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ミュージカル公演に向け精いっぱい努力することを誓う研究生ら

負けない心、ダンスで表現〜駒幸夫さんプロデュース「三陸わらし」ミュージカル本格始動

ミュージカル公演に向け精いっぱい努力することを誓う研究生ら

即興のダンスで気持ちを一つにし、ミュージカル公演に向け精いっぱい努力することを誓う研究生ら

 

 東日本大震災を経験した子どもたちが震災の真実や古里への思いを世界に発信するミュージカル「三陸わらし」が、3月の初公演に向け本格始動した。舞台は釜石市鵜住居町出身の三味線奏者、駒幸夫さんが発案、プロデュースする。26日の劇団発足報告会を皮切りに、来年1月7日から歌や演技、ダンスなどの稽古を開始。犠牲者の7回忌となる3月11日に釜石大観音境内で開く追悼イベントで、初披露する。

 

 劇団発足報告会は釜石市大町の青葉ビルで開かれ、オーディションに合格したメンバーと保護者、来賓ら約30人が出席した。野田武則市長は「三陸の多くの方に元気を与えるミュージカルを作っていただければ。皆さんの健闘を祈る」と激励。研究生となった小・中学生14人が自己紹介し、ダンスで意気込みを示した。

 

 ミュージカルは「3・11を忘れない東日本・三陸わらし世界への架け橋推進委員会」が主催。駒さんが制作プロデューサーを務め、長年にわたり釜石市民劇場を手がけてきた久保秀俊さんが演技や舞台作りを指導する。10月から3回のオーディションを行い、釜石市、大槌町、宮古市の小中高生15人を選抜。他にダンス専門の10人も確保した。

 

 駒さんが構想を練り脚本を制作。震災のこと、被災を乗り越え躍動する姿、友達との別れ、いつかは古里に戻りたいと願う心―。被災した子どもたちが抱いてきたさまざまな感情をセリフ、歌、ダンスで表現する。研究生は、元劇団四季メンバーの指導も受ける予定。釜石を代表する郷土芸能、虎舞と鹿踊りを地元団体から指導を受け、三味線演奏とともに舞台に盛り込む。

 

 甲子中3年の藤井朱羅さん(15)は「音楽やダンスに興味があり応募した。オーディションは緊張してしまったが、合格してびっくり。自分がやっている鹿踊りや津波のことなどを世界の人たちに伝えられるよう精いっぱい頑張りたい」と力を込める。

 

 3月11日の大観音での野外公演は、1時間余りの舞台を30分ほどにまとめて披露する。その後、英語での稽古を重ね、早ければ来夏にもニューヨーク公演を実現させたい考え。

 

 「釜石で頑張っている子どもたちの姿をミュージカルで見せることで、東北の魂を国内外に届けたい。月に2回はシープラザ釜石のステージで公開稽古もし、発信力を高めていく」と駒さん。このミュージカルを”自分の人生最後の大事業”と位置付け、三陸の子どもたちが世界の文化交流の架け橋となることを願う。「震災で古里を離れた子どもたちが、もう一度この地に目を向け、帰ってくるきっかけにもなれば。子どもたちの可能性を引き出し、長く続く舞台にしたい」と夢を広げた。

 

(復興釜石新聞 2016年12月31日発行 第551号より)

 

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広報かまいし2017年1月1日号(No.1655)

広報かまいし2017年1月1日号(No.1655)

広報かまいし2017年1月1日号(No.1655)

 

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広報かまいし2017年1月1日号(No.1655)

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【目次】
表紙:市長年頭あいさつ
P02:岩手大学農学部食料生産環境学科水産システム学コースおよび岩手大学大学院総合科学研究科地域創生専攻の設置について、平成28年度東京大学釜石カレッジ第2弾!「ピンチを乗り切る 危機対応学トーク・イベント」
P03:鵜住居地区の土地区画整理内の通路の一部を一般車両に開放します、国道45号(両石地区)の道路の切り替えを行います
P04:ナラ枯れ被害に要注意!、新しい医療費控除が始まります、平成28年度釜石市中小企業退職金共済事業補助金のご案内
P05:岩手沿岸南部広域環境組合決算、身近な防災豆知識26
P06:今月のインフォメーション、おもいをつむぐはなみずき
P08:釜石シーウェイブスRFC新設リーグへの参入決定、松飾りを収集します

