国家的プロジェクト釜石港湾口防の復旧を喜びテープカットする関係者

人命守り、復興の追い風に〜釜石港湾口防波堤完成、関係者120人が式典

国家的プロジェクト釜石港湾口防の復旧を喜びテープカットする関係者

国家的プロジェクト釜石港湾口防の復旧を喜びテープカットする関係者

 

 東日本大震災の津波で損壊し、3月に復旧工事が完了した釜石港湾口防波堤の完成式は4月30日、釜石市大町の釜石市民ホールTETTOで行われた。主催する県、市、国土交通省から関係者約120人が出席。復旧した巨大防波施設が津波から人命を守るとともに、物流拡大など経済振興への波及効果に期待を高めた。同工事の完了で、市内での国直轄復旧事業はすべて終了した。

 

 式典では国交省大臣政務官の高橋克法参議院議員(栃木県)、達増拓也知事、野田武則市長があいさつ。達増知事は「港湾が復興し、道路整備もかつてないスピードで進む釜石は飛躍的発展が期待される。県も三陸復興・創造をさらに進めていく」と意欲を示した。

 

 内閣府大臣兼復興大臣政務官の長坂康正衆議院議員(愛知9区)、本県選出の鈴木俊一大臣(東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当)、平野達男参議院議員が祝辞。国交省東北地方整備局釜石港湾事務所の下澤治所長が復旧事業の概要を報告した。

 

 主賓ら11人がテープカット。錦町青年会が虎舞を披露し、湾口防の完成を祝った。

 

 野田市長は「復旧工事を短期間で完了していただき感謝する。湾内の静穏を保つことは漁業や港湾事業の振興につながる。釜石にとっては『命を守る防波堤』そのもの」と完成の喜びを語った。

 

船上から防波堤の威容を視察した来賓、野田市長ら

船上から防波堤の威容を視察した来賓、野田市長ら

 

 釜石港湾口防波堤建設事業は1978年に着手、2008年度に完成した。震災で南堤670メートルのうち370メートル、北堤990メートルのうち870メートルが損壊。復旧事業は12年に開始、6年余りで約660億円を投入した。大型化したハイブリッドケーソンを導入するなど工事の効率化を図り、被災を教訓に、大津波にも倒壊しにくい粘り強い構造に改善した。今年3月末に上部工を終え、完成した。

 

(復興釜石新聞 2018年5月9日発行 第687号より)

 

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広報かまいし2018年5月15日号(No.1688)

広報かまいし2018年5月15日号(No.1688)

 

広報かまいし2018年5月15日号(No.1688)

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【目次】
表紙:釜石さくら祭り
P02:緊急避難場所を確認しましょう
P06:民生委員・児童委員の日
P08:介護保険の説明会/人生100年時代の終活講演会
P09:立正大学デリバリーカレッジ/「みんなの橋野鉄鉱山」開催
P10:市職員採用試験/工業統計調査
P11:復興住宅入居者再募集/ごみゴミ減量チャレンジ
P12:市民のひろば
P13:まちのお知らせ
P16:まちの話題
P18:保健案内版
P20:RWC2019TMミニ通信

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1218494_2596.html
釜石市

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会場には老若男女が集い、熱いライブに盛んな拍手を送った

復興応援、バンドで奏でる〜大町でミュージックフェスタ、イベントも多彩に

会場には老若男女が集い、熱いライブに盛んな拍手を送った

会場には老若男女が集い、熱いライブに盛んな拍手を送った

 

 釜石市東部地区の中心市街地再興を音楽で後押しする「Oh!マチミュージックフェスタ」(同実行委主催)が3日、大町の市民ホールTETTO屋根のある広場で開かれた。アマチュアバンドのライブに加え、周辺ではドローン体験、フォトラリーなど楽しいイベントが組まれ、復興8年目の同地区を活気づけた。

 

 2015年に始まった同フェスタは、昨年まで青葉通りをメイン会場に開催。4年目の今年は4月にグランドオープンした市民ホールを会場とした。広場に面するホールBを開け放ち、屋外とつなげた空間を創出。特設のメインステージと、雨のため、おおまち広場から同ホール玄関前に移したアコースティックステージで交互に演奏した。

 

 応募20組の中から選ばれた県内外のソロ、バンド14組が出演。ロック、ブルース、ジャズ、ポップスなど多彩なジャンルの演奏で観客を楽しませた。ゲストとして、国内外に活動の場を広げる広島出身のレゲエシンガーDRIBBLA(ドリブラ)が出演。大規模土砂災害で多数の犠牲者が出た広島と東日本大震災の被災地に思いを寄せた楽曲などを披露し、心を通わせた。

 

魂の歌で釜石にエールを送ったドリブラ

魂の歌で釜石にエールを送ったドリブラ

 

 県南部のメンバー4人で結成するSOULMATE(ソウルメイト)のドラム担当、多田俊輔さん(32)=釜石市=は「今回のフェスタが、まちのにぎわいの縮図になっているよう。市民ホールという拠点ができ、いろいろな面で再スタートが図られるのでは」と期待感を高めた。

 

ジャズ、昭和歌謡などを透き通る歌声に乗せて届けたソウルメイトのステージ

ジャズ、昭和歌謡などを透き通る歌声に乗せて届けたソウルメイトのステージ

 

 会場内には今年も「青葉マルシェ」を開設。地元商業者が各種飲食メニューを提供したほか、キッチンカーの出店、フリーマーケットもあった。トイドローンの映像で上空からの景色を楽しむコーナー、消防、警察車両の展示、写真を撮りながら同地区を歩き、完成させたビンゴで飲食メニュー引換券がもらえるフォトラリーも人気を集めた。

 

