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釜石市老人クラブ連合会、老人パワーで盛り上げよう ラグビーW杯釜石開催へ〜さらなる発展へ声上げる、新春交流会で結束誓う

釜石市老人クラブ連合会、老人パワーで盛り上げよう ラグビーW杯釜石開催へ〜さらなる発展へ声上げる、新春交流会で結束誓う

「老人パワーで盛り上げよう」と乾杯する市老連の会員ら

「老人パワーで盛り上げよう」と乾杯する市老連の会員ら

 

 釜石市老人クラブ連合会(栗澤稔会長、加盟35クラブ)の2019年新春交流会は10日、釜石市平田のホテルシーガリアマリンで開かれた。各クラブの代表ら約90人が出席。今年秋に釜石で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)へ「老人パワーで盛り上げよう」と声を上げた。

 

 釜石の老人クラブ会員は年々減少し、現在は約1100人。昨年は釜石市民ホールを会場に県老人クラブ大会が開かれ、県内から約800人が集まった。

 

 栗澤会長は「総力を挙げて取り組んだ県大会は成功させることができた」とあいさつ。「今年は釜石を中心にした縦、横の高速道が出来上がり、三陸鉄道も全線開通する。9、10月にはラグビーW杯も開かれる。老人クラブとして美化活動を中心に盛り上げたい」と呼び掛けた。

 

栗澤会長が年頭のあいさつ

栗澤会長が年頭のあいさつ

 

 続いて、クラブ活動に積極的に加わり、運営などにも尽力した会員15人を表彰した。

 

 野田武則市長は「昨年には市内最後の復興住宅も完成したが、まだ約300世帯が仮設住宅で暮らしている」などと震災からの復興状況を報告。W杯への準備状況を説明した上で、「心配された財源についても国の新たな支援策が決まり、市民に負担をかけないめどが付いた。老人クラブ連合会は市内最大の組織。みなさんの力なくして釜石のさらなる発展はない」と会員らに協力を呼び掛けた。

 

 市議会の佐々木義昭議長、沿岸広域振興局保健福祉環境部の黒田農部長が祝辞を述べた。

 

 同連合会は今月30日に新春囲碁・将棋大会を予定。3月6~7日にはスカットボール大会も開く。3月13~14日には花巻温泉での親睦旅行会も計画している。

 

優良会員として表彰された受賞者ら

優良会員として表彰された受賞者ら

 

優良会員表彰受賞者
濱田登(小川・小川誠心会)、佐藤庸子(甲子中央・見晴らし会)、佐野テル(浜町青葉・只越はまゆりクラブ)、佐々木朝子(甲子東部・小佐野老人クラブ)、土田二三(唐丹・小白浜長生会)、菊池登美男(栗橋・中村いきいきクラブ)、及川梅夫(甲子中央・大畑不動クラブ)、千葉喬子(甲子中央・甲寿会)、小槌健夫(甲子東部・小佐野老人クラブ)、佐々木義隆(小川・上小川老人クラブ仙寿会)、佐藤和子(中妻・緑千八千代会)、川崎孝生(栗橋・砂子畑老人クラブ高砂会)、砂子アチ子(甲子西部・大松老人クラブ)、佐々木千代吉(小川・小川誠心会)、菊池美代(矢の浦・松原老人クラブ高砂会)

 

(復興釜石新聞 2019年1月12日発行 第756号より)

 

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心を和ませるほっこり大観音、お地蔵さん

大観音とお地蔵さん、ほっこり人形 販売へ〜お守り 癒しに活用期待、大槌町の企業と釜石大観音が共同開発

心を和ませるほっこり大観音、お地蔵さん

心を和ませるほっこり大観音、お地蔵さん

 

 工業デザインモデルの試作などを手がける大槌町のササキプラスチック(佐々木弘樹社長、社員17人)は、石応禅寺(都築利昭住職)が運営する釜石大観音とのコラボ企画で、新商品「ほっこり大観音」(7種)と「ほっこりお地蔵さん」(2種)を開発。正月3が日、釜石市大平町の大観音境内で試験販売を行った。

 

 お守りや癒やしグッズとして活用が期待される同商品は、樹脂製で高さ4センチ。観音様の顔は、愛らしくデフォルメされた2パターンで、「恋人の聖地」をイメージさせるハート、魚、ラグビーボールなどのパーツを抱える。地蔵は口を大きく開けたユニークな表情が印象的で、交通安全とラグビーバージョンがある。

 

