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今年も祭りを盛り上げた地元の「小川鹿踊り保存会」

「ホタルの里」を大切に、小佐野地域会議 まつりでアピール〜環境保護へ意識高める、小佐野小児童は作文に思い込め

来場者はステージ上からまかれる餅に懸命に手を伸ばした

来場者はステージ上からまかれる餅に懸命に手を伸ばした

 

 ゲンジボタルが生息する釜石市の小川川流域の発信と環境保全を目的とした「ほたるの里まつり」が8日、中小川集会所前広場で開かれた。小佐野地域会議(黒田至議長)が行うほたるの里推進事業の一環で、流域の4町内会などで組織する実行委が主催。6回目の今年は、新たに企画されたホタルに関する作文コンクールの表彰式や恒例の地元芸能の披露などがあり、約200人が楽しんだ。

 

 祭り会場は、昨年解体された仮設団地の跡地の一角。ホタルの観察場所として長年親しまれる“ワッカラ淵”にほど近い場所に特設ステージが組まれ、歌や踊りが披露された。

 

 注目を集めたのは、同祭り初の作文コンクール。小佐野小の全校児童を対象に、ホタルに関する作文(400字詰め原稿用紙2枚)を募集したところ、37点が寄せられた。学校審査で9点に絞られ、同地域会議役員らの採点で表彰する3点が決まった。

 

 最優秀賞は川端心さん(6年)、優秀賞は小澤詩乃さん(3年)、特別賞は大久保利空君(同)の作品が受賞。祭り会場で表彰式が行われ、出席した小澤さん、大久保君に賞状と賞品、ホタルの捕獲観察許可証が贈られた。

 

優秀賞を受賞した小澤詩乃さん(左)と特別賞を受賞した大久保利空君

優秀賞を受賞した小澤詩乃さん(左)と特別賞を受賞した大久保利空君

 

 代表して小澤さんが作文を発表。道徳の本で、人間が流した水が原因でホタルや魚が別の川に引っ越してしまった話を読み、心を痛めた小澤さん。「川にごみを捨てたり悪い水を流さないように、しっかり気を付けないと。ホタルやその他の生き物も人間と同じ命があるから、大切にしなきゃいけない」と思いをつづった。

 

 小澤さんは桜木町の仮設団地に暮らしていた時、小川川にホタルを見に来たが、数匹しか見つけることができなかったという。「今度はもっといっぱい飛んでいるのを見てみたい」と期待を膨らませた。

 

 大久保君は、学校の中でホタルを見つけた経験を明かし、「ここにもいるんだとびっくりした。きれいな川を守るため自分たちもできることをやって、ホタルがもっと増えるようにしたい」と環境保護への意識を高めていた。

 

 祭りは小川鹿踊り保存会の演舞、餅まきでフィナーレを迎えた。黒田議長は「子どもたちの作文を通して大人たちもホタルの勉強をさせてもらった。作文に書いたことを次のアクションにつなげてほしい」とコンクールの手応えを実感。「(ホタルが見られる)この場所を知らない人も多い。中小川のワッカラ淵を機会あるごとにPRし、沿岸のホタルの里として市内外に発信していければ」と願った。

今年も祭りを盛り上げた地元の「小川鹿踊り保存会」

今年も祭りを盛り上げた地元の「小川鹿踊り保存会」

 

 地元住民によると、小川川のホタルは6月中旬ごろから発光が見られ、今年は昨年より下流域でも確認されているという。13日には市の観察会が予定される。発光時期は終盤で、早めの観察がお勧め。最もよく見られる時間帯は午後7時半~8時半ごろ。

 

(復興釜石新聞 2018年7月11日発行 第705号より)

 

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広報かまいし2018年7月15日号(No.1692)

広報かまいし2018年7月15日号(No.1692)

 

広報かまいし2018年7月15日号(No.1692)

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【表紙】 野鳥観察会
【P2~3】 鵜住居地区防災センター訴訟和解/市民体育館などの建設に着工
【P4~7】 釜石鵜住居復興スタジアム関連
【P8~9】 ブロック塀の点検/国民健康保険など
【P10~11】 釜石はまゆりトライアスロン国際大会/地域おこし研究員など
【P12~15】 市職員採用試験/まちのお知らせ
【P16~17】 まちの話題
【P18~19】 保健案内板
【P20】 定住支援など

