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優良表彰を受けた会社の代表者、南三陸沿岸国道事務所の関係者ら

優良業務・工事6社表彰 南三陸沿岸国道事務所~地域の安全安心守る 意欲新たに

優良表彰を受けた会社の代表者、南三陸沿岸国道事務所の関係者ら

優良表彰を受けた会社の代表者、南三陸沿岸国道事務所の関係者ら

 

 国土交通省東北地方整備局が本年度、釜石市鵜住居町に新設した「南三陸沿岸国道事務所」(五十嵐俊一所長)で3日、優良業務・優良工事等表彰式が行われた。昨年度まで三陸沿岸道路などの整備や管理業務を担った南三陸国道事務所が発注し、同年度内に完了した業務や工事が対象。技術力が優秀で創意工夫があった優良業務施工会社2社、工事成績が優秀で卓越した技術や創意工夫があった優良工事施工会社3社、品質確保・向上に貢献した下請け会社1社の功績をたたえた。事故防止対策協議会の設立総会も開催。関係者が労働災害などの事故発生の未然防止につなげる取り組みを確認した。

 

 表彰式で五十嵐所長は「災害対策を含めた地域の安全安心の提供、アフターコロナの地域振興の推進には建設業界の生産性向上、働き方改革、担い手育成・確保が必要。改革プロジェクトへの取り組みに理解と支援を」とあいさつ。各社の代表に表彰状を手渡した。

 

 優良工事事務所長表彰を受けた小澤組(釜石市)の本間康幸さんが、受賞者を代表し謝辞。「地域の安全に寄与し社会資本の整備に貢献することが使命。技術力を高め、一層精進していく」と誓った。

 

 事故防止対策協の設立総会には同事務所の職員、発注工事や業務関係者ら約40人が出席。規約、事業計画、事故防止対策方針を決めた。「死亡災害ゼロ、公衆災害ゼロ」を重点目標とし、▽物損公衆災害の事故防止対策▽安全規制訓練▽新型コロナウイルス感染症拡大防止対策―を徹底する。

 

労働災害・事故防止に向けた対策を確認する協議会の設立総会

労働災害・事故防止に向けた対策を確認する協議会の設立総会

 

 具体的な活動としては、無事故達成日数の表示や安全旗の掲揚など事故防止意識の高揚のほか、安全管理講習会の開催など啓発活動、安全パトロールの実施、安全管理に優れた工事や円滑な工事などを実施した企業や個人の表彰も行う。

 

南三陸地域の道路管理新拠点で業務推進

 

道路管理拠点として釜石市鵜住居町に開設された南三陸沿岸国道事務所

道路管理拠点として釜石市鵜住居町に開設された南三陸沿岸国道事務所

 

 三陸沿岸国道事務所は、東日本大震災からの早期復興リーディングプロジェクトとして整備を進めてきた三陸沿岸道路の管理をより集中して適切に行える体制の構築を目指し新設された。管理区間は三陸沿岸道の山田南IC-鳴瀬奥松島IC間(延長約175キロ)、国道45号の大槌町―陸前高田市間(同約81キロ)、東北横断自動車道釜石秋田線の釜石JCT-東和IC間(同67キロ)の総延長約323キロ。同事務所の開設に合わせ、花巻市に花巻維持出張所、大船渡市に大船渡維持出張所、宮城県石巻市に三陸道維持出張所も設け、管理業務に当たる。

 

 新事務所の業務は道路の維持・防災工事、舗装修繕、安全対策工事など路上作業が多く、利用者や周辺の配慮が求められる。災害対応や除雪など一般交通の安全確保に向けた適切な稼働体制の整備も必要で、重点目標における取り組み方針の徹底に努める。

 

 表彰を受けた会社は次の通り。

 

【優良業務事務所長表彰】
▽大槌山田地区道路台帳整備業務国際航業・北栄調査設計設計共同体(盛岡市)=大槌山田地区道路台帳整備業務(主任技術者・花田睦実)▽日本工営北東北事務所(同)=南三陸水文調査(同・高橋昌弘)
  
