後半24分、齊藤のこの日2本目のトライで逆転

ラグビー女子日本代表 釜石・うのスタで初のテストマッチ 南アフリカに勝利

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ラグビー女子テストマッチ初戦 日本―南アフリカ=24日、釜石鵜住居復興スタジアム

 
 10月のラグビー女子ワールドカップ(W杯)に向けたテストマッチが24日、釜石市の釜石鵜住居復興スタジアムで行われた。世界ランキング12位の日本代表が同13位の南アフリカ代表と初めて対戦し、15-6(前半5-6)で勝利した。日本代表の国内でのテストマッチは5年ぶり。同スタジアムでは初の女子ラグビー国際試合開催となった。
 
 10日から同市で強化合宿を行ってきた女子日本代表。4戦が予定されるテストマッチの初戦を、2019年のW杯(男子)会場となった同スタジアムで迎えた。日本は前半9分、じわじわと相手ゴールに迫り、最後は密集から隙を突いてフランカー齊藤聖奈がトライ。5-0と先制した。その後、南アに2本のPGを決められ、5-6で折り返した。
 
 後半24分には、再びゴールライン付近の攻防から齊藤が抜け出しトライ。ゴールも決まって12-6と逆転した。29分、PGで追加点を挙げた日本は南アをノートライに抑え、15-6で勝利。今後に弾みがつく白星発進となった。
 
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後半の攻防。果敢に攻めるフランカー齊藤聖奈(手前右)

 

後半24分、齊藤のこの日2本目のトライで逆転

後半24分、齊藤のこの日2本目のトライで逆転/撮影:西条佳泰(株式会社Grafica)

 

 2トライを挙げた齊藤選手は「自信を持ってFWでどんどん前に出ていった結果。4年前に比べ、フィジカルは断然、強くなっている。日本も世界レベルに追い付いてきた」と手応えを実感。プロップ南早紀主将は「自陣の苦しい場面でも(強化してきた)攻めるディフェンスで、相手の得点を抑えることができた。ただ、ペナルティーで相手にボールを渡してしまう場面が多くあったのは反省点」とし、次戦に向けた課題の修正を見据えた。
 
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フィジカルが強みの南アフリカに日本FWも負けずに応戦

 
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赤と白の“サクラフィフティーン”ジャージーなどを身に着け、熱いエールを送る観戦客

 
 スタンドでは県内外から訪れた約850人が観戦した。仕事で青森県三沢市に滞在中の樺井仁司さん(50)は元ラガーマン。「女子の試合は初めて見るが、スピードもコンタクトも迫力があった。日本代表にはW杯で予選突破し本選に進んでほしい」と期待。釜石市平田町の50代女性は「接戦の末、勝ち切ったところが面白かった」と、初の女子ラグビー観戦を堪能。「釜石でもこんなにいい試合が見られる。せっかくのスタジアム。市民にもっと足を運んでもらい、釜石のラグビー熱がさらに高まっていけば」と強く願った。
 
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初めて女子ラグビーを観戦した人たちはその迫力に圧倒された

 
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大漁旗を振って選手らをねぎらう地元の応援団

 
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笑顔で健闘をたたえ合う両チームの選手

 
 同テストマッチは30日に南アフリカ戦(埼玉県)、8月20、27日にアイルランド戦(静岡県、東京都)が行われ、W杯出場への代表選考が進められる。

ラグビー女子日本代表 釜石で2年目の強化合宿 地元の温かい歓迎に感謝

 
ラグビー女子15人制釜石合宿練習公開=20日、復興スタジアム/撮影:西条佳泰(株式会社Grafica)

ラグビー女子15人制釜石合宿練習公開=20日、復興スタジアム/撮影:西条佳泰(株式会社Grafica)

 
 ラグビー女子15人制の釜石合宿(強化・TID合同)は、昨年8月、W杯アジア最終予選に向け行われたのに続き2回目。日本代表候補約50人が10日から、釜石鵜住居復興スタジアムや根浜シーサイド多目的グラウンドなどで練習を重ねた。
 
 24日のテストマッチに向け最終調整に入った20日は報道陣に練習を公開。合宿に参加した大槌町出身のバックス平野恵里子選手(アザレア・セブン、釜石高―日体大)は「(2度目の)W杯出場を目指し、自分の強みをしっかりアピールしていきたい」と意気込んだ。平野選手は前回2017年のW杯で代表入り。20年11月から半年間、スペイン1部リーグのチームでプレーした。24日の試合はメンバー入りせず、スタンドから試合を見守った。
 
女子15人制強化合宿に参加した平野恵里子選手(大槌町出身)/撮影:西条佳泰(株式会社Grafica)

女子15人制強化合宿に参加した平野恵里子選手(大槌町出身)/撮影:西条佳泰(株式会社Grafica)

 
 ロック玉井希絵選手(三重パールズ、松阪高―関西学院大)は釜石の練習環境について、「気候が涼しく練習しやすい。自分たちの実力を確認しながらできている」と好印象。市民の温かい歓迎にも感謝し、「私たちの前へ前へ進む姿が被災地の皆さまの明日へのエネルギーになれば。釜石市民の前向きな姿勢から私たちもパワーをもらっている」とスポーツがつなぐ縁を喜んだ。
 
 女子日本代表のW杯出場は2大会連続5回目。10月にニュージーランドで開幕し、12チームが出場する。日本は1次リーグでカナダ、アメリカ、イタリアと同組。

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北海道歌旅座 ザ★コンサート2022

北海道歌旅座 ザ★コンサート2022
 
2009年に旗揚げした北海道歌旅座
昭和の流行歌にフォークソング、家族・故郷・希望がテーマのオリジナル曲
重ねた日々を歌に変え、公演数は1300回
札幌からニッポン全国、あなたの住む街へ、音楽の感動を手渡しでお届けいたします
 

