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未来につながるスポーツの力、いわて国体盛り上げへパネル討論〜甲子中創立70周年記念事業

甲子中で開かれたスポーツパネルディスカッション。右端が三ケ田礼一さん

甲子中で開かれたスポーツパネルディスカッション。右端が三ケ田礼一さん

 

 甲子中(菅原雅之校長、生徒180人)で4日、10月に迫った希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)にちなんだ「スポーツパネルディスカッション」が開かれた。アルベールビル冬季五輪のノルディック複合団体で金メダルを獲得した三ケ田礼一さん(49)=県教委スポーツ健康課=らがスポーツの持つ力などを紹介。国体に向けて中学生ができることへの助言もあり、生徒らは機運盛り上げに協力する意識を高めた。

 

 同校の創立70周年記念事業の一つとして実施。菅原校長をコーディネーターに、パネリストの三ケ田さん、昨年10月に開かれた第15回全国障害者スポーツ大会の水泳肢体不自由女子1部25メートル自由形、50メートル自由形で優勝した村田奈々さん(32)=市教委・市立図書館勤務=、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催に向けた準備に携わる増田久士さん(53)=市ラグビーワールドカップ推進室長補佐=が意見を交わした。

 

 2部構成で行われ、1部のテーマは「未来につながるスポーツの力」。3人はそれぞれの競技との出会いや中学時代の部活、スポーツと職業との関わりなどを話した。

 

 三ケ田さんは3歳からスキー、小学4年生からスキージャンプを始めた。5年生の時にあこがれの金メダリストとの出会いで、夢は「オリンピック選手」になったというが、中学時代はいい結果が残せなかったという。約30人の五輪選手を輩出しているスキー部のある高校に進学し、高校2年のインターハイで優勝。「すごく厳しい練習だったが、あきらめず続けたことが精神的な強さにつながった。そして世界との距離が縮まった」と振り返った。

 

 アルベール五輪で金メダルを取った時の感想は「ほっとした」。気持ちを入れて参加したものの個人では34位と失敗し、切羽詰まった中でのメダル獲得だったからだという。競技する上では練習、試合に関係なく普段通りに、やるべきことを確実にやることが大切で、「結果にこだわらず、やることをやる。今の時間は戻ってこない。できることを積極的にやることが夢に近づくチャンス」と生徒らを激励した。

 

 2部は、国体に向けたおもてなしについて。同校では各都道府県への応援旗の製作、花いっぱい運動、炬火(きょか)リレー参加などを行ってきた。村田さんは現役アスリートとして試合会場の様子を紹介。「のぼりを見つけるとうれしい。『おはよう』『頑張って』との声掛けもうれしい。車いすで生活する人にとって、ごみがないことはとても重要」と指摘した。

 

 増田さんはラグビーW杯釜石開催に向けた取り組みなどを話し、「国体はいい機会だと思うので、そこで出た課題をラグビーW杯につなげてもらえれば」と期待。三ケ田さんは「やる人(選手)、見る人、支える人、スポーツは全ての人が参加できるもの。来た人にいい思い出を作ってもらい、自分たちもいい思い出となるよう国体を成功させよう」と呼びかけた。

 

 パネリストへ積極的に質問した小宮佳恵さん(3年)は「スポーツ選手、メダルを取った人の話を聞くのは初めてで、貴重な時間になった。村田さんの『支えてくれる人のことを忘れずに』との言葉が印象に残った。今できることを頑張りたい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年8月6日発行 第510号より)

 

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

真夏のビーチ雪合戦、復興の願い込め砂上でバトル〜県内初の試み、片岸海岸で県内7チーム交流戦

岩崎実行委員長(右)と「タイガーセブン」メンバーによる始球式で交流戦が幕開け

岩崎実行委員長(右)と「タイガーセブン」メンバーによる始球式で交流戦が幕開け

 

 浜辺を活用した”スポーツ雪合戦”で復興途中の沿岸に元気と活気を―と、岩手県内の競技チームによる「真夏のビーチ雪合戦交流戦」が7月30日、釜石市片岸町の片岸海岸で開かれた。ビーチ雪合戦は県内でも初の試み。主催した同実行委は「根浜海岸の復興工事が完了したら、根浜でも開催したい」と意欲を燃やす。

 

 交流戦には7チーム、約70人が参加。北海道で開催されている国際雪合戦大会で世界一に輝いた西和賀町のチームや各種大会で上位入賞を果たしている遠野、花巻市などのチームが招待された。開会式で岩崎昭子実行委員長(宝来館おかみ)は各地からの参加に感謝し、「スポーツのまち釜石、鵜住居地区の実現に向け、ぜひ盛り上げてほしい」とあいさつした。

 

 同競技は1チーム7人で対戦。冬季は雪玉を使うが、オフシーズンは、お手玉のような”室内専用球”で試合を行う。今年の岩手国体では、デモンストレーションスポーツとして「室内雪合戦」が西和賀町で行われることになっており、交流戦には国体出場メンバーも参加した。3分3セットマッチでリーグ戦を実施。雪上の戦いの舞台を浜辺に変え、競技を楽しんだ。

 

震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

震災を乗り越えた浜辺で、県内の雪合戦強豪チームが熱い戦いを繰り広げた交流戦

 

