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ラグビーW杯カウントダウンボード、市民ホールに設置へ〜釜石商工高校が協力

ラグビーW杯のカウントダウンボード製作に取り組む釜石商工高生

ラグビーW杯のカウントダウンボード製作に取り組む釜石商工高生

 

 2019年ラグビーワールドカップ(W杯)のPRと機運醸成を図ろうと釜石市は、県立釜石商工高(千葉尚校長、生徒350人)の協力を得て、釜石での試合開催日(1戦目)までのカウントダウンボードを製作している。今月末までに完成する見込み。大町の釜石市民ホールに設置し、釜石開催まで650日となる12月14日に除幕式を行う予定だ。

 

 釜石では、建設中の「釜石鵜住居復興スタジアム(仮称)」で2試合が行われる。9月25日にフィジーとアメリカ地区2位が、10月13日にアフリカ地区1位と敗者復活戦勝者が対戦する。

 

 カウントダウンボードの設置は、大会に向けた市民の参画意識の高揚、次代の地域産業を担うものづくり人材育成の一助にと企画。製作は同校の工業クラブ(佐々木颯太部長、生徒9人)が担い、製作費(30万円)を釜石ライオンズクラブ(LC、鎌田博之会長)が支援した。

 

 ボードは縦90センチ、横1メートル80センチ。建築資材の薄い板「コンパネ」を使ったフレームに、発光ダイオード(LED)で文字をスクロール表示する電光板を取り付ける。フレームには市のイメージキャラクター「かまリン」、市の花「はまゆり」、虎舞などの絵柄が貼り付けられ、釜石らしさにあふれたデザインに。コンパネと断熱材で作った橋野鉄鉱山(高炉跡)の石組みをモチーフにした台座や、鉄板を切って、曲げて、溶接して作るラグビーボールのオブジェと組み合わせると完成する。

 

 製作は今年8月から開始。それぞれ得意分野を生かして、ボードの電源や電光表示プログラム、絵柄部分を電気電子科、台座の組み立てや塗装、オブジェの溶接などは機械・電子機械科の生徒が担当。部活動などの時間に製作を進めている。電光板の文字は、1戦目の開催までの残り日数、対戦国などを周知する内容を予定。

 

 製作状況を公開した16日時点での進み具合は8割。今後は台座の塗装、オブジェの磨き作業など仕上げを進める。

 

 電光板の表示プログラムを担当する佐々木部長(3年)は「開催日を知り、楽しみにしてもらえるようなボードを完成させたい。W杯をきっかけに、たくさんの人が釜石に興味を持って、まちが活気づくことにつながれば、うれしい」と期待する。

 

 釜石LCが支援した製作費は、震災を機に愛知県の東海LCから贈り続けられている復興支援金を充てた。作業の様子を見た鎌田会長は「想像以上のものができる」と、うれしそうに話した。

 

(復興釜石新聞 2017年11月18日発行 第640号より)

 

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ミッフィーカフェかまいしがマンホール蓋のデザインになりました!

ミッフィーカフェかまいしがマンホール蓋のデザインになりました!

ミッフィーカフェかまいしがマンホール蓋のデザインになりました!

 

平成29年12月9日(土)ミッフィーカフェかまいしのマンホールカード配布開始!

 

配布開始:2017年12月9日(土)
配布場所:釜石情報交流センター1階 受付カウンター
※取りに来られた方に無償配布しますが、一人一枚となります。

 

日本のマンホール蓋は世界に誇れる文化物

 
日本には、およそ1,500万枚のマンホール蓋が設置されています。それを管理する自治体は約1,700あり、マンホール蓋のデザイン総数は12,000種以上にのぼるといわれます。デザインの面白さは、その土地にゆかりにある人物や名所、名産などが描かれた「ご当地モノ」であること。そして、見た目の華やかさだけでなく、絵柄から歴史や文化がうかがえる「路上の文化物」としての魅力を有していることです。これほど豊富なデザインが揃う国は他になく、日本独自の文化として国内はもとより、近年は国外からも注目されています。

