広報かまいし2019年11月15日号(No.1724)

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【P1】表紙/もくじ
【P2〜3】野田市政4期目/かまいし未来づくり委員会委員募集/後期地域会議日程
【P4〜5】ラグビーワールドカップ2019™閉幕
【P6〜9】平成30年度決算のあらまし
【P10〜11】鉄の記念日/釜石市民体育館オープン/釜石市郷土芸能祭/鵜住居トライステーションフェスティバル
【P12〜13】まちの話題
【P14〜17】市民のひろば/まちのお知らせ
【P18〜19】保健案内板
【P20】台風第19号の被害による被災者支援制度などのお知らせ

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8419 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:http://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1233145_2596.html
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「てんでんこ」忘れない、復興きねんマラソン大会〜鵜住居小全校児童、スタジアム駆け抜ける

「てんでんこ」忘れない、復興きねんマラソン大会〜鵜住居小全校児童、スタジアム駆け抜ける

釜石鵜住居復興スタジアムで開かれた鵜小のマラソン大会

釜石鵜住居復興スタジアムで開かれた鵜小のマラソン大会

 

 鵜住居小(中軽米利夫校長、児童158人)は7日、全校児童による「復興きねん てんでんこマラソン大会」を開いた。東日本大震災前に同校があった場所に整備された釜石鵜住居復興スタジアムを会場にし、2回目の実施。児童らはスタジアム周辺を走り、青々とした芝が広がるメイングラウンドにゴールするコースを懸命に駆け抜けた。

 

 コースは同スタジアムを中心に設定。距離は低学年が1キロ、中学年1・5キロ、高学年は2キロ。低学年は同スタジアム西側駐車場入り口、中学年は成ケ沢橋、高学年は高齢者介護施設「ございしょの里」付近でそれぞれ折り返す。

 

 午前9時、暖かい日差しが感じられる空模様の下、まず中学年が先頭を切ってスタート。他の学年の児童や応援に駆け付けた保護者らの「頑張れ」「ラスト!前へ」などの声援を受けながらゴールを目指した。

 

 このあと約30分おきに低学年、高学年がスタート。全員が完走した。

 

 3年生男子の1位は澤本真維(まなと)君。「校庭を1日5周走る練習の成果が出た。うれしい。気持ちよく走れた。『てんでんこ』という言葉を忘れないようにしたい」と喜びをかみしめた。

 

 同大会は、基礎体力の強化・向上、互いの頑張りを認め合うのが目的。同スタジアムで行うことで防災、復興への意識を高める狙いもある。

 

 「懸命に頑張る、苦しいけど最後まで走り抜くことが大切。諦めず挑戦する気持ちを忘れないでほしい」と見守る中軽米校長。この大会が「中学生、地域住民、市民が参加するような行事になれば」と期待する。

 

(復興釜石新聞 2019年11月9日発行 第840号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

ウィズ・ミューズシリーズ 第8回 中村天平ピアノコンサート ~欧州凱旋ピアノコンサートツアー2019~

ウィズ・ミューズシリーズ 第8回 中村天平ピアノコンサート ~欧州凱旋ピアノコンサートツアー2019~

ウィズ・ミューズシリーズ 第8回 中村天平ピアノコンサート ~欧州凱旋ピアノコンサートツアー2019~
 

ウィズ・ミューズシリーズ
第8回 中村天平ピアノコンサート ~欧州凱旋ピアノコンサートツアー2019~

 

ピアノを被災地に贈り届けるボランティア活動で幾度か来釜している異色のピアニスト中村天平。
現在、キャンピングカーでヨーロッパ全43ヵ国公演ツアーを敢行中、そのパワーアップしたパフォーマンスをぜひご堪能ください!

 

ウウィズ・ミューズシリーズ 第8回 中村天平ピアノコンサート ~欧州凱旋ピアノコンサートツアー2019~ – 釜石市民ホール TETTO 公式サイト

日時

2019年12月1日(日)13:30〜15:00予定(開場13:00)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールA

プログラム

・火の鳥
・一期一会
・麗しき故郷 ほか
※プログラムは変更となる場合がございます。予めご了承ください。

出演

中村 天平(なかむら てんぺい) 作曲家・ピアニスト
中村 天平(なかむら てんぺい) 作曲家・ピアニスト
神戸出身。中学時代に阪神大震災で自宅が全壊。高校は半年で中退。家を出て解体業に従事しながら生計を立てる。
中学から完全にピアノと離れていたが、音楽専門学校から大阪芸術大学演奏学科ピアノコースに進学、同コースを首席で卒業。国際的な音楽家を目指し、2006年よりニューヨークヘ留学。2008年にEMIよりCDデビュー。2010年にはニューヨークのカーネギーホール(ワイルリサイタル)でのデビューを果たす。以降毎年アメリカ、ヨーロッパ・ツアーも行っており、オランダのコンセルトヘボウ、パリ日本文化会館のほか、欧州各都市でも演奏。日本国内では世界遺産・熊野古道での「紀伊半島秘境コンサートツアー」も実施。被災地にピアノと音楽を届ける震災復興支援プロジェクト「ライジングサン」を2012年から2017年まで活動、兵庫県芸術家協会から奨励賞を授与される。2017年から日本全都道府県を自身の車で巡る「全国行脚コンサートツアー」を毎年行い、世界を股にかけ活動中。

料金

チケット好評発売中!
全席自由
一般:1,000円(友の会 800円)/ シルバー割引(65歳以上)800円
高校生以下 500円(友の会 400円)  当日同じ / 未就学児無料
※コンサートマナーをお守りいただける方ならどなたでもご入場いただけます。小さなお子様をお連れの際は、周りのお客様にご配慮くださいますようお願いいたします。
※前売券が完売の場合、当日券の販売はありません。
【友の会以外の割引】
シルバー割引:65歳以上証明書提示で一般チケット1枚が20%off
友の会チケット・各種割引は釜石市民ホールのみ取り扱い
 
電話・メール等でのチケット予約・取り置きを承ります。
お気軽にお問合せください。

プレイガイド

【釜石】釜石市民ホール、東山堂釜石事業センター、イオンスーパーセンター釜石
【大槌】シーサイドタウンマスト
【遠野】とぴあ
【大船渡】サン・リア、リアスホール

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催等

【主催】釜石市民ホール

 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

初の映画会が開かれた釜石鵜住居復興スタジアム

「うのスタ・シネマ」でW杯後夜祭、野外上映会に興奮〜ラグビー体験 施設公開、スタジアム利活用促進に光

初の映画会が開かれた釜石鵜住居復興スタジアム

初の映画会が開かれた釜石鵜住居復興スタジアム

 