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2686 / メール
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釜石港湾口防波堤の北堤先端部に再建された赤灯台

「海の復興」明るく照らす~被災の赤灯台を再建、釜石湾口・北防波堤に据え付け

釜石港湾口防波堤の北堤先端部に再建された赤灯台

釜石港湾口防波堤の北堤先端部に再建された赤灯台=22日午前

 

 東日本大震災で倒壊した釜石港湾口北防波堤灯台(赤灯台)が22日、再び姿を現した。国土交通省が進める同防波堤復旧事業の一環で再建され、灯台本体の据え付け工事が行われた。赤灯台への切り替え、再稼働は新年1月中旬を見込む。赤い円柱形の大きな灯台は陸上からも遠望され、海の復興の一つを物語る。

 

 釜石港湾口防波堤北堤(延長990メートル)の赤灯台は2003年1月に点灯を開始し、釜石海上保安部が管理してきた。8年後の震災で基盤のケーソンとともに倒壊。海上保安庁は航路の安全確保のため灯浮標を設置した。

 

 本年度復旧事業の工期は昨年6月から来年1月末まで。ケーソン8基の設置、上部工など関連工事を五洋・徳倉JV(特定建設工事共同企業体)が約20億円で請け負い、その一環で灯台の再建が進められている。灯台本体の製作は平田港の作業ヤードで行われた。

 

 22日早朝、真紅のタイル模様で覆われた約150トンの灯台本体は巨大クレーンを持つ台船に積み込まれ、約3キロ離れた北堤の基礎部に設置された。

 

 灯台の色は国際法で統一され、赤色は入港する船舶の「右」、白色は「左」を意味する。今回設置された灯台本体の高さは約15メートル、直径2メートル。ケーソン、台座などを加え平均水面から頂上部までは約23メートルになる。南堤に設置される白灯台より赤灯台が大きいことについて、釜石海上保安部の職員は「北堤先端部の方が強い波を受ける。激浪を避けて発光体を高い位置に上げ、支えるには一定の強度が必要」と説明する。

 

 東北地方を管轄する第二管区海上保安本部(塩釜市)は震災で、太平洋岸の灯台251基のうち129基、釜石海保管内では69基のうち46基が被災したが、これまで38基を本復旧させた。相馬雅・交通課長は「(赤灯台の)本復旧まで、徐々に増え続ける海上交通に支障を生じさせなかったことがうれしい」と語った。

 

 灯台の切り替え工事には、稼働中の灯浮標4基などの撤去が伴う。湾口の通航帯は現在、250メートルだが、防波堤上の固定灯台に移行すると、震災前の300メートルに戻る。

 

(復興釜石新聞 2016年12月28日発行 第550号より)

 

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アクセス数が多かった記事のまとめ

2016年 縁とらんすでアクセス数の多かった記事のまとめ

アクセス数が多かった記事のまとめ

 

2016年も残すところあと数日となり、釜石市内でも大きなバッグを持たれた家族づれや県外ナンバーの車をよく見かけるようになりました。

 

オリンピックイヤーの今年を振り返ると、ここ岩手県釜石市も「スポーツの年」と言っても過言ではないのではないでしょうか。

 

過去最多となる41個ものメダルを獲得した日本代表選手らの活躍に国内中が湧き上がり、釜石市でも3競技が開催された希望郷いわて国体では、各都道府県を代表するトップアスリートが岩手県に集い、連日熱戦が繰り広げられました。

 

そして、釜石高校の春の選抜大会出場。小豆島高校との21世紀枠対決は日本中が注目した一戦となり、接戦のすえ釜石高校が甲子園での悲願の一勝を果たしました。

 

釜石シーウェイブスは、来年から新設されるトップチャレンジリーグ(仮称)への参入をつかみとり、新日鉄住金釜石サッカー部は、東北社会人サッカーリーグ1部への昇格が決まりました。

 

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんすでは、2016年の振り返りと1年の感謝の気持ちを込めて、今年のTOP10の記事をご紹介する予定でした。しかし、いざアクセスデータをまとめてみると・・・そのほとんどが釜石高校野球部に関する記事となりました。東日本大震災から丸5年が過ぎた今年、釜石市からの甲子園出場がいかに注目されていたかが分かります。

 

