七夕の願い事は? 釜石駅や公共施設に笹飾り 夢いっぱいの短冊、吹き流し
釜石市内ではさまざまな願い事が書かれた短冊や吹き流しが揺らめく
釜石市内が七夕飾りで彩られている。鈴子町のJR釜石駅では夏のおもてなしとして笹飾りを設置。子どもたちが短冊に願い事を書き込んでつるしている。小佐野町の小佐野コミュニティ会館には吹き流しもお目見え。色鮮やかな飾りが地域に涼を届けている。大町の釜石情報交流センターは、オランダ生まれの絵本キャラクター「ミッフィー」をあしらった短冊を用意している。
JR釜石駅 笹飾り 14日まで設置
「かなうといいな」。JR釜石駅構内の笹竹を飾り付けた園児たち
JR釜石駅では6月30日、天神町のかまいしこども園(藤原けいと園長、園児77人)の年長児10人が笹竹の飾り付けを手伝った。つるされた短冊には「しんかんせんのうんてんしゅさん」「けーきをつくるひと」「しょうぼうし」など将来の夢、「なわとびがじょうずになりますように」「まえまわりができるように」といった目標がつづられている。
笹竹の前で「たなばたさま」を元気いっぱいに歌った子どもたち。櫻庭えまちゃん(6)は「とらまいがじょうずにおどれますように―って書いた。(飾り付けたから)かなう」と大きくうなずいた。山﨑橙季(だいき)君(5)は「かっこいいサッカー選手になる」と胸を張った。
短冊を結びつける園児を見守る駅職員。「願い事は?」
新型コロナウイルスの影響は続くが、「今年はコロナに関する願いは少なく、未来に向かう前向きな願い事が多い」と吉田正樹駅長。最近、釜石駅を利用する観光客が増えていると感じていて、「沿岸に足を運んでもらい、まちが元気になれば。釜石線を明るく盛り上げてもらうのが夢」と目を細めた。
笹飾りは7月14日まで改札口付近に設置。一般の駅利用者も思いをつづって飾ることができるよう、短冊を用意している。
小佐野コミュニティ会館 七夕吹き流し お盆明けまで
色鮮やかな七夕の吹き流しで彩られている小佐野コミュニティ会館
小佐野コミュニティ会館には七夕飾りがずらり。吹き流し約50本と笹飾り2本が風に揺れる。吹き流しは市民の手作り。笹飾りの短冊には「孫が元気に生まれますように」「釜石野球団、今年こそ優勝!」など家族の幸せや抱負が記されている。「帰省する人たちにも涼を感じてもらえたら」と8月のお盆明けまで設置。短冊を用意し、来訪者も願い事を記せる。
釜石情報交流センター ミッフィー短冊に願い込め 10日まで
釜石情報交流センター内の笹飾りに短冊をつるす女の子
釜石情報交流センターでは施設内に「ミッフィーカフェかまいし」があることから、ミッフィーをあしらった短冊を用意。「みっふぃーに会えますように」「みんなでまた来れますように」「やさしくてかわいい女の子になりたい」「おしろにすんだ」など、ほほ笑ましい願いが飾られている。7月10日まで。
釜石新聞NewS
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