 
感染症対策について
感染症拡大予防のため、客席を制限する場合があります。また以下の項目にご協力をお願いします。
・ご来場時、および公演中はマスクの着用をお願いします。
・自宅出発前に検温と体調チェックを行い、発熱がある場合や体調がすぐれない場合は、来場をお控えください。
・施設入口に設置しているアルコール消毒液で、手指の消毒をお願いします。
・入場前の検温にご協力お願いします。
・こまめな手洗いと咳エチケットの励行をお願いします。
・会場内では、開場中・休憩中含めて、可能な限り会話をお控えいただくようお願いします。
・体調が悪くなった場合は、ご遠慮なくホールスタッフにお申し出ください。
・連絡先(お名前・連絡先電話番号・住所)のご提供にご協力をいただき、万が一感染者が出た場合は保健所等関係機関と共有させていただく事にご了承願います。

開催日

2022年9月1日(木)

開場時間

13:30 

開演時間

14:00 

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

出演

吉田 淳子(JUNCO)歌・ピアノ・作詞・作曲
北海道浜益村(現・石狩市)生まれ。06年、北海道の音楽祭でグランプリを受賞。歌旅座の結成を導き、09年に「北海道180市町村公演」、後の「ニッポン全国市町村公演」をスタート。一座の看板シンガーとして活躍中。アジア13ヵ国の歌手が集結した〈タイ国王・在位63周年記念コンサート〉に唯一の日本代表として出演。
 
高杉 奈梨子 ヴァイオリン
北海道札幌市生まれ。ヴァイオリン奏者として結成まもない歌旅座に加入。11年にクラシック音楽中心の演奏で「夜想曲(ノクターン)」でソロデビュー。続く「蘇州夜曲」では昭和の名曲を、3作目「海を見ていた午後」では荒井由実(ユーミン)をカバー、いずれも高い評価を得ている。
 

ザ・サーモンズ
ケーゴ(コーラス・ギター)、アリー(コーラス・ギター)、司会太郎(進行・コーラス・管楽器)

料金

全席自由 前売:2,000円 当日:2,500円

プレイガイド

チケット好評発売中!
 
プレイガイド窓口
【釜石】釜石市民ホール、イオンスーパーセンター釜石店(7/23~)
【大槌】シーサイドタウンマスト(7/23~)
 
※チケットぴあ 、セブンイレブンでも購入可能
チケットぴあ申込フォーム http://pia.jp/t
Pコード 188-069
TEL:0570-02-9999

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO
TEL:0193-22-2266
mail:daihyo*tetto-kamaishi.jp *を@に変えて送付お願いします
 
(株)ディーエムジェイ
TEL:011-623-6680

備考

当ホールには、専用駐車場がございません。車でご来場の際は、市営大町駐車場など近隣の有料駐車場をご利用くださいますようお願いいたします。

主催等

【主催】釜石市民ホール、(株)ディーエムジェイ 
【後援】岩手日報社、岩手日日新聞社、胆江日日新聞社

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

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松原勝也&小井土文哉 デュオ・リサイタル

松原勝也&小井土文哉 デュオ・リサイタル
 
TETTO地域アーティストコンサート vol.2
~円熟のテクニックと若き才能の共演~

 
釜石で幾度となく復興支援演奏をして頂いている松原勝也さんと、釜石出身小井土文哉さんの初共演。円熟のテクニックと若き才能が織りなすハーモニーをお楽しみください。
 
松原勝也&小井土文哉 デュオ・リサイタル
 
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、客席数を約70%(586席)に制限して開催いたします。
また以下の項目にご協力をお願いします。
・ご来場時、および公演中はマスクの着用をお願いします。
・自宅出発前に検温と体調チェックを行い、発熱がある場合や体調がすぐれない場合は、来場をお控えください。
・施設入口に設置しているアルコール消毒液で、手指の消毒をお願いします。
・入場前の検温にご協力お願いします。
・こまめな手洗いと咳エチケットの励行をお願いします。
・会場内では、開場中・休憩中含めて、可能な限り会話をお控えいただくようお願いします。
・体調が悪くなった場合は、ご遠慮なくホールスタッフにお申し出ください。
・連絡先(お名前・連絡先電話番号・住所)のご提供にご協力をいただき、万が一感染者が出た場合は保健所等関係機関と共有させていただく事にご了承願います。
 

日時

2022年8月11日(木)14:00〜16:00予定(開場13:30)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

プログラム

【小井土文哉ソロ】
ショパン:12の練習曲集 Op.25より第1番「エオリアンハープ」
シューベルト:ピアノソナタ第13番 Op.120
 
【松原勝也ソロ】
J.S.バッハ:無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番 ニ短調BWV.1004より「シャコンヌ」
松原勝也:釜石の人々へ 無伴奏ヴァイオリンのための
 
【松原&小井土デュオ】
フォーレ:子守唄 Op.16
ピアソラ:アディオス・ノニーノ
ブロッホ:バール・シエムより第2曲「ニーグン」
ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ第5番 Op.24「春」
※プログラムは変更となる場合がございます。予めご了承ください。

出演

松原 勝也 Katsuya Matsubara ヴァイオリン
東京藝術大学在学中に安宅賞受賞。新日本フィル・コンサートマスターなどを歴任。無伴奏リサイタルシリーズ、ベートーヴェン弦楽四重奏曲全曲演奏、ロンドン・ウィグモア・ホールでのリサイタル、響ホールフェスティバルのプロデュースなどの多彩な演奏活動に加え、編曲にも取り組み、J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲、プレリュードとフーガの弦楽五重奏版がライブ・ノーツレーベルからCD発売されている。また、ブラームス:弦楽六重奏曲第2番の管弦楽版が2018年に初演された。第17回中島健蔵音楽賞、第55回文化庁芸術祭新人賞受賞。静岡AOIレジデンス・クヮルテット、クァルテット・アーニマメンバー、長崎OMURA室内合奏団アーティスティック・アドヴァイザー、東京藝術大学教授。
 
