虎舞拠点 改築完了〜浜町 尾崎清友会館、伝承の意欲新たに

虎舞拠点 改築完了〜浜町 尾崎清友会館、伝承の意欲新たに

新たな練習拠点(正面)の完成を喜び、伝統の虎舞を威勢よく披露する尾崎青友会(台村公園)

新たな練習拠点(正面)の完成を喜び、伝統の虎舞を威勢よく披露する尾崎青友会(台村公園)

 

 釜石市浜町2丁目の台村公園にあった尾崎町郷土芸能伝承施設(通称・尾崎清友会館)の改築工事が完了し、2月28日、現地で落成式が行われた。この施設を拠点とする台村虎舞=尾崎清友会(佐藤真輔会長、40人)が、再建事業を支援した関係者ら約20人を前に、感謝を込めて虎舞を披露。郷土芸能活動のさらなる推進を誓い、まちの安全を祈願した。

  

 木造施設の老朽化に伴い改築。地元の尾崎町町内会(西村征勝会長、50世帯)と共同利用する。鉄筋コンクリート造りの地下1階が集会施設。木造の地上1階部分が会館となる共用施設で、延べ床面積54・5平方メートル。事業費3963万円のうち約2千万円は、機能性食品の通販事業を展開する有限会社毎日元気(本社札幌市、瀧澤潤賜社長)が社会貢献として寄付した。

 

 落成式で野田武則市長は「震災時は住民の避難に活用された。新しい施設が住民に親しまれ、活用されるよう願う」とあいさつ。清友会の佐藤会長(29)は「立派な施設を建てていただき、感謝する。会員一同、一層精進する」と謝辞を述べた。佐藤会長は、野田市長、毎日元気と市の〝橋渡し〟を担う三陸いりや水産(釜石市平田)の宮崎洋之社長に額装した「尾崎清友会」の手ぬぐいを贈った。

  

 毎日元気は震災からの復興支援で、釜石市に高額の寄付を続ける。「釜石よいさ」の復活、唐丹町の大石集会所増築、桜の植樹、世界遺産・橋野鉄鉱山がある橋野町青ノ木の環境整備、仙人マラソンなども支援してきた。

 

 佐藤会長は「会館は畳敷きにしてもらい、エアコンもあって太鼓の管理に最適だ。以前は屋外の公園で練習していたが、今後は室内でもできる。技の伝承に力が入る」と喜びを語った。

笑いで元気に!三遊亭楽大の「正座の限界60分落語会」

笑いで元気に!三遊亭楽大の「正座の限界60分落語会」リモート開催(最終回)

笑いで元気に!三遊亭楽大の「正座の限界60分落語会」

 

落語による心の復興事業 笑いで元気に!三遊亭楽大の「正座の限界60分落語会」

新型コロナウィルスの感染拡大により、三遊亭楽大さんはリモート出演となります。

 
近隣の住民の方々や災害公営住宅の住民の方々のコミュニティの形成の一助となることを目的に落語会を開催致します。岩手県沿岸で落語を生で楽しむことができる貴重な機会になるかと思います。是非この機会に皆様お誘いあわせの上、ご来場下さい。

 

感染症拡大防止対策ご協力について
●新型コロナウィルス対策として、入場する際には皆様にマスクの着用、手指の消毒、体温の計測等へのご協力をお願い致します。
●入場に関しまして体調の悪い方及び体温が37.5度以上の方の入場をお断り致します。

 

日時

3月16日(火)13時30分〜 吉里吉里公民館
3月17日(水)11時〜 釜石PIT
3月17日(水)14時〜 大槌町県営アパート談話室
※全てリモート開催となります

入場料

無料

主催・お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社
TEL 0193-22-3607

 

※落語による心の復興事業は「令和2年度岩手県被災者の参画による心の復興事業の補助を受けて実施しています。

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2020-2021シーズンインタビュー 第6弾『南篤志バックスリーダー』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2020-2021シーズンインタビュー 第6弾『南篤志バックスリーダー』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2020-2021シーズンインタビュー 第6弾『南篤志バックスリーダー』

南篤志バックスリーダー
1993.8.6生/173cm/85kg/北海道出身/慶応義塾⼤学卒/日本製鉄(株)東日本製鉄所所属
釜石シーウェイブスRFC公式サイトプロフィールページ

 

インタビュー日:2021年2月8日(オンライン取材)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川 香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条 佳泰(株式会社Grafica)

 

もっとしっかり自分の力をチームに還元していかなければ

 

<p class="cap">2019.11.02 清水建設ブルーシャークス@釜石市球技場</p>

2019.11.02 清水建設ブルーシャークス@釜石市球技場

 

ーーまずは、バックス(BK)リーダー就任の経緯を教えてください。

 

南篤志BKリーダー:

春の早い時期に、坂下総監督から「BKリーダーにと考えている」とお話があって、その後、スコットHCからも「任命したいと思います」と正式に言って頂きました。
 
僕もチームの中ではだいぶ上の年齢になってきましたし、試合経験も多い方になるので、リーダーの打診を受ける前から、今季、もっとしっかり自分の力をチームに還元していかなければと考えていたんですけど、結果的にリーダーに任命して頂いた感じですね。

 

ーー坂下総監督から、リーダー就任についてお話があった時は、具体的に何か言葉はありましたか?