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急斜面の植栽地で高橋参事(左)から植樹の方法を聞く参加者

被災林再生へ植樹、尾崎半島にコナラなど200本〜苗木に未来託す、尾崎100年学舎 釜石森林組合

急斜面の植栽地で高橋参事(左)から植樹の方法を聞く参加者

急斜面の植栽地で高橋参事(左)から植樹の方法を聞く参加者

 

 昨年5月に約413ヘクタールの山林を焼失した釜石市の尾崎半島で6月30日、地元の魅力を再発見し、発信する活動を推進する任意団体尾崎100年学舎(久保晨也代表)と釜石地方森林組合(久保知久組合長)が共催で植樹祭を行った。真夏日となる暑さの中、スタッフを含め18人がカラマツ、コナラ、ミズナラ、オオヤマザクラなど約200本の苗木を植えた。

 

 現場は、森林組合がボランティア植林地とする市有林1・93ヘクタール。北東方向に小松湾、尾崎半島の先端を見下ろし、北に三貫島や御箱崎半島を遠望する斜面で、被災木の伐採、地ごしらえが施されている。植樹会は昨年から約1年の間に10回を予定し、今回は9回目となった。春と秋に集中して行い、約5千本の植樹を見込む。500本以上が残され、最終回は今月中に行う予定。

 

 今回の植樹祭には、県内、近隣の学生や社会人が参加。尾崎白浜のJF釜石湾尾崎白浜コミュニティ番屋で開会式を行った。100年学舎の活動と森林再生への取り組みが報告された。昨年は半島トレッキングを5回実施、参加費を植樹事業に充て、被災木を原料に木製グッズを販売した益金も加えた。

 

 森林組合の高橋幸男参事が大火被害と森林再生への経過を説明。山林経営の継続に苦慮する個人所有者の意識が前向きに変わり、行政、組合、ボランティアの応援が続く状況を伝えた。

 

 久保組合長は「苗木にみなさんの未来を託す気持ちで植えてほしい。暑さに注意しながら、いい汗を流してほしい」と激励した。

 

 現地で植樹の要点を聞き、2人1組で急斜面の植樹に取り組んだ。広大な焼け跡を見回し、汗をぬぐっては晴天に青く輝く海、三陸海岸、水平線などの遠望も満喫した。高橋参事が「火災直後には生命の音が一切ない怖さを実感した」という一帯には、小鳥のさえずりが聞こえ、ムラサキツユクサの花、チョウも姿を見せた。

 

 東日本大震災の支援を契機に大船渡市で起業した大関輝一さん(48)は「友人の関係で参加した。被災した山林はすごい広さ。それを伐採し、整備する労力は大変だと思う。植樹は大船渡市の(市の花)ツバキで経験している。きょうは20本ほど植えた。ひどい暑さで、作業時間(約2時間)はぎりぎりだった」と汗をぬぐった。

 

 昼は番屋で会食。共催する釜石湾漁協・白浜浦女性部が準備したウニご飯、カキの吸い物など海の幸を味わいながら奮闘を振り返り、森林再生への道筋を語り合った。

 

(復興釜石新聞 2018年7月7日発行 第704号より)

 

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釜石市民体育館の完成イメージ図

新たなスポーツ拠点に〜釜石市民体育館、鵜住居で着工

釜石市民体育館の完成イメージ図

釜石市民体育館の完成イメージ図

 

 東日本大震災で被災し、釜石市が再整備を進める市民体育館の建設工事安全祈願祭が6月29日、鵜住居町の現地で行われた。鵜住居地区のまちなか再生に向けた中核施設の一つ。来年のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場として同地区に建設が進むスタジアムとともに、新たなスポーツ拠点となる。来年7月末の完成を目指し、使用開始はW杯終了後の12月ごろを見込む。

 

 桜木町にあった同体育館は震災の地震で天井を支える鉄骨部分が壊れるなど被害を受けたのに加え、旧耐震基準で建てられていたこともあり、2013年に解体され、鵜住居地区での再整備に向けた準備が進められていた。

