W杯イヤーへカウントダウン〜鵜住居スタジアムで年越し

復興釜石新聞2019/01/10

キャンドルの明かりを掲げ、ラグビーW杯イヤーへカウントダウン

キャンドルの明かりを掲げ、ラグビーW杯イヤーへカウントダウン

 

 2019年はラグビーワールドカップ(W杯)日本大会開催イヤー。9、10月に2試合が行われる釜石鵜住居復興スタジアムでは大みそか、W杯イヤーに向けて年越しのカウントダウンイベントが行われた。子どもからお年寄りまで、県内外から約150人が参加。ライトアップされたスタジアムに、それぞれ手に持ったキャンドルの明かりを掲げ、「W杯を成功させよう」と声を合わせた。

 

 メインスタンドの大屋根に設置されたスクリーンにラグビーW杯日本大会のPR映像が映し出された。年越しの時間が迫るとスクリーンに丸い時計が浮かび上がり、進む秒針に合わせ、スタンドを埋めた人たちから「10、9、8、7……」とカウントダウンの声が上がった。

 

 仙台市から駆け付けた前田茂さん(68)は中学まで釜石で学び、大学卒業後は商社マンとして世界を駆け回った。大町にあった実家の文房具店は、今はないが、ふるさと釜石への思いは年を経るごとに高まる。鵜住居スタジアムにも何度も足を運んでいるという。カウントダウンには、「いい時代の釜石を知っている。人口は減ったが、W杯をきっかけに、震災前より、もっといい釜石になってほしい」と願いを込めた。

 

 震災で家と仕事を失い、やっと昨年、只越町に再建を果たした三上雅弘さん(57)は「こんな日が来るとは、夢のよう」。連れ立ってスタジアムに足を運んだ妻真江子さん(55)と手を取り合って喜んだ。

 

 石川県珠洲市から駆け付けた釜石応援ふるさと大使、浅田久美さん(55)はウエートリフティング女子世界選手権の銀メダリスト。「ラグビーW杯をここでやることに意味がある。きっと、子どもたちの大きな力になる」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2019年1月5日発行 第754号より)

 

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