 

南篤志BKリーダー:

坂下さんとは同じポジションなので、前から色々とお話をする機会は多かったんですけど、総監督になられて、「選手はどういう意見をもっているんだ?」といった話を職場で会った時にしていました。
会話をする中で、僕に対して期待をしてくださっていることは前から感じていたので、さらに“頑張れ!”という気持ちで、リーダーになれと言ってくださったのかなと。

 

ーー同じポジションの偉大な先輩である坂下さんは、どんな存在ですか?

 

南篤志BKリーダー:

正直、現役時代のプレーを見たことはあまりないんですけど、肩書だけ見ても、V7戦士(新日鐵釜石ラグビー部日本選手権優勝7連覇のメンバー)で日本代表にもなられていましたし、すごい方と同じ仕事をしているんだと感じました。今はお父さんに近いような存在で、ラグビーだけではなくて、プライベートな事も相談に乗って頂いています。
 
いつも坂下さんは、選手の所属会社などに「「チームを必ず強く良くしていくので、ここを改善してほしい」と代表して交渉して下さっています。それに対して結果を出せるのは僕たち選手なので、責任を持って結果を出し、僕たちを助けてくださっている坂下さんに恩返ししたいです。

 

2020.11.1 ヤクルトレビンズ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

2020.11.1 ヤクルトレビンズ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーー2018年のインタビューで、「核になるポジションとして、リーダーではなくてもその気持ちで」と話されていました。肩書が付いた事で、意識の面など変化はありましたか?

 

南篤志BKリーダー:

基本的には今まで通りでというか、肩書を気にして変に硬くなったりしないようにと思っています。ただやっぱり、肩書が付いた以上、発言の回数を増やすなど何かしらの変化は必要だと思っていて、その内容も、今までは練習で自分が思った事を言っていたんですけど、今は、それに加えてもっとチーム全体を見て発言するように意識はしています。

 

ーーその意識の変化、切り替えは、どのようにされて行ったんですか?

 

南篤志BKリーダー:

最初はやっぱり、今のリーダー陣、中野さんと航大さんの真似からですかね。
お二人の発言を、今までは聞き流していた訳ではないんですけど、そのまま聞くだけだったのが、その内容について、「こういう視点で見ているんだな」とか「こういう時にはこのように声掛けをしているんだな」など更に考えながら聞くようになり、そうしていくうちに、どういうポイントでどんな事を言えば良いのかとか、こうした考えを持っておかなきゃいけないなと言った学びに繋がったかなとは思います。
 
あとは、コーチ陣の康さん(須田FWコーチ)、将利さん(星野スキルコーチ)が、僕がまだリーダーが不慣れな所があるので、「意識的におまえが引っ張って行け!」とか練習中に声を掛けて下さったりして、そういう面も含めて、周囲に助けられながら徐々にやっているような感じです。

 

自分を見直す為の良い時間を持てた

 

2020.9.5 ヤマハ発動機ジュビロ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

2020.9.5 ヤマハ発動機ジュビロ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーー“コロナ禍”になって、チーム全体での活動が出来ない期間はどのように過ごされていましたか?

 

南篤志BKリーダー:

率直に、ラグビーが無くなった生活というのが今までなかったので、「やっぱりラグビー中心の生活をしていたんだな」という事を改めてすごく感じたのと、自分を見直す為の良い時間を持てたというのがありますね。
今までやっていなかった料理や読書など、色々な事にチャレンジ出来た時間でもありました。

 

ーー具体的にラグビーへの取り組み方や考え方など、見つめ直した事や変化した事はありますか?

 

南篤志BKリーダー:

コロナ禍に関係なく、今季は身体を大きくしてシーズンに入ろうと考えていたんです。その為に必要な食事の面は、最も意識して取り組みました。結果的に5㎏の増量が出来て、そこが今季一番の変化ですね。
 
それと、自分のラグビー選手としての強みって何だろうな?と。コロナ禍で個人練習しか出来ない時に、スキルアップの為にどういう練習をしたら効率的に出来るのか?を考えました。主にキックですね。色々な動画とかを見ながら工夫して練習して、スキルアップ出来たかなと思います。

 

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦@釜石鵜住居復興スタジアム

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦@釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーーこのコロナ禍の時間を有意義に過ごされていたんですね。

 

南篤志BKリーダー:

ここで腐ったら嫌だな、ポジティブに過ごしたいという想いがあったので。
それから、実は色々な出会いがあって。それをトレーニングに取り入れたりとかしたので、すごく充実した期間だったと思います。

 

ーーどういう出会いだったんですか?