 毎年同フェスタに足を運ぶ甲子町の鈴木文乃さん(30)は「地元が盛り上がっている感じがいい。今年は会場もコンパクトで、より一体感がある」と新たな魅力が加わったイベントに笑顔を広げた。

 

 震災の津波で被害を受けた東部地区は被災事業者の再建、復興住宅の完成、市民ホールの開館などで、まちの姿を大きく変える。新里耕司実行委員長(大町商店街振興組合理事長)は「今後は市民ホールを中心に、どう周辺に人を呼び込めるかが課題。昨年11月に立ち上げた東部地区事業者協議会を基盤に、大渡町から浜町までの一体的な地域振興に取り組みたい」と話した。

 

新日鉄釜石ラグビー部OB 長山さん 音楽でエール

 

 今回の一般出演者の中で最も遠くから足を運んだのは埼玉県行田市の会社員、長山時盛さん(55)=岩崎電気=。茨城県出身で1981年から新日鉄釜石ラグビー部のFW(プロップ)として活躍し、88、89年には主将としてチームを率いた経歴を持つ異色のミュージシャンだ。

 

アコースティックサウンドで釜石への思いを歌う長山さん(右)

アコースティックサウンドで釜石への思いを歌う長山さん(右)

 

 「Yellow Blues Kenny(イエロー・ブルース・ケニー)」の名で音楽活動を続ける長山さんは現在、クラブチームの監督などを務めるかたわら、若いころから親しんできたギターの弾き語りで各地の音楽イベントに多数出演している。

 

 釜石時代の仲間とは今も親交が深く、根浜の友人宅でライブを開くなど、応援の気持ちを寄せ続ける。同フェスタには今回初めて応募。釜石在住の音楽仲間の賛助出演を得て、オリジナル曲「釜石イズオールライト」などを披露し、復興に向かう地元住民を励ました。

 

 「復興は道半ば。少しでも音楽で力になれれば」と長山さん。震災後、何度も釜石を訪れ、まちの様子を見守ってきた。完成した市民ホールを目の当たりにし、「このホールが釜石復興の象徴のように感じる。大町界隈(かいわい)に明るさが戻ってきた」と笑顔を輝かせた。

 

(復興釜石新聞 2018年5月9日発行 第687号より)

関連情報 by 縁とらんす
Oh!マチ Music Festa 2018 – 縁とらんす
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大西一平さん(左)の指導でストリートラグビーのルールなどを実地で教えた初日の講習。受講者も競技の面白さを体験した

初心者も楽しく安全に、「ストリートラグビー」インストラクター講習会〜元神戸製鋼 大西さん「復興をラグビーの力で」

大西一平さん(左)の指導でストリートラグビーのルールなどを実地で教えた初日の講習。受講者も競技の面白さを体験した

大西一平さん(左)の指導でストリートラグビーのルールなどを実地で教えた初日の講習。受講者も競技の面白さを体験した

 

 来年初めて日本で開かれるラグビーワールドカップ(W杯)。開催地の一つ、釜石市を盛り上げようと、誰もが気軽に参加できる「ストリートラグビー」のインストラクター講習会が4月28、29の両日、鵜住居町の根浜復興団地で開かれた。今後、インストラクターを中心に各地で体験イベントを重ね、県民一体となったW杯の機運醸成、W杯のレガシー(遺産)継承につなげていきたい考え。

 

 講習会は一般社団法人ストリートラグビー協会(東京都)が主催。地元のラグビーW杯2019釜石開催支援連絡会が共催した。受講したのは、県内のラグビー関係者や一般の興味がある人など約30人。神戸製鋼ラグビー部の日本一7連覇の立役者で、ストリートラグビーを考案し普及活動に尽力する同協会副代表理事の大西一平さんが講師を務めた。

 

 ストリートラグビーは、2015年に東京・日本橋で生まれたニュースポーツ。ラグビーのルールを簡素化し、初心者でも安全にプレーを楽しむことができる。競技は街中でも設置可能な縦18・5メートル、横7メートルのコートで行い、1チーム3人で対戦する。タックルの代わりに相手の攻撃を止めるのは、片手タッチ。子どもでも扱いやすい小さめの4号球を使い、低めに設定した空気圧で指のけが防止に配慮する。競技時間は前後半、各1分以内。

 

 同協会では、普段、ラグビーに親しむ機会のない人にもボールに触れてもらい、世代交流や健康増進などにつなげる狙いで、全国への普及拡大に取り組む。同講習会は釜石では初開催。座学と実習で、インストラクターに必要な知識や心構えを教えた。講習には脳を活性化させる「シナプソロジー」のプログラムも取り入れた。

 

 釜石市嬉石町の彫刻リンパセラピスト露野弥生さん(39)は、昨年、イベントでストリートラグビーを体験。「子どもから高齢者まで楽しめるスポーツなので、みんなが動けるようサポートできれば。浴衣で釜石を盛り上げる活動もしているので、W杯に向けコラボ企画も考えたい」と意欲を見せた。

 

 講師の大西さんは「W杯を機に、釜石が“ラグビーのまち”として再度立ち上がろうとしている。ストリートラグビーは各地に仲間が増え、まちづくりに役立てようという動きも出ている。全国の仲間とつながり、W杯が終わりではなく、ラグビーの力で復興も推し進めていってほしい」と受講者に期待した。

 

 ストリートラグビーのインストラクターはこれまでに全国で約400人が養成されているという。

 

(復興釜石新聞 2018年5月2日発行 第686号より)

 

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釜石シーウェイブスRFC選手紹介 小野航大 選手

釜石シーウェイブスRFC選手紹介『小野 航大選手』(2018年シーズン キャプテン)

