広報かまいし2019年6月15日号(No.1714)

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【表紙】ラグビー界のレジェンドが釜石に!
【P2〜3】6月は「いわて男女共同参画推進月間」です
【P4〜5】防災行政無線について/プレミアム付商品券事業実施/後期高齢者医療保険料/放送大学入学生募集
【P6〜7】ジャパンラグビートップリーグカップ2019開催/日本代表対フィジー代表戦での来場方法/やっぺし!ラグビーワルドカップ推進本部通信
【P8〜11】市民のひろば/まちのお知らせ
【P12〜13】5月のまちの話題
【P14〜15】保健案内板
【P16〜19】復興情報/道路開通/入居者募集/鉄の歴史館夏季特別企画展
【P20】東日本大震災 復旧・復興支援活動フォーラムの開催/前期地域会議の開催

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〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

五郎丸選手らがラグビー指導〜子どもら楽しく「強くなる」、岩手銀行など支援

ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

ラグビー教室で、子どもらを見守る五郎丸歩選手

 

 元ラグビー日本代表で主将も務めた広瀬俊朗さん(37)、トップリーグ・ヤマハ発動機の五郎丸歩選手(33)をコーチに迎えたラグビー教室が9日、釜石市甲子町の市球技場で開かれた。2015年ラグビーワールドカップ(W杯)英国大会で大活躍し、一躍スターとなった五郎丸選手。ラグビースクールで練習に取り組む子どもらは、あこがれの選手と一緒に、だ円のボールを追いかけ、元気な声を響かせた。 

 

 この教室は、ラグビーW杯釜石開催を盛り上げようと、岩手銀行(田口幸雄頭取)、フランスの証券会社ソシエテ・ジェネラル証券(ラファエル・シェミナ代表取締役)が共同企画した。

 

 釜石シーウェイブス(SW)ジュニアで活動する児童・生徒45人が参加。広瀬さんは「みんなで協力して何かをやり遂げる喜びを体感しよう」、五郎丸選手は「基本プレーを楽しく学ぼう」と呼び掛けた。

 

ラグビー教室に参加した釜石SWジュニアの子どもら

ラグビー教室に参加した釜石SWジュニアの子どもら

 

 トップ選手らは、パス練習やタッチラグビーに元気に取り組む子どもらにラグビーの楽しさや心構えを伝えた。五郎丸選手が鮮やかなコンバージョンキックを決めて見せると、大きな歓声が上がった。子どもらは「ルールを守ってプレーすれば、楽しいし、強くなる」と話した。

 

 子どもらと一緒に汗を流した五郎丸選手は「(釜石を舞台に先日NHKテレビで放送された)『鶴瓶の家族に乾杯』ではお世話になりました」とあいさつ。「ラグビーワールドカップを機に、ますます釜石が元気を取り戻してくれれば」とエールを送った。

 

(復興釜石新聞 2019年6月12日発行 第798号より)

 

復興釜石新聞

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釜石野鳥の会の会員に教わりながら野鳥観察を楽しむ参加者

鳥の鳴き声に耳済ませ、福士の森で観察会〜豊かな自然を再認識、アオゲラなど新たに確認

釜石野鳥の会の会員に教わりながら野鳥観察を楽しむ参加者

釜石野鳥の会の会員に教わりながら野鳥観察を楽しむ参加者

 

 釜石市の自然に親しむ市民の集い事業「山野の鳥観察会」が2日、甲子町大畑の福祉の森で開かれた。震災後は昨年に続き2回目の開催。釜石野鳥の会(臼澤良一会長)の6人を講師に16人が野鳥観察を楽しみ、地元が誇る豊かな自然に理解を深めた。

 

 観察に先立ち臼澤会長は「野鳥も人も地球の仲間。大きな声や音を出さないなど『やさしい気持ち』で、鳥たちの生活を見せてもらうという姿勢が大事」と注意を促した。

 

 参加者はグループごとに散策路を進み、鳥の鳴き声に耳を澄ませた。野鳥の会の会員にならい、声がする方向に双眼鏡を向けると、高木の枝に止まる鳥や新緑をぬって飛ぶ鳥の姿を見ることができた。会員らは野鳥図鑑と照らし合わせ、名前を確認。一般参加者に体の特徴や生態などを教えた。

 

 午前10時すぎから1時間余りの観察で、鳴き声だけ聞こえたものも含め17種類を確認。昨年より4種多い結果となった。今年新たに確認できたのは、アオゲラやセグロセキレイ、センダイムシクイなど。昨年は鳴き声だけだったサンコウチョウは、参加者の1人が姿も目撃。目の周りの青色や長い尾羽が特徴的な鳥だという。

 

 野鳥観察の後は、木の実やクモの巣、食べ跡など自然の産物を探して完成させるフィールドビンゴなども楽しんだ。

 