 

南篤志BKリーダー:

高校の先輩でウェイトリフティングをしている方がいらっしゃるんです。その方が、昨春の緊急事態宣言下で外出自粛中、練習環境が限られて筋トレであまり負荷がかけられない時に、ゴムバンドを使用したトレーニングをされていて、その映像をSNSにあげているのを見たんです。
それで僕も取り入れようと思い、先輩とは知り合いだったので、トレーニング方法等を教えてもらいました。
 
その中で、サッカーJ2のグルージャ盛岡の秋田豊監督と先輩に繋がりがあるというお話が出て。
実は、秋田監督がそのゴムバンドの会社をされていて、その繋がりで直接トレーニングを教えて頂いたりなど、すごく貴重な経験をさせてもらいました。
 
僕、地元が茨城県の鹿島なんですけど、秋田監督が鹿島アントラーズで活躍されていた頃に、僕もアントラーズのジュニアチームに入っていたので、隣のグラウンドで練習されているのを見ていて憧れの選手だったんです。
まさか会って直接お話させて頂けるとは思っていなかったので、改めて“縁”って大事だなと。そしてこういう時だからこそ、縁が繋がりやすかったのかなとも思いましたね。

 

ーー普段の生活の中で変化はありましたか?

 

南篤志BKリーダー:

一昨年に子供が生まれて、子育ての真っ最中で色々と大変なんですけど、妻にはさっき言った食事の面で量を増やしたいとわがままを言ったんですが、文句一つ言わずにちゃんと料理をしてくれて、そのサポートは本当に助かりました!
 
今は子供と一緒に実家に戻っているので、ちょっと寂しいです。でも、会える事を楽しみに、今シーズンを乗り越えて行きたいと思います。

 

今のこの状況で試合が出来るだけでありがたいなと思います

 

2020.9.5 ヤマハ発動機ジュビロ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

2020.9.5 ヤマハ発動機ジュビロ戦@釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーージャパンラグビートップチャレンジリーグ(TCL)の開幕は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて延期になり、先日、代替フォーマットと日程等が発表になりました。

 

南篤志BKリーダー:

試合で結果を残すためにここまで練習してきたので、試合数が少ないのは残念だなと思ったんですけど、まだ緊急事態宣言が出ている地域がある状況の中で、試合が出来るだけでありがたいなと思います。
 
まず僕たちに必要なのは、今季のフォーマットだとAグループの2位以内に入ることが絶対条件なので、その為には栗田工業と清水建設戦の2戦がとても大事です。両チームとの対戦はこれまでも苦戦してきて、今回もそれが予想されるんですけど、そこできっちり勝ち切ると2位以内に入る事が出来るので、しっかりやりきった上で、近鉄にチャレンジという流れですね。
 
そして、TCLの順位決定戦についても、TCLでTOP2になる事が今シーズンの目標なので、順位決定戦でもしっかり勝つという段階を踏むためのイメージを持って、集中して行きたいと思います

 

ーー今のチームの状態はどうでしょう?

 

南篤志BKリーダー:

良い状態です。当初の開幕の前もすごく良い状態で来ていたので、本当に期待してもらえたらと思います!

 

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦@釜石鵜住居復興スタジアム

2019.11.16 コカ・コーラレッドスパークス戦@釜石鵜住居復興スタジアム

 

ーーいつもならシーズン前の練習試合でチームの状態を見られていたのが、今年はそこが無かったので、「今、チームはどんな感じだろう?」と思っていました。

 

南篤志BKリーダー:

確かにそうですよね。僕らもシーズン前の試合は少なかったので、試合の感覚という点では掴み切れてないというか、ここも他のシーズンとは違う所ですね。
でも、チーム内で試合と同じ強度で試合をしているので、問題はないかと思います。ただ、環境というか、今年は雪が降る回数と量が多いので、それもいつものシーズンと違う要因の一つになっていますね(笑)。

 

ーー雪が降った日の練習は、まずは雪かきからですか?

 

南篤志BKリーダー:

そうです(笑)。でも、雪かきしても下は凍っていて固まった状態なので、体育館を借りて室内で練習した日もありましたし、グラウンドじゃなくてミーティングに切り替えて、息を上げるようなトレーニングをしたりしました。年明け以降は、グラウンドが使えなかった日が多かったですね。

 

ーーTCL順位決定戦後、ジャパンラグビー トップリーグ(TL)16チームにTCL上位4チームを加えた、計20チームによるトーナメント戦(計19試合)が行われますね。

 

南篤志BKリーダー:

やっぱり、公式戦でTLのチームを倒す、勝つ姿をファンの皆さんも待っていると思いますし、新しいリーグ編成にも繋がっていく重要なポイントなので、一つでも多く勝利して全体順位を上げたいです!

 

ーー新リーグについては、やはり気になりますか?