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 小野航大 選手

小野 航大(おの こうだい)選手・所属先:NSテックスエンジ釜石(株) プロフィール
2014年加入/1991.12.15生(26歳)/170㎝/80㎏/福島県いわき市出身/磐城高校→東海大学卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:8歳の時、父にすすめられて
●ポジションの遍歴:SO→WTB
●ニックネーム:オノ、オノちゃん
●趣味:読書・好きな食べ物:フルーツ
●釜石のオススメ:まきば(飲食店)
●出身地のオススメ:ハワイアンズ(スパリゾートハワイアンズ) 
●試合前のルーティンワーク:同じ服で寝る
●ストロングポイント:ラン、コミュニケーション
●サポーター、ファンへメッセージ:2019年のラグビーW杯に向けて、ラグビーで釜石を盛り上げて行けるように頑張ります。応援よろしくお願いします。

 

フラストレーションが溜まったシーズン

 

小野航大

 

ーーまずは、昨シーズンを振り返って、今の率直な気持ちを教えて下さい。

 

小野選手:

率直に言うと、シーズンを通してチームがまとまり切れなかった、というのが正直な所で、それが試合の結果に直接表れてしまったと感じます。コーチが変わり、練習方法や戦術が変わったことで、チーム間のコミュニケーションが上手く取れていなかったというのがあって、納得のいく形で1シーズンやり切れなかった所がありました。

 

ーー昨シーズン、プレーで心がけていた事、重点を置いていた部分はどんな所でしたか?

 

小野選手:

ウィングとして、やはり点を獲ることと、一番外側から全体を見るということを意識していました。ただ、戦術的な部分でチームとしてボールを上手く運べていないという事がダイレクトに影響するポジションなので、正直なところフラストレーションの溜まるシーズンでした。

 

ーーそうですよね。繋がったボールを小野選手が縦に突破し、サイドを駆け抜けてトライを決める・・・というシーンを昨シーズンはあまり観る事が出来ず気になっていました。

 

小野選手:

ボールを動かすという点では、インサイドで仕事をする事も心掛けてはいたんですが、外側にいるポジションとしては、やはり自分だけではどうにもならない部分がありました。いいシチュエーションで外でフリーになるように、余らせてもらうという感じなので。本当はそういう部分も自分でコントロールできるようでなくては・・・と考えながらやってはいたのですが。
空いたスペースにボールを運んでゲインを切る、というプレーが少なかったので、その辺りをもっと上手く出来れば良かったです。
また、対戦相手のレベルが上がっているので、簡単には外側でボールを貰えないという事もあったと思います。

 

ーーディフェンスの面はどうですか?

 

小野選手:

コンタクトの部分は練習でもかなりやっていて、試合でもそこで当たり負けするような感じは無かったです。そういう部分より、システムが崩れた所を突かれてゲインを切られてしまうケースが多かった。
あとは、ゲーム中の集中力ですね。「ここで獲られてはいけない」「ここで獲らなくちゃいけない」という、要所を押さえる時のスイッチの切替が上手くいっていなかったと感じています。
今年は、春からそういう所にフォーカスを当ててやっています。スイッチの切替は、練習の時に出来ていないと試合でも出来ないと思うので。

 

ルーキーイヤーから大活躍!リーダーからキャプテンへ

 

小野航大

 

ーールーキーイヤーの2014年から大活躍の小野選手ですが、2017年シーズンまで公式戦全試合にスタメンで連続出場されていますね。毎年選手が入れ替り、ポジション争いも激しい中で本当にすごい事だと思うのですが、これについてご自分ではどう感じていますか?

 

小野選手:

連続出場がどうとかは、特に意識したことはないですね。常に「試合に出る」という事を一番に考えてやってきた結果だと思います。それと、試合に出られなくなるような大きなケガをしなかった事も大きいですね。

 

ーーこれまでのラグビー人生でも大きな怪我は無かったんですか?

 

小野選手:

いや、それが結構多くて。骨折も何度かしましたし、大学の時に膝のケガで手術もしました。でもまぁ、色々あってケガしなくなったと言う感じと、ケガに対する“慣れ”もありますね。

 

ーー慣れですか?

 

小野選手:

そうですね。経験していくうちに、「ここまでの状態だったらプレー出来る」と言う範囲が広がってくる感じでしょうか。
試合にずっと出場している選手は、大なり小なり何かしらのケガを抱えていると思いますが、ラグビーは15人いるので、お互いにカバーしあいながらプレー出来る部分も大きいです。

 

小野航大

 

ーー加入5年目を迎え、若手がどんどん増える中で、今シーズン就任した桜庭監督にリーダー4人の中の1人(ほか、高田裕雅選手、中村良真選手、高橋聡太郎選手)に指名されました。これについては?

 

小野選手:

春シーズンの始めに、桜庭さんから「今年もリーダーをやって欲しい」というお話しを頂き、「やらせていただきます」と快諾しました。昨年の様に、BKリーダー、バイスキャプテンという立ち位置だという認識でした。
 
その後に「今年は当面4人のリーダー体制で行きます」という話があり、僕もまだこの時期にキャプテンを決めなくてもいいかな思っていたので、しばらくはこの4人でチームを回して行こうという感じでした。
 
何より、若手選手が自覚を持ってチームを引っ張る良い機会だなと思いました。これだけ若い選手が増えてきた中で、その世代が高いモチベーションでチームを盛り上げて行くことは、チームに好影響を与えると思うので。

 

ーーそして、先日正式にキャプテンに小野選手、そしてバイスキャプテンに高田裕雅選手が任命されましたね。

 

小野選手:

僕の中では、裕雅さんがキャプテンかなと考えていた部分もありました。今年加入してチームに新しい風を吹かせてくれていますし、チームにとってプラスだと思う事を最後まで曲げずにやり通す姿勢を見せてくれていて、既にチームにも受け入れられています。

 

ーー高田選手はどういう選手ですか?やはり“キャプテンシー”があふれているというか・・・。

 

小野選手:

そうですね、“キャプテンシー”に溢れている方ですね。チームを明るくし、良い方向に導いてくれる存在です。
“求められている事をやり続ける”“与えられた事をやり抜く”それを背中で見せてくれる選手です。まだ1ヶ月ですけど、皆の信頼は厚いです。

 

ーーという事は、今言ったことが、小野選手がキャプテンを務める上で自分に対しても求める事ですか?