小井土 文哉 Fumiya Koido ピアノ
1995年生まれ。岩手県釜石市出身。
盛岡第一高等学校を経て、桐朋学園大学音楽学部ピアノ専攻に特待生として入学、同大学を首席で卒業。2017年、第21回浜松国際ピアノアカデミーコンクール第1位。第2回コインブラ・ワールドピアノミーティング(ポルトガル)第1位。2018年、第87回日本音楽コンクール第1位。2019年、第15回ヘイスティングス国際ピアノ協奏曲コンクール(イギリス)第1位。これまでに英ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、読売日本交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、東京交響楽団、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、仙台フィルハーモニー管弦楽団等と共演。2016、2017年度公益財団法人青山財団奨学生。第37回霧島国際音楽祭賞受賞。2019年度ロームミュージックファンデーション奨学生。シャネル・ピグマリオン・デイズ2019 アーティスト。2022年5月には、英ロイヤル・フィルのソリストとして英国ツアーを行う。現在、桐朋学園大学ソリスト・ディプロマコース、イモラ音楽院に在学中。ボリス・ペトルシャンスキー、須田眞美子の両氏に師事。

料金

全席指定 一般:2,500円 高校生以下:1,000円 当日各500円増
 
◎割引 各20%引/各割引チケットはTETTOのみ取扱い
友の会:会員証提示で2枚まで割引
シルバー:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚まで割引
まとめ買い:10枚以上同時購入で割引
 
※未就学児入場不可。多目的鑑賞室有 (要申込)
※前売券が完売の場合、当日券の販売はありません。

プレイガイド

前売券好評発売中
 
プレイガイド窓口
【釜石】釜石市民ホール、東山堂釜石事業センター、イオンスーパーセンター釜石店
【大槌】シーサイドタウンマスト
【遠野】とぴあ
【大船渡】サン・リア、リアスホール
【盛岡】岩手県民会館、カワトク
 
専用申込フォーム<申込可能期間 6/18(土) 13:00〜8/9(火) 17:00>
下記QRコードまたはリンクからもお申込みいただけます。
〇この申込フォームからの申込可能期間は、2022年6月18日(土) 13:00〜8月9日(火) 17:00となります。
〇座席場所はおおまかに希望することができます。希望がない場合はホールにお任せとなります。希望する場所に座席が無い場合は、近い座席から良席をご案内させて頂きます。
〇お申込いただいた後チケットが確保でき次第、登録のメールアドレスへ座席番号をお知らせいたします。迷惑メール設定や受信設定等のご確認をお願いいたします。お知らせは下記お問合せメールアドレスより送付いたします。
〇チケット代金のお支払いは、釜石市民ホールTETTO総合案内にて現金でお願いいたします。当日精算もできます。
★友の会、シルバー割引等各種割引をご希望の場合は、チケット引換の際にお申し出ください。
https://forms.gle/6WaWGx2jrNmwbCEF8

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO
TEL:0193-22-2266
mail:daihyo*tetto-kamaishi.jp *を@に変えて送付お願いします

備考

【親子鑑賞室について】(要申込)
客席での鑑賞が難しいお子様連れの方に、多目的鑑賞室のご利用ができます。
[定員]約4~5名
ご利用を希望される方はホールまでお申込みください。
※客席後方3階から見下ろす形になります。予めご了承ください。
 
【駐車場について】
当ホールには、専用駐車場がございません。車でご来場の際は、市営大町駐車場など近隣の有料駐車場をご利用くださいますようお願いいたします。
 
【大町駐車場割引券サービス】
公演当日、ホール総合案内にチケットと大町駐車場券を提示いただくと、駐車1時間サービス券を2枚進呈いたします。ぜひご利用ください。

主催等

【主催】釜石市民ホール
【共催】釜石市
【後援】岩手日報社、釜石市教育委員会
 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

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海の生き物とふれあい体験 県水産技術センター(釜石・平田) 公開デーで理解促す

ワカメの芯抜き作業を体験する親子ら

ワカメの芯抜き作業を体験する親子ら

 
 海や水産について理解を深めてもらおうと、釜石市平田の県水産技術センター(神康俊所長)は23日、「公開デー」として庁舎を一般開放した。三陸沿岸に生息する魚介類、養殖水産物などを展示して同センターの研究内容を紹介。子ども連れの家族が多く訪れ、海の生物とのふれあい体験を楽しんだ。
 
 カラフルな魚拓やペットボトルを使った顕微鏡づくり、塩蔵ワカメの芯抜き作業体験などのコーナーが並んだ。地域未利用資源を活用した食品技術の開発やフィードオイル(魚油)などを添加した餌によるサケ稚魚の成長促進についての研究などをパネルで紹介。県が誘致を目指している超大型加速器、国際リニアコライダー(ILC)に関する展示コーナーも設けられた。
 
公開された漁業指導調査船「岩手丸」

公開された漁業指導調査船「岩手丸」

 
家族連れらが船内見学を楽しんだ

家族連れらが船内見学を楽しんだ

 
 漁業指導調査船「岩手丸」(154トン)も公開。船内には海洋の水温調査、底引き網漁での魚種調査などで活躍する最新鋭の観測・漁労装置が並び、乗船した人たちは興味深そうに眺めた。備えられた機器や用具に触れたり使い方を聞く子どもたちの質問に答えたりした村上孝弘船長(53)は「将来一緒に働いてくれたら」と期待を込めた。
 