 釜石市鵜住居町の釜石鵜住居復興スタジアムで3日、映画「ボヘミアン・ラプソディ」の野外上映会が開かれた。民間有志による「うのスタで映画を観る会」(平松伸一郎代表)が主催。市ラグビーワールドカップ(W杯)2019推進本部事務局が後援した。上映前にはラグビー体験やスタジアムのバックヤード見学もあり、幅広い年代が足を運んだ。

 

 W杯の興奮冷めやらぬ同スタジアムで映画鑑賞を楽しもうと開かれた上映会。屋根があるメインスタンド1階屋上ステージ広場に客席を設け、建物側に大型スクリーンを配置した。開場の午後4時前からチケット販売所前に来場者が列をつくり、午後6時からの上映には約200人が詰めかけた。

 

上映を待つ客で満席となった会場。期待感が高まる

上映を待つ客で満席となった会場。期待感が高まる

 

 “うのスタ・シネマ”開会にあたり平松代表は「2日でラグビーW杯の44日間にわたる熱戦が終わった。今日は釜石での後夜祭。思い思いのスタイルで作品を楽しんで」と呼び掛けた。

 

 上映作品は米製作で2018年公開。英の伝説的ロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公とした伝記映画で、日本でも反響を呼んだ作品。来場者は開放的な雰囲気の中で見入り、スタジアム初の映画イベントを満喫した。

 

 上映前に行われたスタジアムに親しむ企画も好評。ラグビー体験には釜石シーウェイブスRFCが協力し、参加者がパスやキック、トライなどに挑戦。W杯選手が踏みしめた芝の感触を味わい、プレーの面白さを体験した。

 

 千葉県柏市の佐藤剛さん(42)は、鵜住居にある妻の実家に帰省。初めて同スタジアムに足を踏み入れ、「立派ですね。観戦もしやすそう」と目を輝かせた。W杯期間中はテレビで観戦していたといい、「普段あまり関心がない人も巻き込んでの大会で、すごく良かった。釜石もW杯で活気づいている。この盛り上がりが続けば」と期待を込めた。

 

 バックヤード見学では普段、一般客は立ち入れない選手のロッカールームや最上階のティンバーラウンジを見学。釜石で対戦カードが組まれた4カ国と日本代表のサイン入りジャージー、スタジアムを訪れた安倍晋三首相、元日本代表の五郎丸歩さん、キャスターとしても活躍する嵐の櫻井翔さんらのサイン入りグッズなども公開された。来場者は各所で記念撮影し、感激の時間を味わった。

 

 唐丹町の50代女性は7月の前哨戦、9月のW杯と同スタジアムでの観戦を経験。今後の維持費や活用法が気になる中で、「今日もどんな形になるのかと思って来てみた」と興味津々。さまざまな利活用への取り組みが始まったことを受け、「高校ラグビーの全国大会が開催されるといいな。『目指せ!鵜住居』みたいな」と夢を膨らませた。

 

 平松代表は「手探りだったが、スタジアムで上映会ができることが分かり次につながる手応えを感じた。次回は暖かい季節に開催し、ビールでも飲みながら鑑賞できる場を設けられたら」と意欲を見せた。

 

(復興釜石新聞 2019年11月6日発行 第839号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

アジア、そして、日本で初めて開催された、ラグビーワールドカップ(RWC)™。日本代表の躍進に日本中が沸き立ちました。ラグビーが持つ“力”がどんどん浸透していく様子をこの上なく嬉しく感じたラグビーファンも多かったことでしょう。
 
ここ釜石では9月25日、フィジー対ウルグアイが晴れ渡る空の下で行われ、ウルグアイが格上のフィジーに勝利するという劇的な試合内容となり、釜石鵜住居復興スタジアムの歴史に新たな1ページが刻まれました。
そして、10月13日に予定されていたもう1試合、ナミビア対カナダ戦は、残念ながら台風19号の影響を受けて中止となりました。ですが、釜石が真の意味で“ラグビーのまち”であるという事を、私達市民が自分達が思っていた以上に実感出来た事、それがこの大会開催の“レガシー”の一部ではないでしょうか。
 
このレガシーを受け継ぐ存在の一つ、「釜石シーウェイブスRFC(釜石SW)」がこの町にあるという事、それは、ホームスタジアム「釜石鵜住居復興スタジアム」と共に、他のどの地域にも負けない宝となりえる存在だと感じます。
 
その釜石SWが今シーズンを闘うステージ、トップチャレンジリーグ(TCL)は間もなく開幕!中野裕太選手、小野航大選手の共同キャプテンのインタビューをお届けします。

 

釜石シーウェイブRFC トップチャレンジリーグ2019 ホームゲーム2連戦

11月16日(土)、23日(土)、釜石鵜住居復興スタジアムで開催!
リンク


 

中野 裕太(なかの ゆうた)選手(所属先:日鉄テックスエンジ株式会社)プロフィール
2016年加入/1989.11.16生(29歳)/180㎝/100㎏/福岡県北九州市出身/早稲田大学卒
●ラグビーを始めたきっかけ:親のすすめ(8歳から)
●ポジションの遍歴:CTB→No8、FL
●ニックネーム:キャノン

小野 航大(おの こうだい)選手・所属先:NSテックスエンジ釜石(株) プロフィール
2014年加入/1991.12.15生(26歳)/170㎝/80㎏/福島県いわき市出身/磐城高校→東海大学卒
●ラグビーを始めたきっかけ:8歳の時、父にすすめられて
●ポジションの遍歴:SO→WTB
●ニックネーム:オノ、オノちゃん

 

インタビュー日:2019年10月25日(釜石情報交流センター)
企画・編集:釜石まちづくり株式会社
取材・文:市川 香織(釜石まちづくり株式会社)
写真:西条 佳泰(株式会社Grafica)

 

気になった事はすぐ言える間柄に

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー今シーズンは中野選手と小野選手が共同キャプテンになりスタート。改めて、2人体制の意味合いは?

