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一時途絶えた舞を復活させた「甲州台ケ原宿虎頭の舞」。

復興鼓舞する虎舞フェスタ〜甲州台ケ原宿虎頭の舞など、12団体 観客魅了

一時途絶えた舞を復活させた「甲州台ケ原宿虎頭の舞」。

一時途絶えた舞を復活させた「甲州台ケ原宿虎頭の舞」。写真は雌雄の虎がたわむれる演目「夫婦(めおと)」

 

 第7回全国虎舞フェスティバル(釜石観光物産協会、幸せ出ずる国いわて実行委員会主催)は27日、釜石市鈴子町のシープラザ遊で開かれた。震災以降、復興に向かう市民を鼓舞し、津波に負けない釜石人の姿を地域の宝「虎舞」でアピールしてきたフェスティバル。シープラザ遊が会場となるのは2011年以来で、通路に立ち見客があふれるほど観客が詰めかけた。主催者発表で約7500人が来場。期待の高さをうかがわせた。

 

 市内外から12団体が出演。震災後に虎舞を始め6年目となる、かまいしこども園が昨年に続きオープニングを飾った。市内の伝承団体からは、只越虎舞、尾崎青友会、箱崎虎舞保存会、鵜住居青年会、白浜虎舞好友会、錦町青年会、平田青虎会が出演。津波による被災から立ち上がり伝統芸能を守り続ける各団体の見事な演舞に、会場から盛んな拍手が送られた。

 

 このうち鵜住居青年会は、俗に”雌虎”と称される優雅な舞のほか、豊富な手踊りの中から「杓子舞」「うれしき舞」など4つの演目を披露。地元の祭り以外ではあまり目にすることのない踊りで、観客の注目を集めた。

 

 鈴子町の小笠原知子さん(77)は、東京から帰省した長女の山本陽子さん(56)と鑑賞し、「感激しました。今までにないぐらい素晴らしい舞台。みんな震災を乗り越え頑張ってきたんだなと思う」と絶賛。陽子さんは「虎舞の太鼓、笛の音が始まると(胸に)ぐっと来ますね。いい時に帰ってきてラッキーでした」と心を躍らせた。

 

観客と出演者が一体となって楽しんだ虎舞フェスタ

観客と出演者が一体となって楽しんだ虎舞フェスタ。外には出店も並び終始にぎわいを見せた

 

 市外からは、陸中弁天虎舞(大槌町)、甲州台ケ原宿虎頭の舞(山梨県北杜市)、左比代虎舞(青森県八戸市)、平磯芸能保存会(宮城県気仙沼市)が招かれた。 台ケ原宿虎頭の舞は1993年5月、「日本丸」が入港した釜石港公共ふ頭で行われたイベントに出演して以来2回目の来釜。11~64歳のメンバー23人が、山梨県では唯一という虎の舞を披露した。

 

 台ケ原は甲州街道の宿場町で、火伏せなどの祈願のため地内の正一位「田中神社」に同舞が奉納されてきた。神殿の欄間には虎の彫り物があり、京都宇治で採れた新茶を徳川将軍に献納するお茶壺道中の宿泊場所で家康公が寅年であったことから、旅の疲れを癒やすために奉納されたとも考えられている。

 

 徳川文化が否定された明治期以降、虎頭は神社に伏せられてきたが、昭和になり世に出てきたことで、約100年間途絶えていた舞の復活に地域住民らが立ち上がった。80年代から全国各地の虎舞を視察し、釜石も訪問。91年、今に継承される舞を完成させた。同フェスタでは「寝起き」「夫婦」「本調子」の3演目を披露。釜石虎舞とは趣の違う舞で観客を魅了した。

 

 同舞保存会会長で北杜市観光協会副会長でもある小野光一さん(64)は「23年ぶりに伺えて本当にうれしい。釜石のエネルギッシュな虎舞はメンバーの勉強になる」と喜び、「震災や津波のことをよく知らない小さい子どもたちが、被害の大きさや復興の現状を学ぶ機会にもなった。虎のご縁を大切にし、今後も足を運べたら」と願った。

 

(復興釜石新聞 2016年11月30日発行 第542号より)

関連情報 by 縁とらんす
第7回 全国虎舞フェスティバル
復興釜石新聞

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見学の受け入れを再開した世界遺産「橋野鉄鉱山」(高炉場跡)