カラフルな魚拓づくりに挑戦する子どもたち

カラフルな魚拓づくりに挑戦する子どもたち

  
 ウマヅラハギの魚拓づくりに挑戦した佐々木祷吾君(平田こども園年長)とお手伝いした弟祷羽君(同年少)は「うまくできた。楽しかった」と喜んだ。2人の兄祷気君(平田小2年)は、ウニやホタテなどをかたどったシールで海の生き物マップを作り上げて満足げ。漁師の父親を「かっこいい」と自慢し、なじみのある海や魚について「もっと勉強してみたい」と意欲を見せた。
 
 公開デーは「海の日」に合わせて行ってきたが、ここ数年は新型コロナウイルスの感染防止対策のためウェブ公開など代替え企画で施設を紹介。直接体験イベントを楽しむ形での開催は3年ぶりとなった。神所長は「センターの取り組みをより分かりやすく伝えることができる。魚、海、水産、環境など何かに興味を持ってもらうきっかけになれば」と望んだ。

第1回 かまいし百円市

第1回 かまいし百円市

第1回 かまいし百円市

 

売ってる商品はぜ~~んぶ100円の『かまいし百円市』を開催します。
リユース可能な衣類や子供用品、持て余したお中元や引き出物、野菜やお菓子、まだまだ使えるおもちゃ、趣味やコレクションの品・・・など、全て100円のフリーマーケットです!
合言葉は「100円握ってお宝さがし!」

 

第1回 かまいし百円市チラシ(675KB/JPG)

 

日時

2022年8月6日(土)10:00~15:00

場所

釜石市民ホールTETTO・ホール前広場

販売商品

<出店にあたって示している一例>
・リユース可能な衣類や子供用品
・持て余してしまったお中元や引き出物の中身
・まだまだ使えるおもちゃ
・ハンドメイドやDIYの素材
・趣味やコレクションの品
・野菜やお菓子
・端数が残ってしまったパック商品
・ダブったガチャガチャ
など

主催・お問合せ

釜石まちづくり(株)
TEL 0193-22-3607

備考

今回はプレ開催のため出店の一般募集はおこなわず、口コミでの出店募集としました。
次回(9~10月予定)以降は、広く出店を募り、告知規模も増やして定着を図って行きたいと思っております。年5~6回の実施を目標に、「百円市」のほか、「五百円市」や「千円市」の実施も検討しています。

フェリアス釜石

釜石まちづくり株式会社

釜石まちづくり株式会社(愛称 フェリアス釜石)による投稿記事です。

問い合わせ:0193-22-3607
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内 公式サイト

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中学生パワーで地域を元気に! 釜石東3年有志 朝市で販売活動&ソーラン

販売活動をした朝市でソーランを披露する釜石東中の3年生=鵜住居町

販売活動をした朝市でソーランを披露する釜石東中の3年生=鵜住居町

 
 釜石東中(佃拓生校長、生徒98人)の3年生35人は24日、学校近くの三陸鉄道鵜住居駅前で行われた「うのすまい・トモス朝市」に参加。海産物の販売や“東中ソーラン”の披露で、地域に活気をもたらした。総合的な学習の一環で本年度初の試み。積極的に取り組む生徒らの姿に来場者も笑顔を広げ、心温まる交流を繰り広げた。
 
 販売活動を行ったのは、NPOおはこざき市民会議(佐藤啓太理事長、箱崎町)のブース。生徒自らが芯抜き、袋詰めした塩蔵ワカメやホタテ焼き、ホヤの串焼きなどを販売した。この日に向け生徒らは、オリジナルの商品ラベル、販促ポップ、購入者へのメッセージカードとワカメ料理レシピを作成。販売開始前はテント設営から携わり、開店準備を整えた。
 
生徒らは手書きのワカメ料理レシピ、メッセージカードなどを作成した

生徒らは手書きのワカメ料理レシピ、メッセージカードなどを作成した

 
ホタテやホヤの炭火焼き担当は暑さと戦いながら懸命に準備

ホタテやホヤの炭火焼き担当は暑さと戦いながら懸命に準備

 
テントには自分たちで作った販促ポップを掲示

テントには自分たちで作った販促ポップを掲示

 
 午前9時、いよいよ販売開始。客の呼び込み、会計、炭火焼きなど作業を分担して取り組んだ。生徒の一部は、同時開催された「かまいし軽トラ市」のピーマン詰め放題コーナーをお手伝い。それぞれの役割をしっかり果たした。
 
「お買い上げありがとうございます!」

「お買い上げありがとうございます!」

 
会場内に出向いて、お客様にワカメ販売をPR!

会場内に出向いて、お客様にワカメ販売をPR!

 
生徒たちの呼びかけに多くの人たちが立ち寄った

生徒たちの呼びかけに多くの人たちが立ち寄った

 
 会場内では東中ソーランも披露。背中に「東魂」と書かれたそろいのはんてんを身にまとい、息の合ったパフォーマンスで来場者を楽しませた。会場を訪れた鵜住居町の70代女性は地域を盛り上げようと奮闘する生徒らの姿に「頼もしいねぇ~。ソーランも初めて見たがとても上手。子どもたちが頑張っているのを見るとこちらも元気になります」と顔をほころばせた。
 

 

 

 
 今回の取り組みは、地域貢献活動を考える中で生徒からアイデアを募って実現。昨年度、漁業体験学習で世話になった同NPOへの恩返しも兼ねて、販売活動を行うことになった。仕事に大切な心構えを学ぶとともに、地場産品への愛着、地域の一員としての自覚を高める狙いがある。
 