 地元釜石市からは、2016遠野早池峰雪合戦大会MIX3位入賞を機に、今年5月から本格的に練習を始めた「タイガーセブン」が出場。メンバーは市内と大槌町居住者で構成する。親子で競技に親しむ長洞奈央さん(大槌学園8年=中2)は、野球スポ少で鍛えた肩を生かし、チームの主力として活躍。初めてのビーチ雪合戦に「雪とは違う楽しさがある。地元のビーチでできるのもいい」と競技を満喫。父親の幸樹さん(42)は県内でも有数の強豪チームとの対戦に「レベルの差を感じるが、戦略やチームプレーなど見習う部分が多い。今回は、内陸の皆さんに被災地の現状を見てもらう機会にもなった」と地元開催を歓迎した。

 

 同交流戦は、釜石市の唐丹すぽこんクラブと遠野市の綾織スポーツクラブが中心となり実行委を立ち上げ企画。唐丹すぽこんのメンバーで事務局を担当する佐久間定樹さん(34)は「冬の雪合戦競技を浜辺でやることで、夏にも競技仲間の交流が図られる。今回はレクリエーション的な感じだが、いずれは大会という形で開催していければ」と期待を込めた。

 

(復興釜石新聞 2016年8月3日発行 第509号より)

 

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ラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けたPRキャッチコピーの募集

ラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けたPRキャッチコピーの募集

募集の目的

ラグビーワールドカップ2019釜石開催の成功に向け、気運醸成と国内・外への当市PR、及び、開催の取り組みについて市民の興味・関心・参画意識の高揚を図るため、ラグビーワールドカップ2019釜石開催に関するキャッチコピー・標語を募集します。

募集内容

ラグビーワールドカップ2019釜石開催、または、ラグビーのまち・釜石を国内外にPRするキャッチコピー・標語を募集(1人1点)します。採用作品は5点程度とし、来年度以降も追加で募集する場合があります。

 

補足
採用キャッチコピーの他、「ラグビーワールドカップ2019いわて釜石開催(を成功させよう)」等の副題を添える場合もあります。(下記例)

 

ラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けたPRキャッチコピーの募集

 

キャッチコピーの使途

市において、今後各種PRツール、グッズ、印刷物で活用の他、イベント、会合時等での表示等を通じ、ラグビーワールドカップ2019釜石開催の普及啓発を図ります。
手始めに、平成28年度は市内に掲出する横断幕に使用予定(国体終了後から)です。

応募資格

どなたでも

募集期間

平成28年8月5日(金)~ 8月31日(水) 必着

応募方法

所定の様式に次の必要事項を記入し、郵送、メール、FAX、または直接持参により応募してください。
(1)キャッチコピー
(2)作品の趣旨・意図
(3)郵便番号
(4)住所
(5)氏名(ふりがな)
(6)年齢
(7)性別
(8)職業または学校名・学年
(9)電話番号

 

応募要領・応募用紙
こちらからダウンロードできます。
応募要領(190 KB pdfファイル)
応募用紙(WORD版)(16 KB docxファイル) 
応募用紙(PDF版)(157 KB pdfファイル)

 

下記取扱い施設でも取り扱っています。
・釜石市役所 第1庁舎1階案内・ラグビーワールドカップ2019推進室(第4庁舎3階)
・各地区(釜石・平田・唐丹・中妻・小佐野・甲子・鵜住居・栗橋)生活応援センター
・教育センター(鈴子町)
・情報交流センター(大町)

応募先

釜石市役所ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-8686 釜石市只越町三丁目9-13
E-mail:rwc2019@city.kamaishi.iwate.jp  / FAX:0193-22-3606
※直接持参される場合は、前記の各取扱い施設でも受け付けます。

選考方法

ラグビーワールドカップ2019釜石開催支援連絡会において選考(第1次・第2次)の上、釜石市で決定します。

 

第1次選考における候補作品(10点程度)について人気投票(9月10日、18日、25日の釜石シーウェイブス戦会場)を行い、第2次(最終)により、5点程度を選考・採用作品とします。なお、選考結果については、採用作品応募者への発送をもってお知らせします。

入賞

採用作品を入賞とし、入賞者には賞状とささやかな副賞を進呈します。

公表

平成28年10月下旬(予定)

留意事項

  • 応募は1人1点とします。
  • 電話での応募はできません。
  • 応募作品は自作・未発表のもので、第三者が有する著作権等の権利を侵害しないものに限ります。また、応募作品の著作権、版権等に係る問題が発生した場合、応募者の責任となります。
  • 応募に係る一切の費用は、応募者の負担となります。
  • 採用作品に関するすべての権利は釜石市に帰属します。
  • 採用作品の使用に際し、一部補正及び修正等をする場合があります。
  • 郵送中の作品の紛失について責任を負いかねます。
  • 採用された方の氏名は公表します。
  • 応募者の個人情報は、採用作品の選考、応募者への連絡のためのみに使用します。

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(105) / 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1202692_3208.html
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ミニゲームで交流する東大阪ラグビースクール(青)と釜石シーウェイブスジュニア(緑)の子どもたち

