第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会

 

平成30年9月2日(日)に第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会が開催されます。この大会は岩手県内で唯一開催されるトライアスロン競技会となります。

日時

平成30年9月2日(日)
スタート時間 <スタンダード・リレー>8:00 <スプリント>8:10
受付 9月1日(土)~2日(日)

会場

岩手県釜石市鵜住居町根浜海岸特設会場

日時

スタンダード
【内容】
スイム1.5km(2周回)、バイク38km(1周回)、ラン10km(3周回)
【制限時間】
スイム:0.75km(1周)地点まで25分、1.5km(2周)地点まで50分
バイク:3km地点まで1時間、20km(折返)地点まで1時間40分、34km地点まで2時間20分
全競技終了まで3時間40分

 
リレー
【内容】
(スタンダードの部の内容を2~3名で分担して行う)
【制限時間】
(スタンダードの部と同じ)

 

スプリント
【内容】
スイム0.75km(1周回)、バイク15km(1周回)、ラン5km(2周回)
【制限時間】
スイム:0.75km地点まで25分
バイク:3km地点まで35分
全競技終了まで1時間50分

交通規制情報

大会開催に伴い、一部区間が全面通行止めになります。詳細は下図のとおりです。皆様のご協力をお願いします。

 

交通規制

お問い合わせ

釜石はまゆりトライアスロン国際大会実行委員会
<メール>king61kamaishi@gmail.com
<TEL>0193-22-6153
※原則として、ご連絡の際はメールを優先してくださいますようお願いいたします

 

大会情報サイト
http://king61hamayuri.sakura.ne.jp/

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生涯学習文化スポーツ課 スポーツ推進係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / Fax 0193-22-3633 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/gakushu_sports/detail/1210095_2411.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
thum_koho1694

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

 

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

広報かまいし2018年8月15日号(No.1694)

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 4,918 KB
ダウンロード


 

【お詫びと訂正】
保健案内板(11ページ)内「保健だより」に「母子健康手帳の交付日・・・8月3日、10日、17日、24日、31日」とありますが、正しくは「母子健康手帳の交付日・・・9月7日、14日、21日、28日」です。訂正し謹んでお詫び申し上げます。なお、7月15日号の同コーナーへ掲載した8月の母子健康手帳の交付日に変更はございません。

 

【表紙】根浜海岸 海あそび
【P2~3】一時預かり保育・病後児保育利用時には「ホッとカード」をご提示ください/三陸沿岸道路吉浜IC-釜石南IC間が開通します/市内バス路線9月1日ダイヤ改正/釜石はまゆりトライアスロン国際大会に伴う交通規制など
【P4~5】地震・津波避難訓練/夜間通行止めのお知らせ/新造巡視船「きたかみ」一般公開/まちのお知らせ
【P6~7】まちのお知らせ
【P8~9】まちの話題
【P10~11】保健案内板
【P12~15】復興情報
【P16】やっぺしRWC2019™ミニ通信/釜石シーウェイブスRFC公式戦日程

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1221092_2596.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
完成した釜石鵜住居復興スタジアム

復興の翼 スタジアム完成、白い大屋根「船出」の帆をイメージ〜釜石鵜住居 来年のラグビーW杯へ、19日記念イベント

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

完成した釜石鵜住居復興スタジアム

 

 釜石市がラグビーワールドカップ(W杯)2109日本大会の試合会場として鵜住居町に建設していた釜石鵜住居復興スタジアムが完成し、3日、報道関係者らに公開された。東日本大震災で被災した鵜住居小・釜石東中の跡地をかさ上げして造られた競技場は、「羽ばたき」の翼、「船出」の帆をモチーフにデザインされた白い大屋根が特徴。グラウンドには青々とした芝も広がり、震災の教訓と支援への感謝を伝え、復興の進むまちの姿を発信する、来秋の本番を待ち構える。

 

メインスタンドの白い大屋根

メインスタンドの白い大屋根

 W杯の試合会場で唯一新設された同スタジアムは、昨年3月に着工し、今年7月末に完成。両校跡地約9ヘクタールにグラウンドやスタンド、管理棟などを整備した。

 

 今回完成したのは常設部分の6千席で、このうち約5千席には昨年5月に平田尾崎半島で発生した林野火災で被災したスギ材を使った。大会本番では仮設スタンド約1万席を増設する予定。グラウンド整備では、化学繊維を混ぜてクッション性、耐久性を高めた補強型天然芝(ハイブリッド芝)を採用した。

 

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

座席には昨年の山林火災で焼けたスギの木が使われている

 

 総事業費は約39億円。県と市の負担は約8億円に上る見込み。

 

 公開には県内外の報道関係者らが参加。「すごく開放的」などと声が聞かれ、対応した市ラグビーW杯推進本部事務局の担当者は「自然と調和した景観が強み」と強調した。

 

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

県内外から報道陣が集まり、関心の高さを示した

 

 同事務局の正木隆司総括部長は「被災地支援への感謝の気持ちと、復興が進んだ釜石の姿を世界に発信したい。子どもたちの心、未来の大きな財産になると確信している。全力で取り組む」と力を込める。

 

 19日の完成記念イベントでは、ラグビーの日本選手権を共に7連覇した新日鉄釜石と神戸製鋼のOBによる「レジェンドマッチ」、釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグのヤマハ発動機の試合などが行われる。

 

(復興釜石新聞 2018年8月11日発行 第714号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

根浜の周回コースでオープンウォータースイミング〜国内各地から206人エントリー

根浜の周回コースでオープンウォータースイミング〜国内各地から206人エントリー

他の選手やスタッフに見送られ、スタート地点に向かう子どもら

他の選手やスタッフに見送られ、スタート地点に向かう子どもら

 

