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大切な人に釜石の特産品を贈ろう!釜石で初のお歳暮市 12業者が出店

初開催のお歳暮市=写真:釜石観光物産協会撮影

初開催のお歳暮市=写真:釜石観光物産協会撮影

 

 一般社団法人釜石観光物産協会(澤田政男会長)主催の「釜石お歳暮市」は11月28日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。新型コロナウイルス禍で人的交流がままならない世情を踏まえ、「地元の味を贈答品に」と初めて企画。開店前から列ができるなど期待が高く、市内のほか県内陸部からの来場者の姿も見られた。

 

 市内を中心に12業者が出店。海産物や水産加工品、菓子、調味料など多彩な商品を持ち寄り、来場者の希望を聞きながらお歳暮用ギフトを提案した。当日発送のほか、後日の注文発送にも対応。複数の店から好みの商品を選び、オリジナルギフトとして送ることも可能で、選択の幅が広がり好評だった。

 

市内の各業者がお薦めの贈答用商品を提案、販売

市内の各業者がお薦めの贈答用商品を提案、販売

 

 松坂商店は水槽に入れた新鮮アワビで旬の海の幸をアピール。麻生三陸釜石工場は自慢の西京漬け(浜千鳥の酒粕使用)を盛り込んだ二段重の豪華おせちを提案。ジェラート販売で人気のかまいしDMCは贈答用に開発した新商品、釜石の味を素材にした三陸氷菓(9種)詰め合わせを販売。栗林町に養鶏農場を建設中のオヤマ(一関市)は鶏肉加工品ギフトで注目を集めた。

 

かまいしDMCの三陸氷菓詰め合わせなど新商品も並び、来場者はじっくりと品定め

かまいしDMCの三陸氷菓詰め合わせなど新商品も並び、来場者はじっくりと品定め

 

良質な鶏肉加工品ギフトなどを販売したオヤマ

良質な鶏肉加工品ギフトなどを販売したオヤマ

 

 甲子町の60代女性は兄弟や友人に贈るギフトを求めて来場。「いろいろ見て比べられるのがいい。せっかくだから釜石の物を送ろうと思って。相手の好みや日持ち、お正月のことも考えて決めたい」と会場内を回った。

 

 今回の企画は、コロナ禍で売り上げ低迷が続く事業者らの応援にも一役買った。販売店舗を持たない大渡町の永野商店は、干物などの贈答セットのほかアウトレット品の格安販売も実施。永野和槻専務(30)は「地元客へのギフト販売の機会はあまり無いので、ありがたい。昨年来の新型コロナの影響で市外の物産展なども中止が相次ぎ、販路が減った。今回は地元への還元もでき、いい機会になった」と喜んだ。

 

I商品の種類や注文方法を丁寧に説明する永野商店

商品の種類や注文方法を丁寧に説明する永野商店

 

 同協会の佐々木一伸事務局次長は「コロナ禍で帰省しにくい状況が続いてきただけに、ふるさとの味を求める人は多い。地元の商品を送って少しでも釜石を感じてもらえたら」と話し、「来年以降も継続開催できれば」と今後を見据えた。

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勤労感謝 19人を表彰 地域産業の振興に貢献

地域産業の振興発展に貢献し、表彰された中小企業優良勤労者ら

地域産業の振興発展に貢献し、表彰された中小企業優良勤労者ら

 

 釜石市中小企業優良勤労者表彰は11月24日、大町のホテルサンルート釜石で行われ、地元企業に長く務めてきた19人が受賞した。この表彰は地域産業の振興発展に寄与することなどを目的に、釜石市、釜石商工会議所、釜石職業訓練協会が主催。毎年、「勤労感謝の日」の前後に行われている。

 

 本年度の受賞者はいずれも永年勤続者で、1号表彰(同30年以上40年未満)4人、2号表彰(同20年以上30年未満)2人、3号表彰(同10年以上20年未満)13人。

 

 表彰式には受賞者や勤務先の事業主ら関係者約30人が出席した。野田武則市長が「豊富な経験を生かし、さらに研さんを積んで企業の発展、次世代に誇りうる地域産業の振興に向け、力を発揮してほしい」とあいさつ。受賞者に表彰状や記念品を贈った。

 

謝辞で地域産業発展の戦力として活躍を誓う受賞者ら

謝辞で地域産業発展の戦力として活躍を誓う受賞者ら

 

 受賞者を代表し、1号表彰を受けた澤藤幸喜さん(51)=山元=が謝辞。「表彰は仲間のおかげ。激励を忘れることなく、会社や地域のため一層努力をする」と誓った。

 

 受賞者は次の通り。
【1号表彰】臼澤輝男、平澤繁幸(五菱工業)中村稔、澤藤幸喜(山元)
【2号表彰】萬寛(青紀土木)伊藤由広(エイワ)
【3号表彰】中田晴人、猪又裕司、小松慎一(エイワ)野田奈津子(コンフォートライフ)佐々洋子、小松ルリ子(津田商店)川﨑恵、倉田悦子、三浦光子、川﨑智子、阿部さと子(橋野製作所)柏舘新也、太田代龍(山元)