釜石 東大阪、友情育むラグビー交流〜W杯開催 共に盛り上げ

ミニゲームで交流する東大阪ラグビースクール(青)と釜石シーウェイブスジュニア(緑)の子どもたち

ミニゲームで交流する東大阪ラグビースクール(青)と釜石シーウェイブスジュニア(緑)の子どもたち

 

 釜石市と同じく2019年ラグビーワールドカップ(W杯)開催地に決まった大阪府東大阪市のラグビースクールの子どもたちが釜石を訪れ、ミニゲームなどで釜石の子どもたちと交流を深めた。共に「ラグビータウン」として全国に知られる地域で活動する子どもたち。3年後に迫ったW杯に期待を膨らませながら、だ円のボールを追いかけ友情を育んだ。

 

 花園ラグビー場がある東大阪市では、3つのラグビースクールで約260人が活動している。このうち釜石には、希望した小中学生16人が訪れた。

 

 交流会は23日、市球技場で行われ、釜石シーウェイブスジュニア28人のほか、秋田市、北上市からもそれぞれ20人が参加。パスやタックルなどの練習を繰り返した後、9人制のミニゲーム(12分)でリーグ戦を行った。

 

 東大阪と釜石の対戦では、体格で勝る東大阪が圧倒。釜石も必死のタックルで食らいついたものの、一方的に3トライを奪われ力負けした。

 

 先制トライを奪う活躍を見せた東大阪の菅原亮太主将(長堂小6年)は「連係はいま一つでしたが、ともかく前に出ようと意識した」と胸を張る。敗れはしたものの、釜石の米澤瑛斗主将(甲子小6年)は「強いチームを相手に意外とタックルに行けた。震災に負けず、ラグビーで盛り上げていきたい」と力を込めた。

 

 東大阪の子どもたちが13年、「被災地に学ぼう」と釜石を訪れたのがラグビー交流のきっかけ。14年には釜石の子どもたちが東大阪に招かれ、親善を深めた。昨年は実施を見合わせたため、W杯開催地に決まった後は今回が初めての交流となった。

 

 東大阪の子どもらはこの日朝、鵜住居町のW杯スタジアム建設予定地なども見学。事務局を担当する東大阪市ラグビー協会副理事長の山﨑裕二さん(57)は「被災地の現状を知り、ラグビー日本一7連覇を達成した釜石の歴史を知ることは必ず子どもたちの成長につながるはず」と期待する。

 

(復興釜石新聞 2016年7月27日発行 第507号より)

 

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最後の単独チーム出場を準優勝で飾った小佐野クラウン

三陸学童野球大会、小佐野クラウン準優勝〜最後の単独出場飾る

最後の単独チーム出場を準優勝で飾った小佐野クラウン

最後の単独チーム出場を準優勝で飾った小佐野クラウン

 

 第34回岩手日報杯三陸海岸学童軟式野球大会兼第22回マクドナルドカップ県大会(県野球協会など主催)は16日から18日まで釜石市の平田公園野球場などで行われ、地元釜石市代表の小佐野クラウンスポーツ少年団が決勝まで進出。決勝では太陽の子スポ少(胆沢区)に4-11(六回コールド)で敗れたものの、見事準優勝に輝いた。もう一方の地元代表、かっしジャイアンツスポ少は2回戦で石鳥谷スポ少(花巻市)に敗れ、上位進出はならなかった。

 

▽決勝
太陽の子
260102 11
100030 4
小佐野クラウン
(六回コールド)

 

(太)遠藤、阿部琉―阿部琉、遠藤
(小)木下、岡島、坂本―川崎
▽本塁打 坂本(小)
▽三塁打 遠藤(太)
▽二塁打 小野寺、阿部琉、遠藤(太)

 

 小佐野は一回に2点を先制され、二回にも打者一巡で6点を奪われるなど苦しい試合展開となった。一回に1点、五回には坂本麗のランニング本塁打で一挙に3点を返したものの反撃もここまで。六回に追加点を許しコールド負けに終わった。

 

 優秀選手に坂本麗(山田南小5年)、打撃賞には準決勝、決勝で打率10割(7打数7安打)の猛打で大暴れした川崎秦(甲子小6年)が選ばれた。

 


■単独チームでの最後を飾る

 小佐野クラウンの藤原洋監督(47)は「もう少し食らいつきたかったが、最後に県内トップクラスの成績を残すことができて満足」と準優勝を素直に喜んだ。

 

 1回戦で松尾スポ少(岩手北)を11-2、2回戦は矢巾アローズ(紫波町)を4-2、準決勝では普代オーシャンズ(下閉伊)を15-8で破り、決勝まで進んだ。

 

 しかし決勝では、それまで3試合を戦って疲れが見える投手陣が四球を連発。二回には打者一巡の猛攻を受け大量6点を奪われる。四回までに8点差となりコールド負けが迫ったが、五回に1番坂本麗のランニング本塁打で3点を奪い、意地を見せた。

 

 13人の団員のうち9人を6年生が占め、来年は単独チームでの出場が難しくなる。来季は双葉との統合チームで臨む予定という。

 

 岡島洸主将(小佐野小6年)は「相手は強かったが、最後まであきらめずにやれたのが良かった。この悔しさをばねに来年は優勝を目指して頑張ってほしい」と後輩にエールを送る。

