大型連休後半は好天が続き、来場者が増えた世界遺産「橋野鉄鉱山」=5日

世界遺産 橋野鉄鉱山にも観光客続々〜満開の石割桜が迎える

大型連休後半は好天が続き、来場者が増えた世界遺産「橋野鉄鉱山」=5日

大型連休後半は好天が続き、来場者が増えた世界遺産「橋野鉄鉱山」=5日

 

 釜石市橋野町青ノ木の世界遺産「橋野鉄鉱山」には大型連休中、県外から観光客が続々と訪れた。山あいならではの一足遅い春が見学者をお出迎え。周辺はさまざまな桜が咲き誇り、登録5年目の世界遺産を彩った。遺跡エリア内に隠れるようにたたずむ「石割桜」も5日までにほぼ満開に。花崗(かこう)岩から伸びる3本のヤマザクラがボリュームたっぷりの花を咲かせ、美しい姿を見せている。12日には八重桜まつりが開かれる。

 

 三番高炉の東側山手、山神社の拝殿跡近くに生える石割桜は、長さ約5・5メートル、高さ約1・5メートルの三角状の花崗岩の間から生育。樹高は約15メートル、樹齢は約90年と推定される。開花時期は例年5月初旬。今年は2日ごろから咲き始め、20度前後まで気温が上昇したことで一気に満開に。昨年より花の付きが良く、間近で見ると木の高さと枝先まで連なる花が迫力の光景を生みだしている。

 

満開となった「石割桜」を眺める観光客

満開となった「石割桜」を眺める観光客

 

 地元出身の釜石観光ガイド会員、三浦勉さん(67)は「高炉の石組みに使おうとして割った岩が結局使われず、割れ目に桜の種が入り込み、成長したのではないか。近くにはノミが入れられた石も残る」と同所と桜の関連性を推測。「根がどこまで張っているか分からないが、栄養を取りづらい環境であることは確か。ゆえに幹が太くなるのは他の木より遅いだろうが、今まで枯れる様子はなく、花の勢いもいい。まだまだ育っていきそう」と今後に期待を寄せる。

 

 同桜は岩手の桜を紹介する書籍に掲載されているが、釜石在住でも知らない人が多い。5日、大平町から訪れた夫婦も「全然知らなかった。あんな所にあったとは」と目を凝らした。三浦さんによると花は「風が吹かず、天気さえ良ければあと3日ぐらいは持ちそう」とのこと。

 

 連休期間中はインフォメーションセンターに常駐した観光ガイドの案内で見学を楽しむ人も多かった。八戸市から訪れた内藤生美さん(44)、慧君(10)親子は5日、三浦さんのガイドで高炉跡を見学。生美さんは「歴史の重みを感じる。八戸も工業のまちなので、身近に感じた。子どもにも何か響いてくれれば」と期待。石に興味があり、同所の見学を自ら希望した慧君は「鉄の作り方を知って驚いた。高炉の上の部分も残っていたら見てみたかった」と目を輝かせた。

 

 娘さんとともに車で訪れた盛岡市の中村洋子さん(74)は「世界遺産ということで、一度は来て見たかった。こんなに山奥にあるとは想像しなかった。昔、実家の近くに採石場があり、発破の音がうるさいほどだった。高炉の石組みを近くの斜面から切り出したことを聞き、それを思い出した。ガイドの説明があって、よく分かりました」と感想を話した。

 

 橋野鉄鉱山は、16年の台風10号による豪雨で遠野市からのアクセス道路「笛吹峠」が通行止めになったことが影響し、見学者数が落ち込んだ。復旧工事の完了で昨シーズンから通行可能となり、今年のゴールデンウイークは10連休という好条件も重なったことで、見学者数は回復傾向に。同センターの入館者数は4月27日~5月6日までの10日間で計1826人に上った。来場者の車は大半が県外ナンバーで、九州、関東、北海道からの車も見られた。

 

(復興釜石新聞 2019年5月8日発行 第788号より)

 

復興釜石新聞

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

かまいし森のようちえん2019春

かまいし森のようちえん2019春

かまいし森のようちえん2019春

 

今年度の「かまいし森のようちえん」は春・夏・秋・冬の4回開催!第1回目は春の野山を散策します。自然の中には、子どもたちの健やかな成長のためのエッセンスがぎっしり!子どもの頃を思い出し、親子で自然の中であそんでみませんか?

 

日時

令和元年5月25日(土) 10:30~12:30 (10:15~受付)
※雨天決行

場所

福祉の森(釜石市甲子町8-178-29)

対象

就学前の親子

講師

自然あそび広場にここ 深澤 鮎美 さん

参加費用

無料

持ち物・服装

飲み物、汚れてもいい動きやすい服装、長靴、帽子、お弁当(おにぎり)、雨具(雨天の場合)

申込み

5月22日(水)までに電話またはEメールで市子ども課宛申込みください
※申込時に「氏名、参加人数(大人・子ども)、子どもの年齢、電話番号」をお知らせください
TEL: 0193-22-5121
E-mail: kodomo(アットマーク)city.kamaishi.iwate.jp
※スパムメール対策のため「@」を「(アットマーク)」で表記しています。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 保健福祉部 子ども課 次世代育成係
〒026-0025 岩手県釜石市大渡町3丁目15番26号
電話 0193-22-5121 / FAX 0193-22-6375 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/hagukumu/jidofukushi/kosodateshien/detail/1222592_3290.html
釜石市

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島田歌穂&島健 DUO コンサート

島田歌穂&島健 DUO コンサート

島田歌穂&島健 DUO コンサート

 

It’s TETTO series 1 島田歌穂&島健 DUOコンサート
女優・歌手として幅広く活躍し、国際的にも高い評価を得ている島田歌穂と、ピアニスト、作・編曲家、また多くのアーティストのプロデューサーなどをつめる島健による、夫婦ならではのスペシャルDuoコンサート

 

島田歌穂&島健 DUO コンサート – 釜石市民ホール TETTO 公式サイト

日時

2019年6月7日(金) 18:30〜20:30予定(開場18:00)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

出演

島田歌穂(女優・歌手)Kaho SHIMADA
島田歌穂(女優・歌手)Kaho SHIMADA
1947年、子役デビュー。82年、ミュージカル『シンデレラ』で初舞台。87年、ミュージカル『レ・ミゼラブル』で脚光を浴び、出演回数は1,000回を超えた。同作の世界ベストキャストに選ばれ、日本の女優として初めて英国王室主催の御前コンサートに出演。更に参加したインターナショナル・ベストキャストアルバムが米国にてグラミー賞を受賞するなど国際的にも高い評価を得る。主な出演作品は『ウエストサイド・ストーリー』『黙阿弥オペラ』『江利チエミ物語』『飢餓海峡』『ベガーズ・オペラ』など。近作では17年『ビリー・エリオット』、18年『メリー・ポピンズ』の日本初演、『ナイツ・テイル』の世界初演でも好評を博した。
また、17年ディズニー映画『美女と野獣』プリュメット役、19年『メリー・ポピンズ リターンズ』トプシー役の吹替を務める。女優、歌手として、ミュージカルからストレートプレイ、コンサート、ライブと幅広く活躍。楽曲のレパートリーは、ミュージカルは勿論、ジャズからポップス、民謡に至るまで幅広い。
芸術選奨文部大臣新人賞、紀伊國屋演劇賞個人賞、読売演劇大賞優秀女優賞など受賞多数。
大阪芸術大学教授、今年、デビュー45周年を迎えた。
公式サイト http://www.shimada-kaho.com

 

