組合の事業など外部の方にお話しする機会にも同じように考えてお伝えしています。

 

ーーその場所の“ストーリー”を知る事は、その場所に愛着を持つ、大切にするという想いにも繋がりますね。

 

高橋さん:

植えた苗木にはご自分の名前が入ったマーカーを取り付けるのですが、このマーカーは記念品ともなっていて、一部分をお持ち帰り頂けます。帰った後も、ぜひ山との繋がりを感じて頂きたいと思っています。

 

植樹活動

一般参加による植樹活動の様子、右下:植樹活動参加記念品 マーカーとコースター(画像提供:釜石地方森林組合)

 

釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!

 
釜石市の8割を占める森林について知る事は、きっと故郷に誇りを持つことにつながるのではないかと思います。今回のインタビューではお届けしきれませんでしたが、山を適切に管理保全することが、災害に備える事になるなど、私たちの生活環境を守る事に繋がるという興味深いお話も教えて頂きました。

 

あなたも植樹会に参加して高橋さんのお話しを聞きながら、故郷の山について考えてみませんか?

 

6月17日に開催される「釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!」開催内容の詳細は以下のサイトなどからご覧ください。

 

6.17「釜石山火事復旧植樹活動~みんなで尾崎半島の緑を再生しよう!」参加者募集! – 釜石地方森林組合公式サイト
http://blog.kamamorikumi.jp/?eid=220

釜石地方森林組合Facebook
https://www.facebook.com/kamamorikumi/

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす事務局による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

座談会では花巻や気仙沼の施設について会場から質問も

釜石大観音仲見世通りの空き店舗を改修、新事業展開を期待〜シェアオフィス オープン祝う、利用者の交流促す

木のぬくもりが感じられるシェアオフィス。コミュニティーの場にも

木のぬくもりが感じられるシェアオフィス。コミュニティーの場にも

 

 釜石市大平町の釜石大観音仲見世通りの空き店舗1軒が、昨年6月からの改修工事を経て、シェアオフィス「co|ba kamaishi marudai(コーバ・釜石・マルダイ)」に生まれ変わった。19日、施設のお披露目を兼ねたオープニングイベントが行われ、約30人がリノベーションやシェアオフィスの先進事例に理解を深めた。

 

 改修されたのは、大観音落慶(1970年)により整備された商店街で土産物店として営業後、17年間空き家となっていた築約40年の木造2階建て物件。2012年に震災復興で三重県から来釜した一級建築士の宮崎達也さん(46)=宮崎建築事務所代表取締役=が、この物件を購入。15年に仲間と立ち上げた市民団体「釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクト」が母体となり、改修工事が進められてきた。

 

 1階の半分と2階の約80平方メートルのスペースを、個人事業主などが複数入居できるシェアオフィスに改修。2階の床板には昨年5月の尾崎半島山林火災で被災したスギ材を有効活用した。作業には同プロジェクトメンバーのほか、入居する市の起業型地域おこし協力隊(釜石ローカルベンチャーコミュニティ)やボランティア有志が協力した。

 

 同施設は東京都の企業「ツクルバ」が運営するシェアオフィス、コワーキングスペースのネットワークに加盟。「co|ba(コーバ)」の名称で全国に展開される拠点は、釜石が20カ所目で、本県では花巻、一関に次いで3拠点目となる。釜石の施設名の“マルダイ”は、土産物店の屋号を引き継いだ。

 

 イベントでは、コーバ運営の先輩となる花巻市の小友康広さん(35)、宮城県気仙沼市の杉浦恵一さん(32)を招き、講演や座談会、情報交換などが行われた。

 

座談会では花巻や気仙沼の施設について会場から質問も

座談会では花巻や気仙沼の施設について会場から質問も

 

 15年に「花巻家守舎」を設立、代表取締役を務める小友さんは、実家の老朽化した自社ビルを改修し、コーバ花巻を開設。16年には「上町家守舎」を立ち上げ、同市の商業施設「マルカンビル」の閉鎖危機を救った。小友さんは、エリア価値を高めるリノベーションまちづくりについて講演。座談会では2人から、それぞれのコーバのコンセプトや利用状況が紹介された。

 

 シェアオフィスは複数の利用者が同じスペースを共有することで賃借料負担の大幅削減につながり、利用者同士の交流で新たな事業展開も期待される。釜石の施設は2階をテーブル席のワークスペースとし、プリンター、wifi、キッチンなどを装備。1階はカウンター、ソファ席を配置し、多様な働き方に対応する。2階はイベント会場としての貸し出しも行う。