 

 震災前からコーチとしてチームを指導してきた藤原監督は「バントや走塁など細かいこともきちんと今後につないでくれた」と、さらなる成長に期待する。

 

(復興釜石新聞 2016年7月20日発行 第505号より)

 

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「強くあれ」と子どもらにエールを送るカーターさん

世界のトップ ダン・カーター選手(NZ代表)が釜石へ〜子どもらと交流「強くあれ」、復興W杯 成功願いキックオフ

復興の願いを込め力強くキックオフを披露するダン・カーターさん

復興の願いを込め力強くキックオフを披露するダン・カーターさん

 

 「ラグビー界の至宝」と言われる世界的なスター選手、ダン・カーターさん(34)=ニュージーランド(NZ)=が17日、釜石市を訪問。2019ラグビーワールドカップ(W杯)成功を願い、鵜住居町に建設される復興スタジアム予定地で子どもたちと交流した。11年のNZ地震を経験したカーターさんはキックオフのボールに乗せ、「逆境を乗り越えて成功がある。強くあれ。3年後、オールブラックス(NZ代表)として、きっとここに戻って来る」と力強いメッセージを送った。

 

 カーターさんは04年からオールブラックスの不動のスタンドオフ。テストマッチ(国代表の国際試合)個人通算ポイント歴代最多記録を持ち、ワールドラグビー年間最優秀選手3回を誇る。昨年のラグビーW杯イングランド大会でもNZ連覇の原動力となるなど世界のトッププレーヤーとして君臨する。

 

 釜石には、トップリーグ・ヤマハ発動機監督の清宮克幸さん(49)、外国人として初めて日本代表の主将を務め釜石シーウェイブスでも2年間プレーしたアンドリュー・マコーミックさん(49)=摂南大コーチ=、昨年のW杯に日本代表として出場した小野晃征さん(29)=サントリー=らが同行。あいにくの小雨模様の中、ラグビー関係者や地元住民など約600人が大漁旗を打ち振って迎えた。

 

 全員で震災犠牲者に黙とうしたあと、野田武則市長が「5年前の3月11日、ここから小中学生が高台に向かって逃げ全員が助かった。3年後には、ここから全世界に向け感謝の気持ちを伝えたい」とあいさつ。仮設校舎で学ぶ釜石東中の生徒らが合唱、鵜住居青年会は虎舞を披露した。

 

 これに応え、カーターさんが復興の願いを込めてボールをキックオフ。マコーミックさんらと共に走りながらパスを交わすなど子どもたちと交流した。

 

「強くあれ」と子どもらにエールを送るカーターさん

「強くあれ」と子どもらにエールを送るカーターさん

 

 5年前、故郷のクライストチャーチでNZ地震を経験したカーターさんは「皆さんは一人じゃない。いつでも支えている」と語り掛けた。人口わずか700人ほどの小さな町で育ったことにも触れ、「オールブラックスのメンバーになれると思わなかったが、努力すれば夢はかなう。釜石の未来を担うのは君たちだ」と子どもたちを励ました。

 

 毎年のように釜石に足を運んでいるマコーミックさんは「少しずつ笑顔が戻っているようでうれしい。今日より明日を考えよう」と前向きに呼び掛けた。

 

かつて釜石でプレーしたマコーミックさんも子どもたちと交流

かつて釜石でプレーしたマコーミックさんも子どもたちと交流

 

 カーターさんらに大漁旗を手渡した新田壮吾君(甲子中3年)は「3年後のW杯へ向け、英会話を磨き、しっかりおもてなしができるよう頑張りたい」と決意を新たにした。

 

(復興釜石新聞 2016年7月20日発行 第505号より)

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釜石出身の石川選手(前列左から3人目)ら大会入賞者

根浜で”泳ぐマラソン” オープンウォタースイミング〜国体本番へリハーサル大会

国体OWS会場となる根浜の海上で競技に挑む男子の選手ら

国体OWS会場となる根浜の海上で競技に挑む男子の選手ら

 

 希望郷いわて国体(第71回国民体育大会)でオープンウォータースイミング(OWS)競技が行われる釜石市。9月6日の競技本番に向けたリハーサル大会「釜石OWS大会」が10日、鵜住居町根浜海岸の特設会場で開かれた。同国体釜石市実行委(会長=野田武則市長)が主催。水泳連盟関係者らと国体の競技運営をシミュレーションし、本番への課題を確認した。

 

代表内定の石川選手(釜石出身)も出場

 

 OWSは本国体から正式競技として初めて採用される。海など自然の水域で長距離を泳ぎ順位を競う同競技は、持久力に加え潮流や風向を考慮したレース展開、駆け引きなどが求められ、「泳ぐマラソン」とも言われる。国体では5キロ競技が行われる。

 

スタート地点に向かう選手を送り出す競技開始前の大会会場

スタート地点に向かう選手を送り出す競技開始前の大会会場

 

