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サンマの炭火焼きは大人気。行列が絶えなかった

釜石の「食」満喫、まるごと味覚フェスタ〜今回は青葉通りを会場に、市内外から39事業者

各地の特産品が並んだ産業まつりブースでは自慢の味をPRする声が飛び交った

各地の特産品が並んだ産業まつりブースでは自慢の味をPRする声が飛び交った

 

 釜石まるごと味覚フェスティバル(釜石観光物産協会主催)は9月30日、10月1日の2日間、釜石市大町の青葉通り周辺で開かれた。21回目の今回は2019年ラグビーワールドカップ(W杯)に向けた「ファンゾーン・プレイベント」や「釜石ワインフェスティバル」を加えた盛りだくさんな内容で、例年開催していた鈴子町から会場を移し趣向を変えて実施。各地の味覚、多彩な催しを目当てに大勢の人が集まり、「食べてまんぷく、遊んで満足、楽しめる釜石」を満喫した。

 

 味覚フェスには市内外から39事業者が出店し、自慢の味で来場者を楽しませた。水産まつりの目玉、炭火焼きサンマのお振る舞いでは両日とも、地元で水揚げされた500匹を提供。今年は全国的に深刻な不漁となっているが、地元の協力で確保されたサンマは人気を集め、長蛇の列が続いた。

 

サンマの炭火焼きは大人気。行列が絶えなかった

サンマの炭火焼きは大人気。行列が絶えなかった

 

 焼きサンマを手にした人たちは「大きい。おいしそう」と笑顔に。家族ら5人で味わった小川町の野田由美子さん(65)は「脂が乗っておいしい。食べる機会がなかったから来て良かった。会場も開放的な雰囲気で伸び伸びできる。太陽の下で、みんなで食べるのがいい」と喜んだ。

 

サンマのお振る舞いに顔をほころばせる来場者。大ぶりでおいしそうな一匹を品定め

サンマのお振る舞いに顔をほころばせる来場者。大ぶりでおいしそうな一匹を品定め

 

 農業祭では地元の産直などが野菜や加工品を販売。釜石地区森林組合はシイタケの詰め放題や木工教室などを開いて地元産の良さをPRした。市農業委員会が遊休農地を活用し試験的に栽培したラグビーボールのような形をしたカボチャの試食や郷土料理のお振る舞いも。大町広場で行われた野菜&餅まきは今年も盛況で、老若男女が手を伸ばした。

 

 地元産直による販売ブース。新鮮野菜に思わず手が伸びる来場者

地元産直による販売ブース。新鮮野菜に思わず手が伸びる来場者

 

 産業まつりでは姉妹、友好都市の商工担当者らもご当地の特産品を販売。「鉄のまち」と世界遺産つながりで釜石の復興支援を継続する福岡県北九州市は、小倉を代表する郷土料理「ぬか炊き」やレトルト食品「門司港焼きカレー」などを陳列した。同市産業経済局食の魅力創造・発信室地元いちばん係の柳川尚孝係長は来場者から掛けられた「楽しみにしていたよ」との声に感激。「つながりを大切にしたい」と望んだ。

 

 北上市から足を運んだ斉藤俊道さん(53)は「思いがけず、いろんな地域の味に出会えたのが良かった。いろんな香りを楽しみながら歩くのもいい」と街歩きも楽しんだ。

 

ワイナリーの味が飲み比べできるワインフェスタ。来場者は交流も楽しんだ

ワイナリーの味が飲み比べできるワインフェスタ。来場者は交流も楽しんだ

 

 30日に釜石PITで行われたワインフェスには県内外の9ワイナリーが出店。来場者は、地酒「浜千鳥」なども合わせ約50種の中から気になるものを飲み比べた。今年5月に発売(約100本)され、即完売した「釜石ワイン」もこの日、特別に用意。ブドウ栽培の技術指導や醸造を行っている長野県東御市の「はすみふぁーむ」代表取締役の蓮見よしあきさん(45)は「釜石ワインは始まったばかり。長い目で見てもらい、大事に育てていきたい。海の幸と合わせて味わえる、地域に根ざしたワインになれば」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年10月4日発行 第627号より)

復興釜石新聞

復興釜石新聞(合同会社 釜石新聞社)

復興釜石新聞と連携し、各号紙面より数日の期間を設け記者のピックアップ記事を2〜3点掲載しています。

問い合わせ:0193-55-4713 〒026-0044 岩手県釜石市住吉町3-3

《インタビュー》Meetup Kamaishi 2017 Autumn実施プログラム PICKUP!

《インタビュー》Meetup Kamaishi 2017 Autumn実施プログラム PICKUP!

Meetup Kamaishi 2017 Autumn

 

初めて秋に開催されている、Meetup Kamaishi。この時期だからこその釜石を楽しむことが出来るプログラムで盛りだくさんの内容になっていますね。

 

オープンシティ釜石

オープンシティ釜石公式サイトです。岩手県釜石市のお宝&鉄人発掘博覧会「Meetup Kamaishi」、21世紀の新しい暮らしをつくる個人・企業・地域のオープンプラットフォーム「釜石ローカルベンチャーコミュニティ」、フリーで使用できる写真ライブラリー「釜石 photo library」など
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Meetup Kamaishi 2017 Autumn パンフレット

Meetup Kamaishi 2017 Autumn パンフレット

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しかし残念ながら「参加したいプログラムはあるのに行けない・・・」と涙を飲んでいる方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんなあなたに、取材班独自目線で2つのコンテンツをPICKUPしてご紹介します。

 
 

まずは、1つ目はこちら!