 

 オーナーの宮崎さんによると、同協力隊員以外に、webデザイン業者などから利用に関する問い合わせが数件入っているという。「新しいものを作り出したいという志を持つ人たちが集まり、実際に新しい働き方、商品、ビジネスなどが生まれる場になれば」と宮崎さん。

 

 通りに面した1階の残り半分のスペースは店舗用に貸し出したい考えで、テナントを募集中。同施設の情報は、webサイトで見ることができる。

 

(復興釜石新聞 2018年5月23日発行 第691号より)

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左がヤマハの五郎丸選手、右は釜石SWの小野航大主将

8月19日 釜石シーウェイブス、ヤマハと再戦〜鵜住居復興スタジアム完成記念、W杯盛り上げへエール交換

釜石鵜住居復興スタジアムでの再戦を発表した釜石SWとヤマハ発動機の関係者ら=15日、東京都内で(写真はNPOスクラム釜石の大友信彦さん提供)

釜石鵜住居復興スタジアムでの再戦を発表した釜石SWとヤマハ発動機の関係者ら=15日、東京都内で(写真はNPOスクラム釜石の大友信彦さん提供)

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の会場の一つとして釜石市鵜住居町に7月下旬の完成を予定する釜石鵜住居復興スタジアムのオープニングイベント発表会見が15日に東京都内で行われ、8月19日に釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグ(TL)のヤマハ発動機の記念試合が行われることが発表された。両チームの関係者らが握手。オープニングマッチを通し、W杯開催を盛り上げようとエールを交わした。

 

 発表会見には、日本ラグビー協会の森喜朗名誉会長や鈴木俊一五輪相(衆院岩手2区)、野田武則釜石市長らが出席した。

 

 ヤマハ発動機は東日本大震災から約3カ月後の2011年6月5日に釜石まで駆け付け、SWと対戦。試合を通じ、震災直後に被災者へ救援物資を搬送するなど奮闘したSWの選手らを勇気づけ、SWの再起を後押しした。こうした経緯からSWがヤマハを招き、新スタジアムのオープニングマッチで再戦が実現することになった。

 

左がヤマハの五郎丸選手、右は釜石SWの小野航大主将

左がヤマハの五郎丸選手、右は釜石SWの小野航大主将

 

 会見で、SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督は「ヤマハとは強いつながりを感じる。8月19日は観客のみなさんと心をつなぎ、来年のW杯につなぐ試合にしたい」と決意表明。ヤマハの清宮克幸監督は釜石に遠征した7年前を振り返り、「タッチラインに並ぶ大漁旗を見て、このまちの復興にはラグビーが一番だと確信した。今回の試合では、鉄と魚のまちにラグビーで輝きを与えたい」と応えた。

 

 15年のラグビーW杯英国大会で日本代表として大活躍したヤマハの五郎丸歩選手は「思い出すのは7年前の釜石遠征。震災の傷跡が残るまちを歩き、ラグビーができることへの感謝の気持ちを抱いた」と思いを語った。

 

 8月のオープニングイベントでは、歌手の平原綾香さんが「ジュピター」を披露。人気ダンス・ボーカルグループEXILE(エグザイル)のUSAさん、TETSUYAさんと釜石東中生によるパフォーマンスもある。

 

 当日は午前中からイベントを開き、午後2時試合開始の予定。

 

(復興釜石新聞 2018年5月16日発行 第689号より)

 

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再建された集会所・消防屯所の併設施設は新神住民活動を後押し

地域コミュニティの再構築へ、活気ある町内会へ住民一丸〜鵜住居町 新田神の沢、集会所・消防屯所の完成祝う

再建された集会所・消防屯所の併設施設は新神住民活動を後押し

再建された集会所・消防屯所の併設施設は新神住民活動を後押し

 

 東日本大震災の津波で被災した釜石市鵜住居町、新田神の沢集会所・消防屯所の併設施設が以前と同じ場所に完成し、その祝う会が13日、同集会所で開かれた。地元住民ら50人が出席し、地域コミュニティーセンターの再建を喜び合った。

 