 リハ大会には東北4県の水泳連盟が推薦した選手、男女各4人がエントリー。オープン参加の3人、日本水泳連盟のテストスイマー7人を加え、男女別に9人でレースを行った。本県の男子は一関広域消防本部の菅原和也選手(27)と盛岡南高3年の桑添陸選手(17)=オープン参加=が出場。今大会が県代表を決める選考レースとなった。女子は代表に内定した釜石市出身で至学館大(愛知県)4年の石川舞花選手(21)が出場した。テストスイマーには世界で戦う選手も。女子は今年のリオデジャネイロ五輪日本代表の貴田裕美選手(31)=群馬県、KONAMI=も出場した。

 

 競技は4地点のブイを角とする1周995メートルのコースを5周回し、残り25メートルを進んでゴールゲートをタッチする。男子トップの青木陽佑選手(新潟医療福祉大職員)は1時間01分27秒、女子トップの貴田選手は1時間02分37秒でゴールした。

 

 貴田選手は「ある程度の波があり、泳ぎやすかった。国体採用を機にOWS競技を多くの人たちに知ってもらえれば」と期待。前回のロンドン大会に続き2回目の五輪出場に「前回よりも良い成績を残し、国内の競技人口拡大につなげたい。東京五輪に向け、若手選手にどんどん競技を盛り上げてほしい」と願った。

 

釜石出身の石川選手(前列左から3人目)ら大会入賞者

釜石出身の石川選手(前列左から3人目)ら大会入賞者

 

 エントリー選手4人で競った優勝を手にした女子の石川選手は「最初出遅れたが、終盤で前の選手が見えてきて、ラスト2周で少しテンポを上げ抜くことができた。総合で4位も良いほう」と手応えを実感。OWSは釜石での国体開催が決まってから挑戦を決意し、昨年から本格的に練習を始めたという。地元での国体に「震災もあり開催できるとは思っていなかったので、すごくうれしい。釜石の人たちに元気を与えられるよう、少しでも上位に入ってみんなを喜ばせたい」と健闘を誓った。

 

入賞者は次の通り。
【男子】
①木村雅人(宮城県水連)1時間03分27秒
②菅原和也(岩手県同)1時間03分32秒
③和田玄太郎(福島県同)1時間03分38秒
【女子】
①石川舞花(岩手県同)1時間07分04秒
②鈴木冬乃(福島県同)1時間08分17秒
③高橋美香(宮城県同)1時間09分07秒 

 

(復興釜石新聞 2016年7月13日発行 第503号より)

 

復興釜石新聞

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終盤のピンチ。内野陣が岩間投手に駆け寄り、肩をほぐして緊張をやわらげる

夏の高校野球県大会、釜石 春夏甲子園ならず〜2回戦 延長13回、激闘実らず 一関学院に1-2

終盤のピンチ。内野陣が岩間投手に駆け寄り、肩をほぐして緊張をやわらげる

終盤のピンチ。内野陣が岩間投手に駆け寄り、肩をほぐして緊張をやわらげる=11日、盛岡市の県営球場

 

 第98回全国高校野球選手権岩手大会は8日から盛岡市の県営球場などで行われ、春、夏連続の甲子園出場を目指す釜石は2回戦で第1シードの一関学院に1-2で敗れ、連続出場はならなかった。惜しくも敗れはしたものの、春の県大会の覇者を相手に延長十三回までもつれ込む激闘を演じた。甲子園1勝の立役者となった岩間大(3年)が153球を熱投。バックも最後まで集中力を切らさず、堅い守りでエースを盛り立てた。文武両道、理想の高校野球を体現した釜石はファンに強烈な記憶を残し、短い”夏”を終えた。春の県大会でベスト8まで進み、シード校として夏に臨んだ釜石商工は2回戦で一関一に1-3で逆転負け。甲子園出場の夢は初戦で散った。

 

理想の高校野球を体現 さわやか、球史に記憶残す

 

◇2回戦(11日/県営)
一関学院
0000100000001 2
0001000000000 1
釜石
(延長十三回)

 

(一)大竹―斎藤
(釜)岩間―大尻
▽本塁打 大竹(一)
▽三塁打 千葉愛(一)新沼(釜)
▽二塁打 小椋(一)

 

 釜石は四回、大尻(2年)の左越え本塁打で1点を先制したが、五回に岩間(3年)が本塁打を浴び同点とされる。その後は双方が譲らず、延長にもつれ込んだ十三回、一関学院が1死満塁から中犠飛で勝ち越し、そのまま逃げ切った。

 

 釜石は九回、新沼(2年)が右中間を破り、守備の乱れを突いて本塁を狙うもタッチアウト。十回、十三回にも出塁したが、あと1本が出なかった。

 

 2時間48分に及ぶ激闘。153球を投げ抜いたエース岩間を、佐々木偉彦監督は「ワクワクするような試合にしてくれた。最後まで彼らしいピッチングだった」とたたえた。エースの熱投を堅守で盛り立てたナインについては、「本当に下手くそだが、気持ちの強い子どもたち。個性にあふれた彼らが最後にその気持ちを見せてくれた」。そう言うと、監督も涙をこらえることができなかった。

 

 春夏甲子園出場に向け、早くも2戦目で当たった第1シードの壁。九回には新沼が右中間を深々と破り、ランニング本塁打であわやサヨナラ勝ちかと興奮させる場面もあった。佐々木監督は「普通に勝って、もう一度甲子園に行こう」と選手を送り出した。ナインもこれに応え、最後まで落ち着いてプレー。相手を上回る10安打を放ち成長を示したが、夢の再現はかなわなかった。