 

小野選手:

キャプテンとして求められる事はチームをまとめるとか色々あると思うんですけど、正直あまり難しくは考えていなくて、今まで通りにまずは自分がやるべき事をやるという所かなと。それにプラスして、いつもより気配りをするという感じくらいですね。まぁ、ある程度覚悟はしていたので、何とかします!(笑)

 

ーー4月から本格的にチームが始動し、ここまで1ヶ月。チームの雰囲気、チームビルドについてはどうですか?

 

小野選手:

チームの雰囲気は、若手のリーダーが引っ張っている効果が出ています。氏家が自ら立候補して選手会長になるなど、若手が盛り上げてくれています。練習からいい雰囲気で出来ています。
 
戦術的な部分も昨年とは変わります・・・というか、メンバーが20人入れ替わればそこも変わらざるを得ないという所で、やりながら詰めて行く段階で、トレーニングを重ねるごとにだんだん良くなって来ているという印象です。
 
チームビルドという点では、チームの文化や核(コア)となる部分が薄まってきているかなぁという事を感じています。
 
東日本大震災の時の事を知っている選手、スタッフも少なくなる中で、ミーティングで話そうとしてもなかなか難しいです。なので、そういう部分を伝えてくれる、佐伯さんや益基也さん(井上選手)がチームに残ってくれた事がとても大きいです。釜石シーウェイブスは、そうしたバックグラウンドがあってのチームだという事を忘れずに、これからも大事にして行かなければならないと思うので。

 

春シーズンはこの試合からスタート

 

ーーそして、春シーズン恒例の“IBC杯”がやってきます。この試合の位置づけは?

 

小野選手:

そうですね、IBC杯に向けてという事よりは、どちらかと言うとIBC杯から春シーズンの試合が始まるという感じです。準備期間という点では難しい部分もありますが、「今年のチームのベースを知る」と言うか、「今の立ち位置を知る」という意味では、とても貴重な機会になっていると思います。大学生との対戦はいい刺激を貰えますし。
 
昨年のこの時期はケガ人が多くて、ほとんど若手しか出場出来なかったんですが、今年はそういう事にならないよう気を付けて臨みたいと思っています。
 
今年は相手が母校の東海大学ですし、勝っていいスタートを切りたいですね!

 

ーーそうですよね。母校との対戦については正直な所どうですか?

 

小野選手:

僕は5年目になりますけど、東海大学とは毎年試合しているかな? 加入した2014年にラグビッグドリームで対戦して、翌年2015年は東京遠征の時、あ、2016年はないかな?で、昨年がまたラグビッグドリームで戦って。
 
(小声で)イヤですけどね・・・。あんまり、やりたくないですけど・・・(笑)
 

ーーえ?やりたくないんですか?(笑)

 

小野選手:

今はもう選手が入れ替わって知らないチームになりましたけど、卒業してすぐは知った顔だらけでしたから(笑)。アタックディフェンスの練習?みたいな不思議な感じで、違和感の塊でしたね。最近は、「あー監督観ているなぁ」とか「コーチの声気になるなぁ」とかくらいですね(笑) まぁ、試合に入って集中してしまえば、あんまり関係ないですけど。

 

トップの位置に立つ意識を自分もチームも常に持つ

 

小野 航大

 

ーー今シーズンの目標、抱負を教えて下さい。

 

小野選手:

個人的には、昨年全然トライしていないので、トライを決めます!その為に自分に何が必要なのかベクトルをそこへ向けて成長して行きたいと思います。

 

チームとしては、上位4チーム以内を目標に掲げているので、その為の試合やトレーニングだという事を忘れずに、1年間ブレることなく継続して取り組んで行きます。

 

これからトップリーグのチームとの対戦も出て来ますが、その際に「相手は格上だから負けてもしょうがない」という気持ちではなく、「勝つ」と強い気持ちで臨みます。そうじゃないと、負け慣れて“負け癖”がついてしまう。それが少なからず、昨シーズン惜しい試合で勝つ事が出来ない“あと少し”の所に出ていたと思うので。チャレンジして本気で勝ちに行き、その結果が例えば5点差か20点差かわからないですけど負けたとしても、そこでチームが得られるものも違うと思うし。

 

「トップの位置に自分たちが行くんだ」という意識を常に持つ。その事を、自分にもチームにも求め続けたいと思います。

 

今年も厳しい試合が多くなると思いますが、観に来て下さった皆さまに喜んでもらえる試合をお見せし、応援して下さる方々に満足して頂ける結果が残せるよう、良いチームを作って行きます!

