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広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

 

広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

広報かまいし2020年5月1日号(No.1735)

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【表紙】
・山火事防止月間
・クマの出没に関する注意報
【P2-3】
・令和2年度釜石大槌地区行政事務組合会計の予算
・令和2年度岩手沿岸南部広域環境組合会計の予算
・軽自動車税の減免、非課税制度のお知らせ
・国民健康保険のお知らせ
【P4-9】
・狂犬病予防注射のお知らせ
・新型コロナウイルス感染症対策に関する情報
・住宅用新エネルギー導入支援事業費補助金
・二重被災世帯への児童学習支援について
【P10-11】
・まちのお知らせ
・各種相談
【P12】
・国道45号 大字釜石地区交通規制のお知らせ

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2020042800053/
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「橋野の自然の一番の魅力は巨木が多いこと」と話す三浦勉さん

橋野の豊かな自然を記録、三浦勉さん写真展〜動植物との共生アピール

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「橋野の自然の一番の魅力は巨木が多いこと」と話す三浦勉さん

 

 釜石市橋野町青ノ木出身で野田町に住む三浦勉さん(68)は、長年にわたり橋野の豊かな自然を写真に記録。自ら山に入り発見した巨木、滝、岩、山中で出くわした動物などの写真80点を鵜住居町のいのちをつなぐ未来館で公開している。動物による食害や土砂災害など、山の自然の変化が人間生活に及ぼす影響は大きい。三浦さんは写真展を通じて「自然、動物との共生を訴えたい」と話す。

 

 同写真展は、津波伝承や防災学習の役目を担う未来館が「防災意識を高めるには地元の自然を知ることも大事」と考え、多くの自然写真を撮りためている三浦さんに協力を依頼。4月2日から館内での展示が始まった。

 

 A4判の写真は、三浦さんが20年以上前から趣味の山歩きで記録し続けてきたもの。中でも圧巻は、推定樹齢が数百年級の巨木の数々。広大な森が残る橋野地域には、各所に“御神木”とされる大樹が脈々と生き、人々にあがめられてきた。トチ、ナラ、カツラなど樹種はさまざま。青ノ木西又沢にある「マダの巨大木」(地元ではシナをマダと呼ぶ)は幹回り約8メートル、推定樹齢700年の古木。「真ん中が空洞で、冬はクマが冬眠に使っていると思われる」と三浦さん。他にも人がくぐれる大きさの穴が開いたカツラの木もあり、その生命力に驚かされる。神社の御神木も複数あり、周辺にはかつて人が住んでいた屋敷跡が残る場所もあるという。

 

 沢伝いに山に入ることが多い三浦さんは、地形や季節でさまざまな表情を見せる滝も多数確認。大平の外ヒサゴ沢では、地元で“幻の滝”と言われてきた推定落差30~40メートルの大滝のほか、下流に落差約8~15メートルの4つの滝を見つけている。

 

 奇妙な形状の岩も印象的。青ノ木大森山にある烏帽子型の大岩(高さ5・5メートル)は、表面にマリア像の姿が浮き出たような凹凸が見られ、脇には供物台のような上部が平らな岩がある。「橋野で製鉄業が栄えたころ、ドイツ人がこの地に入っていたという話を伝え聞く。岩は欧州の方角を向いており、もしかしたら、外国人のキリスト教信仰の痕跡かも」と三浦さん。

 

 人がなかなか入れない場所の巨木や滝にはほとんど名称が無く、展示写真には、三浦さんが付けた仮称が添えられる。写真説明には実測や推定の数字データ、アクセス、クマやシカの出没情報なども記載。確認した場所は、橋野の山々を俯瞰(ふかん)した地図に落とし込み、位置関係も分かるようになっている。

 

 三浦さんは「人の知らない所に入るのが好き。橋野の山にはまだまだ足を踏み入れていない場所がある。覚えるだけでも財産。これからも続けたい」と未知の世界に期待を膨らませる。橋野鉄鉱山の世界遺産登録後は、釜石観光ガイド会員としても活躍中。「橋野鉄鉱山が36年も続いたのは、鉄鉱石はもちろん、高炉を造る石、木炭となる木、水車を動かす水がそろっていたから。フイゴにはタヌキの毛皮も使われた」と、同所の自然の豊かさを強調。「可能な限り、自然そのままの状態を後世に残していけたら」と願う。