 

10月7日(土)に開催される【KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会】です。数あるプログラムにも負けない程、ある意味これが一番贅沢なプログラムなのでは?

 

釜石市オープンシティ推進室 室長の石井重成さんによるおすすめポイント!

 

KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会

 

同日の午後に開催される、オープンシティフォーラムで登壇する専門家、各プログラムの鉄人やコーディネーターなどがまさに一同に会する場です・・・、と言うと普通の交流会のように聞こえますが、実は、こんなに多様な属性を持つ人たちが集まる場はそうそう無いのでは?と思います。~意外な出会いから新しい絆が生まれる~、そんな素敵な場となっています。ぜひ、ご参加下さい!

 

事前申し込みが必要ですが、枠があれば当日参加も可能だそう。今回は参加出来ずに「次こそはあのプログラムに・・・」と狙いを定めている方も、各鉄人と直接お話すれば、その魅力を深く知ることに繋がるかも。また、このMeetup Kamaishi以外にも定期的にプログラムを提供している鉄人もいるので、情報収集の場としても最適ですよ!

KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会

10月7日(土)18時半~20時半 (開場 18時)
場所:釜石ベイシティホテル 2階
会費:3,500円
お問い合わせ:釜石市オープンシティ推進室 0193-27-8463
申込フォーム:https://goo.gl/69wCTs
申込締め切り:10月2日(月) (枠があれば当日参加も可)

 
 

そして、2つ目はこちら!

 

10月9日(月・祝)にラグビーカフェ釜石で開催される、【ルール講習会&チャレンジウォークラリー】です。

 

RWC2019 日本大会まで2年を切り、「ラグビーを身近に感じたい、もっと楽しみたい」という気持ちがふつふつと湧いてきた・・・というあなたにおすすめの参加型プログラムです。

 

これまで試合観戦中に「今の何の反則?」「今、何が起きたの?」など頭の中が疑問だらけで、今一つ試合を楽しめない、プレーに集中出来ない!!などと感じた事ありませんか?そんなラグビーの疑問を一気に解消できるチャンスかも!

 

ラグビーカフェ釜石 遠藤ゆりえさんによるおすすめポイント!

 

【ルール講習会&チャレンジウォークラリー】

 

前半は藤原さんによるルール講習会からスタートします。ビデオ映像観ながら、そして、実演付きで分かりやすく解説して頂きます。参加者の皆さんからの質問にも答えていきます。

 

後半は、今学んだばかりの知識を活かして、チャレンジウォークラリーを実施します。ラグカフェ内のどこかに問題が隠されています。それを探しながら答えてもらい、高得点の人にはラグビーボールやTシャツが当たります!また、参加者全員への参加賞もあります。ラグビー初心者の方も大歓迎です!ぜひたくさんの方にご来場いただきたいと思っております。

ルール講習会&チャレンジウォークラリー

10月9日(月・祝)13時~15時
場所:ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)
講師:藤原誠氏(元釜石シーウェイブスRFC)
参加費:無料 
申込:不要
問合せ:ラグビーカフェ釜石 080-4689-1123

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

オープンシティ釜石

Meetup Kamaishi 2017 Autumn〜釜石のお宝&鉄人発掘博覧会

Meetup Kamaishi 2017 Autumn〜釜石のお宝&鉄人発掘博覧会

 

開催期間: 2017年9月30日(土)〜10月15日(日)
開催場所: 岩手県釜石市内各地
主催: 釜石シティプロモーション推進委員会
[事務局]一般社団法人 三陸ひとつなぎ自然学校/釜石市 総務企画部 オープンシティ推進室
後援: 復興庁、岩手県沿岸広域振興局、釜石市
問合わせ: tel 0193-27-8463 / meetupkamaishi@gmail.com

 

《開催イベント》
【10/7(土)開催】オープンシティフォーラム2017〜「持続可能な世界と、地域と、私たち。」
【10/7(土)開催】KAMAISHI NIGHT〜Meetup Kamaishi参加者交流会
【10/9(月・祝)開催】ラグビーカフェ釜石 ルール講習会&チャレンジウォークラリー
釜石おさかな発見伝 かまりば×さかなまみれプロジェクトコラボ企画
 
《体験プログラム》
Meetup Kamaishi 鉄人たちが案内する28の体験プログラム

 

各イベントやプログラムの詳細は、公式サイトをご覧ください。

 

オープンシティ釜石

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Meetup Kamaishi 2017 Autumn パンフレット

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【10/7(土)開催】オープンシティフォーラム2017〜「持続可能な世界と、地域と、私たち。」

 

オープンシティフォーラム2017〜「持続可能な世界と、地域と、私たち。」

 

私たちの暮らしやビジネスは、今後どのように変化していくのか。ポスト復興を見据えた持続可能なまちづくりとは、何を意味するのか。「サステイナブルツーリズム」「シェアリングエコノミー」「SDGs」という、3つのグローバルな視点から、釜石市の地方創生ビジョン「オープンシティ戦略」を見つめ直し、具体的なエピソードとともに地域社会の未来と可能性を探求します。

日時

2017年10月7日(土)15:00~17:30

場所

チームスマイル・釜石PIT(釜石情報交流センター内)

入場

入場無料(申込不要・入退場自由)

スケジュール

15:00~ オープニング
柏﨑 龍太郎 氏(釜石シティプロモーション推進委員会 委員長)
山下 容弘 氏(復興庁岩手復興局 局長)
野田 武則 氏(釜石市 市長)
 