【優良工事事務所長表彰】
▽テラ(遠野市)=南三陸国道災害復旧工事(監理技術者兼現場代理人・昆雅也)▽小田島組(北上市)=同国道管内防災施設他工事(同・及川裕明)▽小澤組(釜石市)=同国道維持補修工事(同・本間康幸)
  
【下請企業事務所長表彰】
▽長屋産業(仙台市)=同国道災害復旧工事(主任技術者・進藤繁勝)

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広報かまいし2021年8月15日号(No.1766)

広報かまいし2021年8月15日号(No.1766)

 

広報かまいし2021年8月15日号(No.1766)

広報かまいし2021年8月15日号(No.1766)

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【P1】
根浜海岸海開きイベント

【P2-3】
新型コロナワクチン接種情報

【P4-5】
分娩に関する方針
地震津波訓練週間

【P6-7】
新市庁舎建設への取り組み

【P8-9】
地域活性化起業人の紹介 ほか

【P10-11】
三陸ジオパークシンポジウム&フェスタ
まなびい釜石 ほか

【P12-13】
こどもはぐくみ通信~釜石の公園・遊び場~
市民のひろば

【P14】
まちの話題

【P15-17】
まちのお知らせ

【P18-19】
保健案内板

【P20】
歴史よもやま話

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「岩手緊急事態宣言」の発令に伴う釜石情報交流センターの対応について

 

8月12日に発令された「岩手緊急事態宣言」に伴う釜石市の指針により、釜石情報交流センターの利用を以下の通り制限させて頂きます。皆様のご理解をよろしくお願いいたします。

新型コロナウイルス感染症「岩手緊急事態宣言」 – 岩手県

情報交流センターへのご入館について

「岩手緊急事態宣言」の発令期間中、一般の方のご入館は釜石市民(市内に通勤・通学等されている方を含む) に限定させて頂きます。ただし、以下の場合を除きます。
・ミッフィーカフェにご来店のお客様
・グッズのご購入のみのお客様
・災害等の緊急事態時
・安全確保上必要な時
・多目的トイレ及び授乳室に限ったご利用
・施設の管理運営業務での立入り
・その他、管理者が許可した場合

施設(会議室等)の貸館について

施設の貸館利用についても、釜石市民(市内に通勤・通学等されている方を含む)に限定させて頂きます。 利用申請者・代表者だけでなく、利用者全員が対象となります。
(会議等のスタッフ及び参加者全員が市民に準ずる方で構成される必要があります)

ミッフィーカフェかまいし』 にお越しのお客様について

入館規制はございませんが、カフェの営業スペース内に限っての滞在をお願いします。お手洗い・グッズ売り場のご利用は可能です。

対象期間

2021年8月13日~当面の間
(岩手県緊急事態宣言が解除され感染拡大の状況が改善されるまで)

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

コロナ対策で規模を縮小して行われた戦没者追悼式

戦後76年 出征兵士、釜石艦砲犠牲者らの御霊慰める~市戦没者追悼式~

コロナ対策で規模を縮小して行われた戦没者追悼式

コロナ対策で規模を縮小して行われた戦没者追悼式

 

 太平洋戦争末期、釜石市が米英海軍による2回目の艦砲射撃を受けた日から76年となる9日、市主催の戦没者追悼式が大町の市民ホールTETTOで行われた。参列者を市内の遺族に限定するなど新型コロナウイルス感染防止策を講じ、2年ぶりの開催。56人が参列し、戦争で犠牲になった全ての人々を悼み、非戦の誓いを新たにした。

 

 式辞に立った野田武則市長は「2度にわたる艦砲射撃で多くの尊い命が奪われた。その中に外国人もいたことを決して忘れてはならない。恒久平和の確立へ努力することが国内で唯一の歴史(2度の砲撃被害)を持つ当市に課せられた使命」と述べた。

 