 

南篤志BKリーダー:

そうですね、気になりますね。フォーマットも変わってホーム&アウエー方式がありますし、スタジアムの大きさとか、その他にもまだ僕らには分からない部分の動きもあるとは思うんですけど、スポーツビジネスとしてやって行かなくてはならないと思うので、選手としては、アマチュアではなくなる分、これまで以上に色々な意識を高めていく必要があると感じています。
今はこのコロナ禍を乗り越えた先で、「どうなるかな」と楽しみにしている感じです。

 

ーーいよいよリーグがスタートします。今シーズンの抱負を含め読者の皆さんにメッセージをお願いします。

 

南篤志BKリーダー:

開幕は予定よりは遅れてしまいましたが、皆さんの前で映像を通してという形でも試合が出来る事をすごく楽しみにしています。
 
個人的には、今までアタックの部分ではチームに貢献出来ていたと思うんですけど、ディフェンスの部分では正直ちょっと苦手意識があったんですが、サイズアップして積極的に行けるようになったので、アタックでもディフェンスでもチームの流れを作るプレーをして、その姿を皆さんにお届けしたいと思います!
 
初戦の栗田工業戦をどれだけいい形で勝負出来るかが、いい流れでリーグ戦に入って行く事に繋がる重要な試合になってくると思います。準備の段階では色々と大変な所もありましたけど、選手は開幕に向けてしっかり調整していますので、皆さんにSW強くなったな!と純粋に思って頂けるいい試合をしたいと思っています。期待してください!

 
 

チーム活動情報、リーグ戦日程等の最新情報は、釜石シーウェイブスRFC公式サイトをご覧ください。
https://www.kamaishi-seawaves.com/

10年目の3月11日に寄せて

10年目の3月11日に寄せて

10年目の3月11日に寄せて

 

いつも「かまいし情報ポータルサイト~縁とらんす」をご覧頂きましてありがとうございます。

 

本日は、東日本大震災から10年目となる3月11日を迎えます。
忘れてしまいたい気持ちと忘れて欲しくない思いが交錯し、多くの人が様々な葛藤を抱える中、10年という時間が経ちました。

 

あらためまして、お亡くなりになられた方々の御霊に、哀悼の意を表します。
そして、この10年間に全国また全世界から頂いたたくさんのご支援に、あらためて感謝いたします。

 

また更に、個々にペースの違いはあれど、復興の名のもとに歩みを進め、本日に至るまで町の日常生活を担ってきた市民の皆様にも、感謝と労いの気持ちをお伝えいたします。
釜石、そして被災地の復興は、住民一人一人の日常の積み重ねに依る部分が、とても大きかったと思います。

 

縁とらんすでは、「〜繋ぐ〜(釜石の過去・現在・未来の繋がり/釜石に暮らす人の繋がり/釜石を訪れる方々との繋がり/釜石を想う方々との繋がり)」(抜粋編集)というコンセプトの元、2015年のサイト開設以降、復興釜石新聞などと連携して様々な情報を発信して参りました。
情報を媒介とした繋がりを構築することで、復興の一助になって来られたかなと思っていますが、これもひとえに、町で生活する皆さんの活気や、いつも釜石を気にかけて下さる方々の熱量による所が大きいです。

 

10年という数字上の節目をもって生活が大きく変わったり、心の面での復興が加速したりすることはありませんが、これから先に歩みを進め続けるためにも、今日という日を大切に過ごし、哀悼の意、感謝の気持ち、労いの心で、全ての皆様が大切な人を想う一日になるよう願っています。

 

2021年3月11日
かまいし情報ポータルサイト~縁とらんす
管理者(釜石まちづくり(株))

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

オンライン報告会を終え、充実した表情を見せる隊員ら

復興後押し 釜援隊“卒業式”〜8年の歩みを振り返る、オンラインで活動報告会

オンライン報告会を終え、充実した表情を見せる隊員ら

オンライン報告会を終え、充実した表情を見せる隊員ら

 

 東日本大震災からの復興に向け、釜石市のまちづくりや農林漁業の振興、住民福祉など幅広い分野で官民協働による課題解決を担う釜石リージョナルコーディネーター(復興支援員、通称・釜援隊)。今年度末で活動を終える。隊員らでつくる協議会は〝散開〟を前に、2月26日、大町の市民ホールで活動報告会を開催。発足から8年の歩みを振り返り、活動成果を総括した。

 

 多くの自治体が総務省の財政支援を受けて地域おこし協力隊員を迎える中、釜石市は13年、同省の復興支援員制度を活用して独自に釜援隊を導入した。商社や国際機関、マスコミなどで勤務経験のある29人を受け入れ、現在11人が活動。市と住民や企業、NPOなどとの調整役としてまちづくりを支えてきた。

  

 報告会はオンラインで開催。「釜援隊がまちや市民に提供した価値」をテーマにしたパネルトークで、遠藤眞世さん(33)=東京出身=は平田地区に整備された県営復興住宅の自治会運営の伴走支援など住民自治・共助のコミュニティーづくりを伝えた。被災の有無で交流を遠慮する住民たちをつなぐ祭りの実施など成果を上げた一方、年数とともに人の動きも変化し、コミュニティー活動を維持する難しさを実感。「コミュニティーづくりは自分たちでやる」というイメージを持った地域の担い手が必要だと指摘した。

 