 「第2回釜石オープンウォータースイミング(OWS)2018根浜」(同実行委主催)は5日、釜石市鵜住居町の根浜海岸特設会場で開かれた。一昨年の希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)で初めて正式競技に採用され、同海岸で行われたOWS。地元水泳関係者らが主体となり昨年から始められた根浜大会は2年目の今年、東北では初となる日本水泳連盟(日水連)の認定大会に位置付けられた。

 

 OWSは海など自然水域で行う長距離泳で順位を競うもので、五輪(10キロ)では2008年の北京大会から正式種目となり、20年の東京五輪でも実施されることになっている。

 

 根浜大会は500メートル(小学4~6年)、1キロ(小学4年以上)、3キロ(中学生以上)、5キロ(同)の競技種目が設けられ、今年は日水連OWS検定5級の資格取得を目指す集団泳(小学3年以上)も行われた。

 

 北は青森県から南は長崎県まで国内各地の206人がエントリー。種目ごとに時間をずらしてスタートし、周回コースで熱い戦いを繰り広げた。

 

 この日は午前6時半時点で水温21度、気温23度。競技開始時刻の午前9時ごろから雨が降り出し、一時、雨脚が強まる時間帯もあった。低水温のため、開会式では審判部から「決して無理はしないように」と注意喚起があり、途中リタイヤする選手もいたが、過酷なレースをやり遂げた選手らは達成感をにじませ、仲間と完泳の喜びを分かち合った。

 

 釜石水泳協会に所属する柏﨑陽選手(28)=釜石市=は昨年に続いての参加。今年は3キロから5キロに変え挑んだ。「波は穏やか。時間がたつと少しうねりが出てきたが、風があまりなく泳ぎやすかった。あせらず、自分のペースで泳ぐよう気をつけた」と振り返り、「全国から選手が集まる大会は、まちの活性化にもつながる。来年もぜひ挑戦したい」と地元開催を歓迎した。

 

 今大会には、男女各上位3選手に本年度の日本選手権の出場権を与える「トライアルの部(5キロ)」があり、岩手県選手にとっては、福井国体の県代表を決める選考レースにもなった。

 

日本選手権トライアルの部(5キロ)のスタート=午前10時、根浜海岸

日本選手権トライアルの部(5キロ)のスタート=午前10時、根浜海岸

 

 同部トップでゴールした新潟医療福祉大2年の桑添陸選手(19)=花巻市=は「1位は狙っていたのでうれしい。これだけの雨の中で試合をするのは初めてで、いい経験になった」と笑顔。大会後、県水泳連盟により、国体の男子代表に正式決定した。「入賞(8位以内)して岩手県の得点に貢献するのが目標。あと2カ月、しっかり頑張っていきたい」と桑添選手。女子代表には及川美翔選手(至学館大=盛岡市)が決まった。

 

3年連続の国体出場が決まった桑添陸選手

3年連続の国体出場が決まった桑添陸選手

 

 同海岸では9月2日、第24回釜石はまゆりトライアスロン国際大会が開催予定で、大会出場選手31人がこの日のOWSにも参加。根浜地区では今後、津波で失われた砂浜の再生やキャンプ場整備なども計画されており、両大会は観光・スポーツ拠点の復活にも大きく貢献するものと期待される。

 

(復興釜石新聞 2018年8月11日発行 第714号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

逆境乗り越え踊り継ぐ、釜石よいさ 30回目の夏〜国際色も豊かに、36団体1900人がパレード

30回目の節目を迎えた釜石よいさ。約6千人の市民が集まった

30回目の節目を迎えた釜石よいさ。約6千人の市民が集まった

 

 釜石の夏を彩る「釜石よいさ」(同実行委員会主催)は4日、大町の特設会場で開かれた。東日本大震災による2年間の休止を経て復活して6回目、通算ではちょうど30回目。「踊り継ぎたい夏がある」を合言葉に、36団体、約1900人が熱い群舞を繰り広げた。震災後は支援などで釜石に入る外国人が増え、釜石よいさも国際色豊かに。幅広い年代の市民が息の合った踊りを披露し、1年後に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)を成功させようと盛り上がった。

 

横断幕を掲げ、「ラグビーW杯を成功させよう」と呼び掛ける釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督(左)ら

横断幕を掲げ、「ラグビーW杯を成功させよう」と呼び掛ける釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャー兼監督(左)ら

 

釜石市民劇場は山車でラグビーW杯をPR

釜石市民劇場は山車でラグビーW杯をPR

 

 開会セレモニーで近藤和貴実行委員長(35)が「みんなで釜石の夏を盛り上げよう」とあいさつ。野田武則市長は「震災から7年、釜石はまだまだやれる、がんばれる」と呼び掛けた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、震災にも負けずに活動する「箱崎虎舞」の面々が勇壮な舞を披露。釜石よいさの立ち上げメンバーで、シンガーソングライターとして活躍するあんべ光俊さん(64)が仙台市から駆けつけ、デビュー曲の「遠野物語」などを歌い上げて30回の節目に花を添えた。

 

震災を乗り越え躍動する箱崎虎舞

震災を乗り越え躍動する箱崎虎舞

 

 総勢50人の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿の「よいさ小町」があでやかに前ばやしを披露すると、いよいよ本番がスタート。企業や団体、学校など、それぞれに趣向を凝らしたスタイルで踊りの輪が回り始めた。

 

あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

あでやかな舞を披露する「よいさ小町」

 

