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第2回 釜石てっぱん映画祭

《インタビュー》釜石てっぱん映画祭実行委員会【9/1〜3開催イベント】

釜石てっぱん映画祭

 

あなたが今まで観た映画の中で、「これは絶対に観て欲しい!」と思う映画はありますか?あるとしたら、その作品を観た場所は、映画館でしたか?

 

今回はこの質問にYESの人にもNOだった人にもおすすめしたい【釜石てっぱん映画祭】をご紹介します。

 

―『映画を通じた「心の復興」と、釜石の映画文化の再生を!』 ― 
このテーマのもと、釜石で映画と共に過ごす濃厚な3日間が再び帰って来ると聞き、釜石てっぱん映画祭実行委員会 実行委員長の平松伸一郎さんにお話を伺いました。

 

昨年は、市民セレクターが選んだてっぱん作品に投票する形でしたが、今回は一人ひとりが自分のてっぱん映画を投票する形式に。「おめさまの“てっぱん”おしえでけでや」インパクトのあるポスターでしたね!

 

映画投票の呼びかけポスター

 

“あなたの観たい! 観せたい! てっぱん映画”に投票を!という呼びかけに、市内数か所に設置した投票箱とWEBから100を超える投票をいただきました。投票して下さった皆さんに感謝申し上げます。

 

票が集まった作品はありますか?

 

「君の名は。」「無限の住人」「人生フルーツ」・・などですね。残念ながら今回は上映されない作品もありますが。上映作品選定については、投票数が多かったものを順に、というわけではなくて、上映出来る作品かどうかや、全体のバランスに配慮して選んでいますので・・、ご理解いただきたいと思います。(応募いただいた作品は、イベントパンフレットにすべて掲載されるそうです。)

 

投票理由としては、DVDなどで一度は観た作品だが、やはり大きいスクリーンで観てみたい!という声が多かったです。

 

映画祭のテーマ“釜石の映画文化の再生を”。まさに、この部分ですね。映画祭の“キモ”といいますか。そして、決定した作品は8作品+チャリティ上映作品。反響などどうですか?

 

釜石てっぱん映画祭

 

上映作品リストを見て、「いい作品が並んでいるね!」という声をたくさん頂いています。話題になった作品が多いですが、これが今、“釜石の人が観たい映画”なんだな、という感じですね。

 

そして、何と言っても、注目は“ゲスト”だと思うのですが。今年はどなたが・・・?

 

はい、話題の作品として今回の投票でも人気を集め、日本のみならず世界各国でも評価の高い「この世界の片隅に」と「マイマイ新子と千年の魔法」の片渕須直監督をお迎えします。

 

それぞれの作品の上映後にステージにご登壇頂き、作品について色々とお話をしてくださいます。

 

鑑賞後に監督のお話を聞くことが出来るのは、とても贅沢ですね!

 

そうですね、片渕監督ご自身も、映画を観てくれた方に向けてお話したいということで実現しました。

 

今回紹介している、投票者のコメントで、「観るたびに新しい発見があるのも映画鑑賞の楽しみですが、この作品もその一つです。艦砲射撃を受けた釜石でも、こんな幸せな日常もあったと思うと切ないです」とありますが、私も何回も観て欲しいと思う映画ですし、映画の舞台、広島 呉と釜石は戦争で多くの傷を負ったという共通点がある場所ですので、釜石の方には特に観ていただきたいです。

 

平松さんがおすすめ作品を挙げるとしたらどの作品ですか?

 

もちろんすべて観ていただきたい作品ばかりなのですが、あえて個人的に挙げるとしたら、「ラ・ラ・ランド」でしょうか。これはぜひ大きいスクリーンで観て欲しいです。特に若い世代の皆さんはぜひ!

 

平松さんもお好きな作品ですか?

 

実は、ミュージカルが嫌いだったんです。まぁ、これはもう色々な所で言っているんですけど(笑)。それなのに、なぜ観ようかと思ったかというと、予告編で観た映像の色がすごくきれいで。

 

そこに魅かれて観てみたら、すっかりやられてしまいました。鑑賞後に踊りはしませんでしたが(笑)。そういう価値観の大逆転もあるので、ミュージカル苦手、という方にも観ていただきたい作品です。

 

確かに、“意外な面からのアプローチがあった”という事、私も覚えがあります。

 

そうですよね、どの映画にも言える事だと思いますが、色々な世界の入り口になると思うんです。

 

直接的に映画好きになるという事だけではなく、文学、音楽、絵画、写真など芸術に関する事、それから、もちろん生き方に影響することもありますよね。

 

ですので、繰り返しになりますが、特に若い世代の皆さんには“食わず嫌い”にならずに色々なタイプの映画を観て欲しい、と思います!

 

そして、「うつくしいひと サバ?」 この作品は昨年の映画祭プレ上映会で熊本復興支援チャリティとして上映された「うつくしいひと」の第2弾として製作された作品ですね。

 

昨年は入場収入と募金合わせて24,566円を熊本の被災地に送らせていただきました。そして、今年上映する「うつくしいひと サバ?」は、岩手県では初上映となります。

 

地震前の風景が映し出される前作とは違い、被災後の熊本城や阿蘇大橋、益城町などで撮影された作品です。行定勲監督は、今のありのままの姿を残すことに意味があるのでは、と考え撮影されたそうです。

 

今回も熊本復興支援チャリティとして上映し、上映に関するすべての収益は熊本の被災地に寄付します。

 

そして、映画祭ラストを飾るのは、「オケ老人!」。この映画に合わせたスペシャル企画があるそうですね。

 

映画上映前に、釜石市民吹奏楽団の皆さんによるステージ演奏があります。時間に余裕を持ってお越しいただき、ぜひこちらもお楽しみください。

 

上映作品の決定は、大変な作業だったのでは・・、と想像するのですが、いかがですか?