 満州に出征した父(当時27)を亡くした浜町の西村征勝さん(77)=市遺族連合会会長=が、遺族を代表し追悼のことば。「数万人とも言われる日本兵士の亡きがらが異国の地で眠っている現状に胸が締め付けられる思い。一日も早く帰国を果たし、古里で安らかに眠る日が来ることを願う。遺族の高齢化が進み、戦争の悲惨さやつらい教訓が風化しつつある。二度と悲劇を繰り返さないという決意を確実に次の世代に伝えねば」と誓った。参列者は祭壇に花を手向け、犠牲者の冥福を祈った。

 

遺族を代表し、追悼のことばを述べる西村征勝さん

遺族を代表し、追悼のことばを述べる西村征勝さん

 

白菊を手向け、戦災犠牲者の御霊を慰める参列者

白菊を手向け、戦災犠牲者の御霊を慰める参列者

 

 満州に赴いた父(当時33)を亡くした尾崎白浜の佐々木郁子さん(78)は、当時1歳。生前の父の姿は、母や代用教員をしていたころの教え子らから伝え聞くことでしか知るすべはなく、「父親という存在自体がよく分からなかった。若いころは、父が生きていれば自分の生き方もまた違ったのかなと思ったりした」という。「世界では内乱や紛争が絶えない。罪もない一般市民が犠牲になるのは心が痛む。〝平和〟というものほど難しいことはない。人類の永遠の課題」と話した。

 

 同追悼式は新型コロナ感染拡大の影響で昨年度は中止。本年度は、例年行ってきた平和への思い作文コンクール入賞者の朗読、「翳った太陽」を歌う会の献唱、遺族ら一般参列者の送迎バス運行を中止するなど、感染防止策を徹底して開催した。式典時間に参列できない市民らに配慮し、式終了後、午後3時まで献花できるようにした。

 

釜石が受けた艦砲射撃に関する資料展示

釜石が受けた艦砲射撃に関する資料展示

 

 ロビーでは、市郷土資料館所蔵の釜石艦砲に関する資料を展示した。1945年7月14日、8月9日に受けた砲撃状況を示すパネル、焼け野原となった市街地の写真などに加え、戦災犠牲者に関する情報提供を求めるコーナーも。市が確定した艦砲射撃の犠牲者780人以外で、可能性のある191人について特定のための情報提供を呼び掛けたほか、遺族を探して市に寄せられた出征兵士の写真も公開された。

 

写真の男性の情報をお寄せ下さい。お心当たりの方は 釜石市郷土資料館までご連絡を

写真の男性の情報をお寄せ下さい。お心当たりの方は釜石市郷土資料館までご連絡を

 

 写真の裏には、「岩手県釜石市尾崎町 髙橋政男」と記されており、写真を所持していた人が遺族に返したいとの意向で市に提供したという。写真提供者の家は、かつて出征兵士の宿泊所だったため、戦地に赴く途中で宿泊した人だと思われる。心当たりのある人は市郷土資料館(電話0193・22・2046)まで連絡してほしいとのこと。

稲木誠さんの手記「降伏の時」の複製などが並ぶ

釜石艦砲射撃76年 記録と記憶をつなぐ郷土資料館企画展~市民団体は戦災資料館の再建要望

 76年前の8月9日、釜石市は米英連合軍による2度目の艦砲射撃を受け、市街地は壊滅した。本州で初めて艦砲射撃に襲われた7月14日と合わせて、少なくとも781人もの命が奪われた。時は流れ、当時のことを知る人は少なくなる中、「戦禍の記録と記憶を後世に」つなぐため、鈴子町の市郷土資料館で毎年恒例の戦災資料を集めた企画展が開かれている。反戦平和などを訴える16の市民団体は、今年も震災資料館の再建などを市に要望。「続けることで、過去の事実を知り受け止め、考えてくれる人がいれば。未来に伝えていくために」。そんな思いをくみ取り、地域の歴史を振り返る日に―。

 

捕虜収容所長の手記など集め企画展 郷土資料館「戦争捕虜の記憶、後世に」

 