 大町の佐藤空君(釜石小4年)は、冬休みに甲子川の鳥の自由研究に取り組んだのを機に、初めて観察会に参加。「川とは違う鳥が見られて楽しかった。鳥を探すのは面白い。見つけられた時はうれしい気持ちになる」と目を輝かせた。

 

 甲子町の佐野茂樹さん(60)は「元々自然に興味があった。定年退職し、時間的余裕もできたので」と夫婦で初参加。「姿は見えなくても、きれいな鳴き声が聞けた。野鳥の会の方は声だけで何の鳥か分かるのがすごい。地元に十何種類も鳥がいたとは驚き。もっと探して見てみたい」と興味をそそられた様子。

 

 20年以上前に同会会員になり、現在は遠野市在住の小笠原稔さん(65)は「数多くの種類が見られるということは、それだけ自然が残っている証拠。豊かな自然が減ってしまうことが危惧される」と、環境保全にも言及した。

 

 市では本年度の同事業として、7月5日にはホタル観察会、8月か秋には星空観察会を開催する予定。

 

(復興釜石新聞 2019年6月8日発行 第797号より)

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大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

「さんりくるっと」三陸の元気発信、防災復興プロジェクトと連動〜振分親方 笑顔で握手、特製ちゃんこも振る舞う

大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

大勢の来場者と握手を交わし、三陸に元気を届けた振分親方

 

 三陸の食やステージ、体験イベントなどで地域の元気を発信する「さんりくるっと」(同実行委主催)が1日、釜石市の大町広場周辺で開かれた。イベントには大相撲、東関部屋の振分親方(元小結高見盛)も招かれ、握手会やちゃんこのお振る舞いで来場者と交流。老若男女が喜びの笑みを広げた。

 

 同イベントは、南三陸の若手経営者らが中心となり企画。震災後、復興のリーダー輩出を目的に岩手、宮城の沿岸被災地で開講した人材育成道場の元塾生が、横のつながりを生かし開催する。2017年の大船渡市、18年の気仙沼市に続き3回目となった今回は、釜石市民ホールで開幕した三陸防災復興プロジェクトと連動して開かれた。

 

 釜石、気仙沼、南三陸の3市町から9事業者が出店。自慢の水産物を使った料理や加工食品、飲料などを販売した。ステージではアンパンマンショーや気仙沼のご当地アイドルなどのライブがあり、家族連れや若者グループが楽しんだ。今秋、釜石で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)のPRを兼ね、ストリートラグビー体験や釜石シーウェイブスRFC選手との触れ合いコーナーもあった。

 

 振分親方は部屋の力士3人(美登桜、高見劉、青乃潮)と来釜。ちびっこ相撲体験、記念撮影で楽しませ、同部屋特製ちゃんこを振る舞った。開始から長い列ができ、親方と握手を交わした人たちは、包みこまれるような大きな手や優しい笑顔に癒やされた。

 

 甲子町の柴田陽子さん(81)、小舘礼子さん(81)は「(ロボコップの愛称で親しまれた)土俵上の気合入れが印象的。いつもテレビで応援していた。握手してもらい元気になった」と感激で声を弾ませた。

 

 釜石訪問は初めてという振分親方は「山も海も近く自然が豊か。初めての土地でいろいろな人と触れ合えるのはうれしい」と感謝。復興の現状を目の当たりにし、「自力で頑張れるようになってこそ、本当の再生を実感できるのでは。今日お会いした人たちからは『大丈夫。復活する』と思わせるものが感じられた」と三陸の底力を確信していた。

 

(復興釜石新聞 2019年6月8日発行 第797号より)

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第7回ほたるの里まつり

第7回ほたるの里まつり

第7回ほたるの里まつり

 

第7回ほたるの里まつりを開催します。
市内でも少なくなった蛍の生息地である「中小川地区」は地域の宝です。
釜石のゆたかな自然を体感してみませんか。

第7回ほたるの里まつりご案内のチラシ(1,274 KB pdfファイル)

 

日時

令和1年7月6日(土) 午後1時から
※小雨決行 雨天の場合は7月7日(日)午後1時からになります

会場

中小川集会所前(甲子町第4仮設団地跡地)

内容

①地域住民による”蛍の里”の合唱
②発表式佐々木社中による踊り
③尾崎 都さんの歌(友情出演)
④小川鹿踊保存会による鹿踊り
⑤ほたるの里まつり作文コンクール表彰・発表
⑥餅まき

問い合わせ・作文提出先

ほたるの里まつり実行委員会事務局
(小佐野コミュニティ会館内 ☎0193-23-5037)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 地域づくり推進課 小佐野地区生活応援センター
〒026-0052 岩手県釜石市小佐野町3丁目4番25号
電話 0193-23-5544、0193-23-5037 / FAX 0193-23-1529 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/kurasu/seikatsu_oen/kosano_center/detail/1194442_2309.html
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青ノ木ー鵜住居駅間を運行する「釜石市北部コミュニティバス」