島 健(ピアニスト、作・編曲家、プロデューサー)Ken SHIMA
島 健(ピアニスト、作・編曲家、プロデューサー)Ken SHIMA
1978年に渡米。L.A.にて編曲を学びながらジャズシーンで活躍。
86年に帰国後は、数々のレコーディングに参加。サザンオールスターズ、浜崎あゆみ、中島美嘉、ゴスペラーズ、GLAY、平原綾香、JUJU、森山良子、加藤登紀子など幅広いジャンルのアーティストの編曲やサウンドプロデュースを手掛ける。サザンオールスターズ“TSUNAMI”(弦編曲)、浜崎あゆみ“Voyage”(編曲)はレコード大賞を受賞。また、テレビドラマやミュージカルの作曲、音楽監督など多岐にわたり活躍中。
ドラマ『やすらぎの郷』、続編、2019年春からの『やすらぎの刻~道』(倉本聰脚本、石坂浩二主演)の音楽を担当。
自身のアルバムとしては「BLUE IN GREEN」、「Shimaken Super Sessions」、夫人の島田歌穂とのデュオ・アルバム「いつか聴いた歌」などがある。
公式サイト http://www.shimaken.jp

 

可知 寛子 Hiroko KACHI
可知 寛子 Hiroko KACHI
主な出演歴:【舞台】2007年~10年1月『WiCKED』USJ特別版(菅野こうめい演出/グリンダ役他)、2012年7月~1月『ミス・サイゴン』(主催/東宝 青山劇場 他)、2016年4月~『エドウィン・ドルードの謎』(シアタークリエ他)、2017年4月~『紳士のための愛と殺人の手引き』(日生劇場他)、2018年5月~『モーツァルト』(帝劇 他 全国公演)等、多数。【TV】『トライベッカ』(WOWOW)、『ゴッドタン』(テレビ東京)【映画】『50回目のファーストキス』『銀魂2』

 

小島 亜莉沙 Arisa KOJIMA
小島 亜莉沙 Arisa KOJIMA
洗足学園音楽大学ミュージカルコース首席卒業。
主な出演歴:2009年『into the woods』(洗足学園音楽大学)赤ずきん役、2010年アメリカ・カルフォルニア州留学中『The Young American Musical Medley Show ~42nd Street~』(La Mirada Theater,OC)、2012年『ハロー・ドーリー』(演出/ロジャー・カステヤーノ 富山オーバードホール)、2015年『メンフィス』(赤坂ACTシアター 他)、2016年『ミス・サイゴン』(帝劇 他 全国公演)ダンスキャプテン、2018年『メリー・ポピンズ』(東急シアター・オーブ 他)ケイティ・ナナ役、ほか出演多数。

料金

全席指定 一般 3,500円(友の会 2,800円)/高校生以下 1,500円(友の会 1,200円) 当日各500円増
注)未就学のお子様のご同伴・ご入場はご遠慮ください。
【友の会以外の割引】
まとめ買い:チケット5枚以上同時購入で10% off、10枚以上同時購入で20% off
シルバー割引:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚が20% off
友の会チケット・まとめ買い割引・シルバー割引は釜石市民ホールのみ取り扱い

プレイガイド

【釜石】釜石市民ホール 東山堂釜石事業センター イオンスーパーセンター釜石店
【大槌】シーサイドタウンマスト
【宮古】宮古市民文化会館
【遠野】とぴあ
【大船渡】サン・リア リアスホール大船渡市民文化会館
【盛岡】岩手県民会館 カワトク

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催等

【主催】釜石市民ホール
【共催】釜石市
【後援】釜石市教育委員会、岩手日報社、釜石新聞社
【協力】ブロードウェイ・ライン・カンパニー、エピモッソ

 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

ホタテ釣りに笑顔を広げる家族ら

アクセス向上 大型連休に釜石へ〜釜石駅前で「春まつり」、ラグビーW杯 相乗効果に期待

ホタテ釣りに笑顔を広げる家族ら

ホタテ釣りに笑顔を広げる家族ら

 

 新天皇陛下の即位と「令和」への改元に伴い、最大10日の大型連休となった今年のゴールデンウイーク。東北横断道、三陸沿岸道、三陸鉄道リアス線開通でアクセスが飛躍的に向上した釜石市には、県内外から大勢の観光客や帰省客が訪れた。市内の観光スポットやイベント会場、ラグビーワールドカップ(W杯)が開催される釜石鵜住居復興スタジアムなど各所で、県外ナンバーの車両が目立ち、交通網の整備効果を実感させた。期間中は晴天が多く、後半は気温も上昇。初夏を思わせる陽気の中、海や山の自然を満喫する光景も見られた。

 

 鈴子町の釜石駅前広場では4、5の両日、「かまいし春まつり」が開かれた。一般社団法人釜石観光物産協会(澤田政男会長)が主催。海山の幸や今秋のラグビーW杯をアピールし、まちの魅力を発信。観光客をおもてなしの心で迎えた。

 

いよいよ今秋に迫ったラグビーW杯をPRするブース

いよいよ今秋に迫ったラグビーW杯をPRするブース

 

 同広場とサン・フィッシュ釜石屋外スペースに15業者が出店。橋野どんぐり広場はタラノメやシドケなど旬の山菜や菓子類、釜石湾漁協はホタテマリネ、メカブ山海漬を販売し、地元ならではの味をPRした。

 

 両日とも200食限定で、鈴子町内会女性部が調理したサケのつみれ汁を無料お振る舞い。4日は午前11時の開始を前に約70人が列を作り、45分ほどで大鍋が空になった。

 

 人気を集めたのは、ホタテ釣り(1回500円)とアワビ捕り(同千円)の体験。ホタテは針金の釣り針を貝の口にかませて釣り上げる。アワビは箱眼鏡も使い、棒の先端に付いた金属かぎでひっかけて捕る。子どもから大人まで夢中になり、水槽から上げると歓声が沸いた。ホタテは200枚、アワビは100個用意された。体験後はその場で焼いて食べることも可能。箱崎白浜産のホタテは大人の手のひらサイズで、殻を取ると大きな身が姿を現し、食欲をそそった。

 

 仙台市の会社員宇治克俊さん(27)は「ホタテがなかなか掛かってくれなくて。水揚げしたては普段食べる機会がない」と箸を進めた。2日から三陸道を北上し岩手へ。龍泉洞(岩泉町)や浄土ケ浜(宮古市)を巡り来釜した。「未開通部分のインターの渋滞が激しかった。全線開通すれば、スイスイ行くんでしょうけど。釜石はきれいな建物、店も多く、復興が進んでいるイメージ」と話した。

 

 埼玉県蓮田市の松尾まどかさん(39)は夫、子どもと家族5人で、4月30日から大町の実家に帰省。4日、同イベントを楽しんだ。「休みが長いと帰ってこようと思いますよね。ゆっくりできた」とエネルギーを充電。津波で被災した店舗兼住宅は修復し、母が一人で暮らす。「明日は母を連れて花巻温泉に一泊して帰ります」とほほ笑んだ。

 

 釜石観光ガイド会は4月29日から5月6日まで、駅前の観光総合案内所発で「街なかガイド」を実施。利用客の要望に応じ、震災や製鉄、まちの歴史などの話をし、おもてなしに一役買った。

 

 澤田会長は「今年は秋の味覚まつり、釜石まつりがラグビーW杯の時期と重なる。相乗効果を生み、盛り上がりを来年以降につなげられるよう、力を尽くしていきたい」と気を引き締めた。

 

(復興釜石新聞 2019年5月8日発行 第788号より)

 

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春を運ぶSL銀河〜一番列車釜石に、6年目の運行スタート

春を運ぶSL銀河〜一番列車釜石に、6年目の運行スタート

SL銀河

 

