「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

釜石オープンアカデミー「日本版DMO」の理解促進へ〜観光まちづくり講演会、振興策探る

「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

「日本版DMO」について学び、これからの観光振興について考えた講演会

 

 釜石市が掲げる「オープンシティ戦略」の一翼を担う”観光まちづくり”をテーマとした講演会が20日、大町の情報交流センター釜石PITで開かれた。観光による地域づくりで近年、注目を集める「日本版DMO」への理解を深め、今後の観光振興策のヒントを探ろうと市が主催。市内外から集まった約80人が2人の講師の話に耳を傾けた。

 

 観光地域づくりプラットフォーム推進機構代表理事で、NPO法人グローバルキャンパス理事長の大社(おおこそ)充さんは、全国で設立の動きがある「DMO」について、その背景と必要性について解説した。

 

 DMO(デスティネーション・マーケティング/マネジメント・オーガニゼーション)は、専門性の高い人材がマーケティングに基づく地域の産業振興、人材育成に取り組んでいる組織で、観光先進諸国で導入されてきた。日本では、観光地域づくりを戦略的に推進しようと、観光庁が日本版DMO候補法人登録制度を設けており、関係省庁が連携して登録法人に支援を行う。

 

 日本版DMOについて大社さんは「旅行業者が観光客を連れてくる従来の主流から、地域が主体となり集客する”地域主導型”観光に変わりつつある中で、今までの観光振興の弱い部分を強化していこうという狙いがある」と背景を分析。地域全体で「観光地経営」をするには、観光以外の産業、住民との連携が不可欠で、今までの日本の観光振興策に足りなかったマーケティングに基づく目標値設定の重要性を説いた。

 

 「現状をより正確に把握し、打つべき手を考えるために客観的なデータは絶対に必要。根拠が曖昧(あいまい)で、誰も責任を取らないような目標値は民間企業では有り得ない」と大社さん。観光地域づくりのかじ取り役であるDMOの役割は、「成果が出る仕組みを作ること。自ら商品を作る、売る、集客するという、地域が自立するための仕組み作りが求められる」とした。

 

 続いて、長野県茅野市観光まちづくり推進室長で、同県DMOアドバイザーの高砂樹史さんが、現職の前に11年間関わった長崎県五島列島、小値賀(こじか)町の観光振興の事例を紹介した。

 

 高齢化率四十数%、10年で子どもの人口が3分の1に減少した同町は、若者の雇用創出、収入の安定を目指した地域再生で大きな成果を挙げた。島の豊かな暮らし、自然を地域資源と捉え、民泊や自然体験などで観光客を誘致。古民家を再生しプライベート空間を確保した「大人の島旅」が人気を集め、外国人観光客からも注目されるようになった。

 

 当時の観光協会など3組織は解散し、新たなNPOを立ち上げ島の観光窓口を一本化。DMOとして機能させた。観光客の満足度、地域住民の島への愛着心も向上。10年間で人口の1割以上の三百数十人がU・Iターンし、3分の2がUターンだという。

 

 高砂さんは「人口減による負の連鎖をいかにして減らし、交流人口を増やしていくかが鍵。釜石市において自身の地域ブランドは何か、100年後の釜石に残すべきものは何かというところを考えていただきたい」と提言した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月24日発行 第523号より)

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釜石シーウェイブス試合日程ページを公開しました

日頃は、かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんすをご利用頂きましてありがとうございます。

 

今年もラグビートップリーグ昇格への登竜門『ジャパンラグビー トップイーストリーグ Div1』が開幕しました。かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんすでは、釜石シーウェイブスRFCの試合日程と結果をまとめたページを公開しました。トップリーグ昇格を目指す釜石シーウェイブスを応援しましょう!

 

釜石シーウェイブス試合日程
https://en-trance.jp/event/seawaves

 

今後とも、かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんすをよろしくお願いいたします。

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細かく復元された模型を指さしながら学生に建物の名称などを教える住民たち

失われた街並み 模型で再現、鵜住居・片岸地区〜ふるさとの記憶をたどる、28日までワークショップ

細かく復元された模型を指さしながら学生に建物の名称などを教える住民たち

細かく復元された模型を指さしながら学生に建物の名称などを教える住民たち

 