バス路線再編スタート〜「地域住民の足」維持継続、幹線・支線に分け運行

青ノ木ー鵜住居駅間を運行する「釜石市北部コミュニティバス」

青ノ木ー鵜住居駅間を運行する「釜石市北部コミュニティバス」

 

 仮設住宅の集約や国の補助金縮小、バス事業者の運転手不足など震災後の環境変化を踏まえ、釜石市と岩手県交通は持続可能な公共交通を維持するため、1日から市内のバス路線を再編した。国道などの幹線部は県交通、半島、山間地域の支線部は市が委託する事業者が運行を担い、「地域住民の足」を確保。従来の経路を維持し、通学、通勤、通院に配慮したダイヤが組まれた。

 

 支線部として運行を開始したのは南部が①尾崎白浜・佐須方面②荒川・大石・唐丹方面、北部が③箱崎・箱崎白浜・室浜方面④青ノ木・中村方面。①と③は「にこにこバス」(10人乗りハイエース、要事前登録・予約)、②と④は「コミュニティバス」(28人乗りマイクロバス、予約不要)で運行する。

 

 初日は幹線と支線の乗り継ぎ拠点となる2カ所で、両車両の出発式が行われた。北部の鵜住居駅前ロータリーでは、野田武則市長、コミュニティバス(青ノ木~同駅)を運行する岩手旅行社の菊池録郎社長、にこにこバス(箱崎白浜~同駅~室浜)を運行する前勝タクシーの前川勝也社長ら出席者8人がテープカット。運転手に花束を贈り、利用者を乗せた各バスが青ノ木、箱崎白浜方面へ向かった。

 

 出発を見送った橋野町の女性(69)は「1カ所で釜石、大槌両方面への乗り換えができるのは便利。待ち時間に鵜の郷交流館も利用できる。運転免許がない人にとってバスは絶対必要。自分もいつかは運転できなくなるだろうから」と路線の維持を望んだ。

 

 南部の拠点はみずかみ平田店駐車場。南部の運行は、スクー(旧文化タクシー)、釜石タクシー、岩手旅行社の3社が担う。

 

 市内ではこれまで県交通バス、にこにこバス(市がタクシー業者に委託)、市のへき地患者輸送バスが運行。県交通は国の補助金を受け、仮設住宅の経由、定額運賃での運行を継続してきたが、乗客の減少や運転手不足などで運営が厳しくなり、市との協議の結果、幹線・支線化による再編に至った。

 

 これにより幹線部は増便され、震災前の通常料金に戻して運行される。支線部は県交通が運行してきたダイヤを確保。へき地―は支線部のバスに統合される。料金は1乗車200円(一部100円)。通院を考慮し、支線部からのぞみ病院を経由し、教育センターまで直通で運行する朝の1便は400円。障害者や小学生、運転免許返納者への割引もある。支線、幹線を合わせても震災前の料金を上回らないよう設定した。

 

 市によると今回の再編で、バス運行に係る市の持ち出し分は約2千万円(昨年度比)の負担軽減が見込まれるという。担当者は「仮設住宅が無くなれば、国の補助も終了する。便数の調整、料金の値上げなど、さらに見直しが必要になる場面も出てくるだろう」と今後の課題も見据えた。

 

 新しい時刻表は県交通釜石営業所、市教育センター、各地区生活応援センターなどで入手できる。

 

(復興釜石新聞 2019年6月5日発行 第796号より)

復興釜石新聞

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釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第2弾『田嶋 グン選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第2弾『田嶋 グン選手』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第2弾『田嶋 グン選手』

田嶋 グン(たじま ぐん)選手(所属先:日本製鐵(株)釜石製鐵所 社員)プロフィール
2018年加入/1999.8.19生(19歳)/178㎝/101㎏/青森県七戸町出身/三本木農業高校卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ:格闘技系のスポーツをしたかったから。
●ポジションの遍歴:No8、PR
●ニックネーム:グン
●趣味:食べること
●好きな食べ物:そば、うどん
●釜石のオススメ:海
●出身地のオススメ:自然が近いところ
●試合前のルーティン:なし
●ストロングポイント:ボールキャリー
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも応援ありがとうございます。これからも成長し続けたいと思いますので、応援よろしくお願いします

 

インタビュー:2019年5月11日(釜石シーウェイブスクラブハウス)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条佳泰(Grafica/LiFESTYLE Lab.)

 

仕事をしながらラグビーが出来る環境が良いと思います

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

 

ーーSWへ加入する事になった経緯を教えてください。

 

田嶋選手:

高校からラグビーを始めたんですけど、卒業後も続けたいと考えていました。そして、続けるなら、仕事をしながらラグビーが出来る環境が良いと考えていて、それが出来るチームがSWでした。
SWと繋がりのある高校のOBの方から桜庭さんに話して頂いて、入団する事になりました。

 

ーー昨シーズン加入、実際入ってどうでしたか?