世界遺産「橋野鉄鉱山」見学再開〜台風豪雨で被害、PRへ取り組み強化

見学の受け入れを再開した世界遺産「橋野鉄鉱山」(高炉場跡)

見学の受け入れを再開した世界遺産「橋野鉄鉱山」(高炉場跡)

 

 8月30日の台風10号による豪雨被害で見学を中止していた釜石市橋野町の世界遺産「橋野鉄鉱山」は、遺跡の保護や見学者の安全確保のための応急措置などが行われ、19日から見学者の受け入れを再開した。インフォメーションセンターは冬期閉鎖の開始日を遅らせ、例年より10日間長い12月18日まで開館する。

 

 橋野鉄鉱山は台風10号で、高炉場跡の遺構に目立った被害はなかったが、エリア内の表土が一部流失し地下の遺物が露出したほか、隣接する二又沢川の護岸被害や倒木などがあった。インフォセンターでは停電や断水が発生。停電は早い段階で復旧したが、給水設備は復旧困難な状態となった。

 

 このため、市は見学者の受け入れを中止し、被害調査や遺跡保護、見学者の安全確保のための対策を実施。センターは井戸の新設で水道が利用できるようにし、約2カ月半ぶりに開館した。土・日曜日と重なった19、20日は、雨が降ったりやんだりのあいにくの天候だったが、再開を聞きつけた市内外の見学者が訪れた。

 

 設備工事の仕事で3日前に釜石に来たばかりという札幌市の加藤功さん(61)は、駅前の世界遺産の看板を目にし、興味がわいて訪れた。遺跡を見るのが好きだといい、「釜石は製鉄のまちというイメージはあったが、こんな場所があるとは。大島高任ら先人の技術はすごいですね。高炉の石の組み方とか見事です」と感心。カメラに収めながら、当時の操業に想像を巡らした。

 

 釜石の鉄の歴史と文化の継承、発信に取り組む、鉄のふるさと釜石創造事業実行委員会の大瀧粂夫会長は「再開を待っていた人も多いと思う。今年は無理かなと思っていたが、来る途中の道路も仮復旧し、最低限、遺跡を見られるような状態になって良かった」と喜び、「実際には来年春からが勝負。しっかりPRして、立て直さなければ」と世界遺産登録3年目の関係者の取り組み強化を願った。

 

 橋野鉄鉱山の一般公開エリア「高炉場跡」内は、川沿いの見学路や御日払所前の敷地の一部、三番高炉より下流域の種焼場全域が立ち入り禁止区域となっており、バリケードや土のう、ブルーシートで保護している。

 

 同鉄鉱山に続く県道釜石遠野線は釜石市橋野町中村から青ノ木間で片側交互通行になっている所があり、通行には十分な注意が必要。遠野市へ抜ける笛吹峠は全面通行止めとなっている。インフォセンターは12月18日まで、午前9時半から午後4時半まで開館。19日から来年3月末まで、冬季休業に入る。

 

(復興釜石新聞 2016年11月23日発行 第540号より)

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【鉄の週間】鉄の歴史館・イベントのお知らせ

【鉄の週間】鉄の歴史館・イベントのお知らせ

【鉄の週間】鉄の歴史館・イベントのお知らせ

 

12月1日は鉄の記念日です。鉄の週間として、鉄の歴史館でもイベントを開催しますので、ぜひ足をお運びください。

 

田中製鐵所創業130周年・田中製鐵所パネル展

 
11月26日(土)~12月4日(日)、2階会議室にてパネル展を開催します。橋野鉄鉱山と八幡製鐵所をつなぐ鍵となった田中製鐵所の業績と先人の活躍を紹介します。

 

大島館長記念講演

 
11月26日(土)13時30~15時、シアターにて「世界遺産橋野鉄鉱山と大島高任」をテーマに、大島高任の玄孫である大島館長が講演します。
 

鉄の記念日・入場料無料

 
鉄の記念日である12月1日(木)は、入場料を無料といたします。旧釜石鉱山事務所(TEL:0193-55-5521)も無料となりますので、あわせてお出かけください。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 観光交流課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町22-1(シープラザ釜石内)
電話:0193-22-2111(333) / Fax 0193-22-5003 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/kanko/matsuri_event/detail/1205594_2438.html
釜石市