そこで、釜石高校の甲子園出場以外にも様々なニュースや出来事があった1年間ですので、月ごとに第1位の記事をまとめました。この1年間を振り返りながらご覧頂けたら幸いです。

 

今年も、熊本地震や台風被害など、自然災害による甚大な被害が発生してしまいました。2017年は、各地域の復興が進み、平和で穏やかな1年となりますことをお祈りいたします。

 

1月 第1位の記事

釜石高校の第88回選抜高校野球大会への出場が決定しました

釜石高校の第88回選抜高校野球大会への出場が決定しました

地域情報 | 掲載日:1月29日
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2月 第1位の記事

前回出場 20年前のOB「存分に楽しんで」〜エース前田直樹さんら後輩にエール、10年前に「釜甲会」結成 絆深める

前回出場 20年前のOB「存分に楽しんで」〜エース前田直樹さんら後輩にエール、10年前に「釜甲会」結成 絆深める

復興釜石新聞 | 掲載日:2月9日
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3月 第1位の記事

釜石高校 甲子園 パブリックビューイング

釜石高校 甲子園 パブリックビューイング

イベント情報 | 掲載日:3月14日
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4月 第1位の記事

釜石SW ピーターセンら10選手補強 TL昇格再挑戦〜続投三浦HC「今年こそ歴史変える」

釜石SW ピーターセンら10選手補強 TL昇格再挑戦〜続投三浦HC「今年こそ歴史変える」

復興釜石新聞 | 掲載日:4月6日
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5月 第1位の記事

≪復興応援≫ 松尾雄治&根本要(スターダスト☆レビュー) トーク&ライブ 「スポーツと音楽の面白トーク」

≪復興応援≫ 松尾雄治&根本要(スターダスト☆レビュー) トーク&ライブ 「スポーツと音楽の面白トーク」

イベント情報 | 掲載日:5月17日
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6月 第1位の記事

松尾さん、根本さん復興応援トーク~30年来の交流エピソード織り交ぜ

≪復興応援≫ 松尾雄治&根本要(スターダスト☆レビュー) トーク&ライブ 「スポーツと音楽の面白トーク」

復興釜石新聞 | 掲載日:6月15日
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7月 第1位の記事

チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.5 「布袋寅泰、釜石で“夢”を語る。」@シープラザ釜石

チームスマイルpresents “わたしの夢”応援プロジェクトvol.5 「布袋寅泰、釜石で“夢”を語る。」@シープラザ釜石

地域情報 | 掲載日:7月16日
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8月 第1位の記事

岩手ぅんめぇ〜もんグランプリ優秀賞、藤勇 十割糀みそケーキ 発売〜老舗醸造会社と人気洋菓子店のコラボ

岩手ぅんめぇ〜もんグランプリ優秀賞、藤勇 十割糀みそケーキ 発売〜老舗醸造会社と人気洋菓子店のコラボ

復興釜石新聞 | 掲載日:8月10日
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9月 第1位の記事

被災の国道45号 鵜住居「復興見える」新道路 開通を祝う会〜28日から切り替え、長内橋で渡り初め

被災の国道45号 鵜住居「復興見える」新道路 開通を祝う会〜28日から切り替え、長内橋で渡り初め

復興釜石新聞 | 掲載日:8月31日
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10月 第1位の記事

釜石飲食店街再建へ、12月末にプレオープン「憩いの場、愛される店舗に」大町で地鎮祭

釜石飲食店街再建へ、12月末にプレオープン「憩いの場、愛される店舗に」大町で地鎮祭

復興釜石新聞 | 掲載日:10月3日
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11月 第1位の記事

第7回 全国虎舞フェスティバル

第7回 全国虎舞フェスティバル

イベント情報 | 掲載日:10月28日
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12月 第1位の記事

釜石情報交流センター&ミッフィーカフェかまいし〜オープン1周年記念感謝祭

釜石情報交流センター&ミッフィーカフェかまいし〜オープン1周年記念感謝祭

イベント情報 | 掲載日:11月30日
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縁とらんす

かまいし情報ポータルサイト〜縁とらんす

縁とらんす編集部による記事です。

問い合わせ:0193-22-3607 〒026-0024 岩手県釜石市大町1-1-10 釜石情報交流センター内

地域コミュニティーについて議論したパネル討論

「地域コミュニティ活性化」テーマに〜新しい東北 釜石交流会、官民連携へ課題共有

 地域コミュニティーについて議論したパネル討論

地域コミュニティーについて議論したパネル討論

 