 

 未来館スタッフの蟹江美幸さん(39)は「防災意識は知識だけでは根付かない。自分たちの住む地域を守りたいと思うような郷土愛を育む機会も必要」と、同展開催の意義を示す。展示は30日まで(未来館は水曜定休)。

 

(復興釜石新聞 2020年4月18日発行 第885号より)

 

会場の「いのちをつなぐ未来館」は、新型コロナウイルスの影響により、4月21日〜5月6日まで臨時休館となりました。

 

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テイクアウトやデリバリーサービスを行う市内飲食店の皆様 お店の情報を教えてください!

テイクアウトやデリバリーサービスを行う飲食店の皆様 店舗情報を募集します

テイクアウトやデリバリーサービスを行う市内飲食店の皆様 お店の情報を教えてください!

 

釜石市では、市内飲食店などが取り組む持ち帰り(テイクアウト)や配達(デリバリー)といったサービス情報を周知するため、市内の飲食店などの店舗情報を集めています。ぜひ、皆様の情報をお寄せください。

 

募集及び提出方法

下記用紙に記載した項目を記入の上、FAX、メール又は電話にてご提出ください。
※電話受付時間:平日8時30分~17時15分(土、日及び祝日を除く)

募集及び提出方法

一次締切:令和2年4月30日(木)
※締切り後も情報を随時募集します

募集用紙

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市長からのメッセージ

市長からのメッセージ

市民の皆様へ

 

 令和2年4月16日、国において、緊急事態宣言が発令され、岩手県を含む全国都道府県が対象区域とされました。

 

 当市においては、国の基本的対処方針を確認し、岩手県の本部員会議の内容を踏まえ、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため適切な対応を行っていきます。

 

 一つは、市民の皆さまに、他地域への不要不急の往来を避けていただくこと、また、他県からいらした方について当市に着いてから、2週間外出を控えていただくことを、これまでにも増して、強くお願いします。

 

 二つ目は、当市施設の利用制限について、屋内体育施設に加え、図書館などの文化施設も閉館し、人と人の接触する機会をなるべく少なくするよう市民の皆さまのご理解をお願いします。

 

 市内小中学校においては、学校再開から間もないこと、県内発生が見られないことから、マスク、手洗いの励行を基本とし、十分な感染対策を行った上、授業を継続します。行事については、随時見直しを行い、児童・生徒の感染予防に取り組みます。

 

 市民の皆さまには、引き続きご不便をおかけいたしますが、市内での感染者ゼロを目指し、密閉、密集、密接の3密を避け、手洗いや咳エチケットをはじめとした基本的な感染症対策について、より一層の注意を払っていただくようお願いします。

 

 なお、このメッセージは緊急事態宣言を受けて発信しておりますが、特にも大型連休期間中の取り組むべき事項については、改めて連休前にお示しします。

 

釜石市長 野田 武則 
(新型コロナウイルス感染症対策本部)

 

<元記事公開日:2020年04月17日>

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市東部地区に完成した避難路。散歩などで利用する人の姿が見られる

グリーンベルト通行可能に〜東部地区の避難路完成、平時は遊歩道の利用想定

市東部地区に完成した避難路。散歩などで利用する人の姿が見られる

市東部地区に完成した避難路。散歩などで利用する人の姿が見られる

 

 釜石市が東部地区に整備を進めてきた避難路(通称・グリーンベルト)が完成し、1日から通行可能となった。堤状に盛り土して造っており、災害発生時に港湾利用者らが市街地の高台に安全に、そして最短で避難できる施設。市街地への浸水を抑える効果も期待され、湾口防波堤、防潮堤と合わせ多重防災型まちづくりの一端を担う。平時は遊歩道としての利用も想定。散歩などを楽しむ人たちの姿が見られる。

 