 
 

インタビューでご紹介した今年のIBC杯ラグビー招待試合は5月13日(日)にいわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場)で開催されます。詳しくはこちらからどうぞ。
岩手県ラグビーフットボール協会
https://iwate-rugby.r-cms.jp/topics_detail1/id=259

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

威厳を漂わせ、古来の所作で歩む侍役

さくら祭り、唐丹に春〜大名行列 華やかに、時代絵巻 勇壮に

威厳を漂わせ、古来の所作で歩む侍役

威厳を漂わせ、古来の所作で歩む侍役

 

 釜石市唐丹町で3年に一度行われる天照御祖神社(河東直江宮司)式年大祭「釜石さくら祭り」(川原清文大祭執行委員長、木村嘉人実行委員長)は4月29日、好天の下で華やかに繰り広げられた。すでに桜は散ってしまったものの、沿道には主催者発表で約1万6千人が詰めかけ、大名行列の時代絵巻と勇壮華麗な郷土芸能を楽しんだ。

 

 大名行列には7地域の住民ら約650人が参加。「金紋先箱」、ひげ奴(やっこ)の先導で悠然と進み、郷土芸能は太鼓や笛、衣装もあでやかに演じた。

 

 最高気温28・2度と真夏並みの暑さの中、観客は熱演する多くの子どもに拍手を送った。美声自慢のひげの先箱は「あれはどこへとなー」「唐丹いいとこなー」の決まり文句を唱えながら行進。本郷の並木では「葉桜もいいもんだなー」「あれは美人だなー」とアドリブを加え、沿道の観衆を沸かせた。

 

美声と言葉で行列の進行を周囲に知らせる「奴さん」も花形

美声と言葉で行列の進行を周囲に知らせる「奴さん」も花形

 

 折り返し点の「御旅所」は、新しい唐丹漁港(本郷)の広場に設けられた。岸壁には満艦飾の漁船が並び、華やぎを加えた。用意した弁当を広げ、久しぶりに会う知人とコップを傾ける家族もあった。

 

 津波で唐丹町荒川の家が流され、片岸に新築した小川原テルさん(91)は「きょうは子や孫の家族12人が集まった。秋田(県)から嫁に来て、宵宮で踊ったこともある。昔から比べると人は少ないが、子どもたちも一生懸命でかわいい」と目を細めた。

 

 荒川の熊野権現御神楽で小頭を振って喝采を浴びたのは盛岡市の黄川田宗幸ちゃん(4)。祖父雲南幹夫さん(66)、父泰幸さん(40)もあきれるほどの熱中ぶりだった。宗幸ちゃんは「神楽が大好き。楽しかった。また出たい」と、やる気満々だ。

 

3基のみこしは、時に猛然と駆け出した

3基のみこしは、時に猛然と駆け出した

 

 震災以降、初めてさくら祭りに登場した小白浜の伊勢太神楽と虎舞。太神楽のおかめ(女形)を“サブ”で演じた唐丹中1年の佐々木悠斗君(12)は「中腰での踊りは疲れた。着物は乱れるし、うまくいかない。でも、続けたい」と意欲を見せた。

 

 片岸の常龍山御神楽で子鶏を担った唐丹小6年の大坂凜さん(11)は「踊りは覚えていたけど、暑く、歩く距離も伸びたので疲れました。でもがんばりました」と汗をぬぐった。

 

子ども、若手のがんばりが祭りを支えた

子ども、若手のがんばりが祭りを支えた

 

 唐丹小、唐丹中の教職員も行列に加わった。中学校で理科を担当する鈴木健久教諭(46)は「朝4時半に起き、駆け付けた。生徒の表情も新鮮だ」と満足そうだった。

 

 行列とともに歩いた野田武則市長は「子どもたちのエネルギーを感じた。郷土芸能を伝承し、唐丹を元気にしてほしい」と激励した。

 

(復興釜石新聞 2018年5月2日発行 第686号より)

 

復興釜石新聞

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金メダルに触って笑顔を見せる児童

金メダリスト 三ケ田さんとスポーツ交流〜ストリートラグビーを楽しく、栗林小の児童とパス交換

ラグビー教室に参加した三ケ田礼一さん(右)。パス回しなどで児童と交流した

ラグビー教室に参加した三ケ田礼一さん(右)。パス回しなどで児童と交流した

 

 栗林小(佐藤勉校長、児童43人)で23日、来年に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催にちなんだストリートラグビー教室と、アルベールビル冬季五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得した三ケ田礼一さん(51)=県スポーツ振興課=による講演会が開かれた。スポーツを通じた子どもたちの健全育成、ラグビーへの理解を深めW杯への機運を高めるのを目的に、地元の任意団体「エンジョイライフ」(中島俊介代表)と釜石青年会議所(佐々木雅広理事長)が主催した。

 

エンジョイライフ、釜石青年会議所主催

 

 ストリートラグビーは誰でも気軽に体験できるよう、ルールを簡単にした競技。タックルではなく体にタッチして止めるなど、子どもをはじめ幅広い世代が競技の特性を感じつつ、安全に楽しめる。教室は校庭で開かれ、3~6年生約30人が参加。新日鉄釜石ラグビー部OBで釜石シーウェイブス(SW)RFCでもプレーした篠原洋介さん(40)と吉田一行さん(41)が指導した。

 

 児童らはパス回しなどで楕円(だえん)のボールに親しんだ。小笠原暖人(はると)君(6年)は「みんなで一緒にやるのが楽しい」とにっこり。体を動かすのが大好きな小笠原早紀さん(3年)は「試合を見に行きたい」と地元開催のW杯に期待を膨らませた。

 

 篠原さんは「W杯に関わるイベントが増えてくると思うので、顔を出しボールに触れて楽しさを体感してほしい」と期待。仲間の動きをしっかり見ること、声を出して伝え合うことなど、普段の生活にも生かせるラグビーのポイントをアドバイスした。

 

「夢に向かって」三ケ田さん講演 挑戦、努力重ねオリンピック出場

 

 「夢に向かって」と題した三ケ田さんの講演には全校児童が耳を傾けた。幼いころからスキーに親しんでいた三ケ田さんは小学5年生の時にあこがれの金メダリストと出会ったことで、夢は「オリンピック選手」になったという。中学時代はいい結果を残せなかったが、高校に進学し、「スクワットを毎日1千回」と自分の意思で設定した練習をやり続け、高校2年のインターハイで優勝。「あきらめず続けたことが精神的な強さ、いい結果につながった」と振り返った。