 東日本大震災の被災地で活動するNPOや企業、復興に携わる行政や機関などが一堂に集う催し「新しい東北交流会in釜石」が17日、釜石市大町の釜石情報交流センターで開かれた。復興庁などでつくる「新しい東北」官民連携推進協議会が主催し被災3県で開いており、今回で9回目。「地域コミュニティ活性化」をメーンテーマに、専門家によるパネルディスカッションや支援団体による取り組み事例の発表などを通じてこれまで得られたノウハウや課題を共有し、今後の復興の方向性を探った。

 

 「東北が目指す地域コミュニティとは」と題したパネルディスカッションでは、釜石リージョナルコーディネーター協議会(釜援隊)の二宮雄岳さんを司会に企業や大学、支援団体の代表者4人が震災からこれまでの復興支援の成果・課題を振り返り、復興・創生期間の支援について意見を交わした。

 

 4人が共通し今後のまちづくりに必要な視点として挙げたのは「住民主体」の取り組み。釜石市社会福祉協議会地域福祉課の菊池亮課長は釜石で始まっている住民主体の支え合い活動について紹介し、「地域課題を自分たち事にしていく空気を作ることが大切」と強調した。

 

 住民の参加を促す手段として、岩手大三陸復興・地域創生推進機構の船戸義和特任研究員は「切迫感、危機感といった障害もある程度必要。現実の課題が見えてくる」と指摘した。千葉大学大学院園芸学研究科の秋田典子准教授は「人には誰かの役に立つという欲求があり、うまく引き出し、編み上げることが大切」と話し、「昔から地域に根付く良い点だけでなく今の資源も大切に、あるものを使うのが東北型。コミュニティーは創造できる」と確信した。

 

 復興住宅で住民のソフト面支援に取り組んだUR都市再生機構岩手震災復興支援本部の岡本佳久さんは「少子高齢化の時代の今、被災地の課題は将来都会でも顕在化すると思う。どんなまちでも住民を理解し、連携して課題解決に取り組めるよう、今からできることを考えていきたい」と、東北での取り組みを全国で生かしたい考えを示した。

 

 被災地でサロン活動などに取り組む団体、日本酒での地域おこしや「食材付き情報誌」による生産者と消費者のつながり創出に取り組む団体などの事例紹介も。IT企業による高校生を対象にした交流イベント、子どもが楽しめる絵本や楽器の体験ワークショップも行われた。

 

 文化継承の先進的事例として、映画「この世界の片隅に」の特別上映会も開催。上映後には片渕須直監督、丸山正雄プロデューサーが登場し、「人とつながっていこう。どこにでも誰でも分かる生活を描こう」などと作品作りへの思いを話した。

 

 復興庁岩手復興局の山下容弘局長は「交流をきっかけに優れたノウハウが共有され、新たな展開が生まれれば」と期待した。

 

(復興釜石新聞 2016年12月24日発行 第549号より)

 

復興釜石新聞

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県内でも志す人が増えてきているという「馬搬」。しっかり仕事をこなす馬に参加者も感心しながら見入った

環境にやさしい「馬搬」を理解、釜石・大槌林業スクール〜林業へ応用 可能性探る、スピード 力強さに驚きの声

県内でも志す人が増えてきているという「馬搬」。しっかり仕事をこなす馬に参加者も感心しながら見入った

県内でも志す人が増えてきているという「馬搬」。しっかり仕事をこなす馬に参加者も感心しながら見入った

 

 釜石市片岸町の釜石地方森林組合(久保知久組合長)が開く「釜石・大槌バークレイズ林業スクール」のオープンセミナーが18日、行われた。今年度最後のセミナーのテーマは、山林で切り倒した木を馬に引かせて搬出する「馬搬」。環境への負荷が少なく、近年見直され始めた昔ながらの技術に参加者が理解を深め、将来の林業への応用可能性を探った。 

 

 一般の申込者と同スクール通年コースの受講生35人が参加。午前は組合事務所で座学が行われ、森林環境リアライズ(北海道)の石山浩一専務と遠野市の馬搬馬方、岩間敬さん(遠野馬搬振興会事務局長)が講義した。森林施業のコンサルティングなどを行う石山専務は、人力によるやぶ出し、馬搬、流送から機械による木材搬出まで作業スタイルの変化の歴史を紹介。重機の導入が生産能力を高めた一方で、森林土壌の崩壊や土砂の流出、残木損傷など森林環境への影響も指摘されており、今後は生物多様性に配慮した森づくり、排水機能を持たせた作業道開設が必要だとした。