 

 新しい体育館はJRから三陸鉄道に移管される鵜住居駅西側の敷地約6700平方メートルに建設される。鉄骨一部鉄筋コンクリート造り2階建てで、延べ床面積は約3510平方メートル。観客席は車いす用6席を含む776席を設ける。多機能トイレやエレベーター、赤ちゃん休憩室を備えるなどバリアフリーに配慮。タカヤ・山長建設特定共同企業体が施工する。

 

 事業費は約21億円。災害復旧費補助金や震災特別交付税でほぼ賄う。

 

建設予定地の全景

建設予定地の全景

 

 安全祈願祭には関係者約40人が出席。神事を行った後、野田武則市長が「鵜住居駅周辺は大きく様変わりする。スポーツの拠点として、市民の期待に応えられる場所にしたい」とあいさつした。

 

 同駅周辺には震災犠牲者の慰霊・追悼の場となる「祈りのパーク」や津波伝承施設などが整備中。商業施設の建設も計画されており、中心市街地の再生が進められている。

 

(復興釜石新聞 2018年7月4日発行 第703号より)

 

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客席にも降りて観客を楽しませた「舞扇毬菊一座」の踊り手。あでやかな着物の“おいらん”に盛んな拍手が送られた

新ホールで念願のカラオケ大会〜舞踊も華やか、にぎやかに

客席にも降りて観客を楽しませた「舞扇毬菊一座」の踊り手。あでやかな着物の“おいらん”に盛んな拍手が送られた

客席にも降りて観客を楽しませた「舞扇毬菊一座」の踊り手。あでやかな着物の“おいらん”に盛んな拍手が送られた

 

 震災で被災した釜石市民文化会館に代わる施設の建設を願い、2013年から続けられてきた「釜石市長杯カラオケ大会」(同実行委主催=小笠原誠委員長)が、念願の新ホールで大会を実現。24日、釜石市民ホールTETTOで6回目の大会が開かれ、舞踊を交えたにぎやかなステージで観客を楽しませた。

 

 同大会はこれまで中妻体育館で開催。県内各地のほか青森県むつ市、大間町、宮城県気仙沼市などの歌謡愛好者が趣旨に賛同して集まり、60~80人規模の大会を継続してきた。実行委は新ホール建設を後押ししようと、入場料を毎回、市に寄付。早期完成を祈念してきた。

 

 祝いムードに包まれた今大会には、青森、岩手、宮城の3県から77人がエントリー。音響、照明など最高の環境が整った舞台で、日ごろの練習で培った自慢ののどを響かせた。

 

 市内唐丹町の佐野利夫さん(77)は「音の響きが心地良くて、ちょっと力みすぎたかな」と照れ笑い。「震災後7年間、市民は(ホールが無い状態を)我慢してきたからね。これを機に一流歌手もどんどん来てくれるようになれば」と期待に胸を躍らせた。

 

 出場者の歌声は県歌謡連合会の浦田昭男会長、ほたる歌謡クラブ(むつ市)の須藤秀正会長ら5人が審査、各賞が決まった。新ホールでの初栄冠(釜石市長賞)を手にしたのは、「会津山の神」を歌った青森県八戸市の円山典子さん。

 

 出場者の歌唱の合間には、特別ゲストや友情出演のステージも。釜石民謡クラブは、観客と一緒に体を動かしながら民謡を楽しむ人気のスタイルで花を添えた。青森県十和田市を拠点に全国で公演する「舞扇毬菊一座」は、約15年ぶりの釜石訪問で、多彩な曲に乗せた華やかな踊りを披露。歌では、「孫」の全国ヒットで知られる山形県の歌手、大泉逸郎さんが招かれ、大会を大いに盛り上げた。

 

 小笠原委員長(はまゆり歌謡クラブ会長)は「青森からの出場者の中には建築関係者もいて、素晴らしいホールだとベタ褒めだった。大会を続けてきた私たちの気持ちも柱の1本ぐらいには役に立っているのでは」と、協力してくれた市内外の歌仲間に感謝。「みんなが楽しめる憩いの場として、さらに利用が進めば」と文化拠点の誕生を喜んだ。