東北清酒鑑評会の吟醸酒、純米酒両部門で優等賞を受賞した浜千鳥(釜石市小川町)の社員ら

釜石の浜千鳥 味や香り高評価 東北清酒鑑評会で吟醸、純米酒ダブルで優等賞

東北清酒鑑評会の吟醸酒、純米酒両部門で優等賞を受賞した浜千鳥(釜石市小川町)の社員ら

東北清酒鑑評会の吟醸酒、純米酒両部門で優等賞を受賞した浜千鳥(釜石市小川町)の社員ら

 

 釜石市の酒造会社、浜千鳥(新里進社長)は2021年の東北清酒鑑評会(仙台国税局主催)吟醸酒、純米酒の2部門で優等賞を受賞した。2年連続のダブル受賞。春の全国新酒鑑評会(独立行政法人酒類総合研究所主催)で群を抜いた金賞受賞率を誇る東北6県の酒蔵が出品する鑑評会は、非常に高レベルで入賞が難しいとされる。新里社長は「各蔵とも年々、技術が上がってきている中での連続受賞はうれしい。今後も品質向上に励んでいく」と意気込む。

 

 東北清酒鑑評会は、吟醸酒と純米酒の味や香りについて総合的に判断し、製造技術の優劣の観点から品質評価を行う。予審、決審を行い、決審の成績が上位の出品酒を「優等賞」とする。部門ごとに優等賞の製造場の中から決審の成績上位3場を選定。1位に「最優秀賞」、他2場に「評価員特別賞」を授与する。評価員は国税局鑑定官、管内の指導機関職員、製造場の技術者など。

 

 本年は144の製造場から吟醸酒145点(121場)、純米酒127点(111場)の出品があり、10月上旬に行われた評価の結果、吟醸51点(45場)、純米41点(38場)が優等賞を獲得した。本県からは両部門で7製造場(社)が受賞したが、ダブル受賞は浜千鳥のみが成し遂げた。

 

釜石税務署の霜崎良人署長から表彰状を受け取る浜千鳥の新里進社長(左)

釜石税務署の霜崎良人署長から表彰状を受け取る浜千鳥の新里進社長(左)

 

 今月17日、同社で表彰式が行われ、釜石税務署の霜崎良人署長が表彰状を伝達。新里社長、奥村康太郎杜氏(とうじ)・醸造部長が受け取り、社員らと喜びを分かち合った。霜崎署長は「東北清酒鑑評会には全国トップクラスの杜氏、蔵人らが醸造、管理してきた酒が出品される。その中でのダブル受賞はまさに皆さんの努力のたまもの」とたたえ、「岩手の酒がどんどん世に出て飲まれるといい」と期待した。

 

新里社長、霜崎署長、奥村康太郎杜氏(右から)

新里社長、霜崎署長、奥村康太郎杜氏(右から)

 

酒造りの現場で働く社員らも受賞の喜びを共有

酒造りの現場で働く社員らも受賞の喜びを共有

 

 吟醸酒の部受賞の「浜千鳥 大吟醸」、純米酒の部受賞の「浜千鳥 純米大吟醸 結の香」は、共に岩手オリジナル酵母「ジョバンニの調べ」で醸造。純米大吟醸は本県最上級のオリジナル酒米「結の香」を原料とする。「岩手の香りが認められた」と新里社長。結の香で仕込んだ酒は県内他社も入賞し、「県酒造組合としても非常にうれしいこと。結の香は使い始めて来年で10年。徐々に入賞率も上がり、岩手の米の優秀さが認められてきている」と喜んだ。

 

 鑑評会ではインバウンド消費や輸出促進に役立ててもらうため、受賞者に英語の賞状も授与している。18年からは評価員に外国人専門家も加えた。

 

 同社は2012年に奥村杜氏(41)が就任以降、東北鑑評会8回(今年含む)の出品中、吟醸酒で6回、純米酒で4回の優等賞を受賞。このうち4回がダブル受賞で、昨年は純米酒で東北1位の栄誉となる最優秀賞に初めて輝いた。

参加者は環境やエネルギー問題を楽しみながら学んだ

海の環境問題、廃プラアートで考えよう~釜石湾で始まる波力発電も紹介

プラスチックを使ったアート作品づくりに取り組む親子ら

廃プラスチックを使ったアート作品づくりに取り組む親子ら

 

 廃プラスチックを使ったアート制作で環境問題や再生可能エネルギーについて学ぶワークショップが3日、釜石市新浜町の釜石波力発電観測所で開かれ、市内の小学生と家族ら約30人が参加した。釜石青年会議所(菊地裕理事長)が企画し、波の力を利用する発電システムの技術開発を進める平田のマリンエナジー(泉修一社長)が実施。身近にある海を活用した新たな取り組みをPRしながら、海に関わるさまざまな問題を知る機会を提供した。