元気よく練り歩く上中島こども園の園児ら

元気よく練り歩く上中島こども園の園児ら

 

 拓殖大、聖学院大、法政大の学生、外資系企業のUBS証券グループ社員など、釜石の復興を外から支え続ける団体も参加。数多くの外国人も踊りの輪に加わった。

 

 涼やかな浴衣姿で踊りを披露したホアン・ティ・トウイさん(21)は、ベトナムからやって来た水産加工技能実習生。多くの仲間と釜石市国際交流協会のグループに加わり、〝日本の夏〟を満喫した。

 

ベトナムの水産加工実習生らも「ヨイサッ」

ベトナムの水産加工実習生らも「ヨイサッ」

 

 「すごく発展している日本で働き、学びたかった」とトウイさん。「ベトナムにはないお祭り。おもしろーい!」と笑顔で躍動した。昨年から3年間の予定で、大平町の井戸商店で働いている。浴衣をプレゼントした大橋武一社長(60)は「ベトナムの子たちはまじめによく働いてくれる。性格も非常に温和」と沿道で目を細めながら見守った。

 

 イオンタウン釜石グループの先頭に立ったのは、同店の立ち上げに奮闘した及川和之さん(62)=イオンタウン営業統括部長。「4年前と比べ、まちににぎわいが増えた。地域に貢献する店になって良かった」と感慨を口にした。

 

(復興釜石新聞 2018年8月8日発行 第713号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

復興道路 仕上げ急ピッチ、トンネル17ヵ所 全て完成〜南三陸国道事務所 報道関係者に公開、工事は順調 19年度中の開通へ

釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

釜石市新町に建設が進む釜石中央IC

 

 東日本大震災被災地の復興に向けて整備される「復興道路」「復興支援道路」の現場では仕上げの工事が急ピッチで進む。釜石市周辺では7月下旬から8月上旬にかけ、国土交通省南三陸国道事務所(折笠徹所長)が担当する復興道路の三陸沿岸道路のうち、唐桑高田道路(気仙沼市唐桑町館―陸前高田市竹駒町、10キロ)と吉浜釜石道路(大船渡市三陸町吉浜―釜石市甲子町、14キロ)が相次いで部分開通。道は徐々につながり、同事業所が目指す2019年度中の全線開通が近づく。7月24日には同事務所が担当する区間が報道関係者に公開され、「工事は順調に進んでいる」と強調した。

 

 同事務所が担当する工事区間は、三陸沿岸道路の宮城県境から山田町まで40・4キロと、復興支援道路の東北横断自動車道釜石花巻道路(釜石道路)6キロの合わせて46・4キロ。このうち41・6キロが本年度中に、残りの4・8キロは19年度の完成を見込む。

 

釜石中央ICを構成する小佐野高架橋

釜石中央ICを構成する小佐野高架橋

 

 震災後の11年11月に事業化された同区間の工事には、これまでに約2204億円の事業費を投入。同区間に建設する17カ所のトンネルは全て完成した。25カ所に建設する橋りょうも、釜石市内の1カ所、大槌町内1カ所を残してほぼ完成。本年度はさらに約296億円を投入し、仕上げの工事を急ぐ。

 

 三陸沿岸道路・釜石山田道路(甲子町―山田町船越、23キロ)のうち、釜石市新町に建設される釜石中央インターチェンジ(IC)では、国道283号とJR釜石線をまたぐ橋げたの設置工事、土盛り工事などが進み、ほぼ形が見えてきた。土盛りに使用した約11万立方メートルの土は、1キロほど先で進む釜石ジャンクション(JCT)の切り土を運んで活用。今後は路面の舗装工事などを進める。

 

看板設置も進む釜石西IC

看板設置も進む釜石西IC

 

 吉浜釜石道路の釜石唐丹ICでは昨年度、4年間かけて進めてきた土盛り工事が完成した。同区間最大級となる135万立方メートルもの土は、南北に建設されたトンネルの掘削土砂を活用。ガードレール、照明などの電気通信設備の設置工事を進める。

 

 同道路で釜石南IC(唐丹町内)から吉浜ICの5キロが8月11日に部分開通する。同道路に完成した新鍬台トンネル(仮称、3330メートル)は三陸沿岸道路最長で、唯一本坑に並行して避難坑を整備。トンネル内には避難坑につながる非常口が8カ所あり、災害や事故発生時に活用できる。

 

新鍬台トンネルに整備された避難坑

新鍬台トンネルに整備された避難坑

 
 報道関係者に工事概要を説明した同事務所の古川哲治副所長は「災害時に寸断されない強じんな道路ができる。観光面でも三陸沿岸の復興に寄与するものと確信。一日も早い開通を目指して事業を進めていく」と話した。

 

 唐桑高田道路も気仙大橋や今泉トンネル、長部高架橋などの主要構造物が完成し、7月28日に6・5キロが部分開通した。

 

(復興釜石新聞 2018年8月4日発行 第712号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石ラグビッグドリーム2018

釜石ラグビッグドリーム2018

釜石ラグビッグドリーム2018

 

来年に迫ったラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けて、市民の機運醸成を図るとともに、ジャパンラグビートップリーグ入りを目指す釜石シーウェイブスRFCの強化・支援を目的として、今季同一リーグで戦う栗田工業ウォーターガッシュを迎え、公式戦への試金石とします。

 

併せて、市内高校のラグビー部の強化を目的とし、強豪校の盛岡工業高校を迎えて交流試合を行うほか、小学生は姉妹都市スポーツ交流として東海ラグビースクールを迎え、県内ラグビースクールとの交流試合を行い、ラグビーを通じたまちづくりを推進します。

 