 

 今大会の入場料は、来年に迫ったラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催への支援に役立ててもらうため、引き続き市に寄付する。なお、小笠原委員長らは、恒例の歳末たすけあいチャリティーショーを10月28日に同ホールで開催する予定。

 

 市長賞以外の主な受賞者は次の通り。

 

 ▽最優秀賞=髙橋興眞(花巻市)▽優秀賞=佐々木クリスティン(陸前高田市)、傳法清人(青森県大間町)▽歌唱賞=工藤静子(青森県むつ市)

 

(復興釜石新聞 2018年6月27日発行 第701号より)

 

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広報かまいし2018年7月1日号(No.1691)

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広報かまいし2018年7月1日号(No.1691)

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【目次】
【表紙】 釜石よいさ/根浜海岸を楽しもう/市長のつぶや記
【P2~3】 「釜石市防災市民憲章」(案)についての意見募集
【P4】 大規模災害時のタイムライン
【P5】 消防職員採用/市営住宅など入居者募集/やっぺし!RWC2019TMミニ通信
【P6~7】 健康診査/大腸がん検診
【P8~9】 主なイベント情報
【P10~11】 今月のインフォメーション
【P12】 郷土資料館からのお知らせ

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仮設住宅で暮らす人、住まいを再建した元住民が集まって交流を楽しむサロン

仮設住宅で「お茶っこ」、自宅を再建した被災者も交流〜いわて生協ふれあいサロン「おしゃべりでストレス発散」

仮設住宅で暮らす人、住まいを再建した元住民が集まって交流を楽しむサロン

仮設住宅で暮らす人、住まいを再建した元住民が集まって交流を楽しむサロン

 

 いわて生活協同組合(本部・滝沢市、飯塚明彦理事長)の震災復興支援活動「ふれあいサロン」が19日、釜石市野田町の西公園にある仮設住宅の談話室で開かれた。仮設住宅で暮らす住民のほか、復興住宅に入居、あるいは自宅を再建した元住民らも集まり、ボランティアとして参加する生協の組合員と交流。“お茶っこ”をしながら、手芸などを楽しんだ。

 

 このサロンは、2011年6月から仮設住宅の住民を対象に行っていて、この日、通算3500回を迎えた。沿岸部を中心に開催し、県内外の組合員がボランティアとして参加。全国の支え合いの心が人々をつなぎ、震災から7年がたった今も続けられている。

 

 釜石市内では仮設住宅の集約が進む中で会場を変更しながら、現在4カ所で継続。野田町のこの仮設住宅では1年ほど前から月1回、開催している。

 

 この日は、住民やボランティアら10人が参加。紙製のクラフトテープを使った小物入れづくりに取り組んだ。長野医療生協のボランティア2人は健康チェックや健康体操を紹介するなどして住民との触れ合いも楽しんだ。

 

 佐々木ユツさん(78)は「住民が少なくなっているが、続けてくれてありがたい。物を作ったり、おしゃべりできる機会があって楽しく生活できている」と感謝。只越町の復興住宅に移ってからもサロンに足を運ぶ前川幸子さん(76)は「昔の仲間とのおしゃべりがストレス発散。月1回、みんなに会えるのが楽しみ」と笑顔を見せた。

 

 いわて生協復興支援活動担当(釜石地域)の福士久美子さん(68)は「仮設住宅の集約化により、復興住宅など新たな環境、地域での居場所づくりの支援などに活動がシフトする傾向もみられる」と指摘。このサロン活動については「人をつなぐ場になれば。必要とされる限り続けたい」と、今後も被災地に笑顔と元気を届けていく考えだ。

 

(復興釜石新聞 2018年6月23日発行 第700号より)

 

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早坂三鈴さん宅の階段に手すりを取り付ける三浦祐悦さん

お年寄りの暮らし支える、住宅修繕ボランティア〜釜石建設組合「住宅デー」

早坂三鈴さん宅の階段に手すりを取り付ける三浦祐悦さん

早坂三鈴さん宅の階段に手すりを取り付ける三浦祐悦さん

 

