「北の鉄人」V7の軌跡をもう一度、名場面をスクリーンで再現〜NHK盛岡放送局、全7試合を上映

復興釜石新聞2019/11/06

スクリーンに再現された洞口孝治、石山次郎選手ら新日鉄釜石ラグビー部V7戦士の勇姿

スクリーンに再現された洞口孝治、石山次郎選手ら新日鉄釜石ラグビー部V7戦士の勇姿

 

 V7の軌跡をもう一度――釜石市が「ラグビーのまち」として全国に知られるきっかけになった新日鉄釜石ラグビー部の日本選手権7連覇(V7)の試合を上映するイベントが26、27の両日、釜石市大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。上映会は、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を記念し、かつて「北の鉄人」と呼ばれた新日鉄釜石ラグビー部が日本一7連覇を達成したすべての試合を見てもらおうとNHK盛岡放送局が全国で初めて開催。客席を埋めた市民らは、スクリーンに再現されるV7の名場面に拍手を送った。

 

釜石PITの客席を埋めた市民らは、V7の名場面に拍手を送る

釜石PITの客席を埋めた市民らは、V7の名場面に拍手を送る

 

 当時の試合の模様を生放送したNHKにはほとんど映像が残っていないことから、千田美智仁さん、金野年明さんらV7メンバーが保存していた録画映像を提供、V7の全試合上映が実現した。

 

 26日にV1(1979年)~V3(81年)の3試合のほか、今年9月に埼玉県内で収録した「日本選手権V7の軌跡トークショー」の模様を上映。27日はV4(82年)~V7(85年)の4試合を上映した。

 

 2日間の最後に上映されたのは85年1月に行われた第22回日本選手権決勝、学生王者同志社大との一戦。6万人の大観衆で埋まった旧国立競技場を舞台に、赤いジャージーの松尾雄治選手が舞うように走り、FWの洞口孝治選手が力強くスクラムを押す。司令塔の松尾選手が「8の字」のサインを出し、ナンバー8千田選手がダメ押しトライを決める名場面もスクリーンに再現された。

 

 震災後まで釜石製鉄所で働いた釜石市平田の佐々木勊さん(72)は「会社の中庭での優勝報告会、まちで行われたV7パレードも見に行った」と振り返る。

 

 タクシードライバーとして松尾選手らV7メンバーを乗せたことがあるという同市八雲町の阿部征三郎さん(77)は「当時の選手の活躍は素晴らしかった」と懐かしんだ。

 

(復興釜石新聞 2019年10月30日発行 第837号より)

 

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