 

そうですね、初めの方にも少し触れましたが、上映出来る作品かそうでないかの他にも、震災後の映画上映については、例えば、共催団体の釜石シネクラブでは、仮設住宅や復興公営住宅の集会所などでの上映会を開く中で、何と言いますか、みんなで元気になりましょう、と言いますか、「心の復興」 と、この映画祭でも掲げていますが、そういう面に配慮して、行儀の良い作品が多かったように思います。

 

しかし、映画を観る事によって、感じる、得られることはたくさんあると思うんですよね。

 

そんな中で今回だと例えば、「沈黙 サイレンス」 (キリスト教弾圧時代の長崎が舞台)はかなり重いテーマ、見るとつらい部分があるかもしれないのですが、根源的な所に向き合うという意味合いで、良い機会になってくれたらという思いで選定しました。

 

色々なタイプの映画を見ることが出来るのも、映画祭の醍醐味かな、という所もあります。

 

最後に、てっぱん映画祭を楽しみにしている皆様にメッセージを。

 

今年のラインナップは昨年、今年前半の話題作が並びました。お友達で、ご家族で、恋人同士で、そして、もちろんお1人の方も大歓迎です!

 

映画は、年齢、性別に関係なく、気軽に楽しめる娯楽・芸術だと思います。会場のお近くにお住まいの方だけではなく、ぜひ広く市内全域の皆さんにお越しいただきたいです。

 

また、今年も会場周辺店舗をお得に楽しむことができる企画“半券をもってマチに出よう!”を行います。鑑賞後の語らいを含めて映画の楽しい所だと思いますので、ぜひ、こちらもご活用下さい。

 

実行委員会一同、皆さんのお越しをお待ちしています。よろしくお願いします。

 

第2回 釜石てっぱん映画祭

開催日時

9月1日(金)・2日(土)・3日(日)

会場

チームスマイル釜石PIT(釜石情報交流センター内)

チケット

前売り 800円(8月31日まで販売)/当日 1000円
(熊本復興支援チャリティ上映「うつくしいひと サバ?」のみ 500円)
未就学児は無料。学生割引:前売り券購入の場合、半額の400円キャシュバック。当日券は500円で販売。

お問い合わせ

TEL:080-1823-1571(担当:平松さん)
メールアドレス: kamaishiteppaneigasai@gmail.com
公式サイト: https://kamaishi-teppan-filmfestival.jimdo.com/
Facebookページ https://www.facebook.com/kamaishiteppaneigasai/

 

第2回 釜石てっぱん映画祭 | かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

釜石市の野田市長と連携協定を結んだ慶大総合政策学部の河添学部長(右から2人目)。左端は今春、釜石高から慶大に進んだ寺崎幸季さん

地方創生 釜石で実践、慶応大、市と連携協定〜オープンシティ戦略の一環、観光地域づくりなどを探る

 釜石市の野田市長と連携協定を結んだ慶大総合政策学部の河添学部長(右から2人目)。左端は今春、釜石高から慶大に進んだ寺崎幸季さん

釜石市の野田市長と連携協定を結んだ慶大総合政策学部の河添学部長(右から2人目)。左端は今春、釜石高から慶大に進んだ寺崎幸季さん

 

 釜石市と慶応義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)の総合政策学部などは21日、活力ある地域社会の形成や人材育成を目的として「地方創生に関する連携協力協定」を結んだ。取り組みの第1弾として市は、地方創生の実践研究を市に住んで進める「地域おこし研究員」として同大大学院生を任用。SFCからはテレビ会議システムなどで講義や教授陣の指導を受けつつ、現場に根ざした地方創生の実践と研究開発に挑戦する。

 

 両者は2011年度から釜石の復興やラグビーを生かしたまちづくりなどに関わる活動や調査研究を協働で進めてきた。市は震災後、外部との交流で新たな活力を育む「オープンシティ戦略」を掲げ、復興後の持続的成長を導く試みを進めており、今回の協定もその一環。共同での活動を充実させることで戦略の加速を目指す。

 

 SFCから環境情報学部、大学院政策・メディア研究科、SFC研究所も含む2学部・1研究科・1研究所が協定に参加。研究員は釜石で地方創生に関する研究などに取り組む。市は研究分野として、▽2019年ラグビーワールドカップ(W杯)開催を見据えた持続可能な観光地域づくり▽オープンなまちづくりの推進▽スポーツを活用したまちづくり▽都市部の学生らをターゲットにした教育旅行プログラム開発―などを想定する。

 

 大学院生の受け入れは、総務省の「地域おこし協力隊」制度の活用を見込む。市は早ければ来年度から、研究員を募り、選考を経て2~3人程度を採用。研究員に人的ネットワークなどの情報や活動拠点を提供する。現場で復興事業やまちづくりの手助けを行っている「釜援隊」も連携し、実情に即した活動を支える。

 

 締結式は市役所で行われ、野田武則市長と同大総合政策学部の河添健学部長が協定書を取り交わした。野田市長は「大学の有する人的、知的、物的資源が入ることで、魅力ある地域づくりが進むことを期待」と述べ、河添学部長は「学生が現場で社会との接点を持つという感覚が大事。元気な学生を見て、地元の高校生が大学に興味を持ってもらうきっかけにもなれば。人の交流が広がってほしい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2017年8月26日発行 第616号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

伝統の舞で地域を元気づけた丹内神楽の踊り手ら

栗林町砂子畑・丹内神社、15年ぶりに祭り行列〜後継者育成へ機運高める、震災被災者と交流促進も

15年ぶりに権現様が地域をめぐった丹内神社の祭

15年ぶりに権現様が地域をめぐった丹内神社の祭典

 

 釜石市栗林町砂子畑地区にある丹内神社の祭典(砂子畑共正会主催)が20日行われ、15年ぶりとなる渡御(とぎょ)行列に地域が活気づいた。ご神体を移した権現様が地元の芸能4団体とにぎやかに練り歩き、住民らに心の平穏と未来への希望をもたらした。

 

 行列には約100人が参加。神社で神事を行った後、市の天然記念物にも指定されているカツラの巨木を祭る桂明神に参詣し、住宅が立ち並ぶ主要道を進んだ。沿道の家々では一行に酒などを振る舞い歓迎。地域を挙げての祭りに住民らが明るい笑顔を広げた。

 

 行列を迎えた藤原エツ子さん(80)は「昔に比べれば子どもたちが少なくなったが、笛や太鼓の音を聞くと元気が出るね。地区内には震災後に移住してきた世帯もある。祭りを通して交流を深められたら」と思いを込めた。

 

震災後移住した住民宅前で踊りを披露する砂子畑鹿踊

震災後移住した住民宅前で踊りを披露する砂子畑鹿踊

 

