「釜石お店なび」発行〜国体に向けマップを1万部、釜石商工会議所
安全な国体の盛り上げへ、味の釜石を紹介するマップ「釜石お店なび」
46年ぶりに開かれる「希望郷いわて国体」で3競技が行われる釜石市を訪れる人たちに、食、ものづくりの魅力や復興の様子を体感してもらおうと、釜石商工会議所(山崎長也会頭)は中心街の東部・鈴子地区の食事や土産品を紹介するマップ「釜石お店なび」1万部を発行した。6日に行われたオープンウォータースイミング競技直前にはすでに4200部が配布されており、残部も10月2日のトライアスロン競技、同4~7日の7人制ラグビー(男女)に向けホテル、交通機関などに用意されている。
マップの大きさはA2判で両面印刷。8つに折り込み、A5判で陳列される。その表面は特産品の甲子柿をイメージさせる柿色の地に題字、6種の「味」をカラー写真で配し、釜石市のキャラクター「かまリン」が添えられた。
「なび」は8月1日現在の情報による。道路図とともに1面が鈴子地区と、ラグビー競技会場となる松倉地区を含む甲子町。別面は東部中心街の仮設店舗なども紹介。お店は食事(鈴子・甲子16、東部31)居酒屋・スナック(鈴子31、同50)弁当など(東部4)、お土産など(鈴子15、東部4)で、「釜石ラーメン」は西部地区を含め11店を特記している。種別に円形のカラー番号で示し、いくつかの目印となる場所、味の製品を写真にした。
国体の会場はイラストでアピール、1面には観光・交通機関を囲みで示した。何より津波災害を想定した避難場所は、赤の統一イラストで強調した。
掲載した店舗は同会議所の会員事業所を中心に、東日本大震災後に導入された小規模事業者等持続化補助金に関する経営計画を作成する事業所(採択67事業所)の支援も目的とする。
「なび」発行にかかわった同会議所中小企業相談所経営支援課の鳥居奈保子さんは「市街からのお客さま、国体で来る多くのみなさんに、楽しく食事をして、お土産を買ってもらい、釜石を感じてほしい。がんばる商業も精いっぱいアピールしたい」と語った。
なお、同会議所のホームページでは、市内のお店情報を網羅した「釜石お店なう」を掲載している。
「なび」の問い合わせは釜石商工会議所中小企業相談所(電話0193・22・2434)へ。
(復興釜石新聞 2016年9月14日発行 第520号より)
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