15:20~ キーノートスピーチ
「持続する地域のための観光のあり方」
坂元 英俊 氏(一般社団法人島原半島観光連盟 専務)
「シェアリングエコノミーが変える、ビジネスと人々の暮らし」
佐別当 隆志 氏(一般社団法人シェアリングエコノミー協会 事務局長)
 
16:20~ パネルディスカッション
「持続可能な世界と、地域と、私たち。」
パネリスト:佐別当 隆志 氏、荒井 一洋 氏、川久保 俊 氏、藤井 サヱ子 氏、山田 周生 氏、戸塚 絵梨子 氏
モデレーター:石井 重成
 
17:30 閉会
18:30~ KAMAISHI NIGHT Meetup Kamaishi 参加者交流会(※事前申込制)

問合せ

釜石市総合政策課オープンシティ推進室
TEL:0193-22-2111(内線132)

 
 

【10/7(土)開催】KAMAISHI NIGHT〜Meetup Kamaishi参加者交流会

 

KAMAISHI NIGHT〜Meetup Kamaishi参加者交流会

 

Meetup Kamaishiに参加し、釜石を訪れた皆様と釜石市民の交流会を開催します。皆様と釜石のご縁に感謝し、新しい出会いや絆が生まれる場です。

日時

2017年10月7日(土)18:30~20:30

場所

釜石ベイシティホテル2階

会費

3,500円

申込締切

2017年10月2日(月) ※事前申込制

申込方法

以下の申込フォーム又は電話にてお申込み下さい。
【申込フォーム】 https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSd5T6IVYi1fogGIBvwYDfxAGcTiJNWLbiAZDn8m3W_w6_YXbA/viewform
【電話】釜石市オープンシティ推進室(電話 0193-27-8463)

 
 

【10/9(月・祝)開催】ラグビーカフェ釜石 ルール講習会&チャレンジウォークラリー

 

ラグビーカフェ釜石 ルール講習会&チャレンジウォークラリー

 

2019年のラグビーワールドカップ™までに「ラグビーのルールを覚えて楽しみたい」という人のために特別企画を実施します。ゲスト講師による「ラグビーの楽しみ方!今さら聞けないルール講習会」や、クイズに答えて、ラグビーTシャツやボールなどが当たるウォークラリー。ラグビー観戦初心者も大歓迎です。

日時

2017年10月9日(月・祝)13時~15時

場所

ラグビーカフェ釜石(シープラザ釜石2階)

参加費

無料

内容

講師
藤原 誠 氏(元釜石シーウェイブスRFC)
問合せ
ラグビーカフェ釜石(TEL:080-4689-1123)

 
 

釜石おさかな発見伝 かまりば×さかなまみれプロジェクトコラボ企画

釜石漁火酒場「かまりば」にて、Meetup Kamaishiの期間限定で、「どん肝」「マグロの胃袋」を使った料理が楽しめます。

 

釜石おさかな発見伝 かまりば×さかなまみれプロジェクトコラボ企画

 

期間

2017年年9月30日(土)~10月15日(日)

場所

釜石漁火酒場「かまりば」

備考

提供店舗はMeetup Kamaishi 2017 Autumnパンフレット等でご確認願います。

 
 

Meetup Kamaishi 鉄人たちが案内する28の体験プログラム

 

Meetup Kamaishi 鉄人たちが案内する28の体験プログラム

 

01. 秋の実りで収穫PIZZA!
02. 昔ながらの稲刈り体験&ロケットストーブごはん 〜Let’s エコライフ、エンジョイ釡石!〜
03. 秋のあまほらヴィンヤードツアー 〜自然の営みと風土を肌で感じながらワインを傾けるひととき〜
04. 乗る・知る・食べる・洗い隊 三陸鉄道を満喫する旅第2弾! 〜さんてつ車両をきれいにみがこう〜
05. 橋野で燻製づくり 〜実は知られていない!? こだわりの手作り豆腐や味噌から橋野の魅力を再発見する会〜
06. 大型定置網漁見学ツアー
07. 一日限りの仕事体験、蔵人たちと共に梅の実引き上げ作業
08. ハピスコーヒー・岩鼻さん直伝!コーヒー手焙煎講座 〜Happiece(しあわせのひとかけら)をあなたに〜
09. 【創業明治35年】老舗の味噌蔵見学と味噌造り体験
10. 秋の味覚でタイムトリップ!鉄と共に育まれた暮らしを“食”で体感!
11. カラダを整える 〜秋の郷土料理&リラクゼーション乗馬〜
12. 目指せ全店制覇!釜石ラーメンスタンプラリー
13. あさSUP&スノーケリング 〜早朝の海は格別!朝日を浴びながらジオパークの海をおさんぽ〜
14. 大自然が生んだ奇跡 “御箱崎千畳敷” フォトリップ
15. さんつな登山隊in五葉山 〜彩り豊かな初秋の五葉山を若きガイドと共に〜
16. 素人大歓迎!釜石シーウェイブス練習見学会
17. 〜親子で体験企画〜 スポーツ室内雪合戦
18. 雪がなくても雪合戦?誰でも気軽にニュースポーツ“室内雪合戦”入門編
19. 「自分たちの命は自分たちで守る!part1」避難道を作ろう 〜地域防災の先進事例がここに〜
20. 「自分たちの命は自分たちで守る!part2」ウェールズ号乗船体験 〜日本初 英国式ボートレスキュープログラムを学ぼう〜
21. 「てっぱんマップ」でちょっぴりマニアなまちあるき 〜ぶらり釡石「釡石小唄編」〜
22. 歴史ある天照御祖神社の河東宮司から訊く、唐丹にまつわる物語
23. 鉄のまちで鉄ものづくり △tetsumono△ 工場見学
24. プロのバーテンダーが伝授 お家でできる大人の本格カクテル講座
25. 釜石大観音仲見世商店街のシャッターを塗り替えよう!
26. 釜石製鐵所工場見学 〜歴史と技術のミュージアム〜
27. 尾崎半島の森林再生・プレ植樹祭 〜山火事現場の復旧にみんなの力を!〜
28. 「甲子柿」柿畑・柿室(むろ)見学&作業体験 〜釜石にしかない秋の味覚の魅力に迫る!〜