 港町の釜石港湾事務所付近と、浜町の市営釜石ビル前の交差点付近を結ぶ。延長約750㍍。緑地が続く盛り土部分と橋(デッキ)や擁壁などの構造物から成り、標高8~12メートルを確保する。市道などからの上り口として階段6カ所、スロープ5カ所が設けられ、高台の緊急避難場所(浜町避難道路)まで安全に逃げることができる。

 

 堤防の役割を果たす門戸「陸閘(りっこう)」(2カ所)も避難路の一部。国道45号高架橋の下にあるこの陸閘は通常時、車両などの通行を確保するため開いているが、津波警報発令時には閉じられ、只越町~嬉石町間で車両通行ができなくなる。

 

国道45号高架橋の下にある陸閘も避難路の一部

国道45号高架橋の下にある陸閘も避難路の一部

 

 2013年度に整備を始め、今年の3月中旬に陸閘の遠隔操作による開閉点検を行って19年度末に完成となった。総事業費は約53億円。国の社会資本整備総合交付金などを活用し、市の持ち出しは約7900万円。

 

 当初、18年秋の事業完了を目指していたが、盛り土して造るため地盤沈下への対策と、それに伴う不発弾調査などが必要となったことから、工期が約1年半延びた。市都市整備推進室の本間良春室長は「工事の遅れがあったが、やっと完成。住民の避難行動を守る要素を一つ加えることができた。平時は遊歩道のように利用してもらい、親しまれる施設になれば」と期待する。

 

一般利用が始まったグリーンベルトの港町・海側の入り口

一般利用が始まったグリーンベルトの港町・海側の入り口

 

 今、日本を含め世界中の人たちを悩ませているのは新型コロナウイルスの感染拡大。県内ではいまだ感染者が確認されていないが、さまざまな方面で自粛ムードが広がる。

 

 感染拡大に注意を払う必要はあるが、迎えた春は暖かな陽気に誘われ外出する機会が増える季節。自然の風に触れる散歩は体にいいし、頭のリフレッシュにもなる。

 

 このグリーンベルト、歩けば片道約10分。家族や友人…誰かと一緒に歩けば、家の中、普段とは違う会話もでき、変化のある時間が過ごせる。

 

(復興釜石新聞 2020年4月15日発行 第884号より)

 

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桜の巨木 夜空に映え、栗林町の天然記念物〜光の演出 年々進化、15日ごろまでライトアップ

桜の巨木 夜空に映え、栗林町の天然記念物〜光の演出 年々進化、15日ごろまでライトアップ

今年も豪華な花姿がライトアップされた上栗林のサクラ

今年も豪華な花姿がライトアップされた上栗林のサクラ

 

 釜石市栗林町にある市指定文化財(天然記念物)の巨木「上栗林のサクラ」は4日夜からライトアップされ、夜空に雲が沸き立つような威容を見せている。昨年は13日に点灯されており、それより10日ほども早い開花となった。その後一時寒気が戻ったことなどから、桜の見ごろは10日ほど続くと予想される。

 

 この巨木はエドヒガン系で、江戸中期から地元住民に守られてきた。別名「種蒔(たねまき)桜」と呼ばれ、開花は春耕の季節を告げる。2006年の市の調査では胸高幹周りが約4・9メートルあり、翌年3月に市の文化財に指定された。中央の大幹が強風で折れるなど姿は変えてきたが、高さ、枝の張り出しなど堂々とした威容は健在だ。

 

 ライトアップは地元町内会の上栗林振興会(三浦栄太郎会長、20世帯)が東日本大震災後の13年から始め、今年で8回目。照明の演出は年ごとに進化し、今年は白色光と電灯色20基を配置、全体の花姿を柔らかな明かりで包むようアレンジした。

 

 7日までの寒の戻りで、開花のスピードは抑制された模様。同振興会役員の川崎悦三郎さん(67)は「開花は去年より11日も早かった。花が続く限り照明は続ける。遅くて15日ごろまで」と予想する。

 

 新型コロナウイルス感染問題に対応し、恒例の住民花見会は中止した。同振興会は、立ち寄る一般の花見客にも感染防止行動を呼び掛けている。

 