 東日本大震災の津波で失われたまちを模型で復元する「記憶の街ワークショップin鵜住居」(鵜住居地区復興まちづくり協議会、神戸大震災復興支援プラットホーム主催)が、22日から釜石市鵜住居町の旧南三陸国道事務所大ホールで始まった。震災前の街並みを復元した白い模型に、訪れた住民に色を塗ってもらい、自宅や思い出の場所に旗を立ててもらい、記憶の街を再現。ワークショップは28日まで行われ、主催者は「街の記憶を残したい。皆さんの心に残るふるさとの思い出を聞かせてほしい」と参加を呼び掛ける。

 

 神戸大槻橋修研究室を中心に、全国の建築関連学生が連携して進める「失われた街」模型復元プロジェクトの取り組みの一つ。今回の鵜住居町、片岸町の模型は同研究室の学生らが製作した。両町内を24ブロックに分け、500分の1の縮尺模型(1メートル×1メートル)で再現。現地写真やグーグルの空撮画像、地図などから建物の高さや道路の位置など情報を集め、白い発泡スチロールで震災前の街並みを形作った。

 

 ワークショップでは、学生が住民から企業や商店、個人宅の名称、どんな思い出がある場所かなどを聞き取り、5色の半透明の旗に記入して模型に立てていく。「青」は家や店などの名称、「黄」は個人の思い出、「緑」は自然など環境、「赤」は震災の記憶、「紫」は祭りなど伝統や歴史に関わること。旗を色分けすることで、そこが住民にとってどんな場所だったかが、より分かりやすくなっている。

 

 「ここで買い物した」「こっから北は昔全部田んぼ。冬はスケートして遊んだ」「ここで小学校の解剖で使うカエルをとった」。復元模型を前に住民たちの声が弾む。自宅の模型を着色しながら「何回も自分で屋根の色塗ったな」とつぶやく人も。記憶を手繰りながら模型を作り上げていった。

 

 町内の仮設住宅で暮らす菊池章夫さん(69)は「記憶を呼び起こすことができて良かった。知っている人もいて、懐かしさもある。あれこれやりとりが楽しい」と、模型に次々と記憶をプラス。元の場所に自宅を再建する予定で、造成工事の完成を心待ちにする。「人が戻ってくるか」と不安もにじませた。

 

 神戸大工学部建築学科4年、槻橋研究室の岡実侑さん(22)は「模型があると思い出しやすいし、話も弾む。忘れていた記憶が呼び起こされて喜ぶ人たちを見て感動した。少しでも記憶を残す手伝いができれば」と話した。

 

 ワークショップの会場となる旧南三陸国道事務所は、ホーマック鵜住居店向かいにあるプレハブの建物。昼の部が午前10時~午後4時、夜の部は午後6時〜8時。最終日は昼の部のみ開く。参加は無料。24ブロックの模型は常時展示しており、自由に閲覧できる。

 

(復興釜石新聞 2016年9月24日発行 第523号より)

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甲子川のアユを求めて訪れた遠来の釣り仲間と談笑する鈴子さん(左端)

甲子川のアユ 味は日本一、岐阜県の利き鮎会でグランプリ〜出品者の鈴子陽一さん「川を守る市民への賞」

甲子川のアユを求めて訪れた遠来の釣り仲間と談笑する鈴子さん(左端)

甲子川のアユを求めて訪れた遠来の釣り仲間と談笑する鈴子さん(左端)

 

 「甲子川のアユは日本一の味」。岐阜県主催の「清流めぐり利き鮎(あゆ)会」が18日、岐阜市で開かれ、アユ漁で名だたる全国14府県、31河川から出品されたアユの味比べで、釜石市の甲子川産が最高位のグランプリを獲得した。出品した同市大渡町3の3の7、整骨院院長の鈴子陽一さん(66)は、「おいしいアユが育つ甲子川のすばらしさが、全国で認められた。その環境を守ってきた市民のグランプリでもある。うれしい―の一言」と喜んだ。

 

 岐阜県では「清流長良川の鮎」が昨年12月、国連食糧農業機関(FAO)の世界農業遺産に認定されたことを契機に、「あゆ王国ぎふ」を掲げて食や文化のアピールに力を入れている。その一環で同王国ぎふ会議を開催。1部はパネルディスカッション、2部に利き鮎会が開かれた。

 

 利き鮎会は、元々、高知県友釣連盟が1998年から地元で開いており、今年で19回目。今年は岐阜県に協力して「スペシャルinぎふ」として開催。過去18回でグランプリ、準グランプリを獲得した河川に参加資格を与える”チャンピオン決定戦”だった。