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橋野鉄鉱山マップ

橋野鉄鉱山の見学再開について

橋野鉄鉱山マップ

 

橋野鉄鉱山の見学を11月19日(土)から再開します。
※遺跡保護のため、一部立入禁止区域があります。

 

橋野鉄鉱山インフォメーションセンターも11月19日(土)9時30分から開館します。通常は、12月8日(木)までの開館ですが、今回臨時閉館していたことから12月18日(日)までの開館予定です。

 

立入禁止区間はこちら。

橋野鉄鉱山マップ

広報かまいし2016年3月15日号(No.1636)

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ご不便をおかけしますが、ぜひお越しください。

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釜石市 総務企画部 世界遺産室
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8846 / Fax 0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/spot/hashino_tekkouzan/detail/1205440_3028.html
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「みちのく潮風トレイル」の釜石市コースの案内板をお披露目したセレモニー

釜石観光の宝、全国に発信「みちのく潮風トレイル」案内板寄贈〜日本旅行業協会、鉄の歴史館で除幕

「みちのく潮風トレイル」の釜石市コースの案内板をお披露目したセレモニー

「みちのく潮風トレイル」の釜石市コースの案内板をお披露目したセレモニー

 

 東京都千代田区の一般社団法人日本旅行業協会(JATA)=会長・田川博己ジェイティービー会長)=は10月29日、環境省が東北地方太平洋沿岸地域に設定する「みちのく潮風トレイル」(青森県八戸市~福島県相馬市、約700キロ)を活用した旅行商品の開発などを目指し、釜石市内のトレイルコースを視察した。JATAは市内のコースの案内板を市に寄贈。訪問先の大平町、鉄の歴史館で除幕式が行われた。

 

 釜石を訪れたのは、JATAに加盟する首都圏や仙台市の旅行会社の企画担当者ら62人。前日に視察した大船渡市から三陸鉄道で釜石入りし、唐丹町本郷の桜並木や星座石、津波石碑などを視察後、鉄の歴史館に到着した。

 

 セレモニーでJATAの戸川和良副会長(KNTーCTホールディングス社長)は「ご当地には、歴史や景観など注目すべき観光素材が多い。視察をし、全く新しい東北観光を作り出していかねばと決意を新たにしている。1人でも多くのお客さまをご案内できるよう力を合わせていきたい」とあいさつ。野田武則市長は「潮風トレイルは、釜石にも大きな宝があることを全国に発信できるチャンス。案内板を活用し、釜石に来られる方を迎えたい」と歓迎の気持ちを示した。

 

東日本大震災津波の陸地への到達を遅らせた湾口防波堤について説明を受けるJATAの会員ら=鉄の歴史館で

東日本大震災津波の陸地への到達を遅らせた湾口防波堤について説明を受けるJATAの会員ら=鉄の歴史館で

 

 JATA、釜石市、環境省の8人で案内板を除幕。野田市長はJATAに感謝状を贈った。寄贈された案内板は縦150センチ、横110センチ。釜石市区間の▽宝来館~両石バス停(約27・4キロ)▽釜石駅~唐丹駅(約13・5キロ)―の2コースが立ち寄りスポットの写真や標高、所要時間を示すグラフ、歩く際の装備やルールなどとともに紹介されている。案内板は当面、釜石駅周辺施設への設置を予定する。

 

 一行はセレモニー終了後、鉄の歴史館を見学。バスで両石町から鵜住居町の根浜海岸まで足を延ばし、ラグビーW杯の競技場建設予定地や津波浸水地域の復興状況などについて、同行した釜石観光ボランティアガイドから説明を受けた。

 

 JATAは東北復興支援事業として、2014年4月から震災発生10年後の21年3月までの7カ年計画で、みちのく潮風トレイルを活用した「JATAの道プロジェクト」を実施。毎年1回、トレイルコースが設定されている東北沿岸を訪れ、復興状況の視察や新しい旅行素材の発掘、自然環境整備などを行っている。14年は八戸市、階上町、15年は相馬市、新地町を訪問。3年目の今年は大船渡、釜石両市の訪問が実現した。各地で同様の案内板を寄贈しているという。

 

(復興釜石新聞 2016年11月5日発行 第535号より)

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環境省 みちのく潮風トレイル
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思い出いっぱい「橋上市場」にぎわい再現〜盛況『はしのうえ朝市』、釜石のっけ丼大人気