 JR釜石線(花巻―釜石間、90・2キロ)を走る蒸気機関車「SL銀河」の今年の運行が4月29日、始まった。初日の下り列車(釜石行き)は、定員176人の客車4両が満席。乗客は各駅や線路沿いで地元住民らの熱い歓迎を受けた=写真。6年目の今年は9月29日まで、土日・祝日を中心に上下計48本の運行を予定。SLシーズンと連動した観光振興に期待をかける。

 

 29日、午前10時37分花巻発のSL銀河は4時間半をかけ釜石に到着。線路をはさんだシープラザ釜石のデッキには市民や鉄道ファンらが陣取り、黒光りする雄姿を眺めつつ盛んにカメラを向けた。

 

 駅のホームでは、釜石市のキャラクター「かまリン」、JR、観光関係者らが降り立った乗客を歓迎した。対面するホームでは尾崎青友会が威勢のいい虎舞を披露し、到着を盛り上げ。駅舎前では釜石観光物産協会によるホタテ稚貝汁の振る舞いもあり、釜石ならではのおもてなしが光った。

 

SL銀河の出発式でくす玉を割る関係者ら

SL銀河の出発式でくす玉を割る関係者ら

 

 盛岡市の菅野航生君(北松園小1年)は、車体に描かれた星座がお気に入り。「楽しい」と4回目の乗車も満喫した。母多紀子さん(40)は2回目で、「車の旅と違った景色が楽しめた」とにっこり。この後は三陸鉄道に乗り継ぎ、大船渡市の親戚を訪ねる予定だという。

 

 カラオケを楽しむ仲間4人で乗車した仙台市の守谷巌さん(78)は“乗り鉄、撮り鉄、呑(の)み鉄”という3つの鉄道旅を堪能。沿線の歓迎、主要駅で披露される郷土芸能など一番列車ならではのもてなしにも感激していた。ほろ酔い気分でホームに降り立った弟律さん(70)は初めての乗車。「レトロな雰囲気の車内がいい。桜が見頃で景色もよし。兄貴のおかげで友達、いろんな楽しみが増えている。仲のいい者同士の旅は最高」と喜んだ。

 

 今年は運行5周年を記念し、季節ごとにヘッドマークのデザインを変更する。現在、サクラをモチーフにしたものを掲示中。さらに、車体に白いライン、車軸には赤い塗料が加えられた。

 

 景品が当たるスタンプラリーも実施。釜石の洋菓子店「アンジェリック」が製造する、石炭のような見た目が特徴のオリジナル菓子や、駅名キーホルダーなどの記念グッズも販売する。

 

 SL銀河は東日本大震災からの復興支援、地域活性化を目的に2014年4月に運行を開始。昨年は上下59本運行し、延べ約8200人が利用した。平均乗車率は前年同様の8割を維持。JR東日本盛岡支社の広報担当者は「多くのお客さま、地元の支援により6年目の運行を迎えることができた。一人でも多くのお客さまに沿岸への旅を楽しんでいただきたい」と期待を寄せる。

 

花巻へ 雨模様の中を折り返し

 

 SL銀河運行2日目の30日は、釜石から花巻への上り運行。あいにくの雨模様となったが、午前10時58分の発車を前に、乗客や見物客が機関車の車体や出発準備の様子を見学。唐丹町の桜舞太鼓、釜石高吹奏楽部は雨にも負けない力強い演奏を披露し、旅立ち気分を高めた。

 

 親子2人旅を楽しんでいる東京都江戸川区の増渕仁君(小松川二中1年)は大の鉄道好き。前日に三陸鉄道リアス線で釜石入りし、SL銀河に初乗車。「車内がどうなっているか楽しみ」と目を輝かせた。父元さん(51)は写真が趣味。「(2人旅は)いろんなことを話すいい機会になった。非日常を楽しみたい」と笑った。

 

 発車時刻には、釜石駅の工藤冨士雄駅長と園児2人が右手を上げて出発合図。高らかに汽笛を鳴らし、黒煙を上げながら走り出す車両を地域住民らが手を振って見送った。

 

 工藤駅長は「三鉄と合わせて岩手、沿岸を周遊する旅をたくさんの方に楽しんでほしい」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2019年5月1日発行 第787号より)

 

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釜石シーウェイブスRFC選手紹介 特別編 第3弾『2019年シーズン~新コーチングスタッフ インタビュー』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介 特別編 第3弾『2019年シーズン~新コーチングスタッフ インタビュー』

 

インタビュー:2019年4月10日 / 釜石情報交流センター ラウンジ
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条佳泰(Grafica/LiFESTYLE Lab.)

 

釜石シーウェイブスRFCは今シーズン、コーチ陣を一新してスタートを切りました。3月下旬に行われた新体制発表では、「単年計画のチーム作りはしない。長期展望で」「毎年変わるスローガンは必要ない」という内容のコメントがありました。果たして、どんなチームを目指し動き出しているのか、ピアースヘッドコーチ(HC)、デイビスコーチ(C)、佐伯コーチ(C)の3名にお聞きしました。

 

スコット・ピアース(Scott Pierce)ヘッドコーチ プロフィール
2018年加入 1965.2.13生(54歳)
<主なコーチング歴(近年)>
2003~2008年 三菱重工相模原ダイナボアーズ ヘッドコーチ
2015~2017年 栗田工業ウォーターガッシュ ヘッドコーチ
●出身地:ニュージランド
●日本で住んだことがある場所:山口、静岡、神奈川、釜石
●ニックネーム:BASIL
●趣味:ゴルフ
●好きな食べ物:鍋
●釜石の好きなところ:いなかっぺ(居酒屋):毎週行く
●出身地のオススメ:オークランド:ビーチスポーツ(セーリングなど)
●サポーター、ファンへメッセージ:災害にあっても釜石の人たちは力強い。サポーター、ファンの皆さんは、チームの“16人目”のメンバーです。皆さんのサポートが私達の力になります。

 

キース・デイビス(Keith Davies)コーチ プロフィール
2019年加入 1960.2.11生(59歳)
<主なコーチング歴(近年)>
2006~2008年 三菱重工相模原ダイナボアーズ FWコーチ
2011年 クイーンズランドレッズ テクニカルコーチ兼アナリスト
2011~2012年 京都産業大学ラグビー部 ヘッドコーチ
2013~2015年 関西大学ラグビー部 ヘッドコーチ
2016年 栗田工業ウォーターガッシュ FWコーチ
●出身地:オーストラリア
●日本で住んだことがある場所:熊本、大阪、香川、京都、東京、茨城、神奈川
●ニックネーム:ハンサム ガイ
●趣味:サーフィン+ビキニガール(ワイフには内緒!)
●好きな食べ物:つぼ八の“ホッケ”と“マグロ納豆”
●釜石の好きなところ:つぼ八、波板、イオン
●出身地のオススメ:サーフィン+ビーチ&ビキニガール
●サポーター、ファンへメッセージ:いつもサポートいただきありがとうございます。私たちは釜石の為に勝利します。

 

佐伯悠(さえき ゆう)コーチ (所属先:(株)エヌエスオカムラ 社員)プロフィール 
2007年加入 1985.3.30生(34歳) 183㎝ 93㎏
●神奈川県横浜市出身
●東京農業大学第一高校→関東学院大学卒 
2018年シーズンを持って現役引退し、今シーズンよりコーチに就任。
現役時のインタビュー記事(2018年11月取材)

 

一番必要なことは“信頼”

 

スコット・ピアース ヘッドコーチ

スコット・ピアース ヘッドコーチ

 

ーーまずは、ピアースHCにお聞きします。昨シーズンは、アナリスト(分析)としてチームを支えていらっしゃった。どんな1年でしたか?