 祝う会を主催した新田神の沢(新神)町内会の藤原吉明会長は「津波で当町内会でも40人以上の犠牲者を出し、集会所がなくなった。地域の集会や郷土芸能の練習には地域住民の施設や自宅を提供してもらった。この新しい施設を中心にコミュニティーをつくり直す。末長く大事に使い、多くの被災住民が戻り、以前のように活気ある町内会にしたい」と意欲を示した。

 

 野田武則市長は「以前と同じ規模というが、広く明るく感じる。鵜住居町では来年、ラグビーワールドカップ(W杯)が開かれる。釜石の新しい歴史をつくるステップに、『鵜住居』を国内外に発信しよう」と祝辞を述べた。

 

 岩崎吉平さん(岩崎商店会長)が旧施設を住民の総力で建設した逸話を紹介し、乾杯の音頭を取った。

 

木の香もすがすがしい念願の拠点施設の完成を祝う住民

木の香もすがすがしい念願の拠点施設の完成を祝う住民

 

 新施設は釜石市が建設。敷地、規模は旧施設と同じだが、冷暖房をエアコンに改善した。355平方メートルの敷地に、駐車場用地149平方メートルを確保。木造2階建てで、延べ床面積300平方メートル。集会所は仕切りがある55畳の会議室のほか、給湯室、トイレを備え、2方向の階段で出入りできる。1階の屯所には車庫、資機材置き場、会議室、休憩室を配置した。事業費は約9590万円。

 

 旧施設は新神町内会が1978年に建設。2階に集会所、1階は消防団第6分団第8部(岩崎有光部長、19人)の屯所だった。震災で建物とともに消防ポンプ車や資機材を失った。仮屯所は2カ所を転々と移動する中、新たな消防ポンプ車が2013年に配備された。

 

 新神町内会は震災前、約155世帯が暮らし、住宅の86%が被災した。現在、会員は約100世帯で、30戸が工事中、または建設を予定している。新たに移転して来る住民もあるという。

 

(復興釜石新聞 2018年5月16日発行 第689号より)

 

復興釜石新聞

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CINEPIT映画上映会「三度目の殺人」

CINEPIT映画上映会「三度目の殺人」

CINEPIT映画上映会「三度目の殺人」

 

「そして父になる」の是枝裕和監督が、再び福山雅治を主演に迎えて贈る法廷ミステリー・サスペンス。第41回日本アカデミー賞最優秀作品賞を含む最多6冠を獲得した映画がCINEPITに登場です。255インチの大画面スクリーンと高音質サウンドで、話題の映画をぜひお楽しみください。

 

上映日時

2018年
6月9日(土) 19:00〜21:05
6月10日(日) 13:30〜15:35
※入場受付は30分前からとなります

入場料金

大人1,000円 高校生以下500円 未就学児無料

会場

チームスマイル・釜石PIT(釜石情報交流センター内)
全席自由 90席

主催

CINEPIT運営委員会
(釜石まちづくり株式会社、一般社団法人チームスマイル、釜石市、釜石シネクラブ、シネマリーン)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社 TEL 0193-22-3607
作品に関して:シネマリーン TEL 0193-64-5588

 

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

戸建て住宅の整備も進む両石地区

両石アパート完成、内覧〜新しい生活に思いはせ、今月下旬から入居開始

国道45号沿いに完成した県営両石アパート

国道45号沿いに完成した県営両石アパート

 

 釜石市両石町に整備が進められてきた災害公営住宅、県営両石アパート(24戸)が完成し、12日、入居予定者らを対象に内覧会が開かれた。これにより県が市内に整備する災害公営住宅8カ所(373戸)は全て完了。入居は今月25日以降を予定し、入居者たちは震災から7年2カ月を経て始まる新たな住まいでの暮らしに思いをはせた。

 

 同アパートは国道45号沿い、盛り土造成された土地に建設された。鉄筋コンクリート造り5階建てで、敷地面積3125平方メートル、延べ床面積1865平方メートル。1DK4戸、2DK18戸、3DK2戸で構成した。

 

 1階部分には集会所、備蓄倉庫、物置、自転車置き場などを配置。駐車場は36台分を確保し、広場や植栽エリアなども設けた。建築工事は日本住宅(盛岡市)が担い、昨年5月に着工した。

 

 内覧会では4階の3タイプの部屋が1室ずつ公開され、入居予定者らが見学。メジャーで窓の大きさを測ったり、「冷蔵庫はここに置こう」などと間取りを確かめながら、新居のイメージをつかんだ。

 

部屋の間取りを確認しながら新生活に備える入居予定者ら

部屋の間取りを確認しながら新生活に備える入居予定者ら

 