 

熱投岩間 153球投げ抜く

 

 不動のエース岩間大が夏の大一番で、センバツ1勝の熱投を体現して見せた。帽子に書いた「強気」の文字を見ては気持ちを奮い立たせ、強力打線に立ち向かった。

 

 先頭打者を三振に打ち取ると波に乗った。伸びのある直球を内外角に投げ分け、スライダー、チェンジアップでタイミングを外す絶妙の投球術で第1シードを苦しめた。延長に入るあたりから肩が張り、足もつりそうになったが、こらえて延長十三回を投げ抜いた。

 

延長十三回、153球を投げ抜いた岩間大投手

延長十三回、153球を投げ抜いた岩間大投手。センバツ1勝の快投を再現した

 

 選抜大会から帰った後は疲労で投げられない時期が続き、春の大会ではエースナンバーを譲りベンチから戦況を見守った。夏の初戦ではスタミナ不足も懸念されたが、その不安も吹き飛ばす激投。先制本塁打で岩間を助けた大尻悠矢捕手は「直球のスピードはセンバツを前にした昨年秋より増していた」と目を丸くする。

 

 強気の配球も岩間がリード。最後は「自分の弱さが負けにつながった」と声を詰まらせたが、2年の大尻は「岩間さんに厳しく、こうしろと言われて目が覚めた。強気の攻めを引き継いでいく」と誓う。

 

 打っては3安打の大活躍。延長十三回には右前打で出塁。意地で同点の好機をつくったが、あと1本が出なかった。

 

 父母会長を務める父、金田茂さん(48)は「小学校から続けてきた野球の集大成。肘の痛みも口にせず、最後まで意地と覚悟で投げ抜いた。敗れはしたが悔いはない。よくやってくれた」と息子の粘投をねぎらった。

 

(復興釜石新聞 2016年7月13日発行 第503号より)

 

復興釜石新聞

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復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

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タグラグビーでトヨタ自動車の選手らに挑む子どもたち

ラグビー復興支援マッチ、若手主体 前半は善戦 トヨタに7-59 〜 トヨタと釜石SW 力合わせラグビー教室も開催

釜石は敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ

前半35分、釜石は敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ。村井佑太朗のゴールも決まり、7-14と追い上げる=2日、盛岡市・いわぎんスタジアム

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCとトップリーグ(TL)のトヨタ自動車が対戦する復興支援マッチ(トヨタ自動車など主催)は2日、盛岡市のいわぎんスタジアムで行われ、釜石は7-59(前半7-14)で敗れた。若手主体で臨んだ釜石は前半、昨季TL5位のトヨタに果敢に挑戦。2トライを先に奪われたが、35分に敵陣ゴール前のモールを押し込み、フッカー中村彰がトライ。FB村井佑太朗が難しい位置からゴールを決め、7-14で折り返した。しかし後半はタックルが甘くなったところを突かれ、立て続けに7トライを献上。攻めてもノートライに封じられ、完敗に終わった。

 

 春のオープン戦を締めくくる復興支援マッチ。釜石は前週の東芝戦に続き、TL強豪の胸を借りた。

 

復興支援マッチは希望郷いわて国体のPR支援も兼ね、達増拓也知事が野田武則・釜石市長とともに選手を迎える<

復興支援マッチは希望郷いわて国体のPR支援も兼ね、達増拓也知事が野田武則・釜石市長とともに選手を迎える

 

 須田康夫主将ら主力をけがで欠き、新加入の外国人選手がまだ合流していないなど、チームの骨格が整わないまま若手主体で挑んだ。後半は崩れたものの、三浦健博ヘッドコーチ(HC)は「若手主体の先発メンバーで、ある程度やれた」と収穫を挙げる。中でもプロップ高橋拓也、フッカー中村、フランカー木村優太、ダラス・タタナのワークレート(仕事量)の多さを評価した。

 

 前半は鋭いタックルで粘り強く守り、スクラムも安定。簡単にゴールを割らせず、ほぼ互角に渡り合った。35分、得意のモールからトライを決めると、約800人の観客が大いに沸いた。

 

 しかし、メンバーを入れ替えながら戦った後半は、1本のタックルミスをきっかけに崩れる。集中力が途切れると、傷口は一気に広がった。

 

 宮古市出身の2年目、WTBで先発した関東申峻(宮古高―慶大)は果敢なアタックで地元ファンを喜ばせたが、「後半はタックルミスもあった。80分間、集中を継続していかないと、秋(トップイーストリーグ)は厳しい」と反省を口にした。

 

トヨタ、釜石SW 力合わせラグビー教室

 

タグラグビーでトヨタ自動車の選手らに挑む子どもたち

タグラグビーでトヨタ自動車の選手らに挑む子どもたち

 

 復興支援マッチで戦ったトヨタ自動車と釜石シーウェイブスの選手によるラグビー教室が3日、釜石市球技場で開かれた。

 