 

Scott Pierce

ピアースHC:昨年は選手が20数人と大幅に入れ替わり、新しいシステムを作っていく必要がありました。
チームのバランスなど難しい面があり、(昨年のコーチ陣の)松原さんと池田さんには、新しい選手とシステムをフィットさせていくという大きな課題があったと思います。
 
私自身が釜石で生活する事へのチャレンジが、選手のパフォーマンスに直接影響したかどうかは分からないけど、釜石で暮らしていると、イベントが他の地域より少ないかなと思う。チームイベントも少なかったしね。
今年はもうちょっとそういう事を増やして行き、チームに一体感をつくっていきたい。

 

ーーそして、今シーズンヘッドコーチ(HC)に就任されました。

 

Scott Pierce
ピアースHC:私がHCをするにあたり、キース(デイビスC)の力が必要だと桜庭GMに言いました。
というのも、チームの特徴として、高卒からベテランまで幅広い世代の選手がいるという事が挙げられるからです。今の社会人チーム、特にトップリーグやトップチャレンジリーグの他チームには、こういうチームは無いです。単純に考えると、チームバランスを取る事が難しい。考え方、生活など全てにおいて、幅広い選手が居るわけですからね。
その特徴をきちんとリンク&フォロー出来るコーチはそうそう居ないですが、キースなら任せられます。彼の今までの経験を見れば明らかですね。
 
釜石に来る前は、すごくファイティングスピリッツに溢れたチームとのイメージがあったけど、昨年は少し違うと感じました。なので、今年はこの3人はもちろんの事、スタッフ全員でもうちょっとタイトになりたい、昔のようなファイティングスピリッツに溢れたチームになりたいと思っています。

 

ーー新体制発表の時に、「選手の良さを引き出し、成長させ、常にベストパフォーマンスを出させる事が、自分の役目」とコメントされました。常にベストパフォーマンスを出す為に、何が一番必要とお考えですか?

 

Scott Pierce
ピアースHC:「信頼」・・・ですね。ラグビーはチームスポーツだから、チームに1人でもシステムを信頼していない選手が居ると、それが残りの選手全員に影響を与えます。だから、キーポイントは、どうやって選手全員が同じ考え方をし、同じ方向を見るかという事。個人のスキルを上げて行く事はもちろんだけど、そこを大事に取り組んでいけば結果もついてくるし、メンタル的にも良い。自分達に自信がつくから。
 
今はまだ、“出来る”と言葉で口にしているだけで、心の底から信じて言っているわけではないと思う。一昨年、昨年のシーズンを引きずって、ネガティブなイメージがまだあると思う。

 

目指すのは“ポジティブラグビー”

 

キース・デイビス コーチ

キース・デイビス コーチ

 

ーー今年は春シーズンから、いつもとは違うシーズンですね。6月下旬からは、トップリーグ(TL)とトップチャレンジリーグ(TCL)のチームが対戦する『ジャパントップリーグカップ2019(仮称)』(カップ戦)も入って来ます。

 

Scott Pierce
ピアースHC:昨シーズン、TL16チーム中15位の豊田自動織機に、SWは昨年の夏に対戦して大敗しています。これを1つの基準として考えると、SWにとってこのカップ戦はとても大きなチャレンジです。
そして、カップ戦で対戦するトヨタ自動車は昨年TL4位のチームで、本当にビックチャレンジです。でも、そのゲームで負けても、そこから学んで行けばいいと思う。
皆、試合の結果、点数だけ見るでしょ?でも、負けた試合の中にも良いプレーはある。大切なのは“内容”で、これもチームを作っていく上でのキーポイントです。
良いプレーは伸ばして行って、マイナスポイントは変えて行けばいい。そこは集中してやりたい。
 
それから、昨年のトップチャレンジリーグ(TCL)の時は、ケガ人が多く、同じポジションの選手を十分に揃える事が出来なかった。出来れば、同ポジションに3人いれば、毎試合スターティングメンバーを組むのに苦労しないし、メンバー同士の競争による選手のレベルアップも望めると思う。

 

Keith Davies
デイビスC:ラグビーにケガは付きものですけど、できるだけケガをさせないようにするのもコーチングの一つ、マネジメントの部分ですね。公式戦が始まるまでの春シーズン、それから日々の練習でも、正しい練習の仕方をすればケガのリスクを下げる事は出来ます。
練習時の選手のメンタリティーにも、自信を持って臨む事が必要です。メディカル面に対してもそうですね。ケガしてもいつまでには戻るとか、ラグビーというスポーツは全体的に選手を色々とマネジメントしないと良い結果にはつながらないから。

 

Scott Pierce
ピアースHC:マネジメントという事で言うと、仕事についてもそうですね。現在プロ契約選手は14人だけで、他の選手はそれぞれ仕事をしています。クラブチームですから当然の事なんですが。

 

ーー佐伯コーチも、SWに入団されてからずっと仕事との両立をされて来ました。

 

佐伯コーチ

佐伯コーチ

 

佐伯コーチ
佐伯C:選手には、それを言い訳にはしないで欲しいというのがまずあります。やっぱり、釜石にラグビーをプレーする為に来た、という事が一番になってくれればいいって思いますね。
 
メンタルの部分では、まだプロフェッショナルではない選手が多い。特に社員選手に多いかなと感じます。
やっぱり、そもそもアスリートなので、結果を出す為にはどうしたら良いのか、ケガをしない為、身体を作る為にどういう取り組みが必要なのかを考えなければなりませんが、まだ理解が低い面があります。

 

Keith Davies
デイビスC:普通の仕事と両立している選手の場合、それぞれが所属している会社の理解も頂かなければいけません。時々、練習の為に早く仕事を終えるとか、合宿の為に休みをもらうとかが必要ですから。そこは、私達がもっともっとサポートをしていかなければならないと思っています。

 

ーー佐伯C、こういうコーチの発言は、社員選手には心強いのでは?

 

佐伯コーチ
佐伯C:もちろんです!やっぱり理解が大事なので。そこを大切にしてもらえていないと、スケジュールもすごくタイトに組まれてしまったりしますし、チームの理解が無いと、逃げ場がなくなったりしてメンタル的にも良くなくて、それがパフォーマンス低下に繋がってしまうんですよね。そういう面でもすごく助かっています。

 

Scott Pierce
ピアースHC:特に、今シーズンはハイレベルの公式戦が続くカップ戦があるから、SWにとって経験を積む為には良い事だけど、すごく大きなチャレンジなので、このカップ戦の後は休息も必要です。

 

Keith Davies
デイビスC:一つの試合が終わったら、まず次の試合に向けたリカバリーが必要です。毎週試合が続く時もあるから、しっかりリカバリーして、そして練習という流れですね。
しっかりとした休息は、プレーヤーのモチベーションアップにも繋がります。そこも大事です。

 

ーーHCから見て、昨シーズンのチームの良かった所で今シーズンも引き続き繋げて行きたい点はどこになりますか?