 

田嶋選手:

良い先輩が多くて、最初から歓迎してくれて、いつも温かい目で見ていただいていました。なので、チームにも溶け込みやすかったですし、どんどんコミュニケーションを取って行くと更に良い人たちばかりだなぁって思いました。すごくラグビーがしやすい環境です。

 

ーー特に面倒を見てくれる先輩は?

 

田嶋選手:

大輝(伊藤選手)さんは、年が近いですし、ポジションも同じFW1列なので、チームでいる時は大輝さんと話をする機会が多いです。

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

 

ーー先ほど、高校からラグビーを始めたというお話がありましたが、それまでは?

 

田嶋選手:

小学校4年生くらいから中3までサッカーをしていました。ポジションはディフェンスでした。
アンケートに“格闘技系のスポーツがやりたかった”と書いたんですが、サッカーよりももっと体がぶつかる、コンタクトのあるスポーツをやりたかったんです。入学した高校のラグビー部が強くて、見学にいったら楽しそうだったので入部しました。

 

ーー実際にやってみてどうでしたか?

 

田嶋選手:

身体が当たる強さとかがサッカーとは全然違ったので、さらに頑張ろうって思いました。
勇気というか、そういう気持ちも必要なので、そうした部分も成長出来るので良いと感じました。

 

チームでやりたい事が出来た時、そういう時が一番楽しいです

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーー昨シーズンを振り返って。まず、練習やトレーニングの面はどうですか?

 

田嶋選手:

高校の時から比べると強度が全然違うので、それに追いつくためにウェイトトレーニングをしたり、練習の内容をしっかりと頭に入れて、身体にもしっかり覚えさせて・・・。それが試合の時に活かされる大事なことになるから、これからもチャレンジしていきたいです。

 

ーー身体のサイズは大きくなりましたか?

 

田嶋選手:

サイズはあまり大きくなってはいないんですけど、筋力のデータを見ると数値は上がっているので、トレーニングの成果が出ているんだと思います。

 

ーー地道なトレーニングは得意な方ですか?

 

田嶋選手:

はい、ウェイトトレーニングとかをするのは好きです。

 

ーー田嶋選手は、ポジションは1番ですか?3番ですか?

 

田嶋選手:

両方です!

 

ーーそうなんですか!3番って、すごくハードなポジションですよね。

 

田嶋選手:

はい。でも、どっちが良いとかはないです。どっちでも良いですね。

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

 

ーーラグビーをしていて、どういう瞬間が一番楽しいですか?

 

田嶋選手:

やっぱり、トライを取った時とか、チームでやりたい事が出来た時、プレーが成功した時ですね。
メンバーの協力があってこそのプレーなので、そういう時が一番楽しいです。

 

ーーそして、昨シーズンは、トップチャレンジリーグ入替戦(中部電力戦 2019年1月5日 鵜住居復興スタジアム)に73分から途中出場しましたね。どんな気持ちでしたか?

 

田嶋選手:

緊張していました。でも、そこまで準備をして臨んだので、自分の強みを出そうと思って出ました。
少しの時間だったんですけど、とてもいい経験になりました。

 

ーー私も会場にいたんですが、田嶋選手が出る時に応援席がとても盛り上がって、「グンちゃ~ん!がんばれー!」とたくさん声援が飛んでいました。聞こえていましたか?

 

田嶋選手:

あ、そうだったんですか・・・。チームへの声援は聞こえていたんですけど、自分に対しての声援は聞こえなかったです(照笑)。

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーーお仕事について。日本製鐵(株)釜石製鉄所に勤務。担当は?

 

田嶋選手:

線材工場で、『粗中間』という線材を作る途中の工程の部署にいます。線材が流れてくるすごく熱い所で、結構汚れる部署です。部材を運ぶ時とか力仕事もあります。
先輩たちが本当に優しく教えてくださるので、とても仕事がしやすいです。

 

ーー釜石で暮らしてみてどうですか?

 

田嶋選手:

入社してしばらくは別の場所で研修があって、その研修が終わった昨年の7月に釜石に来たので、もう少しで1年です。
出身地の七戸は内陸で海がないので、釜石に来て海が近いのが良いなぁって思って、海を眺めに行ったりもしています。
自分は、都会よりも、自然が近くて豊かな所が合っていると思うし、そういう場所が好きなので、釜石は暮らしやすいです。

 

“日の丸”を背負う責任と覚悟を持って挑む

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

 

ーーそして、今年、U20日本代表(28名)に選出。4月下旬から5月上旬まで『オセアニアラグビーU20チャンピオンシップ』に遠征されていましたね。選出までの流れはどうなっているんでしょうか?(U20日本代表詳細はこちら→https://www.rugby-japan.jp/u20/

 

田嶋選手:

代表候補の合宿があるので、まずはそこに参加する事が必要です。なので、桜庭さんに「合宿に参加したい、チャレンジしてみたいです」と相談したところ、「じゃぁ頑張ってこい!」と合宿に参加させてもらいました。
そこから何回か合宿に呼ばれるようになって、先日U20代表の海外遠征メンバーに選出して頂きました。

 

ーー自分から立候補したんですね、素晴らしいですね!初めての日本代表で海外遠征はどうでしたか?