 製作は、彫刻刀で作った原型を3Dスキャンに読み込み、データ化。光造形加工で同じものを複数立体化し、塗装や組み立ては手作業で行う。高価な金型を導入すると千、万単位の製作販売が必須で、売れ残りのリスクを負うが、この方法だと顧客が求める必要数だけを短期間に製作することが可能。「ちょっと欲しいものをすぐ作れる」メリットがあるという。

 

 今回の企画は、県と大観音が観光振興を目指し、木製のミニチュア観音像製作を同社に依頼したのが発端。同社からより親しみやすいデフォルメ観音の製作を逆提案し、構想から約2カ月で試験販売にこぎつけた。

 

新商品をお披露目する佐々木社長(左)と山崎さん

新商品をお披露目する佐々木社長(左)と山崎さん

 

 企画・製作担当の山崎誠喜さん(56)はデザインも手がけ、「こだわりは見る人を和ませる目と口の表情。当面はイベントなどで販売し、集客にも貢献できれば」と期待。普段は企業の試作品製作が主で、一般の人が製品を目にする機会はないことから、「当社の技術を広くアピールできる。お客さまと直接触れ合い、意見を聞けるのも貴重」と喜ぶ。

 

 同社は1991年創業。27歳で古里大槌に戻り、会社を立ち上げた佐々木社長(54)は「自分たちの設備、技術で『いつか自社製品を』という思いは常々あった」と夢実現の第一歩を歓迎。「子どもの絵でもご当地キャラクターでも臨機応変に対応可能なのがわれわれの強み。この商品を見かけた人が『こういうものを作れないか』と声を掛けてくれたらうれしい」と話した。

 

 各商品は、1個1200円(税込み)で販売。次回は1月12、13日にイオンタウン釜石で開かれるイベント「新春!家族で楽しむまちなか遊び」で販売予定。

 

(復興釜石新聞 2019年1月9日発行 第755号より)

 

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広報かまいし2019年1月15日号(No.1704)

広報かまいし2019年1月15日号(No.1704)

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広報かまいし2019年1月15日号(No.1704)

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【表紙】3拠点をつなぐ ミッフィーストリート
【P2~3】間もなく税の申告です
【P4~5】三陸鉄道リアス線全線開通イベント(3月23日他)/JR山田線宮古駅~釜石駅間の試運転開始/「鉄の週間」各種イベントを開催しました/復興住宅・市営(復興)住宅・市営ビル(住宅)の入居者募集/相続登記の登録免許税の免除
【P6~9】まちのお知らせ/保健だより
【P10~11】まちの話題
【P12】やっぺし!RWC2019TM ミニ通信

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キャンドルの明かりを掲げ、ラグビーW杯イヤーへカウントダウン

W杯イヤーへカウントダウン〜鵜住居スタジアムで年越し

キャンドルの明かりを掲げ、ラグビーW杯イヤーへカウントダウン

キャンドルの明かりを掲げ、ラグビーW杯イヤーへカウントダウン

 

 2019年はラグビーワールドカップ(W杯)日本大会開催イヤー。9、10月に2試合が行われる釜石鵜住居復興スタジアムでは大みそか、W杯イヤーに向けて年越しのカウントダウンイベントが行われた。子どもからお年寄りまで、県内外から約150人が参加。ライトアップされたスタジアムに、それぞれ手に持ったキャンドルの明かりを掲げ、「W杯を成功させよう」と声を合わせた。

 

 メインスタンドの大屋根に設置されたスクリーンにラグビーW杯日本大会のPR映像が映し出された。年越しの時間が迫るとスクリーンに丸い時計が浮かび上がり、進む秒針に合わせ、スタンドを埋めた人たちから「10、9、8、7……」とカウントダウンの声が上がった。

 

 仙台市から駆け付けた前田茂さん(68)は中学まで釜石で学び、大学卒業後は商社マンとして世界を駆け回った。大町にあった実家の文房具店は、今はないが、ふるさと釜石への思いは年を経るごとに高まる。鵜住居スタジアムにも何度も足を運んでいるという。カウントダウンには、「いい時代の釜石を知っている。人口は減ったが、W杯をきっかけに、震災前より、もっといい釜石になってほしい」と願いを込めた。

 

 震災で家と仕事を失い、やっと昨年、只越町に再建を果たした三上雅弘さん(57)は「こんな日が来るとは、夢のよう」。連れ立ってスタジアムに足を運んだ妻真江子さん(55)と手を取り合って喜んだ。

 