 佐々木里夏さんは「祖母からワカメ料理を教えてもらい、みんなでレシピにまとめた。お客さんを呼び込むのは難しかったが、買ってもらった時のうれしさは格別。(自分たちで生産した物を販売するのは)やりがいのある仕事だと思った」と実感を込めた。黒澤強優君は「コロナ禍でイベントが少なくなっていた。こういう場は地域のにぎわいにつながる。地元の産業を学ぶ機会にもなり、普段はできない販売体験も楽しかった」と声を弾ませた。
 
 2時間の朝市で生徒らが売り上げたワカメは59袋。最初に用意した分が1時間ほどで完売し、急きょ商品を補充するほどの盛況ぶりだった。

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~東日本大震災こころの復興支援~ 古畑祥子ピアノ・コンサート in 釜石

~東日本大震災こころの復興支援~ 古畑祥子ピアノ・コンサート in 釜石
 
岩手県と姉妹州協定を結ぶドイツ・ラインラント=プファルツ州に在住する人気ピアニスト古畑祥子さんのソロコンサート!
国際交流などをテーマにトークを交えながら、ショパンとリストのプログラムでお楽しみいただけます。
 

~東日本大震災こころの復興支援~ 古畑祥子ピアノ・コンサート in 釜石

 

新型コロナウイルス感染予防のため、座席数を約50%以下(1席空け・376席)に制限して開催いたします。
また以下の項目にご協力をお願いします。
・ご来場時、および公演中はマスクの着用をお願いします。
・自宅出発前に検温と体調チェックを行い、発熱がある場合や体調がすぐれない場合は、来場をお控えください。
・施設入口に設置しているアルコール消毒液で、手指の消毒をお願いします。
・入場前の検温にご協力お願いします。
・こまめな手洗いと咳エチケットの励行をお願いします。
・会場内では、開場中・休憩中含めて、可能な限り会話をお控えいただくようお願いします。
・体調が悪くなった場合は、ご遠慮なくホールスタッフにお申し出ください。
・連絡先(お名前・連絡先電話番号・住所)のご提供にご協力をいただき、万が一感染者が出た場合は保健所等関係機関と共有させていただく事にご了承願います。

日時

2022年7月31日(日)
14:00〜16:00予定 (開演13:30)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

プログラム

F.ショパン:ワルツ第10番
F.ショパン:練習曲集 より 第12番 「革命」
F.リスト:3つの夜想曲《愛の夢》より 第3番
…他
※曲目は都合により変更となる場合があります。予めご了承ください。

出演

古畑 祥子 Sachiko Furuhata ピアノ
ヨーロッパで最も人気のあるピアニストの一人。定期的にイタリア、スペイン、ドイツ、スイス、オランダ、イギリスとコンサート活動をしている。横浜生まれ横須賀出身。2017年にはカーネギーホールで総立ちのデビューを飾る。2012年サントリーホールデビュー。
2013年ロンドン、2014年バーゼル、2015年ルクセンブルクでデビューコンサート、2017年はカーネギーホールのほか、ウェールズ、リーズ、エジンバラでデビューいずれも総立ち大盛況に終わる。
ソロリサイタルのほか国際的なオーケストラ、ロシア国立フィルハーモニー、ドイツラジオフィルハーモニー、プファルツ歌劇場オーケストラなどのオーケストラとソリストとして共演し好評をえている。南西ドイツテレビ出演、南西ドイツラジオ出演、ザーリッシュラジオ出演、トリアテレビ局いずれも演奏が放送されている。
ユーロクラッシック、ラインラントプファルツ州夏の音楽祭、などいろいろな音楽祭に招待され演奏。
2012年にハンブルク及びニューヨークでスタインウェイアーティストとして認定される。CDはクラシックCDレーベルで有名なOehmsクラッシックから2枚出している。
2017年ドイツラジオフィルハーモニーとラプソディーインブルーを共演。
2018年はベートーヴェンのピアノ協奏曲第4番、及びコアファンタジー、モーツァルトイ長調KV488をオーケストラと共演、2019年モーツアルトのピアノ協奏曲ニ短調KV466をオーケストラと共演。
2021年はショパンピアノ協奏曲第1番をオーケストラと共演。
ソロリサイタルはロンドン、ニューヨークカーネギーホール、サンフランシスコヘルプスシアター、ベルリンフィルハーモニー、ハンブルクエルプフィルハーモニー、フランクフルトアルテオーパーなど大都市主要会場で行われている。
3歳からピアノを習い武蔵野音楽大学を卒業、デトモルト音楽大学大学院,デュッセルドルフ音楽大学大学院で研鑽を積んでいる。アルヌルフ・フォン・アルニム、ロベルト・ツィドン、デトレフ・クラウス、ウイリアム・ブロンズに師事

料金

全席自由 無料 *要整理券
※未就学児入場不可/多目的鑑賞室有(要申込)
※入場整理券配布枚数が予定枚数に達した場合、当日の配布はありません。

プレイガイド

プレイガイド窓口
【釜石】釜石市民ホール※1、東山堂釜石事業センター
【大槌】シーサイドタウンマスト
【大船渡】リアスホール
※1 電話での予約取り置き可
 
電話予約<受付開始 5/28(土) 13:00~>
〇釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266へお電話ください。
 