釜石市郷土資料館で開催中の企画展「釜石の捕虜収容所」

釜石市郷土資料館で開催中の企画展「釜石の捕虜収容所」

 

企画展は「釜石の捕虜収容所」がテーマ。当時、市内2カ所に収容所があり、写真やパネルなど約60点の資料で解説する。初展示となったのは、終戦時に収容所長を務めた故稲木誠さん(1988年死去)が書き残した手記「降伏の時」(複製)。敗戦の日から捕虜を連合軍に引き渡すまでの1カ月をつづっている。戦後、稲木さんが元捕虜のオランダ人と手紙をやり取りして交流し、戦時中の立場を超えて築いた新しい関係を紹介する資料も並んでいる。

 

稲木誠さんの手記「降伏の時」の複製などが並ぶ

稲木誠さんの手記「降伏の時」の複製などが並ぶ

 

 手記に見入っていた盛岡市の藤村幸雄さん(72)は「記憶は消えるが、記録はいつまでも残り説得力がある。当時を知る人が少なくなる今、長い歴史の中にある出来事を、これからを生きる人たちは知るべき。この先のヒントになるものがあるはず」とうなずいた。

 

 釜石は太平洋戦争末期の1945年に2度、連合国艦船による集中砲撃を受け、焦土と化した。戦争捕虜や戦犯裁判の調査を行うPOW研究会などによると、終戦時、市内にいた捕虜は746人。収容中に死亡した65人のうち、32人が艦砲射撃で犠牲になった。

 

戦時中、釜石市内2カ所にあった捕虜収容所を解説する

戦時中、釜石市内2カ所にあった捕虜収容所を解説する

 

 企画展は8月30日まで。午前9時半~午後4時半(最終入館同4時)。入館料は大人200円、小中高校生と障害者手帳を持つ人は無料。同館では「手記により詳細を知る機会が少なかった地域の歴史を掘り下げることができた。戦争という日常とはかけ離れた現実を出発点としながらも、新しい道を作る行動を起こすことの大切さを学ぶ機会に」と来場を呼び掛けている。

 

戦災資料館の再建要請 釜石市平和委員会「平和をつなぐ行動を」

 

戦災資料館の再建などを市に要請する市民団体代表ら=8月4日、釜石市役所

戦災資料館の再建などを市に要請する市民団体代表ら=8月4日、釜石市役所

 

 8月4日には釜石市平和委員会(岩鼻美奈子会長)など15団体が、東日本大震災の津波で全壊した戦災資料館の再建や戦災遺構の保存、戦災教育の充実などを市に要請した。岩手・戦争を記録する会(斉藤三郎代表)も同席し、同様の要請を行った。

 

 市役所を訪れたのは団体関係者ら7人。戦中、釜石艦砲で捕虜など外国人も犠牲になっていることを踏まえた慰霊の場となる追悼碑の建立も要望した。戦災遺構の保存に向け積極的な取り組みの必要性を訴える人も。「あるものすべてが生かされているとは思えない。残されたものを生かしつつ、郷土資料館の展示を充実させてほしい」と求めた。

 

野田市長に要請書を手渡す岩鼻会長(中)、斉藤代表(右)=8月4日、釜石市役所

野田市長に要請書を手渡す岩鼻会長(中)、斉藤代表(右)=8月4日、釜石市役所

 

 要請書を受け取った野田武則市長は戦災資料館の再建について、「単独の施設は計画していない。郷土資料館の中で充実させたい」と回答するにとどめた。犠牲者の慰霊と歴史をつなぐ思いは変わらないことを強調し、「釜石艦砲戦災誌を全面的に見直し、改訂版を出したいと考えている」とした。

 

 戦争を知る人が減り続ける中、「戦争の惨禍を二度と残したくない」と思いを強める団体関係者ら。岩鼻会長は「資料館が果たす役割は大きい。再建して歴史をしっかり伝える必要がある」と指摘する。釜石艦砲の体験者らの証言をまとめた記録映画製作の動きがあるといい、「今やらないと、不可能になる時がくる。子どもたちには平和な世界を手渡したい。平和を望む思いをつなぐため、行動し続けなければいけない」と力を込めた。