 1615年に創建された同神社は、雨をつかさどる龍神を祭り、水害の多かった地域の守り神として信仰を集めてきた。渡御で繰り出した4体の「水月山丹内大権現」は2体1組で、住民によると、古いものは1811年から継承されているという。地域の情勢によって行われる行列は平成に入ってからは今回で4度目。震災からの復興が進んできたことや後継者育成への機運が高まったことで、2002年以来15年ぶりの開催を決めた。

 

 300年以上の歴史を誇る砂子畑鹿踊(市指定無形民俗文化財第12号)の踊り手、小笠原慎二さん(36)は「人口が減ってきている中で、鹿踊りの伝承を含め祭りをどう続けていくかが課題。若い人たちが参加し、盛り上げていけるようになれば」と願った。

 

 渡御終了後は砂子畑さんあいセンターの中庭で芸能祭が開かれ、同鹿踊のほか丹内神楽(同第1号)、砂子畑小踊り、砂子畑道々虎舞が踊りを披露した。

 

伝統の舞で地域を元気づけた丹内神楽の踊り手ら

伝統の舞で地域を元気づけた丹内神楽の踊り手ら

 

 同共正会の小笠原成幸会長(67)は「地域の皆さんの連帯感が最高。祭りは互いの顔を知り、住民のつながりを生む場にもなっている。普段、外に出る機会の少ない高齢者と昼間、仕事で居ない若い世代の交流も図られる」と話した。

 

 砂子畑地区には現在、120世帯が暮らす。震災以降、津波被災者が地区内に自宅を再建するなどし、約30世帯増えた。また、栗林町の仮設住宅はすべて同地区にある。

 

(復興釜石新聞 2017年8月23日発行 第615号より)

 

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箱崎神社のアカマツの巨木が倒れ、停電と市道の通行止めを招いた=9日昼

台風5号、釜石にも爪痕〜箱崎町で大木倒れ、市道をふさぐ

箱崎神社のアカマツの巨木が倒れ、停電と市道の通行止めを招いた=9日昼

箱崎神社のアカマツの巨木が倒れ、停電と市道の通行止めを招いた=9日昼

 

 7日午後、和歌山県北部に上陸した台風5号は日本海に抜けてゆっくりと北東に進み、9日午前3時30分、秋田県沖で温帯低気圧となった。この影響で釜石市では7日午前から9日午後3時までの総雨量175ミリを観測。箱崎町の市道が倒木でふさがれるなどの被害が出たものの、建物など大きな被害はなかった。

 

 市は8日夕、災害対策本部を設置し、避難準備・高齢者等避難開始を発表。盛岡地方気象台の大雨、洪水警報、土砂災害警戒情報の発表を受け、全市(1万6817世帯、3万4855人)に避難勧告を出した。8日午後10時までに指定避難所など13カ所に最大165人が避難した。

 

 9日午前6時58分、箱崎町の箱崎神社の境内にある、高さ約30メートル、根元の周囲が3・6メートルもあるアカマツが倒れ市道をふさいだ。木の幹は送電線の電柱も倒し断線。箱崎白浜、仮宿の494戸が停電した。

 

 市は昼過ぎ、町内の高台に建設工事中の市道箱崎半島2号線を仮のう回路に開放、交通を確保した。東北電力釜石営業所は電源車を配置して送電を再開。同日夕方までに完全復旧させた。アカマツは同日中に切断作業を開始した。

 

 箱崎神社の境内林は市指定文化財で、アカマツ、スギ、ネズコなどの巨木があり、指定外の樹木2本を含む4本が枯れたり、根が浮き上がって傾斜していた。倒木の危険があるため、数日中に伐採する予定だ。

 

 JR釜石線は8日朝から陸中大橋―小佐野駅間で運行中止。9日午前9時15分の運行再開まで、上下3本が運休、4本が遠野―釜石駅間の区間運休、1本に遅れが出た。

 

 三陸鉄道南リアス線は9日始発から午前11時1分の平常運転再開まで、三陸―釜石駅間で上下6本が部分運休した。

 

(復興釜石新聞 2017年8月12日発行 第613号より)

 

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釜石市民ホール利用料金・申し込み説明会

釜石市民ホール利用料金・申し込み説明会

釜石市民ホール利用料金・申し込み説明会

 

釜石市民ホールの利用料金・申し込み説明会を開催します

 

10月の完成まであと少しの釜石市民ホール。このたび、利用料金や申し込み方法等をご案内する説明会を開催します。ご利用を検討されている方もそうでない方もぜひこの機会にお越しください。

 

【釜石市民ホール利用料金・申し込み説明会】

 

開催日時

①8月25日(金)1回目14時~、2回目18時~ 
②9月10日(日)1回目10時~、2回目18時~

会場

チームスマイル・釜石PIT(大町1-1-10)

主催

釜石まちづくり株式会社(釜石市民ホール指定管理者)

内容

釜石市民ホールの概要、利用料金、申し込み方法等についてご説明します。

 

※説明会の内容はどの回も同じです。また、説明会当日の申し込み受付はありません。
※説明会は約2時間の開催を予定しています。
※会場の関係上、満席の場合は入場をお待ちいただくか、他の時間の説明会をご案内させていただく場合がありますので、あらかじめご了承ください。
※会場に駐車場はありません。自家用車でお越しの際は、近隣の駐車場をご利用ください。
 

【お問い合わせ】フェリアス釡石(釡石まちづくり㈱)☎0193-22-3607

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生涯学習文化スポーツ課 芸術・文化係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話: 0193-22-8835 / Fax: 0193-22-3633 メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/shisetsu/shimin_hall/detail/1211943_2466.html
釜石市

釜石市

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釜石◯◯会議

【イベント紹介】第3期 釜石◯◯会議

釜石◯◯会議

 

「釜石をもっと楽しいまちにしよう」「やりたいことを形にしていく仲間を増やそう」をコンセプトに、2015年3月よりスタートした【釜石○○会議】(かまいしまるまるかいぎ)

 

今年行われる第3期は、8月~11月まで計3回開催されます。1回目(8月19日)の開催が間近という事で、実行委員長の柏崎未来さん、委員の常陸奈緒子さんのお二人に色々とお話をお聞きしました。

 

まずは、「釜石○○会議って何?」という素朴な疑問から・・・

 

釜石◯◯会議

 