 

 参加者は持続可能な開発目標(SDGs)や海洋プラスチックごみに関する動画を見た後、工作に挑戦。回収し破砕されたプラスチック片をカラースプレーで色付けし、瓶に詰め、造花で彩りを添えたインテリア作品を完成させた。

 

参加者は環境やエネルギー問題を楽しみながら学んだ

参加者は環境やエネルギー問題を楽しみながら学んだ

 

 えい船での釜石湾口防波堤の見学、釜石商工高生が作った波力発電システム(模型)の実演もあり、子どもたちは興味津々。青木結惟さん(甲子小4年)と稜征君(同1年)姉弟は「いろんな体験ができて楽しかった。海の環境が危険な感じがした。プラスチックごみを出さないよう、買い物するときはマイバックを使う」と学びを深めた。

 

エネルギーの地産地消を目指し、湾口防波堤で波力発電開発中

 

波力発電の実証実験に向け設置された新浜町の観測所

波力発電の実証実験に向け設置された新浜町の観測所

 

 マリンエナジーは、市内にある及川工務店、小鯖造船工業、アイ・デン、エイワの4社が出資する株式会社。釜石湾の湾口防波堤を舞台に、波の力で発電してエネルギーを地産地消する仕組みづくりに向けた実証実験を始める準備を進めている。

 

釜石湾口防波堤で実施する波力発電のイメージ図

釜石湾口防波堤で実施する波力発電のイメージ図

 

 構想では、防波堤の上に発電装置を設置し、波の上下や斜めの揺れなどでダクトを通った空気の動きを利用してタービン発電機を回す。AI(人工知能)を使って波の強さを予測、制御しながら効率よく発電機を回転させる。年間発電量の見込みは33万2000キロワット時で、一般家庭約80世帯分の使用量にあたる。小規模だが、蓄電して漁港施設など水産業に役立つ機器で活用する。

 

観測所に展示されている波力発電システムの模型

観測所に展示されている波力発電システムの模型

 

 環境省の「二酸化炭素(CO2)排出削減対策強化誘導型技術開発・実証事業」に採択され、東京大学先端科学技術研究センターなどと事業を開始。来年6月に発電装置1台を設置し、9カ月間運転させる。技術開発と実証実験を進めながら、装置を5台に増やす予定。低コスト化や改良を進めて量産化を図り、漁港などへの普及を目指す。

 

 泉社長は「震災で失ったものは大きいが、再生した地域を再生可能エネルギーで盛り上げたい。小規模だが、実用化できれば全国、世界の漁港でも活用できる」と可能性を強調。催しを通じ市民が事業を知り、エネルギーや環境問題を一緒に考え、取り組んでもらえるよう期待している。

FSC森林認証の認定証を手にする久保知久会長(左)と平野公三町長

地域木材ブランド化への好機に 釜石地方森林管理協が「FSC認証」取得

FSC森林認証の認定証を手にする久保知久会長(左)と平野公三町長

FSC森林認証の認定証を手にする久保知久会長(左)と平野公三町長

 

 釜石地方森林組合と大槌町で構成する釜石地方森林管理協議会(久保知久会長=同組合代表理事組合長)は、適正な森林経営で環境保全に貢献していることを証明する国際認証「FSC認証」を取得した。県内では4事例目。認証森林から産出される木材の付加価値が高まり、購入者の選択や環境保護意識向上につながるものと期待される。

 

 同認証制度は、ドイツに本部を置く独立非営利団体FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)が運営。森林破壊の加速化を背景に1994年、関係団体、企業などにより同協議会が設立され、責任ある森林管理を制度で後押しする。

 

 釜石地方協議会は、脱炭素社会の実現と国連の持続可能な開発目標(SDGs)への貢献を視野に同認証を申請。国内提携先企業によって審査が行われ、8月2日付けで取得した。対象としたのは大槌町有林の一部、約856ヘクタール。

 

 認証を取得するには、FSCが定める10の原則を満たさねばならない。環境のほか合法性、労働者の権利、地域社会との関係、管理計画などについて70の基準が設けられており、厳しく審査される。取得した森林から出される木材には認証を示すマークを付けることができ、差別化が図られる。

 

 10月15日、釜石市片岸町の同組合事務所で行われた発表会で、久保会長は「FSCの考え方は今後、世界的に普及していくと思う。認証が近隣の市町村にも広がっていけば、沿岸の木材価値が上がるのでは」と期待。平野公三大槌町長は「町が森林環境を保全し、地域の社会的利益にかない、経済的にも持続可能な森林管理を行っていく決意表明。認証の活用検討を進め、最終的には認証材の生産から加工までを釜石大槌管内の事業者で行う体制を作りたい」と述べた。

 