地元チームの躍進と、未来のスター選手の誕生を応援すべく、是非会場にお越し下さい。

 

釜石ラグビッグドリーム2018

 

釜石ラグビッグドリーム2018チラシ(1,473 KB pdfファイル)

 

日程

平成30年8月11日(土)

会場

釜石市球技場(釜石市甲子町10-159-4)

メインカード

釜石シーウェイブスRFC 対 栗田工業ウォーターガッシュ
 
栗田工業ウォーターガッシュ
ジャパンラグビートップチャレンジリーグ所属。平成29年度シーズンにジャパンラグビートップイーストリーグDiv1を全勝優勝し、今季から釜石シーウェイブスRFCと同じトップチャレンジリーグ昇格。

入場料

無料

お願い

駐車場に限りがあるため、公共交通機関をご利用ください。

詳細日程

9:00 小学生ラグビースクール交流試合
釜石シーウェイブスJr.
東海ラグビースクール(※姉妹都市スポーツ交流事業)
北上ラグビースクール

 

11:45 高校生交流試合(30分ハーフ)
釜石高校・釜石商工高校 対 盛岡工業高校

 

14:00 メインカード(40分ハーフ)
釜石シーウェイブスRFC 対 栗田工業ウォーターガッシュ

お問い合わせ

釜石シーウェイブスRFC事務局(TEL:0193-22-1173)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1218743_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAY

キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAY

キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAY

 

ラグビーワールドカップ2019TM 釜石開催の試合会場として建設中の「釜石鵜住居復興スタジアム」の完成を記念し、市民・関係者の一体感をより一層強めながら、スタジアムの完成を広く情報発信するため、オープニングマッチとメモリアルイベントを開催いたします。

 

メモリアルマッチ

 

釜石シーウェイブスRFC 対 ヤマハ発動機ジュビロ

 

スペシャルゲスト

 

スペシャルゲスト

 

応援ゲストとして平原綾香さんが『Jupiter』を披露。
EXILE ÜSA さん、EXILE TETSUYA さんが釜石市立釜石東中学校生徒さんとダンスパフォーマンスを披露。

 

開催日時

平成30年8月19日(日)※当日スタジアムへの入場はチケットが必要です。

 

9:00~ スタジアム竣工式 ※関係者のみで行います。
9:30~ 開場
10:00 ~ 12:00 キッズラグビー等のプログラム
12:00 キックオフ : レジェンドマッチ 「新日鐵釜石OB vs. 神戸製鋼OB」
13:00~ 平原綾香さんなど豪華ゲストが登場するオープニングセレモニー
14:00 キックオフ : メモリアルマッチ 「釜石シーウェイブスRFC vs. ヤマハ発動機ジュビロ」

会場

釜石鵜住居復興スタジアム
岩手県釜石市鵜住居町第18地割5番1
https://kamaishi-stadium.jp/

会場へのアクセス

※チケットをお持ちの方は8/10までにバスチケットをお申込み願います

会場へのアクセス

※有料ライナーバスやシャトルバスの申込みについては、こちらからお申込み願います。
【専用サイト】https://conv.toptour.co.jp/shop/evt/rugby0819/
 
バスチケットのご案内はこちら(2,064 KB pdfファイル)

チケット購入方法

お陰様をもちましてチケットは全て完売いたしました。

 
主催:
釜石市、公益財団法人日本ラグビーフットボール協会、釜石鵜住居復興スタジアムオープニングイベント開催実行委員会
共催:
三陸防災復興プロジェクト2019 実行委員会
主管:
関東ラグビーフットボール協会、岩手県ラグビーフットボール協会
後援(予定):
復興庁、スポーツ庁、独立行政法人日本スポーツ振興センター、公益財団法人ラグビーワールドカップ2019 組織委員会
協賛:
オフィシャルタイトルマッチスポンサー:大正製薬株式会社、オフィシャルマッチスポンサー:株式会社パソナ・凸版印刷・日本フィールドシステム㈱・アサヒグループ・JAPAN AIRLINES

出店者の募集について

イベント当日の出店者の募集は終了いたしました。

 

スタジアム及びイベント告知に関するフェースブックページはこちらから

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話 0193-27-8420 / FAX 0193-31-1170 / メール
元記事:
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1218743_3208.html
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

【インタビュー】KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

 

ビーチで楽しむスポーツと聞いて思い浮かぶのは・・・ビーチバレー?それともビーチサッカー?今回、縁とらんす取材班がご紹介する夏スポーツ、それは「ビーチ雪合戦」です!

 

今、釜石・大槌でじわじわと人気上昇中の「スポーツ雪合戦」について、主催団体の釜石ビーチ雪合戦実行委員会と唐丹すぽこんクラブを代表して、佐久間定樹さんにお話を伺って来ました。

 

当てて嬉しい!当てられて悔しい!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーそもそも、なぜ釜石でスポーツ雪合戦を?

 

佐久間さん:

私が県の内陸部で働いていた時、西和賀町で開催されている北日本雪合戦大会に参加していたんですけど、それがめちゃめちゃ楽しくて、本当にハマっていたんです。
震災後に釜石にUターンをした時から、いつか「釜石でも雪合戦やりたいな」と思っていて、知り合いに声を掛けて2016年から始めました。「釜石の人たちも多分ハマってくれるだろう」という確信がなぜかあったんです(笑)。
 
で、声を掛け始めたら、釜石や大槌にも経験者がいて、そういう人たちの繋がりがまた人を呼び・・・
という感じでメンバーが集まり、気がつけば3年目です。正直、こんなに続くとは思っていませんでした(笑)

 

ーー雪合戦の魅力は?