 

 午後は上栗林地区の山林に移動し、馬搬の実演見学会。岩間さん(38)が、飼育する日本輓系(ばんけい)種の雄馬(11)と伐倒木を土場まで運び出す作業を見せた。ばんえい競馬出身で6歳から山林での作業に従事する馬は、指示を的確に理解し、無駄のない動きでスギ材を引いて見せた。

 

 「歩けば歩くほど道ができ、馬も道を覚えるので、慣れてくると人が誘導しなくても自ら動いてくれる。2、3人のチームや数頭で交代しながらやれば、作業効率もさらにアップする」と岩間さん。馬搬のメリットとして、重機が入れない間伐現場などで馬の能力が生かされること、機械による二酸化炭素排出量の削減、馬耕など農業での応用―を挙げ、「馬と機械、それぞれの優れている点を生かし合うことが、将来の林業発展につながるのでは」と話した。

 

 20代から遠野市のベテラン馬方に師事し、30歳から馬搬を専業とする岩間さんは、馬搬文化の継承、普及活動に取り組み、欧州の馬搬コンテストでも上位入賞を果たす。「いろいろな角度から馬搬の有効性、可能性を考えてもらえる機会はありがたい。興味を持つ人が増え、県内の広がりにつながれば」と期待する。

 

 奥州市水沢区の和田風人さん(27)は、前回のセミナーを機に林業に興味を持ち、同胆沢区の林業事業体に1カ月前に入社したばかり。「馬のスピードや力強さに驚いた。適材適所、採算面などいろいろ考えれば、今後の林業の可能性も広がると思う」と貴重な学習経験を積んだ。

 

 同組合の高橋幸男参事は「いかに山を傷つけずに森林環境を維持していくかが、私たち林業者に求められること。馬搬の無くなった釜石地域で再度やってみることで、新しい林業、森林の在り方も見いだせるのでは。アイデアを出し合い、ハイブリッド式な方法を模索したい」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年12月24日発行 第549号より)

関連情報 by 縁とらんす
釜石地方森林組合
遠野馬搬振興会

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完成した釜石中の沢メガソーラー発電所(日鉄鉱業提供)

中の沢メガソーラー発電開始へ、釜石市と日鉄鉱業が立地協定〜第2発電所の設置計画も推進

完成した釜石中の沢メガソーラー発電所(日鉄鉱業提供)

完成した釜石中の沢メガソーラー発電所(日鉄鉱業提供)

 

 釜石市と日鉄鉱業(東京都千代田区、佐藤公生社長)は14日、釜石市甲子町大橋の「釜石中の沢メガソーラー発電所」に関する立地協定を結んだ。締結式は釜石市役所で行われ、建設した同社の松永潤取締役と、野田武則市長がそれぞれ協定書に署名し取り交わした。同発電所はすでに太陽光パネルの設置を終え、試運転で安全性を確認後、予定ではきょう21日、本格的な発電を開始する。

 

 発電所は、同社が釜石市内に建設する2カ所目の施設。釜石鉱山から出る鉱滓(さい)を集積していた「中の沢堆積場」(約17万平方メートル)の一角に建設された。1971年に集積事業を終え、遊休地になっていた土地の比較的日当たりのいい南側約5万平方メートルを敷地に充てた。今年5月に着工し、太陽光パネル9240枚を設置。出力1990キロワット、年間発電量は一般家庭約500世帯に相当する220万キロワット時。東北電力と売電の手続きを済ませている。設備投資額は約7億6千万円。

 

立地協定を結んだ松永取締役(右から2人目)

立地協定を結んだ松永取締役(右から2人目)

 

 協定は、市が取り組むスマートコミュニティー構想の一環として、再生可能エネルギーを活用した地域経済の振興、地域産業の発展を図る狙いもある。

 

 野田市長は「立地は多様なエネルギー資源を活用したまちづくり、地域経済の振興と発展に資する。無事故で稼働し、地域に根差した発電所として発展してほしい」と期待を述べた。松永取締役は「山あいに設置したパネルが釜石と弊社の未来を明るく照らしてくれることを期待する」と応じた。