 

Scott Pierce
ピアースHC:“雰囲気”ですね。“雰囲気“はとても良い。そこは今年のチームづくりでもキーポイントになります。
2月からスタートして、ここまで僕たちが言っていることのほとんどは、選手に“ポジティブ”なイメージを持ってもらう為の事。ネガティブな事はいつでも言えるから、あまり言ってないです(笑)。
 
昨シーズン、チームはすごく頑張っていたけど、ケガが多かったりギリギリの所で負けたりして、なかなか結果に繋がらなかった。シーズンが深まるにつれプレッシャーが重くなっていたと思う。
それが今でも頭の中にあると思うから、まずはそのネガティブなイメージを無くさないと。
新体制発表でも言ったけど、“ポジティブラグビー”をするためには、チームの雰囲気がとても大事です。

 

“釜石”のチームではなくて、“東北”のチームになりたい

 

scott02

 

ーー新体制発表記者会見でも、単年毎にチームスローガンを立てて、結果ばかりを求めるのではなく、3年~5年の長期スパンで選手を育成してチームを作って行かなければ、本当に強いチーム、チーム文化は出来ない、というお話がありました。それをお聞きしてチームの未来を考えると、これからが楽しみだと感じました。その為に、コーチ陣がやるべき事はたくさんありますね。

 

ピアースHC、デイビスC:もちろん、もう・・・たくさんありますね(笑)。

 

Keith Davies
デイビスC:まずは、やはりチームの“雰囲気”ですよね。これを言うのは良くないのかもしれないけど・・・やっぱり、釜石に人(選手・スタッフ)を引っ張って来るのは簡単ではないです。大学を卒業したトップレベルの選手は、みんな東京などに住みたい、戻りたいとかあるから。ラグビー選手としてトップのチームでプレーしたいという気持ちや、子供の学校などの家族の事などもあります。
 
だから、こちらに引っ張って来るのはけっこう大変なこと。だけど、良い文化や良い雰囲気を作れば、逆に釜石に行きたいという選手が出てくると思います。チームビルディングではこれが重要。どんなに頑張って結果を出しても、チームの雰囲気が悪いと釜石に行きたいという気持ちにはならないと思います。

 

佐伯コーチ
佐伯C:もしかすると、この2年はそこを大事にする面が薄かったと思います。「まずは勝つ・・・」という事を見過ぎて、釜石の歴史とか良い所とかを少し置き去りにしてしまった感じがあったのかなと思いますね。

 

Scott Pierce
ピアースHC:釜石の大事な所はその歴史や文化でしょ?だって、「釜石」と聞くと、今でも多くの人が「ラグビーですか?」って言うでしょ?
釜石=ラグビーのイメージは今もあって、小さな町だけど“ラグビータウン”。歴史がある、パワー、文化がある。そこに、新しい歴史を積み上げていきたい。
 
それから僕の中では、東北のラグビー選手は“タフ”というイメージがあります。高校生を見ていると特にそう感じます。このチームは高卒の東北出身選手が多いですし、“釜石だけのチーム”では無くて、東北全体のサポートや応援をもらって、“東北のチーム”になりたいですね。

 

ーー佐伯コーチ、この経験豊富で釜石ラグビーに対する熱い思い、リスペクトの気持ちを持つお2人のそばで、コーチとしての1歩踏み出すという事についてはいかがですか?

 

saeki02

 

佐伯コーチ
佐伯C:僕自身、コーチとしてのスキルはまだまだで、勉強中です。ただ、自分の強みは、釜石で過ごした12年間の経験だと思います。
自分が入団した当時に色々と苦労した思いがあったので、同じような環境に身を置いていたり、悩んだりしている選手の背中を押す手伝いも出来ますし、相談も聞く事ができますから。
あとは、この2人のコーチが考えている事をしっかりと理解して、それを上手くチームに溶け込ませて行く事が大切だと思っています。
 
それからチーム文化という点で、鵜住居に出来た『いのちをつなぐ未来館』(うのすまい・トモス:津波伝承施設)を先日チームで訪問し、施設の方の説明を聞いてきました。
押し付けるわけではないけれど、やっぱり“釜石でこういう事があった”という事を知っていて欲しい、理解してくれれば嬉しいと伝えました。
これまでのきちんとした文化・歴史があって、そしてあの震災を乗り越えて来たというバックボーンがあるチームだし、サポーターの皆さんが支えてくれているチームだから、みんなで頑張っていこう!・・・という感じですね。そこをしっかり理解してくれていれば、自然に良いチームになっていくと僕は思っています。

 

ーー現役引退についてもそうだったとお聞きしましたが、コーチに就任する事もだいぶ迷われたのでは?

 

佐伯コーチ
佐伯C:そうですね。迷いました。でも、スコッティが本当に熱心に誘ってくれて・・・。ニュージランドから電話をもらった時もありました。一番の決め手は「僕のチャレンジを佐伯のサポートで“NO1”にしてくれ!」っていう言葉ですね!

 

Scott Pierce
ピアースHC:(頷いて)僕のチャレンジにはどうしても佐伯が必要だったから。社員選手、プロ選手関係なしにどの選手とでもリンク出来るでしょ。こういう選手は少ないです。佐伯はキーメンバーです!

 

Keith Davies
デイビスC:日本のラグビー選手は、現役を終えてすぐにそのチームのコーチになったりとかするケースが多いけど、それはすごく重いプレッシャーだと思うし、上手くいかないコーチもたくさんいます。
だけど佐伯さんの場合は、私やスコッティのやり方を見ながら勉強すればいいし、そこに自分のやり方とか新しいシステムとかを足して行けばいい。

 

Scott Pierce
ピアースHC:僕も、釜石の将来は佐伯に任せたいと思う。僕たちも、今までの釜石のラグビーや文化の良い所を受け継いでまた作るので、それを受け継ぎながら自分のカラーも上手く混ぜていけばいいから。

 

釜石に住む人たちに、前を向いて進む強さを感じます

 

キース・デイビス コーチ

キース・デイビス コーチ

 

ーー少し、ラグビーと離れた質問も・・・。釜石での暮らしはどうですか?(ピアースHCとデイビスCへ)

 

Scott Pierce
ピアースHC:(すぐに笑って)最初の1ヶ月は色々あったけどね(笑)。でも、ラグビーだけではなくて色々とアクティビティが出来るから、それはすごく良いポイント!
外国人選手は、来たばかりの頃は「遊ぶところが無い」と言っていたけど、まぁ情報も無いし、言葉の壁もあるからね。だけど今は、日本語が出来る海外出身選手が言葉の面をカバーして、ミニグループがたくさん出来て、ゴルフをしたり、海に行ったり、山に登ったりしています。
 
それから、僕は松倉グランドの近くのアパートに住んでいるんだけど、去年の10月くらいかな?ベランダの方から「ギギギギーッ」って音が聞こえて来て、誰?と思って窓を開けたら、シカがいた(笑)。こういう事は、釜石だけでしょ?こういう問題(笑)。東京では無い事だよね(笑)。
でも、こういう話を海外の人に話すと「うそ!?本当に?」って信じてくれない(笑)。本当なんだって!

 

Keith Davies
デイビスC:この間、スコッティ(ピアースHC)とサーフィンに行ったり、山を自転車でトレイルしたり、ハイキングしたりしました。
それから、私は波板のサーフショップでライセンスの申請をして、ずっとサーフィンが出来るようにしました。
他の大きな街までは遠いけど、釜石でもたくさん出来る事はあるし、僕は田舎が大好きだし、どの場所に住んでも楽しめる気持ちが大切ですね。

 

ーー昨年はチームイベントが少なかった、というお話がありましたが、今年はどんな事をしようと考えていますか?

 

Scott Pierce
ピアースHC:秋田の試合(4/27)が終わってから、チームでバーベキューをすぐやります。
それから、今までチームはGWに休みが無かったでしょ?ミニ合宿などがあって。でも、今年のリーグ戦は秋からスタートだし、すごくシーズンが長いから、今年のGWは休みにしました。来年も同じように出来れば、選手は生活と仕事のバランスが取りやすくなると思います。

 

Keith Davies
デイビスC:一緒に何かをする事だけが、良いチームを作る為に必要なわけではなくて。例えば、今回のGWは7日間完全にオフにしたから、家族といる時間に使えるとメンタルをリフレッシュする事になると思うし、そうすると休みの後のやる気も上がるし。チームでイベントをするのと同じくらいに、チームから離れる時間も必要だという事です。

 

Scott Pierce
ピアースHC:でも・・・何も出来ないね。GWは全部すごく高い!飛行機もホテルも(笑)。

 

佐伯コーチ
佐伯C:GWがオフになる事がみんな初めてなんですよ。それで、休みだからどこか行こう!ってなっても、どこに行っていいかわからないとか、行こうとして調べると何もかも高い(笑)。そして、混んでいる(笑)。だからもう、家族とゆっくり過ごして、しっかりリフレッシュするのも良いかな!という感じですね。

 

Scott Pierce
ピアースHC:でも、東北出身の選手が多いから、故郷に帰りたいと思ったら帰る事も出来るでしょ?
 