 

佐久間さん:

すごくシンプルなんですけど、「雪球を当てて嬉しい、当てられて悔しい」という事につきますね。それから、「球を当てても良いスポーツ」って、他にはほとんどないですしね(笑)。
そこから、入り込んで行くとチームプレーの楽しさとか結構奥が深いので、ハマって行くんだと思います。

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーー今日は練習会にお邪魔していますが、女性メンバーの方にお聞きしたところ、開口一番で「ストレス発散!」「当てると気持ちいい!」という答えが返って来て、すごく納得してしまいました(笑)。そして、ご夫婦やご家族で参加されている方もいらっしゃって良い雰囲気ですね!

 

佐久間さん:

家族のコミュニケーションツールになっているみたいですし、幅広い年代の人が楽しめるのも魅力の一つです。
それから、雪合戦と聞いてどちらかというと男性がやるスポーツというイメージを持つ人も多いかもしれないんですけど、実は、釜石は女性チームの方が人数も多いし、強いんです!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーしかも、若い世代が多いですね・

 

佐久間さん:

現在は高校生となりましたが、昨年チームを結成した時点ではメンバーの多くが中学生でした。この状況は始めた当初は想像していなくて、嬉しい誤算でしたね(笑)。
しかも結成半年ですぐに、北日本大会で優勝し、北海道で開催された国際大会に出場するという結果を残しました。
 
皆、負けず嫌いなのか、負けてしまうと泣くんですよね。それだけ、勝てなくて悔しかったという事で、「これはもっと強くなれるな!」と感じましたね。

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーどうりで!先ほど練習試合を拝見したら、すごく真剣な表情で、皆さん“獲物を狙う目”をしていました!

 

佐久間さん:

ほんと、みんなスイッチ入っているというか、国際大会での優勝を目指して本気ですからね!
毎週やっているこの練習会にも、それぞれ高校での部活が終わった後に集合してくるんですけど、部活が遅くなって参加する時間が短くなってしまう時でも、必ず練習に来ますね。

 

百聞は一見に如かず~まずは、楽しさを体験して!

 

KAMAISHIビーチ雪合戦

 

ーーそしてこの雪合戦、冬の雪上だけではなく、夏のビーチも舞台になるんですね!

 

佐久間さん:

ビーチ雪合戦をやっているのは、東北でもここだけだと思います
北海道ではビーチ雪合戦の大会があるんですけど、それで遠野のチームの知り合いと、「岩手でもやりたいよね!」という話になって、広さなど会場に最適な場所を探して、見つけたのが片岸漁港のビーチでした!
釜石ビーチ版として、夏開催に合わせてルールを少し変更し、さすがに雪はないので室内専用球(お手玉のような球)を使用します。

 

yukigassen03

 

ーー3回目の今年は8月25日、26日の2日間の日程ですね。

 

佐久間さん:

1日目は、『経験者のガチ合戦の部』で、これは2016年から毎年行っていて、岩手県内の他チームとの交流の場となっています
そして、今年初めての試みとして、2日目に釜石市・大槌町に在住・在勤の方限定で、『釜石・大槌 体験の部』を行います!
 
これは、唐丹すぽこんクラブが今年度取り組んでいる、“雪合戦普及活動”の一環として開催するんですが、百聞は一見に如かずというか、まずは体験してもらう事が雪合戦の楽しさを知ってもらうのに一番早いと思うので、「雪合戦ってこんな感じのスポーツです」という事を伝えられたらと思います。
 
体験の部は、事前申込がなくても大丈夫です!当日、フラっと遊びに来てください!

 
 

取材班がお邪魔したこの日も、初めて参加したという高校生男子の姿が。
どうでしたか?と感想を聞くと、「楽しいです!こんなに本気になれるとは思いませんでした!」と笑顔で答えてくれました。
 
過ぎゆく夏を惜しみながら、ビーチで雪合戦体験してみませんか?

 

KAMAISHIビーチ雪合戦2018

 

KAMAISHIビーチ雪合戦2018〜8月25日(土)、26日(日)開催

 

2018年8月25日(土)~経験者のガチ合戦の部~
(こちらの部の事前申込は終了しています。ご了承下さい。)

 

2018年8月26日(日)~釜石 大槌 体験の部~
釜石市、大槌町に在住または在勤の方に限ります。
参加チーム10チーム募集!個人参加も大歓迎です!

会場

釜石市片岸漁港ビーチ(雨天時は中妻体育館で開催)

時間

10時受付開始、10時20分開会式(各日とも)

 

参加希望の方、その他お問い合わせは、佐久間さんまで。
メールアドレス toni.supocon@gmail.com

 

イベントの最新情報などはこちらもご覧ください。
釜石ビーチ雪合戦実行委員会Facebookページ
https://www.facebook.com/kamaishi.beach.snowbattle/

 

練習会は毎週水曜日の開催です。
会場:中妻体育館
時間:19時~21時

 

雪合戦サークルについてはこちらからどうぞ。
タイガーセブン&ウル虎セブン 釜石大槌雪合戦サークルFacebookページ
https://www.facebook.com/tiger7.kamaishi/

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

涼しさ満点「地底探検」〜夏休み 釜石鉱山で坑道見学

釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

釜石鉱山の坑道で採掘現場も見学

 

 釜石鉱山の坑道見学会は7月30日、釜石市甲子町大橋の現地で行われ、家族連れなど26人が参加。「鉄のまち釜石」を支えた鉱石採掘に思いをはせ、真夏日となった猛暑の外とは別世界の冷涼な「地底探検」を楽しんだ。坑道見学は今月9日まで5回にわたって行われる。