“会議”と名前についているせいか、堅苦しい印象をお持ちの方もいらっしゃるかもしれないのですが、「釜石でもっと楽しく過ごそう」「やりたいことを形にする仲間を見つけるよう」「自分が感じている“まち”についての思いや人の思いを聞いてみよう」などがコンセプトです。

 

その中で、「釜石にこんな人が居たんだ!」とか「こういう楽しみ方があったんだ!出来るんだ!」という新しい発見や出会いが生まれて行く・・・そんな場となっています。

 

もともとは、2014年に開催された「釜石百人会議」が前身となっていて、2015年から今の名称でスタートし今年で3年目となります。

 

これまでの2年(1年に1回開催)を振り返ると、様々なプロジェクト・チームが生まれていますね

 

チームの数でいうと、第1期、2期それぞれ9つのプロジェクトが生まれました。

 

第1期(2015年)では、釜石の現状から課題を見つけ、そこからプロジェクトが生まれていくという感じだったんですが、第2期(2016年)では、まずは「自分たちが楽しむことから」始めよう、という動きが多くなってきているように感じています。

 

今回の第3期のチラシにもいくつか例が挙がっていますが、「釜石でゆる~く楽しく遊びながら、釜石のことを知る」というコンセプトの『ほ~でなす釜石』は、青葉通りに“コタツ”を並べてはまってかだる、という企画を催しましたね。

 

実際に開催してみたら、近所にお住まいのおじいちゃん、おばあちゃんが「何だかわからないけど、なんかやっている」とお孫さんを連れて参加してくれたそうなんです。そして、「普段あまり会話も無いんだけど、コタツを囲んで色々話しができて、今日は楽しかった」と帰り際に言って行かれたそうで。そんなエピソードを聞くと、活動を始めた皆さんが、まず自分たちが楽しもうとしてしたことが、「まちの人たちの楽しい暮らし」に繋がっていく、貢献する事になる、という事を感じています。

 

釜石◯◯会議

 

プロジェクトからさらに何かが生まれて繋がっていくということですね。

 

そうですね、他にも『スポーツでつながり人口を増やそう!』が開催しているフットサルのイベントには、山田町や盛岡市から参加している人もいます。そこで繋がった事がきっかけで、別のイベントをするときに応援に来てくれたりと輪が広がっています。

 

そして、第3期が8月からスタートしますが、これまでとの違いがあるそうですね。

 

まず、チラシに“今年はユルめに・・・”と書きましたが、回数が5回から3回に、それと1回の時間も短くなっています。今まで回数・時間の面でハードルが高いと感じていた人が参加しやすくなってくれたらという思いで変更しました。

 

それから、これまではプログラムの中でしっかりチームをつくって、○○会議終了後の具体的なアクションに繋げるまでを大事にしてきました。もちろん今回も、そういう気持ちのある人はどんどん仲間集めをしていただきたいと思ってはいますが、参加した人たちがチームを作ったり、どこかに所属したりという事を前提にするのは一旦置いて、まずは気軽に来ていただいて、色々な人とつながってもらう、という事を大事にしたいと思っています。

 

例えば、第1期、2期で出来たチームを知って、イベントに参加するとか。そういった所から始めてもらえたらなと思っています。

 

最後にメッセージをお願いします

 

釜石◯◯会議

 

常陸さん:
実行委員会では、参加してくれた人にどうやって楽しんでもらえるか、どうしたらつながってもらえるか・・・そういう事を考えながら準備を進めています。「堅苦しくて、なんだかめんどうそうだなぁ」と思っている人にこそ、とりあえず一度のぞいてみて欲しいです。

 

柏崎さん:
実行委員も初めは参加者でした。だからこそ、一歩踏み出すときの気持ちをわかっているメンバーばかりです。まず一歩を踏み出す。ハードルが高いかもしれませんが、ぜひ踏み出して欲しいなと思います。

 

また場所についても、参加しやすさを考えてチームスマイル・釜石PIT(釜石情報交流センター)で開催します。高校生の皆さんの参加もお待ちしています!

 
 
 

現在、実行委員会の中で取りまとめ役をしているのは、今回お話を聞いたお2人を含む女性3人だとか。女性が元気に活躍するまち 釜石。それだけでも素敵ですよね。

 

また、初期の頃から比べると、実行委員会メンバーと参加者いずれも、若手や女性がどんどん増えてきているそうです。私も実際に昨年お邪魔してみましたが、女性の感性や目線が活かされて、温かくて柔らかい雰囲気を会場で感じました。

 

そして、始まると参加者を退屈させずに交流しやすくなるようなプログラムが組まれていて、“長いかな?”と思っていた時間もあっという間、どちらかというと足りないくらいに感じました。

 

そして何より参加者の皆さんが楽しそうに過ごしているのも印象的でした。普段の暮らしの中ではもしかしたら出会う事が無い、色々な世代や立場の人たちが集まり、ざっくばらんにお話できる・・・そんな場でしたよ。

 

第3期 釜石○○会議

 

開催日

第1回 8月19日(土)、第2回 9月23日(土・祝)、第3回目 11月3日(金・祝)

時間

13:00~16:00 (12:30~受付開始)

会場

釜石情報交流センター チームスマイル釜石PIT (託児スペース完備!)
(釜石市大町1-1-10)

申込方法

・チラシ裏面にあるQRコードから申し込みフォームにアクセスする。
・Facebookイベントページ(近日作成予定)の参加ボタンを押して、参加表明する。
または、お電話でお申し込み下さい。
その他、当日参加も大歓迎です!

お申込み・お問い合わせ

釜石○○会議事務局(釜石市オープンシティ推進室内)
TEL:0193-22-2111(内線193)受付時間 8:30~17:15
MAIL: marumarukaigi@gmail.com
Facebook: https://www.facebook.com/marumarukaigi

詳しい内容はこちらの縁とらんすの記事からもどうぞ
【8/19(土)より】釜石○○会議を開催します – 縁とらんす

 

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問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

広報かまいし2017年8月15日号(No.1670)

広報かまいし2017年8月15日号(No.1670)

広報かまいし2017年8月15日号(No.1670)

 

 広報かまいし2017年8月15日号(No.1670)

広報かまいし2017年8月15日号(No.1670)

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【目次】
表紙:中小川地区ワッカラ淵のホタル
P02:市民ホール利用料金・申し込み方法説明会を開催、地域防災計画意見募集
P03:子育てを支援しています、ごみ減量チャレンジ
P04:トライアスロン交通規制、RWC2019™ミニ通信
P05:まちのお知らせ
P08:保健案内板
P10:まちの話題
P12:かまいし徒然日記