 

金メダルに触って笑顔を見せる児童

金メダルに触って笑顔を見せる児童

 

 アルベール五輪への4枚の切符を5人で争うことになった時、「4番目に入ればいい」との気持ちの切り替えが夢の実現につながった。「夢は挑戦と努力という事前準備によってかなえられる。かなえるためには何かしなければいけない」と三ケ田さん。特別なことをするのでなく、普段の生活習慣をしっかり行って誰よりも「なりたい」と強い気持ちを持ち続け、普段の練習を一生懸命やり続けることの大切さを強調した。

 

 三ケ田さんの夢の実現には15年かかった。「みんなにも金メダルを取るチャンスはある。自分なりの目標とする金メダルをもらえるよう頑張れ」とエール。世界で活躍するスポーツ選手に共通するのは「笑顔」と指摘し、「笑顔は自分に力を与えてくれるものであり、周りに元気を与えるもの。みんなも笑顔を忘れず生きてほしい」と願った。

 

 児童会長の佐々木健心君(6年)は「笑顔を忘れず夢に向かって進んでいきたい」と感謝。今年は水泳を頑張って市内1番を目指し、将来は医療・福祉関係の仕事をしたいと夢を膨らませていた。

 

(復興釜石新聞 2018年4月28日発行 第685号より)

 

復興釜石新聞

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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ラグビーワールドカップ2019™開幕500日前イベント

ラグビーワールドカップ2019™開幕500日前イベント

ラグビーワールドカップ2019™開幕500日前イベント

 

ラグビーワールドカップ2019の開幕500日前を記念して、下記のイベントが開催されます。皆様お誘いあわせのうえご来場の程よろしくお願いいたします。

 

ラグビーワールドカップ2019™開幕500日前イベント

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開催日時

平成30年5月8日(火)11:30~

開催場所

イオンタウン釜石2Fイベントスペース

開催内容

岩手・釜石ラグビーのキャラバン隊を結成(県内着ぐるみキャラやアンダーエイジなど)キャラバン隊に岩手出身のタレント志田友美さん、アンダーエイジを起用。開幕500日前の節目にその就任セレモニーを開催し、話題性喚起と様々な情報を釜石から発信する。また、地元園児による郷土芸能「虎舞」を披露頂き出発式に華を添えて頂きます。

出演者

〇虎舞披露(かまいしこども園の皆様)
〇岩手・釜石ラグビーキャラバン隊 志田友美さん、アンダーエイジさんほか

志田友美さん
 
アンダーエイジさん

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話0193-27-8420 / FAX 0193-22-6040 / メール
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男子生徒と軽やかに跳ね上がるTETSUYAさん(右)

EXILE サプライズ ダンス指導、釜石東中生と「ライジング・サン」〜8月新スタジアムで披露、ラグビーW杯へ

EXILEの2人を囲んで「東中イエーイ」と笑顔を広げる生徒たち

EXILEの2人を囲んで「東中イエーイ」と笑顔を広げる生徒たち

 

 来年のラグビーワールドカップ(W杯)に向け釜石市鵜住居町で整備が進む「釜石鵜住居復興スタジアム」(仮称)で8月に行われるオープニングイベントを盛り上げるプロジェクトが24日、釜石東中(佐々木賢治校長、生徒117人)で始動した。元気なダンスでW杯を盛り上げる――。そんな生徒たちをサポートしようと、人気ダンス・ボーカルグループEXILE(エグザイル)のUSA(ウサ)さんとTETSUYA(テツヤ)さんが同校をサプライズ訪問。大喜びの生徒らにダンスを指導した。生徒はこれから約3カ月間、インストラクターの訪問指導や体育の授業で練習に取り組み、8月のイベントで踊る。

 

 EXILEメンバーが東日本大震災被災地を回り、子どもたちに元気と夢を届ける「ダンスで日本を元気に!夢の課外授業」の一環。新スタジアムのこけら落としとなる8月19日のイベントで同校生徒たちと一緒にパフォーマンスを披露する。

 

 24日、体育祭に向けて「東中ソーラン」の練習を終えた全校生徒の前に、EXILEの2人がサプライズで登場した。驚きの声を上げる生徒たちに、佐々木校長が種明かし。「みんな、新しいスタジアムでライジング・サンを踊れー!踊るぞー!」と気勢を上げた。

 

 復興支援曲として制作されたEXILEの「Rising Sun」に合わせたダンスパフォーマンス。2人は生徒たちの間に入って振り付けを指導。EXILEのメンバーでも難しいというステップに苦戦する生徒たちに、踊って見せながらアドバイスをした。

 

 ダンスレッスンの後には、2人を囲んでトークセッションも行われた。

 

男子生徒と軽やかに跳ね上がるTETSUYAさん(右)

男子生徒と軽やかに跳ね上がるTETSUYAさん(右)

 

 三浦花音(かのん)さん(1年)は「テレビでしか見たことのない人が突然来てびっくり。本物は迫力があってかっこいい。ダンスはすごく難しいし不安だけど頑張りたい」、小笠原羽美佳(うみか)さん(3年)は「努力しないとできない踊り。練習に励む」と気合十分。中澤天馬君(2年)は「新しくできるスタジアムは地域の誇りになると思う。本番は集まった人が喜ぶような踊りにしたい」、高清水享妥(きょうた)君(3年)は「夢のような時間を過ごせた。本番で全国の人に釜石が元気だと伝えられるよう特訓したい」と声を弾ませた。

 