 釜石や宮古のラグビースクールで活動する子どもたちなど、幼稚園児から中学生まで約100人が県内各地から参加。トヨタから12人、釜石は20人の選手が協力した。

 

 子どもたちは、楕円(だえん)のボールを受け渡すゲームやタグラグビーなどで選手と交流。ゴールキックを競い、ボールが飛ぶと大きな歓声を上げた。

 

 東日本大震災後、トヨタ自動車が被災地で展開する復興支援活動の一環。現役時代はFWのロックで活躍したトヨタ自動車ラグビー部の亀川正広部長(48)は「岩手には工場もあり、ラグビー教室は恩返し活動の一つだが、ウチの選手の方が元気をもらって帰れそうだ」と目を細める。

 

 前日の復興支援マッチでFWのプロップとして先発した高橋洋丞選手(25)は「前半は激しい攻撃を受け、ペースがつかめなかった」と釜石SWの健闘をたたえた。ラグビー教室では小さな子どもたちの人気を集め、「こんなに喜んでもらえて本当にうれしい。釜石はとってもいい所。3年後のラグビーワールドカップもきっと成功するでしょう」とエールを送った。

 

 このほかラグビー部のスタッフやトヨタ自動車の社員ら40人が、鵜住居町の「にこにこ農園」で草取りなどのボランティア活動に取り組んだ。

 

(復興釜石新聞 2016年7月9日発行 第502号より)

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後半、45歳のロック伊藤剛臣がゴールに迫るがトライならず=26日、北上市総合運動公園

釜石SW、東芝に完敗 TLの壁なお厚く〜WTB小野 終盤に一矢 後半の反攻に光

後半、45歳のロック伊藤剛臣がゴールに迫るがトライならず

後半、45歳のロック伊藤剛臣がゴールに迫るがトライならず=26日、北上市総合運動公園

 

 釜石シーウェイブス(SW)RFCは26日、北上市総合運動公園で行われた第18回北上ラグビーフェスティバルで、昨季トップリーグ(TL)2位の東芝と対戦し、5-64(前半0-38)で大敗した。「今季こそ」と昇格を目指す釜石だが、TLチームのパワーとスピードに圧倒され、完敗に終わった。

 

 【釜石SW出場メンバー】①高橋拓也②中村彰③許雄④伊藤剛臣⑤北川勇次⑥ダラス・タタナ⑦木村優太⑧中野裕太⑨南篤志⑩ジェームス・カマナ⑪小野航大⑫マイケル・バートロケ⑬森山裕樹⑭関東申峻⑮沼田邦光▽交代松原裕司(中村)菅原貴広(北川)井上益基也(沼田)菅野朋幸(関東)佐々木裕次郎(森山)佐伯悠(木村)マヘ・トゥビ(高橋)畠山元気(許)

 

 釜石は序盤から東芝の展開ラグビーに翻弄(ほんろう)された。防御網を次々と破られ、なすすべなく10トライを献上。ようやく後半も半ば過ぎから立て直したが、WTB小野航大が終盤に1トライを返すにとどまった。

 

後半36分、WTB小野航大が左隅にトライ

後半36分、WTB小野航大が左隅にトライ

 

 「東芝は日本で1,2番のチーム。ディフェンス、コンタクトプレーでがんばろう、と送り出したが」と三浦健博ヘッドコーチ(HC)。タックルは基本通り低く、粘り強く当たりに行ったものの、スピードに乗ったランは止めきれず、次々と守備ラインを割られた。警戒していたオフロードパスにも対応できず、失点を重ねた。

 

 わずかながら光が見えたのは、後半も半ば過ぎからの反撃。SOをカマナから井上へとチェンジすると攻撃のリズムが格段にテンポアップ。速く細かくパスをつなぎ、相手にボールを渡さない。36分、ここまでほとんどボールに触ることができないでいた小野にパスがつながり、左隅にようやく一矢を報いた。

 

 「劣勢のスクラムも後半は修正できた」と三浦HCは数少ない収穫を挙げた。須田康夫主将に代わりゲームキャプテンを務めた小野は「後半はボールをキープできた。ブレークダウン(タックル後のボール争奪)では勝負にならなかったが、通用する面もあった」と前を向く。

 

 1週間後の7月2日には、盛岡市で行われる復興支援マッチで同じTLのトヨタと対戦する。

 

SH南、先発デビュー 慶大から新規加入

 

 慶応大から新規加入した南篤志(22)がSHで先発デビュー。防戦一方の中、あわやトライと思わせる巧みな突進も見せ、釜石ファンを喜ばせた。

 

 茨城県鹿島市出身で、清真学園高から慶大に進んだ。新日鉄住金本社での新入社員研修を経て今月からチームに合流したばかり。

 

巧みな突進を見せるSH南篤志

巧みな突進を見せるSH南篤志

 

 ストロングポイントは速い球さばき。昨季は関東大学ラグビー対抗戦グループ公式戦のほとんどに出場した。三浦HCは「今のところSHは彼に任せるしかない。きょうは慶応らしいクイックプレーも見せてくれた」と賢いゲームメークを期待する。

 

 昨年5月のIBC杯ラグビーで釜石SWと対戦し、声を掛けられたのが入団のきっかけ。「結果が残せるよう、持てる力を発揮したい」と意気込む。

 

(復興釜石新聞 2016年6月29日発行 第499号より)

 

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ラグビーワールドカップ2019推進室ニュース(第6回)

ラグビーワールドカップ2019推進室ニュース(第6回)

Rugby World Cup 2019 in KAMAISHI

2019(平成31)年に開催される「ラグビーワールドカップ2019」日本大会の国内12開催地の一つとして当市が選定されました。3年後に開催される大会の成功に向けて、様々な情報を発信していきたいと思います。

 

松尾雄治さん、根本要さん、石山次郎さんが釜石市内を歴訪しました!