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

道路整備を訴えてきた鵜栗地区同盟会 市に新看板を寄贈 会は解散へ

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

恋の峠に掲げた新看板について説明する山崎会長ら

 

 地域の渋滞解消や防災対策のため、迂回(うかい)機能を持つ道路整備の必要性を訴え続けてきた釜石市の住民団体「鵜栗地区道路整備促進期成同盟会」(山崎長也会長)は、三陸沿岸道路の開通で目的をほぼ達成したとして解散を決めた。これに伴い、同道路の意義を後世に伝え、愛着を醸成する看板を制作。7月21日、市に寄贈した。

 

 鵜住居町と周辺5町の住民らで1996年に結成した同会は、国や県への陳情、住民大会、署名活動などを行い、地域を取り巻く道路環境改善を目指してきた。会の解散にあたり、鵜住居町の国道45号恋の峠に設置していた三陸縦貫自動車道釜石大槌間の早期実現を願う看板(2000年制作)を衣替え。「三陸道は地域住民悲願の道路 末永く大切に使いましょう」と文言を替え、会の思いを未来につないでいくこととした。

 

赤地から青地に替え、三陸道への愛着を表す文言を連ねた新看板=国道45号恋の峠

赤地から青地に替え、三陸道への愛着を表す文言を連ねた新看板=国道45号恋の峠

 

 21日は山崎会長ら役員4人が市役所を訪問。これまでの活動経緯や新看板寄贈について野田武則市長に説明し、看板の維持管理を市に託した。野田市長は25年間にわたる会の労をねぎらい、「看板は悲願達成の証しでもある。会の思いは歴史に刻まれ、必ずや次世代に伝えられると思う。市としても大切に受け継ぎ、活用していく」と述べた。

 

 同会は発足時からの活動をまとめた資料集(全91ページ)も作成した。「命の道の生いたち」と題し、陳情や運動資金調達、住民決議の詳細を示す資料、過去に発行されていた会報などを掲載。先行区間として整備された釜石山田道路両石―片岸間(4・6キロ)が、開通から6日後に発生した東日本大震災で避難者の命をつなぎ、その後の復旧・復興活動で大きな役割を果たしたことも、関係機関の多くの資料で紹介している。

 

鵜栗地区道路整備促進期成同盟会の歩みや三陸道が震災で果たした役割などをまとめた資料集

鵜栗地区道路整備促進期成同盟会の歩みや三陸道が震災で果たした役割などをまとめた資料集

 

 編集委員の1人、浦山文男副会長(81)は「災害が多発する時代だからこそ、地域の歴史、文化も含め土着の生きざまを知り、事前の備えをしておくことが大事。同じ悲劇を繰り返さないために役立ててもらえれば」と願う。資料集は270部作り、関係者や希望者に配布した。

 

 山崎会長(85)は活動初期を振り返り、「毎晩のように集まって話し合いを重ねた。(国の機関のある)宮古、仙台、東京へ何度も足を運び、早期整備を要望した」と説明。当初、インターチェンジ設置は不可能と言われたが、住民の熱意が伝わり、同区間の優先着工が実現した。「鵜栗地区住民1万人の悲願を達成すべく活動したことが実を結び、今につながっている事実を子や孫世代に伝えたい」と山崎会長。

 

 同会は国道45号の渋滞解消のためのバイパス的道路の整備、県道釜石遠野線笛吹峠のトンネル化による難所解消などを目的に「鵜栗地区国・県道整備促進期成同盟会」(初代会長=倉田昭二氏)として発足。2002年に現名称に変更した。活動資金は住民からの寄付で賄われた。

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

 

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

広報かまいし2021年8月1日号(No.1765)

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【P1】
農園の名称募集
パラリンピック聖火

【P2-3】
新型コロナワクチン

【P4-5】
戦没者追悼式 
セミナー情報 ほか

【P6-7】
まちのお知らせ

【P8】
音楽イベント
お盆のごみ収集日程

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多くの祝福を受け、新たな人生の一歩を踏み出した本間さん夫妻。最高に幸せな瞬間

