タグ別アーカイブ: 地域

4月22日「アースデー」 釜石の2ライオンズクラブ 地域環境美化へ清掃活動

4月22日「アースデー」 釜石の2ライオンズクラブ 地域環境美化へ清掃活動

 4月22日は「アースデー(地球の日)」。地球環境を考え行動を起こす日として、世界中で環境を守るためのさまざまな取り組みが行われている。国際的奉仕団体ライオンズクラブ(LC)の県内50クラブはこの日、「河川敷クリーン大作戦」と称して、各地で一斉清掃活動を行った。釜石市の2クラブもそれぞれ活動し、地域の環境美化に汗を流した。

釜石ライオンズクラブ 市街地の玄関口大渡橋たもとの広場で除草作業

 
釜石ライオンズクラブ アースデー清掃奉仕活動

釜石ライオンズクラブ アースデー清掃奉仕活動

 
 釜石ライオンズクラブ(蓙谷兼明会長、会員40人)は昨年に続き、大渡橋の鈴子町側橋詰広場で清掃奉仕活動を行った。会員8人が参加。1時間半にわたり、三陸鉄道線路沿いの斜面や広場内の雑草を刈り取った。
 
 1965年に結成した同クラブは、市内各地で植樹活動も展開してきた。大渡橋に併設されていた「橋上市場」撤去後、現在の橋が完成した2005年には、クラブの40周年記念事業として、同広場内に数種類の樹木を植樹。成長した木々は、甲子川を眺める憩いの空間に彩りを添えている。
 
大渡橋橋詰広場(鈴子町側)で草取りを行う会員

大渡橋橋詰広場(鈴子町側)で草取りを行う会員

 
earthday5266
 
 幹事の細田勝夫さん(74)は「地球を守るには地域の環境から。ここは釜石駅を降りてすぐの市街地への玄関口。少しでもきれいにし、訪れる人を印象良く迎えたい」と話した。
 

釜石リアスライオンズクラブ 大渡橋~五の橋間の河川敷でごみ拾い

 
釜石リアスライオンズクラブ アースデー清掃

釜石リアスライオンズクラブ アースデー清掃

 
 釜石リアスライオンズクラブ(山﨑智千会長、会員37人)の清掃は、大渡橋~五の橋間の河川敷で行われた。会員15人が参加。千鳥町の駐車スペースから二手に分かれ、両橋までの区間を往復。遊歩道や草地に落ちているごみを拾い集めた。
 
 1時間の活動で会員が手にしたごみ袋はいっぱいに。空き缶、瓶、ビニール類のほか、さまざまなごみが回収された。中には餅つき機、電動ドリルなど、明らかに持ってきて捨てたと思われるごみも。クラブでは昨年も同じ場所で清掃活動を実施しているが、駐車スペースでは、車の灰皿からそのまま捨てたような吸い殻の山や、車用品のごみなども見つかっている。千鳥町沿いの護岸の石垣では、川の増水時にひっかかったとみられる紙やビニールごみも目立った。
 
河川敷駐車スペース周辺からは酒瓶やビール缶、車用品のスプレー缶なども見つかった

河川敷駐車スペース周辺からは酒瓶やビール缶、車用品のスプレー缶なども見つかった

 
大量のごみで重くなった袋を提げて戻る会員ら

大量のごみで重くなった袋を提げて戻る会員ら

 
 山﨑会長(59)は「人が歩く所にはそんなにないが、草地など端の方にたまっている印象。故意に捨てたとみられるごみも多い。マナーを守ってほしい」と環境に配慮した行動を願った。
 
earthday5427
 
 清掃奉仕のほか、文化、スポーツなど各分野で地域貢献活動を行う釜石リアスLCは、5月15日に奥州市で開かれるライオンズクラブ国際協会332―B地区(岩手県)第68回年次大会で、「栄光のアワード」として2つの賞を受けることが決まった。
 
 「青少年健全育成優秀賞 金賞」は、1992年から継続開催する同クラブ杯釜石地域中学校バスケットボール大会(昨年度まで31回開催)の功績で受賞。「東日本大震災復興支援優秀賞 銀賞」は、震災後、千葉市在住のバイオリニスト加藤玲名さんが継続する釜石市への支援活動を同クラブがバックアップしてきたことでの受賞となる。同クラブの両受賞は初めて。

植樹した野田市長、支援関係者を囲んで記念撮影

釜石・根浜海岸「ハマナスの里」再生へ 5年後の開花目指し市民らが種まき&植樹

根浜ハマナスプロジェクト種まき&植樹イベント

根浜ハマナスプロジェクト種まき&植樹イベント

 
 東日本大震災の津波で失われた海浜植物「ハマナス」の群落復活に向け、釜石市鵜住居町根浜地区で、種から苗木を育てる取り組みが始まった。根浜ハマナスプロジェクト実行委(岩崎昭子代表)が行う2年目の活動。16日は一般市民や支援者ら約80人が参加して種まきと苗木の植樹が行われ、ふるさとの原風景復元へ思いを共有した。
 
 震災前、市内最大の海水浴場だった「根浜海岸」には、紫がかった濃いピンク色の花が美しいハマナスが咲き誇り、地元住民自慢の景観を広げていた。震災の津波で約1・3キロにわたる砂浜の半分以上が流失。砂地に自生していたハマナスもその姿を消した。
 
津波で流された海浜植物について説明する岩手県立大の島田直明准教授

津波で流された海浜植物について説明する岩手県立大の島田直明准教授

 
 根浜を再び“ハマナスの里”にと、市民有志によるプロジェクトが昨春始動。津波に襲われながらも辛うじて生き残った松林のハマナスから種を採取し、苗木に育てて海辺に戻す取り組みを始めた。被災した青葉ビルの修復や薬師公園の環境整備で同市復興に貢献してきたフランスの自然派化粧品メーカー「ロクシタン」、災害支援を専門とする公益社団法人シビックフォース(東京都)が同活動を支える。
 