 

田嶋選手:

社会人になって、SW以外の所でラグビーをするという環境と、海外遠征試合も初めてだったので、すごく新鮮でした。
やっぱり“日の丸を背負う責任”があると思うので、しっかりと準備し、覚悟を持って挑むという心構えがありました。

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

 

ーー高校日本代表候補にもなられていたので、知った顔も多かったですか?

 

田嶋選手:

そうですね。高3の時に代表候補に呼ばれていたので、その時に一緒だったメンバーも多かったです。
同世代のメンバーが今どういう感じなのか?とか、お互いにそういう部分も確認しあえる機会でもありました。

 

ーー今回の代表遠征で得た、収穫、課題、学んだ事は?

 

田嶋選手:

(ニュージランド、オーストラリア、フィジーとの対戦で) 身体の大きさだけではなくて、ラグビーのスキルで圧倒されたというのが一番感じた事です。
“そこをどう止めるか”という事が一番の課題で、これから身に付けていかなくてはならない、必要な部分だと思いました。

 

ーーやっぱり、他の3か国は強かったですか?

 

田嶋選手:

コンタクトの部分はそうでもなかったんですけど、スピードが違うなと思いましたし、個人個人のスキルレベルがやっぱり高いなと感じました。

 

ーー代表は短期間でチームの一体感を作らなければいけないと思うのですが、代表チームのチームビルドの取り組みの中で“これが重要”という事はありましたか?

 

田嶋選手:

食事などの普段の生活でのコミュニケーションからメンバー同士の仲を深めて行くとか、グラウンドの外の部分からチームビルドは始まっていて、そういう所から生まれた一体感が試合でも活きて来ると思うので、そこが重要だと思います。

 

ーー今後も代表にはチャレンジしていきますか?

 

田嶋選手:

はい。どんどんチャレンジしていきたいです。

 

セットプレーだけではなくフィールドプレーも強みに

 

釜石シーウィブス 田嶋グン選手

(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーー今シーズンここまでについて。

 

田嶋選手:

自分は代表の方に行っていたので、新しいメンバーになってからは全然一緒に練習出来ていないんですけど、これからコミュニケーションをどんどんとって、良いチームを作れるように、自分自身もチャレンジしながら練習に励んで行きたいです。

 

ーー間もなく始まる、ジャパンラグビートップリーグカップ2019:カップ戦について。

 

田嶋選手:

相手はすべて強いチームだと分かっているので、それにどうチャレンジしていけるのかが重要だと思いますし、必ず良い経験になると思いますので、そこから学んで成長して行きたいと思います。

 

ーー今シーズンの個人目標は?

 

田嶋選手:

やっぱりPRの仕事はセットプレーだと思うので、まずはそこを強化して行きたいです。そして、セットプレーだけではなくて、フィールドプレーも強みにして行きたいです。
 
試合に出してもらっているので、その為の準備をまずはしっかりしたいです。そして、良いゲーム運びをする為に自分が何をするべきなのかをちゃんと理解し、応援して下さる方たちへの感謝の気持ちを持ってプレーし、勝ちに貢献できるように得点を取って行きたいです。

 
 
 

最後に、現在発表されている春シーズンの試合日程は以下の通りです。

 

7月07日(日) 練習試合 調整中 対 岩手ブレイズラガー 釜石市球技場

 

また、ジャパンラグビートップリーグカップ2019は6月に開幕します。釜石SWの初戦のお相手は、トップリーグチームのキャノンイーグルス。6月23日(日)、いわぎんスタジアムで14時キックオフです!

 

第1節 6月23日(日) 14:00 対 キャノンイーグルス:いわぎんスタジアム
第2節 6月29日(土) 11:30 対 クボタスピアーズ:秩父宮ラグビー場
第3節 7月06日(土) 14:00 対 トヨタ自動車ヴェルブリッツ:釜石鵜住居復興スタジアム
第4節 7月13日(土) 16:30 対 三菱重工相模原ダイナボアーズ:秩父宮ラグビー場
第5節 7月20日(土) 18:30 対 コカ・コーラレッドスパークス:えがお健康スタジアム(熊本県)

 

最新情報、詳細は釜石シーウィブスの公式サイトでご確認ください。
http://www.kamaishi-seawaves.com/

三陸防災復興プロジェクト開幕〜被災地再生 世界に発信、沿岸13市町村で8月7日まで

三陸防災復興プロジェクト開幕〜被災地再生 世界に発信、沿岸13市町村で8月7日まで

開幕セレモニーに続いて行われたパネル討論

開幕セレモニーに続いて行われたパネル討論

 