 

 甲子川のアユは鈴子さんが出品し、15回(2012年)、翌16回と連続で準グランプリを獲得し、今回の出場資格があった。

 

味で日本一に輝いた甲子川のアユ(今年、鈴子さんが釣り、冷凍保存した一部)

味で日本一に輝いた甲子川のアユ(今年、鈴子さんが釣り、冷凍保存した一部)

 

 審査はアユの塩焼きによる。1次審査は、河川名を伏せた31河川のアユを6つのテーブル(各5~6河川)に分け、それぞれ50人が試食。姿、香り、わた、身などを総合して評価した。各テーブル1位の6河川のアユを、特別審査員の食の専門家がステージ上で公開審査し、甲子川をグランプリに選んだ。

 

 甲子川のアユ漁解禁は7月第1日曜日に固定され、今年は3日。鈴子さんは解禁早々のアユを出品していたが、「今年は何となく味に満足できず、3週間後、出品し直し、再び数十匹を送った。主催者に、出し直しは珍しいと言われた」。その判断がグランプリにつながった。

 

 味が良い大きさは18~21センチほど。姿も吟味して1匹ずつ密封、冷凍して送った。

 

 鈴子さんは釜石市に生まれたが、父親の転勤で幼児期に東京へ。小学5年生に帰郷し、中学2年生までの間に「おじから甲子川のアユなど釣りの楽しさを教えられた」。1989年に帰郷、整骨院の後を継いだ。アユ釣りを追求するうち、1990年と翌年のJFT全日本アユトーナメントを連覇した。その後、「釣りを楽しみたくなって」競技から離れた。

 

 「全国の有名な川で釣り、甲子川のアユの味がとくにすばらしいことを知っていた。だから、利き鮎会にも自信を持って出品した。一般に、産卵時期の関係で北国のアユは成長が早い。甲子川のアユも魚体の粒がそろい、味の良さで全国にファンがいる。今年は天然そ上が多く、魚影も濃かった」。味を左右するのは餌となるコケ。国内には数百種あるといわれ、「甲子川のコケも良質だということ」と鈴子さん。

 

 鈴子さんには甲子川の環境を守り、アユなどの資源をまちづくりにつなげる夢がある。「市民のみなさんは、毎日のように甲子川に接している。アユやサケなど魚がいて、いろんな種類の鳥も当たり前の自然と見ている。アユの味・日本一で、それが、得難い貴重な環境だと気付いてくれるだろう。多くの人に、甲子川のアユを味わってほしい。甲子川の正当な価値を守り、高めるためにも、かつてあった河川漁協の創設を目指したい」と
語った。

 

(復興釜石新聞 2016年9月24日発行 第523号より)

 

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幅広い年代のボランティアがブドウの収穫=19日、あまほらファーム

70人でブドウの収穫〜200キロに笑顔いっぱい、あまほらファーム

幅広い年代のボランティアがブドウの収穫=19日、あまほらファーム

幅広い年代のボランティアがブドウの収穫=19日、あまほらファーム

 

 NPO法人遠野まごころネット(臼澤良一理事長)がワインの生産を目指して釜石市甲子町天洞に開くぶどう園「釜石まごころの郷・あまほらファーム」の収穫祭は18日午前、現地で行われた。支援のボランティアや近隣住民ら70人が白ぶどう約200キロを収穫、選果処理して20日、醸造場所の長野県に発送した。

 

 同ファームは開墾整備、植栽して3年目。約2千平方メートルに、赤と白合計9種の苗1050本が育つ。この日の収穫は白ワインとなるシャルドネ、ケルナー、ミュラーの3種。畝(うね)ごとに同一品種が植えられていた。選定や摘み取りの要点を聞いた参加者は専用のハサミを手に、小雨の中で作業した。摘み取り、集荷したブドウの房は、虫食いや未熟な実を取り除く選果を施し、種類別に計量した。

 

 参加者は、ファーム開設を支援、植栽から四季の作業にかかわるバークレイズ証券、イオングループと、近隣の健康づくりサークル「大松スクラムメイト」の会員や家族。日本語の堪能な外国人社員も多く、”国際的な”収穫作業は和気あいあいのうちに進められた。

 