 種まきには親子連れらが参加。木製パレットから再生したプランター約40個に昨秋採取した種を植え付けた。プロジェクトに協力する岩手県立大総合政策学部の島田直明准教授(植生学、景観生態学)によると、ハマナスはミニトマトのような実を付け、1つの実から約50粒の種が取れるという。発芽には、まく前の種に一定期間寒さを経験させる必要があり、この日の種も採取後、冷蔵庫で保管していたもの。参加者は芽が出るよう願いながら1千粒以上の種をまいた。
 
ハマナスの種まき。薄茶色の種を間隔を空けて数粒ずつ植えた

ハマナスの種まき。薄茶色の種を間隔を空けて数粒ずつ植えた

 
プランターに自分の名前などを書いた札を差した

プランターに自分の名前などを書いた札を差した

 
 プロジェクト初の苗木の植樹も行われた。昨春種をまき、背丈40センチほどに成長した苗木5株を野田武則釜石市長、支援組織の代表ら5人が防潮堤内側の砂地に植えた。順調に育てば、4~5年で花を咲かせるという。
 
ハマナスの苗の植樹。子どもたちの代表も作業に協力

ハマナスの苗の植樹。子どもたちの代表も作業に協力

 
「根浜で元気に育ってね」。植樹した苗に水を与える子ども

「根浜で元気に育ってね」。植樹した苗に水を与える子ども

 
植樹した野田市長、支援関係者を囲んで記念撮影

植樹した野田市長、支援関係者を囲んで記念撮影

 
 八雲町の川端虹河君(双葉小4年)は、初めて知ったハマナスに興味を持ち、「立派な花を咲かせてほしい。自分で種まきしたのが大きくなるのを見にきたい」と望んだ。「植物や虫を見るのが好き」という虹河君。母智栄さん(46)は「こういう催しにはできるだけ参加している。好きなことを存分に楽しんでくれたら」と温かく見守る。
 
 根浜の海浜植物を取り戻す活動は、一足先に始まったハマボウフウ(セリ科、多年草)の再生で成果をあげている。生き延びた株から種を取って育て、徐々に増やしていったハマボウフウは今では1千本以上にもなるという。同活動を先導した根浜地区住民、佐々木虎男さん(83)=根浜ハマボウフウ研究会会長=はハマナスの再生も喜び、「根浜は風光明媚(めいび)な所。景観はやっぱり大切。みんなで協力し、最高の憩いの場所にしていければ」と願う。
 
 プロジェクトでは今後、苗木用の枝せん定や種の採取、収穫した実の活用などを予定し、一般市民らとともに活動を進めていくことにしている。

鈴子広場に新たに設置された遊具で遊ぶ子どもたち

だれもが楽しく「まちなかの遊び場」 釜石・鈴子広場リニューアル

鈴子広場に新たに設置された遊具で遊ぶ子どもたち

鈴子広場に新たに設置された遊具で遊ぶ子どもたち

 
 東日本大震災後に仮設飲食店用地となっていた釜石市鈴子町の公園「鈴子広場」。市が進めてきた復旧整備工事が完了し16日、一般利用が始まった。障害がある子もない子も年齢を問わず一緒に楽しめる「インクルーシブ遊具」、車いすやベビーカーでも気軽に散策できるよう傾斜を緩やかにした築山、市内外からの広域的な利用を想定し駐車場などを設置。地域の子どもから大人まで幅広い世代の声をくみ上げながら作り上げた「まちなかの遊び場」で、多様な人が集い地域活性化を促す拠点として期待されている。
 
 面積約0・5ヘクタールの公園内を5エリアに分類。「遊具広場」は、復興支援で民間企業により13年に設置された複合遊具を生かしつつ、車いすのままで遊ぶことができる砂遊び用テーブルや感覚遊びのパネルを取り入れた滑り台、トランポリンのように遊べるネット遊具などを新たに加えた。同様に既存の健康遊具がある「運動広場」には新たにバスケットボールのゴールリンクを設置。ボール遊びを楽しめるスペースを確保した。
 
リニューアルした鈴子広場。子どもたちは砂遊びに夢中

リニューアルした鈴子広場。子どもたちは砂遊びに夢中

 
緑地を生かした築山エリアを駆け回る子どもたち

緑地を生かした築山エリアを駆け回る子どもたち

 
 既存の緑地を生かした「築山広場」は傾斜を緩やかにし、イベント時に簡易ステージとして利用可能な木製のデッキや土管トンネルを設置した。コンクリートブロック舗装だった「中央広場」は細かく砕いた石を敷いたダスト舗装に改修し、転倒時などの安全性の向上を図った。震災殉職消防団員の顕彰碑周辺は「やすらぎの広場」とし、園内にある既存のモニュメント2基を移設。そのほか、熱中症対策として水を霧状に噴射する「ミスト」、東屋(あずまや)2棟、バリアフリー化したトイレ棟なども備えた。
 
 利用者から要望が多かった駐車場は、仮設店舗に利用されていた広場両サイドのスペースに整備。乗用車10台、障害者用2台、幼稚園などの中型バス1台の計13台が駐車できる。駐輪場(8台分)も整備。事業費は2億869万円。
 