 「スタジアムで一緒に踊るのを楽しみにしている」と生徒たちに呼び掛けたUSAさん。「振り付けを覚えるのは難しいが、できた時の気持ち良さ、一つの曲で全員とつながれた時の感動はすごい。みんなで踊れるよう頑張ろう」と励ました。

 

 TETSUYAさんは「ダンスと向き合い練習してもらえれば絶対できる。大事なのは途中であきらめないこと」と強調。「震災でつらい思い、いろんな経験をしたまちには葛藤が混在していると思う。そこに復興のシンボル的存在になるスタジアムができる。世界中の人たちに日本はこんなに元気になったんだということを伝えなければ。まちを盛り上げるべく、気持ちを込めて一緒に頑張りたい」と力を込めた。

 

 同プロジェクトは、人材育成に関連した事業を展開する二十一世紀倶楽部(東京)と、EXILEが所属する芸能事務所LDH JAPANなどによる震災の復興支援事業。EXILEメンバーが学校を訪問してダンスを指導し、イベントなどで発表している。12年に始まり、釜石市の大平中など、これまでに3千人超が参加している。

 

野田市長(左)に意気込みを伝えたEXILEメンバーら

野田市長(左)に意気込みを伝えたEXILEメンバーら

 

 USAさん、TETSUYAさん、主催する二十一世紀倶楽部の一木広治事務局長らは同校訪問を前に、釜石市役所の野田武則市長を訪ね、「たくさんの笑顔が生まれるようにみんなと一緒に作り上げていきたい」などと同プロジェクトへの思いを伝えた。

 

 野田市長は「子どもたちがたくましく人生を頑張れるような励ましになる」と力添えに感謝。「W杯開催が決まり、ラグビーのまち釜石のレガシーを次の世代につなげる、大切で大きな機会をもらった。子どもたちと一緒になって元気な釜石を発信してほしい」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2018年4月28日発行 第685号より)

 

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広報かまいし2018年5月1日号(No.1687)

広報かまいし2018年5月1日号(No.1687)

広報かまいし2018年5月1日号(No.1687)

 

広報かまいし2018年4月15日号(No.1686)

広報かまいし2018年4月15日号(No.1686)

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【目次】
表紙:ボランティア通訳養成講座、いわて災害時多言語サポート 英語教室、「外国人のための日本語教室」の受講者を募集します、市長のつぶやき
P02:ご存じですか?障がいがある人への手当、児童扶養手当の申請はお済みですか
P03:犬の登録と狂犬病予防注射を受けさせましょう、平田定住促進住宅の入居者を募集します
P04:被災事業者の再建を支援します
P05:軽自動車税の減免・非課税制度があります、釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください
P06:今月のインフォメーション
P08:橋野鉄鉱山八重桜まつり、「釜石市働く婦人の家」前期定期講座

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悲惨な思い出をしぼり出すように語る佐野さん

佐野さん、悲惨な艦砲被災語り継ぐ〜「翳った太陽を歌う会」体験を聞く

悲惨な思い出をしぼり出すように語る佐野さん

悲惨な思い出をしぼり出すように語る佐野さん(左)

 

 釜石市の合唱グループ「翳(かげ)った太陽を歌う会」(種市誓子会長、会員12人)は20日、「戦争体験者のお話を聞く会」を小川町の働く婦人の家で開き、米英軍による2度の釜石艦砲射撃(1945年)を経験した大町の佐野健司さん(86)が語る戦争の悲惨さに耳を傾けた。

 

 旧制釜石中学2年だった14歳の時に艦砲射撃を体験した佐野さん。2011年の東日本大震災でも、大町で経営していた酒店が津波で流失。仮設商店街での営業を経て15年に店舗を再建している。

 

 佐野さんは戦時中、父が営んでいた酒店で運送用に飼っていた馬を軍に供出したり、防空壕(ごう)を子どもたちが造らされたり、食料や物品が乏しく苦しい生活の様子を紹介した。空襲警報が頻繁に鳴るようになると、体が弱かった父親は一足早く甲子町松倉に疎開。7月14日の1回目の艦砲射撃や機銃掃射では、母親と酒店で働いていた少女と血まみれになりながら山側の薬師公園に避難した。「助かった。生きていた」。再会した時の父親の姿が忘れられないと言葉をかみしめた。

 

 「苦しい。助けて」。8月9日の2回目の艦砲射撃で、避難した防空壕ごと射撃されて犠牲になった人たちのうめき声。「もうやめて」。火葬の際でも灯火管制で水をかけて中断せざるを得なかった状況で聞かれた犠牲者遺族らの悲痛。「2回目は地獄だった」と声を詰まらせながら語り、平和を引き継ぐことの大切さを訴えた。

 

 同グループは2005年に活動を始め、今年で14年目。市戦没者追悼式での献歌、小学校でのコンサートなどを行ってきた。その中で歌い継いできた合唱組曲「翳った太陽」は、市内の戦争体験者2人の短歌や絵手紙を元に創作されたもの。会員のほとんどが戦争を体験していない世代で、曲への理解を深めようと同様の会をこれまで5回行い、体験者の心に触れながら戦争について学んできた。

 

 震災で一時活動が中断。戦争の愚かさ、平和の尊さを訴えるこの組曲も、戦災の生々しい惨状が震災直後の情景と重なり、歌えなくなった時期もあったという。

 

 計6曲の組曲は全17分。今年の市戦没者追悼式で釜石中生徒有志と組曲を合同合唱する予定で、練習を重ねている。

 