 

縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

「こんな所があったんだ!」。郷土の素晴らしい自然に感激しながら川遊びを楽しむ子ども

川遊び キャンプ 野趣満喫〜岩場からダイビング、雨で延期も晴天に恵まれ

 「こんな所があったんだ!」。郷土の素晴らしい自然に感激しながら川遊びを楽しむ子ども

「こんな所があったんだ!」。郷土の素晴らしい自然に感激しながら川遊びを楽しむ子ども

 

 地元の野趣あふれる川で子どもたちに思い切り遊んでもらう「さんつなくらぶ 川あそび日帰りキャンプ」が27日、釜石市橋野町で行われた。鵜住居町の一般社団法人三陸ひとつなぎ自然学校(伊藤聡代表理事)が主催。釜石、大船渡両市の小学生18人が参加し、大自然の醍醐味(だいごみ)を味わった。

 

 参加者は旧橋野へき地保育所で安全に関する事前レクチャーを受けた後、ウエットスーツに着替え、車で体験場所に向かった。到着したのは鵜住居川支流の「沢桧川」中流域。史跡「栗橋分工場跡」近くの西側斜面を下ると、木々の緑が水面に反射する美しい渓流が姿を現した。

 

 水の冷たさに体を慣らした後、事前に教わった、下流に足を向けあお向けで流れに身をまかせる安全姿勢を体験。水中で動く感覚をつかむと、顔を水に付けて魚などを観察した。深さ3メートルほどの淵では岩場からの飛び込みにも挑戦。大人のサポートで傾斜のある水流を滑り落ちるウオータースライダーも体験した。

 

 大船渡市から参加した水島康晴君(猪川小5年)は「いろいろな川の自然と触れ合えて、すごく楽しい。来年もまた来たい」と大喜び。佐々木渚央さん(小佐野小3年)は「水がきれいでびっくり。10~20センチぐらいの魚も見えた。地元の川を守るため、ごみを捨てたりしないようにしたい」と誓った。

 

 川遊びは2012年から毎年実施。川の気持ち良さ、面白さを体感し地元の魅力に気づくことで、地域を愛し、自然と向き合って生きる力を育む狙いがある。今年は夏休み期間中の9、10、11日に予定していたが、台風5号の影響で中止を余儀なくされた。当初、各日20人の定員に40人ほどの申し込みがあったという。

 

 仕切り直したこの日は、長期間続いた雨天の憂鬱(ゆううつ)さを吹き飛ばすような晴天に恵まれ、夏休み中、外遊びをできなかった子どもたちに思い出の一日をプレゼントした。

 

 キャンプ開始当初から講師を務める長谷川孝一さん(64)は、神奈川県鎌倉市で子どもたちに水辺の自然体験プログラムを提供する一般社団法人地球の楽校の代表理事。「川遊びは子どもたちのチャレンジを生み、『できた』という気持ちが次のやる気につながる。自然の中だと心が開くのでさまざまな良い影響がある」と話した。

 

(復興釜石新聞 2017年8月30日発行 第617号より)

 

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釜石港内を彩る納涼花火。雨模様を突き、2年ぶりに開かれた=12日夜

雨空を花火彩る〜釜石港で2年ぶり大会

釜石港内を彩る納涼花火。雨模様を突き、2年ぶりに開かれた=12日夜

釜石港内を彩る納涼花火。雨模様を突き、2年ぶりに開かれた=12日夜

 

 釜石納涼花火(釜石市、釜石観光物産協会主催)は12日夜、釜石港内で行われた。2年ぶりの開催。大会は、あいにくの雨模様を突いて開かれ、市制施行80周年、近代製鉄発祥160周年、橋野高炉跡国指定史跡60周年を祝う約1千発の花火が打ち上げられた。

 

 2日に「梅雨が明けたとみられる」と発表されてから、皮肉にも雨模様が続く釜石。この日も朝から小雨模様となったが、翌日も回復の見込みがないことから”決行”に踏み切った。

 

 スターマインや尺玉などが夜空を焦がし、港内では船から迫力満点の水中花火も次々と打ち上げられた。雨模様にもかかわらず、港内の岸壁や港町のグリーンベルトなどに約8千人が陣取り、夜空を彩る大輪の花火に歓声を上げた。

 

 大槌町の小笠原博樹さん(30)は、高校(釜石南)時代のサッカー部の仲間と誘い合って花火見物。娘の凛子(りこ)ちゃん(4)を胸に抱いて傘を差し、花火が彩る夜空を仲良く見上げた。「雨の中を来て良かった。初めて花火を見る娘も喜んでくれたし」と満足そうに話した。

 

 

(復興釜石新聞 2017年8月19日発行 第614号より)

 

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世界遺産案内の即戦力に〜観光ボランティアガイド、4人が講座修了

ユニホームに袖を通し、ガイドとして意欲を新たにする(右から)照井良知さん、三浦勉さん、谷藤稔さん

ユニホームに袖を通し、ガイドとして意欲を新たにする(右から)照井良知さん、三浦勉さん、谷藤稔さん

 