 高齢者に安全・安心な住環境を――。釜石建設組合(藤井泰男組合長、267人)は17日、市内の高齢者世帯(65歳以上)を対象に、住宅の不具合を改善するボランティア活動を行った。全国建設労働組合総連合(全建総連)が推進する「住宅デー」の活動の一環。事前に申し込みのあった15軒を組合員6人で回り、要望箇所の修繕や必要とする設備の取り付けに汗を流した。

 

 野田町の早坂三鈴さん(78)は、2階に上がる階段への手すり設置と浴室のシャワーヘッドフックの修繕を依頼。この日は三浦建工(源太沢町)の三浦祐悦さん(66)が同宅を訪問し、作業にあたった。

 

 早坂さんは一人暮らし。今年に入り、急な階段の昇り降りに不安を覚えるようになり、同組合のボランティア活動を知らせる新聞記事を見て、いち早く申し込んだ。「年齢を重ねるにつれ、身体機能の低下を感じることが多くなってきた」と早坂さん。長時間歩くと、坐骨神経痛や股関節の痛みが出ることも。「ちょっとした住宅の補修は、どこに頼めばいいか分からなかった。組合の活動は高齢者には非常に助かる。ありがたい」と喜んだ。

 

 41回目となる住宅デーは、地域に奉仕して組合員の存在感を高め、組織拡大にもつなげようと展開。釜石では前身の「大工組合」時代から奉仕活動を継続し、近年は高齢者の暮らしを支える軽微な住宅修繕に取り組んでいる。震災後は、仮設住宅住民の依頼にも対応した。

 

 今年は先着10人の受け付けに20人が応募。下見の結果、同活動で対応不能なケースを除く15軒での活動となった。テラス(ビニール)トタンの張り替え、戸やふすまの取っ手、流し台扉のちょうつがい交換―などを工賃無料、材料費のみ実費負担で行った。

 

 「震災後、住宅再建などで組合員も仕事量が増加。多忙な中での奉仕に感謝したい」と協力者の労をねぎらう藤井組合長(70)=建築藤泰(ふじやす)=。同活動は地元の職人を市民に知ってもらう機会にもなる。「訪問セールスで住宅リフォームなどを頼み、後でトラブルになるケースも聞く。地元職人ならアフターケアも安心。こういう機会に顔見知りになり、何かの時にはぜひ使ってほしい」と期待を込めた。

 

 同組合は大工のほか、内装、タイル、サッシ、配管など住まいに関わるあらゆる業種の職人で組織する。

 

(復興釜石新聞 2018年6月20日発行 第699号より)

 

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緑生い茂る空間で野鳥観察を楽しむ参加者。自然の中は新鮮な発見もいっぱい=17日、福祉の森

野鳥の鳴き声に耳澄ます、震災後初の観察会〜甲子町福祉の森、釜石野鳥の会がサポート

緑生い茂る空間で野鳥観察を楽しむ参加者。自然の中は新鮮な発見もいっぱい=17日、福祉の森

緑生い茂る空間で野鳥観察を楽しむ参加者。自然の中は新鮮な発見もいっぱい=17日、福祉の森

 

 釜石市主催の自然に親しむ市民の集い「山野の鳥観察会」が17日、甲子町大畑の福祉の森で開かれた。6月の環境月間にちなんだ行事で、震災後は初めての開催。子どもから大人まで25人が参加し、釜石野鳥の会(臼澤良一会長)のレクチャーで、野鳥観察やネイチャーゲームを楽しんだ。

 

 参加者は同会会員の案内で、新緑がまぶしい散策路を進み、野鳥の鳴き声に耳を澄ませた。声がする方向に目を凝らし、双眼鏡をのぞき込むと、森に暮らす鳥の姿が…。図鑑と照らし合わせ、名前や特徴を学んだ。

 

 午前10時すぎから約1時間の観察で、13種類の野鳥を確認。愛らしい顔で愛好家に人気のエナガは複数の個体が見られたほか、巣づくりをしていると思われるヤマガラ、同会が以前、設置した巣箱を出入りするシジュウカラも見ることができた。

 