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1211890_2596.html
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「ファイト黒潮健児」の横幕を掲げて行進する平田小の児童ら。沿道では約7千人の見物客が声援を送った

響く『よいさ』燃える釜石、復活から5年目の夏〜震災復興から交流促進へ、国際色も豊かに 躍動35団体 1900人

「ファイト黒潮健児」の横幕を掲げて行進する平田小の児童ら。沿道では約7千人の見物客が声援を送った

「ファイト黒潮健児」の横幕を掲げて行進する平田小の児童ら。沿道では約7千人の見物客が声援を送った

 

 釜石の夏を熱く彩る「釜石よいさ」(同実行委主催)は5日、大町から只越町の目抜き通りを特設会場に開かれた。東日本大震災による休止を経て復活してから5回目、通算では29回目。「サーサ、ヨイヤッサー」の掛け声に合わせ、35団体、約1900人が思い思いのスタイルで舞い踊り、パレードを繰り広げた。震災後は「復興」を前面に掲げてきた釜石よいさ。震災から6年が経過し、復興もかなり前進。2年後のラグビーワールドカップ(W杯)開催へ向け、夏の祭りは国際交流の場へと変わりつつあることを印象付けた。

 

開会を前に特設舞台から餅をまく野田市長、君ケ洞実行委委員長ら

開会を前に特設舞台から餅をまく野田市長、君ケ洞実行委委員長ら

 

 青葉通りに設置された特設舞台で開会セレモニー。実行委の君ケ洞剛一委員長(39)は「継続してきた先輩たちのおかげで今がある。よいさのバトンを渡す積み重ねが釜石の明るい未来につながる」と宣言。野田武則市長は「復興工事も来年で完了する見通し。全国から集まった多くの人を力に早期復興につなげたい」と前を向いた。

 

 にぎやかに餅まきが行われたあと、尾崎青友会が郷土芸能の虎舞を披露。続いて甲東、かまいしこども園、正福寺幼稚園、上中島保育所の園児らが元気いっぱいに「子供よいさ」を繰り広げた。

 

 総勢50人のおはやし隊の笛や太鼓が鳴り響き、そろいの浴衣姿のよいさ小町があでやかに前ばやしを披露すると、いよいよ本番がスタート。企業や団体、学校ごとに趣向を凝らしたスタイルで踊りの輪が回り始めた。

 

「がんばろう釜石」とアピールする復興整備事業の仲間たち

「がんばろう釜石」とアピールする復興整備事業の仲間たち

 

 市の職員らは、2年後に迫ったラグビーW杯へ向け、のぼり旗を先頭に行進。W杯を共同開催する県の沿岸広域振興局職員らは「ワールドカップを成功させよう」の横断幕を掲げてアピールした。

 

 拓殖大や聖学院大の学生、外資系企業のUBS証券グループなど、釜石の復興を外から支え続ける団体も参加。数多くの外国人も踊りの輪に加わるなど国際色も豊かになった。

 

笑顔で躍動する拓殖大の学生ら

笑顔で躍動する拓殖大の学生ら

 

釜石の復興を支え続ける聖学院大の学生も「ヨイサッ」

釜石の復興を支え続ける聖学院大の学生も「ヨイサッ」

 

 市国際交流協会の輪には、バイクレースに出場するため東京から北海道に向かう途中というプロライダー、ベンソン・バイウさん(30)=フランス=とガールフレンドのステファニー・ロウエさん(30)=イギリス=が飛び入り。「イエー!」と大ノリで、「バイクレースよりも興奮した。人々の熱い吐息も感じることができた」と声を弾ませた。

 

バイクで釜石を通りかかり、飛び入り参加したバイウさん(左)とロウエさん(右)

バイクで釜石を通りかかり、飛び入り参加したバイウさん(左)とロウエさん(右)

 

 沿道では市民や観光客ら約7千人が拍手を送り、夏の饗宴を盛り上げた。市内の水産加工場で技能実習生として働くベトナムの若い女性たちも、うちわを振りながら声援。今年5月に釜石にやってきたドー・ティ・トウフォンさん(19)は「これから3年間、釜石でがんばります」と、躍動する市民の輪に思いを重ねた。

 

釜石市の国際交流員、バリーさん(右)、ハラムズさん(左)もノリノリ。ベトナムやオーストラリアの国旗も躍る

釜石市の国際交流員、バリーさん(右)、ハラムズさん(左)もノリノリ。ベトナムやオーストラリアの国旗も躍る

 

 友人と誘い合って駆け付けた天神町の野崎諒子さん(78)は「毎年これが楽しみ。ホントはこうして見るより踊る方が好き」と言いながら、目の前で踊る4歳の孫に手を振った。

 

 昨年4月の熊本地震で大きな被害を出した熊本県益城町から、被災者が「支援を受けた返礼に」と、釜石よいさに参加した。

 

 屋台村で花屋を営む倉本憲幸さん(40)と、キッチンカーでカフェを営む市村修一さん(33)の2家族11人。釜石まで約1900キロの道のりを車に同乗して駆け付け、益城町の西村博則町長の礼状を野田武則市長に手渡した。

 

熊本県益城町から返礼に駆け付けた倉本さん、市村さん一家

熊本県益城町から返礼に駆け付けた倉本さん、市村さん一家

 

 昨年起きた熊本地震の際、キッチンカーを使って益城町に行き、炊き出しを行った三塚浩之さん(54)=釜石市浜町=が縁をつないだ。三塚さんは「東日本大震災の際に支援を受けた九州に恩返しをしよう」とリストバンドを販売して募金を集め、これまで7回も益城町まで足を運び、12万円近い支援金も届けている。

 

 三塚さんは震災前、市役所の近くで和食店を営んでいたが、津波で被災。その後、キッチンカーで営業を再開した。さらに飲食店の再開を目指す三塚さんの姿に刺激を受け、「リバイバル マシキ」という復興団体を立ち上げた倉本さんは「何から手を付けていいか分からない状況だが、少しずつ動き始めたい」。屋台村の仮設店舗で倉本さんの仲間だった市村さんも「益城町の夏祭りも復活させたい」と前を向く。

 

(復興釜石新聞 2017年8月9日発行 第612号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

海あそびワンデイキャンプ

【イベント紹介】海あそびワンディキャンプ〜めっちゃきれいな釜石のシークレットビーチであそぼう!