 大松の千田トミ子さん(61)は孫の北上市立南小5年、石川涼君(10)を伴った。涼君は3連休を利用して釜石に来た。「ブドウの収穫は初めて。甘く、おいしかった。ワインの味は分からないけど…」と、摘み取り、集荷、選果を続けた。

 

 愛知県の大学生長谷川佳祐さん(19)は両親と東日本大震災被災地のボランティア・ツアーで宮城県亘理町の活動後、収穫に参加した。「初めて体験した。ワインは飲めないけど、興味はある」と楽しんだ。

 

 バークレイズ証券のチーフ・オペレーティング・オフィサー長谷川康一さんは「震災から5年間、大槌、釜石で林業の再生と振興などをお手伝いしてきた。ファームも夢のある事業。応援を続けたい」と語った。

 

 イオングループの金丸治子環境・社会貢献部長は「主に被災地の海岸林の植栽を応援しているが、3年目でこれほど収穫できるのはうれしい。ワインの販売にも協力したい」と語った。

 

 遠野まごころネットの小谷雄介副理事長によると、昨年の初収穫では全収量が20キロで、今年は10倍になった。「虫、鳥、動物の食害対策や、強風による苗木や支柱の被害など苦労もある」と小谷さん。しかし、遠野市に整備するファーム1ヘクタールを加え、2年後には1・5トンを期待し、将来は醸造所の建設も見込む。

 

 同ネットは被災地域の活性化、障害者の就労支援事業との連動など、社会に役立つ複合的な「ものづくり」事業を目指す。ファームの運営とワインの一環生産も、その一事業。

 

(復興釜石新聞 2016年9月21日発行 第522号より)

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市主催の敬老会で、長寿のお年寄りに祝い金を贈る野田市長

健康、長寿喜び合う〜釜石市敬老会、虎舞や民謡が花を添える

市主催の敬老会で、長寿のお年寄りに祝い金を贈る野田市長

市主催の敬老会で、長寿のお年寄りに祝い金を贈る野田市長

 

 「敬老の日」の19日、釜石市と市社会福祉協議会主催の敬老会が釜石中屋内運動場で開かれた。市内の喜寿(77歳)、米寿(88歳)、卒寿(90歳)の招待対象者1001人のうち224人が出席。虎舞や民謡など余興を楽しみながら互いの健康長寿を喜び合った。

 

 式典で野田武則市長は「困難を乗り越え歩んだ歴史を次の世代につなぐ大切さを実感。培ってきた経験、知識を地域の財産として伝えてほしい」と式辞。市議会の佐々木義昭議長が祝辞を述べ、まちの発展に尽くしてきたお年寄りたちに感謝した。

 

 卒寿の代表として野田市長から祝い金を受け取った箱崎町の三浦清さんは「大東亜戦争に志願するため体を鍛えたこと、マグロ船に乗って世界の海へ出たことが今の健康につながっている」と振り返った。米寿の早坂テツさん(定内町)は「自分の好きなことをして楽しむ」と長生きのこつを話した。

 

 唐丹町の鈴木正さん、充子さん夫妻はそろいで喜寿の代表に。「知ってる顔、懐かしい人に会えるのがいい。次に招待されるときも2人で参加できるよう元気に過ごしましょうね」と顔を合わせてほほ笑んだ。

 

 ステージでは祝いの舞として、鵜住居青年会の虎舞、釜石芸能連合会の民謡や踊り、釜中生によるソーランが次々に披露された。大平町の木村哲さん(90)は「元気が良い舞台を見せてもらって力になった。健康で長生きするのが目標」と話した。

 

 市によると、高齢化率(65歳以上)は8月末現在で36・6%。100歳以上は男性1人、女性20人の計21人で、最高齢は108歳の女性。

 

(復興釜石新聞 2016年9月21日発行 第522号より)

 

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第46回 釜石市民芸術文化祭

第46回 釜石市民芸術文化祭を開催します

第46回 釜石市民芸術文化祭

 

釜石市、釜石市教育委員会及び釜石市芸術文化協会では、「ひらめく芸術、きらめく文化のまち釜石を創ろう」をテーマに、第46回釜石市民芸術文化祭を開催いたします。

 

今年度は「こども芸術文化の鑑賞~次世代を担う若い息吹に触れよう・育てよう~」をスローガンに、書道、華道、絵画、水墨画、切り絵、押し花、リボンフラワー、山野草、皐月、切手、写真、ビデオ上映、茶道、合唱、三曲、民謡、唄と踊り、バレエ、詩吟、吹奏楽など、発表部門と展示部門がメーン会場となるシープラザ遊での開催となります。

