春を呼ぶ つるしびな、釜石市民ホールTETTOで3月3日まで〜手芸教室の女性ら制作
カラフルなつるしびながすだれのように並んだ「ひなまつり展」
釜石市の手芸教室に通う女性たちが制作した人形などを紹介する「ひなまつり展」が、釜石市大町の市民ホールTETTOギャラリーで開かれている。3月3日まで。
同ホールの主催。ミシン・手芸用品の販売などを行う大町のニコー商会が協力し、今回で4回目の開催となる。同社の里舘恭子さん(60)が指導する手芸教室に通う14人が制作。花や動物などが連なるつるし飾りや壁掛け、ちりめん細工のえと、大小さまざまな人形など約250点が並んでいる。
会場は色鮮やかで、華やいだ雰囲気。訪れた人たちは「これから春。いい季節になるね」と暖かさを先取りしたり、「コロナでどこにも行けないから。きれいなものを見てほっこり。心豊かになる」と目を細めている。
同じ題材でも作り手によって色合いや表情はさまざまで、個性がにじむ。子どもや孫の成長を願ったり、季節を感じてもらえたら―と、一つ一つ思いを込めた作品ばかり。里舘さんは「見て楽しみ、穏やかな時間を過ごしてほしい。作る人が増えるといいな。作ってみたい方はいつでもどうぞ」と期待する。
午前9時~午後9時まで観覧でき、入場無料。問い合わせは市民ホール(電話0193・22・2266)へ。
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