 照明の点灯は荒天でない限り、日暮れから午後9時ごろまで。場所は鵜住居町の国道45号から主要地方道釜石遠野線を橋野町、遠野市方向へ約8キロ、車で10分ほどの所の右手に見える。数台分の駐車スペースもある。

 

(復興釜石新聞 2020年4月11日発行 第883号より)

 

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広報かまいし2020年4月15日号(No.1734)

広報かまいし2020年4月15日号(No.1734)

広報かまいし2020年4月15日号(No.1734)

 

広報かまいし2020年4月15日号(No.1734)

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【表紙】聖火「復興の火」展示
【P2-5】令和2年度施政方針/令和2年度当初予算のあらまし
【P6-9】事業再建支援制度のお知らせ/浄化槽設置費補助金制度のお知らせ/まちのお知らせ/各種相談
【P10-11】まちの話題/震災から9年 あの人、あの日々を忘れない
【P12-13】遊び場づくりワークショップメンバー募集/「釜石市働く婦人の家」前期定期講座/こどもはぐくみ通信
【P14-15】保健案内板/保健だより
【P16】釜石の歴史よもやま話1 釜石の鉄学編(1)

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“前線”駆け足 桜満開、小川の並木は早くも見ごろに〜釜石市内も各地でほころび始める

見ごろの桜を〝借景〟に、インスタ映えを工夫しながら撮影に夢中の女性グループ=4日、小川町

見ごろの桜を“借景”に、インスタ映えを工夫しながら撮影に夢中の女性グループ=4日、小川町

 

 新型コロナウイルス感染症の影響が拡大する中、桜の〝開花前線〟が駆け足で北上し、釜石市内の桜もほころび始めた。各地のソメイヨシノには、日当たりに恵まれて見ごろを迎えた木も混在する。早咲き系のほかヤマザクラ、エドヒガン、シダレザクラも一斉に庭先、山肌を彩り、レンギョウ、白モクレン、コブシと美しさを競っている。

 

 県の南部地域では4月に入って早々、相次いで桜の開花宣言を発表し、いずれも平年から10日前後早まった。昨年は4月中旬に桜が満開となった釜石市も、今年は開花の時期が早まっている。

 

 晴れて穏やかな天気となった4日午前、花見の名所の一つ、小川町の小川川に沿う桜並木では、見ごろとなった木の下を散策する住民の姿もあった。

 

 市内の水産加工場で働く水産加工技能実習生の若い外国人女性グループは、春らしい装いで桜の撮影に興じていた。母国の家族や知人に送信するのか、アングルを入念に調整し、何度もスマホのシャッターを押した。

 

(復興釜石新聞 2020年4月8日発行 第882号より)

 

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復興、まちの活性化に新戦力〜震災伝承や特産品開発、地域づくり法人「かまいしDMC」

復興、まちの活性化に新戦力〜震災伝承や特産品開発、地域づくり法人「かまいしDMC」

観光振興に向け意欲を高めるかまいしDMCの新入社員ら

観光振興に向け意欲を高めるかまいしDMCの新入社員ら

 

 観光地域づくりを推進する釜石市の「かまいしDMC」(社長・野田武則市長)は2日、新入社員への辞令交付式を市役所で行った。多彩な経歴を持つ7人の新たな力を加え、16人体制で新年度をスタート。釜石の魅力を伝える体験ツアーの企画や東日本大震災の伝承施設での語り部、地域商社として特産品の開発・販路開拓を進める陣営を整え、まちの活性化に力を注ぐ。

 

 野田市長は「復興の最終段階にある釜石の発展に力を。観光、魅力ある商品づくりはまちの発展に欠かせない。能力を最大限発揮し、生き生きと輝く姿を見せてほしい」と激励した。

 

 7人のうち、釜石出身は2人。鵜住居町の川崎杏樹(あき)さん(23)は釜石東中2年生の時に震災を経験した。自宅や学校が被災し生活が一変したが、支援を通じた多くの交流で「古里を守りたい。復興に関わりたい」との思いを生成。釜石高から都留文科大文学部に進学し、「一度離れたからこそ思いが強まった」とUターンした。同社が指定管理する、いのちをつなぐ未来館で勤務。「防災教育の大切さを実感。生活の違いや防災に対する意識も人それぞれだが、体験したこと、身を守る行動を伝えていきたい」と力を込める。