 

また、メーンのシープラザ以外にも、9月から12月にかけて市内各所において各団体が発表、展示を行います。

 

震災後も絶えず芸術文化活動に勤しみ、多くの方々へ感動と癒しを提供した釜石市の芸術家の素晴らしいステージ・作品の数々をぜひご覧ください。

 

第46回 釜石市民芸術文化祭

 

1.主催:釜石市、釜石市教育委員会及び釜石市芸術文化協会
2.期間:平成28年9月から12月
3.発表部門参加団体:
岩手三曲協会釜石支部、岩手県民謡保存会釜石支部、釜石芸能連合会、釜石混声合唱団、山﨑音楽教室、八雲吟詠会、小柳玲子バレエ教室、釜石市合唱協会、釜石ユネスココーラス、釜石フィルハーモニック・ソサィェティ、平稀流糸扇会、琴城流大正琴白百合会、釜石吟詠会、釜石茶道協会、古川舞踊教室、親と子の合唱団ノイホフ・クワィアー、(一社)岩手県ピアノ音楽協会釜石支部、釜石市民吹奏楽団、釜南44
4.展示部門参加団体:
美術集団サムディ45、ステンドグラス「BEHOLD」、釜石写遊会、(特財)日本原色押花福祉協会釜石支部、(公財)日本郵趣協会釜石支部、MOA美育ネットワーク釜石、釜石皐月愛好会、釜石草友会、リボンフラワー石垣教室、釜石草月会、彩美会、釜石ビデオクラブ、釜石書道協会、切り絵サークル「はまゆり」、池坊釜石会、水墨画遊心会、龍生派釜石支部、釜石市民絵画教室、釜石写光クラブ、釜南44

 

第46回 釜石市民芸術文化祭(メーン会場)

 

1.開催日時:平成28年11月4日(金)から6日(日)
・4日(金曜日)10:00から17:00
・オープニングセレモニー 13:00から
・5日(土曜日)9:00から17:00
・6日(日曜日)9:00から15:30
・エンディングセレモニー 15:00から
2.開催場所:シープラザ遊(大型テント)、シープラザ釜石
3.参加団体及びプログラムは後日掲載いたします
4.駐車場:シープラザの駐車台数(有料)には限りがありますので、公共交通機関のご利用をお願いいたします。

 

メーン会場以外での開催

日本郵趣協会釜石支部 岩手国体釜石開催記念切手展

1.主催:日本郵趣協会釜石支部
2.開催日:平成28年10月1日(土曜日)から3日(月曜日)
3.時間:午前9時から午後6時
4.場所:ジョイス釜石店 展示スペース
5.入場料:無料
6.問い合せ先:千坂(090-2605-3798)

美術集団サムディ45 第50回展

1.主催:美術集団サムディ45
2.開催日:平成28年10月7日(金曜日)から9日(日曜日)
3.時間:午前9時から午後6時(最終日は午後5時まで)
4.場所:青葉ビル 第1、2研修室
5.入場料:無料
6.問い合せ先:岩井(0193-22-3734)

ステンドグラス「BEHOLD」展示会

1.主催:ステンドグラス「BEHOLD」
2.開催日:平成28年10月22日(土曜日)
3.時間:午前10時30分から午後5時30分
4.場所:釜石情報交流センター2階
5.入場料:無料
6.問い合せ先:佐藤(0193-23-6341)

 

ステンドグラス「BEHOLD」展示会

 

終了したメーン会場以外での開催

第47回 ピアノコンサート(岩手県ピアノ音楽協会釜石支部)

※終了しました

 

1.主管:岩手県ピアノ音楽協会釜石支部
2.開催日:平成28年9月25日(日曜日)
3.開演:午後1時
4.場所:遠野市文化交流施設みやもりホール
(遠野市宮守町下宮守32-133-1)
5.入場料:無料
6.問い合せ先:大久保(0193-27-2229)

 

第47回 ピアノコンサート(岩手県ピアノ音楽協会釜石支部)

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 教育委員会 生涯学習文化課
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話:0193-22-8835 / 0193-22-3633 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1195894_2462.html
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降りしきる雨の中、日向グラウンド内を練り歩く鵜住神社のみこし=18日昼前