丼にのせる具を求めて長蛇の列ができた朝市

丼にのせる具を求めて長蛇の列ができた朝市

 

 かつての橋上市場のにぎわいを再現し、復興へ向かうまちを市民の力で盛り上げていこうと、「釜石はしのうえ朝市」が23日、釜石市大渡町の大渡橋歩道と橋詰広場で開かれた。午前6時の開店と同時に大勢の市民が詰めかけ、地場の農水産物や加工品の購入、”オリジナル丼”の朝食を楽しんだ。

 

 震災後のまちづくりに尽力する若手市民団体「NEXT KAMAISHI(ネクスト釜石)」が中心となり実行委(平野嘉隆実行委員長)を立ち上げ、企画した。市内各地の事業者ら15店ほどが出店。鮮魚や野菜、総菜、菓子など地元に愛される味や工芸品などが販売された。

 

 中でも、温かいご飯に好みのおかずをのせて食べる「釜石のっけ丼」は大人気。ホタテやサケ、サンマの焼き物、マグロの刺し身、イカの塩辛など釜石の名店が提供する”ご飯のお供”で丼を味わった。300~400食分を用意したご飯は午前8時過ぎには無くなる盛況ぶりを見せた。 旧大渡橋に平行し1958年に開設された「橋上市場」は、国内唯一の橋の上の名物市場として市民や観光客に親しまれたが、河川法上の問題や大渡橋の架け替えに伴い、2003年に閉店。45年の歴史を閉じた。

 

 朝市には、当時の市場で営業していた店も出店。その一つ、現在は鈴子町のサン・フィッシュ釜石内で営業する東鮮魚店の販売ブースには、古くからの常連客が次々に顔を見せた。父親が始めた同店を18歳から支え続けてきた村上英子さん(64)は「橋上市場は人生の半分以上を過ごした場所。いろいろなことを思い出す。お客さんから(市場の撤去を)改めて惜しむ声を聞き、涙が出てきた」とあふれる思いを口にした。

 

東鮮魚店は旬の海の幸の販売で客を喜ばせた

東鮮魚店は旬の海の幸の販売で客を喜ばせた

 

 新町の菊地行男さん(75)は「橋上市場は家庭的な雰囲気で、よく会社帰りに寄ったりしていた」と懐かしみ、「広場もあるこの場所を有効活用し、定期的にイベントをやれば人が集まるのでは」と今後の展開に期待。カナダから帰省した行男さんの長女、真澄さん(43)は旅行業に携わっており、「地元の人だけでなく観光客向けにも魅力的なイベント。すごくいいですね。告知を早めにすることで(集客面など)さらに可能性が広がると思う」と話した。

 

 実行委の予想を大きく上回る人出となった今回の朝市。実現までには関係機関への申請など苦労も多かったというが、平野実行委員長(45)は「あえてこの場所にこだわって開催した。出店者側、客側双方が望む形を考えたが、こんなにいらしていただけるとは。『またやってほしい』という声もあるので、年に2、3回でも開催できれば」と、まちのにぎわい創出に意欲を見せた。

 

(復興釜石新聞 2016年10月29日発行 第533号より)

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釜石はしのうえ朝市 | 縁とらんす
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来場者100万人目となり、記念品を受け取る花井英夫さん夫妻(中央)

開業から1年半「釜石仙人峠」100万人達成〜花井さん(静岡市)に記念品

来場者100万人目となり、記念品を受け取る花井英夫さん夫妻(中央)

来場者100万人目となり、記念品を受け取る花井英夫さん夫妻(中央)

 

 釜石市甲子町の道の駅「釜石仙人峠」(菊池利教駅長)は23日、来場者数100万人を達成した。復興需要に加え、いわて国体の開催により交通量が増加したこともあり、当初の見込みを上回る集客数で推移。開業から1年半で大台に達した。同日、施設前で記念セレモニーが開かれ、100万人目となった静岡市の花井英夫さん(73)、瑞代さん(71)夫妻に記念品が贈られた。

 

 同道の駅は昨年4月に開業。地元を中心に20軒以上の農家でつくる販売組合が特産の甲子柿や季節の野菜などを直売するほか、海産物、地酒などを販売している。「釜石ラーメン」やしょうゆを使ったソフトクリームも人気。「三陸沿岸で一番きれい」を目指し、清掃に力を入れているトイレ棟(24時間利用可能)が利用者に好評で、トイレ休憩のために立ち寄る人も多いという。昨年度の利用者は64万人だった。