 

中野裕太

中野選手:

お互いにFWとBKなんで、それぞれのポジションで分からない事をカバーしあえたりする事が一番大きいと思います。
 
小野航大

小野選手:

実質、昨年までもキャプテンとバイスキャプテンがFWとBK、それぞれのポジションの選手だったので、それの延長線上でそんなに特別な事ではない感じなんですけど、今年のこの体制はゲームの中ですごくやり易さを感じています。

 

ーーお2人だけでミーティングする事もありますか?

 

中野裕太

中野選手:

ミーティングというか、そんな畏まった感じではないですけど、ご飯食べに行ったりとか、風呂入っている時とかに2人でよく話したりしていますね。

 

ーーこの体制になって、そういう機会が増えた感じですか?

 

小野航大

小野選手:

いや、もともと良くコミュニケーションを取る間柄だったので、特にこうなったから意識して増えたという事でもないんですけど。
 
中野裕太

中野選手:

何か気になる事があったら、普段からすぐに言えるようにという感じですね。

 

ーー確かに、9月25日のフィジー代表 対 ウルグアイ代表戦の時に、ご家族連れでご一緒の所をお見かけしました。

 
中野裕太

中野選手:

小野に一緒にチケットを取ってもらって(笑)。
 
小野航大

小野選手:

なので、席も隣でした(笑)。

 

自分たちをしっかり振り返る事が出来た

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー夏シーズン、初めての「トップリーグカップ(TLC)」について。振り返っての感想を。

 
中野裕太

中野選手:

一つは、公式戦という位置づけでTLチームと戦えたという事が、チームとしては良い事だったと。その影響は色々な所にあって、“試合に出る、出ない”もありますし、試合後のリカバリー、試合から試合までの過ごし方の所だとか、若手選手にも出場の機会がありましたし、様々な経験が積めたことが大きかったと思います。

 

ーー実戦の中で得られる事だけではなくて、準備段階から全てにおいて、チームにとって良い経験になったという事ですね。小野選手はどうでしたか?

 

小野航大

小野選手:

中野さんが言っていたように、公式戦という形でTLチームと対戦する事自体がこれまでほとんど無かった事なので、自分たちが目指している“TL”が実際どういうものなのかを肌で感じられたという事が、チームにとってすごくプラスになったと思います。
 
その中で、自分たちに足りない部分と、ある程度出来る部分、そういう所をしっかりと自分たちの中で振り返る事が出来たのがTLCだったと思うので、そこを踏まえてシーズン向けてどうして行けばいいのか?とか、足りない部分について感じる事が出来た選手が多くいれば、それが良かったんじゃないかなと思います。

 

ーーTLに昇格した三菱重工相模原に勝利しましたが、あの試合は、自分達がやりたい事、やるべき事をして勝ったという感じでしたか?

 

両選手:

ん~・・・。
 
小野航大

小野選手:

それなりに・・・。
 
中野裕太

中野選手:

あの試合の前の2試合で、特にスクラムでプレッシャーを掛けられてしまう部分が多くて、ラグビーってスクラムの良し悪しでけっこう試合内容が変わってくるんですけど、三菱重工相模原戦に関しては、そのスクラムが安定してマイボールをきちんと出せたりとか、ペナルティを取られなかったというのが大きかったと思います。

 
小野航大

小野選手:

あとは、他のゲーム以上に、自分たちがやるべき事があのゲームの前に明確になっていましたし、TLCが始まる前からある程度、後半の三菱重工相模原、コカ・コーラ戦に照準を合わせて勝負出来るようなイメージは皆持っていました。チームとしてゲームに勝つ事も視野に入れて臨んだゲームだったので、あのゲームに懸ける想いの強さで、ああいう試合が出来たのかなと思います。

 

“ONE TEAM”という部分は、少しずつ良くなって来ている

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー春に中野選手にお話を伺った時や他の選手のインタビューでも、キーワードは“ONE TEAM”“一体感”で、それがテーマであり課題なのかなと感じました。

 

中野裕太

中野選手:

そうですね、春夏シーズンを経て、その“ONE TEAM”という部分は少しずつ良くなって来ているかなと。少しずつ・・・ですけど、これをもっともっと大きくして一体感のあるチームにして行けば、より良いチームになると思います。
 
ワールドカップを観ていると日本代表もすごく“ONE TEAM”という事を言っていて、あのレベルのチームでも、そこを大事にして行かないとあそこまで行けないという事なので、僕らはもっとそこを大事にして行かないといけないというのを改めて感じました。

 
小野航大

小野選手:

その部分は戦術とかとは違って、「やれ!」と言って出来るもんでは無いですし、「一体感出そう!」と言って出せるもんでもなかなか無いというか。
 
春から中野さんが、チームファンクションなど色々と企画してくれたり、普段のトレーニングやそれこそTLCのゲームを通して、チームを信頼したり、お互いに助け合ったり、そういう事の積み重ねでしかチームの一体感とは出て来ないと思うので、時間がかかる事だとは思うんですけど、徐々に良くなって来ていると感じます。

ーーリーダー格の選手たちの存在や若手の成長についてはどうでしょうか?

 

中野裕太

中野選手:

リーダー格の選手が、僕らだけでは気が付かない点を色々と発言してくれていますね。グラウンド内外の両方の部分で。若手も積極的に発言する選手が増えて来ていて、良い傾向だと思います。
 
小野航大

小野選手:

BKだと、去年リーダーだった良真(中村)とか、外国人選手もコーチと日本人選手とのコミュニケーションを繋ぐ役目を積極的にしてくれています。あとは、グラウンドの外でも“チームビルド”に繋がる部分で、ボランティア活動をしたり、チームのイベントを企画したり、特に役割分担を決めている訳ではない中で積極的に動く若手の選手がいるので、こういう事から“チームカルチャー”が出来て、とても良い事だなと思います。
 
ーーInstagramを始められましたね。これは、選手が発信されているんですか?

 

中野裕太

中野選手:

そうですね、選手主導です。実は、春くらいから提案していてそれが形になった所なんですけど。
前からあるSNSにはチームスタッフが投稿しているので、Instagramに関しては、こういう分野が得意な後輩選手が頑張ってくれています!日頃あまり皆さんにお見せ出来なかった選手の姿とかも見られるので、ぜひフォローして下さい!
 