ラグビーW杯聖地で永遠の愛を誓う~うのスタで初の結婚式~

釜石鵜住居復興スタジアムで結婚式を挙げた本間和樹さん、えりさん夫妻(中央)

釜石鵜住居復興スタジアムで結婚式を挙げた本間和樹さん、えりさん夫妻(中央)

 

 釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで18日、同所初の公開結婚式が行われた。挙式したのは千葉県在住の本間和樹さん(37、介護福祉士)、えりさん(38、看護師)夫妻。大のラグビーファンで、東日本大震災後、被災した釜石の力になりたいと何度も当地に足を運んでいた和樹さん。最愛の妻えりさんと歩む新たな人生の門出を思い入れの深い同スタジアムで迎えた。

 

 昨年10月に入籍した本間さん夫妻は、宮古市の浄土ヶ浜パークホテル(松本順社長)が公募した同スタジアムでの挙式プランに応募。総数25組の中から選ばれた。式には両家の親族のほか、ラグビーに関わる復興支援活動を共にしてきた仲間らが出席。2人は芝生の上に敷かれたバージンロードを宮古ラグビースクールの子どもたちのエスコートで入場した。

 

 松本社長、来賓として招かれた野田武則釜石市長、山本正徳宮古市長が祝福。釜石シーウェイブス(SW)RFCの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーがキックオフ宣言し、婚姻証明ラグビーボールへのサイン、指輪の交換などが行われた。誓いのキスの前にはSWの選手らがサプライズ登場。新郎和樹さんがSWと勝負して、トライを決めればキスができるという演出で盛り上げた。唐丹町の「桜舞太鼓」、地元の「鵜住居虎舞」も式に花を添えた。

 

婚姻証明ボールにサイン!新郎和樹さんを知る宝来館おかみの岩崎昭子さんが立ち合った

婚姻証明ボールにサイン!新郎和樹さんを知る宝来館おかみの岩崎昭子さんが立ち合った

 

靴が脱げるハプニングをものともせず、SW選手を突破しゴールを目指す和樹さん

靴が脱げるハプニングをものともせず、SW選手を突破しゴールを目指す和樹さん

 

SWによる思わぬサプライズに和樹さんもこの笑顔!

SWによる思わぬサプライズに和樹さんもこの笑顔!

 

 和樹さんは幼いころから父や叔父に連れられラグビー観戦。日本選手権7連覇を果たした新日鉄釜石のことも聞かされていた。学生時代に初めて釜石を訪れ、人の温かさに感動。震災後、被災した釜石のためにできることはないかと考え、ラグビーワールドカップ(W杯)誘致に動き出していたNPO法人スクラム釜石の活動に参加した。同スタジアムの清掃作業などで何度も現地入り。大会当日はまちなかボランティアで活動し、フィジー対ウルグアイ戦も観戦した。

 

多くの祝福を受け、新たな人生の一歩を踏み出した本間さん夫妻。最高に幸せな瞬間

多くの祝福を受け、新たな人生の一歩を踏み出した本間さん夫妻。最高に幸せな瞬間

 

 「釜石は第二の故郷」と和樹さん。特別な場所で迎えた人生最良の日。「最高にうれしい、幸せな時間だった」と大きな喜びに浸った。スタジアムが伝える命の教訓から大切な人を守る意識を強め、「素直に思いを伝え合い、温かい家庭を築きたい」と願った。えりさんは「多くの方に祝福してもらい、感謝の気持ちでいっぱい。何かの形で恩返しできたら。つまずいた時こそ2人でよく話し合い、解決策を見つけて支え合っていきたい」と誓った。

 

ラグビーW杯聖地で永遠の愛を誓う~うのスタで初の結婚式~

 

結婚式という1つのモデルができ、新たな活用に期待が高まる釜石鵜住居復興スタジアム

結婚式という1つのモデルができ、新たな活用に期待が高まる釜石鵜住居復興スタジアム

 