 FSC認証には、森林管理と加工・流通管理に対する2種の認証があり、最終製品として認証品を消費者へ届けるには、生産、加工、流通に関わる全ての組織が認証を受ける必要がある。釜石地方協議会は当面、認証を取得している宮城、秋田両県の木材加工業2社と提携し、認証材を供給する予定。

釜石の秋の味覚「甲子柿」出荷開始 ブランド力向上で全国から注目

釜石の秋の味覚「甲子柿」出荷開始 ブランド力向上で全国から注目

組合員らによる今季の目揃え会=18日

組合員らによる今季の目揃え会=18日

 

 釜石の秋を代表する味覚「甲子柿」の今季の出荷が始まった。甲子柿の里生産組合(藤井修一組合長、24組合員)によると、全体の収量は例年より少ないものの、糖度が高く味の良さは抜群。18日は組合員が品質を確認する「目揃(めぞろ)え会」が、21日は消費者目線で出来栄えを評価する審査会が開かれた。同柿は今年、国の2つの制度で特性が認められ、全国から問い合わせが相次ぐ。生産者はさらなるブランド力強化に期待し、安定生産、品質向上へ意欲を高めている。

 

 甲子柿は、小枝柿(渋柿の一種)をおがくずなどを燃やした室(むろ)で1週間ほどいぶし、渋を抜く地域伝統の製法で作られる。完熟トマトのような色味とぷるんとした食感、凝縮された甘味が特長。近年は豊富な栄養素も注目される。今年3月、農林水産物などの地域ブランドを守る国の「地理的表示(GI)保護制度」へ登録されたほか、8月には機能性表示食品の届け出が受理された。

 

3月に取得した地理的表示(GI)の登録証

3月に取得した地理的表示(GI)の登録証

 

 出荷前恒例の目揃え会は甲子町の洞関地区コミュニティ消防センターで開かれ、関係者15人が出席。生産者7人が化粧箱に詰めた柿を持ち寄り、色つやや大きさなど出来栄えを見比べたほか、品質や階級(重量)区分、価格、容器へのGIマークシール貼り付けなど出荷規格を確認した。

 

持ち寄った甲子柿の品質などを確認する組合員

持ち寄った甲子柿の品質などを確認する組合員

 

完熟トマトのような色つやが目を引く甲子柿

完熟トマトのような色つやが目を引く甲子柿

 

 同町松倉地区で約10年前から生産に励む佐野朋彦さん(41)は「天候不順で心配だったが、病気もなく収穫できた。糖度が高く、今で19度ぐらい。今後20度以上にはなりそう。昨年(糖度15)よりおいしさも期待できると思う」と自負。GI登録などを好機と捉え、「若手の挑戦が増え生産拡大できれば、もっと全国に広められる」と期待感を示した。

 

 一方で、課題となっているのが収穫量。昨年、今年と収穫前の自然落果が多く、生産者を悩ませている。春先の低温、夏の猛暑、長雨など気象変動の大きさも要因の一つとみられる。「農業改良普及センターと原因、対策を見いだし、安定生産できるようにしたい。瞬間冷凍により通年出荷も可能なので、十分な数量確保に向け努力していく」と藤井組合長(78)。

 

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やわらかく、凝縮された甘さが魅力の甲子柿。見るからに食欲をそそる

 

生産者が持ち込んだ甲子柿が並ぶ道の駅釜石仙人峠=写真:同駅撮影

生産者が持ち込んだ甲子柿が並ぶ道の駅釜石仙人峠=写真:同駅撮影

 

 組合では今年の市外出荷を、化粧箱12個入りを基準に300~500箱を目標とする。出荷シーズンは例年11月中旬ごろまでだが、今年は数量が少ないため、若干早まりそうとのこと。市内では道の駅釜石仙人峠(甲子町)、産直、スーパー、小売店などで販売される。

 

2年目の甲子柿審査会 委員12人が5品を「出品可」と評価

 

12人の委員が見た目、味などを審査=21日

12人の委員が見た目、味などを審査=21日

 

 昨年から新たな試みとして始まった甲子柿審査会は、大町の市民ホールTETTOで開かれ、食や農業に関わる企業、団体から12人の審査委員が参加。組合員から出品された5品について、▽見た目(色、つや、傷の多少)▽味(甘さ、いぶし風味の有無、脱渋具合)▽食感―を点数で評価した。

 

 審査の結果、5品全てが地方発送や各種販売会への出品に値する品質と判断され、見た目や味、総合ランキングも発表された。審査委員長の佐々木かよさん(市農政推進協議会委員、県食の匠)は「生産量が少ない中から出品されたが、色、形、食味、どれも大きな差はなく、良品質が保たれていた。後継者を育成し、組合がさらに発展することを願う」と総評した。

 

審査結果の発表を聞く委員。高校生委員の姿も

審査結果の発表を聞く委員。高校生委員の姿も

 

総評を述べる佐々木かよ審査委員長(左)

総評を述べる佐々木かよ審査委員長(左)