 

 同社は太陽光発電の普及啓発活動にも取り組んでいる。昨年1月から稼働する甲子町大松地区の発電所には見晴らし台を設け、自由に見学できるようにした。さらに同地区では第2発電所の設置計画も進め、甲子地区に再生可能エネルギーの取り組みを紹介する看板の設置を検討している。

 

(復興釜石新聞 2016年12月21日発行 第548号より)

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日鉄鉱業株式会社
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お年寄りに教わりながら年縄づくりに取り組む子どもたち

新年へ準備、年縄づくり~大畑町内会

お年寄りに教わりながら年縄づくりに取り組む子どもたち

お年寄りに教わりながら年縄づくりに取り組む子どもたち

 

 釜石市内でも新年を迎える準備が始まった。甲子町の大畑町内会(高野昇会長、575世帯)は18日、甲子林業センターで「年縄づくり会」を開き、地域の高齢者が小学生に昔ながらの正月の習わしを教えた。

 

 同町内会の師走恒例行事で約50人が参加した。地元老人クラブ「大畑不動クラブ」の会員5人が指導。子どもたちは稲わらを木づちでたたいて柔らかくする作業や幣束作りをして下準備を整え、”縄ない”に挑戦した。

 

 わらを10本ほど取り、根元から十数㌢上を縛って固定。足でわらの端を押さえて両手のひらをこすり合わせるようにして、より縄にした。最後に幣束と松葉を取り付けて完成。作った年縄は各家庭に持ち帰り、年末年始に飾られる。

 

 参加した子どもたちから「(わらをなうのは)難しい」「手が痛い」との声が飛んだ。慣れた手つきで作業を進めていた河村優芽果さん(甲子小3年)は「去年も参加したので難しくないし、楽しい」とにっこり。母親の優子さん(37)は「行事に参加すると、地域の人と交流できるし、いろんなことが知れる」と見守った。

 

 同クラブの及川梅夫会長(80)は「年縄には1年間お世話になった家の中の各所を清め、感謝の気持ちで新年を迎える意味がある。子どもたちには勉強も必要だが、伝統を知ることも大事。世代交流で伝えていければ」と願った。

 

 同町内会は各種行事が盛ん。来年1月15日には同センターで、みずき団子づくりや百人一首を楽しむ会を予定する。

 

(復興釜石新聞 2016年12月21日発行 第548号より)

 

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カップル(久保君と砂金さん)の開放的な様子が受賞につながった釜石市作品

ふるさとCM大賞、釜石市が初の銀賞〜すがすがしいカップル好感呼ぶ

カップル(久保君と砂金さん)の開放的な様子が受賞につながった釜石市作品

カップル(久保君と砂金さん)の開放的な様子が受賞につながった釜石市作品

 

 「ふるさとCM大賞inIWATE2016」(岩手朝日テレビ主催)の審査がこのほど行われ、釜石市の作品「かまいしには”愛”がある~恋人の聖地『釜石大観音』ふたりはずっと~」が銀賞(県市長会会長賞)を獲得。作品は同テレビで来年1年間、80回放送される。

 

 作品の撮影場所は、今年4月に「恋人の聖地」に選ばれた釜石大観音。選定記念イベントが行われた9月4日、和装で着飾ったカップルはイベントで、ハート型のモニュメントに添えられた鐘の鳴らし初めの大役をまかされた。

 

 15秒の作品中、2人の動画は数秒。2人が大観音の恋人スポットで、明るく自然な様子で語らう表情がとらえられた。その背景に雄大な海岸線などをさりげなく映し込んだ。

 

 ふるさとCM大賞は「郷土愛」をテーマに2003年にスタート。14回目の今年は県内28市町村が参加した。釜石市は14年から、「かまいしには”愛”がある」をテーマに、ふるさとCMを制作。大震災からの復興を進める中で見えたものが、さまざまなかたちの愛。「KAM『AI』SHI」の中央を「愛」と読み解き、テーマに重ね合わせた。同コンテストでの上位入賞は初めてだった。

 