 協働先として当時、活動を進めた市の千葉裕美子子ども課長は「住民と行政の懸け橋となり、新たなコミュニティーの輪を広げてもらった」と成果を強調した。

  

 東部地区事業者の連携支援に取り組んだ花坂康志さん(32)は、古里を盛り上げようとUターン。地区の方向性に関し行った事業者へのヒアリングで、異なる主張を整理し、話し合いの場に持ち込む難しさ、社会人としての未熟さを実感。人との関わりでさまざまな学びがあり、「成長を後押ししてもらった。今後、形が変わっても関わっていきたい」と力を込めた。

 

 同地区事業者協議会の新里耕司会長は「地元の視点に外の情報を入れ、新しいチャレンジを創造するチャンスをもたらした」と手応えを感じた。

 

 各隊員の活動報告は4グループに分かれ、一人15分の持ち時間で実施。現隊員の中で最も長く活動する常陸奈緒子さん(36)は「復興まちづくりにおける高校生の地域参画」をテーマに取り組みを紹介した。

 

 高校生による津波防災授業、中高生向けキャリア教育企画、放課後の居場所づくりなどをサポート。地元の後輩たちを応援する活動にやりがいを見いだし、「震災から10年。これからは平時のまちづくりがポイントになる。若い世代を育み、地域とつながり続ける体制、環境づくりを続けたい」と前を向いた。

 

 隊長の二宮雄岳さん(54)によると、現隊員のほとんどが釜石に残ることを決めている。自身も「できることがある」と決断。震災の復旧復興から地方創生期への変化に対応した活動の展開から得た価値を生かした協働の仕組みづくり、産業振興に注力する構えだ。

 

 協働先の市、企業、元隊員らが各場で視聴。2時間半の配信で、延べ約80人が成果を共有した。

釜石トライアスロン30周年記念誌発刊〜「継続は力」熱い思いを一冊に、震災からの復活 全国から支援

釜石トライアスロン30周年記念誌発刊〜「継続は力」熱い思いを一冊に、震災からの復活 全国から支援

震災から立ち上がってきた大会の軌跡が掲載された記念誌

震災から立ち上がってきた大会の軌跡が掲載された記念誌

 

 釜石市を代表する一大スポーツイベントに成長した「釜石はまゆりトライアスロン国際大会」は、1990年の開始から昨年で30周年を迎えた。大会を主管する釜石トライアスロン協会(小林格也会長)は、これまでの歩みを記録した30周年記念誌を先月発刊。東日本大震災からの大会復活、正式種目となった国体トライアスロンの釜石開催成功など、同市復興のシンボルとして走り続けた軌跡が関係者の熱い思いとともにつづられる。

 

 記念誌はA4判カラーで全50ページ。大会を支えてきた関係自治体や競技団体の代表、本県出身のトライアスリート、コース沿線の町内会長ら28人が寄稿。釜石大会の魅力や価値、地元にもたらした効果、懐かしい思い出などが、それぞれの視点で記されている。

  

 大会の歩みは、震災前の2010年までの20年間(通算21回開催)と、震災後の復活劇を1年ごとに追ったページで構成。豊富な写真を掲載し、多くの人々が関わってきた同大会を印象づける。

 

 11年の震災では大会メイン会場の根浜海岸と、コースとなっていた鵜住居、箱崎地区が津波で甚大な被害を受けた。協会員も被災し、大会存続が危ぶまれる中、復活の決断を後押ししたのが「復興の一助となってほしい」という地元の声。16年の岩手国体からトライアスロンが正式種目になり、釜石が開催地となることが決まっていたことも原動力となった。

 

完成した記念誌を手に関係者に感謝の気持ちを表す小林会長

完成した記念誌を手に関係者に感謝の気持ちを表す小林会長

 

 震災の翌12年にはオープンウォータースイム(水泳)、13年にはアクアスロン(水泳、長距離走)、14年にはトライアスロン(水泳、自転車、長距離走)の大会を実現させ、16年の国体開催につないだ。

  

 「震災直後は正直もうだめかと思ったが、市民や釜石を愛する全国の皆さんに支えられ、ここまでこられた。感謝しかない」と小林会長(82)。第1回大会から無事故できたことも大きな成果に挙げる。

 

 昨年は津波で流失した根浜海岸の砂浜再生工事が完了。30周年の記念大会を予定していたが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、中止を余儀なくされた。震災、コロナと2度の危機に直面するが、「継続は力。今年こそ大会ができるようになることを祈る」。

 

 30周年記念誌は250部作成。大会関係者や支援者、協会員などに配られる。

「3.11」を目指し、ワークブックを作成する岩手大の学生ら

命を守るワークブック作成進む、鵜住居「いのちをつなぐ未来館」〜岩手大教員養成支援センター「生き抜く子どもを」教訓つなぐ

「3.11」を目指し、ワークブックを作成する岩手大の学生ら

「3.11」を目指し、ワークブックを作成する岩手大の学生ら

 