 

 小久保祐里さん(20)は震災時、唐丹小5年生。自宅に被害はなかったが、中学卒業まで仮設校舎で過ごした。「卒業できたのは多くの支援のおかげ。釜石で頑張る姿を見せることが恩返しになる」と地元就職を決心。釜石商工、盛岡市の専門学校での学びを生かし、同社の本拠地「魚河岸テラス」で経理を担当する。社員の中では最年少。「下から支えられるよう頑張る」とはにかんだ。

 

 同テラスの運営に加わる新沼貴子さん(51)は大船渡市出身で、米国カリフォルニア州ユバコミュニティカレッジ卒。県内で翻訳、通訳などの活動を行う国際化コンサルティング団体に所属し、ラグビーワールドカップ(W杯)の開催準備で釜石市内のインバウンド対応研修に携わった縁で就職を希望した。調理師免許も保有。「ジェラート開発などで地域創生に貢献したい」と展望した。

 

 地域商社事業部に配属された畠山清貴さん(34)は一関市出身。高崎経済大地域政策学部を卒業後、ラーメンチェーン店を運営する会社勤務を経て独立し、県内外で4店を経営する。食を通した地方創生、地域発信に関心があり、釜石へ。ふるさと納税の返礼品開発などを担い、「海の幸を生かした釜石らしい商品開発を手掛けたい」と意気込んだ。

 

 同社が指定管理する根浜海岸キャンプ場、御箱崎の宿の運営管理には、佐藤奏子さん(41)と福田学さん(43)=共に東京出身=が当たる。佐藤さんは震災ボランティアをきっかけに定住。海を活用した体験プログラムの企画・提供などを続けてきた。「海辺の地域を盛り上げる一助に。リピーターを増やしたい」と抱負を語った。

 

 福田さんは3月末で起業型地域おこし協力隊の任期を終えたばかり。これまで取り組んできた観光とサイクリングを結び付けたツアー提供などを継続しつつ、「新たな体験レジャーを開発したい」と意欲を見せた。

 

 経営企画管理部配属の大杉尚也さん(28)は財務省の官僚からの転身。最高財務責任者(CFO)として、同社の戦略的な経営を支える。首都圏から釜石入りし、新型コロナウイルスの感染予防のため、辞令交付式は欠席した。

 

(復興釜石新聞 2020年4月8日発行 第882号より)

 

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釜石まちづくり会社に入社した鈴木選手(中)、谷澤社長(左)、釜石SWの桜庭GM

地域貢献へ決意新たに、ラグビーと地域活性化の最前線へ〜釜石シーウェイブス鈴木選手、釜石まちづくり会社 SW選手を初採用

釜石まちづくり会社に入社した鈴木選手(中)、谷澤社長(左)、釜石SWの桜庭GM

釜石まちづくり会社に入社した鈴木選手(中)、谷澤社長(左)、釜石SWの桜庭GM

 

 ラグビー・トップチャレンジ(TC)リーグの釜石シーウェイブス(SW)RFCは3月31日、2020年度の新加入選手6人を発表した。このうち社員として大学新卒の鈴木淳司選手(22)を採用する釜石まちづくり会社は1日、釜石市大町の釜石情報交流センターで入社式を行って歓迎。鈴木選手は「選手として、社員として最大限の地域貢献を」と決意を新たにした。

 

 辞令を交付した谷澤栄一社長は「まちの活性化を手伝いながら会社を盛り立ててほしい」と期待を述べた。釜石SWの桜庭吉彦ゼネラルマネジャーも駆け付け、「まちづくりを最前線で担う仕事。初心を忘れず、選手としても活躍を期待する」とエールを送った。

 

 鈴木選手は静岡県出身で愛知学院大卒。学生時代にタグラグビーの普及に加わり、地域貢献活動に関心を持ったという。「地域との密着度という点で、釜石SWは他チームと別格のレベル」と志願。2度のトライアウトを経て思いをかなえた。情報交流センターの窓口業務を担うほか、小中学校でのタグラグビー普及、一般を対象にした健康体操教室などに携わる。