 

 片岸町の食品加工業「麻生」三陸釜石工場専務付の菅原信好さん(61)は「甲子柿は子どものころから食べているなじみの味。最近は見た目も随分立派で、認証を受けたり、開店前から道の駅に並ぶ客を見たりするとうれしく思う。釜石の特産品として自信を持って薦められる」と話した。

 

 藤井組合長は「審査会の順位は出品組合員に個別に伝える。ランクを競うことは品質、生産意欲向上にもつながる。さらに出品者を増やしたい」と会の意義を示した。

釜石港に今季初水揚げされたサンマ=21午前6時11分

「やっときたな」サンマ初水揚げ 釜石で23トン

ようやく届いた秋味サンマに頬を緩める水産関係者=21日午前5時57分

ようやく届いた秋味サンマに頬を緩める水産関係者=21日午前5時57分

 

 8月10日のサンマ漁解禁からおよそ2カ月。釜石市の新浜町魚市場に21日朝、今季初のサンマが水揚げされた。昨年より2週間ほど遅い初水揚げとなったが、量は約23トンと若干上向きに。全国的に苦戦が続く中、水産関係者は今後の漁模様の回復に期待を込める。

 

 水揚げしたのは富山県魚津市の「第八珠(す)の浦丸」(199トン、猟田雄輔漁労長、16人乗り組み)。北太平洋の公海で漁獲し、釜石まで約850キロを32時間かけて運んだ。同船は6年連続で釜石港のサンマ水揚げ第1船となった。

 

釜石港に今季初水揚げされたサンマ=21午前6時11分

釜石港に今季初水揚げされたサンマ=21午前6時11分

 

 大きさは1匹100~140グラムの中小型が中心で、価格は1キロ当たり1000~1100円で取引された。猟田漁労長(67)は「(魚影が)かなり薄い気がしている。サンマは少ない。見えない。このまま終わったら大変だが、11月中旬ごろから姿が見えるようになるのでは」と望みをかける。

 

 ほぼ全量を買い取った新浜町の水産加工会社「平庄」の平野隆司代表取締役(45)は「やっときたという感じ。去年より型は良さそうだが、量的には全然だめ。(水揚げ時期が)遅くなっている感じもあり、今後、潤沢に取れるのを期待するしかない」と前向きに捉える。サンマは関東方面に出荷するという。

 

 昨年10月6日の初水揚げは15トンだった。今年は量的には上回っているものの、出だしとしては低調で、釜石魚市場(市漁連)関係者らの実感は厳しいものになった。主力の定置網漁、サケ漁の回復が見通せない中、変わる魚種としてサンマに寄せる期待は少なくない。「今後、サンマの群れが南下し漁場が近くなることで、サンマ船の入港が増えてほしい」

 

サンマの初水揚げに活気づく新浜町魚市場=21日午前6時37分

サンマの初水揚げに活気づく新浜町魚市場=21日午前6時37分

 

2020年の全国のサンマ漁獲量は2万9566トンで、前年と比べ27%減。最低記録だった19年の4万517トンを大きく下回った。本県は約7500トンで、前年の7%減にとどめた。釜石港では昨年、サンマ船35隻が入港し、水揚げは812トン、約3億5397万円。前年の16隻、793トン、 約2億2472万円から増やしている。

感謝祭はコロナ禍を踏まえ規模を縮小し、参加者を限定して

豊かな森林、次世代へ~いわての森林の感謝祭 鵜住居スタジアムで植樹作業

感謝祭はコロナ禍を踏まえ規模を縮小し、参加者を限定して

感謝祭はコロナ禍を踏まえ規模を縮小し、参加者を限定して

 

 「いわての森林(もり)の感謝祭」が2日、釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。参加者はすがすがしい秋空の下、豊かな森林が次の世代にも継承されるよう、願いを込めて苗木を植樹した。

 

 同感謝祭は県や各市町村、県緑化推進委員会が主催。県民参加の植樹や育樹活動を通じ、森林の恵みに感謝する行事として2007年度に始まり、各市町村を巡って開いている。今回で13回目。本来は昨年秋に行われるはずだったが、新型コロナウイルス感染症の影響で延期し、1年遅れの開催となった。例年、県内外から約400人が集う催しとなっているが、今回は感染症対策のため規模を縮小。参加は市内関係者のみに限定し、30人ほどで植樹作業を進めた。

 

セレモニーでは釜石地方森林組合の若手職員が森林保全活動への思いを発信した

セレモニーでは釜石地方森林組合の若手職員が森林保全活動への思いを発信した

 

 簡素化したセレモニーで、市の木「タブノキ」3本を植樹。野田武則市長は「森の恩恵に感謝し、緑豊かな自然を守っていく。苗木の成長とともに緑あふれる施設として親しまれてほしい」と願いを込め、木の根元に土をかぶせた。

 