 石川県珠洲市から駆け付けた釜石応援ふるさと大使、浅田久美さん(55)はウエートリフティング女子世界選手権の銀メダリスト。「ラグビーW杯をここでやることに意味がある。きっと、子どもたちの大きな力になる」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2019年1月5日発行 第754号より)

 

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テレビ中継も入り、にぎやかな年越しとなった鵜住神社

NHK「ゆく年くる年」生中継、釜石復興 全国発信〜鵜住神社 震災以降最多の初詣客

テレビ中継も入り、にぎやかな年越しとなった鵜住神社

テレビ中継も入り、にぎやかな年越しとなった鵜住神社

 

 2019年、ラグビーワールドカップ(W杯)の開催、三陸鉄道リアス線、東北横断道釜石―花巻間全線開通など、震災復興の完遂へ重要な局面を迎える釜石市。輝く未来への第一歩となる新年の幕明けに、まちは大きな期待感に包まれた。正月3が日の市内は天候にも恵まれ、初詣や初売りなどに出かける人の動きも活発化。各所でにぎわいが続いた。

 

 大みそか深夜、鵜住居町の鵜住神社(花輪宗嗣宮司)には、震災以降最多の初詣客が訪れた。この日は、午後11時45分から放送のNHKの年越し番組「ゆく年くる年」で、同神社と釜石鵜住居復興スタジアムからの生中継があり、新年初の舞を奉納する鵜住居虎舞の様子が全国放映された。放送では、被災から立ち上がってきた同虎舞の歩みや神社周辺の復興状況などが伝えられた。

 

 放送を目当てに集まった地元住民らで境内は大にぎわい。中継が終わると、本殿の前に参拝客の列が連なった。参道では、神社総代会が準備した肉汁や甘酒が振る舞われ、新年のあいさつを交わす家族連れらが笑顔を広げた。

 

大勢の参拝客が並んだ境内=午前0時20分ごろ

大勢の参拝客が並んだ境内=午前0時20分ごろ

 

 同町川目の小澤修さん(69)は、帰省した娘家族ら親族11人でお参り。「昨年は病気をしたが、今年はきちっと治して健康に過ごせれば」と願い、ラグビーW杯や三鉄開通で変わる鵜住居駅周辺を中心としたまちの再興に期待を込めた。

 

 鵜住居地区復興まちづくり協議会の会長代行を務める佐々木憲一郎さん(51)は「宅地の引き渡しもほぼ終わり、今年は“個々の復興”がキーワード。自宅再建が進み、駅前の祈りのパークが完成したら、まち開きも考えていきたい」とし、次のステップへの移行を見据えた。

 

 同虎舞を伝承する鵜住居青年会の小原正人会長(31)は「W杯というめでたいことで、小さな町が全国的に注目されるのはうれしい」と番組出演を喜び、「先輩たちがつなぎ、震災に負けることなく残った虎舞。これからも絶やすことなく伝え、住民に元気を与えられれば」と思いを新たにした。

 

 同神社は一昨年までに、被災したみこしや鳥居の再建を完了。昨年末には神社周辺の宅地造成や道路整備も終わり、一般家屋の新築工事が進む。花輪宮司は「家も建ち始め、復興への道のりもあと少し。神社は神様と氏子がいて成り立つもの。住民が戻り、鵜住居全体が落ち着いた時こそが、神社全ての復興と言えるのではないか」と話し、まちの未来へ希望を託した。

 

(復興釜石新聞 2019年1月5日発行 第754号より)

 

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インバウンドに向けた取り組みを進める県タクシー協会釜石支部と楽天の関係者

キャッシュレス決済導入へ、タクシー協会釜石支部〜ラグビーW杯へ利便性高める

インバウンドに向けた取り組みを進める県タクシー協会釜石支部と楽天の関係者

インバウンドに向けた取り組みを進める県タクシー協会釜石支部と楽天の関係者

 

 県タクシー協会釜石支部(岩崎松生支部長)は、タクシー料金の支払いにキャッシュレス決済を導入する。2019年ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催に向け、楽天(三木谷浩史社長)と協力し進めてきたインバウンド(訪日外国人客)の受け入れ環境整備の一つ。来年1月1日から順次対応を始め、支払い方法の選択肢を広げることでおもてなし環境の整備、利用者の利便性を高める。岩崎支部長、同社楽天ペイ事業部の鈴木修アシスタントマネジャーら7人が20日、野田武則市長を訪ね、タブレットを活用した多言語対応に向けた取り組みと合わせ報告した。

 