 

ラグビーが持つ力を改めて感じました

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー開催中(インタビュー時)のRWC2019™について。

 

中野裕太

中野選手:

すごく良い大会になっていると思いますね。ラグビーで日本全体がこんなに盛り上がれるんだと思って。もちろん、この盛り上がりは色んな人の力、日本代表の活躍であったり、大会運営の方や盛り上げようという活動をされている方々がいてこその事だと思います。
 
今までラグビーを観ていなかった人たちもこれだけ盛り上がってくれるという事が分かったので、ワールドカップが終わった後も、“釜石ラグビー”を盛り上げる事が出来るのは僕らだと思うので、しっかり結果を出して行かないと・・・と思いましたね。

 

ファンゾーン in 岩手・釜石でのイベント参加時の様子(写真:釜石シーウェイブスRFC)

ファンゾーン in 岩手・釜石でのイベント参加時の様子(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーー周りの方々の変化、反応などはどうですか?

 

中野裕太

中野選手:

今までそんなにラグビーを観ていなかった友達から急に連絡来たりとか、後はルールについて、「試合中のこういうのってどうなってるの?」という事を色んな人から聞かれるようになりました。それがすごく良い事だなって思いますね。

 

ーー小野選手はどうですか?

 

小野航大

小野選手:

いや、ほんとすごいで大会ですよね!ラグビーが持つ力を改めて感じました。日本代表の選手が当たり前のようにテレビに出ている事とか、今までじゃ考えられなかったと思うので。
ラグビーが世間の方々に認知されたのは日本代表の力が大きいと思うんですけど、こうしてラグビーに注目してもらえる事がすごくありがたいと感じています。

 
日本代表が盛り上げてくれて、色々な人達の力でワールドカップが開催された後のシーズンなので、何とかその“ラグビーの力”を自分たちが繋げて行きたいというか、日本のラグビー界にさらに注目してもらえるようにするために、今度は自分たちの番だなという感じです。

 

ファンゾーン in 岩手・釜石でのイベント参加時の様子(写真:釜石シーウェイブスRFC)

ファンゾーン in 岩手・釜石でのイベント参加時の様子(写真:釜石シーウェイブスRFC)

 

ーーここまで(準々決勝後にインタビュー)で、特に印象的だった試合は?

 

中野裕太

中野選手:

日本代表の試合はもちろんですけど、それ以外で言えば生で観たフィジー対ウルグアイの試合とか、あとはオールブラックス(ニュージランド代表)の戦い方はすごいなって思いましたね。決勝トーナメントに入ってからのチームの戦い方が、予選プールとはガラっと変わって。だから強いんかな。他のチームとは、やっぱりちょっと違うなって。
 
小野航大

小野選手:

やっぱり、オールブラックスすごいなって思います。予選プールと決勝トーナメントではスイッチの入り方が全然違いますし、日本代表が負けて、「オールブラックスと南アフリカは、予選プールはあくまで予選プールだったんだね」と言われてますけど、その通りだと思います。やっぱり、力の差があったのか・・・っていうのはあります。
 

このチームは、すごく特別なチーム

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー“ラグビーのまち釜石”のラグビー選手として、これからについては?

 

中野裕太

中野選手:

基本的には、釜石が勝つ事を考えて行けば、その先に繋がって行くんじゃないかなと思います。
それこそ、勝てば釜石の皆さんにも元気になってもらえる部分もあると思いますし。試合で勝つという事はそれだけ活躍しなければならないんで、活躍してたら色んな人が観てくれて、日本代表に呼ばれる選手がチームから出てくるかもしれないですし、ラグビー選手として活躍する事が、ラグビーの力、今回の熱を繋げて行く事に必然的になっていくと思います。

 
小野航大

小野選手:

シーウェイブスはすごく特別なチームだと思います。新日鐵時代の7連覇、そして東日本大震災を経験して・・・という色々な歴史があるチームだという事を分かって下さっている皆さんに応援して頂いている事を感じなきゃいけないと思いますし、僕たちはこのチームに居る事にもう少し誇りを持って、そしてチームとして活躍する事が出来れば、この先に繋げて行く事が出来ると思うので。
 
その為には、今のステージで上位に入る強いチームになって、上に挑戦出来るレベルになって行く事が僕たちの成長になるので、まずは今シーズンどれだけ出来るかだと思います。その先にしか、“これから先に繋げる”という事も見えて来ないのかなと。
この先、プロリーグの話も出て来ていますけど、僕たちはまず、今出来る事をやるしかないと思っています。

 

ーー鵜住居復興スタジアムが、ここ釜石にあるという事について。

 
中野裕太

中野選手:

すごい事だと思います。僕は、スタジアムが建つ前に一度釜石に来ていて、あの場所にも行ってまだ被災した学校がそのまま残っている状態の時を見ました。当時の事は詳しくは分からないですけど、RWCを誘致しようとなった時に、「それどころじゃない」という声がたくさんあった中で、それでも、あんな立派なスタジアムが出来て・・・。
 
あのスタジアムには、色々な人たちの想いが詰まっているじゃないですか、その中でも釜石に住んでいる方々にとっては、よりたくさんの想いが詰まっている場所だと思うので、そのスタジアムでラグビーが出来るという事がすごく・・・頑張らなければいけないなと思わせてくれる、特別なスタジアムです。
 
小野航大

小野選手:

釜石、そして岩手県沿岸地域にとっての“復興の象徴”と言われてきたスタジアムが建って、ワールドカップが開催されて成功を収めて、皆さんの熱い想いをあらためて感じました。そういうスタジアムを使わせて頂く自分たちの責任をかなり感じています。11月16日、開幕戦に懸ける想いは強いです。

 

ひたむきに闘う姿を観て欲しいです

 

釜石シーウェイブスRFC選手紹介2019 第11弾『トップチャレンジリーグ開幕直前! 中野&小野共同キャプテンインタビュー 』

 

ーー今シーズンのトップチャレンジリーグ(TCL)はホーム2連戦でスタート。初戦はTLCでも対戦したコカ・コーラです。

 

中野裕太

中野選手:

TLCのコカ・コーラ戦は自分たちのミスで負けてしまった試合なので、 “リベンジ”してその後のシーズンに繋げていきたいです。コカ・コーラはTLから降格してきたチームなので、勝利する為には最低限そこに“スタンダード”を持って行かないといけないですし、TLに行く為には“TLチームに勝たなければいけない”という事なので、そういう意味でも当然コカ・コーラには勝たなければいけないとダメだと思います。
あとは個人的に、僕、当日が誕生日なんですよね。だから、勝ってお祝いしてもらいたいと思いますね(笑)。

 

ーーそうなんですね、それはぜひ!ですね。小野選手はどうですか?

