栗林ラビー(小学生バレー)県大会で快挙〜めんこいテレビ杯で初優勝、攻撃 守備のバランス良く


2021/03/04
復興釜石新聞アーカイブ #スポーツ

県レベルのバレーボール大会で初めての優勝を飾った栗林ラビ—の主力選手と指導者

県レベルのバレーボール大会で初めての優勝を飾った栗林ラビ—の主力選手と指導者

 

 第30回岩手めんこいテレビ杯県小学生バレーボール新人大会(県バレーボール協会、県小学生バレーボール連盟主催)は13、14の2日間にわたり、陸前高田市など気仙地域の5会場で開かれ、釜石市代表の栗林ラビーが優勝した。新人大会(5年生以下)とはいえ、1984年から活動するラビーはチーム史上初の県チャンピオンに輝いた。選手2人が有望選手賞、藤原明広監督兼代表が優秀監督賞を受けた。

  

 大会は男女と混合の計3部門あり、ラビーなど女子部門には38チームが出場した。ラビーは釜石・花巻地区(東和を含む)予選を勝ち抜き、本大会に進んだ。順調に勝ち進み、準々決勝では強豪の軽米にセットカウント2―1の逆転勝利。準決勝も一関を2―1で逆転して粘り強さを見せた。決勝は田頭(八幡平市)に2―0で圧倒した。

 

 全試合を通じて活躍した選手10人を選ぶ有望選手賞を山崎新菜さん(釜石5年)と小笠原早紀さん(栗林5年)が受けた。

 

 主将の金野涼葉さん(鵜住居5年)は1年生から入団し、ポジションは守備力を問われるバックセンター。「手応えは感じていたけど、本当に優勝してビックリした。全員サーブが良く、攻撃と守備のバランスもいい。6年生になったら、もう一度、県で優勝したい」と意欲を高めた。

 

 小林夏穂さん(栗林6年)は「今のメンバーは早くから試合に出ている。監督さんも、だんだん強くなっていると話していた。みんな元気がいい。優勝できて、私もうれしい。中学校でもバレーボールをします」と、〝後輩〟の活躍に励まされたよう。

  

 ラビーは創設から約36年のチーム歴を重ねる。これまで県内大会で何度か準優勝があり、2005年には全国大会に初出場した。数年前には選手が4人と存続の危機もあったが、栗林小児童主体の選手編成から広域化を進め、現在は1年生以上20人が登録する。選手が在籍する学校は市内6校、大槌町1校に広がる。

 

 保護者コーチ3人とチームを指導する藤原監督(62)は「新人大会とはいえ、県大会での初優勝はすごい。来年の活躍が楽しみだが、主力がごっそり抜けるその後が心配」と悩みは尽きない。

 

 チームの本拠地は栗林小体育館。練習は火・木曜日の午後6時半から約2時間。土・日曜日は午前9時から昼まで行う。加入、見学の問い合わせ、申し込みの連絡は、副会長の菊池健さん(電話090・8924・2221)へ午後6時以降に。

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