それから、佐伯が話した、チームで鵜住居に行ったことはすごく大事な事だった。外国人選手達は、釜石が津波が来た場所だという事は聞いていても実感は無かったと思うし、釜石に暮らす人たちやチームにどういう影響があったのかを知る機会になりました。この地域にどんな影響があったのか、勉強する事は大事です。
 
それから、新体制発表会見の時に記者の皆さんに「書きとめて」って言ったけど、「悪い事があっても、そこから立ち上がって強くなれる」っていう言葉と、“釜石の人は強い!というイメージは、私の中でリンクします。
 
実際にその記者会見の後、会場に来ていた女性がキース(デイビスC)に、「今度、鵜住居に家を建てるから!」と話していたんだけど、その様子を見ていたら、もう、ものすごく元気!パワーがある!

 

Keith Davies
デイビスC:私は今、鵜住居に住んでいるんだけど、その女性の津波で無くなった家が私が住んでいる場所の近くだったから、「キースの家もわかるよ!」って言っていました。
 
釜石の町の中には、今でも色々な所に、「ここまで津波が来ました」という目印がたくさんありますよね。
私も1メートル30センチくらいの津波を経験した事はあるけど、この高さは想像がつかない、考えられないと見る度に思います。
 
それから、車のナビを信じて行ったら目指す建物が無かったりとか・・・。たぶん、その車のナビは2011年より前のものだから。津波の被害に遭って違う場所に建て直ししたという事なんだ・・・とか。暮らしていると日常の中で津波があった事を感じる事はたくさんありますね。

 

Scott Pierce
ピアースHC:でも、釜石で震災に遭った人たちは、前を見ている人が多いと感じます!僕の中ではそういうイメージが強いです。もちろん、まだまだ大変な事はあるけど、それでも“前を向かなきゃ!”という気持ちが釜石の人たちから伝わって来ます。
 
そして、この釜石の人たちの前向きなイメージは、ラグビーに取り入れる事が出来ると考えます。
釜石の人たちがこうして前を向いているんだから、“あなたたちもやらなきゃ!”って、チームには伝えたい。
歴史から学ぶのも大切、でも毎日前を見なきゃ。前を見ると、次のチャレンジが出来ます。
釜石でラグビーをする事は特別です。ラグビーをするのにここより良い場所はない・・・というくらい特別な場所です。

 

「釜石SWのラグビースタイルが好き」というファンを全国に

 

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ーーGWの休暇後、5月12日にはIBC杯がありますね。今年は、台湾代表チームとの対戦です。

 

Keith Davies
デイビスC:シーズンの良いスタートを切る為に、練習のイメージ通りにしっかりプレー出来れば良いと思います

 

Scott Pierce
ピアースHC:この試合だけの準備ではなく、その後の秋田での試合などにも繋げたい。IBC杯からその試合に向けた準備の方が少し大変かもしれない。もしかしたら、その間にもう一つ練習試合が入るかもしれない・・・。結構、スケジュールがタイトです。

 

ーーSWへの試合のオファーは多いでしょうね?

 

Scott Pierce
ピアースHC:多いね!TOPチームからもあるから。色々なチームがサポートしてくれています。

 

佐伯コーチ
佐伯C:社会人チーム以外にも、大学チームとか、釜石が好きって言って下さるチームが本当に多いです。ありがたいことですよね。
 
それから、さっき出たGW完全オフは、社員選手にとっては本当にありがたいです。今までは、チームは休みでも仕事はあるというパターンが多くて、完全オフではないことが多かったんですね。社員選手は2月18日から始動していて、秋田の試合が(4/27)11週目なんです。

 

Scott Pierce
ピアースHC:ここまで、ずっと頑張って来た!だから、ここで完全オフしてリフレッシュしてもらいたい。

 

佐伯コーチ
佐伯C:そういう意味でいうと、ここまでずっと頑張って来た社員選手がIBC杯でメンバーに入って、良いパフォーマンスを出してくれると良いなって思いますね。
シーズン開始の時に、スコッティが社員選手の前で「頑張っている選手をどんどん使っていきたい」という話をしてくれたので、それに応えてチャンスをものにして欲しいです。

 

Scott Pierce
ピアースHC:僕は、若い選手にも平等にチャンスをあげたいと考えているからね。

 

ーーピアースHCとデイビスCにお聞きします。これから、どんなチームを作って、どんなラグビーをみせてくれますか?

 

新体制発表会見時の様子

3月20日に行われた新体制発表会見での1枚

 

Scott Pierce
ピアースHC:僕とキースが持っているイメージはだいたい一緒だと思う。同じ方向を見ているという事はすごく大事。少し違う所はもちろんあるけど、二人とも“ポジティブラグビー”が好き。
ハイテンポ、高いスキルレベル、規律。そして、そういうラグビーを日本人は得意だと思う。

 
キーポイントは、1人1人のスキルレベルを上げていく事。そうすれば、面白いラグビーが出来ると思う。
ファンもそういうラグビーが観たいでしょ?
そうすると、ファンのサポートも増える。面白いラグビーをしていれば、釜石でプレーしたいという選手もどんどん出てくる。対戦したチームとかからね。
 
だから今年は、もう少しサポーターと選手とのリンクが欲しい。勝ち負けだけではなくて、ゲームの内容の充実。いつもベストパフォーマンスを出していれば、きっとそれは伝わると思う。もっとサポートしたいと思われるチームになれる。

 

Keith Davies
デイビスC:基本的にスコッティと一緒です。負けはイヤだけど、負ける事に対して怖さは無い。負けたゲームでも、そこから勉強する事が出来るし、次のゲームに繋げていけばいいから。
勝つ為のプロセスやスキルを得るために、将来を見て前向きに取り組んで行けば、最後はしっかり勝つ事が出来ます。だから、負ける事を恐れないプレーヤーを育てたいです。今のSWにとても大切な事だと思います。
 
それから釜石の場合、ラグビーを全然わからないけどSWのファン、SWを応援してくれるという人も多いと思います。「釜石」の為にチームをサポートします!という人達もいる事を、私達も理解しています。
 
でも、コーチとして一つのチャレンジは、SWがやっている“ラグビー”の応援をしてもらえるチームを作るという事です。釜石のチームだから応援するという事もとても素晴らしい事だけど、SWのラグビーそのものを好きになってもらう、“釜石SWがやっているラグビーは素晴らしい!”と感じてファンになってくれる人が全国にどんどん出てくるような、そういうラグビーをするチームにしたい。

 

Scott Pierce
ピアースHC:キーポイントは、“ポジティブ”ね!

 
 
=======
ピアースHCは新体制発表の際、シーズンスローガンは特に設けないが、「今日の自分は昨日より良く 明日の自分は今日よりも良くなる」というポジティブな姿勢がチーム作りには大切だとコメントしました。
困難の中にあっても前を向いて進む釜石市民の様に、大きなチャレンジに向かって力強く進む釜石SWを、“かまいし情報ポータルサイト~縁とらんす”は今年も応援します!
 