 

 セレモニーでは、野田武則市長や道の駅指定管理者を務める釜石振興開発の新里進社長が、花井さん夫妻に記念品の虎頭の置物などを贈った。郷土芸能の小川鹿踊り(佐々木民生同保存会長)の演舞でお祝い。5頭の鹿、手踊り、おはやしなど20人が出演し、勇壮な舞と太鼓や笛の音で地域を活気付けた。

 

 花井さん夫妻は、本県沿岸から八戸市への旅の途中に同道の駅に立ち寄った。思いがけず100万人目となり、英夫さんは「大切な場に立ち会えて光栄。思い出となるいいものをもらった」とにこにこ顔。震災後、何度か釜石を含めて被災地を回ったといい、「駿河湾でも、いつ津波が起こるか分からない。三陸から学ぶ旅にしたい」と話していた。

 

 野田市長は「道の駅ができ、地域の良さを発信できるようになった。果たす役割は大きい。多くの人に必要とされ喜ばれる施設として地域一丸となり盛り上げてほしい」と期待。菊池駅長は「こんなに早く到達するとは思わなかった。今後もいろんな釜石を紹介できれば。200、300万とずっと続くことを願い、運営を続ける」と気持ちを新たにした。

 

(復興釜石新聞 2016年10月26日発行 第532号より)

 

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「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

釜石オープンアカデミー「日本版DMO」の理解促進へ〜観光まちづくり講演会、振興策探る

「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

 

 釜石市が掲げる「オープンシティ戦略」の一翼を担う”観光まちづくり”をテーマとした講演会が20日、大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。観光による地域づくりで近年、注目を集める「日本版DMO」への理解を深め、今後の観光振興策のヒントを探ろうと市が主催。市内外から集まった約80人が2人の講師の話に耳を傾けた。

 

 観光地域づくりプラットフォーム推進機構代表理事で、NPO法人グローバルキャンパス理事長の大社(おおこそ)充さんは、全国で設立の動きがある「DMO」について、その背景と必要性について解説した。

 

 DMO(デスティネーション・マーケティング/マネジメント・オーガニゼーション)は、専門性の高い人材がマーケティングに基づく地域の産業振興、人材育成に取り組んでいる組織で、観光先進諸国で導入されてきた。日本では、観光地域づくりを戦略的に推進しようと、観光庁が日本版DMO候補法人登録制度を設けており、関係省庁が連携して登録法人に支援を行う。

 

 日本版DMOについて大社さんは「旅行業者が観光客を連れてくる従来の主流から、地域が主体となり集客する”地域主導型”観光に変わりつつある中で、今までの観光振興の弱い部分を強化していこうという狙いがある」と背景を分析。地域全体で「観光地経営」をするには、観光以外の産業、住民との連携が不可欠で、今までの日本の観光振興策に足りなかったマーケティングに基づく目標値設定の重要性を説いた。

 

 「現状をより正確に把握し、打つべき手を考えるために客観的なデータは絶対に必要。根拠が曖昧(あいまい)で、誰も責任を取らないような目標値は民間企業では有り得ない」と大社さん。観光地域づくりのかじ取り役であるDMOの役割は、「成果が出る仕組みを作ること。自ら商品を作る、売る、集客するという、地域が自立するための仕組み作りが求められる」とした。

 

 続いて、長野県茅野市観光まちづくり推進室長で、同県DMOアドバイザーの高砂樹史さんが、現職の前に11年間関わった長崎県五島列島、小値賀(こじか)町の観光振興の事例を紹介した。

 

 高齢化率四十数%、10年で子どもの人口が3分の1に減少した同町は、若者の雇用創出、収入の安定を目指した地域再生で大きな成果を挙げた。島の豊かな暮らし、自然を地域資源と捉え、民泊や自然体験などで観光客を誘致。古民家を再生しプライベート空間を確保した「大人の島旅」が人気を集め、外国人観光客からも注目されるようになった。

 

 当時の観光協会など3組織は解散し、新たなNPOを立ち上げ島の観光窓口を一本化。DMOとして機能させた。観光客の満足度、地域住民の島への愛着心も向上。10年間で人口の1割以上の三百数十人がU・Iターンし、3分の2がUターンだという。