 佐野さんの話は、遺体を火葬した場面などが組曲と重なったという。定内町の佐野順子さん(65)は「言葉にならないつらさ、詞に込められた思いへの理解を深められた」、種市会長(70)は「今は何が起こるか分からない時代。若い人に伝えていかなければ」。同グループ講師で作曲者の最知節子さん(75)は「人間の尊厳を無視するように、青春に土足で踏み込んでくる戦争の悲惨さを多くの釜石の子どもたちに語り継いでいきたい」と思いを強めていた。

 

(復興釜石新聞 2018年4月25日発行 第684号より)

 

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SL乗車に期待を高める東京の子どもたち。釜石ではラグビー体験も楽しんだ

SL銀河 5年目運行開始〜復興発信、観光振興に膨らむ期待

SL乗車に期待を高める東京の子どもたち。釜石ではラグビー体験も楽しんだ

SL乗車に期待を高める東京の子どもたち。釜石ではラグビー体験も楽しんだ

 

 JR釜石線(花巻―釜石間、90・2キロ)を走る蒸気機関車「SL銀河」は、21日から今季の運行を開始した。初日の下り列車(釜石行き)は、客車4両がほぼ満席。乗客は、各駅や線路沿いで地元住民らの熱い歓迎を受けた。運行5年目の今年は9月30日まで、土日・祝日を中心に上下53本が運行される予定。SLシーズンと連動した観光振興に期待がかかる。

 

釜石駅では虎舞 ゆかた姿のもてなしも

 

 21日、午前10時37分花巻発の列車は、4時間半をかけ釜石に到着。線路をはさんだシープラザ釜石のデッキには、駅前で花植えのボランティア活動に取り組んだ拓殖大生や一般市民らが陣取り、約半年ぶりの雄姿を迎えた。

 

 駅のホームでは、釜石市のキャラクター「かまリン」、JR、観光関係者らが降り立った乗客を歓迎。ホテルフォルクローロ三陸釜石に勤務し、ラグビーの釜石シーウェイブス(SW)RFCに所属するダラス・タタナ選手(26)は今年もジャージー姿で出迎え、記念撮影で乗客と触れ合った。浴衣で釜石を盛り上げる活動を行う市民有志の「ゆかたおもてなし隊」は、女性2人が活躍。釜石商工高生は対面ホームで虎舞を披露し、乗客らが盛んにカメラを向けた。

 

釜石商工高生の虎舞に見入る乗客。郷土芸能のもてなしは運行初日ならでは

釜石商工高生の虎舞に見入る乗客。郷土芸能のもてなしは運行初日ならでは

 

 秋田県仙北市役所の仲間6人で乗車した加古信夫さん(59)は、宮沢賢治の世界観を演出した車内、主要駅で披露される郷土芸能など一番列車ならではのもてなしに感激。「岩手の歴史や文化も勉強でき、目に訴えるものが多い。石炭を燃やす匂いとか昔ながらの温かさが何ともいい感じ」とSL銀河の魅力に浸った。

 

 自らを“蒸気機関車好き”と称する北上市の佐藤和斗君(二子小3年)は、今まで外から追いかけて手を振るだけだったSL銀河に念願の初乗車。「窓からの景色が良かった。車体も迫力がある。また乗ってみたい」と目を輝かせた。母聖子さん(35)は「車内から見ると沿線に多くの人がいて、SLを見ることが元気につながっているんだと感じた。帰りは夫の車で釜石の復興状況を見ながら帰ります」と話した。

 

 釜石観光物産協会は今年も、乗客らにホタテの稚貝汁をお振る舞い。市内の観光、宿泊施設やレンタカー利用などに使える500円のお買い物券(1千円以上の買い物で利用可能)も配った。同券はSL運行期間中、計3千枚を配布予定で、乗客の釜石滞在を促し、観光リピーターにつなげることを狙う。
 SL銀河は昨年、上下51本運行し、延べ約7200人が乗車。平均乗車率は前年同様の8割を維持した。JR東日本盛岡支社では本年度も引き続き、SL運行を通じた復興支援と地域活性化に寄与したいとしている。

 

折り返しは吹奏楽でお見送り 釜石駅の工藤駅長「感動を届けたい」

 

 SL銀河運行2日目の22日は、釜石から花巻への上り運行。午前10時55分の出発を前に、乗客や見物客が機関車の車体や出発準備の様子を見学。釜石高吹奏楽部が演奏を披露し、旅立ち気分を高めた。

 

花巻行きSL銀河の出発合図をする工藤釜石駅長

花巻行きSL銀河の出発合図をする工藤釜石駅長

 

 東京から体験学習に訪れた子どもたち22人のグループは、乗車前にSLのスケッチも楽しんだ。慶應義塾幼稚舎2年の錦織賢史朗君(7)は「正面の車名が入った丸いヘッドマークがかっこいい。客車内がどうなっているのか楽しみ」と期待に胸を躍らせた。

 

 発車時刻には釜石駅の工藤冨士雄駅長(55)が右手を上げて出発合図。高らかに汽笛を鳴らし、走り出す車両を多くの人が手を振って見送った。

 

 「復興のためによみがえらせた機関車が故障もなく5年目を迎えられ、うれしい。乗務員、整備士、これまで乗ってくれたSL銀河ファンに心から感謝したい」と工藤駅長。最近はチケットも取りやすくなってきており、「ぜひ、地元の方にもどんどん乗ってほしい。沿線で手を振るなどの出迎えと合わせ、地元民による一層の盛り上げを図りたい」と希望を込めた。

 

 工藤駅長によると、SL銀河の乗客は釜石駅に最低でも約50人は降りるという。乗客に宿泊してもらうには、市内の観光関係者や有志と連携し、毎年乗ってくれるファンを引きつける工夫も必要。工藤駅長は「車内でも、お客さまに感動してもらえるようなものを届けたい」と意欲を示した。

 

(復興釜石新聞 2018年4月25日発行 第684号より)

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