釜石鵜住居復興スタジアムで行われた感謝祭でタブノキを植える野田市長(右)ら

釜石鵜住居復興スタジアムで行われた感謝祭でタブノキを植える野田市長(右)ら

 

 今春、釜石地方森林組合に就職した長洞奈央さん(18)、堀合樹音さん(18)、二本松蓮さん(18)が地元からのメッセージとして思いを発信した。小学2年生の時に東日本大震災を経験した3人はまちの復興を感じながら、地域防災や海・川・森の環境保全につながる仕事にやりがいを実感。「先人が築き上げた豊かな自然環境をより良いものとし、次の世代へと確実につなげる」と誓った。

 

 森林整備功労者として橋野町振興協議会(和田松男会長)に知事感謝状が贈られた。同協議会は世界遺産「橋野鉄鉱山」周辺にミズナラを植栽するなど森林保全活動を続け、橋野森林愛護少年団の育成や植樹活動を支援。国や市が取り組む育樹活動、森林再生にも協力している。

 

知事感謝状を受けた橋野町振興協議会の和田会長(右)と沿岸広域振興局の森達也局長

知事感謝状を受けた橋野町振興協議会の和田会長(右)と沿岸広域振興局の森達也局長

 

 同スタジアム敷地内には地元関係者が事前にモミジやツツジなど11種約270本を植えた。セレモニーの後、設置した支柱に苗木を結び付けて固定する作業も行った。

稲の束ね方のこつを教える佐々木重吾さん(青の作業着)

実りの秋!酒米の収穫に汗流す~浜千鳥酒造り体験塾第2弾~

酒米の収穫を喜ぶ参加者=大槌町の水田

酒米の収穫を喜ぶ参加者=大槌町の水田

 

 釜石市小川町の酒造会社、浜千鳥(新里進社長)は9月26日、本年度の「酒造り体験塾」の稲刈り体験会を大槌町の契約農家の田んぼで開いた。5月に植えた酒米「吟ぎんが」を鎌で刈り取り、束にしてはせ掛け。老若男女が収穫の喜びを味わい、来年の仕込み体験に期待を膨らませた。

 

 新型コロナウイルス感染拡大防止のため、参加者を県内在住者に限定。団体参加のボーイスカウト隊員約20人が先に作業し、終了後、一般参加の約40人が集まった。鎌での刈り方を教わった後、作業開始。同体験塾は親子での参加も多く、協力し合って作業に精を出すほほ笑ましい姿が見られた。

 

浜千鳥酒造り体験塾で稲刈りに挑戦する親子

浜千鳥酒造り体験塾で稲刈りに挑戦する親子

 

稲を束ねる子ども。うまくできるかな?

稲を束ねる子ども。うまくできるかな?

 

 釜石市千鳥町の大澤賢一さん(41)、七奈さん(6)親子は体験塾初参加。田植えも経験した七奈さんは「楽しい。稲がこんなに大きくなるなんて」と成長に目を見張った。賢一さんは「こういう体験を通して、ご飯を残さず食べてくれるようになれば」と食育面にも期待。「コロナ禍で外でお酒を飲む機会が減った。自分たちが関わったお酒を家でじっくり味わいたい。体験塾完全制覇を目指します」と笑った。

 

 大槌町の小澤光子さん(69)は夫婦で参加し、「酒造りの一連の過程を体験できて面白い。次は仕込みで頑張りたい」と意欲満々。釜石市嬉石町で東日本大震災の津波に遭い、市内の復興住宅から大槌町に移住して5年目。「娘も孫も白山小に通い、学校の水田で米作りを行った。やっぱり収穫の喜びは格別」と大切な思い出と重ね合わせた。

 

この日は体験塾参加者が春に手植えした約3・5アール分の稲を刈った

この日は体験塾参加者が春に手植えした約3・5アール分の稲を刈った

 

稲の束ね方のこつを教える佐々木重吾さん(青の作業着)

稲の束ね方のこつを教える佐々木重吾さん(青の作業着)

 

 田植え、稲刈り体験会場を提供する佐々木重吾さん(64)は、同社に原料米を供給する「大槌酒米研究会」(5個人1法人)の会長。今年は全体で昨年並みの約20ヘクタールを作付けした。「天候にも恵まれ、順調に育った。作柄はすごくいい。品質、量ともに満足」と一安心。稲刈りは例年より1週間以上早い9月14日から始まった。後半は10月中旬から下旬にかけて行う。

 

 同会は試験研究、指導機関と連携し、米の品質向上のための研究も続ける。今年は肥料試験や地球温暖化による夏の高温時期対策の試験を行った。

 

 同社の大槌産酒米「吟ぎんが」での酒造りは2003年から開始。今では同社が使う米の約40%を占めるまでになった。今期から、これまで県外産米「美山錦」を使っていた特別純米酒を吟ぎんがで仕込む予定だという。「地域のお酒というものをより意識しながら進んでいきたい」と新里社長。