海あそびワンデイキャンプ

 

最近、海と触れ合う時間はありましたか?「行きたい気持ちはあるけど、何となくきっかけがなくて・・・」という方も多いかもしれませんね。そんな皆さんにおすすめのイベントをご紹介します。

 

釜石のシークレットビーチで1日を過ごす【海あそびワンディキャンプ】です。

 

主催の「海と子どもの未来プロジェクト実行委員会」(通称:さんりくBLUE ADVENTURE)共同代表の永嶋奏子(ながしま かなこ)さん<ユナイテッドグリーン・Beach Academy 釜石> に、このイベントについてお聞きして来ました。

 

さんりくBLUE ADVENTUREには色々な市内の団体が参加していますね

 

はい、釜石には、地域の海に関わる「自然・アウトドア・スポーツ・教育・安全」などをキーワードに活動を行う海の仲間たちがいます。

 

そうした仲間が連携し、「未来の地域を担う子どもたちと共に海とふれあう機会をつくることで、東日本大震災の影響により加速する“海離れ”を止め、ふるさと三陸の海や自然そして文化に誇りを持ち、自然への愛情と“生きる力”を育みたい」そんな想いを胸に、地域の子どもや家族へ向けた海を体験する【海あそびワンディキャンプ】を2014年から毎年開催してきました。今年で4年目になります。

 

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東日本大震災の後の子どもたちと海との関わりについては、どう感じていらっしゃいますか?

 

あまり海に行くきっかけが無かったり、やはり、まだ家族で海に・・という意識にはなっていない方も少なくないなと感じています。震災から6年が経過しましたが、小学校に通う年代の子どもが一度も海と触れ合う事なく過ぎてしまう、ということがあるかもしれない・・・。

 

そして、三陸沿岸だけではなく、実は全国的に見ても“海離れ”は進んできているんです。だけど、小さい頃に海で遊んだ思い出は大人になっても、鮮明に覚えているものではないでしょうか。

 

砂浜を裸足で歩いた時の感触、海水を飲んでしまった時の塩辛い味、浮き輪からひっくり返ってしまった事、きっと多くの方々の記憶の中に刻まれている思い出があると思います。

 

また、海と触れ合う機会が少ないと、海につながる活動を知ったり、始めたりするきっかけに繋がりにくいのではという事もあります。実際に漁師さんを見て「かっこいいなぁ」と感じる事だとか。

 

ふるさとの海を知ることは、ふるさとを好きになる、誇りを持つことに繋がっていくと思うんです。

 

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プログラム内容についてですが、1日でこんなにたくさんの事が体験出来るプログラムは、なかなか無いのではないでしょうか?

 

そうですね。シュノーケリング・シーカヤック・ニッパーボード・スタンドアップパドルボード、生き物観察など・・、これだけの事を一度に体験できる機会はなかなかないと思います。これは本当に、釜石ならでは。地元の海や文化が大好きで、専門分野それぞれに活躍する人がいて、つながりあえるからこそ。釜石だからこそ出来るプログラムです!

 

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その他にプログラムのおすすめポイントはありますか?

 

まず、ウェットスーツを着て遊ぶというのが大きなポイントです。多くの皆さんにとって、おそらく着る機会が少ないモノなのかなと思いますが、浮力の確保・体の保護・保温性があるので、三陸の冷たい海でも1日中遊ぶことが出来ます。

 

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それから、海があまり得意では無い、泳ぐことが出来ない方でも楽しんでいただけると思います。磯場や少し海の中を覗いて見るだけでも、色々な魚や生き物がいます。子どもたちの様子を見ていると、毎回「そんなに楽しい?!」って思うくらい、はしゃぎながら観察していますよ(笑)。

 

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それから、「ういてまて講習会」がありますね

 

世界中の合言葉である「ういてまて」や、実際にランドセルやペットボトルを使って浮いてみるなど、釜石ライフセービングクラブのライフセーバーに直接教わる貴重な機会となっています。地元で活躍するライフセーバーたちは、子どもたちの目にも憧れの存在として写っているに違いありません。

 

ういてまて講習会

 

地元の漁師の方々も協力されていますね

 

2年目以降は「今年もやるんだね」と、回数を重ねる事にだんだんと理解を頂いてきているなぁと感じています。港や船、当日会場での安全面についてのご協力、それから子どもたちと交流もして頂いています。

 

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これまでの参加者からの声や子どもたちの様子はどうですか?

 

これまで毎年参加してくれている子もいます。それから、町中で偶然会った時に、「海のやつ今年はいつやるの?」と聞かれてうれしかった事もありました。また、夏休みの思い出の絵を書いてくれた子もいて、それを見たときに「あー、やって良かったな」と感じました。

 

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来てくれた子どもたち自身が、このプログラムの背中を押してくれているのですね

 

そうですね! そして、参加した親御さんも子どもに負けないくらいに楽しんで下さっています。そんな親御さんの様子を見ることで、子どもたちも安心して心から楽しんで遊ぶ事が出来るという事も、開催して感じたことです。

 

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泳げない子にも安心して楽しく過ごしてもらえていますし、回を重ねるごとに海に対して積極的になって行く姿なども見られます。

 

今後の活動についてはどうでしょうか?

 

4年目を迎え、これまでの経験を活かしそれぞれの役割分担が明確になり、スタッフ側の体制も少しづつ整ってきました。今後はもっと多くの地元の子どもやご家族に参加していただけるようにしていきたい。また沿岸地域だけではなく、内陸の子どもたちにも海と触れ合う機会を提供したいです。

 

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また、現在は釜石ファンでありトライアスリートのマイケル・トリーズさんが代表を務める「Tri 4 Japan」さんからの継続的なご寄付やご協力をいただき運営ができています。心から感謝しています。また、ボランティアの参加もあって運営が成り立っていますが、これからはより自立した運営を目指しています。地元の協力協賛企業を募集し、継続して関わって下さる方が少しでも増えればと期待しています。

 

そして何より、この体験が家族で海と触れ合うきっかけになり、日常の風景になってくれたらと願っています。

 
 

「海と子どもの未来プロジェクト実行委員会」(通称:さんりくBLUE ADVENTURE)は、強い想いを持った一般市民の皆さんによる活動です。こうした市民主導の活動は、とても貴重な事なのではないかと感じます。

 

~未来を担う子どもたちに、故郷の海の思い出を、そして、生きる力を育む~ そんな想いを持って集まった海の先生たちが、みなさんの参加をお待ちしています!とってもきれいな釜石の海で、思いっきり遊び、素敵な思い出作りませんか?