 

 高砂さんは「人口減による負の連鎖をいかにして減らし、交流人口を増やしていくかが鍵。釜石市において自身の地域ブランドは何か、100年後の釜石に残すべきものは何かというところを考えていただきたい」と提言した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月24日発行 第523号より)

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釜石湾の絶景に映える「恋人の聖地」モニュメントを見学するツアー参加者

「恋人の聖地」で素敵な出会いを “えんむすびまつり”〜釜石大観音、仲見世リノベーションプロジェクト

祭りを盛り上げたジャグリングパフォーマンス

祭りを盛り上げたジャグリングパフォーマンス

 

 釜石市大平町の釜石大観音仲見世通りで10日、「第1回えんむすびまつり」が開かれた。縁結びの隠れスポットが点在するとされ、「恋人の聖地」にも選定された大観音にあやかり、さまざまな出会いの場を提供しようと、釜石大観音仲見世リノベーションプロジェクト(宮崎達也代表、10人)が主催。”縁”をテーマにした多彩な企画で来場者を楽しませた。

 

 同プロジェクトは、より良い釜石実現を目指した「釜石○○(まるまる)会議」から生まれた市民グループで、空き店舗が目立つ同仲見世通りを再生させ、にぎわいや交流の場を創出する活動を行う。今回は、昨年8月の流しそうめん祭り、10月のハロウィーンイベントに続く第3弾のイベントとなった。

 

 山門前に並んだ飲食ブースでは、イカぽっぽ焼きや生ビールを販売。地元のキッチンカーや販売店は祭りを記念したメニューを提供し、縁結びにちなんだ5円玉付きの新米塩(えん)むすび、ハート型パンなどで幸運を呼び込んだ。

 

 大観音の縁結びスポットを巡るガイドツアーでは照井良知総務部長が、仏舎利塔の地下に安置されている縁結びの神「愛染明王」など、5つのポイントを紹介。観音像入り口にある「伝説のロープ」は、東日本大震災の津波に耐えた船の係留ロープと同素材で作られ”切れない縁”を象徴、今月4日にお披露目されたばかりの「恋人の聖地」モニュメントの”幸せの鐘”は願いがかなうとされ、参加者は写真を撮りながら楽しんだ。

 

釜石湾の絶景に映える「恋人の聖地」モニュメントを見学するツアー参加者

釜石湾の絶景に映える「恋人の聖地」モニュメントを見学するツアー参加者。新たに生まれた”縁結び”スポットは、さっそく拝観者の注目を集めている

 

 初めて釜石を訪れた東京都の森本夏実さん(35)は「思った以上にいろいろな観音様があり、展望台からの景色もきれい。ご利益があればいいですね」とツアーを満喫。照井部長は縁結びツアーの企画に「魅力あるスポットを知ってもらう良い機会。若者特有の情報発信に期待したい。恋人の聖地を生かし、(震災後の2012年に行ったような)市民結婚式にも取り組めれば」と話した。

 

 祭りではこのほか、弾き語りやジャグリング、クイズ大会、フォークダンスなども行われた。

 

 「昨年からのイベントで仲見世に目を向けてもらう機会が増えた」と宮崎代表。プロジェクトでは通りの景観改善にも取り組み、空き店舗を活用した織物工房の内装リノベーションなども手がける。今後はリノベーション勉強会も開きたいとし、関係者と連携した仲見世再生に意欲を見せた。

 

(復興釜石新聞 2016年9月14日発行 第520号より)

復興釜石新聞

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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「釜石お店なび」発行〜国体に向けマップを1万部、釜石商工会議所

安全な国体の盛り上げへ、味の釜石を紹介するマップ「釜石お店なび」

安全な国体の盛り上げへ、味の釜石を紹介するマップ「釜石お店なび」

 

 46年ぶりに開かれる「希望郷いわて国体」で3競技が行われる釜石市を訪れる人たちに、食、ものづくりの魅力や復興の様子を体感してもらおうと、釜石商工会議所(山崎長也会頭)は中心街の東部・鈴子地区の食事や土産品を紹介するマップ「釜石お店なび」1万部を発行した。6日に行われたオープンウォータースイミング競技直前にはすでに4200部が配布されており、残部も10月2日のトライアスロン競技、同4~7日の7人制ラグビー(男女)に向けホテル、交通機関などに用意されている。