 市と楽天が4月に締結した包括連携協定の一環。楽天カード営業推進本部の田中誠本部長による説明では、同支部に加盟する釜石市、遠野市、大槌町の全11社121台のタクシーにプリント型2次元コード(QRコード)とカードリーダー、タブレット端末を搭載。各種クレジットカードや「楽天ペイ(アプリ決済)」によるQRコード決済でタクシー料金の支払いを可能にする。

 

QRコードのイメージ

QRコードのイメージ

 

 キャッシュレス化が進む中、モバイル決済の利用者は増加傾向にある。W杯で訪れる外国人観光客にとってタクシーは便利な交通手段としての利用が予想されるが、カード決済の利用可否も移動手段を選ぶ際の判断材料の一つになる。田中本部長は「支払いから降車までがスムーズになり、サービス向上につながる」と強調。鈴木アシスタントマネジャーは「訪れたまち、駅を出て初めに関わるのがタクシーの運転手。その出会いでまちの印象が決まることもある。キャッシュレス決済という付加価値を便利に利用することで来訪者が乗務員との会話を楽しみ、帰った後にもいいまちの印象を残せるよう後押しできれば」と話した。

 

 同支部のタクシーでは、タブレットを活用し翻訳アプリなどで多言語にも対応。平松篤副支部長は「キャッシュレス化、インバウンド対応のけん引役になれれば。飲食店などにも浸透し、市全体で対応できるようになってほしい」と願った。

 

 市では9~11月に同社と共に、市内263事業者を対象にキャッシュレス決済導入に向けた訪問調査を実施。29・7%に当たる78事業者が導入を決めた。業種別では宿泊業が75%、小売業57%、飲食業22・4%。今回の報告直前に17事業者が新たに導入を決めたという。

 

 野田市長は「おもてなしのまちとの印象を残してもらえる。今回の取り組みを参考にしながら、市としてもインバウンド対策を進めたい」と述べた。

 

(復興釜石新聞 2018年12月26日発行 第752号より)

 

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広報かまいし2018年1月1日号(No.1703)

広報かまいし2019年1月1日号(No.1703)

広報かまいし2018年1月1日号(No.1703)

 

広報かまいし2018年1月1日号(No.1703)

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【表紙】市長年頭あいさつ「新たな時代の幕開け」
【P2~3】釜石でラグビー日本代表戦‼/釜石シーウェイブスRFC入れ替え戦/岩手の未来を切り拓く復興道路シンポジウム/オープンシティフォーラム2018/釜石〇〇会議が釜石を盛り上げます
【P4~5】五葉山石楠花荘の完成/釜石市中小企業退職金共済事業補助金/松飾りを収集します/岩手沿岸南部広域環境組合決算/危機対応学トークイベント
【P6~7】まちのお知らせ
【P8】やっぺし!RWC2019TM ミニ通信

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岩大釜石キャンパスで意見交換、県議会「三陸地域の振興」テーマに〜県政への若者の関心促す

岩大釜石キャンパスで意見交換、県議会「三陸地域の振興」テーマに〜県政への若者の関心促す

県議と意見を交わした岩手大生ら

県議と意見を交わした岩手大生ら

 

 県民の政治やまちづくりへの参加向上を図ろうと、県議会は18日、若者との意見交換会を釜石市平田の岩手大釜石キャンパスで開いた。県議7人と同キャンパスで学ぶ農学部水産システム学コースの学生(3年)8人が「地元資源を生かした三陸地域の振興」をテーマに話し合った。

 

 座長を務める城内よしひこ議員(宮古選挙区)が議会の役割、学生らはそれぞれが取り組む研究内容について説明した後、地域振興について考えを語り合った。釜石、三陸の印象について、県外出身の学生から「自然豊か。水産物など食べ物がおいしいし、住みやすい」「若者の活気がない」などの声が聞かれた。

 

 三陸水産業の問題点について、遠藤裕介さん(奥州市出身)は発信力の弱さを指摘。小笠原咲紀さん(釜石市出身)も「三陸の人は浜の魅力を知っていても売り込む力が足りない。民間、団体と共同で事業を展開することで、ブランド力が上がる。さまざまな力を活用、結集させる取り組みを進めた方がいい」と声を上げた。

 

 釜石の鉄とラグビーに着目した秋津拓克さん(盛岡市出身)は「ものはさびつくのが常。さびつかないものは音楽で、常に新しくなる」と持論を展開。振興策として、「来年のラグビーワールドカップが終わったらスタジアムで毎年、メタル系の音楽フェスティバルをやっては」とアイデアを出した。