 

小野航大

小野選手:

例年と違ってシーズンの期間がすごく短いので、開幕の2戦はすごく大事なゲームになると思います。そこをズルズル行ってしまうと、そのままあっと言う間終わってしまうシーズンになると思うので、何とか勝利して、今シーズンを駆け抜けられる様な開幕戦にしたいと思います。
 

ーー最初から、トップギアで!という感じですね!最後に読者の皆さんへメッセージをお願いします。

 

中野裕太

中野選手:

RWCパブリックビューイングの日本代表戦(対南アフリカ)をSW理事の浜登さんと一緒に観ていて、試合終了後に「釜石はRWCが終わったここからどう盛り上げて行くかですね」という話をしたら、浜登さんに「次、釜石ラグビーを盛り上げて行くのはSWだよ!」と言われて、「RWCが終わってから、釜石のまちを盛り上げるのは自分たちの活躍だ!」と思って。今まで、“どうやったら盛り上げて行けるんだろう”と考えていたんですけど、言われた時に「もうそれしかないな」と。それを胸にシーズンをしっかり闘っていきます。
 
今回のワールドカップで初めてラグビーを観た人も多いと思うので、そういう人たちにも引き続きずっとラグビーを観てもらえるように、スタジアムに足を運んでもらえるような試合をしたいと思っています、応援よろしくお願いします。

 
小野航大

小野選手:

RWCが終わった後すぐにTCLが開幕するので、ワールドカップの盛り上がりをそのままに、リーグ戦を盛り上げて行きたいと思っています。
対戦相手には日本代表選手もいるのでそういう所を楽しみに観に来てくれるでも良いですし、ぜひスタジアムに来ていただいて、僕たちのひたむきに闘う姿を観て欲しいなと思います。

 
 
 

いよいよトップチャレンジリーグ(TCL)開幕!スケジュールをチェックして、ぜひスタジアムで釜石SWを応援しましょう!
鵜住居復興スタジアムで開催されるホームゲーム2試合は、スタジアムイベントも盛りだくさんです!

 

釜石シーウェイブRFC トップチャレンジリーグ2019 ホームゲーム2連戦

11月16日(土)、23日(土)、釜石鵜住居復興スタジアムで開催!
リンク


 

2019 ジャパンラグビートップチャレンジリーグ

第1節 11月16日(土) 11:30 釜石鵜住居復興スタジアム
対 コカ・コーラレッドスパークス
第2節 11月23日(土) 11:30 釜石鵜住居復興スタジアム
対 九州電力キューデンヴォルテクス
第3節 12月07日(土) 11:30 秩父宮ラグビー場
対 栗田工業ウォーターガッシュ
第4節 12月14日(土) 14:00 秩父宮ラグビー場
対 豊田自動織機シャトルズ
第5節 12月21日(土) 13:00 コカ BJI ラグビー場
対 マツダブルーズーマーズ
第6節 01月11日(土) 14:00 ヤンマースタジアム長居
対 近鉄ライナーズ
第7節 01月19日(日) 11:30 秩父宮ラグビー場
対 清水建設ブルーシャークス

 
詳細は、釜石SW公式サイトでご確認ください。
http://www.kamaishi-seawaves.com/

44日間にわたり日本国内を熱狂させたラグビーW杯。ファンゾーン釜石は子どもらの「感謝」の歌声で幕を開け、フィナーレを飾った

感謝の歌声でフィナーレ、ラグビーワールドカップ閉幕〜ファンゾーンに感動広がる、「釜石の挑戦」今後も

44日間にわたり日本国内を熱狂させたラグビーW杯。ファンゾーン釜石は子どもらの「感謝」の歌声で幕を開け、フィナーレを飾った

44日間にわたり日本国内を熱狂させたラグビーW杯。ファンゾーン釜石は子どもらの「感謝」の歌声で幕を開け、フィナーレを飾った

 

 日本で初めて開かれたラグビーワールドカップ(W杯)は2日、南アフリカの3度目の優勝で幕を閉じた。釜石市も舞台となり、国内がラグビーに熱狂した44日間。最終日のこの日、大町の市民ホールTETTOに設けられたファンゾーンには約3千人が入場。パブリックビュー(PV)が行われ、南アとイングランドが繰り広げる「ラグビー世界一」を懸けた激闘に酔いしれた。グランドフィナーレでは市内の小中学生が「ありがとうの手紙」の歌声を高らかに響かせ、復興支援への感謝の思いを改めて世界に向けて発信した。

 

「世界一」を懸けた南アフリカとイングランドの激闘に拍手を送るラグビーファン

「世界一」を懸けた南アフリカとイングランドの激闘に拍手を送るラグビーファン

 

 釜石のファンゾーンにはこの日、2つの大型スクリーンが設けられた。うち一つは、中継するNHKの協力による超精細の8K放送。360度方向に響く迫力の音声とともに、300インチの大画面に白熱の激闘シーンが映し出され、試合会場にいるような雰囲気が楽しめた。

 

NHKの協力で設置された超精細8K放送の大型画面に映し出された決勝戦

NHKの協力で設置された超精細8K放送の大型画面に映し出された決勝戦

 

 秋田市から家族4人で訪れた会社員平川和人さん(46)は「迫力が全然違う」と画面にくぎ付けとなった。花巻からJR釜石線で「SL銀河」の旅を楽しみ、釜石へ。「にわかラグビーファンの一人ですが、会場のこの盛り上がりには驚いた」と目を丸くした。妻の美衣子さん(43)は「家ではテレビの前で、家族4人でラグビーを楽しんでます」。会場で手渡された楕円(だえん)のボールを手にはしゃぎ回る杏樹さん(6)、悠人ちゃん(2)を笑顔で見守った。

 

「SL銀河」に乗り継ぎ秋田市から訪れた平川さん一家もファンゾーンの熱気を満喫

「SL銀河」に乗り継ぎ秋田市から訪れた平川さん一家もファンゾーンの熱気を満喫

 
 八幡平市の会社員高橋俊二さん(63)は、大会前に釜石鵜住居復興スタジアムを見学。9月25日のフィジー対ウルグアイ戦を観戦し、台風の影響で中止となったナミビア対カナダ戦のチケットも持っていた。この日は、仮設スタンドの撤去が進む復興スタジアムの状況をその目で確かめた上でファンゾーンへ。「決勝戦の臨場感が味わえて良かった。ベスト8まで進んだ日本代表の頑張りがあって、この盛り上がりもある。4年後が楽しみ」。早くも次回の大会へ期待を膨らませた。