 釜石観光ボランティアガイド会(夢ふれあい隊=三浦達夫会長)の新人ガイド養成講座閉講式が7日、釜石市鈴子町のシープラザ釜石で行われた。2年ぶりに開かれた同講座を受講したのは4人で、いずれも釜石や鉄の歴史に関心があり、観光・おもてなしに携わってきた人たち。5月中旬から世界遺産・橋野鉄鉱山や震災関連について4回の座学、3回の現地研修を通じてガイドの実務や心得を学び、即戦力としての期待は大きい。今後は先輩に付いて勉強を続けるが、早い時期にガイドとして独り立ちし、全国から来る観光客にまちの歴史や魅力を発信する。

 

 講座を修了したのは、野田町の三浦勉さん(65)、甲子町の谷藤稔さん(75)、大只越町の鈴木紀之さん(58)、平田の照井良知さん(54)の4人。閉講式には鈴木さんを除く3人が参加。釜石観光物産協会の澤田政男会長から修了証書を受け取り、「釜石の観光、おもてなしの最前線にいるのがガイド。釜石に人を呼び、リピーターが増えるよう、培った力を役立ててほしい」と激励を受けた。

 

 4人は8期生。渡されたそろいの赤いユニホームに早速袖を通した照井さんは「釜石を好きになってもらい、ファンが増えるようなガイドをしたい」と意気込んだ。震災時に大平町の職場から見た津波の様子などを紹介する被災地ガイドとしてスタートしたい考え。県観光協会が認定する「いわて観光おもてなしマイスター」としての知識や技術も生かす。

 

 谷藤さんは、これまで市が9回実施している「鉄の検定」で1級(90点以上)を4回獲得している超ベテラン。釜石製鉄所で働いた、ものづくりの経験、知識を生かしたガイドを目指す。「生まれ育った釜石はユニークな所。先輩が残したもの、歴史の積み重ねをガイドという視点から見たら、違ったものが見えてくるのではと楽しみもある」と笑顔を見せた。

 

 橋野町出身の三浦さんは、橋野鉄鉱山で2年間現地ガイドを務めた経験を持つ即戦力。周辺地域の自然に詳しく、山歩きの案内人としても活動していて、「観光でやっていくには世界遺産だけでは弱い。遺跡も含め釜石の魅力を広めなければ」と気を引き締めた。タクシー運転手の鈴木さんは、観光、おもてなしの面での活躍が期待される。

 

 今回修了した4人を含め、会員は30人となった。賛助会員は4人。昨年の台風により笛吹峠の通行止めが続いていることなどが影響し、橋野鉄鉱山を含めた市内の観光ガイド受け入れ実績は減っているというが、ラグビーワールドカップ(W杯)釜石開催を見据えた観光客増加への対応のため、研修を強化し新人育成、個々のガイド力アップを進めていく。

 

(復興釜石新聞 2017年7月12日発行 第604号より)

 

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釜石鉱山坑道見学会

平成29年度 釜石鉱山坑道見学会について

すべての日程で定員に達したため、受付を終了いたしました。
(7/25更新)
 

「鉄のふるさと釜石創造事業」の一環として、今年も釜石鉱山の坑道見学会を開催します。トロッコに乗って、めったに入ることのできない坑道の奥へ進みます。夏休みの思い出に、ぜひご参加ください。

 

日時

【縁とらんすからのお知らせ】
下記の受付状況は7/17時点のもので、こちらのページでの情報更新は行われません。最新の情報は、釜石市ホームページをご確認ください。
https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1211092_2462.html

 

実施日・・・受付状況
7月31日(月)・・・7/18から受付
8月 1日(火)・・・7/18から受付
8月 2日(水)・・・7/18から受付
8月 5日(土)・・・7/18から受付
8月 7日(月)・・・7/18から受付
8月 9日(水)・・・7/18から受付
8月10日(木)・・・7/18から受付

対象

小学生以上(小学生は保護者同伴)
各回26人

応募方法

はがきかFAXで、以下の内容を記載し、商業観光課までお申込みください。
①参加者全員の氏名・フリガナ
②参加者全員の年齢
③電話番号
④希望日(第2希望まで)
 
申込み期間は7月18日(火)~26日(水)必着といたします。
定員に達した場合は応募を締め切らせていただきます。
結果は、お電話にてお知らせします。

参加費

大人1,000円、高校生以下無料

行程

12時30分:旧釜石鉱山事務所駐車場に集合してください。
13時頃 :釜石鉱山見学
14時30分:旧釜石鉱山事務所見学(自由)

注意事項

・昼食等の準備はありませんので、各自で昼食をお取りください。
・坑道見学時に乗車するトロッコは揺れや振動が多く、重度の腰痛の方や妊婦の方 のご見学はご遠慮ください。
・見学場所となる坑道内は、気温が約10℃と寒く、防寒対策が必要です。
 半袖・半ズボン・スカートなどでの見学はご遠慮ください。
・一部足場の悪い場所がございますので、汚れても構わない靴でお越ください。
 またサンダル・下駄・ハイヒール等での見学は安全性を確保するためご遠慮ください。
・その他、ご不明な点等ございましたら、お気軽に下記の窓口へご連絡ください。

 

釜石鉱山坑道見学会

 

釜石鉱山坑道見学会

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 産業振興部 商業観光課 観光おもてなし係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-27-8421 / Fax 0193-22-2762 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/bunka/detail/1211092_2462.html
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以前の砂浜を取り戻すことが期待される根浜海岸

早期再生を望む声多く〜根浜海岸の砂浜検討 地元鵜住居で住民懇談会

 以前の砂浜を取り戻すことが期待される根浜海岸

以前の砂浜を取り戻すことが期待される根浜海岸

 