 釜石市鵜住居町の津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」の名誉館長加藤孔子(こうこ)さん(63)=盛岡市、岩手大教員養成支援センター特命教授=らは、同館を訪れる小中学生の学習を手助けするワークブックづくりを進めている。東日本大震災から10年。人々の記憶から徐々に薄れ始め、学校では記憶のない世代が増えている。「あの日を知り、命を大切に未来へ生き抜く子どもを」。震災を経験した釜石出身の学生らが記憶と教訓を伝えようと取り組みを支える。

 

 この取り組みは岩手大の地域創生モデル構築活動を活用する。釜石の防災教育、震災を実体験した学生、院生ら7人が災害時に生かされた学習活動を伝える形で参加。加藤さんが中心となってまとめ、同大地域防災研究センターの福留邦洋教授が助言する。

 

 作成中のワークブック(津波てんでんこVer.1)は3章からなり、ステップ1で釜石を発信する「○○のまち」を解説し、見学前に地域を知ることから始まる。震災や防災を学ぶのがステップ2。館内でガイドが実際に説明するルートをたどりながら展示物の補足をする形にし、学習を効果的に進められるよう工夫。ステップ3では感想を書き込んだり、クイズで振り返りができるようにした。

  

 鵜住居小5年生の時に震災を経験した八幡桃子さん(教育学部3年)は、発災当日の避難行動などをまとめた。その過程で当時の怖い体験がよみがえる。「生きるのに必死だった。頑張って生きていると感じた」。子どもたちに伝えたいことは、命を守る大切さ。「自分事として捉え、できることを考えるきっかけに」と願う。

 

 震災をきっかけに教員を目指す佐々木伊織君(大学院総合科学研究科地域創生専攻修士1年)は大平中出身。被災していない自分が参加していいか迷いがあったというが、防災教育の一端を担う取り組みに「やりたいことを実現できた」と充実感をにじませる。

 

 高校時代に伝承活動に取り組んでいた野呂文香さん(教育学部1年)は、コロナ禍で思い描いていた生活が一変。限られた活動に割り切れない心情を抱えていた。そんな中で参加した伝える活動は、自身の学びへの意欲を呼び戻す力になった。「このワークブックはもっとレベルアップできる。未来館で実際に使われている様子を見学し、改善できたらいい」と新たな展開を見いだした。

 

 震災当時釜石東中教諭だった佐々木良一さん(教職大学院修士1年、現下橋中教諭)は、震災を記憶していない子どもたちの災害に対する反応が「他人事のようだ」と感じることがあり、「伝えることは、これからより必要な活動だ」と指摘する。

  

 釜石市から同大に派遣されている共同研究員の佐々木千里さんも、伝え続ける必要性を確信。釜石東中出身の岡道一平君(大学院総合科学研究科理工学専攻修士2年)は会合には不参加だったが、ワークブックの中に登場する「てんでんこレンジャー」の活動を紹介している。

 

 未来館職員で語り部の川崎杏樹さん(24)はリモートで参加。「来館者の多くは滞在時間が限られている。形として残るワークブックが伝えきれないことを補い、見学後にどこにいても防災を振り返るものに。知識のアンテナを広げる手段になるのでは」と期待を込める。

 

 加藤さんは震災当時に釜石小校長を務め、防災教育に力を注いでいた。その時に実体験した学生らが生の声、思いを込めて精力的に関わる活動に手応えを実感。「みんなに背中を押されて実を結んだ。私たちの役目は伝えること。自分の命を守る人が増えてほしい」と切に望む。

 

 ワークブックはA4サイズ、約30ページとなる予定。来年度から活用できるよう調整する。

白銀の世界を満喫、鵜住居こどもひろば〜そり滑りに歓声、青ノ木で雪遊び

白銀の世界を満喫、鵜住居こどもひろば〜そり滑りに歓声、青ノ木で雪遊び

ストーブを囲み、小笠原さんの心尽くしで伝統の味を満喫する児童ら

ストーブを囲み、小笠原さんの心尽くしで伝統の味を満喫する児童ら

 

 釜石市主催の「ゆきあそび」が祝日の11日、標高約600メートルの橋野町青ノ木で開かれた。幼児や小学生19人と家族、サポーター合わせて32人が参加し、「白銀の世界」を満喫した。

 

 市の放課後子ども教室、鵜住居こどもひろば事業の特別イベント。世界遺産「橋野鉄鉱山」の入り口にある「峠の茶屋」周辺は十分な積雪があった。バスで到着した子どもらは、事業を企画する一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(伊藤聡理事長)の案内で銀世界に飛び出した。

  

 植物性の着色料で雪にお絵かき。なめらかな雪面に倒れ込んでひと形を刻むと、そり滑り。ふんだんにある坂、傾斜面を求め、膝まで埋まりながらラッセルした。

 

雪まみれになって真冬のだいご味を楽しむこども

雪まみれになって真冬のだいご味を楽しむこども

 

 硬めの雪質を見つけると、のこぎりで角型に切り出し、イヌイットの仮設住居「イグルー」風の再現にも挑戦。屋根の据え付けは難しく、壁面だけの住居となったものの、子どもらは「雪小屋」と呼んで喜んだ。