 審査で好評だったのがモデルのカップル。市内の高校3年・砂金珠里さん(18)と、1年先輩で東京在住の久保優太さんは、釜石応援ふるさと大使の藤原綾子さんの勧めで出演した。スタッフによると、当初の演出方針を変え、2人の自然なやり取りを採用した。人々の心に深くアピールする雰囲気を醸し出した2人の存在そのものが、受賞につながった。

 

 砂金さんは「私の着物は、釜石の漁業をイメージしたデザインでした。(映像は)短いですが、協力してくれたみなさんの気持ちが込められています。多くのみなさんに見てほしい。初めての映像出演は、いい体験でした。卒業後は、関東圏に就職します」と語った。

 

 映像は釜石市役所のホームページにアップされ、YouTubeで閲覧できる。

 

 なお、大賞は宮古市、銀賞は釜石市と一戸町、特別賞には野田村、一関市、普代村、花巻市、田野畑村、滝沢市が選ばれた。

 

(復興釜石新聞 2016年12月17日発行 第547号より)

 

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ミッフィーに抱きついて大喜びの女の子に、お母さんも笑顔

ミッフィーに笑顔弾ける家族〜釜石情報交流センター、1周年記念感謝祭に人出

ミッフィーに抱きついて大喜びの女の子に、お母さんも笑顔

ミッフィーに抱きついて大喜びの女の子に、お母さんも笑顔

 

 「ミッフィーカフェかまいし」と、多目的集会室「チームスマイル・釜石PIT」を中心に構成する釜石市大町の釜石情報交流センターが、間もなくオープン1周年を迎える。その記念感謝祭が10、11日の2日間、同センターで行われた。初日は着ぐるみのミッフィーが来場者を出迎え、市内外から訪れた家族連れがファンタジーあふれるひとときを過ごした。市内中心部のにぎわいや交流創出の拠点として期待を込めて整備されたセンターは、施設内に開設されているカフェのメニューや内装を柔軟に変え、映画やコンサートなどさまざまなイベントを開催。「何度も足を運んでもらう」仕掛けの工夫と積み重ねで、予測を上回る利用者数という。

 

 同センターは昨年12月23日にオープンした。当初、予想した年間利用者数は5万人だったが、今年11月末ですでに6万人を超えているという。

 

 10日は記念セレモニーとクリスマスツリーの点灯式も行われた。野田武則市長は「センター開設が多くの人に喜ばれたと実感する。地域に元気と勇気を与えてくれており、果たしている役割は大きい。これからも愛される施設運営を進めてほしい。優しさや愛くるしさを感じるミッフィーを中心に平和と愛を発信する場になれば」と期待を込めた。ミッフィーをモチーフにした信号機の設置など、一帯を「ミッフィー通り」にするビジョンの可能性にも触れた。

 

 姿と動きが愛くるしいミッフィーが登場すると、心待ちにしていた子どもたちは笑顔を広げ、歓声を上げた。1周年を祝って乾杯した後、華やかな飾りで彩られたクリスマスツリーにイルミネーションを点灯。来場者は、ミッフィーのふわふわした体に抱きつき、記念撮影して触れ合いを楽しんだ。

 

 鵜住居町の西柚稀ちゃん(5)は「ミッフィー大好き。ふわふわしててかわいい」と大はしゃぎ。「おしゃれな場所でいい」と、カフェでの食事や映画の上映と、何度か足を運んでいるという母親の由佳さん(44)は「子どもたちが暮らしやすい地域になってほしい」と願った。

 

 会場ではクリスマスをモチーフにしたカードづくりのワークショップも行われた。25日まで続けるグッズ販売コーナーでは、通常よりも多くの種類が並び、気に入った商品を品定めする人たちでにぎわいを見せている。

 

 11日は松ぼっくりを使ったミニクリスマスづくりワークショップ、吉本芸人によるお笑いライブ、餅まきが行われた。

 

 市によると、同センター利用者の6~7割はカフェでの飲食が目的で、家族連れが多いという。カフェではメニューにアレンジを加えて提供、内装の模様替えをするなど工夫を重ねた。多目的集会室では新作映画の上映に向け機材を新しくするなど、若者やリピーターを増やす取り組みにも力を入れている。隣接して建設が進む「釜石市民ホール」(仮称)は来年秋の完成を見込む。商工労政課の平松福壽課長は「ホールとの連動で市民活動や地域の活性化に、さらなる相乗効果が期待できる」と話した。

 

(復興釜石新聞 2016年12月14日発行 第546号より)