 震災で砂浜が消失した釜石市の根浜海岸の人工的な再生が可能かを検討している県は6月27日、地元住民の意見を聞く根浜海岸砂浜再生懇談会を鵜住居町の鵜住居地区生活応援センターで開いた。会合では早期の再生を望む声が多く出た一方、人工的に治すことに疑問を投げかける意見もあった。県はこうした意向を、5月に設置した専門家による技術検討委員会に伝え、同検討委はこれを踏まえ、本年度末をめどに人工再生の可否を判断する。

 

 根浜海岸は震災前、約700メートルの白砂青松が続き、年間4万人以上の海水浴客らでにぎわう市の中心的な観光地だったが、震災の津波と地盤沈下で砂浜がほぼ消失。震災後、徐々に砂が戻りつつあるというが、市が先に行った検討では、自然回復には数百年を要するとの調査結果を発表している。

 

砂浜再生に向けた地元住民の意見を聞く懇談会

砂浜再生に向けた地元住民の意見を聞く懇談会

 

 こうした中、県は5月に根浜海岸復興養浜技術検討委員会を設け、人工再生が可能かどうか検討を始めた。検討委の状況を伝えるとともに、浜との関わりが深い地元の声を検討に生かすため、懇談会を設置。地元自治会、漁業や観光業関係者ら15人の委員が出席し、検討委から参加した田中仁・東北大大学院工学研究科教授が座長に選ばれた。

 

 事務局による根浜海岸の現状、検討委で挙がった砂浜復元に向けた課題などの説明を受けた後、出席者らが意見を交わした。

 

 「海水浴ができるようになるといい」との声が大半。箱崎フィッシャリーナから旅館宝来館付近までの約500メートル、波打ち際まで約50メートル幅での再生を求めた。「根浜は自慢の海岸。理想は震災前の姿に戻ることだが、ラグビーワールドカップの観客に海と山の美しい風景も楽しんでもらえるよう、少しでも復元してほしい」との要望も。再生に使う砂について「片岸海岸に堆積している砂を使っては。同じ湾内にあり、生態系への影響も小さいのでは」との提案もあった。

 

 一方で、「自然に逆らって人工的に戻すことは不可能だ。新たな災害が起きる可能性もある。戻したい気持ちは分かるが、自然の法則に従うべきではないか」と指摘する人もいた。

 

 県では来年2月ごろに検討委を開催することにしており、合わせて懇談会も開く予定。

 

(復興釜石新聞 2017年7月1日発行 第601号より)

 

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野田市長に受賞を報告した都築住職(中)、佐々木部長代理(右)

釜石大観音「恋人の聖地」観光交流賞〜恋愛成就へ高まる魅力

野田市長に受賞を報告した都築住職(中)、佐々木部長代理(右)

野田市長に受賞を報告した都築住職(中)、佐々木部長代理(右)

 

 プロポーズにふさわしいロマンチックなスポット「恋人の聖地」を活用した優れた取り組みを表彰する「恋人の聖地観光交流大賞」で、釜石市大平町の釜石大観音が観光交流賞に選ばれ、12日、釜石大観音を運営する石応禅寺の都築利昭住職、佐々木富也部長代理らが野田武則市長に受賞を報告した。

 

 この賞は、恋人の聖地を認定するNPO法人地域活性化支援センター(静岡市)などが2015年に創設。3回目の今回は全国225カ所のうち68カ所が応募した。釜石大観音など聖地の特色を生かして観光や交流促進に取り組んだ9カ所が観光交流賞に選出。大賞には和歌山県白浜町の南紀白浜三段壁が選ばれた。授賞式は5月31日に東京で行われ、都築住職らが出席した。

 

 釜石大観音では、昨年4月の聖地選定を記念し、2羽のカメモが寄り添うハート型のモニュメントを設置。釜石湾の絶景や荘厳な姿の大観音をバックに撮影できる写真スポットとして活躍している。観音像の足元には慈愛の「愛」の文字が刻まれた石板や、津波から船を守ったもやい綱のレプリカ「絆・伝説のロープ」もあり、カップルの仲をより深める場所にもなっている。

 

 季節のイベント時にはライトアップしロマンチックな雰囲気を演出したり、市民有志団体による仲見世通りを活用した「えんむすびまつり」なども開催。こうしたイベントを通じ出会った人が結婚するなど、恋愛成就のスポットとしても魅力も高まっているという。

 

 都築住職は「人つなぎの取り組みを認めていただき、うれしい」と受賞を喜ぶ。仲見世通りの店舗を活用した新たな動きが見られることなどを紹介し、「観光の拠点、交流、出会いの場になれば。釜石の活性化につながるよう、今後の展開を見守りたい」と話した。

 

 野田市長は「今後、増加が予想される海外からの客に対応した取り組みも必要になる。釜石に来たら外せない、必ず立ち寄ってもらう観光スポットの一つになるよう、市としても協力する」と述べた。

 

(復興釜石新聞 2017年6月17日発行 第597号より)

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会場はご飯にのせるおかずを買い求める来場者で大にぎわい。釜石の名店が食欲をそそる一品を提供した

橋上市場 にぎわい再現、好評 大渡橋で「釜石はしのうえ朝市」〜無理なく継続、定着目指す

開店早々、多くの買い物客でにぎわう大渡橋歩道

開店早々、多くの買い物客でにぎわう大渡橋歩道

 