 

 昼、幼児らは屋内で休憩。児童は屋外のまきストーブを囲み、おにぎりを頬張った。峠の茶屋代表の小笠原静子さん(79)が甘みそ仕立ての豆腐田楽(でんがく)を火鉢に並べ、カボチャとクルミを混ぜ込んだ「オカラ団子」を提供。子どもらは温かい手作りの伝統食に、笑顔でかじりついた。

  

 平田小5年の佐々木碧乃莉(みのり)君は妹の彩衣音さん(同1年)と初参加。「家では家族で小さなカマクラを造った。2人分の大きさかな。やっぱり寒い」と言いながら、午後も雪原での遊びを楽しんだ。

県レベルのバレーボール大会で初めての優勝を飾った栗林ラビ—の主力選手と指導者

栗林ラビー(小学生バレー)県大会で快挙〜めんこいテレビ杯で初優勝、攻撃 守備のバランス良く

県レベルのバレーボール大会で初めての優勝を飾った栗林ラビ—の主力選手と指導者

県レベルのバレーボール大会で初めての優勝を飾った栗林ラビ—の主力選手と指導者

 

 第30回岩手めんこいテレビ杯県小学生バレーボール新人大会(県バレーボール協会、県小学生バレーボール連盟主催)は13、14の2日間にわたり、陸前高田市など気仙地域の5会場で開かれ、釜石市代表の栗林ラビーが優勝した。新人大会(5年生以下)とはいえ、1984年から活動するラビーはチーム史上初の県チャンピオンに輝いた。選手2人が有望選手賞、藤原明広監督兼代表が優秀監督賞を受けた。

  

 大会は男女と混合の計3部門あり、ラビーなど女子部門には38チームが出場した。ラビーは釜石・花巻地区(東和を含む)予選を勝ち抜き、本大会に進んだ。順調に勝ち進み、準々決勝では強豪の軽米にセットカウント2―1の逆転勝利。準決勝も一関を2―1で逆転して粘り強さを見せた。決勝は田頭(八幡平市)に2―0で圧倒した。

 

 全試合を通じて活躍した選手10人を選ぶ有望選手賞を山崎新菜さん(釜石5年)と小笠原早紀さん(栗林5年)が受けた。

 

 主将の金野涼葉さん(鵜住居5年)は1年生から入団し、ポジションは守備力を問われるバックセンター。「手応えは感じていたけど、本当に優勝してビックリした。全員サーブが良く、攻撃と守備のバランスもいい。6年生になったら、もう一度、県で優勝したい」と意欲を高めた。

 

 小林夏穂さん(栗林6年)は「今のメンバーは早くから試合に出ている。監督さんも、だんだん強くなっていると話していた。みんな元気がいい。優勝できて、私もうれしい。中学校でもバレーボールをします」と、〝後輩〟の活躍に励まされたよう。

  

 ラビーは創設から約36年のチーム歴を重ねる。これまで県内大会で何度か準優勝があり、2005年には全国大会に初出場した。数年前には選手が4人と存続の危機もあったが、栗林小児童主体の選手編成から広域化を進め、現在は1年生以上20人が登録する。選手が在籍する学校は市内6校、大槌町1校に広がる。

 

 保護者コーチ3人とチームを指導する藤原監督(62)は「新人大会とはいえ、県大会での初優勝はすごい。来年の活躍が楽しみだが、主力がごっそり抜けるその後が心配」と悩みは尽きない。

 

 チームの本拠地は栗林小体育館。練習は火・木曜日の午後6時半から約2時間。土・日曜日は午前9時から昼まで行う。加入、見学の問い合わせ、申し込みの連絡は、副会長の菊池健さん(電話090・8924・2221)へ午後6時以降に。

自費PCR検査サービスを拡大、感染リスク抑止へ回収ポスト設置〜薬王堂とセルスペクト、釜石(小佐野・鈴子)2店にスポット

自費PCR検査サービスを拡大、感染リスク抑止へ回収ポスト設置〜薬王堂とセルスペクト、釜石(小佐野・鈴子)2店にスポット

薬王堂釜石小佐野店に設置された自費PCR検査サービスの受付スポット

薬王堂釜石小佐野店に設置された自費PCR検査サービスの受付スポット

 

 東北6県でドラッグストアを展開する薬王堂(矢巾町)と医療機器メーカーのセルスペクト(盛岡市)が、個人や企業などに向けて提供する新型コロナウイルスの自費PCR検査サービス。これまで受付店舗は県内陸部が主だったが、16日から沿岸部にも拡大された。釜石市内では小佐野店と鈴子店の2店に検体受付スポットを設置。日常的に検査を受けられる体制を確保することで、感染拡大リスクを抑える狙いがある。

 

 昨年12月に始まった同サービスでは、検査キットを専用サイト(http://cellspect-yakuodo.com/)で購入。自身で採取した唾液を安全パックに梱包(こんぽう)して回収場所に持参するだけで、人と接触することなく検査を受けられる。