最後に今現在、発表されている春シーズンの試合日程は以下の通りです。
最新情報、詳細は釜石SW公式サイトでご確認ください。
 
【IBC杯】5月12日(日) 13:05 対 台湾代表 いわぎんスタジアム
【秋田招待】5月19日(日) 13:00 対 秋田ノーザンブレッツRFC あきぎんスタジアム
【北上招待】6月08日(土) 14:00 対 神戸製鋼コベルコスティーラーズ 北上総合運動公園
【練習試合】6月09日(日) 調整中 対 香港ユニバーシティクラブ&北海道バーバリアンズ 釜石市球技場
【練習試合】7月07日(日) 調整中 対 岩手ブレイズラガー 釜石市球技場
 
釜石SW公式サイト
http://www.kamaishi-seawaves.com/

魚河岸テラス・鵜の郷交流館「ホタテ縁日」盛り上がる〜10連休スタート、新施設にぎわう

魚河岸テラス・鵜の郷交流館「ホタテ縁日」盛り上がる〜10連休スタート、新施設にぎわう

大きなホタテを釣り上げ大喜び!!=鵜の郷交流館、28日

大きなホタテを釣り上げ大喜び!!=鵜の郷交流館、28日

 

 新天皇の即位と改元による最大10日の大型連休がスタート。4月27日の釜石市内は冷たい雨と低温で冬に逆戻りしたかのような気候となったが、28日は青空が広がり、最高気温も11度台まで回復した。今春オープンした釜石魚河岸にぎわい館「魚河岸テラス」と鵜住居駅前の観光交流拠点施設「鵜の郷(さと)交流館」は初の大型連休を迎え、27、28日にそれぞれ「ホタテ縁日」を開いた。

 

 釜石産のホタテを観光客らにアピールしようと、両館の指定管理者「かまいしDMC」が釜石東部漁協と連携して企画。鈴子町のサン・フィッシュ釜石を加えた3施設で計3240円以上の買い物、食事をした人を対象に縁日券を配布し、3種の“ホタテチャレンジ”を楽しんでもらった。

 

 半球状のざるを放る「輪投げ」と玩具の弓矢を使った「射的」は、それぞれ3回挑戦。ひもとつないだリングで貝をすくい上げる「釣り」は、制限時間30秒内に何枚捕れるかが勝負。老若男女が体験し、歓声を上げた。

 

 野田町の齋藤匠さん(33)一家4人は今春、岩泉町から転入したばかり。秋田県から訪れた妻睦実さん(30)の両親と28日、初めて鵜の郷交流館に足を運んだ。見事、ホタテをゲットした長男駿君(4)は「輪投げポンと釣るの、楽しかった。今日の夕ご飯で食べる」とにこにこ顔。同館の前には、ラグビーワールドカップ(W杯)の会場、釜石鵜住居復興スタジアムも見学した。

 

 睦実さんの父遠藤勇人さん(60)は10月13日の観戦チケットが取れ、「W杯は絶対見たかった。スタジアムも下見し、かなり楽しみ」と声を弾ませた。秋田からは東北横断道を運転し来釜。「昔の仙人峠に比べると本当に快適。新しい道路や施設ができ、復興の進展を感じる」と話した。睦実さんは「連休中、釜石市内をいろいろ回ってみたい」と新天地の生活に期待を膨らませた。

 

 かまいしDMCの河東英宜・取締役事業部長によると、3月23日にオープンした同交流館と津波伝承施設「いのちをつなぐ未来館」の合計来館者数は2万人を突破。同所は三陸沿岸を回るツアーでコースの一つに組み込まれ、全国からの団体客も多い。4月13日オープンの魚河岸テラスも好調で、内陸部から車で訪れる客が後を絶たないという。

 

 「3館とも予想を上回る滑り出し。(縦横の)高速道路や三陸鉄道の開通効果を実感する。今後も市内の他イベントと日程調整しながら、魅力ある企画で誘客につなげられたら」と河東部長。なお、水曜定休の鵜住居の2館は1日も営業する(交流館は一部店舗の休業あり)。

 

(復興釜石新聞 2019年5月1日発行 第787号より)

 

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釜石駅前で植栽に取り組んだ拓大の学生・生徒ら

釜石の復興支援 重ねて39回〜拓殖大・高生、釜石駅前で花を植栽

釜石駅前で植栽に取り組んだ拓大の学生・生徒ら

釜石駅前で植栽に取り組んだ拓大の学生・生徒ら

 

 拓殖大(東京都文京区)の学生と拓殖大第一高校(東京都武蔵村山市)の生徒ら約40人は20日、釜石市鈴子町の釜石駅前などで花を植栽するボランティア活動を行った。

 

 一行はバスに同乗し、20日の早朝に釜石に到着。釜石駅前広場と大町の青葉通り緑地にベゴニア、サルビア、マリーゴールドなどの花苗約3500株を植えた。活動には釜石市赤十字奉仕団や市職員ら約20人が協力。手際のよい作業で、大町広場の清掃活動も行った。拓大一高は、校内で取り組む募金活動で集めた17万円を「子どもたちのために」と釜石市に贈った。

 

 今回は釜石にゆかりのある2人も活動。遠野市から釜石高に通った金野綾乃さん(拓大政経学部1年)は「釜石の人たちによくしてもらったので、力になりたい。今年はラグビーワールドカップが開かれる。自分たちの活動で、釜石に来た人が『花がいっぱいですてきなまちだな』と思ってもらえたらうれしい」と手を動かした。

 

 両石町出身の瀬戸雄貴さん(同)は高校進学で古里を離れていて、「できることで地域のために貢献したい」と参加した。東日本大震災で実家は幸いにも直接の被害を免れ、毎年帰省する中で地域の再生を実感。「風景や建物が変わっても、地域に人が戻ってきていることがうれしい。将来は自分も地元に戻ってきたい」と望んでいる。

 

 拓大は、岩手出身の後藤新平が学長を務めるなどの縁で、震災直後から釜石で支援活動に取り組み、2012年には市と震災復興支援協定を締結。中学生を対象にした理科教室やサッカー教室の開催、植栽などのボランティア活動を続け、今回で39回目となった。

 

 同大学生生活部の松永和久部長は「ボランティア活動は学生たちにとって教育、社会参加の場になっている」と継続させたい考えだ。

 

(復興釜石新聞 2019年4月27日発行 第786号より)

 

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ウィズ・ミューズシリーズ 第2回 野村亮太 サックストリオ

ウィズ・ミューズシリーズ 第2回 野村亮太 サックストリオ

ウィズ・ミューズシリーズ 第2回 野村亮太 サックストリオ

 

新進気鋭のサクソフォーン奏者野村亮太、全国で活動の場を広げるピアニスト&鍵盤ハーモニカ奏者得田サトシとパーカッションの吉本ヒロ。若手3人が繰り広げる洗練のジャズセッションをお楽しみください!