 

 釜石まちづくり会社が社員としてSWの選手を採用するのは初めて。選手の雇用は地域への利益還元が目的。ラグビーと地域づくりのつなぎ役として期待する。

 

 釜石SWの新加入選手は全員が10代、20代の若手で、本県出身は2人。FWは第一列のプロップ3人など計4人、バックスは2人。このうち社会人経験者は、岩手高出身で秋田ノーザンブレッツ(トップイーストリーグディビジョン1)から加入するプロップ杣澤誠(25)、中部電力(トップウエストA)のフランカー河野良太(24)の2人。

 

 釜石SWは昨季、TCリーグに参入して初めて4位となった。新型コロナウイルス感染拡大で今季公式戦の見通しが立たない中、桜庭ゼネラルマネジャーは「釜石SWで戦いたいという強い意欲を重視した」と期待する。

 

 釜石SWは3月から新シーズンに向けて練習を始めたが、新型肺炎拡大を受けて4月から練習を中断。5月以降、外国人選手を5人程度獲得する見通し。

 

(復興釜石新聞 2020年4月8日発行 第882号より)

 

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最終回の放送を終え、笑顔を見せる(左から)大坂さん、小田島支局長、野﨑さん

「釜石はまっこラジオ」放送終了〜ふるさと元気隊 発信続けて9年、「ありがとう」で締めくくる

最終回の放送を終え、笑顔を見せる(左から)大坂さん、小田島支局長、野﨑さん

最終回の放送を終え、笑顔を見せる(左から)大坂さん、小田島支局長、野﨑さん

 

 釜石市が提供するラジオ番組「釜石はまっこラジオ」が3月31日、放送を終了した。東日本大震災直後に復旧・復興に関する情報を伝える臨時災害放送局(災害FM)として始まり、復興の歩みと合わせてコミュニティー放送(地域FM)的要素を加えた体制へと変化しながら地域情報の発信を続け9年。スタッフ2人で臨んだ最後の放送では新たなまちの動きを伝え、「釜石のこれからを注目してほしい」と思いを電波に乗せ、役目を終えた。

 

 釜石の災害FMは、11年1月に釜石支局を開設していたエフエム岩手(盛岡市)の協力を得て誕生。市が運営し、復旧復興関連情報などを届けた。14年4月から同社に運営を委託し、「釜石やっぺしFM」「はまっこラジオ」の2番組を放送。16年4月からは「はまっこ~」に絞った。

 

 17年3月の災害FM終了に伴い、同社の周波数で、市提供の「釜石はまっこ~」がスタート。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)に向けた機運醸成を図るのが狙いで、3人のスタッフが市の臨時職員として番組づくりに携わった。火曜日の正午から25分間、ラグビーW杯関連の話題、地域のイベント情報などを紹介。ラグビーW杯が終わり、役割を果たしたとして、年度末での放送終了、釜石支局の閉局が決まった。

 

 最終回を担当したのは、パーソナリティーの大坂美和さん(48)と音響調整機材(ミキサー)を担当する野﨑広美さん(41)。ラグビーW杯1周年記念事業に向けた新たな動きや復興情報のほか、前日まで精力的に取材した食の話題などを送った。

 

 最後と知ったリスナーから次々と届く、「残念」「寂しい」「いつかまた声を聴く機会を楽しみにしています」などのメッセージも紹介。大坂さんは「皆さんの声が原動力。やってきてよかったと感じる瞬間。ありがとう…という言葉しかない」と気持ちを吐き出し、放送を終えた。

 

 「9年。長いけど、あっという間。大変なこともあったけど、続けて良かった」と実感を込める野﨑さん。災害FMの開始から約半年後にパーソナリティーとして加わったが、伝える情報の多さでのどを痛め、音響担当に転向した。

 

 震災で実母、義父母ら大切な人を亡くし、「命の大切さを伝え、大事な人を守りたい」との思いが継続の力になった。「聴いてくれる人、地域が元気になるのに少し役立てたかな。誰か、何かの力になっていたら、うれしい。燃え尽きた感じ」と、すがすがしい笑顔を見せた。