 

 釜石鉱山総務課の千葉慎吾さんらが案内。トロッコに乗り込み、標高550㍍の坑口から入った。最初は「仙人秘水」の採水地。大峰山(標高1147メートル)の地下600メートルに位置する。秘水は当初、坑道内にある工場で製造していたが、2009年からは送水管を使い、地上で製品化している。坑道の総延長は1千㌔に及ぶという。

 

 鉱石採掘場では、搬送で使う専用の重機が紹介された。鉱石を効率よく搬出するため鉱石を投下したタテ坑もあった。基底部まで高さ200メートルあり、現在は高さ約50㍍まで水が満ちているという。

 

 最後に訪れたのは花こう岩でできた「グラニットホール」。操業当時は坑内事務所兼休憩所に充てられた場所で、鉱石の採掘を止めた後は、さまざまな音楽アーティストの録音も行われた。夫の小笠原善樹さん(62)、孫の鈴木響太朗君(甲子小3年)とともに参加した千賀子さん(61)が「釜石小唄」をホールいっぱいに響かせ、参加者の盛んな拍手を受けた。

 

 釜石市平田の漁業佐々木静男さん(72)は、この日が誕生日。横浜市から帰省した娘の八木千里さん(38)、長男の奈碧人(なおと)君(六ツ川西小6年)、二男の碧乃莉(みのり)君(同3年)、長女彩衣音(あいね)ちゃん(4)とともに「鉱山(やま)」を満喫した。碧乃莉君は「鉱石も23個集めた。勉強になった」と喜んだ。

 

 青森県三沢市の男女14人は観光バスで訪れた。「温故知新の会」と名付けた旅行仲間は60~96歳。会長の北林登美江さん(77)は「今回は片道4時間の日帰り。坑道見学は面白かった」と、プレゼントの「仙人秘水」を抱えて帰路に就いた。

 

(復興釜石新聞 2018年8月4日発行 第712号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石市出身で東北の童話の語り手活動を続ける宮園智子さん

宮園智子さん 釜石で初のおはなし会、復興の願い「賢治童話」に〜震災でふるさとの大切さを知る

宮園さんの語りに耳を傾ける同級生ら

宮園さんの語りに耳を傾ける同級生ら

 

 「釜石弁で語る宮澤賢治の世界」と題し、釜石市出身で東北の童話の語り手活動を続ける宮園智子さん(65)=旧姓赤崎、福岡市在住=が7月21日、ふるさと釜石で初めて、大町のミッフィーカフェでおはなし会を開いた。語り手活動を続けて30年になるが、「東日本大震災で、自分が育ったふるさとの大切さを知った」と宮園さん。中学、高校時代の同級生らを前に、ふるさとへの思いを釜石弁に乗せ、賢治童話などを情感豊かに語った。

 

 宮園さんは結婚を機に九州に移り住み、震災では釜石にいる長姉を津波で亡くし、多くの親戚や知人も被災。長年続ける語り手活動を通じて被災地への支援を呼び掛け、集まった募金を釜石に届け続けている。

 

 今回は、高校、大学の1年後輩に当たる桑畑眞一さん(64)が経営する桑畑書店の開店1周年記念に招かれ、おはなし会を開いた。

 

 「ムガス ムガス アルドゴロニ ナヌモカヌモ セッコギヤミノ ズサマ、バサマガイダンダド……」(「力太郎」)。「釜石で、釜石弁で語るのが一番のプレッシャー。オショス(恥ずかしい)」と言いながらも、宮園さんの語りは確信に満ちて力強く、よどみなく流れた。

 

ふるさと釜石復興の願いを重ねて「賢治童話」を語る宮園智子さん

ふるさと釜石復興の願いを重ねて「賢治童話」を語る宮園智子さん

 

 続けて、宮澤賢治の「注文の多い料理店」。自ら演奏するリコーダー(たて笛)のメロディーに乗せながら、「フタルノ ワガイ スンスガ……」と、やさしく語りかける。釜石弁のイントネーションが、聴く人の耳にすうっと吸い込まれた。

 

 宮園さんは30年ほど前から、図書館などで絵本の読み聞かせボランティア活動を始めた。レパートリーは現在、昔話が30ほど、賢治作品は「よだかの星」など6つ。「賢治が生まれた明治29年、亡くなった昭和8年はいずれも三陸が大津波に襲われた年」と宮園さん。震災後は「被災した東北に目を向けてほしい」との思いで活動を続けているという。

 

 「震災を機に私は変わった」と宮園さん。この日の客席には、今も仮設住宅で暮らす母正(まさ)さん(93)の姿もあった。釜石弁による童話に耳を傾けた中学、高校時代の同級生からは「釜石弁を大事にしてくれて、ありがとう」と感謝の声が上がった。

 

(復興釜石新聞 2018年8月1日発行 第711号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第7弾『吉田 竜二選手』 2018年シーズン選手会長

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第7弾『吉田 竜二選手』 2018年シーズン選手会長

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 第7弾『吉田 竜二選手』 2018年シーズン選手会長

吉田 竜二(よしだ たつじ)選手(所属先:ALSOK岩手(株)) プロフィール  
2016年加入/1988.2.3生(30歳)/175㎝/105㎏/大阪府大阪市出身/拓殖大学卒
 