 同アパートには震災前、同町で暮らしていた18世帯が入居を予定する。「あら、奥さまいらっしゃいませ。眺めがいいよ」「やっぱりここ(両石町)がいいね」。市内各地で離れて生活し、久しぶりの再会、会話を楽しむ姿も見られた。

 

戸建て住宅の整備も進む両石地区

戸建て住宅の整備も進む両石地区

 

 上中島町の仮設住宅に住む佐々木良子さん(81)は「やっぱり生まれ育った場所に住みたい。何もなくなったが、ふるさとだからね。海も見えていた方がいい」と、心待ちにしていた住まいの完成を喜んだ。仮設住宅暮らしで夫を失い、現在は一人で生活していて、「2、3年で戻れると思っていたが、こんなにかかるなんて」と複雑な思いもくすぶっている様子。それでも「みんなも戻ってくる。交流は生きがいになる。これからが楽しみ」と笑みを浮かべた。

 

 同アパートには若干の空き室があり、今後、日程を調整し再募集する。

 

(復興釜石新聞 2018年5月16日発行 第689号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント

キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベントの開催について

5月15日に東京都内で開催された記者会見の様子

5月15日に東京都内で開催された記者会見の様子

 

ラグビーワールドカップ2019TM 釜石開催の試合会場として建設中の「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」の完成を記念し、市民・関係者の一体感をより一層強めながら、スタジアムの完成を広く情報発信するため、オープニングマッチとメモリアルイベントを開催いたします。

 

イベント名

「キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント」

開催日時

平成30年8月19日(日)
※メモリアルマッチは14:00 キックオフを予定

会場

釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)
岩手県釜石市鵜住居町第18地割5番1

開催内容 ※詳細内容は追って公表します。

記念試合:
釜石シーウェイブスRFC 対 ヤマハ発動機ジュビロ
応援ゲスト:
平原綾香さん 『Jupiter』を披露
EXILE ÜSA さん、EXILE TETSUYA さん
「ダンスで日本を元気に!夢の課外授業 中学生Rising Sun Project 2018」他
※決定次第順次お伝えいたします。
チケット:
チケットの詳細に関する発表並びに販売開始は、6月頃を予定しています。
主催:
釜石市、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント開催実行委員会
共催:
三陸防災復興プロジェクト2019 実行委員会
主管:
関東ラグビーフットボール協会、岩手県ラグビーフットボール協会
後援(予定):
復興庁、スポーツ庁、独立行政法人日本スポーツ振興センター、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019 組織委員会
協賛:
オフィシャルタイトルマッチスポンサー 大正製薬株式会社、オフィシャルマッチパートナー 株式会社パソナ

 

スタジアム及びイベント告知に関するフェースブックページはこちらから
https://www.facebook.com/Kamaishistadium/

 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-27-8420 / Fax 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1218743_3208.html
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釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第2弾『木村 優太 選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第2弾『木村 優太選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第2弾『木村 優太 選手』

木村 優太(きむら ゆうた)選手 (所属先:産業振興(株)社員) プロフィール
2014年加入/1991.12.10生(26歳)/180㎝/94㎏/宮城県石巻市出身/宮城水産高校→山梨学院大学卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:高校2年、高校のラグビー部の先生に誘われて
●ポジションの遍歴:NO.8→FL
●ニックネーム:キム
●趣味:釣り
●好きな食べ物:中華料理
●釜石のオススメ:自然豊かな所
●出身地のオススメ:石巻は海がきれいです。
●試合前のルーティンワーク:特になし
●ストロングポイント:タックル
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも熱い応援を頂きありがとうございます。必ずトップリーグ昇格を果たします。

 

チームのピンチを救う“ボールハンター”

 

木村 優太 選手

 

ーーまずは、昨シーズンを振り返って、今感じている事教えて下さい。

 

木村選手:

あまり自分の思うような成績を残すことが出来なかったですが、メンタル的にも技術的にも成長出来た1年だったかなと思います。
具体的には、“ジャッカル”と言うプレーがあるんですが、1対1のディフェンスの局面で相手ボールを奪取する点が自分的には成長できたと思います。

 

ーー相手にいいタックルを決めた後の素早い反応、判断と勇気がいるプレーですよね。

 

木村選手:

そこがポジション的に求められている部分なので。

 

ーーそもそも、フランカー(FL)というポジションに求められているものとは?