専用申込フォーム<申込可能期間 5/28(土) 13:00〜7/30(土) 17:00>
下記QRコードまたはリンクからもお申込みいただけます。
〇この申込フォームからの申込可能期間は、2022年5月28日(土) 13:00〜7月30日(土) 17:00となります。
〇座席場所は全席自由です。
〇お申込いただいた後チケットが確保でき次第、登録のメールアドレスへお知らせいたします。迷惑メール設定や受信設定等のご確認をお願いいたします。お知らせは下記お問合せメールアドレスより送付いたします。
〇入場整理券は、釜石市民ホールTETTO総合案内でお渡しします。公演当日のお渡しも可能ですが、開演時間までに余裕をもってお越しいただく様お願いします。
https://forms.gle/tf9WgYrZkvtVU2FY9

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO
TEL:0193-22-2266
mail:daihyo*tetto-kamaishi.jp *を@に変えて送付お願いします

備考

【親子鑑賞室について】(要申込)※定員に達したため受付を終了いたしました
客席での鑑賞が難しいお子様連れの方に、多目的鑑賞室のご利用ができます。
[定員]約4~5名
ご利用を希望される方はホールまでお申込みください。
※客席後方3階から見下ろす形になります。予めご了承ください。
 
【駐車場について】
当ホールには、専用駐車場がございません。車でご来場の際は、市営大町駐車場など近隣の有料駐車場をご利用くださいますようお願いいたします。
 
【大町駐車場割引券サービス】
「本公演整理券」と「市営大町駐車場駐車券」を、公演当日TETTO総合案内へ提示すると、釜石大町駐車1時間サービス券を2枚(200円相当)を進呈いたします。ぜひご利用ください。

主催等

【主催】古畑祥子ピアノコンサート実行委員会、釜石市民ホール
【後援】ドイツ大使館、釜石市
【協賛】Land Rheinland-Pfalz Kusel(ラインラント=プファルツ州クーゼル市)、ZukunftsRegion Westpfalz(ウエストプファルツ未来財団)
 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

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師走恒例「かまいしの第九」へ再始動 3年ぶり開催、合唱メンバー「熱い歌声を」

年末の演奏会へ向けて合唱練習を始めた「かまいし第九の会」

年末の演奏会へ向けて合唱練習を始めた「かまいし第九の会」

  
 師走の釜石市を彩る響き、再び-。市民らがベートーベンの交響曲第9番(第九)を歌う「かまいしの第九」が12月11日、大町の市民ホールTETTOで3年ぶりに催される。新型コロナウイルス感染症の影響で中止が続いていたが、再び歴史を刻むべく、23日から「かまいし第九」実行委員会による合唱練習がスタート。合唱メンバーらは、一人でも多くの人に「熱い歌声」を届けようと練習に力を入れる。
   
 7月23日、小佐野コミュニティ会館(小佐野町)で「かまいし第九の会」の発会式があり、約30人が参加。実行委の川向修一会長(70)は「コロナの第7波が急拡大する中、荒波に向かって船をこぎ出す形となった。収束を願いつつ、とにかくスタートし、演奏会ができれば成功だと思う。12月に向かって頑張りましょう」と呼び掛けた。
  
小原さん(左)の指導で、マスクのまま練習するメンバー 

小原さん(左)の指導で、マスクのまま練習するメンバー

   
 式後、早速練習を開始。合唱指導を担当する小原一穂さんのリードで、第九の中でも最もよく知られた「歓喜の歌」などに挑んだ。久方ぶりの練習だが、思った以上に声が出て、「皆さん、待っていたかのよう」と小原さん。再開と再会を喜ぶメンバーらに「集まった人で歌声、思いを合わせるのが合唱の最大の楽しみ。役割分担しながら自分たちの第九を表現して」などと助言した。
  
 今回は、県内在住で第九を歌った経験がある人を中心に参加を呼び掛けた。野田町の石田昌玄さん(48)は15回目の参加。「2年のブランクが不安だったが、歌声を聴いたら、何十年もやってきた先輩たちの貯金があると感じた。音楽は体、心の中に残っている。コツコツと日々の練習を大事にし、みんなと一つのものを作り上げる楽しみを分かち合いたい」と熱を込める。知的な雰囲気に憧れて初参加した人も。平田の坂本和子さん(81)は「歌声がすてき。大変そうだけど、一員になれるよう挑戦したい。悔いのない人生にするために」と前向きだ。
  
練習の合間には笑顔も。みんなで歌う喜びを演奏に乗せる

練習の合間には笑顔も。みんなで歌う喜びを演奏に乗せる

   
 第九の合唱練習は主に土曜日の午後3時半~5時半、同館を使用する。合唱の定員は80人とし、8月6日まで参加申し込みを受け付ける。申し込み、問い合わせは事務局(電話090・6780・0434/メールkamaishinodaiku@yahoo.co.jp)へ。
   
 かまいしの第九は1978年に始まり、東日本大震災のあった2011年も休まず公演。19年まで42回の歴史を刻んできたが、コロナ禍が続き2年間は中止を余儀なくされた。43回目となる今年の演奏会は釜石市民ホールで、12月11日午後1時半の開演を予定する。

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美術工芸品で味わう「鉄のまち釜石」 鉄の歴史館 展覧会で各種31点公開

8月29日まで開催される絵画や鉄器などを集めた「鉄の展覧会Ⅱ」=鉄の歴史館

8月29日まで開催される絵画や鉄器などを集めた「鉄の展覧会Ⅱ」=鉄の歴史館

 
 釜石市大平町の鉄の歴史館は15日から、夏季特別企画展として「鉄の展覧会Ⅱ」を開催している。製鉄業で栄えた同市を象徴する絵画や工芸品、彫刻を見ることができるほか、釜石製鉄所の労働者の文化活動から波及した同市の絵画史などを通して、芸術文化発展の礎を知ることができる。8月29日まで行われる(火曜日休館)。
 
 同展は昨夏に続く第2弾の企画。普段は非公開の同館所蔵品と常設展示品、市郷土資料館などから借用した作品計31点を公開する。本会場の2階会議室を中心に“館内まるごと美術館”として楽しんでもらう仕掛け。
 