新みこし、2年目の渡御〜鵜住神社祭典、まちの復興へ心ひとつに

降りしきる雨の中、日向グラウンド内を練り歩く鵜住神社のみこし=18日昼前

降りしきる雨の中、日向グラウンド内を練り歩く鵜住神社のみこし=18日昼前

 

 釜石市鵜住居町の鵜住神社(花輪宗嗣宮司)のみこし渡御祭が18日行われ、約500人の祭り行列が震災復興を目指す地域に活気をもたらした。昨年、津波で流されたみこしを全国からの支援で新調。祭りのシンボル復活2年目の渡御を地域住民らが喜び、雨に負けず熱演する郷土芸能団体に盛んな拍手を送った。

 

 同神社祭典実行委(前川義博委員長)主催の祭りは16日に宵宮祭、17日に例大祭を行い、18日にみこしが町内に繰り出した。復興工事の関係で国道45号の渡御は見送ったが、車両でみこしを運び、神ノ沢地区仮設企業団地(旧釜石北高跡地)内の御旅所で、神事と芸能の奉納を行った。

 

 50年以上続く「新神大黒舞」は、町民から提供された詩に曲と振りを付けた「新神甚句」を初披露。メンバーの小澤厚子さん(68)は「地区の財産になる。みんなで守り伝えていきたい」と伝承へ意欲を見せた。

 

 近くに住む岩鼻トモエさん(81)は「みこしが来てくれてありがたい。孫たちも鹿踊りに出ているので、雨でも見たいと思ってね」と笑顔を広げた。

 

 祭り行列は、旧国道の長内橋付近から出発し、日向橋を渡って御旅所の日向グラウンドまでの道のりを進んだ。沿道では住民らが出迎え、みこしに手を合わせた。

 

 同神社と、同じ敷地内に祭られる古峯神社のみこしは震災の津波で損壊。2012、13年には東京、京都の自治会組織などから子どもみこしの寄贈を受け、うち1基を古峯神社の新みこしに据えた。昨年は、全国からの寄付や日本財団の支援で、本みこし復活にこぎつけている。

 

 3基のみこしは地元在住、出身者のほか、鵜住居の復興工事関係者らの協力で担がれている。今年も大林JVなどから24人が協力。初参加のUR都市機構釜石事務所の黒田潤貴さん(28)は「地元の方も祭りを頑張っている。願いに応えられるよう私たちも一日も早く復興させたい」と共に歩む姿勢を見せた。

 

 雨脚が強まる中、グラウンドで虎舞、鹿踊り、手踊りの参加7団体が祭りへの心意気を示す舞を見せ、悪天候を吹き飛ばす元気を住民に届けた。被災3県のドキュメンタリー映画の撮影で訪れた尹美亜監督(41)は「幅広い世代が参加し、生活の中で受け継がれてきた祭りだと感じる。映画で復興6年目の住民の姿を伝えたい」と思いを込めた。

 

仮設企業団地で舞を奉納する神の沢鹿踊

仮設企業団地で舞を奉納する神の沢鹿踊

 

 鵜住神社の祭りは被災から立ち上がる原動力を生み出し、まちの復興を支え続けている。二本松富太郎総代長は「鵜住居の住民は祭りで気持ちを一つにしてきた。来年は、境内へ続く石階段の拡幅を含む参道整備が完了する見込み。一の鳥居も建て、神社全てを復興させて祭りを迎えたい」と願った。

 

 花輪宮司は「祭りは、震災で離れ離れになった住民同士が年に1回、顔を見て安心する場にもなっている。力を合わせてくれる関係者に感謝。みんなで復興していく気持ちをさらに強めたような気がする」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月21日発行 第522号より)

 

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釜石シーウェイブス、逆転で地元連勝〜次節以降の決戦に弾み

逆転のトライを決める村井佑

逆転のトライを決める村井佑

 

 ラグビーのトップイーストリーグ・ディビジョン1の第2節、釜石シーウェイブス(SW)RFCは18日午後2時から、ホームの釜石市球技場に栗田工業ウォーターガッシュを迎え撃った。前半から逆転、リードを許す展開も後半に逆転、粘り強い守備で40―35(前半19―28)で連勝した。ホームでの好発進をバネに、次節25日は東京・秩父宮ラグビー場で日本IBMビッグブルーと対戦する。

 