 

 意見交換会は、開かれた議会を目指す取り組みの一環。2014年から県内4広域振興圏で、それぞれテーマを設けて実施している。沿岸広域振興圏として、釜石での開催は16年4月に続いて2回目。復興に携わる人たちの声を聞いた前回と同様、今回も学生の意見を議会活動に反映させていく。

 

(復興釜石新聞 2018年12月22日発行 第751号より)

 

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釜石市で最後に完成した浜町復興住宅

浜町災害公営住宅完成、当初計画から2年遅れで〜市内整備(1316戸47団地)全て完了、住まいの再建 一区切り

釜石市で最後に完成した浜町復興住宅

釜石市で最後に完成した浜町復興住宅

 

 釜石市で建設されていた災害公営住宅(復興住宅)のうち、最後まで残っていた市整備の東部地区浜町復興住宅(31戸)が完成し、19日に現地で竣工(しゅんこう)式が行われた。これにより、県整備分、集合・戸建ても含め市内に整備する復興住宅47団地1316戸が全て完了したことになる。22日には鍵が引き渡され、入居者たちは東日本大震災から7年9カ月を経て新たな住まいで年越しを迎える。

 

 同住宅は釜石港に近い津波浸水地域を約7メートルかさ上げした土地に建設された。鉄筋コンクリート造り5階建てで、敷地面積約3640平方メートル、延べ床面積約2370平方メートル。1LDK20戸、2LDK11戸で構成した。

 

 全戸から海が見え、単身世帯を住民同士で見守り合えるよう1LDKを2LDKで挟むように部屋を配置。最上階に集会室(約60平方メートル)、2階以上には各階に展望デッキ(約50平方メートル)を設け、災害時には近隣住民らの緊急避難場所としての活用も想定する。地域の交流の場となるよう、敷地内に公園や広場を整備した。

 

住民交流がしやすいよう配慮され、敷地内には公園や広場も整備された

住民交流がしやすいよう配慮され、敷地内には公園や広場も整備された

 

 民間事業者が設計と施工を行う建物提案型買い取り方式で整備。タカヤ(盛岡市)と山長建設(釜石市)が施工し、市が約9億5千万円で買い取った。

 

 竣工式には工事関係者ら約30人が出席。神事を行った後、野田武則市長は「2013年3月に上中島地区に最初の復興住宅が完成してから5年と9カ月、時間がかかったが皆さんの支援でやっと完了できた。住まいの再建とともに安心した生活、希望の持てる環境をつくっていかなければとあらためて決意。復興の完遂に全力を尽くしたい」とあいさつした。

 

完成を喜ぶ市、工事関係者ら

完成を喜ぶ市、工事関係者ら

 

 同住宅は土地の造成が遅れ、当初の計画から2年遅れの完成となった。全ての入居者が内定していたが、自力再建や市外への転居など意向が変わったり、入居希望者の死亡などで5戸の空き室がある。市では来年1月15日から、同住宅を含む市内全16戸の空き室について再募集する予定だ。

 

(復興釜石新聞 2018年12月22日発行 第751号より)

 

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リアス線全通へ期待を高める三陸鉄道の中村社長ら社員=13日、宮古市の三陸鉄道本社で

三陸鉄道全線開通ダイヤ発表、釜石―宮古間 1日上下23本〜盛―久慈 つながる線路、効果的に生かす

リアス線全通へ期待を高める三陸鉄道の中村社長ら社員=13日、宮古市の三陸鉄道本社で

リアス線全通へ期待を高める三陸鉄道の中村社長ら社員=13日、宮古市の三陸鉄道本社で

 

 三陸鉄道(本社・宮古市、中村一郎社長)は13日、来年3月23日に全線開通するリアス線(大船渡・盛―久慈間、163キロ)の運行ダイヤを発表した。JR山田線から移管される釜石―宮古間(55・4キロ)では震災前より3本増の上下計23本を運行する。運行開始日は記念の特別運行として釜石―宮古間を2往復。翌24日から営業運転を始める。被災地を路線とする経営環境は厳しいが、中村社長は「一人でも多くのお客さまに利用していただき、運賃収入を増やしていけるよう頑張りたい」と意欲を示した。

 

 盛―久慈間の全区間直通は上り3本、下り2本で、所要時間は4時間21分~同38分。このほか盛―宮古間で上り2本、下り3本、釜石―久慈間で上り1本、下り2本を運行する。

 