ボール遊びを楽しめるスペースも確保した

ボール遊びを楽しめるスペースも確保した

 
後方には消防署。消防車両をデザインした遊具もある

後方には消防署。消防車両をデザインした遊具もある

 
 一般開放された初日は、多くの親子連れらでにぎわい、子どもたちのうれしそうな歓声が響いた。甲子町の佐々木琉心(りこ)ちゃん(3)は「いっぱい遊んだ。楽しい」と笑顔。父勇人(はやと)さん(45)、妹彩凪(あいな)ちゃん(8カ月)を抱きかかえた母江利さん(42)は「いつもより活発に遊んでいる。低年齢向けの遊び場が柵で区切られていて、安心して遊ばせることができる。親同士、情報交換の場にもなる」と歓迎した。
 
 東屋でおしゃべりを楽しんでいた地元の70代の女性3人組は「いつもの散歩コース。木が手入れされ見通しがよくなり、開放的。子どもたちの声が聞こえてきて、元気が出る」と目を細めた。
 
広場は仮設飲食店用地として使われた=2013年5月

広場は仮設飲食店用地として使われた=2013年5月

 
 同広場には震災後、被災飲食店が入居する仮設飲食店街がつくられ、最大約40店舗が軒を連ね、2018年3月まで営業した。建物の撤去後、公園の復旧整備に向け市は、「みんなでつくる鈴子広場」を目指し、子育て世代や地域住民らを交えたワークショップを3回開催。寄せられた意見を設計に反映させ、21年5月に着工、今年3月に整備を終えた。

「どんな野菜を育てようか」。ワクワクを高める親子

市民農園オープン 釜石・甲子地区 野菜を育て、収穫、味わう喜びを体験

「どんな野菜を育てようか」。ワクワクを高める親子

「どんな野菜を育てようか」。ワクワクを高める親子

 
 趣味や余暇に野菜作りを楽しんでもらおうと、釜石市が甲子町に整備した市民農園「甲子わくわく農園」が10日、開園した。市民が自然や農業に触れる機会を作り、就農の担い手対策、心身の健康維持・増進、遊休農地の解消につなげるのが狙い。市内全域から市民15人が利用を申し込んでおり、土に触れながら季節の野菜や果物を育て、思い思いの農業を満喫する。
 
 農園は道の駅釜石仙人峠そば、甲子川を挟んだ向かい側の釜石自動車道沿いの面積1746平方メートルの土地を活用し整備した。全55区画あり、1区画は9平方メートル(年額2000円の使用料が必要)。1人で3区画まで利用でき、8日までに26区画が埋まっている。
 
 シカやサルなどの侵入を防ぐため柵で囲み、高さ1・5メートルの部分には電気を通した。農機具用倉庫を設置し、移植こて、くわ、バケツ、一輪車などを用意。散水用タンク、仮設トイレ、駐車場(面積2038平方メートル)も備えた。
 
看板を除幕し、開園を喜ぶ菅原梨花さん(左)と野田武則市長

看板を除幕し、開園を喜ぶ菅原梨花さん(左)と野田武則市長

 
 10日は現地で開園式があり、利用者や土地を提供した甲子町の農業佐々木四郎さん、市関係者ら約50人が出席した。野田武則市長が「コロナ禍の中、外に出る人が少なくなった。子どもが農業に触れる機会も少なく、活性化したいと考えてきた。農業には育てる、収穫、食べるという喜びがある。農園が新たな農業の出発点になれば」とあいさつ。農園の名称を考案した菅原梨花(りんか)さん(甲子小5年)とともに看板を除幕した。
 
 式の後、利用者らは割り当てられた「個人農園」に設置するプレートづくりに取り組んだ。木製の板に名前や花のイラストを書き込むに人もいれば、「福来」と願いを込めた人も。いよいよ始まる農作業シーズンに、ワクワク感を高めていた。
 
「家族そろって土いじり」に期待を込め、プレートづくりに取り組む利用者

「家族そろって土いじり」に期待を込め、プレートづくりに取り組む利用者

 
割り当てられた区画にプレートを設置。本格的に始まる農作業に意欲を高めた

割り当てられた区画にプレートを設置。本格的に始まる農作業に意欲を高めた

 
 平田のムトウクマラナ・ワガラチゲ・マヒン・ラクシタさん(37)、雲南春香さん(35)夫妻は2区画を借り、プレートには長男リオン君(3)、次男シオン君(1)の名前を記した。トマトやスイカ、トウモロコシなど子どもたちが好きな野菜を育てる予定。「畑をやってみたいと思っていた。自然に触れながら植物を育てる大変さ、食べ物をいただいていることへの感謝など、家族で楽しく学んでいきたい」と笑顔を重ねた。
 
 市民農園の利用受け付けは、第1期分が15日で終了。今後、第2期分の準備を進める。隣接地には、国際姉妹都市フランスのディーニュ・レ・バン市で栽培が盛んなラベンダーの鑑賞を楽しめる観光農園の設置も予定。今夏に一部を開園し、3年後のフルオープンを目指している。

釜石市の中心市街地で自然観察の体験活動を行ったボーイスカウトの団員ら

自然の中で遊びまくれ!新団員獲得へ、ボーイスカウト体験活動 次回は4月23日「春を探そう」

釜石市の中心市街地で自然観察の体験活動を行ったボーイスカウトの団員ら

釜石市の中心市街地で自然観察の体験活動を行ったボーイスカウトの団員ら

 
 ボーイスカウト釜石第2団(菊地次雄育成会長、末永正志団委員長、約50人)の体験活動が9日、釜石市内で行われた。団員や入団に関心を持つ子どもや保護者ら約40人が参加し、自然観察をしながら街中を散策。ロープ結びなどの知識や観察力を確かめるクイズなどにも挑戦し、活動への理解を深めた。
 
 体験活動の発着点は、港町のホームセンター駐車場。子どもたちは2班に分かれ、大型ショッピングセンター内を通って大町広場へ。6人で協力し、ひもとゴムを使って空き缶を運び積み上げるゲームに挑んだ。「力いっぱい(ひもを)引っ張って」「そっと置いて」などと声を掛け合い、成功すると「よし!」とガッツポーズし喜びを表した。
 