 前半2分、釜石はFBジェームス・カマナが鮮やかなステップとスピードで栗田守備陣を切り裂き右中間にトライ、コンバージョンゴールも成功して7点を先制した。しかし、その後は攻め込まれる展開が続き、11分、15分、16分、24分と立て続けに4トライ(ゴール)を許し7―28と点差を広げられた。ようやく終盤に態勢を立て直し、29分にはモールからFW中村彰が右中間にトライ。さらに41分には認定トライを奪い19―28と9点差で折り返した。

 

 後半4分、敵陣のラインアウトからモールで押しFW中村彰が左中間にトライ、2点差。しかし、18分、栗田の反撃を受けトライ(ゴール)を許し9点差に押し戻された。

 

 21分、敵陣でキックチャージしたボールをつなぎ、交代出場のFL佐藤雄太が左隅にトライ。SOジョー・ピーターセンが難しい角度からゴールを成功させ、再び2点差に迫った。27分、粘り強いサイド攻撃でTB村井佑太朗が左隅にトライ、逆転。ピーターセンが好キックでゴールを決め5点差とした。

 

 終盤の約10分は、自陣ゴールライン間近での守備に追われた。栗田の左右への展開、突進を何度もしのぎ、栗田がノット・リリース・ザ・ボールの反則。直後に清水塁レフェリーのノーサイドのホイッスルが響いた。

 

 大漁旗を振り続けた釜石応援席は、前回の快勝と打って変わったシーソーゲーム、終盤の防戦を息をのんで見守った。勝利の瞬間、喜びを爆発させる一方、安心の大きなため息がもれた。

 

 三浦健博ヘッドコーチは「地元での開幕2連戦は、絶対勝たなければならなかった。後半は目の前の相手をノミネートし、集中しよう。粘り強く―と指示した。気持ちを出したゲームだった。後は東京。自分たちの(目指す)ラグビーをしたい」と語った。
 須田康夫主将は「地元の応援は力になった。今後はトーナメントと思い、しっかり勝つ準備をする。国体(7人制ラグビー)にも備える」と先を見据えた。

 

(復興釜石新聞 2016年9月21日発行 第522号より)

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絵本にちなんだ劇を楽しむ子どもたち

サロンで絵本を身近に、盛岡市の3.11絵本プロジェクトいわて

絵本にちなんだ劇を楽しむ子どもたち

絵本にちなんだ劇を楽しむ子どもたち

 

 盛岡市の「3・11絵本プロジェクトいわて」(末盛千枝子代表)による出張絵本サロンは10日、釜石市甲子町の甲子子育て支援センターで開かれ、訪れた親子らは絵本の読み聞かせやクイズ、紙工作の遊びなどを楽しみながら絵本の世界を満喫した。

 

 おはなし会では、手遊び歌や「だるまさんが」など大型絵本の読み聞かせ、絵本「お月さまってどんなあじ」からヒントを得て製作されたパネルシアターなどを上演。絵本を飛び出し、劇として披露された「おおきなかぶ」では子どもたちも「うんとこしょ どっこいしょ」と掛け声を送り、最後に大きなかぶが抜けると笑顔を輝かせた。

 

 会場内には、紙でできた魚の釣りやミニ絵本づくりを楽しむコーナーが設けられたほか、絵本を読んで質問に答えるクイズラリーも行われた。小型の移動図書館車「えほんカー」も盛岡からやってきて絵本をプレゼント。親子らは本選びに夢中になっていた。

 

 甲東こども園に通う瀬戸莉帆ちゃん(4)は「絵本すき。ワニの話がおもしろかった」とにっこり。母親の由里香さん(29)は「ひらがなを覚え始めて絵本を読むのを楽しんでいるようだ。園以外の子どもたちとも触れ合えるいい機会になった」と見守った。

 

 3・11絵本プロジェクトいわては被災地の子どもたちに絵本を届ける取り組みとして立ち上がった。「絵本があって、ほっとできる場所」を提供しようと絵本サロンを盛岡で定期的に実施。その中で行う遊びをボランティアが考案し、子どもたちの反応も参考に改良し、被災地に出張して読み聞かせ団体にノウハウを伝えている。

 

 釜石市への支援は5千冊超の絵本の寄贈のほか、6台あるえほんカーの1台を市内の読み聞かせグループに贈っている。出張サロンの開催は初めて。同プロジェクトの赤沢千鶴事務局長は、多くの親子が思い思いに楽しむ様子に「これからも絵本を通した応援を続けていきたい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年9月17日発行 第521号より)

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