 

マンホールカードとは

 
下水道広報プラットホーム(GKP)のプロジェクトチームである「マンホール・エンジョイ・プロモーション」(マエプロ)が中心となりマンホール蓋を管理する自治体と共同で作っているマンホール蓋のコレクションカードです。
 
「日本のマンホール蓋は世界に誇れる文化物!」。そんなメッセージを込めて、下水道関連施設や観光案内所などで無料で配布されている「カード型パンフレット」で以下の楽しさを追求しています。

 

①「集める楽しさ」にこだわったコレクションカード

全種類コンプリートはもちろん、色分けされた9つの地域、都道府県、テーマを分類化したピクトグラムなど、自分の好きなカテゴリーで集められるよう設計されています。

②「マンホールデザインの奥深い楽しさ」を伝えることに特化したデザイン

全国各地でデザインが異なるマンホール蓋には、ご当地ならではの名所、名産品、キャラクターなどがデザインされています。そんなマンホール蓋の写真と位置情報がオモテ面に、マンホール蓋のデザインの由来がウラ面に記載されています。

③「統一感ある楽しさ」を重視したクオリティ

全国共通のフォーマットと品質を大切にし、サイズ、材質、彩色など、コレクションカードには欠かせない統一感を重視しています。

 

2016年4月に第1弾の配布が始まったマンホールカードは、2017年12月に第6弾が発行されると計293種類(252自治体)となります。テレビや新聞、雑誌など、1年間で600件以上のメディアが取り上げ、大きな反響を呼んでいます。

 

ミッフィーカフェかまいしがマンホール蓋のデザインになったのはなぜ?
それは・・・カードの裏面に記載されております!実際にカードをゲットして調べてみてくださいね!

 

マンホールカードのこともっと知りたい!他の自治体はどんなカードなの?どこに行けばもらえるの?
などなどマンホールカードについて聞きたいこと、調べたいことがある方はココ をクリック!
下水道広報プラットホーム(GKP)

 

マンホールカード第6弾についてはここからダウンロードしてね!
マンホールカード第6弾 内容紹介(4,425 KB pdfファイル)
第6弾 一覧(20,574 KB pdfファイル)
全国のマンホールカード(24,533 KB pdfファイル)
マンホールカード全種類(49,959 KB pdfファイル)

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広報かまいし2017年11月15日号(No.1676)

広報かまいし2017年11月15日号(No.1676)

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広報かまいし2017年11月15日号(No.1676)

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【目次】
表紙:ラグビーワールドカップ™優勝トロフィーお披露目
P02:ラグビーワールドカップ2019試合日程決定
P04:平成28年度決算のあらまし
P08:12月1日は鉄の記念日など
P09:市営住宅入居者募集、後期地域会議開催など
P10:まちの話題
P12:保健案内板
P14:まちのお知らせ
P16:市民ホール開館記念式典、かまいしの第九など

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〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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新店舗に夢を描く川端学店長(左)。父實さん、母秀子さん、妻美幸さん(右から)と

釜石を「そばの里」に、地場素材にこだわるメニュー〜製麺業の川喜、そば処「川㐂」開店 野田町の工場を改装

新店舗に夢を描く川端学店長(左)。父實さん、母秀子さん、妻美幸さん(右から)と

新店舗に夢を描く川端学店長(左)。父實さん、母秀子さん、妻美幸さん(右から)と

 

 釜石市の製麺業、川喜(川端實会長)グループは3日、野田町3丁目に「そば処川㐂家」をオープンした。震災の影響で休業した直営の麺食堂を復活させる形で、場所を移し開業。橋野町和山高原で自社栽培するソバなど県内産の原料にこだわったメニューを提供する。川端会長の長男で、自らソバ栽培を行う川端学店長(45)=カワキ商事社長=は「収量を増やし、釜石のそばの認知度を高めていきたい。夢は『そばの里釜石』」と新店舗からの発信に志を新たにする。