 東日本大震災の教訓を伝え、本県の復興の現状を発信する「三陸防災復興プロジェクト」が1日から開幕、オープニングセレモニーが釜石市大町の市民ホールTETTOで行われた。同プロジェクトは8月7日までの68日間にわたり、沿岸部13市町村を会場に防災に関するシンポジウムや展示会、コンサートなど22事業を展開。ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催などで三陸地域が世界から注目を集める中、復興に向けて力強く取り組んでいる地域の姿、多様な文化や魅力を広く発信する。

 

 オープニングセレモニーには、一般、関係者ら約700人が出席。実行委員長の達増拓也知事が「このプロジェクトを通じ、復興に取り組みながら、互いに幸福を守り育てる希望郷実現の一歩にしよう」と開幕を宣言した。

 

開幕セレモニーの司会を務め、「震災の風化防止へ、手に手を取り合おう」と呼び掛ける陸前高田市出身の俳優村上弘明さん(右)

開幕セレモニーの司会を務め、「震災の風化防止へ、手に手を取り合おう」と呼び掛ける陸前高田市出身の俳優村上弘明さん(右)

 

 国連防災機関駐日事務所の松岡由季代表は、震災が国際的な防災議論に与えた影響を説明。「東北のみなさんの経験は世界の防災・減災につながる。これを国際社会で共有し、意識啓発に役立てたい」と思いを述べた。

 

 米国大使館ジョセフ・ヤング主席公使は、「トモダチ作戦」として自身が関わった震災後の救援活動や、被災地の高校生が米国留学するなどの研修プログラムに触れ、「留学を経験した若者が誇りと志を持って生き生きと活躍している。今後も日米の防災協力に期待する」とスピーチした。

 

 同研修プログラムへの参加をきっかけに宮古市でNPO法人を立ち上げ活動する吉浜知輝さんが、復興への取り組みを報告。復興支援で岩手とのつながりが深いシンガー・ソングライター八神純子さんのライブもあった。

 

 八神さんは、大槌町の子どもたちとの交流から生まれた「かれ木に花を咲かせましょう」など7曲を披露。「声の続く限り、みなさんと一緒に歌い、歩んでいきたい」と呼び掛けた。

 

三陸復興へ歌声でエールを送る八神さん

三陸復興へ歌声でエールを送る八神さん

 

 続いて行われたシンポジウムでは、台湾・長栄大学の邵珮君教授が基調講演したあと、「災害に強い地域づくり」をテーマにパネル討論。「自助、共助、公助の連携、地域の総合防災力を高めることが、これからの災害に強い地域づくりに不可欠」との指摘もあった。

 

 市民ホールの周辺では「防災復興展示会」が開かれ、防災士による講座、応急手当て体験などが行われた。

 

 2日は、「災害看護・災害時の公衆衛生」をテーマに分科会が同ホールで開かれたほか、鵜住居公民館では「いわての復興教育」をテーマにパネル討論が行われた。

 

(復興釜石新聞 2019年6月5日発行 第796号より)

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「糀みそドレッシング」で健康に、藤勇醸造開発〜発酵食品ブームに着目、パッケージにも工夫

「糀みそドレッシング」で健康に、藤勇醸造開発〜発酵食品ブームに着目、パッケージにも工夫

「十割糀みそ」を使ったドレッシング

「十割糀みそ」を使ったドレッシング

 

 釜石市大渡町のみそ、しょうゆ製造販売業、藤勇醸造(藤井徳之社長)はこのほど、自社の「十割糀(こうじ)みそ」を使った「糀みそドレッシング」を開発した。たっぷりと入ったタマネギの甘みと、厳選した米油、ごま油がみそのうまみを引き立てているのが特徴。保存料などの添加物を使わないことにもこだわった一品だ。

 

 使われた十割糀みそは県産の米、大豆100%で仕込んだ甘めのみそ。もちろん無添加だ。そのみそをベースに国産の生タマネギと炒めたタマネギを程よくからめ、米油やごま油などを配合。ぴりっと白コショウも利かせた。

 

 みその消費量は食生活の変化などで全国的に減少傾向。同社では売り上げ向上や普及に向け新アイテムの必要性を感じていた。商品開発と広報を担当する小山明日奈さん(30)は、「健康、美容にいい」といった発酵食品ブームに着目。市の「ラグビー応援おいしい釜石お土産開発補助金制度」を活用し、昨年から具体的な開発を始めた。

 

 レシピ開発や製造には、ドレッシング製造の実績がある盛岡市の浅沼醤油(しょうゆ)店の協力を得た。みその風味を残す工夫、油分の組み合わせや配合など試行錯誤。甘み、うまみ、酸味のバランスも考えつつ、「飽きずに、また食べたくなるような味」に仕上げた。

 