●ラグビーを始めたきっかけ: 中学1年の時、おとん(父親)のススメで
●ポジションの遍歴:HO→PR→HO
●ニックネーム:たつじ
●趣味:釣り(海)
●好きな食べ物:ホルモン、魚
●釜石のオススメ:自然(が近い)
●出身地のオススメ:通天閣(実家の近く)
●試合前のルーティン:とにかく良く寝る
●ストロングポイント:セットプレー
●サポーター、ファンへメッセージ:いつも熱い声援ありがとうございます。皆さんの応援が選手の力になります。今シーズンもよろしくお願いします。
(取材日:2018年7月17日)

 

2度目の入団~やっぱり釜石でラグビーをしたい

 

吉田 竜二選手

ーーまずは、昨シーズンを振り返って。

 

吉田選手:

トップ4を目指してスタートしたシーズンでしたが、開幕後に強豪と対戦が続く中で、特に、三菱重工、九電の2チームとの試合は、勝てた試合で勝ちきれなかったという事に悔いが残っています。

 

1stステージで5位~8位のBグループに入った時点で目標がリーグ残留に変わり、そこですぐに気持ちを切り替え、モチベーションを保ち続け事が難しかったですし、2ndステージでも、1stステージでは勝った相手に接戦の末負けてしまった結果、下部リーグとの入れ替え戦に回ってしまった事が悔しかったです。

 

そんな悔しいシーズンでしたが、最後に入れ替え戦で無事に勝利してリーグ残留を決め、昨シーズンで引退した剛臣(伊藤)さんを送り出せて、ほんとに良かったと思っています。

 

ただ、同期や一緒にやってきた先輩が昨シーズンで引退したり、退団したりしたのが寂しかったです。
僕もそういう年齢になってきたんだなぁと感じました。チームでは上から数えた方が早いですからね!

 

吉田 竜二選手

 

ーー実は、2016年が2度目の入団だった吉田選手。1度目は、拓殖大卒後の2010年でした。

 

吉田選手:

細川(諭)、拓也(髙橋)、益基也(井上)さん、康夫(須田)さん等と一緒にチームに加入しました。戻って来た時に残っていてくれたのが嬉しかったです。他にも2010年に一緒だったチームメイトの長田さん、佐伯さん、森山さん、陽丞(佐々木)やセコムでも一緒だった佐藤(雄太)もいましたからね!

 

ーー2010年シーズンの終わりに、東日本大震災が起きました。それが退団に影響したのでしょうか?

 

吉田選手:

拓殖大卒後、釜石市の臨時職員として採用して頂き、働きながらラグビーをしていました。
そして、震災が起きた後は、ご遺体を搬送する仕事を担当しました。
それまでの経験ではご遺体を目にする事はほとんど無かったので、当初はやはり精神的に辛い部分もありましたが、後々「大変やったやろ?」とか色々聞かれたんですけど、嫌な仕事という思いは全くなかったです。
むしろ、あの状況の中で「見つけてくれてありがとう」とご遺族から感謝される事が多い仕事でした。

 

臨時職員は1年ごとの更新契約のため、震災直後の状況下ですぐに対応するのは難しいという事情もあり、チームや知り合いにお願いして市内での仕事を探しながら、3月いっぱいは釜石にいました。
本当は残れるなら釜石に居たかったんですけど、僕も仕事がないと食べて行く事ができないですし、仕事が見つからなくて仕方がなく釜石を出たという感じでした。

 

ーーそして、2016年に“おかえりなさい!”となるわけですが・・・。

 

吉田選手:

釜石SWでの2010年は楽しくて、チームが嫌で離れたわけではなかったので、「戻るチャンスがあれば・・・」という気持ちがずっと心の中にありましたが、やっぱり前のチーム(セコムラガッツ)との関係もありました。

 

2015年シーズンはあまり自分の納得のいくパフォーマンスが出来ず、年齢的な事もあって一度は「引退かな・・・」と考えたりもしたんですけど、それやったら、自分がやりたいと思っているSWに戻ってラグビーやりたいな。引退する前にダメもとでもう一回チャレンジしてみよう!と。

 

それで、2010年にすごくお世話になった芳さん(斎藤)に連絡し、「僕、戻りたいと思っているんですけど、チームに繋いでもらえませんか?」ってお願いしたところ、すぐに「わかった」と言ってくれました。
そして年末に桜庭さんから直接電話を頂き、「戻りたいって聞いたけど、どうなんだ?」「僕は戻りたいです」「そうか、分かった。少し時間をくれ」という話になったんです。
でもその後しばらく連絡が無くて、「これは無理なんやな・・・」と思って諦めていたんです。

 

肩の状態があまり良くなくて、引退するにしても日常生活に影響が出るのはイヤだったので、その時に手術をしました。
そしたら、手術の2日後に桜庭さんから連絡が来て、「この間の話だけど、どうだ?」「僕としては戻らせてもらえたらありがたいです。実は肩の手術してしまったんですけど、それでもいいですか?」「復帰出来ないわけではないだろう?」「はい、復帰出来ます」「それだったら、戻ってこい」と言って頂きました。

 

それが2月に入っての話だったので、前のチームには「急ですみません!」と頭を下げ、ありがたくSWに戻らせて頂きました。

 

ーー戻ってからは、ALSOK岩手でお仕事をされていらっしゃるんですね。

 

吉田選手:

はい。前のチームも警備会社でしたので、日本を代表する2大警備会社を制覇しましたね(笑)。
メインの業務は常駐警備と言って、請け負っている施設で出入管理をする仕事で、僕は新日鐵住金の門を担当しています。その他にも事務所に詰めて事務仕事もしています。
それこそ、同期の細川がずっと担当していた業務で、彼が退団した後に直接本人から引き継ぎました。

 

釜石にアウェー無し!~応援の声を力にして

吉田 竜二選手

 

ーー昨シーズンの出場試合は、主に16番リザーブでベンチスタートでした。

 