 姿は確認できなかったが、特徴的な鳴き声のサンコウチョウのさえずりも耳にした。尾が長く優雅に飛ぶ姿が魅力的な鳥だが、なかなか見ることができないという。臼澤会長も「観察会の下見の際に10年ぶりぐらいに目にした」と話す。

 

 確認した鳥の種類を全員で共有した後は、ゲームに挑戦。自然の産物を探して完成させる「フィールドビンゴ」、植え込みに置いた人工物の数を見極める「カムフラージュ」を行い、自然観察の目を養った。ビンゴでは鳥の卵殻や上空から落ちてきた、鳥が食べた松の実の破片を発見した人もいた。

 

 小笠原皐さん(甲子小4年)は「名前を知らなかった鳥も図鑑で調べられたし、きれいな鳴き声も聞けて楽しかった。また参加してみたい」と初めての観察会を満喫。

 

 臼澤会長(69)は「種類は少なめだったが、鳥の生活の一端をのぞき見ることができ、子どもたちも喜んでくれた。鳥も人も地球の仲間。みんな生かされていることを再認識する場にもなった」と会の復活を歓迎。確認できる種類は時期や時間帯、天候によっても異なるといい、「5月のバードウイークごろだと20種類ぐらいは見られるのでは」と予想した。

 

 自然に親しむ市民の集い事業では震災前、野鳥、ホタル、星空の3観察会を実施。野鳥は、春の「山野の鳥観察会」(楢ノ木平)、冬の「水辺の鳥観察会」(鵜住居川河口域)を開催。釜石の豊かな自然を体感できる機会として市民から好評を得てきた。震災後は事業を見送ってきたが、昨年からホタル観察会を再開。今年は7月にホタル、8月に星空の観察会を予定する。

 

(復興釜石新聞 2018年6月20日発行 第699号より)

 

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「釜石鵜住居復興スタジアム」公式サイトオープン

「釜石鵜住居復興スタジアム」公式サイトオープン

「釜石鵜住居復興スタジアム」の公式サイトが、本日6月20日に公開となりました。
 

釜石鵜住居復興スタジアム | Kamaishi Unosumai Memorial Stadium

釜石鵜住居復興スタジアム | Kamaishi Unosumai Memorial Stadium

釜石鵜住居復興スタジアムの公式ページです。Official Page of Kamaishi Unosumai Memorial Stadium.
https://kamaishi-stadium.jp/


 

2018年8月19日(日)に開催されるオープニングイベントの詳細など、今後どんどん情報を追加・更新して参りますので、皆様ぜひチェックをお願いします。

 

※Facebookページでも情報発信をしていますのでこちらもよろしくお願いします。

釜石市 ラグビーワールドカップ2019推進本部
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縁とらんす編集部による記事です。

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助け合い、元気に暮らそうと住民同士の交流を促したバーベキュー。たくさんの笑顔が光る

復興住宅でバーベキュー、花木の植栽作業も楽しく〜大町5号棟で住民交流会

助け合い、元気に暮らそうと住民同士の交流を促したバーベキュー。たくさんの笑顔が光る

助け合い、元気に暮らそうと住民同士の交流を促したバーベキュー。たくさんの笑顔が光る

 

 釜石市大町1丁目の大町復興住宅5号棟(24世帯)で10日、自治会(伊藤清会長)主催の環境美化活動とバーベキュー交流会が開かれた。隣接する同住宅4号棟の住民も参加し、約40人が敷地内への花木植栽や昼食を共にした。

 

 午前中は住宅周辺の草取りと敷地内の植栽スペースに花や木を植える作業を実施。釜石園芸の指導で、住宅入り口付近の緑化に取り組んだ。土の感触や植物を育てる楽しみを味わいながら仲良く作業。今後の成長に期待を寄せた。

 

植物を植え、潤いのある住宅環境に…

植物を植え、潤いのある住宅環境に…

 

 バーベキュー会場は1階の屋根のある通路。昼時間が近くなると、女性陣が下ごしらえした食材が運ばれた。炭火焼きやガスコンロで焼きそばや焼き鳥、フランクフルトなどを調理し、参加者に振る舞ったほか、テーブルに置かれたホットプレートを囲み、焼きたての肉や野菜を味わった。市内で活動する音楽ユニットMiA&YKのミニコンサートもあり、にぎやかな交流が繰り広げられた。