 

第4回 海あそびワンディキャンプ

 

海あそびワンディキャンプ チラシ 表

海あそびワンディキャンプ チラシ 表

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海あそびワンディキャンプ チラシ 裏

海あそびワンディキャンプ チラシ 裏

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開催日

1回目 8月20日(日) 2回目 9月9日(土)(両日とも荒天順延は9月17日(日))

集合場所

釜石市 箱崎白浜漁港 [8時45分集合・16時解散]

対象

小中学生と保護者さま(定員30名)

参加費

1日おひとり4,500円[2人目からはひとり500円割引]
※昼食、ライフジャケット、ウェットスーツなど機材レンタル、保険代込み

持ち物

○一日分の飲料水 ○水着 ○着替え ○タオル(着替えやすいゴム入りタオルが便利です) ○水中メガネ ○ウォーターシューズ(お持ちでない方は濡れても良い靴、かかとのあるサンダル)
 
※緊急時は、ビーチからハイキング路を登って高台の道路へ避難します。また、当日の天候・海の状況によって、会場を 水海海岸・愛の浜 に変更することがあります。

申込期限

それぞれの開催日の3日前まで ※ただし定員になり次第締め切りとなります
申込は以下の方法にて
電話番号:090-4473-2336 <担当・永嶋(ナガシマ)さん>
メールアドレス: sannrikubluead@gmail.com
FACEBOOKページ: さんりくBLUE Adventure
お問い合わせもお気軽にご連絡ください。

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

「買い物がてら週に1回は来たい」とスポーツジムの開設を喜ぶ男性も

集いの場で健康づくり、スポーツジム「3FIT」オープン〜憩いのサロンに開放、イオン釜石へ 東北初出店

「買い物がてら週に1回は来たい」とスポーツジムの開設を喜ぶ男性も

「買い物がてら週に1回は来たい」とスポーツジムの開設を喜ぶ男性も

 

 釜石市港町のイオンタウン釜石1階に3日、「イオンスポーツクラブ3FIT(スリーフィット)釜石店」がオープンした。2013年にイオンタウンと釜石市が締結した「大規模商業施設の立地および地域貢献に関する協定」に基づくもので、イオンが運営するスポーツジムとしては東北初出店。最新の筋力マシンのほか、ヨガなどイオン独自のスタジオレッスンプログラムを用意した。また、地域の集いの場として活用できるよう交流スペースも設け、復興に進む地域のコミュニティーづくりと住民の心と体の健康づくりを後押しする。

 

 3FITは、グループ会社イオンリテール(千葉市、岡崎双一社長)が全国で40店舗以上を展開するスポーツクラブなどの施設ブランド名。世代や性別を問わずに高まる健康志向に応えるため、「身体的、精神的、社会的3つの健康(フィットネス)を地域社会に届ける」のをコンセプトにしている。

 

 釜石店は店舗面積約600平方メートル。最新のストレッチマシーンやランニングマシン、エアロバイクなど計35台を配置した。スタジオレッスンとして、「コアシェイプ」や「フィットヨガ」、「バランスボール」などのプログラムを用意。運動初心者から体の機能向上を目指す人まで幅広いニーズに対応させた。

 

 健康機器大手タニタの健康管理プログラムを採用し、活動量計を兼ねる会員証で、毎日の歩数や消費カロリーを計測。店内に設置している体組成計や血圧計の結果と合わせて、連動するWEB上の管理サイトで経時変化をチェックできる仕組みになっている。

 

野田市長らのテープカットでスポーツジムのオープン

野田市長らのテープカットでスポーツジムのオープン

 

 スタッフはインストラクターなど9人を配置。会員一人一人に合ったトレーニングを提案するため、マンツーマンでマシンの使い方や運動のメニューづくりをサポートする。

 

 市と連携した取り組みとして、お茶やお菓子を囲みながら過ごせる交流プログラムを9月から開始。火曜日の午前10時から午後3時までサロンとして開放する。

 

 オープニングセレモニーで、釜石店の三浦元司ストアマネジャーが「釜石を健康と笑顔のまちにするため、スタッフ一同、元気に明るいパワーを持ってサポートする」とあいさつ。イオンタウン営業本部東北事業部の三吉孝明部長、野田武則市長ら関係者がテープカットし開店を祝った。

 

 事前に会員登録をしたのは、市内外の10代から80代まで約400人。開店を待ち構えた人たちが早速利用を始め、インストラクターの指導を受けながらマシンやヨガレッスンを体験した。

 

 大槌町の女性(67)は「膝を悪くし、医者に筋肉をつけなさいと言われ、家で筋トレを一人でやっていたが面白くなかった。開店はラッキー。自分の足で長く歩けるようにしたい」と意欲満々。マシンを使って体をゆったりほぐしていた野田町の茂庭徹穂(てつお)さん(63)は「普段使わない筋肉を使っている感じ。体力が落ちているのも感じた。頑張って体力増強させたい。買い物のついでに利用できるのもいい」と喜んだ。

 

 営業時間は月・火・木・金曜日が午前9時~午後9時、土・日・祝日は午前9時~午後5時で、定休日は水曜日。問い合わせは3FIT釜石店(電話0193・31・2828)へ。

 

(復興釜石新聞 2017年8月5日発行 第611号より)

関連情報 by 縁とらんす
イオンスポーツクラブ THE SPACE
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本設の営業再開を喜ぶ来場者に笑顔で応じる桑畑眞一さん

老舗本屋、本設再出発「まちの文化」発信拠点に〜被災の桑畑書店

本設の営業再開を喜ぶ来場者に笑顔で応じる桑畑眞一さん

本設の営業再開を喜ぶ来場者に笑顔で応じる桑畑眞一さん

 