 リアス線に新たに加わる釜石―宮古間では普通列車上下各11本を運行。このほか岩手船越(山田町)―宮古間に朝の通勤通学用に上り1本を運行し、利便性の向上を図る。

 

 盛―釜石間は上下各11本を運行。全面的にダイヤを見直し、上下各1本を増発する。

 

 JR釜石駅では3・4番線がリアス線の列車の発着に使用される。3番線はJR釜石線の列車の発着も予定されることから、釜石線とリアス線の同一ホームでの乗り換えが可能になる。

 

 JR宮古駅は三陸鉄道に移管し、乗車券の販売や集改札業務を全面的に担う。

 

 JRから三陸鉄道に移管される宮古駅

JRから三陸鉄道に移管される宮古駅

 

 両石(釜石)―磯鶏(宮古)間の各駅のうち大槌駅と陸中山田駅では三陸鉄道の乗車券類の委託販売を行うが、その他の駅はすべて無人駅となる。

 

 釜石―宮古間は震災の津波で線路など8・5キロが流失。JR東日本が復旧工事を進め、来年1月から試運転を行う予定。三陸鉄道は移管後、13駅を設置し、リアス線全体では40駅となる。大船渡市から久慈市までの沿岸部が一本のレールでつながり、総延長は第三セクター路線として国内最長となる。

 

 全線開通100日前に新ダイヤを発表した中村社長は「線路が一本につながることを効果的に生かしていきたい」と期待を述べた。

 

(復興釜石新聞 2018年12月15日発行 第749号より)

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ふるさと納税型クラウドファンディング募集について

ふるさと納税型クラウドファンディング募集について

 

釜石市では、2つのプロジェクトにおいてクラウドファンディングを実施します。趣旨を理解および賛同の上、ご寄付くださいますようお願いいたします。(本件はふるさと納税の対象となります。)

 

旧箱崎白浜へき地保育所のリノベーションプロジェクト

東日本大震災以降、人口減少や高齢化が急速に進んだ箱崎白浜地区で、今は使われていない旧保育所を改修し、民泊施設へと生まれ変わらせます。宿泊者へ、新鮮な海の幸や漁村ならではのおもてなしと体験を提供する拠点になります。訪れた方々との交流を通した漁村コミュニティ再生へのご支援をお願いします。

 

旧箱崎白浜へき地保育所のリノベーションプロジェクト
ふるさとチョイス – 被災漁村コミュニティを再生!旧保育所を民泊施設にリノベーションし、漁村ならではのもてなしで、訪れた方々との交流を生み出す!
担当部署:産業振興部商業観光課(☎0193-27-8421)

 

高校生のキャリア構築支援プロジェクト「Kamaishiコンパス」

「Kamaishiコンパス」とは、高校生と社会人の対話型授業や講演をすることによって進むべき進路や目指す職業について考える機会を創出するものです。多種多様な職業の講師を招聘し、釜石の高校生の未来の可能性を広げる手助けをお願いします。

 

高校生のキャリア構築支援プロジェクト「Kamaishiコンパス」
ふるさとチョイス – 地域の高校生が将来の可能性を学び、自分の意思で行動する力を伸ばしたい!~Kamaishiコンパス~

担当部署:総務企画部オープンシティ推進室(☎0193-27-8463)

 

提携しているサイト

ふるさとチョイス ガバメントクラウドファンディング®
リンク先はこちら

 

受付期間

旧箱崎白浜へき地保育所:
平成30年12月19日(水)から平成31年3月24日(日)
Kamaishiコンパス:
平成30年12月19日(水)から平成31年3月31日(日)

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広報かまいし2018年12月15日号(No.1702)

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【表紙】鉄の歴史館 開館33年目で来場者100万人
【P2~3】平成最後の年 釜石15大ニュースで振り返る
【P4~5】釜石市民ホールTETTO開館時間などの一部変更/年末年始の休館情報/ごみの収集について/災害義援金の追加交付/「医療費の一部負担金等」の免除期間延長/水道管の凍結について
【P6~7】償却資産申告書の受け付け/受動喫煙防止/平成29年度釜石大槌地区行政事務組合会計決算/ノロウイルス感染症・食中毒予防
【P8~9】まちのお知らせ
【P10~11】まちの話題
【P12~13】Meetup Kamaishi 2018AUTUMN/誰もが住みよいまちづくり/市民のひろば
【P14~15】保健案内板
【P16~19】復興情報
【P20】やっぺし!RWC2019TMミニ通信(1,620 KB pdfファイル)

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