 

 マップの大きさはA2判で両面印刷。8つに折り込み、A5判で陳列される。その表面は特産品の甲子柿をイメージさせる柿色の地に題字、6種の「味」をカラー写真で配し、釜石市のキャラクター「かまリン」が添えられた。

 

 「なび」は8月1日現在の情報による。道路図とともに1面が鈴子地区と、ラグビー競技会場となる松倉地区を含む甲子町。別面は東部中心街の仮設店舗なども紹介。お店は食事(鈴子・甲子16、東部31)居酒屋・スナック(鈴子31、同50)弁当など(東部4)、お土産など(鈴子15、東部4)で、「釜石ラーメン」は西部地区を含め11店を特記している。種別に円形のカラー番号で示し、いくつかの目印となる場所、味の製品を写真にした。

 

 国体の会場はイラストでアピール、1面には観光・交通機関を囲みで示した。何より津波災害を想定した避難場所は、赤の統一イラストで強調した。

 

 掲載した店舗は同会議所の会員事業所を中心に、東日本大震災後に導入された小規模事業者等持続化補助金に関する経営計画を作成する事業所(採択67事業所)の支援も目的とする。

 

 「なび」発行にかかわった同会議所中小企業相談所経営支援課の鳥居奈保子さんは「市街からのお客さま、国体で来る多くのみなさんに、楽しく食事をして、お土産を買ってもらい、釜石を感じてほしい。がんばる商業も精いっぱいアピールしたい」と語った。

 

 なお、同会議所のホームページでは、市内のお店情報を網羅した「釜石お店なう」を掲載している。

 

 「なび」の問い合わせは釜石商工会議所中小企業相談所(電話0193・22・2434)へ。

 

(復興釜石新聞 2016年9月14日発行 第520号より)

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問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

除幕式には、2012年に行われた大観音での市民結婚式で結婚した夫婦らも参加。愛の絆を確かめ合う場所の誕生を祝った

「恋人の聖地」選定記念、釜石大観音にモニュメント〜”幸せの鐘”とカモメをデザイン、新たな観光スポットに期待

「恋人の聖地」モニュメントの完成を喜ぶ藤原綾子さん(右から2人目)ら式の出席者

「恋人の聖地」モニュメントの完成を喜ぶ藤原綾子さん(右から2人目)ら式の出席者

 

 プロポーズにふさわしいロマンチックな場所として今年4月、「恋人の聖地」に選定された釜石市大平町の釜石大観音に、記念のモニュメントが設置された。大きなハートに2羽のカモメが寄り添い、願いをかなえる〝幸せの鐘〟を配したデザイン。4日、市民ら約130人が出席して除幕式が行われ、釜石らしい新たな観光スポットの誕生を華やかに祝った。

 

 「恋人の聖地」の選定は、全国の観光地に新たな魅力を創出し地域活性化や少子化対策につなげようと、NPO法人地域活性化支援センター(静岡市)が2006年から実施。釜石大観音は慈愛の観音像として長年親しまれ、震災後の2012年に被災したカップルら6組の市民結婚式の会場となったことなどが評価され、全国140カ所の聖地の一つに選ばれた。

 

 モニュメントは、大観音を運営する宗教法人石応禅寺の都築利昭住職らによる法要後、関係者の除幕で、お披露目された。都築住職は「恋愛成就のデートスポット、婚活イベントや市民結婚式の会場に利用していただき、思い出の場所として記念日に訪れてもらえる施設を目指したい」とあいさつ。野田武則市長は「モニュメントの前で多くの方々が新しい人生をスタートさせ、観音様の愛に育まれ幸せに暮らせることを祈る」と祝辞を述べた。

 

除幕式には、2012年に行われた大観音での市民結婚式で結婚した夫婦らも参加。愛の絆を確かめ合う場所の誕生を祝った

除幕式には、2012年に行われた大観音での市民結婚式で結婚した夫婦らも参加。愛の絆を確かめ合う場所の誕生を祝った

 

 モデルカップルとして鐘の鳴らし初めを行った釜石出身の久保優太さん(18)、砂金珠里さん(18)は、「恋人の聖地」選定委員の桂由美さん(ブライダルファッションデザイナー)がデザインした宝船のあしらわれた祝い着姿で登場。「モニュメントは釜石をアピールできる良い素材。訪れる人の思い出になれば」と期待を込めた。