 

6月7日(火)、釜石の復興応援を目的として、「松尾雄治&根本要(スターダスト☆レビュー)トーク&ライブ」が釜石PITで開演されました。

 

当日は、イベントの主役である、新日鐵釜石OBの松尾雄治さん、スターダスト☆レビューの根本要さんが開演前のハードスケジュールの合間を縫い、新日鐵釜石OBの石山次郎さんの案内を受けて、市内の様々な場所を巡りました。

 

市職員の案内を受けて、釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)建設予定地を視察

 

市職員の案内を受けて、釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)建設予定地を視察

 

ラグビーカフェ釜石では、チーフプランナーである遠藤さんが案内

 

ラグビーカフェ釜石では、チーフプランナーである遠藤さんが案内。
松尾さんは現役時代を懐かしみ、根本さんも友人である松尾さんの活躍の記録を楽しそうにご覧になりました。

 

松尾雄治&根本要(スターダスト☆レビュー)トーク&ライブ

 

そして迎えた本番。
釜石PITは来場者で超満員。お二人の楽しいトークはラグビーワールドカップにも及び、根本さんの熱唱も会場に響き渡りました。

 

餅まき

 

最後に、餅まきもしていただきました。

 

○ラグビーカフェ釜石とは?

平成25年10月に、震災復興に励む釜石を、ラグビーを通じて盛り上げようと、市民有志によりラグビーワールドカップ2019開催地立候補を応援する目的で、鵜住居絆ハウスにオープンした情報発信カフェです。

 

その後、ラグビーワールドカップ2019釜石開催支援連絡会プロモーション事業の一環として、平成27年11月15日(日)にプレオープンイベント、平成28年3月19日(土)・20日(日)にMeetup Kamaishiへの出展を経て、平成28年4月29日(金)から、シープラザ釜石にグランドオープンしました。

 

詳しくは、こちら

 

【2016年6月中旬~ イベント予定】

 

ラグビーワールドカップ2019の釜石市開催にあたり、“ラグビーのまち・釜石”らしい、ラグビーを通じた地域の活性化と、ラグビーのさらなる普及・発展のため、今後様々なイベントが催されます。ご興味・ご関心のある方は、ふるって足をお運び下さい。

 

・6/18(土)19:20~ リポビタンDチャレンジカップ2016日本代表対スコットランド代表パブリックビューイング
(会場)釜石PIT

 

・6/25(土)19:20~ リポビタンDチャレンジカップ2016日本代表対スコットランド代表パブリックビューイング
(会場)釜石PIT

 

【チラシ】パブリックビューイング(567 KB pdfファイル)

 

・6/25(土)19:20~ リポビタンDチャレンジカップ2016日本代表対スコットランド代表 開催都市ブース出展
(会場)味の素スタジアム

 

・6/26(日)13:00~ 北上市ラグビーフェスティバル 釜石シーウェイブスvs東芝ブレイブルーパス
(会場)北上総合運動公園

 

・7/2(土)13:05~ 復興支援マッチ トヨタ自動車ヴェルブリッツvs釜石シーウェイブス
(会場)いわぎんスタジアム

 

【チラシ】復興応援マッチ(1,549 KB pdfファイル)

 

・7/3(日)10:30~ ラグビー教室in釜石
(会場)釜石市球技場

 

イベントカレンダー(2016年6月再更新)(283 KB pdfファイル)

 

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 ラグビーワールドカップ2019推進室
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111(105) / 0193-22-6040 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/shokai/rugby_city/detail/1202046_3208.html
釜石市

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復興支援マッチ トヨタ自動車ヴェルブリッツvs釜石シーウェイブス

復興支援マッチ トヨタ自動車ヴェルブリッツvs釜石シーウェイブス

 

2016希望郷いわて国体・希望郷いわて大会の成功に向けて、ラグビートップリーグのトヨタ自動車ヴェルブリッツと、ラグビートップリーグを目指す釜石シーウェイブスの復興支援マッチが実現!

 

この試合を生で観戦し、ラグビーワールドカップ2019釜石開催に向けて、ますますラグビーを盛り上げていきましょう。

 

復興支援マッチ トヨタ自動車ヴェルブリッツvs釜石シーウェイブス

復興支援マッチ トヨタ自動車ヴェルブリッツvs釜石シーウェイブス

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日時

2016年7月2日(土) 13:05キックオフ

会場

いわぎんスタジアム(盛岡南公園球技場) ※盛岡市永井8-65

入場料

(前売り)800円(当日)1,000円 (高校生以下)無料

前売券販売

ローソンチケット、チケットぴあ・イープラスにて発売中

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