《インタビュー》釜石はしのうえ朝市【10月22日(日)開催】
10月22日(日)に開催が予定されていた『釜石はしのうえ朝市』は、台風21号による荒天が予想されるため、中止となりました。(10/21追記)
釜石駅方面から市内中心部への入り口に架かる大渡橋。その橋の上に2003年まであった「橋上市場(きょうじょういちば)」。ある年代より上の皆さんの記憶には、その姿と共に様々な思い出が刻まれている事と思います。
“新しい形で大渡橋に賑わいを!”そんな想いが込められた「釜石はしのうえ朝市」がまもなく開催されます。
そこで、釜石はしのうえ朝市プロジェクト実行委員会の委員長、平野嘉隆さんにこれまでの様子なども合わせて“朝市”についてお聞きして来ました。
実行委員会はどんな顔ぶれの皆さんなのでしょうか?
プロジェクトメンバーには、NEXTKAMAISHIのメンバーを中心に、30~40歳代の地域を元気にしたいという想いを持った仲間が集まっています。(NEXTKAMAISHIについてはこちらを→ https://nextkamaishi.blogspot.jp/ )
震災後寂しくなった街の現状がまずあって、街に活気・元気を取り戻すためには・・・?と話し合う中で、橋上市場のにぎわいを再現するのはどうだろうと。そこから、「はしのうえ朝市」を企画しました。
開催するまでには、各方面との調整など大変だったのではないですか?
橋の上で催す事の難しさは予想以上で、関係各所に何度も何度も伺いました。開催するのは無理なのでは・・・と一時思わずには居られない程でしたが、あきらめず、粘り強く、あの場所で開催する事にこだわりを持って交渉を続けて、色々な制約のある中ではありましたが、なんとか昨年の10月に開催をする事が出来ました。
思い出いっぱい「橋上市場」にぎわい再現〜盛況『はしのうえ朝市』、釜石のっけ丼大人気 | 復興釜石新聞 – 縁とらんす
1回目の様子(写真:復興釜石新聞)
そうした道のりを越えて、初めて開催した時の様子はいかがでしたか?
実行委員会も出展者も、一体どれだけの人が来てくれるだろうか?・・・という不安を持って臨んだのですが、朝6時になるとぞくぞくと人が集まり始め、予想以上の人出でした。朝市の目玉として用意した、のっけ丼用のご飯も途中で追加して対応するほどで。ただ、おかずは早い時間帯に目ぼしい物は売り切れになってしまうという反省点もありました。
橋上市場 にぎわい再現、好評 大渡橋で「釜石はしのうえ朝市」〜無理なく継続、定着目指す | 復興釜石新聞 – 縁とらんす
2回目の様子(写真:復興釜石新聞)
でも、街に人が出てにぎわいを創りだすのと同時に、買い物をしながら当時の思い出話に花を咲かせている年配の方やそういう話を初めて聞く若者との交流が生まれ、その場に集った人達の中でさらに想いが共有されて繋がっていく様子を見て、本当に開催して良かったと思いました。開催後も大きな反響を頂いたことも嬉しかったです。
そして今回で3回目の開催。定期的な開催を望む声も多いと思うのですが、今後についてはいかがですか?
無理なく出来るような運営をしながら、地道に継続して、地域を元気にする一助になればと。また、現在釜石市内では事業者が自社の商品を広くアピールする場が少ないという現状もあり、そういった場としても活用して頂きたいという思いもあります。出展者ともさらなる協力体制を作り上げていきたいです。
そして、このプロジェクトで大切にしている“場所”へのこだわりは、イコール=釜石らしさ、アイデンティティという意味合いもあるんです。この活動に関わる若い世代の存在も今後の街の未来に繋がって行くと思いますし、様々な年代、立場の人たちが関わっているので、このプロジェクトだけではなく、さらに別の企画も生まれるような、そういった広がりも生まれて行く場になっていくといいと思います。
釜石はしのうえ朝市
開催日時
2017年10月22日(日) 午前6時~午前9時
会場
大渡橋周辺
※会場には駐車場がございません。公共交通機関をご利用いただくか市営駐車場をご利用下さい。橋の上での停車、車の乗り降りはご遠慮ください。
マイ茶碗を持って行くと、朝市の目玉・オリジナルの「釜石のっけ丼」用のご飯が、なんと無料で頂けますよ!(ご飯は先着400名分用意されていて無くなり次第終了となります。)
また、おかずは市内の事業者がこの日だけのメニューを用意するなど目移りしそうな品ぞろえになりそうです。10月22日(日)は少し早起きして、美味しい朝ごはんから1日をスタートさせてみませんか?
釜石はしのうえ朝市プロジェクト実行委員会facebookページ
かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす
縁とらんす編集部による記事です。問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内