 

 5号棟に暮らす新沼与志彦さん(73)は「一人住まいなので、大人数のバーベキューは最高。大満足です。皆さんとお話もできてうれしい。月に1回ぐらいやってほしい」と喜びの笑顔。被災前に暮らした大町の住民とは離れ離れになってしまったが、「ここで新しい人と顔見知りになり、少しでも交流を図れれば」と願う。

 

 4号棟で夫婦2人暮らしという赤﨑静枝さん(88)は「こんなに住民が集まる場は普段なく、初めて顔を合わせる人も。楽しませてもらっています」と声を弾ませた。浜町で被災。買い物など利便を考え、同住宅に入居した。「イオンは散歩がてら歩いても、まずまずの距離。体の自由も利かなくなってはいるが、生協の宅配も利用しながら、何とか暮らしています」と近況を語った。

 

 大町5号棟は昨年3月末から入居を開始。11月1日に自治会を設立した。住民は1人または2人世帯で、1人世帯が半数を超える。高齢者が多く、障害を持つ人も。5号棟は入居から1年、4号棟は1年半を経過したが、各棟とも「隣近所の住民を知らない」「扉を閉めてしまうと会話する機会もない」といった現状があるという。

 

 伊藤自治会長(71)は「5号棟は男性が多く、隣の4号棟(約40世帯入居)は女性が多い。住民交流や防災の面で互いの弱い部分を補い合うため、両棟の連携を進めている。昨年11月には交流餅つき大会を行った」とこれまでの経緯を説明。「災害などいざという時は、住民同士のつながりがものをいう。こういう行事を機に互いの顔を知り、日ごろから行き来したり、集会所でお茶飲みをする関係を築ければ」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2018年6月13日発行 第697号より)

 

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木製座席の製作について説明する釜石地方森林組合の関係者

復興スタジアムに木のぬくもり、被災のスギ材を座席に〜釜石森林組合「山林所有者の励みに」

鵜住居町に建設中のスタジアムで進められている木製座席の取り付け作業の様子

鵜住居町に建設中のスタジアムで進められている木製座席の取り付け作業の様子

 

 来年のラグビーワールドカップ(W杯)の試合会場として釜石市鵜住居町に整備中の釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)で、地場産木材と地元企業の技術を結集した木製座席の取り付け作業が進められている。常設スタンド全6千席中4990席に導入。木のぬくもりあふれるスタジアムで岩手・釜石の特色を打ち出し、世界からの来場者をもてなす。5月下旬から設置を始めており、8日に作業の様子を公開した。

 

 木製座席は昨年5月に尾崎半島で発生した山林火災で被災したスギを100%使用。釜石地方森林組合が伐採し、大槌町で製材、塗装などの加工も県内企業が担当した。骨組みは市内のスチール製事務用家具製造、エヌエスオカムラが製作。自然に優しい塗料を使い、座面に角度をつけて座りやすくしているのが特徴だ。

 

 このほか、被害木を使って公衆トイレ2棟、ベンチ108基、日よけのためのルーバーも整備。使われたスギは約800本になる。

 

 同組合の久保知久組合長は「焼けた木を生かせたことは、山林所有者の励みになる。地元の山の資源を活用していることを多くの人に知ってほしい」と期待を込める。

 

木製座席の製作について説明する釜石地方森林組合の関係者

木製座席の製作について説明する釜石地方森林組合の関係者

 

 同スタジアムは、常設スタンド部分が7月に完成する見込み。市は仮設席にも被害木の活用を検討している。整備方針の一つに、「自然環境や歴史文化を野外活動として学習できる場所」があり、木製座席の設置はそのコンセプトとも合致する。

 

 野田武則市長は「地元産材の活用はスタジアムの魅力の一つ。世界中の来訪者を木のぬくもりでもてなしたい。市民にも有効に使ってもらえるよう、しっかり整備する」と話した。

 

(復興釜石新聞 2018年6月13日発行 第697号より)

 

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