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小佐野町の住宅地で進む復興道路工事の見学会で体験学習も楽しむ子ども

小佐野地区、復興道路の現場公開〜お楽しみ、学習も人気

 小佐野町の住宅地で進む復興道路工事の見学会で体験学習も楽しむ子ども

小佐野町の住宅地で進む復興道路工事の見学会で体験学習も楽しむ子ども

 

 三陸沿岸道路の釜石中央インターチェンジ(仮称)を構成する小佐野町と新町に建設される高架橋工事の現場見学会が4日、小佐野町2丁目の現地で行われた。一帯の住民、家族連れ約140人が参加し、工事の進ちょく状況を確認し、大型建設機械の操作体験、魚釣りなどを楽しんだ。

 

 現場は、りんかい日産建設が受注した「小佐野高架橋下部工工事」。同社東北土木支店釜石営業所の谷口保夫所長によると、用地約6千平方メートルの延長約200メートル区間に橋脚4基、橋台1基を建設。工期は今年6月から来年7月、請負額約3億9千万円。

 

 現場の一般公開は初めてだった。早期開通へ、工事は午後7時ごろまで行う。谷口所長は「工事について、住民のみなさんの理解と協力をいただいており、感謝を込めて開催した。暖かく、天気もいい。多くの人が来てくれてうれしい。子ども、みなさんに楽しみながら見てほしいので、食べ物や魚釣りも用意した」と語った。

 

 その「お楽しみコーナー」は現場作業員ら40人がサポート。豚汁、飲み物が用意され、多彩な体験コーナーが待っていた。ニジマスを放した土中の急造生けすには、幅広い年代が群がった。「今夜の一品に」という高齢女性グループ、父母と一緒の子どもが夢中で挑戦した。

 

 バックホー、100トンと25トンのつり上げ能力がある大小のクレーン2台、地ならしするローラーは運転席に乗り込むことができた。高所作業車は人気を集めた。ヘルメット、安全帯を装着し、高さ約20メートルの遠望を楽しんだ。

 

 理科の学習コーナーも用意した。重さ10キロのます状のコンクリートが水に浮かぶ実験は浮力の実証。滑車の数が増すごとに、引き上げる負荷が減少する体験もできた。モルタルの塊で「手形」をとり、終了する2時間後に記念品としてプレゼントされた。

 

 谷口所長は「子どもに楽しく学び、体験してほしい。将来、土木業界を担う人材になってくれれば」と期待を込めた。

 

 お父さんと参加した小佐野小2年の長谷川響君は「初めて魚を釣った。1匹。高いところは少し怖かったけど、遠くまで見えた。手形もとった」と大満足だった。

 

 現場の近くに住む高橋八郎さん(81)は「雨、風の中でみなさんが働いている。大変だと思う。音や振動はあるが、配慮してくれるので気にしない。工事のことを、丁寧に教えてもらい、うれしかった」と語った。

 

(復興釜石新聞 2016年12月10日発行 第545号より)

 

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広報かまいし2016年12月15日号(No.1654)

広報かまいし2016年12月15日号(No.1654)

 広報かまいし2016年12月15日号(No.1654)

 

広報かまいし2016年12月1日号(No.1653)

広報かまいし2016年12月15日号(No.1654)

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【目次】
表紙:希望学から危機対応学へ
P02:「スポーツ」で振り返る釜石の2016年~スポーツのまちへ~
P04:市職員を募集します
P05:平成28年度釜石市市勢功労者表彰、償却資産申告書の受け付けが始まります
P06:子どもの相談・支援事業を始めます、艦砲戦災犠牲不明者を調査しています、東日本大震災災害義援金の追加交付をします
P07:被災した人の「医療費の一部負担金」「介護保険の利用者負担金]の免除期間を平成29年12月31日まで延長します、新たなメガソーラー発電所が設置されました、みんなでごみ減量へチャレンジ4
P08:まちの話題
P10:市民のひろば
P12:保健案内板
P14:まちのお知らせ
P16:第2回防災士養成研修講座の受講者を募集します、コミュニティ助成事業(宝くじの助成金)で「煙体験ハウス」を整備しました、年末年始の休館情報

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 広聴広報課 広報係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
電話:0193-22-2111 / Fax 0193-22-2686 / メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/shisei_joho/koho/backnumber/detail/1206290_2596.html
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