 

 釜石のファンゾーンは、市内の小中学生でつくる「かまいし絆会議」の「ありがとう」の歌声で幕を開け、フィナーレも飾った。市によるとファンゾーンの入場者は3万9千人に上り、当初の見込み(1万4千人)の3倍に迫る人が世界レベルのプレーに熱狂した。

 

 決勝戦の表彰式まで見届けた多くの市民を前に、野田武則市長は「みなさんと歴史的な瞬間を楽しむことができた。『サンキュー フロム かまいし!』は感動を世界に発信する言葉になった。釜石の挑戦はこれからも続く」と締めくくった。

 

(復興釜石新聞 2019年11月6日発行 第839号より)

 

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

旅するピアノフロム小樽 コンサート~ココロノタビ~

旅するピアノフロム小樽 コンサート~ココロノタビ~

旅するピアノフロム小樽 コンサート~ココロノタビ~
 

「旅するピアノ」は、東日本大震災で被災された皆さんに、音楽をお届けしたいと北海道小樽市の有志が始めたプロジェクトです。釜石への訪問は今回で6度目。ミュージカル俳優 畠山典之 とピアニスト 三浦明子、小﨑ゆかり、澤田愛理が「ココロノタビ」をテーマに歌とピアノのコンサートをお届けします。

 

旅するピアノフロム小樽 コンサート~ココロノタビ~ – 釜石市民ホール TETTO 公式サイト

日時

2019年11月23日(土)13:30~15:00(開場13:00)

会場

釜石市民ホールTETTO ホールB

プログラム

・バラード第1番(ショパン)
・銀河鉄道999
・美女と野獣
・メリーポピンズ  ほか
※プログラムは変更となる場合がございます。予めご了承ください。

出演

畠山 典之(はたけやま のりゆき) ヴォーカル
畠山 典之(はたけやま のりゆき) ヴォーカル
北海道小樽市出身。劇団四季にて「オペラ座の怪人」「ライオンキング」「鹿鳴館」など様々な作品に出演。また研究所の講師として、後進の育成にも力を注ぐ。近年は浅利慶太プロデュース公演「オンディーヌ」「李香蘭」などに出演。現在はフリーランスの俳優として活動している。
三浦 明子(みうら あきこ) ピアノ
三浦 明子(みうら あきこ) ピアノ
北海道小樽市出身。武蔵野音楽大学ピアノ科卒業。オーストリアモーツァルテウム音楽院、フランスニース音楽院のディプロマ取得。札響ピックアップメンバーと共演。ピアノ教室主宰、ヤマハ音楽教室講師、また各種コンクールの審査員を務める。近年は地域活性化の一環としてストリートピアノの普及や、被災地支援コンサートなどを行なっている。
 
小﨑 ゆかり(こさき ゆかり) ピアノ
小﨑 ゆかり(こさき ゆかり) ピアノ
北海道小樽市出身。北海道教育大学札幌校芸術文化課程音楽コース卒業。同大学院修了。ドイツ国立ニュルンベルク音楽大学大学院修了、ドイツ国家演奏家資格取得。現在小樽市立銭函中学校教諭として勤務しながら各地でコンサートの他、学校での演奏や合唱ピアニストとしても活動している。
 
澤田 愛理(さわだ あいり) ピアノ
澤田 愛理(さわだ あいり) ピアノ
北海道小樽市出身。6歳より三浦明子氏に師事。小学5年生でショパン国際ピアノコンクール in ASIA北海道大会金賞。札幌聖心女子学院在籍中、社福祉活動として視覚支援学校、老人ホーム、幼稚園等へ慰問に伺う。現在は聖心女子大学に在籍、被災地の特産物を販売、売り上げを寄付する活動を行なっている。

料金

チケット好評発売中!
全席自由 一般 500円 高校生以下無料(要チケット) 当日同じ
※コンサートマナーをお守りいただける方ならどなたでもご入場いただけます。小さなお子様をお連れの際は、周りのお客様にご配慮いただきますようお願いいたします。
※前売券が完売の場合、当日券の販売はありません。
※本公演では、友の会、シルバー、まとめ買い各種割引はございません。予めご了承ください。
 
本公演は東日本大震災被災地支援の一環として開催し、チケット料金を廉価に設定しています。チケット販売で得られた収益は、釜石市民ホールの今後の文化芸術活動に役立てられます。
 
電話・メールでのチケット予約・取り置きを承ります。
お気軽にお問合せください。

プレイガイド

【釜石】釜石市民ホール

お問い合わせ

釜石市民ホールTETTO 0193-22-2266

主催等

【主催】旅するピアノプロジェクトフロム小樽、釜石市民ホール
 

釜石市民ホール TETTO

釜石市民ホール TETTO

問い合わせ: TEL 0193-22-2266 / FAX 0193-22-3809 / 公式サイト
〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-9

岐阜の三本木さん、市川隆知さん、江崎武雄さん(前列右から)、吉田英明さん(後列左から2人目)と釜石の参加者

「淡墨桜」釜石に移植、被災地へ花でエール〜釜石に桜を植える会と連携、岐阜県本巣市プロジェクト

岐阜の三本木さん、市川隆知さん、江崎武雄さん(前列右から)、吉田英明さん(後列左から2人目)と釜石の参加者

岐阜の三本木さん、市川隆知さん、江崎武雄さん(前列右から)、吉田英明さん(後列左から2人目)と釜石の参加者

 

岐阜県本巣市の淡墨桜の苗木を釜石に送るプロジェクト会議(髙橋和夫会長、会員262人)の会員4人が10月24日、釜石市鵜住居町の市民体育館敷地に苗木5本を移植した。同会議は、日本三大桜とされる国指定天然記念物「根尾谷淡墨(うすずみ)ザクラ」の苗木を東日本大震災の被災地に贈る活動を続けている。移植は、地元の釜石に桜を植える会(中川淳会長、20会員)の4人が一緒に作業した。

 

 同会議は2014年、震災被災地の支援団体「本巣つなぐ会」を母体に発足。震災の年に釜石市を訪れた際、仙寿院(大只越町)の芝崎惠應住職と出会い、13年に発足した釜石に桜を植える会事務局となった同住職を通して桜の交流に発展した。