  

 受付スポットは薬王堂店舗敷地内に設置。専用容器はセルスペクトが回収して検査を行い、受け付け翌日にはウェブサイトで結果が確認できる。郵送での通知も可能で、受け付け後3日以内に発送される。

 

 送料込みで1万6千円(税別)。価格は高いが、保健所からPCR検査を受託する衛生検査所のセルスペクトが検体の回収・検査までを行う体制により、厚生労働省による検査指針に準拠した精度管理がなされた行政検査と同様の検査が受けられる。

 

 これまでの青森、岩手、宮城、秋田4県の39店に加え、16日以降に岩手の沿岸全域、宮城県気仙沼市、秋田県仙北市(角館)の18店で受け付けが可能となる。

 

 受け付けエリア拡大で新たにスポットが設置された薬王堂釜石小佐野店。店舗内ではなく、建物の外、商品搬入口そばに回収ポストを設け、従業員らに声掛けすることなく、投入してもらえるようになっている。回収は火・木・土曜日の週3回で、投入可能時間は午前8時から午後1時まで。

  

 18日に回収に訪れたセルスペクトの岩渕拓也社長(42)は「地域でいつでも検査を受けられるようになっている。県外への往来、やむを得ず活動する場合の感染拡大防止対策の一助になれば。当たり前の感染対策を続ける啓発にもなれば」と話す。

 

 検査結果を証明書としてほしい場合や従業員の検査をまとめて実施したいといった企業の要望などへの対応も検討。同サービスに関する問い合わせは、衛生検査所(電話019・681・2099/受付時間は午前9時~午後5時)へ。

米国空軍太平洋音楽隊「パシフィック・トレンズ」釜石公演

米国空軍太平洋音楽隊「パシフィック・トレンズ」釜石公演

 米国空軍太平洋音楽隊「パシフィック・トレンズ」釜石公演

 

釜石市国際交流協会では、米国空軍太平洋音楽隊「パシフィック・トレンズ」の釜石公演を次のとおり開催します。

 

コロナ禍での開催となり入場者数に限りがありますのでご注意ください。

 

新型コロナウィルス感染防止のため、下記のご協力をお願いいたします。
・体調のすぐれない方、発熱等の症状のある方は入場をご遠慮ください
・マスクの着用
・入場・再入場の際の手指消毒
・受付時の検温
・万が一に備えた、ご来場者のお名前とご連絡先の記録

 

開催日時

令和3年3月15日(月)
 
・受付開始(連絡先記入、体温測定、入場券お渡し) 17:00 
※入場券(整理券)を予約済みの国際交流協会会員は、別受付になります。
 
開場 18:00 
開演 18:30 (20:00 終演予定)

開催場所

釜石市民ホールTETTO ホールA

定員

400名(先着順。新型コロナウィルスをめぐる情勢の変化により定員が変更、または公演が中止になることがあります)

申込方法

申込不要。公演当日、直接受付へお越しください。

入場料

無料

主催

釜石市国際交流協会
チラシはこちら→ pathific_trends[PDF:157KB]

問い合わせ先

釜石市国際交流協会
電話番号 080-1823-1571(平松)
電子メール kiexchangeassociation@gmail.com

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 文化スポーツ部 国際交流課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22番1号 シープラザ釜石2F
電話:0193-27-5713 / Fax 0193-31-1170 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/docs/2021022200047/
釜石市

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釜石市公式サイトと連携し、縁とらんすがピックアップした記事を掲載しています。記事の内容に関するお問い合わせは、各記事の担当窓口までお問い合わせください。
春を呼ぶ つるしびな、TETTOで3月3日まで〜手芸教室の女性ら制作

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カラフルなつるしびながすだれのように並んだ「ひなまつり展」

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 釜石市の手芸教室に通う女性たちが制作した人形などを紹介する「ひなまつり展」が、釜石市大町の市民ホールTETTOギャラリーで開かれている。3月3日まで。

 

 同ホールの主催。ミシン・手芸用品の販売などを行う大町のニコー商会が協力し、今回で4回目の開催となる。同社の里舘恭子さん(60)が指導する手芸教室に通う14人が制作。花や動物などが連なるつるし飾りや壁掛け、ちりめん細工のえと、大小さまざまな人形など約250点が並んでいる。

  

 会場は色鮮やかで、華やいだ雰囲気。訪れた人たちは「これから春。いい季節になるね」と暖かさを先取りしたり、「コロナでどこにも行けないから。きれいなものを見てほっこり。心豊かになる」と目を細めている。

 

 同じ題材でも作り手によって色合いや表情はさまざまで、個性がにじむ。子どもや孫の成長を願ったり、季節を感じてもらえたら―と、一つ一つ思いを込めた作品ばかり。里舘さんは「見て楽しみ、穏やかな時間を過ごしてほしい。作る人が増えるといいな。作ってみたい方はいつでもどうぞ」と期待する。

  

 午前9時~午後9時まで観覧でき、入場無料。問い合わせは市民ホール(電話0193・22・2266)へ。