 

 同法人が観音像の足元の展望台に設置したモニュメントは高さ2メートル70センチ。御影石の台座にステンレス製のハート型オブジェを配置し、恋人に見立てた2羽のカモメが背景の釜石湾に映えるシンプルでモダンなデザイン。台座には桂由美さんの名前が入った銘板が飾られた。市民結婚式を行う際には祭壇の背景にも活用できる。市内の元持、仲野石材店が施工した。

 

 デザインを担当したのは、震災直後から「釜石サポートプロジェクト」を立ち上げ、市民結婚式の実現にも尽力した「釜石応援ふるさと大使」の藤原綾子さん(東前町出身、ユミカツラインターナショナルアクセサリーデザイナー)。釜石湾、観音像のどちらを背景にしても美しい記念写真が撮れるよう設置場所にもこだわった。「天気がいい時はハート部分がきれいに反射し、まるで白いカモメが飛んでいるよう。何度でも足を運んでほしい」と藤原さん。「市民で祝う結婚式をここでできれば、市内の関連業者にも波及効果が生まれ市全体が活気づく。魅力あるロケーションをもっとPRし、年末年始以外にも市民に訪れてもらえる機会が増えれば」と願った。

 

 藤原さんはこの日、釜石大観音の「恋人の聖地」グッズとして企画されたHELLO KITTYの”ご当地キティ”商品(クリアファイル、アクリルキーホルダー、ハンドタオル)のデザインも発表した。商品の売り上げの一部は釜石の復興支援に役立てられるもので、11月半ばに販売開始予定。

 

(復興釜石新聞 2016年9月7日発行 第518号より)

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イベントちらし、申込み書

【9/20】釜石観光まちづくり講演会「”日本版DMO”って何?」

meetupkamaishi

 

内容

 

最近、よく耳にする“日本版DMO”って、何だろう?

 

観光地域づくりの中核として期待されるDMOですが、一体どのようなもので、なぜ必要なのかを、日本版DMOの第一人者である大社充先生がわかりやすく解説します。

 

釜石では、本年3月に「meet up釜石」という20の観光体験プログラムを実施しました。橋野鉄鉱山の世界遺産登録や2019年ラグビーワールドカップの開催を控える釜石において、観光まちづくりへの取り組みが重要になっています。

 

観光まちづくりの先駆者高砂樹史さんもお招きし、釜石の観光地域づくりの課題に迫り、釜石が今後実践すべき具体的な内容についても学びを深めていきます!

 

https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/09/07/0920.pdf

釜石オープンアカデミー「”日本版DMO”って何?」観光まちづくり講演会 イベントチラシ

ファイル形式: PDFファイル
データ容量: 859 KB
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日時

2016年9月20日(火)18:30~20:15(開場18:20)

会場

釜石情報交流センター チームスマイル・釜石PIT(釜石市大町一丁目1-10)

参加費

無料(どなたでもご参加頂けます)

その他

会場に駐車場はございませんので、近隣の市営駐車場をご利用ください

 

講師

 

大社充 氏

DMO推進機構代表理事、NPOグローバルキャンパス理事長

市町村の観光協会の事業改革や観光まちづくり・観光分野の行政職員・民間事業者向け研修を全国各地で実施。地域資源を活用した観光まちづくりの中核組織となる「観光まちづくりプラットフォーム」の形成支援と、それら団体の全国ネットワークづくり・人材育成に取り組む。
参考記事:DMOで集客力を高める | 月刊「事業構想」2014年6月号

 

高砂樹史 氏

長野県茅野市観光まちづくり推進長、長野県DMOアドバイザー

秋田県わらび座を経て、平成17年より長崎県五島列島の観光まちづくりに参加。「JTB交流文化賞最優秀賞」、「オーライニッポン内閣総理大臣賞」などを受賞。現在は、長野県DMOアドバイザーや総務省地域力創造アドバイザー、内閣府観光伝道師、なども務める。
参考記事:おぢかアイランドツーリズム 2万人が訪れる「もてなしの島」 | 月刊「事業構想」2015年1月号

 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 総合政策課 オープンシティ推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(132) / 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/keikaku_torikumi/chihousousei/detail/1203944_3278.html
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