 昨年10月に釜石市の大渡橋で開かれ、好評を博した「釜石はしのうえ朝市」──。かつての橋上市場のにぎわいを再現し、復興へ向かうまちを盛り上げていこうと市民有志が企画したイベントがさらに内容を充実させ、11日、2回目が開かれた。地元で愛される味覚などが特設の市場に集まり、名物の「釜石のっけ丼」やスイーツを家族連れなどで味わう市民が笑顔を広げた。

 

 震災後のまちづくりに励む若手市民団体「NEXT KAMAISHI(ネクスト釜石)」が中心となり、実行委(平野嘉隆実行委員長)を組織し開催。大渡橋歩道と橋のたもとの広場を会場に今回も午前6時に開店した。出店者は前回より8店増え、23店が農水産物や汁物、菓子類など食品のほか、生花や手工芸品など多彩な商品を販売した。

 

ボリューム満点「釜石のっけ丼」

 

 今回も大人気だったのが、無料で提供される温かいご飯に好みの具をのせて食べる「釜石のっけ丼」。イクラやマグロの刺し身、ホタテやサンマの焼き物など食べたいおかずを買い求めて”マイ丼”を作り、ボリューム満点の朝食を楽しんだ。

 

会場はご飯にのせるおかずを買い求める来場者で大にぎわい。釜石の名店が食欲をそそる一品を提供した

会場はご飯にのせるおかずを買い求める来場者で大にぎわい。釜石の名店が食欲をそそる一品を提供した

 

 友人と訪れた中妻町の佐々木秀一さん(43)は「生ものも食べられるし、この場所が橋上市場を思い出す感じで雰囲気がいい。どんどん開催してほしい」と釜石市民の新たな楽しみを歓迎。橋上市場で長年営業し、市場撤去後は釜石駅前のサン・フィッシュ釜石に移転した七兵衛屋商店(後藤英輔代表)の後藤さちえさん(56)は「橋上市場時代の常連さんと話ができたり朝市に来た人が店に足を延ばしてくれたり、多くのお客さまとの触れ合いがうれしい」と感激。「津波で商店街が打撃を受け、地元をアピールする機会がなかなかない。いろいろな店が1カ所に集まって釜石をまるごとPRできるのはとてもいいこと」と声を弾ませた。

 

 今年は新たな試みとして、橋の西側(駅側)のあずまや周辺に「ドルチェ&カフェコーナー」を開設。食事とは”別腹”でスイーツをゆったりと堪能できる場を設けた。橋上市場時代から市民に親しまれ、現在は小佐野町で営業する甘太郎商店など4店が出店し、焼きたての菓子などを販売。釜石ならではのおやつが来場者を喜ばせた。

 

古くから釜石市民に愛され続ける「甘太郎」(大判焼き)には順番待ちの列が続いた

古くから釜石市民に愛され続ける「甘太郎」(大判焼き)には順番待ちの列が続いた

 

 平野実行委員長(45)は「前回は予想以上の来客で、ご飯やおかずが足りなくなる反省点もあったので、食材の量を充実させるなど改善を図った。天候にも恵まれ多くの方に来ていただけた」と2回目の手応えを実感。今後の展開について「基本的に手弁当でやっている企画なので、限られた予算で無理なく継続し定着させていければ。参加店も増やしながら、魅力あるイベントに育てたい。今年度は秋ごろにも開催できれば」と話した。

 

(復興釜石新聞 2017年6月14日発行 第596号より)

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「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

世界遺産・橋野鉄鉱山、大切に次世代へ〜近代製鉄発祥160周年 国史跡指定60周年、たたら研究会 佐々木さん記念講演

「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

「日本最古熔鉱炉記念碑」をきれいにする地元住民ら。橋野高炉跡周辺の大規模な清掃活動は世界遺産登録後は初めて

 

 「近代製鉄発祥160周年」と「橋野高炉跡国史跡指定60周年」を記念した環境美化活動と講演会が3日、釜石市橋野町の世界遺産「橋野鉄鉱山」で行われた。釜石の発展に大きく貢献した製鉄業の歴史的節目を祝う記念事業の第1弾。市と市教委が主催した。

 

 橋野高炉跡とその周辺の環境美化活動には、地元栗橋地区の住民や釜石観光ボランティアガイドを中心に約100人が参加。草刈りや落ち葉回収、ごみ拾いなどの清掃に加え、高炉跡入り口に建つ「史跡橋野高炉跡碑(標柱)」「日本最古熔鉱炉記念碑」の洗浄が行われた。

 

 両碑は高炉跡が国の文化財に指定された1957(昭和32)年に建立された。記念碑裏面の碑文には「熔鉱炉百年祭を行うに当り日本産業発展の基盤を築いた大島高任翁の不滅の功績を敬仰してこの碑を建てる」とあり、当時の鈴木東民釜石市長、富士製鉄の永野重雄社長ら4人の名前が刻まれている。

 

 清掃日は史跡指定月日の6月3日と重なり、参加者は60年前から文化遺産として評価されてきた高炉跡に特別な思いを抱きながら、熱心に作業にあたった。

 

 続いて、橋野鉄鉱山インフォメーションセンターで記念講演が行われた。講師に招かれたのは、元県埋蔵文化財センター調査第一課長で、県内の発掘調査を数多く手がけてきた佐々木清文さん(盛岡市在住)。橋野高炉跡の史跡整備検討委員会の委員も務めている。

 

 たたら研究会全国委員の佐々木さんは、県内のたたら製鉄遺跡の発掘、論文執筆なども行っており、「たたら製鉄から高炉製鉄」と題し、国内外の製鉄の歴史や両製鉄技術の違いなどについて解説した。

 

インフォメーションセンターで行われた記念講演

インフォメーションセンターで行われた記念講演

 