 

 12年1月から関わる大坂さんは、取材した内容を間違えず、取材相手の伝えたい思いを変換せずに届けることを大切にしてきた。週1回、限られた時間で伝える難しさを感じ続け、最後も「もっとうまく伝えられたかも」と回想。それでも、人との出会いと別れを繰り返し、閉局まで関わることができ、「ほっとした」と肩の荷を下ろした。

 

 小田島大支局長(64)=同社放送部技術担当シニアディレクター=は「いざという時の拠点局は必要。なくしたくはないが、一区切り。地域に合った報道のあり方を提案していきたい」と先を見据えた。

 

 春、何かが終わり、何かが始まる季節。放送が終わった2人は、新しい一歩を踏み出すための充電期間に入る。

 

(復興釜石新聞 2020年4月4日発行 第881号より)

 

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ウニの風味を鍋料理に「うにしゃぶ」試作発表会〜ぜいたくしたい時にどうぞ、 麺や雑炊 締めのメニューも

ウニの風味を鍋料理に「うにしゃぶ」試作発表会〜ぜいたくしたい時にどうぞ、 麺や雑炊 締めのメニューも

かまいしDMCが麻生釜石工場の協力を得て開発した海の“味力”たっぷりの「うにしゃぶ」

かまいしDMCが麻生釜石工場の協力を得て開発した海の“味力”たっぷりの「うにしゃぶ」

 

 釜石市のかまいしDMC(社長・野田武則市長)による試作品発表会は3月30日、魚河岸テラスで開かれた。観光資源の少ない冬期の名物に―と鍋料理に着目し、市内の食品加工会社と協力して開発。海の幸ウニを使った「うにしゃぶ」を市内飲食店や宿泊業関係者らに紹介した。

 

 うにしゃぶは、貝だしにウニペーストなどを加え、生クリームで味を整えたスープに、白身魚や野菜を通して食べる。食材にスープのうまみが絡むコク深い味わいが特徴。麺や雑炊など締めのメニューで鍋をより一層楽しめる。

 

 この日は、アイナメやエビ、ホタテなどの具材を用意。試食した甲子町の城守理佳子さん(26)、元釜援隊で盛岡市の佐野利恵さん(29)は「ウニを飲んでるみたい。ぜいたくしたい時にいい」と好感触だった。

 

 釜石を含め三陸沿岸地域は海のレジャーを楽しむ観光客が多い夏場に比べ、冬場の客足は伸び悩み、対策が課題になっている。冬場の観光誘引を狙い、「地名から連想できる鍋料理をつくりたい」との発想が開発のきっかけとなった。

 

 片岸町の麻生釜石工場が協力し、昨年10月から開始。ウニのシーズンは初夏から夏で、今回は県外産を主体に、殻から取り出す際に身の形が崩れたものなどを集めた。香ばしさを出すために身を火であぶるなど工夫。締め用にと、自社製品の山田産アカモク100%でつくった麺も提供する。

 

 発表会の声も取り入れて改良を加え、5月の大型連休明けごろの販売開始を目指す。市内の飲食店などに卸し、各店舗でアレンジを加えてもらう。提供する店のマップづくり、のぼりの設置などの展開も計画する。

 

 大町にある多田旅館の若旦那多田知貴さん(48)は「スープがおいしい。ウニの風味がしっかり出ている。具材の検討は必要だが、すごくいい。釜石の新鮮な食材を生かした面白い使い方ができる」と前向きにとらえた。

 

 市の「ふるさと納税」返礼品としても取り扱われる。ウニのスープ、刺し身(時季により異なる)、アカモク麺がセット(2人分)。インターネット通販も視野に入れる。

 

 かまいしDMCの河東英宜事業部長(52)は「通過ではなく滞在型観光につながるツールになれば」と期待。冬場を視点に開発したが、通年でウニを味わってもらえる要素もあり、新名物としてさらに磨きをかける考えだ。

 

(復興釜石新聞 2020年4月4日発行 第881号より)

 

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