 絵画は17点(うち常設3)を公開。釜石製鉄所の高炉を描いた油彩作品を中心に集めた。作者は市内の絵画グループの活動でもその名を残してきた製鉄所OBなどのアマチュア画家ら。地元美術界をけん引してきた先達の貴重な作品が並ぶ。釜石で洋式高炉による連続出銑に成功した大島高任の肖像画などもある。
 
構図やタッチで趣を変える「高炉」の油彩画。作者:(左)及川久さん、(右)菅野幸夫さん

構図やタッチで趣を変える「高炉」の油彩画。作者:(左)及川久さん、(右)菅野幸夫さん

 
本会場内で最大サイズの佐々木由宣さんの作品(右)。2基の高炉が時代を物語る

本会場内で最大サイズの佐々木由宣さんの作品(右)。2基の高炉が時代を物語る

 
 釜石の絵画活動の歴史を語る上で欠かせないのが、1920(大正9)年に釜石製鉄所内で発足した「真道会」。労働者が体育・文化活動に親しむための組織で、美術部は32(昭和7)年ごろに結成。同時期、鉱山小学校でも絵画教室が始まり、46(昭和21)年の「釜石文化協会」結成へとつながっていく。戦後の芸術文化活動をリードした人たちが立ち上げた「美術集団サムディ45」や「釜石市民絵画教室」など、現在も複数のグループが精力的に活動を続ける。
 

 工芸品は釜石産の鉄で鋳造された鉄器類。大正から昭和初期の鉄瓶、火鉢、茶こぼし、花瓶が並ぶ。釜石製鉄所では明治期から鋳物造りが始まり、大正期の質の向上で用と美を兼ね備えた工芸的価値のあるものに発展した。会場では「釜石鉄山製」の銘が入ったものや、学校から受注した卒業記念品などが見られる。
 
さまざまな形、デザインが目を引く鉄瓶が並ぶ

さまざまな形、デザインが目を引く鉄瓶が並ぶ

 
 この他、92(平成4)年に釜石(平田埋立地)をメイン会場に開かれた「三陸・海の博覧会」から30周年となることを記念して、会場のデザイン画(郷土資料館所蔵)も展示されている。同博覧会は7~9月の75日間開催され、201万人が来場した。
 

三陸・海の博覧会の会場デザイン画も複数枚展示

三陸・海の博覧会の会場デザイン画も複数枚展示

 
 同館では「同じ高炉のモチーフでも見る角度や切り取り方によって受ける印象が違う。作者それぞれの表現を味わってもらえれば。この機会に釜石の美術史にも目を向けてほしい」と来館を呼び掛ける。見学時間は午前9時~午後5時まで(最終入館は午後4時まで)。

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art at TETTO vol.5「色を聴く」小野寺浩(ゆたか)

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釜石のアーティストの展示会を開催します
art at TETTO vol.5は色鉛筆画家の小野寺浩(ゆたか)さん
 
art at TETTO vol.5「色を聴く」小野寺浩(ゆたか)

 

ワークショップ「浩(ゆたか)さんのお気に入りの画材で塗り絵を楽しもう!」

【開催日】7月30日(土)・31日(日)
【午前の回】10:00~12:00【午後の回】13:30~15:30
【定員】各回5名 計20名
【参加費】1,000円
 
★注意事項★
対象年齢:小学生以上
サイズは、2Lサイズ程度になります。
図案は、2種類からお選びいただけます。
当日は汚れても良い服装でお越しください。(長袖の場合、袖口が汚れる場合がございます)
その他詳細は当日お伝えします。

 
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飼っているネコを描きたいと思い、2018年にパステル教室に通った事がきっかけで絵を描くようになりました。現在は釜石と陸前高田のグループに入り、活動しています。
まだまだ個展やグループ展ではパステル画と色鉛筆画を観る事が少ないのでもっと多くの人に描いてもらえたらと思っています。
パステルと色鉛筆の画材で描いているときの色を聴いて欲しいです。 小野寺 浩

日時

2022年7月29日(金)〜 8月7日(日)
9:00 〜 21:00(最終日16:00まで)

会場

釜石市民ホールTETTO ギャラリー

料金

無料

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催

釜石市民ホールTETTO

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

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見て触れて学ぶ!科学の楽しさ、情報通信技術がもたらす未来 釜石でまるごと体感

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人型ロボットとの対話を楽しむ親子連れ

  
 最先端の科学や情報通信技術(ICT)に触れる「いわてまるごと科学・情報館」は16日、釜石市大町の市民ホールTETTOで開かれた。県内の先端技術に関わる企業や研究機関が集まる、科学・情報の文化祭といえるイベント。子どもはもちろん、大人も楽しみながら最新技術がもたらす未来社会を体感した。
   
 県内企業や研究機関など12団体が展示・体験コーナーを用意。国際リニアコライダー(ILC)計画やブラックホール、バイオテクノロジーを使った研究などをパネルで紹介したほか、病気や障害などで外出が困難な人たちの社会参画を支える分身ロボット「オリヒメ」、人型ロボット「ペッパー」、コミュニケーションロボット「ソータ」などと対話を楽しむ体験が提供された。
  
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子どもたちは分身ロボット「オリヒメ」の操作体験に夢中

 
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VRゴーグルを身に着け、仮想空間を楽しむ子どもたち

  
 仮想現実(VR)の映像技術などを用いた疑似体験も多数紹介された。来場者は、自転車に乗りながらスマートフォンを見たり操作したりする「ながらスマホ」の危険性や西和賀地区の美しい河川流域をめぐる楽しさなどを体感した。
  