 本県では大槌、山田、宮古などで古代の製鉄遺跡が発見されている。南部藩時代には、仙台藩から先進技術が伝えられ、18世紀には鉄生産が盛んになった。当時は1カ所で操業する永代たたらではなく、木炭産地を求めて炉を移動したため、各地に遺跡が残る。高炉製鉄が始まってからも、たたら製鉄は続き、20(大正9)年ごろまで行われたという。

 

 釜石市内のたたら製鉄は、片岸町の室浜遺跡で古代製鉄の跡が見られ、同じ室浜の川原遺跡からは中世の鉄製品が大量に見つかっている。近世になると、栗林や和山高原でもたたらが行われ、「和山7鉄山」などとも呼ばれた。栗林では釣り針に使う針金も作られていたことが分かっている。

 

 仙台藩からの技術指導だけでなく、独自に技術を学んできて、釜石でたたらを広めた人物もいた。たたらの原料は砂鉄。磁石が発見されると、たたらによる鉄鉱石精錬も試みられたが、連続操業には至らなかった。

 

 佐々木さんは「日本に製鉄が伝わって1500年余り。世界で最も進んだ製鉄を行うまでになった。近代化を物語る産業革命遺産の中で、初期の高炉跡が遺跡として残るのは釜石だけ。これは地元のたゆまぬ努力と情熱があったればこそ。大事にし、次の世代にもつないでいこう」と講演を締めくくった。

 

 市は本年度、同記念事業として12月の「鉄の週間」行事の拡大、鉄の歴史館のリニューアル、市制施行80周年と連動した記念行事の開催などを計画。世界遺産を含む鉄のまち釜石を内外にアピールする。

 

(復興釜石新聞 2017年6月10日発行 第595号より)

 

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しっとりと雨に濡れ開花を待ちわびる八重桜の枝

八重桜咲き始め、橋野鉄鉱山でまつり〜地域の魅力発信、餅まきで

しっとりと雨に濡れ開花を待ちわびる八重桜の枝

しっとりと雨に濡れ開花を待ちわびる八重桜の枝

 

 釜石市橋野町青ノ木の春を彩る「橋野鉄鉱山八重桜まつり」は14日、橋野鉄鉱山インフォメーションセンター周辺で開かれた。同所が誇る八重桜並木は花が咲き始めたばかりで、この日はあいにくの雨模様。満開の花を見ることはできなかったが、高炉場跡の見学や餅まき、豚汁のお振る舞いで来場者を迎え、世界遺産を盛り上げる地元住民の心意気を示した。

 

 同まつりは、橋野町振興協議会(和田松男会長)、栗橋地区まちづくり会議(遠野健一議長)が共催する「はしの四季まつり」の一つ。橋野鉄鉱山の世界遺産登録後は2回目の開催で、主催者が運行する無料貸し切りバスやマイカーなどで、多くの人たちが足を運んだ。

 

 高炉場跡の見学は、釜石観光ボランティアガイド会(三浦達夫会長)の協力を得て、約1時間のガイドツアーを実施。地元在住のガイドらが見学者を案内し、当時の操業の様子などを分かりやすく解説した。

 

 恒例の餅まきは1500個の餅を用意。一部に産直施設「橋野どんぐり広場」で利用できる商品券を入れ、誘客につなげた。豚汁は300食分を地元の女性たちが手作り。地場の野菜、山菜が入った豚汁は毎年来場者から好評で、肌寒かったこの日は特にもうれしい一杯となった。

 

餅まきを楽しみ季節外れの寒さを吹き飛ばす来場者

餅まきを楽しみ季節外れの寒さを吹き飛ばす来場者

 

 青ノ木地区は、大型連休期間中は好天に恵まれたが、その後の1週間は気温が低めに推移し、八重桜の開花も足踏み状態。祭り当日は前日からの雨が降り続き、日中の気温も9度ほどで、花びらがしっかり開いた花は少なかった。

 

 天神町仮設団地に暮らす高橋啓子さん(67)は「八重桜の花を楽しみにして来たが残念。今度、花が咲いている時に来てみたい」と次の機会に期待。釜石市ウォーキング協会が企画した青ノ木周辺を歩く例会に参加し、同まつりも楽しんだ盛岡市ウォーキング協会の川守睦子さん(64)は、昨年訪れた仲間から評判を聞いて来釜。「山あいを歩くのが好き。雨は残念だけど、おいしい豚汁や餅をいただき、とてもいい日でした。来年もぜひ」と再来を願った。

 

 釜石観光ボランティアガイド会会員の菅原真子さん(50)は自身の勉強も兼ねて、ガイドツアーに参加。「橋野在住のガイド三浦勉さんは、難しくなりがちな鉄の話に当時の生活の様子を織り交ぜるなど、親しみやすい説明が聞いてて楽しい。参考にしたい」と今後の活動への意欲を高めた。

 

 「尾崎半島の山林火災の鎮圧につながり、八重桜も長く楽しめる恵みの雨と捉えたい。天候が回復すれば花も咲きそろうと思うので、また見に来てほしい」と和田会長。一昨年4月、世界遺産登録を祈念し新たに植えた八重桜140本も花をつけ始めており、年を増すごとに立派に育っていくのを心待ちにした。

 

 また、夏のラベンダーまつり復活に向け、一昨年夏、スケート場跡地に植えた300株のラベンダーも順調に生育中。和田会長は「四季折々のイベントを通じ、地域の魅力発信に努めたい。栗橋地区には多くの史跡や大自然の景観があるので、もっとPRしていければ」と思いを新たにした。

 

(復興釜石新聞 2017年5月17日発行 第588号より)

 

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