 

ウィズ・ミューズシリーズ 第2回 野村亮太 サックストリオ – 釜石市民ホール TETTO 公式サイト

日時

2019年5月18日(土) 13:30〜15:00予定(開場13:00)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールB

プログラム

E.Hagen:ハーレムノクターン
B.Strayhorn:A列車で行こう
G.Miller:ムーライトセレナーデ

※プログラムは変更になる場合がございます。

出演

野村亮太(サクソフォーン)
野村亮太(サクソフォーン)
洗足学園音楽大学卒業後、渡仏、オルネイスボワ音楽院を審査委員全員一致の一等賞及び特別賞を得て卒業。
クラシックをベースに、ワールドミュージックやジャズ、オリジナル楽曲によるライブ活動を展開している他、キャプベルン音楽祭(フランス)など海外での演奏も定期的に行う。
作曲・編曲活動にも力を入れており、IMD出版より刊行されている自作《Green Hill’s》は、フランスIempades市のサクソフォーンコンクール課題曲に選出された。
2018年より市川シニアアンサンブル指揮者を務めている。
ソロCD『Green Hill’s』『プレザージュ』、フロレスタンより好評販売中。
webサイト http://ryota-nomura.com

 

得田 サトシ(ピアノ)
得田 サトシ(ピアノ)
長崎県出身。ピアニスト、鍵盤ハーモニカ奏者として、東京オペラシティコンサートホールや客船ディナーショー、国際音楽フェスティバル、ジャズフェス等出演。活水学院主催作曲コンクールにて最優秀賞受賞。著書として「1からはじめる大人のケンハモ(鈴木楽器出版)」。全国各地で、コンサートおよび、指導者向け研修ワークショップも多数。

 

吉本ヒロ(パーカッション)
吉本ヒロ(パーカッション)
長崎県出身。長崎大学教育学部音楽学科卒業。カホン、ドラム、パーカッション、ボーカルと幅広く活動を展開。
これまでに川中美幸、北原ミレイ、竹島宏、つるの剛士、Ryu、KIHOO、JUST、杏子、長澤知之、松室政哉、海宝直人、等と共演。
現在、ライブやコンサート、レコーディングなどジャンルを問わず、精力的に活動中。
長野県のカホンメーカーCHAANYと共同開発したカホン「Caleb/カレブ」が発売中。

料金

全席自由 一般 1,000円(友の会 800円)/高校生以下 500円(友の会 400円) 当日同じ/未就学児無料
※小さなお子様をお連れの際は、周りのお客様にご配慮下さいますようお願いいたします。
【友の会以外の割引】
シルバー割引:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚が20%off
友の会チケット・各種割引は釜石市民ホールのみ取扱い

プレイガイド

【釜石】釜石市民ホール 東山堂釜石事業センター イオンスーパーセンター釜石店
【大槌】シーサイドタウンマスト

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催等

【主催】釜石市民ホール

 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

橋野鉄鉱山八重桜まつり

橋野鉄鉱山八重桜まつり

八重桜、新緑に包まれた野山、野鳥のさえずり。春を楽しみながら、橋野鉄鉱山や鵜住居川源流沿いを散策してみませんか。

 

当日は、観光ガイドによる橋野鉄鉱山のガイドツアーのほか、1,500個の餅まきが行われます。この他、どんぐり広場直売組合の移動産直や、キッチンカーによる販売も予定しています。

 

【これまでのイベントの様子】
八重桜咲き始め、橋野鉄鉱山でまつり〜地域の魅力発信、餅まきで – 復興釜石新聞
世界遺産彩る八重桜、「橋野鉄鉱山」登録後初のまつり〜四季まつり第一弾、人気の餅まき 豚汁にも長い列 – 復興釜石新聞

日時

2019年5月12日(日)10時30分~13時 ※雨天決行

場所

橋野鉄鉱山インフォメーションセンター付近

内容

10時30分 橋野鉄鉱山ガイドツアー
11時30分 餅まき(どんぐり広場産直商品券付き)
※雨天時、餅まきは中止し来場者に直接配布します
11時45分 豚汁のお振る舞い300杯

無料バスの運行について

会場まで黄色の無料バスを運行します。無料バスを利用する人は㈱岩手旅行社(TEL 0193-31-1300)へお申し込みください。
バス利用申込期限 5月10日(金)17時
 
《無料バス運行表(行き)》
9:00 洞泉雇用促進住宅前
9:05 松倉駅前
9:10 小佐野駅前
9:15 昭和園前
9:20 釜石駅前
9:25 天神町
9:35 新川原
9:45 砂子畑
9:50 上栗林
※表に記載されたバス停以外からも乗車できます。
※帰りは、会場を13時に出発します。

問い合わせ

栗橋地区まちづくり会議事務局 TEL 01930-57-2111

 

橋野町振興協議会

橋野町振興協議会

問い合わせ:TEL 090-4639-3225 / FAX 0193-57-2212 / 〒026-0041 岩手県釜石市橋野町34-13-12

厚真町など胆振東部地震被災地の支援活動報告会

厚真町へ元気届ける〜三陸ひとつなぎ自然学校子どもリーダー、胆振地震被災地支援活動を報告

厚真町など胆振東部地震被災地の支援活動報告会

厚真町など胆振東部地震被災地の支援活動報告会

 

 釜石市の一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(伊藤聰代表理事)は21日、昨年9月に発生した北海道胆振東部地震の被災地支援活動報告会を鵜住居町の「いのちをつなぐ未来館」で開いた。約40人が参加し、支援活動を提案した児童、生徒やサポートスタッフが現地での交流の模様などを報告した。

 

 同地震では死者42人(今年1月28日現在)を数え、このうち厚真町は36人を占める。

 

 同自然学校の支援活動は、子どもリーダーの藤原菜穂華さん(鵜住居小6年)の発案で始まった。藤原さんは東日本大震災を3歳で経験し、最愛の家族を失った。避難生活の中で、全国各地のボランティアや多くの人に見守られて成長した。

 

 藤原さんは「あの時の自分のように苦しむ子どもを応援したい。お世話になった北海道の人たちにも恩返しをしたい」と募金活動を提案。自分が支えられた絵本の読み聞かせを思い出し、現地での交流を願った。

 

 市内の募金活動では協力の輪が広がり、17万159円が寄せられた。

 

 今年2月、伊藤代表らが厚真町などを訪れ、被災状況と支援内容について情報収集。3月27日から4日間、藤原さん、大槌町の太田夢さん(釜石高2年)ら5人が訪問した。厚真中央小1~3年の10人と交流し、ツリーハウス造り、伐採した木材を馬そりで搬出する「馬搬(ばはん)」も見学した。

 

 藤原さんは「あまり復旧は進んでいないと思った。仮設住宅の床下に木(くず)を敷き詰めていて、こちら(釜石)と違う寒さ対策をしていると分かった」と報告した。

 

 東日本大震災で親族を失った太田さんは「山崩れは思っているよりひどかった。子どもたちは一見、明るいけど、周囲に気遣いしている。(震災は)私が小学2年の終わりごろだったけど、(家族など被災者や避難生活を)思い出すと年々つらくなる。伝えたいのは、日常生活の大切さ。私たちの活動で、その認識をつなげたい」と語った。

 

 報告会に関連する手作りの資料は5月中旬まで同館に展示する。

 

(復興釜石新聞 2019年4月27日発行 第786号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

ワークショップ「フェルトン星人をつくろう!」

ワークショップ「フェルトン星人をつくろう!」

ワークショップ「フェルトン星人をつくろう!」

 

ワークショップ「フェルトン星人をつくろう!」
フェルトを使って遊んでみよう!色とりどりのフェルトの型から好きなものを選び、リボンやポンポンを使ってオリジナルのフェルトン星人をつくるよ。完成したフェルトン星人はトートバックにつけてお渡しいたします。

 

-フェルトン星人とは?-
世界中の人たちと友達になるために旅を続けるポップで愉快な遊牧民です。歌いながら踊りながら今日も元気に友達探し!

 

ワークショップ「フェルトン星人をつくろう!」 – 釜石市民ホール TETTO 公式サイト

日時

2019年5月11日(土) 10:00〜15:00

会場

釜石市民ホールTETTO ギャラリー

出演

講師:青木春菜(東京藝術大学大学院美術研究科 修士課程修了)
フェルトを使って作品制作やワークショップを行う。
色と太陽と犬が大好き。
http://www.aokiharuna.com/

料金

一般 300円/中学生以下 100円
※材料に限りがございますので、先着100名となります。
(事前申し込み不要)

お問い合わせ

釜石まちづくり株式会社
0193-22-2266(担当:阿部、井筒)

 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9