吉田選手:

HOは彰(中村)が先発出場していて、同期なんでよう話する間柄なんですけど、やっぱり彰と同じ色を出していても仕方がないので、試合に出してもらえる時には“僕は僕の色を出して行こう”という気持ちでした。それによってチームに勢いをつける事が出来ればと、ただそれだけを考えながら、勝っている時でも負けている時でもベンチでゲームを見つめていました。

 

僕は“ボールを持って相手を飛ばしてどんどん前に”みたいな、そういう派手なプレーをするタイプではないので、地味なプレーというか、ディフェンスで良いタックルを一つ決めれば、それでチームの流れも良くなったりしますし、出る時は「ディフェンスでやったろ!」という気持ちでいますね。

 

ーーHOはやはり、FWの中でも要のポジションですよね。特にセットプレーでは。

 

吉田選手:

そうですね、スクラムは8人で組むもので、昨年は自信を持って組めていました。
ラインアウトもみっちり練習して自信は持っているんですけど、途中出場の一発目で大事な局面でのスローイングとかはすごく緊張するので、「簡単なサインであってくれ!」と思ったりします。そこで難しいサインが出たりすると更に緊張感が増し、慌ててしまって普段通りに投げられない事もありますね。

 

簡単なプレーに見えるかもしれないんですけど、相手のプレッシャーがきつかったりとか、結構細かい事が影響してくるんですよ、あのスローイングの場面は(笑)。
意外と“強心臓”の人じゃないと、なかなか上手い事いかないかもしれないですね。

 

あと、やはりラグビーは選手のコミュニケーションが影響する部分が大きく、ラインアウトも“投げる側”と“受ける側”の気持ちが一緒じゃないと上手く行かないですね。

 

そういう点でも、FWは特にコミュニケーションが必要になって来くるので、ずっとしゃべってないと良い連携が出来ないと思うので、僕も含めてチーム全体でもっとしゃべらないといけないですね!

 

吉田 竜二選手

 

ーーラインアウトの時、「竜二頼むぞー!!」とか声援が飛んでいますが、聞こえますか?

 

吉田選手:

聞こえます!スゴい聞こえます(笑)。
そして、失敗した時の“ため息”もよく聞こえます!(笑)。その時は「次こそやったろう!」って奮起するんで!ありがたいです!

 

最初にいた2010年から、あの応援だけは変わらないですね。時に激しく厳しく、時にやさしく(笑)。あの声援は絶対に選手の力になっています!
ファンがこんなに応援してくれるチームって他にはなかなか無いと思うので、新日鐵の時代から続く釜石ラグビーのいい文化だな、恵まれた良いチームだなと思います。
「釜石にアウェー無し!」と良く聞きますが、まさにその通りで、ほんとに感謝しています。

 

仲間と切磋琢磨しながら、自分の色を出してチームに貢献を

吉田 竜二選手

 

ーー今シーズンは選手会長に就任されました。

 

吉田選手:

実は昨年からなんですけど、特に何も出来なかったという反省点があり、今年は選手同士のコミュニケーションをもっと細かく取って行くために、ミーティングの回数を増やしています。
やっぱり普段から意見が言いやすい環境が無いと、いきなり試合では出来ないですからね。小さなことでもなんでも話せる文化をつくりたい、そういうチーム環境が大事だと思います。
クラブハウスをきれいに使おうとか、自分たちの周りの環境を整えるなど基本的な事も取り組んでいます。

 

ーー今シーズン、ここまでは?

 

吉田選手:

IBC杯後、アキレス腱と膝の不調で試合にも出れていないんですけど、7月中旬から復帰したので、ここからシーズンに向けてパフォーマンスを上げ、試合に出られるように頑張りたいと思っています。

 

同じポジションではマフィ(マット)や大樹(伊藤)が試合に出ていて、2人ともアタックが得意でガンガン前に行くタイプの選手なので、僕はその2人とは“違う色”、ディフェンス・セットプレーの精度や運動量でアピールしていければと思っています!

 

ーー今シーズンの抱負を教えて下さい。

 

吉田選手:

個人的には、試合に出る事にこだわってやらないと選手としてダメだと思うので、その為にこの8月もとことん追求してやっていきます。選手同士が切磋琢磨して行かないといいシーズンにならないですし!

 

チームとしてはトップリーグ(TL)昇格という目標がずっとあるので、接戦をものにして勝ち切るチームを作って行きたいです。やっぱり、TLに行く為にはまだまだレベルを上げて行かないといけないですし、開幕戦から強いチームと対戦しますけど、そこで勝ったらチームに勢いがついて波に乗れると思うので。

 

そしてトップ4に入り、TLチームとの入れ替え戦に挑みます!
来年2019年には釜石でラグビーワールドカップがあります、その年に釜石がTLに居るというのは大きな目標ですし、それが達成出来る様に頑張ります。

 
==========
次の試合は、いよいよ鵜住居スタジアムのオープニングを飾る『キックオフ メモリアルマッチ 釜石シーウェイブスRFC vs. ヤマハ発動機ジュビロ』戦が、8月19日14時から行われます!

 

チケットをお持ちの方は会場で、そして、お持ちでは無い方は釜石市民ホールTETTOでパブリックビューイングも行われます。ぜひ、各会場で声援を送りしょう!!
詳細は以下の各サイト等でご確認下さい。

 

釜石シーウェイブスRFC公式サイト
キックオフ!釜石8.19 釜石鵜住居復興スタジアムオープニングDAYのパブリックビューイングを開催します – 釜石市
釜石鵜住居復興スタジアム Facebookページ

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内