 

 同社は2011年の震災で、定内町の製麺工場の津波被害は無かったものの、物流が途絶えたことにより、首都圏の販路を失う大打撃を受けた。03年から営業してきた食堂「喜庵」が入居する鈴子町のサン・フィッシュ釜石は津波で被災。食堂は閉店せざるを得なかった。

 

 震災後2、3年は売り上げが戻らなかったが、回復に転じたきっかけが、岩手大と共同開発した「いわて南部地粉そば」。独自の殺菌技術で確立した無添加の日持ちする生麺が消費拡大を生み、取引先を増やしていった。15年度の優良ふるさと食品中央コンクール新技術開発部門で農林水産大臣賞(最優秀)を受賞したこともブランド力強化を後押しした。

 

 本業が軌道に乗ってきたことを追い風に、念願だった食堂再開を決意。国や県の補助事業の採択を受け、主力となったそばをメーンにした新たな店を開いた。元の工場を改修した食堂(98平方メートル)は28席で、セルフサービス方式。冷・温のそば、うどんのほか、釜石ラーメンも提供する。名物は標高800メートルの和山高原で栽培するソバを使った「和山もりそば」。一般的な1人前の約3倍、800グラムを800円(税込み)で提供する”8”づくしの一品。喜庵で人気だった、天ぷらを盛った「釜石大皿うどん」(税込み800円)も復活した。

 

開店初日、にぎわいを見せる店内

開店初日、にぎわいを見せる店内

 

 開店初日の昼営業には、待ちわびた市内外の客が続々と来店。約80食が出るなど期待の高さをうかがわせた。甲子町の80代の夫婦は和山もりそばを注文。「地元のソバを使っているというので楽しみにしてきた。量が多くてびっくり。おいしいし近いので、今後も通いたい」と大満足。大渡町の鈴子陽一さん(67)は「家族みんな川喜の大ファン。やっぱり一流だと思うよ。サン・フィッシュの店にもよく行っていた。また一通り食べてみたい」と顔をほころばせた。

 

 川喜に県内産の小麦粉などを提供する東日本産業(紫波町)の佐々木徹社長は「ソバ栽培から製粉、製麺、食堂まで手がける川喜さんの取り組みは地元の皆さんの励みにもなるのでは。そばの味もさすがです」と絶賛した。

 

 地粉そばは、そば粉と小麦粉を5対5の割合で使用。自社のソバ農場(11・5ヘクタール)の不足分は県内陸部産で賄う。「挽(ひ)きぐるみ(ソバの殻だけをむき粉にする=全粒粉)で、添加物を使わない生そばとしては国内でも負けない」と自信をのぞかせる川端会長(70)。「安く食べてもらい、地域にご奉仕ができれば」と願う。

 

 川㐂家の営業時間は昼が午前11時半から午後2時半まで、夜は午後5時半から同9時まで。火曜定休。問い合わせは同店(電話0193・27・5811)へ。

 

(復興釜石新聞 2017年11月8日発行 第637号より)

 

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ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

島倉千代子さんの歌碑に音声装置〜根浜に流れる「おかえりなさい」、後援会員ら寄付募り実現

 音声装置が加わった島倉千代子さんの歌碑の前で関係者らが記念撮影

音声装置が加わった島倉千代子さんの歌碑の前で関係者らが記念撮影

 

 釜石市鵜住居町の根浜海岸を望む一角に建つ、2013年に死去した歌手島倉千代子さんの歌碑近くに音声装置が設置され、10月28日、現地でお披露目された。装置は高さ約120センチ、幅約75センチで、ボタンを押すと歌碑に刻まれた島倉さんの「おかえりなさい」を聞ける仕組み。♪あなたの帰りを待っている 変わらぬ心がここにある――。集まったファンらは温かみのある島倉さんの歌声にじっくり聴き入り、歌声を重ねて笑顔を見せた。