大町広場では空き缶を運び積み上げるゲームに挑戦した

大町広場では空き缶を運び積み上げるゲームに挑戦した

 
 青葉公園(大只越町)に移動すると、「足元に注意。矢印を見つけて仙寿院へ」と指令を受けた子どもたち。矢印が示す方向に進んで高台にある仙寿院に着いたら、「階段は何段だった?」との質問が待ち受けていて、「途中まで数えていたけど…」などと思い悩む子どもたちの姿が見られた。
 
 一休みをした後は、石碑や津波避難場所を伝える看板などの写真でつくられた地図を手に、ゴールを目指して再び歩き出した。チェックポイントの釜石市役所本庁舎(只越町)前ではロープ結びに挑戦。高学年の児童や中学生メンバーが、「本」「はな」「8の字」「もやい」の4種の結び方を体験参加者、低学年の団員に教えた。
 
「疲れたー」と言いつつ、元気に階段を駆け上がる子どもたち

「疲れたー」と言いつつ、元気に階段を駆け上がる子どもたち

 
団員らは地図を手に、ゴールを目指して街中散策を楽しんだ

団員らは地図を手に、ゴールを目指して街中散策を楽しんだ

 
 入団を考えている菊地美有さん(白山小1年)は「いろんなところを歩いて楽しい」と感想。母礼美(ひろみ)さんは(49)は「自然を通した学びは考える力を養うことにつながり、いつか役に立つ。歩くことで新しい発見もある」と見守る。大槌町の藤原朋さん(37)はボーイスカウト出身で、長女ほのかさん(大槌学園小学部1年)に参加を提案。協調性を養い、世代交流、失敗と成功を繰り返す体験ができるといった利点に加え、「いろんな地区の子どもたちが集まり、コミュニティーが増えるのがいい」と勧める。
 
 班長を務めた阿部雅俊君(大槌学園中学部9年)は「日常生活とは違う、普段やらないことをたくさんできる。一緒にいろんな体験をしてほしい」と仲間が増えることを期待した。
 
ロープ結びに取り組む団員。野外活動を通じて安全、環境、防災などの知識とスキルを身に付ける

ロープ結びに取り組む団員。野外活動を通じて安全、環境、防災などの知識とスキルを身に付ける

 
 ボーイスカウトの活動は自然の中で集団活動しながら仲間たちとの友情と礼儀を身に付け、健全育成を図ることが目的。昨年創立60年を迎えた釜石2団では、ビーバー隊(小1、2)、カブ隊(小3~小5)、ボーイ隊(小6~中3)、ベンチャー隊(高校生)、ローバー隊(19~25歳)が活動する。近年は少子化や習い事の多様化などで会員が減少。こうした活動を知ってもらおうと、4~5月に希望者を交えた体験会を行っている。
  
 次回は23日に実施予定で、「春をさがそう」をテーマに自然観察ビンゴなど野外ゲームを楽しむ。現在、小学校1~3年生を対象に参加者を募集中。午前9時に甲子町大畑の「福祉の森」東屋(あずまや)に集合し、正午に現地解散となる。希望者は末永団委員長(電話090・7338・3043)に申し込みを。当日参加も可。未就学児も保護者同伴で参加できる。
 
 末永団委員長(72)は「自然の中での遊びを通じ、好きなことを見つけてもらえたら。仲間とともに楽しい思い出をつくり、釜石の良さを知ってほしい。自然の中で遊びまくれ」と呼び掛ける。

img3594「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

2023年春、運行終了の「SL銀河」今季の運行開始 5月4日は釜石駅で車内公開

「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

「SL銀河」今季の運行スタート=9日、釜石駅

 
 JR釜石線(花巻―釜石間、90・2キロ)を走る蒸気機関車「SL銀河」が9日、9年目の運行を開始した。今季は初冬までの運行を予定。客車の老朽化に伴い、来春で運行を終了することになっている人気の列車が、鉄道ファンや沿線住民の熱い思いを乗せ、今季も力強い走りを見せる。新型コロナウイルス禍でしばらく開催を見合わせていた釜石駅での車内公開イベントは、大型連休中の5月4日に行われる。
 
 運行初日の9日は、午前10時36分に花巻駅を出発。停車駅では各地の郷土芸能や自治体のマスコットキャラクターがおもてなしをし、沿線では住民らが通過する列車に旗や手を振って歓迎した。
 
 午後3時10分の釜石駅到着を前に、ホームには観光関係者や地元住民らが集まり、お出迎えの準備。大漁旗、横断幕などを手に列車が入って来るのを待った。恒例の郷土芸能「虎舞」による歓迎は、鵜住居虎舞(鵜住居青年会)が担当。にぎやかなお囃子(はやし)で到着を盛り上げ、降り立った乗客に舞を披露した。
 
SLを出迎える鵜住居虎舞。今年もシーズン中、市内の虎舞団体が交替でおもてなしに協力

SLを出迎える鵜住居虎舞。今年もシーズン中、市内の虎舞団体が交替でおもてなしに協力

 
釜石駅に降り立った乗客は多彩な歓迎を受けた

釜石駅に降り立った乗客は多彩な歓迎を受けた

 
 翌10日にリーグワンのホーム戦を控えた地元ラグビーチーム「釜石シーウェイブス(SW)RFC」からは、選手の杣澤誠さん(27)、長田将大さん(23)、畠山克己さん(25)とチームスタッフが出向き、乗客を歓迎。記念撮影に応じるなど交流を図った。釜石観光物産協会は地元産の塩蔵ワカメと観光パンフレットを配り、釜石の魅力をアピールした。
 