 

木村選手:

“タックル”や、さっき言った“ジャッカル”とかですね。“ボールハンター”として、チームのピンチを救うポジションですね。

 

ーー木村選手は2016-17シーズンは背番号7番で公式戦全試合にスタメン出場されました。試合後のインタビューで、三浦ヘッドコーチ(当時)が良かった選手として木村選手の名前をよく挙げていました。ディフェンス面の評価が特に高かったのですが、やはりご自身でもディフェンスにはこだわりがありますか?

 

木村選手:

はい、そこが一番大事だと思っています。どのポジションよりもディフェンスの重要性は高いですから。最初に言ったように、僕が自分の仕事をすることで、ピンチをチャンスに変える事が出来るので、こだわりを持ってプレーしています。

 

木村 優太 選手

 

ーー昨年はポジション争いではなかなか厳しいシーズンだったと思うのですが・・・。

 

木村選手:

そうですね。トップリーグ昇格を目指す中で選手数も多くなってきているので、競争は激しいです。ただ、自分より良い選手がいる事を受け止めながら、何とか最後まで1シーズンやり通せた事は自分にとって大きな経験になりました。

 

ーー試合に出られないときに、気持ちの面で大事にしていた事などありますか?

 

木村選手:

とにかく、“くさらない”ことですね。メンバーを外れるとやっぱりショックは大きいんですが、そういう時こそ自分を成長させるチャンスとして、自分を見つめ直す時間とポジティブに捉えて練習に取り組んでいました。

 

ーーチームの中でプレーを参考にしている選手は?

 

木村選手:

参考と言うか、色々な事を聞いて教えて頂いたのは、佐伯さんです。あと、一昨年までいたワーウィック(テクレンバーグ選手)とはよく一緒にトレーニングしました。素晴らしい経験を持った選手と過ごした時間は、とても有意義でした。

 

ーー今年もFWに新加入選手がたくさん入りましたね。外国人選手も多いですが、自分のレベルUPのために意識している事などはありますか?

 

木村選手:

今年もかなり競争が激しいですね。今シーズンからは試合に出場出来る外国人枠が増える事もあるので、今まで以上に厳しいと思いますが負けないようにやりたいです。
僕は体重が重い方ではなくて、いくら食べても練習すると体重が減って行って、なかなか増やすことが難しかったんです。でも、今年は5~6㎏増えていて、フィジカルの強さという点では昨年より成長している実感があります。自信にしていいかなと思っています。

 

ーーこれまであまり大きなケガは無いですか?

 

木村選手:

試合に出られないような大きなゲガをした事はありません。それが僕の強みだと思っています。“ケガ”をせずに、いつでも継続してプレー出来るというのも、チームへの貢献につながると思います。

 

ーーアンケートの答えによると、試合前のルーティンは特に無いんですね?

 

木村選手:

何か見つけようと色々試したりはするんですけど、これまではなかなかしっくりくる事が無くて・・・。

 

ーー緊張などはあまりしないタイプですか?

 

木村選手:

いや、めちゃくちゃ緊張します。そのせいか、試合中まだそんなに動いていないのに、息があがったように感じる時もあります。今年は、チームで本格的なメンタルトレーニングにも取組むので、何か役立つ事を見つけたいと思います。

 

加入5年目~経験を伝えながら後輩のサポートを

 

木村 優太 選手

 

ーー木村選手は、お仕事とラグビーを両立されている選手。所属先の産業振興ではどんなお仕事を?

 

木村選手:

今は施設保全課という部署で、新日鐵住金釜石製鉄所構内の草刈や樹木の剪定の作業スケジュール管理など、主に事務仕事をしています。でも、現場の方々はベテラン世代が多く若手は僕一人なので、現場に出て一緒に作業することも結構あります。

 

ーーじゃぁ、ご自分では言いにくいかもしれませんが、可愛がられていらっしゃるのでは?

 

木村選手:

そうですね(照笑)。試合前には、「調子はどうだ?」「頑張れよ!」と声を掛けてくれますし、釜石の試合には応援に来てくれます。嬉しいし、ありがたいです。

 

ーー加入5年目。チームの中での自分の役割については?

 

木村選手:

今までは、先輩方に公私とも多方面に渡ってお世話になって来たので、今度は自分がそれを後輩にする番だと思います。特にFWは、高卒・大卒選手は社会人のレベルになるまで時間がかかります。練習の仕方から学ぶ事も多いと思うので、経験を伝えながらサポートして行きたいです。

 

ーー4月から本格的にチームが始動し、ここまで1ヶ月。ご自身の調子や、FW陣の雰囲気はどうですか?