 みそのおいしさを手軽に味わってもらうため、パッケージにも工夫した。みそのイメージ、老舗感、和の雰囲気をあえて排除。普段から料理をしている女性をメインターゲットにし、「おしゃれで洗練されたイメージ、手に持ちたくなるようなデザイン」を取り入れた。

 

 小山さんは「野菜にたっぷりかけて味わってほしい」と期待。みそと相性の良い海藻類、キノコ類、豆腐などもお勧めという。

 

 同社は東日本大震災後、全国からの支援に感謝を込め、精力的に製造、開発を進めている。今秋にはラグビーワールドカップ(W杯)も控え、小山さんは「多くの人に来てもらう機会。感謝を伝えつつ、釜石を知ってもらえるよう売り込んでいきたい」と力を込める。

 

 十割糀みそドレッシングは、150ミリリットル入り390円(税抜き)。市内では道の駅釜石仙人峠、かまいし特産店(シープラザ釜石内)、イオンタウン釜石店で販売している。

 

 問い合わせは藤勇醸造(電話0193・22・4177)へ。

 

(復興釜石新聞 2019年6月1日発行 第795号より)

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藤勇醸造株式会社
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イベント民泊の受け入れを決めた櫻井さん(左)と協力を呼び掛ける清藤さん

「イベント民泊」受け入れ募る、ラグビーワールドカップもてなしへ〜異文化体験 出会いに期待、中妻町の櫻井さん W杯盛り上げへ いち早く応募

イベント民泊の受け入れを決めた櫻井さん(左)と協力を呼び掛ける清藤さん

イベント民泊の受け入れを決めた櫻井さん(左)と協力を呼び掛ける清藤さん

 

 釜石市が会場の一つとなっているラグビーワールドカップ(W杯)2019日本大会の開幕まで、残り4カ月を切った。市は、多くの来訪者が予想される釜石会場での試合開催期間中に限定し、市内の住宅で来訪者を受け入れる「イベント民泊」の受け入れ先を募集している。市オープンシティ推進室イベント民泊事務局は「民泊を通じて市民と観光客が触れ合うことで釜石ファンが増え、リピーターにつながることを期待。市民全体で観光客をおもてなしするという意味で協力いただきたい」と呼び掛けている。募集は7月31日まで。

 

 観光イベントに合わせて自治体が行うイベント民泊は、受け入れ先となる一般家庭が旅館業法に基づく許可などを得なくても宿泊サービスが可能になる。市では昨年、仙人峠マラソンに合わせ試行的に実施。5軒ほどの家庭が受け入れた。

 

 市内の宿泊施設は6つのホテルが中心だが、W杯期間中は大会関係者や選手らで満杯状態となる見込み。一般家庭に観光客が有償で宿泊するこの企画は、宿泊場所の提供だけでなく、観光客に市民目線で食や文化を発信しながら、もてなすことができる効果も期待できる。

 

 同事務局によると、4月16日に募集を開始したが、申込件数はいまだ1桁台。目標の50件に向け、PRに力を入れていく考えだ。

 

 そんな中、いち早く受け入れを決めたのが、中妻町の会社員、櫻井徹さん(38)。築50年ほどの木造2階建てに、妻京子さん(35)、4歳と7歳の娘の4人で暮らしている。

 

 昨年8月に英国スコットランドからのボーイスカウトのメンバーを受け入れたのを機に、市内企業が企画した体験プログラムに参加したラオスの子どもや仙人峠マラソン参加者の日本人にも部屋を提供してきた。京子さんによると、魅力は「家族以外の他人との触れ合い」。特に、子どもたちは言語に関わらず交流を楽しみ、日本にいながら留学、異文化を疑似体験できる機会になっているという。

 

 建物は徹さんの母親の実家で、祖母が亡くなり2011年から空き家になっていた。耐震補強を施すなど内装をリニューアル、火災報知機も設置して5年ほど前に家族で入居。台所や居間など4部屋がある1階を家族のスペースとして使い、2階の和室2部屋(4・5畳と6畳)を宿泊用として提供している。

 

 宿泊では、市内の飲食店や見どころなどを案内しながら交流。利用した人がそれぞれの国や地域に帰った後も交流サイト(SNS)を通じて近況を報告したり、細く長い交流がつながっている。「どんな出会いがあるか楽しみ」。京子さんはW杯開催を待ち望んでいる。

 

 イベント民泊は釜石で予定される2試合に合わせて期間限定で実施。フィジー―ウルグアイ戦(9月25日)、ナミビア―カナダ戦(10月13日)それぞれの開催日と前後1日を含めた2泊3日で募集する。募集要件に合致すれば、誰でも応募が可能。料金は受け入れ家庭が設定する。

 

 受け入れ希望者は専用の申込書・同意書に記入し、同事務局に提出。申込書などは市のホームページからも取得できる。

 