運行初日、SLの釜石駅到着に駆け付けた釜石SWの選手とスタッフ

運行初日、SLの釜石駅到着に駆け付けた釜石SWの選手とスタッフ

 
 釜石駅に隣接する「ホテルフォルクローロ三陸釜石」で働きながら、SWでプレーする杣澤さんは入団3年目。SLのお出迎えも何回か経験してきた。「SLをきっかけに釜石に来てくれる人も多いと思う。(運行日に)ホテルの宿泊客が増えると、それだけ誘客に貢献していると実感する」。来春の運行終了に、「継続して乗っている人は寂しいだろう。終了までに存分に楽しんでもらえたら」と話した。
 
乗客と記念撮影し、旅の思い出作りに協力

乗客と記念撮影し、旅の思い出作りに協力

 
 東京都の会社員石川香里さん(39)は、夫経一さん(47)と乗車。先月の地震の影響で東北新幹線が一部不通のため、花巻まで車を走らせてきた。念願の初乗車に「宮沢賢治の世界観が表れていて、アンティーク調の車内も雰囲気が良かった」と大喜び。SLは蒸気や音、石炭で力強く走る姿に魅力を感じるという。仕事の関係で、この日はすぐに花巻まで戻ったが、「今度は釜石観光をゆっくり楽しみたい」と願った。
 
 SL銀河は土日祝日を中心に運行。今のところ9月までの運行日程が公表されている。乗車には乗車券と指定席券が必要で、指定席券は乗車日の1カ月前の午前10時から発売する。

img4499

樹齢400年以上「上栗林のサクラ」今年も見事な花姿に 19日までライトアップ

12日からライトアップされている「上栗林のサクラ」=市指定文化財

12日からライトアップされている「上栗林のサクラ」=市指定文化財

 
 釜石市指定文化財(天然記念物)の巨木、栗林町の「上栗林のサクラ」が開花し、今年も圧巻の花姿で訪れる見物客を楽しませている。地元町内会「上栗林振興会」(三浦栄太郎会長)が行う夜のライトアップは10年目を迎え、市内外のファンが足を運ぶ。ライトアップは19日までを予定。点灯は午後6時半から午後9時半まで。
 
 市内最大とされる一本桜はエドヒガン種で、上栗林集会所に隣接する私有地に自生。地元では「種蒔(たねまき)桜」と呼ばれ、開花は農事の目安にされてきた。樹齢400年以上と推定され、2006年の市の調査では胸高幹周りが約4・9メートル。07年に市の文化財に指定された。古木ながら樹勢は衰えず、幹や枝は今も成長を続け、花のボリュームも変わらない。
 
 今年の開花時期は例年並み。4月としては異例の真夏日(同市の最高気温は30・3度)を記録した11日に開花すると一気に咲き進み、13日の時点で7分咲き。ライトアップ2日目の同日は、夕方から急な雨に見舞われたものの、家族連れなどが次々に訪れ、美しい光景を写真に収めた。

 
夜空に浮かび上がる花姿はライトアップならではの美しさ

夜空に浮かび上がる花姿はライトアップならではの美しさ

 
枝いっぱいに花をつけ、ボリューム満点!

枝いっぱいに花をつけ、ボリューム満点!

 
シダレザクラのように枝先が垂れた部分も

シダレザクラのように枝先が垂れた部分も

 
 毎年足を運ぶという鵜住居町の30代女性は、仕事終わりに直行。「雨だから迷ったが、自宅を通り過ぎて来てしまいました」と笑い、「やっぱり夜、見るのが最高。ちょっと車を走らせれば、こんな素晴らしい木がある。見る角度によって趣が違うのも魅力」と声を弾ませた。

 

 箱崎町の前川亜希さん(釜石高2年)は両親と来訪。「見に来るのは今年で3年目。1年に1回しか見られない姿なので貴重。大きいし、きれいだし本当に素晴らしい」と感激。「生命力を感じる」と話す父とうなずき合い、「まだ知らない人もいると思う。多くの人に見てほしい」と願った。

 
上栗林集会所(左側の建物)の広場から臨むサクラ

上栗林集会所(左側の建物)の広場から臨むサクラ

 
2色の照明が花の美しさを引き立たせる。

2色の照明が花の美しさを引き立たせる

 
 13年から始めたライトアップ。同振興会は花の色が美しく見えるよう光源の種類や数、角度など試行錯誤を重ね、16年ごろから現在の2色のLED照明によるスタイルを確立した。開始当初は、沿線の県道釜石遠野線を他県から来た震災復興工事従事者らが行き交い、仕事帰りに見に来る人たちも多数。交通整理をするほどのにぎわいを見せた。工事の終了、高速道路網の整備で同県道の通行車両が減ったこともあり、見物客は少なくはなったが、市民を中心に根強いファンが今も足しげく通う。

 

 「市の文化財とはいえ、あまり知られていなかった。ライトアップを始めてから市民の皆さんにも覚えてもらい、毎年期待の声をいただく。この桜もきっと喜んでいるだろう」と三浦会長(71)。日の目を見た“上栗林のシンボル”に誇りと愛着を新たにし、後世に引き継いでいくことを誓った。

 
桜の保全に意を強くする上栗林振興会の三浦栄太郎会長(左)と川崎悦三郎さん

桜の保全に意を強くする上栗林振興会の三浦栄太郎会長(左)と川崎悦三郎さん

 

栗林町砂子畑「明神かつら」入り口の桜 16日、地域交流会でライトアップ

 
ライトアップされる栗林町砂子畑、藤原信孝さん所有地のソメイヨシノ

ライトアップされる栗林町砂子畑、藤原信孝さん所有地のソメイヨシノ

 
 桜の宝庫・栗林町では、砂子畑地区の市指定文化財「明神かつら」の入り口にあるソメイヨシノも本日16日夜、1日限定でライトアップされる。地元町内会「砂子畑共正会」(栗澤陽一会長)が、2年ぶりに開催する地域交流会の一環で初めて企画。どんな夜桜風景が見られるか、住民も心待ちにする。