 東日本大震災の津波で釜石市只越町にあった店舗が全壊し、大只越町の仮設店舗で営業を続けてきた桑畑書店が24日、大町の本設店舗に移り、再スタートを切った。全てを失っても廃業は考えず、小さいながらも構えた仮店舗で市民らに読書、活字文化を届け続けて6年余り。本設という目標にやっとたどり着いた。店主の桑畑眞一さん(63)は「感慨よりも、これからの不安が大きい」と話しつつ、「気軽に入れる、本を待っているお客さんの要望に応えられる店にしたい」と力を込める。

 

 同書店は、桑畑さんの祖父が1935年に創業した。95年には2階建てに改築。売り場は約230平方メートル、事務所と2階ホールを合わせると約330平方メートルになり、市内では最大規模の書店だった。児童書や参考書を中心に品ぞろえを充実させ、ホールでは作家の講演会やコンサート、絵本の読み聞かせ会などが開かれ、まちの文化活動の拠点にもなった。

 

 震災では店舗、隣接する自宅とともに在庫約5万冊の書籍も流された。が、がれきの中から1冊だけ顧客名簿を発見。その名簿と記憶を頼りに自転車でかつての常連客約500人を訪ねて回った。雑誌の定期購読者も多く、「いつから配達するの?」「ぜひ店を再開して」と望む声が多かったという。

 

 桑畑さんは「何か考えている余裕はない。とにかく続ける」との思いで、震災から1カ月後、鈴子町に事務所を確保。注文があれば1冊から本を届け続けた。

 

 その7カ月後の11月には、プレハブの仮設店舗「青葉公園商店街」内に約30平方メートルの小さな店を構えた。桑畑さんは「前進はしたけど、売り上げは震災前の3分の1程度。いつつぶれてもおかしくない」と振り返る。震災後に開店した大型店に客が流れ、周辺の人通りはまばら。電子書籍やインターネット販売の伸びも、書店販売の落ち込みに影響したという。

 

 「在庫をそろえるだけで何千万円もかかる」「後継者もいないのに建物を残すのは嫌だ」。自宅があった場所での本設再建、店舗は持たず配達のみにするか―と悩み続け6年余り。予算的に挑戦できなかったとの悔いも残るが、「テナントなら」と出店を決めた。

 

仮設で6年 再開望む声に応え

 

大町災害公営住宅1階にオープンした新店舗

大町災害公営住宅1階にオープンした新店舗

 

 新店舗は大町1丁目の災害公営住宅の1階。売り場は約50平方メートルの広さだが、本棚には約1万冊の書籍、雑誌などが並ぶ。営業時間は午前10時から午後7時。ようやく開店にこぎ着けたが、「活字離れが進み、震災前に比べ並ぶ本の数も少なくなる中、客は来てくれるのか」と、桑畑さんの心配は絶えない。

 

 初日は午前9時半に開店。たまたま通りかかって開店を知った甲子町の30代の女性は、小さい頃から本の注文で世話になっていたといい、「いつの間にここに。また来ます」と、うれしそうに桑畑さんと言葉を交わした。野田町の佐藤裕子さん(63)は「地元に古くからある店が立ち上がってくれて、うれしい。買うことが再出発の一番のお祝いになるかと思って」と絵本など4冊を購入。これまではネットで注文していたが、手に取り選ぶ良さも実感していた。

 

 21日から3日間行った引っ越し作業には、中学、高校時代の同級生や震災後に出会った人ら約30人がボランティアでお手伝い。「震災で失ったものは多いが、いろんな人との出会いもあった。店があれば出会いもある。そういう縁を大切にしたい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2017年7月29日発行 第609号より)

 

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祈りのパークが整備される市有地

鵜住居防災センター跡地、追悼施設の概要説明〜出席者ごくわずか、犠牲の風化 懸念強く

市の説明に先立ち、あいさつする三浦会長。多くの遺族の参加を期待していたが…

市の説明に先立ち、あいさつする三浦会長。多くの遺族の参加を期待していたが…

 

 釜石市が鵜住居地区防災センター跡地に整備する震災犠牲者の追悼施設「祈りのパーク(仮称)」の概要説明会が23日、鵜住居公民館で開かれた。同施設については18日、整備推進委員会(柏﨑龍太郎委員長、委員11人)がレイアウトなどの検討結果をまとめた最終報告書を市に提出。説明会は、同センターに関する被災者遺族の連絡会(三浦芳男会長)の遺族らの意見を聞こうと開催したが、出席者はごくわずかにとどまった。

 

「観光施設の近くには反対」の声も

 

 同パークは東日本大震災の犠牲者を悼み、二度と同じ悲劇を繰り返さぬよう震災の教訓を後世に伝える市全体の施設とする。津波で多くの犠牲者が出た同センター跡地を含む5200平方メートルの市有地に5メートルの盛り土で囲んだ緑地公園を整備。中央の慰霊の場に犠牲となった市民(直接死・関連死・行方不明者)の名前を記した芳名板を設置し、盛り土部分の高台に設ける祈りの場に今後、策定する防災市民憲章を掲げる。同所の津波高(元の地盤から11メートル)を表すモニュメントも設置。公園に隣接し津波伝承施設を整備する。

 

祈りのパークが整備される市有地

祈りのパークが整備される市有地

 

 遺族からは「犠牲者数など防災センターの被害を明確に示してほしい」「公園の近くに観光交流施設があるのは反対」などの意見が出された。昨年12月、連絡会と施設に関する要望を行った釜石仏教会の芝崎惠應顧問は「遺族の気持ちが反映されていない。これで市の重い責任が果たせるのか」と慰霊のあり方や議論の経過に疑問を投げかけた。三浦会長は、2012年12月から要望を続けてきた防災センター犠牲者の慰霊碑建立が同パーク整備に盛り込まれなかったことに関し、他の場所を含めた市の建立の意思を問いただしたが、市側は「まだ決定していない。検討して答えたい」と述べるにとどまった。

 

 説明会の案内は住所が判明している連絡会の117人に送付したが、三浦会長以外の出席者は3人だけ(うち連絡会遺族1人)。三浦会長は「非常に残念。開催時間帯の問題か、関心が薄れているのか」と首をかしげ、慰霊碑問題と併せ、同センターの犠牲が風化してしまうことへ強い懸念を示した。

 

 市は今後、8月26日の鵜住居地区を皮切りに各地区の復興まちづくり協議会で整備概要を説明。市内8カ所で開催予定の市政懇談会でも意見を聞き、19年2月の完成を目指し事業を進める。

 

(復興釜石新聞 2017年7月26日発行 第608号より)

 

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