 専用のVRゴーグルを装着して高さ約20メートルの鉄塔での作業を体験し、「落ちたー。リアルに怖い。ひざがガクガクする」と目を見開いていたのは大船渡市の熊谷陽向(ひなた)君(大船渡小5年)。将来の夢は「天文学者」でブラックホールに関する展示を目当てに足を運んだが、「いろんな体験ができて楽しい。プログラミングとかにも挑戦してみたい」と刺激を受けた。母あゆみさん(38)は、普段できない体験に目を輝かす愛息を見つめ「どんな夢でも応援したい」と笑みをこぼした。
  
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「深海生物のフシギ」を紹介した藤倉さん(右から2人目)

 
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深海生物の標本に子どもたちは興味津々

  
 特別セミナーとして、海洋研究開発機構(神奈川県横須賀市)の藤倉克則上席研究員が「深海にいるユニークな生き物」をテーマに講演。科学で解明してきた深海生物の生態について解説し、「まだまだ謎だらけ。変な形や巨大ということも面白い深海生物だが、生き方を知るのはもっと面白い。暗く冷たい、大きな水圧、食べ物が少ないなど人間から見たら過酷な環境で生きるためにいろいろ工夫している」と衰えない探究心を示した。「ミツクリエナガチョウチンアンコウ」「オオメンダコ」「ナギナタシロウリガイ」など日本近郊で採取した深海生物の標本なども紹介し、子どもたちの知的好奇心をくすぐった。
  
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親子でさまざまな体験を楽しんだ

  
 県や大学、民間事業者などでつくるいわてまるごと科学館実行委員会、いわてSociety5.0実行委員会が主催。これまで別々に行っていた科学技術振興の普及啓発イベント「いわてまるごと科学館」と情報通信やICT利活用の利活用促進の普及啓発イベント「いわてICTフェア」を集約した。新型コロナウイルス感染症の影響で20年は各イベントをオンライン開催、集約して実施予定だった21年は中止しており、実地での開催は3年ぶりとなった。
  
 両実行委事務局を担う県ふるさと振興部化学・情報政策室の大橋真里菜主任(デジタル推進担当)は「科学、情報通信技術がもたらす未来を体感してもらい、これからの生活を考えるきっかけにしてもらえたら。大事な技術に関わる人材の育成にもつなげたい」と期待した。

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架空料金振り込み詐欺被害を間一髪阻止 宮古信金大渡支店に釜石署が感謝状

感謝状を受けた宮古信用金庫大渡支店の三上学支店長(中)と高橋智恵子次長(右)

感謝状を受けた宮古信用金庫大渡支店の三上学支店長(中)と高橋智恵子次長(右)

 
 釜石警察署(前川剛署長)は15日、架空料金請求の詐欺被害を未然に防いだ釜石市大渡町の宮古信用金庫大渡支店(三上学支店長)に感謝状を贈った。言葉巧みに誘導し、金をだまし取る悪質な特殊詐欺は後を絶たない。支店職員のいち早い気付きと警察への通報が1人の高齢男性の被害を食い止めた。
 
 中妻町の同署で感謝状贈呈式が行われ、三上支店長(54)、高橋智恵子次長(55)が出席。三上支店長に感謝状を手渡した前川署長は「まさに間一髪、水際で被害を防いでいただいた。(詐欺被害防止には)金融など関係機関との連携は必要不可欠。今後とも一層のご協力を」と願った。
 
特殊詐欺被害防止の功労で宮古信金大渡支店へ釜石警察署長感謝状を贈呈

特殊詐欺被害防止の功労で宮古信金大渡支店へ釜石警察署長感謝状を贈呈

 
 詐欺が疑われる事案は6月29日に発生。同支店内で携帯電話で話しながらATMを操作する市内の70代男性を見かけた高橋次長は、不審に思い、男性に声をかけた。「NTTから未払いの10万円を振り込むように言われた」と話す男性。手にしていたメモには個人名と口座番号のみが書かれていた。
 
 詐欺を疑い、電話を代わった高橋次長が内容を尋ねると、相手は「(男性が)払いたいというから内容を確認している。それ以上は個人情報なので教えられない。電話を代わってくれ」と繰り返した。男性に通話を切らせても、すぐにかかってくる電話。三上支店長が「警察に通報する」と言って切った後も着信が続き、男性は動揺。通報を受けた釜石署の署員が到着し、詐欺にあう寸前だったことを理解した男性は「声をかけてもらわなければ気付けなかった」と大変感謝していたという。
 
 特殊詐欺に関する金融機関などへの注意喚起では、「携帯電話で話しながらのATM操作」に目を配るよう促す。高橋次長は「声をかけるのに若干ためらいもあったが、被害を防ぐことにつながって良かった。男性も何かおかしいと思いながらも言われるがままに誘導されてしまったようで、詐欺の怖さを感じた」と話す。
 
 支店が警察へ通報する間も相手の電話に出てしまい、「一度、車に戻れ」という指示にも従ってしまった男性。当事者の不安をあおる巧妙な手口に三上支店長は「その場で納得したように見えても、後日振り込んでしまうケースもあると聞く。今回は(警察への通報を含め)冷静に対応できた。全職員でさらに気を付け、お客さまの大切なお金を守っていければ」と意を強くする。
 
 釜石署によると、本年1~6月末までの特殊詐欺被害の県内認知件数は15件(前年同期比5件減)で、被害額は6771万円(同5080万円増)。釜石署管内の認知件数はゼロだが、詐欺とは思わず振り込んでしまったり、後で被害に気付いても警察に届け出ないケースも考えられることから、決して油断はできない。被害防止には一人一人の防犯意識とともに地域の見守りの目が重要となる。