 

 ライトアップされるのは、同町19地割、藤原信孝さん(73)の所有地にあるソメイヨシノ。1985年ごろに藤原さんの弟啓二さん(故人)が植えたもので、根本から7本に分かれて幹を伸ばす姿が特徴的。背後の藤原さん宅の庭には、「ハナモモ」の木と皇后雅子さまのご成婚を記念して「プリンセス雅(みやび)」と名付けられ、現在は「雅桜」と呼ばれる品種の木があり、白から濃桃色の3色の花が競演する。

 
県道釜石遠野線から見た藤原さん方のサクラとハナモモ(中央)の木

県道釜石遠野線から見た藤原さん方のサクラとハナモモ(中央)の木

 
 藤原さんは「鵜住居川をはさんだ対岸からの景色もいい。(ライトアップで)どんな光景が広がるか楽しみ」と期待する。ライトアップは日没から午後9時までを予定。地元の鹿踊り、神楽、虎舞の3団体もお囃子(はやし)で盛り上げる。

お披露目された複合遊具で遊ぶ子どもたち

子どもたちの歓声響く 釜石・唐丹町、小白浜地区コミュニティ広場に遊具4台

お披露目された複合遊具で遊ぶ子どもたち

お披露目された複合遊具で遊ぶ子どもたち

 
 釜石市が唐丹町の「小白浜地区コミュニティ広場」に整備を進めていた遊具がこのほど完成し、6日、住民らにお披露目された。滑り台やうんてい、ロッククライムパネルなどが一体となった複合型の遊具などを設置。早速子どもたちが元気よく遊び回り、歓声を響かせた。
 
 同広場は東日本大震災後に造られた防潮堤内側の市有地に整備され、唐丹小中学校が建設中の時には仮設グラウンドなどとしても利用されてきた。仮設の役目を終えた後も地域住民から「広場を残してほしい」との声があり、市では活用法を検討。「子どもたちの遊び場をつくろう」「にぎわいが生まれる場に」と遊具の設置を決めた。
 
子どもたちは設置されたばかりの遊具で思い思いに遊ぶ

子どもたちは設置されたばかりの遊具で思い思いに遊ぶ

 
 設置されたのは、▽2つの滑り台に、登山用ロープを使った揺れるトンネルなどのアスレチック要素の高い遊びを組み合わせた児童向けの複合遊具▽ビー玉や鏡を使った感覚遊びのパネルを多く取り入れた3~6歳が対象のミニ滑り台▽子どもたちが大好きな揺れる遊具▽3連のうち一つに身体を背もたれに固定するサポートが付いているブランコ―の4種。事業費は約1000万円で、宝くじの助成金を活用した。
 
住民らはテープカットをして利用開始を喜んだ

住民らはテープカットをして利用開始を喜んだ

 
 6日は広場で遊具の利用開始セレモニーがあり、唐丹小の児童やグラウンドゴルフを楽しむ住民ら約60人が参加した。市の菊池公男市民生活部長は「いい場所にしようと地域みんなで考え、作り上げた。たくさん遊んで、広場を盛り上げてほしい」とあいさつ。参加者の代表がテープカットをして完成を祝った。
 
 子どもたちはお目当ての遊具に向かって駆け出し、思い思いの遊びを楽しんだ。齊藤瑛飛斗君(6年)は「遊具のある遊び場が近くにできて、うれしい。友達と一緒に来て、いっぱい遊びたい」と喜んだ。
 
プルルン!子どもたちは揺れる遊具が大好き

プルルン!子どもたちは揺れる遊具が大好き

 
遊具が設置された広場の脇にはグラウンドゴルフなどを楽しめるスペースも

遊具が設置された広場の脇にはグラウンドゴルフなどを楽しめるスペースも

 
 小白浜町内会の佐々木啓二会長(78)は「子どもたちの声を聞くだけで楽しい気持ちになる」と目を細める。遊具が設置された広場のすぐそばでは高齢者らがグラウンドゴルフを楽しんでいるといい、「子どもと高齢者の触れ合い、交流の場にもなればいい」と期待した。

広報かまいし2022年4月1日号(No.1782)

広報かまいし2022年4月15日号(No.1782)

広報かまいし2022年4月15日号(No.1782)
 

広報かまいし2022年4月15日号(No.1782)

広報かまいし2022年4月15日号(No.1782)

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 3.17MB
ダウンロード


 

【P1】
表紙
【P2-5】
令和4年度施政方針
【P6-7】
令和4年度予算のあらまし
市長のつぶや記
【P8】
新型コロナワクチン接種のお知らせ
【P9】
かまいしエール券取扱店募集
釜石市文化芸術振興事業補助金 対象募集
ワクチン接種会場へのタクシー料金無料
【P10-11】
震災から11年
【P12】
市民のひろば
【P13-15】
まちのお知らせ
【P16-17】
保健案内板
保健だより
【P18】
かまいし春祭り 他

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広聴広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022032800050/
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
甲子町の桜並木周辺で行われた清掃活動=2日

きれいな環境で花見を! 釜石・桜の名所で開花を前に市民らが清掃活動

 釜石市の桜の名所、甲子町松倉の甲子川沿いの市道と大町の薬師公園で2、3の両日、市民らによる清掃活動が行われた。ごみのないきれいな環境で花見を楽しんでもらおうと老若男女が汗を流し、美しい景観を整えた。9日から最高気温20度超えの日が続き、初夏の陽気となった市内。各地の桜の開花は一気に加速している。