 

 歌碑は白御影石製で高さ90センチ、幅約1・4メートル。表に歌詞を刻み、背面には島倉さんが優しくほほ笑むジャケット写真が配置されている。同曲は定年を迎える団塊世代の男性に向けて歌ったものだが、東日本大震災を受け、「帰っておいで」と呼び掛ける歌詞が、犠牲者や行方不明者に向けて歌っているような内容であることから、島倉さんは「被災地が落ち着いたら歌いに行きたい」と希望。その思いを遂げられぬまま、他界した。

 

 それを知った後援会(吉田恵美子代表)が「思いをかなえたい」と被災地に歌碑を建てることを計画。島倉さんの思いを知った旅館「宝来館」が快く場所を提供し、16年に旅館の裏山にある避難路入り口付近に歌碑を建立した。

 

 今回、音声装置を設けるきっかけとなったのは、歌碑を訪れた人から多く寄せられた「どんな曲?歌が聞けたらいいのに」「曲が聞けないのは寂しいね」との声。会員に寄付を募ったところ150万円が集まり、要望に応えることができた。

 

ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

ボタンを押すと「おかえりなさい」が流れる音声装置

 

 お披露目には後援会の会員、地元ファンのほか、歌碑や避難路の清掃、花の植栽活動を続けている花巻市シニア大学の受講者有志でつくる「花っ子夢クラブ」のメンバーも参加。作詞の友利歩未さん、作曲の杉村俊博さんも駆けつけ、装置の除幕を行った後、歌碑の前で声を合わせて「おかえりなさい」を歌った。

 

 吉田代表(67)=大阪府吹田市=は「『一緒に歌っているよ』という島倉さんの声が聞こえてくるよう」と感無量の様子。「島倉さんの歌声が、震災で今も行方の分からない人たちへの呼び掛けに、被災した方たちの希望の明かりになれば。この場を訪れた人が震災を記憶し続ける手伝いにもなれたらいい」と願った。

 

(復興釜石新聞 2017年11月1日発行 第635号より)

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ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

障害者の就労を支援〜新センター甲子町天洞に完成、NPO遠野まごころネット運営

ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

ウッドデッキの先にはブドウ畑が広がる

 

 NPO法人遠野まごころネット(臼澤良一理事長)が運営する「まごころ就労支援センター釜石」が釜石市甲子町天洞に移転、新築され、22日、竣工(しゅんこう)式・祝賀会が行われた。就労者ら50人が参加し、広く、自然環境に恵まれた本設施設の完成を喜び合った。施設は11月から運用、31人が利用する。

 

 新支援センターは釜石鉱山から借用した用地約4千平方メートルの一部に建設。木造平屋建て198平方メートルに作業室2部屋、ホール、調理室、トイレを配置。南側に広いウッドデッキを加えた。その先には、同ネットがなりわい創出、地域活性化を期待するワイン造りのためのブドウ畑が広がる。

 

 作業室にはブックカバー、トートバッグなどを作るミシン数台、看板や表札、記念プレートも製作できるレーザー加工機も備え、整然と作業デスクが並ぶ。ホールの一角に畳敷きの小上がりとテーブルが区画され、休息と語らいの場となる。

 

機能性を重視した作業室は広く、明るく

機能性を重視した作業室は広く、明るく

 

 神事の後、落成式で臼澤理事長が「多くの支援、地域のみなさんの理解で完成した。広く、素晴らしい環境の中で、就労、作業学習で十分に力を発揮できるだろう。ここが地域コミュニティーを強め、生業(なりわい)づくりと、大橋地域がはばたく場になるよう期待する。私たちスタッフもがんばる」と意欲を示した。

 

 来賓の野田武則市長は「ワイン造りに取り組み、新しいセンターもできた。過疎的地域で、公的施設が少ない。センター、まごころネットの活動に期待する」と激励。テープカットのあと、出席者らが屋内を見学した。 