 

木村選手:

今年もハードなトレーニングを積んで来ていて、ここまでの仕上がりは順調にきていると思います。
FWは声も良く出ていますし、雰囲気はとても良いです。新加入選手が多いので、元からいるメンバーがサポートしながらやっています。これからさらに切磋琢磨を重ね、一つのチームにまとまって行きたいと思っています。

 

木村優太選手

 

ーープライベートで出かけるなど仲の良い選手は?

 

木村選手:

最近釣りを始めて、この間、高橋拓也、伊藤大輝の2人と海釣りに行って来たばかりです。
(※このインタビューは4月下旬に行いました)

 

ーーそうなんですね!釣果はどうでしたか?

 

木村選手:

僕は最後の最後にようやく1匹釣りあげたんですけど・・・他の2人はポンポンポンポンと釣っていました。アイナメ、カジカ、ドンコとか。2人も始めたばかりと言っていたけど、技の違いなのかな(笑)。これまでもご飯を食べに行ったりとかはあったんですけど、今年は釣り仲間としてたくさん出かけたいですね!

 

地元での試合~特別な想いを強く持って臨む

 

木村 優太 選手

 

ーーご出身は宮城県石巻市。宮城水産高校の2年生の時にラグビーを始められたんですね。

 

木村選手:

そうですね、ラグビー部の先生に声を掛けてもらったのがきっかけでした。パスを前に投げてはダメっていうルールさえも知らないくらいで、本当にわからないことだらけでした(笑)
それでも何とか続けていたら、今度は大学の監督さんに声を掛けて頂き、今があります。

 

ーーバックスコーチの池田渉(いけだ わたる)さんは宮城水産高校の先輩ですね。高校時代に面識は?

 

木村選手:

僕がラグビー部に入ってからは機会がなかったのですが、それ以前はよく指導に来てくれていたそうで、“先輩に凄い選手がいる”という話だけは聞いていました。ラグビー選手として僕にとっては雲の上の存在の方なので、同じチームで出来ると知った時は“まさか!”と驚きましたが、嬉しいめぐり合わせでした!

 

ーーそして、今月は地元宮城で試合がありますね。地元での試合はどうですか?

 

木村選手:

宮城での試合は、自分の中ではやっぱり特別です。2016年にも出身地の石巻で試合があってスタメンで出場したのですが、良い試合を見せたいと強い想いを持って挑みました。

 

木村優太選手

 

ーーご家族やお知り合いも応援にいらっしゃるんでしょうね。

 

木村選手:

そうですね。特に親は東北での試合には必ず見に来てくれるので、自然と熱くなります。

 

ーーでは、今回もスタメン狙っていきたいですね。

 

木村選手:

もちろん、そうですね!

 

ーー相手はトップリーグ(TP)のNTTコミュニケーションズシャイニングアークス。春シーズンにTPチームとの試合、選手にとってはどんな意味合いがありますか?

 

木村選手:

キャプテンの金正奎(きん しょうけい)選手は、同い年で同じポジションなんです。金選手もあまり体が大きくないけれどとても良いプレーをする選手なので、参考にしようと試合を良く観ています。
この時期に強いチームと対戦できるのは、とてもいい機会でありがたいですし、チームも自分も経験を積んで成長し、強くなれるチャンスだと思います。それでも負けてはあまり意味がないので、勝たなければ!と思います。

 

ーーそこで、木村選手の“ジャッカル”を見たいです!

 

木村選手:

そうですね!期待してください!

 

ーー今シーズンの抱負を教えて下さい。

 

木村選手:

最初に言った通り、昨年よりも自信があるので、まずはレギュラーで試合に出る事。そして試合では、タックルの精度、ジャッカルの回数を増やす事にこだわって行きたいです。それがチームの勝利につながると思うので。昨年より成長した姿をお見せします!

 
 

インタビューでご紹介した5月27日に弘進ゴム アスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)で開催される「ラグビーフェスティバル in SENDAI」 詳しくはこちらからどうぞ。

 

宮城県ラグビーフットボール協会公式サイト
https://www.miyagi-rugby.jp/
宮城県ラグビーフットボール協会facebook
https://www.facebook.com/miyagirugby/

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