 
甲子町の桜並木周辺で行われた清掃活動=2日

甲子町の桜並木周辺で行われた清掃活動=2日

 
 松倉の甲子川沿いの市道は、複数種の桜の大木が連なる並木道。2日の「お花見クリーンアップ」と銘打った同所の清掃活動は、環境保護活動団体「かまいし環境ネットワーク」(加藤直子代表)が市民に参加を呼び掛け、毎年実施している。今年は釜石市が後援し、市の広報で事前告知したこともあり、昨年より多い約70人が参加した。

 
 清掃範囲は県立釜石病院裏手から市球技場付近まで。3年目となる新型コロナウイルス感染症の流行を考慮し、今回も一斉参集は行わず、活動時間(午前9時半~10時半)内で自由参加、解散という形をとった。参加者はごみ袋を手に土手や河川敷、並木の下を歩き、さまざまなごみを拾い集めた。

 
甲子川沿いを歩き、ごみを拾う参加者。通行者のマナーアップを願う

甲子川沿いを歩き、ごみを拾う参加者。通行者のマナーアップを願う

 
 空き缶・瓶・ペットボトル、たばこの箱・吸い殻など後を絶たない“ポイ捨て”ごみに加え、金属、ガラス、プラスチック類など悪質な投棄ごみも見つかった。集積場所に持ち込まれたごみの重量は約110キロ。自主的に家庭に持ち帰った分も合わせるとさらに多いとみられる。

 

 祖母と参加した髙橋龍之助君(甲子小5年)は「ごみは思った以上に多かった。こうして捨てる人がいるのは残念」と心を痛めた。野鳥が好きで、甲子川にもよく足を運ぶ。自然環境を守るため、「自分もリサイクルとかを積極的にやって協力したい」と意欲を高めた。

 
この日、桜はまだつぼみの状態。今年も満開の美しい光景を期待

この日、桜はまだつぼみの状態。今年も満開の美しい光景を期待

 
清掃活動に励んだ市民ら。今年は企業など団体での参加もあった

清掃活動に励んだ市民ら。今年は企業など団体での参加もあった

 
 地球温暖化、海洋ごみ問題などが深刻化し、世界中で対策が進む昨今。国内では1日から「プラスチック資源循環促進法」が施行され、事業者がプラスチックごみ削減への取り組みを始めた。加藤代表は「これを機に環境への意識がさらに高まれば。ここでの活動は川から海へのごみの流出防止啓発も狙いの一つ。日常生活から気を付けてほしい」と願った。同ネットワークでは、春と秋の「海ごみゼロウィーク」にも活動を予定する。

 

 SDGs(持続可能な開発目標)への貢献も視野に、市内の企業や団体も環境問題解決への取り組みを活発化させる。今回の活動には新菱和運送の社員や女性奉仕団体「国際ソロプチミスト釜石はまぎく」のメンバーらが団体参加した。
 
大町3丁目の薬師公園で行われた清掃活動=3日

大町3丁目の薬師公園で行われた清掃活動=3日

 
 中心市街地の高台に位置する薬師公園の清掃活動は、みなとかまいし地区会議(事務局・釜石地区生活応援センター)が主催し、3日に行われた。大町、大渡町の住民を中心に約40人が参加。坂道の遊歩道から頂上広場までを清掃し、桜シーズンに備えた。同公園桜まつりとして、園内は紅白のちょうちんで彩られ、3日から夜の点灯(日没から午後9時まで)を開始した。17日まで実施予定。

 

 参加者は各所に散らばり、ごみのほか冬期間にたまった大量の落ち葉を回収。遊歩道の階段などは掃き清掃もしてきれいにした。人由来のごみは少なかったが、吹きだまりの枯れ葉が多く、約1時間の作業で大型ごみ袋約80袋がいっぱいになった。

 
歩行に支障がないよう遊歩道は掃き清掃も実施

歩行に支障がないよう遊歩道は掃き清掃も実施

 
大量の落ち葉も回収し、園内はすっきりとした景観を取り戻した

大量の落ち葉も回収し、園内はすっきりとした景観を取り戻した

 
 大渡町の山口トクさん(94)は今回の参加者の中で最高齢。頂上広場までの急坂も上り切り、作業に精を出した。「全く丈夫だから幸せ。こういう活動があると大体来ている。みんなの元気な顔を見て、若さをもらいたいから」とはつらつ。夫が会社勤めをしていたころは、薬師公園が花見宴会の会場。「家が近いから料理を差し入れたりしてね。楽しかったよ」と懐かしい思い出に浸った。

 
しっかりとした足取りで階段を上る山口トクさん(右)。現役時代は橋上市場で衣料品店を開いた

しっかりとした足取りで階段を上る山口トクさん(右)。現役時代は橋上市場で衣料品店を開いた

 

 同公園は震災後の2016年、復興支援で環境整備が行われ、寄付された桜の苗木が新たに植樹された。桜まつりは震災前、公園周辺の町内会、商店会で組織する「薬師公園愛護会」が続けていたが、震災後に組織は解体。以降は、釜石観光物産協会が協力し、継続してきた。今年は同協会のほか、同地区会議、東部地区事業者協議会の3者の主催でまつりを実施。ちょうちんのほか、コロナ感染対策をしながら桜見物を楽しんでもらうための注意看板を入り口に設置した。

 

 本年度着任した同応援センターの奥村謙治所長は「多くの方々に清掃に協力していただき、非常にうれしい。公園を訪れる人たちがより良い環境で楽しめるようになった。マナーを守り、快く利用していただければ」と話した。