化粧水に続く第2弾として発売された「甘糀乳液」(左)

甘酒を素肌にも! 藤勇醸造、スキンケア第2弾「甘糀乳液」発売

化粧水に続く第2弾として発売された「甘糀乳液」(左)

化粧水に続く第2弾として発売された「甘糀乳液」(左)

 

 釜石市大渡町のみそ、しょうゆ製造業藤勇醸造(藤井徳之社長)が展開するスキンケアブランド「AsunAmoon(アサンアムーン)」に20日、第2弾となる「甘糀(こうじ)乳液」が登場した。第1弾の化粧水に続き、同社の米糀の甘酒「甘糀」から抽出した保湿成分を配合し、なめらかな質感に仕上げた。同社オンラインストアや道の駅釜石仙人峠などで購入可能だ。

 

 発売初日の20日、港町のイオンタウン釜石内にある「アロマルポ」でイベントが開かれた。買い物客らが足を止め、実際に乳液を手に取って「肌がすごくしっとりする」「香りが上品」などと話しながら試していた。

 

藤勇醸造とゼトックが共同開発したスキンケアブランド「アサンアムーン」

藤勇醸造とゼトックが共同開発したスキンケアブランド「アサンアムーン」

 

 甘糀エキスと植物由来の3種のエキスが素肌を潤いで満たし、ユズ果実エキスが肌バランスを整える。化粧水と同様、植物由来のアロマ精油を独自ブレンドし、甘く優しい香りが広がる乳液だ。110ミリリットル入り2530円。今後もアロマルポで販売するほか、イオン釜石内のイオンスーパーセンター・産直「結いのはま」や化粧品売り場にも並ぶ。盛岡市の「ふるさと百貨もりおかん」(イオンモール盛岡 県産品店)や「化粧屋&カフェぷらす」(MOSSビル4階)でも取り扱う。

 

発売イベントで買い物客らが「甘糀乳液」を試した

発売イベントで買い物客らが「甘糀乳液」を試した

 

 甘酒は古くから“飲む点滴”といわれ、ビタミン類やアミノ酸などの栄養成分が豊富に含まれている。2017年から販売する甘糀は、県産ひとめぼれ100%でつくった、米の自然の甘みを味わえる一品。同社では自然の恵みや発酵の力に着目し、東日本大震災からの復興を応援する日本ゼトック(東京)と共同してスキンケア製品の開発を進めている。

 

 ブランド名には「輝く太陽と月のように揺らぎなく美しく輝き続ける普遍性」を込めている。乳液はコロナ禍で長引くマスク生活やストレス、睡眠不足などで肌トラブルを感じ、何らかの敏感肌状態になっている人も使えるよう、両社の若手女性社員が意見を出し合って生まれた。

 

 商品開発と広報を担当する藤勇醸造の小山明日奈さん(33)は「毎日使って自分自身をいたわってもらえたら。内外美容を実感してほしい。アロマが好評でリピーターも。香りを楽しんでほしい」と期待する。

 

 問い合わせは藤勇醸造(電話0193・22・4177)へ。

GI保護制度の登録証や甲子柿のPRポスターがある空間で作業が進められた

農福連携・甲子柿 出荷準備着々~障害者福祉施設利用者らシール貼り作業

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透明の容器に2種類のシールを貼る女性。やさしい手つきで作業に励んだ

 

 農業の人手不足を解決し、障害者の働く場を確保する「農福連携」の取り組みが、釜石市内で進められている。甲子(かっし)柿の里生産組合(藤井修一組合長)は、出荷準備作業の一部を市内2カ所の福祉作業所に委託。NPO法人遠野まごころネット(佐藤正市理事長)が運営する甲子町の障害者自立支援施設「まごころ就労支援センター」(山本智裕施設長)で8月24日、出荷用の箱などに名称シールを貼り付ける作業が始まった。

 

 甲子柿は、渋柿の一種の小枝柿を「柿室(かきむろ)」と呼ばれる暗室に入れ、1週間ほどいぶして渋抜きしたもので、釜石を代表する秋の味覚。完熟トマトのような甘さとゼリーのような食感、甘さが特長だ。

 

 今年3月、地域ならではの農林水産物や食品のブランドを守る国の「地理的表示(GI)保護制度」の対象に登録された。専用のGIマークを付けて販売できることから、地域ブランド産品としての差別化や販路拡大に、生産者らが寄せる期待は大きい。ブランド化の機運が高まり、20ほどだった組合員数は27個人・団体に増えている。登録を受け、出荷用化粧箱や食品包装容器にGIマークを付ける必要があり、同施設などに作業を依頼した。

 

GI保護制度の登録証や甲子柿のPRポスターがある空間で作業が進められた

GI保護制度の登録証や甲子柿のPRポスターがある空間で作業が進められた

 