 

 淡墨桜はエドヒガン系の樹齢1500年と推定される巨木。今回は苗木7本を持参。初めて、幹の直径10センチ、樹高4メートル以上の10年木4本を持ち込んだ。本巣の三本木隆事務局長ら4人が23日に釜石に到着。24日、釜石の仲間と一緒に植樹した。

 

 三本木さん(65)によると、16年から根尾地区の小学生が淡墨桜の種を採取、苗を育てる活動が進む。今回持参した10年木は、地元の造園業者が育てた〝直系〟の淡墨桜。「苗木を継続的に贈るシステムができた。芝崎住職から『お寺の避難者が桜の花に心を癒された』と聞き、始めた支援を今後も続けたい」と語った。

 

 釜石の植える会は市に植栽義援金を寄付するとともに、桜711本を植えた。そのうち約400本が生長している。今後、鵜住居地域に1千本を集中的に植える計画だ。

 

(復興釜石新聞 2019年11月2日発行 第838号より)

復興釜石新聞

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釜石初の女性地域防災対策官に、釜石海上保安任命〜星 晴日さん、新たな挑戦に意欲

釜石初の女性地域防災対策官に、釜石海上保安部任命〜星 晴日さん、新たな挑戦に意欲

地域防災対策官の職務に奮闘する星さん

地域防災対策官の職務に奮闘する星さん

 

 東日本大震災を契機に、海上保安庁が出先機関に順次配置を進めている「地域防災対策官」。釜石海上保安部(渡辺博史部長)はこのほど、管理課の星晴日(はるか)さん(22)を任命した。同海保では初の女性登用だ。星さんは「希望したポジション。先輩に学ぶ日々ですが、新たな挑戦」と意欲的に職務に取り組んでいる。

 

 星さんは宮城県登米市出身。迫桜高校を卒業し、専門学校を経て海上保安学校(兵庫県舞鶴市)に入学。2018年3月、航海コースを卒業した。初任は釜石海保巡視船「きたかみ」の航海士補。1年半の乗船勤務を経て、10月の異動で管理課、地域防災対策官の辞令を受けた。

 

 海上保安官を志したのは専門学校で。「中学1年の時に発生した大震災。母の実家が南三陸町志津川にあり、親族も亡くなりました。海保の仕事はまったく未知の分野でしたが、震災の記憶が影響したと思います。『挑戦』でした」

 

 海上保安学校の生活は「学ぶ内容、実技なども驚くことばかり。それも楽しかった」。小・中学校でバレーボール、高校は弓道に親しんだが、「体力不足を痛感し、時間を見つけては必死にランニングしました」

 

 着任した巡視船の現場は「想像とは大きく異なり、座学や頭で考えたことだけでは通用しない。船の派遣業務でも、いい経験を積むことができました」

 

 上司の鳥居敏治管理課長らは、「初めて知ることばかり」と戸惑いながらも「驚きは楽し」と新たな職務に挑戦する星さんの積極的な姿勢を見守り、厳しくバックアップする。

 

 地域防災対策官は管理課長の指示で職務に当たる。主に自治体の防災機関の会議や訓練への参加、臨海部の危険施設への安全防災指導などを通じ、海上保安庁の人的資源と巡視船艇、航空機などの災害対応機能も周知する。海上保安庁機関の力を地域の防災力向上、被害の軽減、救難や復旧の効率化に結び付ける期待がある。

 

 同対策官は12年10月以降、全国20カ所の出先機関に配置される。第2管区海上保安本部(東北地方)管内では震災の被災地域(太平洋岸)を管轄する釜石と八戸、宮城、福島の4海上保安部、宮古、気仙沼、石巻の3海上保安署の7カ所で活動する。

 

(復興釜石新聞 2019年11月2日発行 第838号より)

関連情報 by 縁とらんす
釜石海上保安部ホームページ
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釜石シーウェイブスRFC ホームゲーム2連戦応援企画 釜石・大槌ホテル旅館宿泊割引

釜石シーウェイブスRFC ホームゲーム2連戦応援企画 釜石・大槌ホテル旅館宿泊割引

釜石シーウェイブスRFC ホームゲーム2連戦応援企画 釜石・大槌ホテル旅館宿泊割引

 

釜石シーウェイブRFC トップチャレンジリーグ2019 ホームゲーム2連戦

11月16日(土)、23日(土)、釜石鵜住居復興スタジアムで開催!
リンク


 

《クラブサポーター会員の割引対象追加》 11/12追記
釜石シーウェイブスのクラブサポーターカード(ゴールド・クリスタル・ファミリー)をご精算時に提示頂くことで、企画の宿泊割引が適用されます。
※電話でのご予約が必要となります。ご予約の際にはクラブサポーター会員である旨、お伝えください。

 

11月15~16 日、11月22~23日日宿泊限定
釜石・大槌ホテル旅館宿泊割引

前売チケット購入者限定割引

ご予約の際にチケットを購入している旨、チケットナンバーを宿泊施設にお伝えください。
※残室のある場合のみの適用となります。

対象ホテル<釜石>

釜石ベイシティホテル

ラグビー応援プラン1泊朝食・土産付¥6,500(税込)

釜石市大町1-8-1 TEL:0193-22-6611

 

ホテルルートイン釜石

シングル1泊朝食付 ¥7,200(税込)

釜石市大町2-5-17 TEL:050-5847-7701

 

ホテルマルエ

数限!朝7時チェックインプラン¥5,500(税込)

釜石市大渡町2-1-10 TEL:0193-24-3911

 

旅館なかむら

シングル1泊朝食付 ¥5,800(税込)
シングル1泊素泊り ¥4,000(税込)

釜石市中妻町2-4-15 TEL:0193-23-7527

 

三陸の宿たかきん

1泊素泊り ¥5,500(税込)

釜石市鈴子町6-8 TEL:0193-22-4559

 

ホテルサンルート釜石

シングル1泊朝食付 ¥6,000(税込)

釜石市大町2-3-3 TEL:0193-24-3311

 

ホテルフォルクローロ三陸釜石

シングル1泊朝食付 ¥7,800(税込)

釜石市鈴子町22-4 TEL:0193-38-5536

 

釜石ステーションホテル

シングル1泊朝食き ¥6,000(税込)

釜石市鈴子町4-1 TEL:0193-22-3070

 