「根浜ハマナスプロジェクト」始動=3月29日

根浜海岸「ハマナス」群生地復活へ 震災から11年 育成プロジェクト本格化

「根浜ハマナスプロジェクト」始動=3月29日

「根浜ハマナスプロジェクト」始動=3月29日

 
 東日本大震災の津波で多くの海浜植物が失われた釜石市鵜住居町の根浜海岸―。同所の原風景である「ハマナス」が咲き誇る海辺を取り戻そうと、市民有志によるプロジェクトが今年も始動した。16日の植樹祭を前に、3月29日、ハマナスの勉強会と種を植えるためのプランター作りが根浜レストハウスで行われ、市内の親子ら16人が参加した。

 

 再生活動には、根浜ハマナスプロジェクト実行委(岩崎昭子代表)が昨春から取り組む。勉強会では、プロジェクトに協力する岩手県立大総合政策学部の島田直明准教授(植生学、景観生態学)から、ハマナスの特性、震災の津波がもたらした根浜海岸の砂浜や植生などの環境変化を学んだ。

 
ハマナスや根浜の海浜植生について震災前と比較しながら説明する島田准教授

ハマナスや根浜の海浜植生について震災前と比較しながら説明する島田准教授

 
今後植える予定のハマナスの種を観察する子ども

今後植える予定のハマナスの種を観察する子ども

 
 ハマナスはバラ科の落葉低木で、初夏に濃いピンク色の花を咲かせる。実はジャムや茶など食品に加工されるほか、花は香水の原料や漢方薬になる。震災前、約1・3キロの砂浜があった根浜海岸にはハマナスの群生が見られたが、津波で砂浜が流失。ハマナスやハマボウフウなど多くの海浜植物が失われた。

 

 プロジェクトでは、津波に耐えたハマナスから採取した種を植えて育て、苗木を海辺に戻すことを目指して活動する。この日は勉強会のあと、種を植えるためのプランター作りも行われた。使われなくなったフォークリストの木製パレットを材料とし、電動ドリルで使う電気はバイオディーゼル燃料で発電。リサイクル、脱炭素と地球環境を意識した取り組みとなった。

 
不用になった木製パレットを再利用し、プランター作り

不用になった木製パレットを再利用し、プランター作り

 
プランターはガスバーナーで焼き付け、仕上げた

プランターはガスバーナーで焼き付け、仕上げた

 
 弟、友人と参加した青木結惟さん(甲子小4年)は「釘とかドリルを使うのが難しかったけど、みんなで協力してうまくできた。ハマナスをたくさん植えて根浜をきれいな海辺に戻したい。花がいっぱい咲くのも見てみたい」と望んだ。

 

 実行委の岩崎代表は根浜の旅館・宝来館のおかみで、同海岸の原風景を知る一人。震災後、白砂にハマナスが咲き誇る以前の海岸の姿を写真で目にし、「この風景に返りたい」との思いを強くした。「幅広い世代が集い、ハマナスを育てながら自分たちも成長していく。海岸を花でいっぱいにするだけでなく、みんなで育ち合う場になれば」と根浜の未来を描く。

 

 16日午前11時からの植樹祭では、プランターへの種まきや育てた苗木の植樹に加え、飲食(テイクアウトのみ)やクラフトの出店などのイベントも予定される。根浜シーサイドのフェイスブックで、当日の内容、日程を見ることができる。

【事業主のみなさまへ】かまいしエール券(プレミアム付飲食交通券・商品券)取扱店を募集します

【事業主のみなさまへ】かまいしエール券(プレミアム付飲食交通券・商品券)取扱店を募集します

新型コロナウイルス感染症拡大により甚大な影響を受けている市内飲食店、小売業者、タクシー事業者等を支援し、地域経済の活性化を図るために、市内各店舗で利用可能なプレミアム付き飲食交通券・商品券を発行します。
 
これに伴い市内事業者を対象に本飲食交通券・商品券を利用できる加盟店を下記のとおり募集しますので、多数ご参加下さいますようご案内します。

申込期限

令和4年4月28日(木)まで

かまいしエール券の加盟店登録ができる事業者

飲食業、小売業、タクシー業、運転代行業、宿泊業、その他新型コロナウイルス感染症の影響を受けている生活関連サービス業

商品券の利用対象にならないもの

  • 土地、家屋購入、家賃・地代駐車料(一時預りを除く)等の不動産に関わる支払い。
  • たばこ事業法(昭和59年8月10日法律第68号)第2条第1項第3号に規定する製造たばこの購入。
  • 有価証券、商品券、ビール券、図書券、切手、官製はがき、印紙、プリペイドカード等の換金性の高いものの購入。
  • 風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律(昭和23年法律第122号)第2条(同条第1項第1号、第2号及び第3号を除く)に該当する営業に係る支払い。
  • 出資や債務の支払い(税金、振込手数料、電気・ガス・水道料金など。)
  • 医療保険や介護保険等の一部負担金(処方箋が必要な医薬品を含む。)
  • その他市長が不適当と認めるもの。

申し込み手続きについて

(一社)釜石観光物産協会にある申込書に必要事項を記入し、(一社)釜石観光物産協会に提出してください。なお、申込書は市ホームページのほか、(一社)釜石観光物産協会のホームページからもダウンロードできます。
 

換金について

  • 使用された商品券は、釜石観光総合案内所の窓口にて月曜日~日曜日の営業時間内に換金の受付を行います。
  • 受け付けた商品券に応じた金額を、翌週の水曜日にあらかじめ指定いただいた口座へ振り込みます。
  • 換金に係る経費はありません。

問合せ・提出先

 釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石1F)
 一般社団法人 釜石観光物産協会
 電話番号:0193-27-8172
 ホームページ:https://kamaishi-kankou.jp/

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商工観光課 商工業支援係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2022040700014/
釜石市

釜石市

釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。