 同ホテルは震災復興を目指す三陸の知名度向上、観光誘致を図る新たなモデルとして、復興の象徴である同スタジアムでの挙式を発案。コロナ禍で式をあきらめがちなカップルの応援も目的とした。市スポーツ推進課の佐々木豊課長は「競技以外でも、この素晴らしい環境を体験してもらうのは非常にいいこと。市からも情報提供しながら、鵜住居地域に人の流れを作っていければ」と話した。

広報かまいし2021年7月15日号(No.1764)

広報かまいし2021年7月15日号(No.1764)

広報かまいし2021年7月15日号(No.1764)

 

広報かまいし2021年7月15日号(No.1764)

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【P1】
聖火リレー

【P2-4】
新型コロナワクチンに関するお知らせ

【P5-7】
職員採用
オーストラリアについて

【P8-9】
新市庁舎について

【P10-11】
国民健康保険関係 ほか

【P12-13】
各種イベント情報
すこやかアイドル ほか 

【P14-15】
まちの話題

【P16】
こどもはぐくみ通信

【P17-19】
まちのお知らせ

【P20-23】
保健案内板

【P24】
釜石の歴史 よもやま話

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釜石市

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半年の無病息災を願い、カヤの輪をくぐる参拝者

半年の平穏、健康祈り輪をくぐる 尾崎神社で夏越の大祓

半年の無病息災を願い、カヤの輪をくぐる参拝者

半年の無病息災を願い、カヤの輪をくぐる参拝者

 

 釜石市の尾崎神社(佐々木裕基宮司)で6月30日、夏の無病息災を願う「夏越(なごし)の大祓(おおはらい)」の神事が行われた。約30人が集まり、一年の半分が過ぎる日に災厄を振り払い、残り半年の平穏や健康を祈った。

 

 この神事はこれまで半年を振り返って心身を清め、これから迎える夏の暑さや季節の変化にも心を強く持って向かう契機とする。参拝者は「切麻(きりぬさ)」と呼ばれる四角い紙を体に振りかけて身を清めた後、カヤでできた直径約2メートルの茅(ち)の輪をそれぞれの願いを込めてくぐった。

 

 地元の三浦光子さん(79)、萬キヨさん(85)は「健康で元気に過ごせるようにと思って参加。気持ちがスーと軽くなった感じ。早くコロナが収束して好きなように外出したいね」と願った。

 

 佐々木宮司は「上半期の災いを託してもらえたら。体をご自愛し、暑い夏を元気に乗り切って、来年に続く日々が平穏であることを願う」と参拝者に語り掛けていた。

 

さまざまな願いがつづられた短冊で彩られた七夕飾り

さまざまな願いがつづられた短冊で彩られた七夕飾り

 

 今年は本殿に七夕のササ飾りを設置。「健康で過ごせますように」「コロナに勝!」などと願い事が書き込まれた短冊が揺らめいている。7月7日まで設置予定。訪れた人にも思いをつづってもらえるよう、短冊が用意されている。

タクシー・運転代行利用キャンペーン

タクシー・運転代行利用キャンペーンについて

タクシー・運転代行利用キャンペーン

 

釜石市では、夜間の地域交通の利用を促進するため、20時~24時に乗車し、料金が1,500円以上の場合に1,000円の割引を行うキャンペーンを7月1日から実施します。

 

新型コロナウイルス感染症への対策には十分にご注意いただいたうえで、ぜひキャンペーンをご利用ください。

 

キャンペーンチラシ[PDF:962KB]

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釜石市 産業振興部 商工観光課 商工業支援係
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広報かまいし2021年7月1日号(No.1763)

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【P1-3】
新型コロナワクチンについて

【P4-5】
市税・使用料などの納付方法について
健康診査のお知らせ

【P6-7】
災害への事前の備え
災害時におけるタイムラインについて

【P8】
タクシー・運転代行利用キャンペーン
事業再構築補助金 他

【P9-11】
まちのお知らせ

【P12】
各種イベント情報 

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