ホテルシーガリアマリン

お問い合わせください

釜石市平田3-61-22 TEL:0193-26-5111

 

対象ホテル<大槌>

わの宿 柿栗館

1泊2食付 ¥8,800(税込)

上閉伊郡大槌町大槌 15-95-274 TEL:0193-27-7711

 

小川旅館

シングル1泊朝食付 ¥7,300(税込)

上閉伊郡大槌町小槌 26-131-1 TEL:0193-42-2628

 

企画

(株)かまいしDMC、釜石旅館ホテル組合、(一社)釜石観光物産協会

スクリーンに再現された洞口孝治、石山次郎選手ら新日鉄釜石ラグビー部V7戦士の勇姿

「北の鉄人」V7の軌跡をもう一度、名場面をスクリーンで再現〜NHK盛岡放送局、全7試合を上映

スクリーンに再現された洞口孝治、石山次郎選手ら新日鉄釜石ラグビー部V7戦士の勇姿

スクリーンに再現された洞口孝治、石山次郎選手ら新日鉄釜石ラグビー部V7戦士の勇姿

 

 V7の軌跡をもう一度――釜石市が「ラグビーのまち」として全国に知られるきっかけになった新日鉄釜石ラグビー部の日本選手権7連覇(V7)の試合を上映するイベントが26、27の両日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。上映会は、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を記念し、かつて「北の鉄人」と呼ばれた新日鉄釜石ラグビー部が日本一7連覇を達成したすべての試合を見てもらおうとNHK盛岡放送局が全国で初めて開催。客席を埋めた市民らは、スクリーンに再現されるV7の名場面に拍手を送った。

 

釜石PITの客席を埋めた市民らは、V7の名場面に拍手を送る

釜石PITの客席を埋めた市民らは、V7の名場面に拍手を送る

 

 当時の試合の模様を生放送したNHKにはほとんど映像が残っていないことから、千田美智仁さん、金野年明さんらV7メンバーが保存していた録画映像を提供、V7の全試合上映が実現した。

 

 26日にV1(1979年)~V3(81年)の3試合のほか、今年9月に埼玉県内で収録した「日本選手権V7の軌跡トークショー」の模様を上映。27日はV4(82年)~V7(85年)の4試合を上映した。

 

 2日間の最後に上映されたのは85年1月に行われた第22回日本選手権決勝、学生王者同志社大との一戦。6万人の大観衆で埋まった旧国立競技場を舞台に、赤いジャージーの松尾雄治選手が舞うように走り、FWの洞口孝治選手が力強くスクラムを押す。司令塔の松尾選手が「8の字」のサインを出し、ナンバー8千田選手がダメ押しトライを決める名場面もスクリーンに再現された。

 

 震災後まで釜石製鉄所で働いた釜石市平田の佐々木勊さん(72)は「会社の中庭での優勝報告会、まちで行われたV7パレードも見に行った」と振り返る。

 

 タクシードライバーとして松尾選手らV7メンバーを乗せたことがあるという同市八雲町の阿部征三郎さん(77)は「当時の選手の活躍は素晴らしかった」と懐かしんだ。

 

(復興釜石新聞 2019年10月30日発行 第837号より)

 

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釜石SWのコーチからパス回しの基本などを教わるフランスの高校生ら=24日、釜石市球技場

日仏高校生 ラグビー交流、釜石市で合同練習〜フランスの生徒ら「復興へ向かう姿に感動」

釜石SWのコーチからパス回しの基本などを教わるフランスの高校生ら=24日、釜石市球技場

釜石SWのコーチからパス回しの基本などを教わるフランスの高校生ら=24日、釜石市球技場

 

 ラグビーワールドカップ(W杯)に合わせて来日したフランスの高校生6人が24日、釜石市甲子町の市球技場で地元の高校生とラグビーの合同練習で交流した。フランス南西部のオクシタニー州トゥルーズに拠点を置く日仏文化センターが企画。合同練習を前に震災の被災地を見学した高校生らは「釜石の人たちが震災から復興へと向かう姿に感動した」と口をそろえた。

 

合同練習で汗を流した釜石高、釜石商工高のラグビー部員らと記念撮影

合同練習で汗を流した釜石高、釜石商工高のラグビー部員らと記念撮影

 

 合同練習にはフランスの高校生男女6人と釜石高、釜石商工高のラグビー部員約20人が参加。釜石シーウェイブス(SW)RFCのスコット・ピアースヘッドコーチ、キース・デイビスコーチから指導を受けた。パス回しの技術やラックの動きなどを熱心に教わり、真剣な表情でプレーに取り組んだ。

 

 この日は合同練習を前に、W杯の試合会場となった釜石鵜住居復興スタジアムを見学。震災伝承施設「鵜住居トモス」にも足を運んだ。練習後は鵜住居町の旅館・宝来館で食事会が開かれ、昨年8月の復興スタジアムオープン記念セレモニーで「キックオフ宣言」をした洞口留伊さん(釜石高3年)らと交流を深めた。

 

 17年に日本で開かれたワールドユース交流大会で優勝したチームに所属するバチスト・ロメさん(17)は「コーチの指導は細かく、非常にテクニカルで、新しいことも学べた」と喜ぶ。

 

 フランスのクラブユース大会で優勝を狙うイリアナ・リショームさん(16)は「コーチの指導は基本を思い出させてくれ、ユーモアもあった」。文武両道で、将来は歯科医を目指すという。

 

 フランスの高校生らによる交流事業は今月20日から26日まで。日仏文化センター総務部長のクロード吉田さん(58)と交流を重ねてきた日仏交流サポート事務所(石巻市)の大島公司さん(34)が支援。釜石訪問は、新日鉄釜石ラグビー部のV7メンバーらでつくるスクラム釜石(石山次郎代表)がサポート。同NPO理事の泉秀仁さん(55)が石巻市から同行し、案内役を務めた。

 

 パリで生まれ、高校まで東京で暮らしたクロードさんは、テレビ関係のコーディネートをしたあと、10年前に日仏文化センターを立ち上げた。「ラグビーが盛んなオクシタニー州では日本の存在感が少ない。次回のW杯はフランスで開かれる。日本とフランスをつなげるにはラグビーが一番。今後もフランスと日本の交流の橋渡しに努めたい」と意欲を語った。

 

(復興釜石新聞 2019年10月30日発行 第837号より)

 

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