 この日は、同施設を利用する18~64歳の5人が作業に参加。利用者はGIマークとともに、「甲子柿」とブランド名が印刷されたシールを一つ一つ丁寧に貼り付けていった。佐藤弘一朗さん(26)は「指定されたところに正確に貼ろうと集中して頑張った。マークがあることで、買った人がおいしいんだなと思ってくれたらいい」と熱心に手を動かした。

 

「角に合わせてきっちりと」。集中して作業に取り組む施設利用者ら

「角に合わせてきっちりと」。集中して作業に取り組む施設利用者ら

 

 シール付けは化粧箱2000個、容器8000個を予定し、2施設で分担する。10月初旬には柿の実を磨く仕上げ作業も開始。今季は10月中旬からの出荷が見込まれており、11月下旬までのシーズン中は継続して取り組む。

 

 農福連携は、高齢化する生産現場の労働力確保と、働く機会の拡大を図る障害者福祉事業者の農業分野参入や社会参画による生きがいづくりにつなげる取り組み。作業を見守った同組合事務局、市水産農林課の櫻庭理恵主任は「双方の課題を解決するウィンウィンの関係が作られている」と強調した。市は本年度、農福連携に関する補助金事業を設けており、甲子柿以外の作物での活用も期待する。

海に関わる現場での活動に思いを新たにする受賞者ら

海事産業の安全、発展願う 「海の日」実行委 功労者に表彰伝達

海事産業の発展や漁業振興に尽力した個人、団体などをたたえた表彰式

海事産業の発展や漁業振興に尽力した個人、団体などをたたえた表彰式

 

 今年は7月22日となった「海の日」。釜石市「海の日」実行委員会(会長・野田武則市長)、市漁業協同組合連合会(小川原泉会長)主催の海事功労者・優良漁船等表彰式は27日、大町の市民ホールで行われ、海事功労者13人と水揚げ優良漁船、優良買い受け人などの功績をたたえた。昨年は新型コロナウイルス感染症の影響で中止しており、2年ぶりの実施となった。

 

 式には約50人が出席し、野田市長が「海の日を契機に海の恩恵に感謝し、古里の海を守り続けたい」、小川原会長は「水産物の安定供給の確保、水産業の健全な発展に向け、まい進する」とあいさつ。受賞者に表彰状と記念品が手渡された。

 

海に関わる現場での活動に思いを新たにする受賞者ら

海に関わる現場での活動に思いを新たにする受賞者ら

 

 受賞者を代表し、永年勤続功労として国土交通大臣表彰を受けた及川工務店(新浜町)工事長の藤本利一さん(62)が謝辞。「日々の活動を評価していただき、身に余る光栄。受賞の喜びを忘れることなく、微力だが地域社会の向上と発展のため、それぞれの分野で精進していく」と誓った。

 

国土交通大臣表彰の伝達を受ける藤本利一さん

国土交通大臣表彰の伝達を受ける藤本利一さん

 

 受賞者は次の通り。

 

【東北地方整備局関係表彰】
▽国土交通大臣表彰 藤本利一(及川工務店)、浄土ヶ浜をきれいにする会▽東北地方整備局長表彰 田子浩(宮古潜建)、洋野町立種市小▽釜石港湾事務所長表彰 宮城建設、信田勝也(宮城建設)

 

【第2管区海上保安本部関係表彰】
▽第2管区海上保安本部長表彰 佐藤君夫(会社員)▽釜石海上保安部長表彰 佐々木哲也、仲鉢敏克、木村嘉人、船砥秀市(海上保安協会釜石支部)▽海上保安協会東北地方本部長表彰 細川廣行(同)

 

【釜石市「海の日」実行委員会表彰】
◇藤枝宏

 

【優良漁船等表彰】
◇水揚げ優良漁船(沿岸漁業)▽地元=嶋福丸、第八勇漁丸、第三漁裕丸、秀漁丸、第三幸栄丸▽回来=崎浜稲荷丸、第十八権現丸、第十七天王丸、第三大盛丸、第十海光丸、天洋丸◇同(定置網漁業)▽地元=沖網漁場、白崎漁場、汐折漁場、三貫漁場、秋三丁目漁場、四丁目漁場、金島漁場、大建漁場、ほっちょうか漁場、小松漁場▽回来=鬼間ケ崎漁場◇同(サンマ棒受網漁業)▽回来=第八珠の浦丸、第一安房丸◇同(まき網漁業)▽回来=第八十一海幸丸、第三十八海幸丸、第三十三海幸丸◇優良回来船問屋 平庄、回船問屋マルワ、伊藤商店、玉木商事◇優良買い受け人 平庄、玉木商事、伊藤商店

 

【釜石市長表彰】
◇水揚げ優良漁船等▽地元=嶋福丸、第八勇漁丸、第三漁裕丸、釜石湾漁業協同組合▽回来=崎浜稲荷丸、第十七天王丸、第十海光丸、鬼間ケ崎漁場、第八珠の浦丸、第八十一海幸丸◇優良回来船問屋 平庄◇優良買い受け人 平庄