 6月15日にイオンタウン釜石2階イベントスペースで経験者らを招いた事前説明会を開く予定。同事務局の清藤美穂さんは「W杯を盛り上げ、関わることができる機会と捉えてほしい。釜石ラグビーの歴史を知る高齢の方に前向きに検討してもらえたら」と期待する。

 

 問い合わせは市オープンシティ推進室イベント民泊事務局(電話0193・27・8463)へ。

 

(復興釜石新聞 2019年6月1日発行 第795号より)

復興釜石新聞

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鉄の歴史館2019企画展第1弾「災害と製鉄所」

鉄の歴史館 2019 企画展第1弾「災害と製鉄所」

鉄の歴史館2019企画展第1弾「災害と製鉄所」

 

開催期間

令和元年6月19日(水)~8月26日(月)

開館時間

9時~17時(最終入館:16時)

休館日

火曜日

入館料

大人500円 高校生300円 小・中学生150円

問い合せ

釜石市立鉄の歴史館 TEL:0193-24-2211

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鉄の歴史館 – 釜石市

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 世界遺産課
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8846 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/kanko/detail/1228741_2430.html
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釜石山田道路全線開通へ〜記念のウォーキング、400人が参加

釜石山田道路全線開通へ〜記念のウォーキング、400人が参加

来月開通する道路に胸を躍らせながら、5・2キロのウオーキングに出発=小鎚第2トンネル前

来月開通する道路に胸を躍らせながら、5・2キロのウオーキングに出発=小鎚第2トンネル前

 

 三陸沿岸道路釜石山田道路(23キロ)が6月22日に全線開通するのを記念するウオーキングイベント「笑顔つながる三陸♥ヘルシーウオーク2019」は26日、開通を控えた釜石北インターチェンジ(IC)―大槌IC間(4・8キロ)で開かれた。県沿岸広域振興局保健福祉環境部が主催。県内外から集まった約400人が真新しい道路で汗を流し、復興の進展を喜び合った。

 

 同イベントは、沿岸地域の課題である脳卒中をはじめとした生活習慣病対策の一環として開催。体を動かす楽しさを味わい、日ごろの運動の実践につなげてもらおうと企画された。

 

 大槌町文化交流センターおしゃっち駐車場で行われた開会式で、石川義晃局長は「新しい道路を一歩一歩踏みしめ、沿岸地域がつながることを体感してほしい」とあいさつ。共催する南三陸国道事務所の折笠徹所長が道路概要を説明、大槌町の平野公三町長が参加者を歓迎した。

 

 現地までは大型バスで移動。コースは小鎚第2トンネル前をスタート、ゴール地点とする5・2キロ。釜石方面は鵜住居第2トンネル手前、山田方面は大槌IC手前を折り返し地点とし、2車線をまたぎ1周する形で歩いた。

 

 コースには小鎚第2(978メートル)、同第1(307メートル)の2トンネルがあり、中では道路クイズ6問をパネルで出題。歩みを進めると答えと解説が見られるよう配置された。小鎚(170メートル)、大槌(375メートル)両高架橋からは、町内の街並みが一望できた。参加者は各自のペースでウオーキング。開通後は歩けない自動車専用道路からの眺めを満喫した。

 

トンネル内では三陸沿岸道路クイズを楽しんだ

トンネル内では三陸沿岸道路クイズを楽しんだ

 

 釜石市ウオーキング協会に所属する野田町の多賀厚子さん(74)は昨年6月に腰を手術。この日が“再デビュー”となり、「一時は車椅子生活だったのが、こんなに歩けるまでに回復し最高。今日のために約1カ月前からトレーニングを重ねてきた」と、自分の足で歩ける喜びをかみしめた。

 

 地元大槌、桜木町の松原清さん(75)は「この区間だけ最後まで取り残された感じだったので、やっと追いついたという気持ち。道路を通して大槌も復興の仲間入りをしたようでうれしい。他からたくさん人が来てくれるまちになれば」と期待。自宅裏山の津波避難階段で鍛えた健脚で、記念ウオークを楽しんだ。

 

完歩した釜石、大槌の参加者は充実の表情

完歩した釜石、大槌の参加者は充実の表情

 

 震災後、復興道路として急ピッチで整備が進められてきた三陸沿岸道。釜石山田道路の同IC区間は、南三陸事務所が担当する54キロのうち最後の開通区間で、これにより気仙沼―宮古間約100キロの全線開通が実現する。

 

 折笠所長は「鵜住居で行われる9月のラグビーワールドカップ、7月の日本代表戦の前に―という希望に沿える形で開通できる。両IC付近の朝夕のラッシュも解消されるだろう。復興道路で三陸地域が一層元気になることが期待される。皆さんでどんどんアピールを」と呼び掛けた。

 

 釜石北IC―大槌IC間の開通は6月22日午後3時半からを予定する。

 

(復興釜石新聞 2019年5月29日発行 第794号より)

 

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