 

テープカットで新センターがオープン

テープカットで新センターがオープン

 

 同ネットは東日本大震災を契機に障害者の支援活動を続ける。就労支援事業はこれまで大槌センター(定員15人)と、釜石市甲子町大畑団地の民家を借り受けた旧釜石センター(定員16人)で行って来たが、新しい支援センター(小谷千恵センター長)は定員を31人に拡充した。

 

 同ネットは「一般企業への就労を目指す利用者(契約者)もおり、いろんな人と接する体験も重視する」。この施設では週末や休日にカフェを開設し、地元の食材を使った食事を提供する構想も進める。夏休みの子どもや地域住民と共に、ブドウ畑と周囲の自然を活用した交流の場とする計画もあるという。

 

(復興釜石新聞 2017年10月28日発行 第634号より)

 

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広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

 

広報かまいし2017年11月1日号(No.1675)

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【目次】
表紙:釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました
P02:テナント入居者を募集します
P03:「おいしい釜石コレクション」商品開発支援制度の事業者と認定商品を募集します、平成29年台風18号被害の復旧を支援します など
P04:平成30年度4月保育施設入所申し込みを受け付けます、子育てボランティア養成講座参加者募集
P05:復興住宅の入居者を再募集します、鵜住居地区の市道開通、釜石地区被災者相談支援センターをご利用ください
P06:今月のインフォメーション
P08:戦没者追悼式を開催します、敬老会を開催します、若者交流イベント「釜恋」を開催します!

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新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

復興道路 仕上げ工事も大詰め、ラグビーW杯までの完成急ぐ〜南三陸国道事務所が現場公開

 新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

新町に建設が進む釜石中央インターチェンジ

 

 「復興道路」として工事が進む三陸沿岸道路と東北横断自動車道路のうち国土交通省南三陸国道事務所が担当する区間が26日、報道関係者に公開された=写真。2年後の2019年10月に釜石市で開催されるラグビーワールドカップ(W杯)に間に合わせるため、現場では仕上げの工事が急ピッチで進む。中でも規模が大きく、形も複雑な釜石中央インターチェンジ(IC)、釜石ジャンクション(JCT)は1年後にはほぼ形が整い、同区間の全線開通に近づく。

 

 同国道事務所が担当する工事区間は、三陸沿岸道路の宮城県境から山田町まで40・4キロと、東北横断自動車道釜石道路6キロの合わせて46・4キロ。このうち41・6キロが18年度中に、残りの4・8キロは2年後のラグビーW杯までの完成を見込む。

 

 東日本大震災を受けて12年度から始まった同区間の工事には、これまで約1823億円の事業費を投入。同区間に建設する18カ所のトンネルは、最後まで残っていた唐丹第3トンネルが6月に貫通し、すべて貫通した。30カ所に建設する橋りょうも、大槌町内の2カ所を残してほぼ完成。17年度はさらに約330億円を投入し、仕上げの工事を急ぐ。

 

三陸沿岸道と東北横断道を結節する釜石ジャンクションの工事現場

三陸沿岸道と東北横断道を結節する釜石ジャンクションの工事現場

 

 釜石市新町に建設される釜石中央ICでは9月に、国道283号とJR釜石線をまたぐ橋げたの大掛かりな設置工事を完了。同国道事務所が担当する区間の工事は大きな山場を越えた。

 

 同ICでは今後、土盛り工事などが進み、来年の春にはほぼ形が見えて来るという。土盛りに使用する約10万立方メートルもの土は、1キロほど先で工事が進む釜石JCTの切り土を運んで活用する。

 

 報道関係者に工事概要を説明した南三陸国道事務所の武田慈生副所長は「工事は順調に進み、トンネルや橋がつながって来ている。地域交流をはじめ、観光や物流、災害対応、救急医療など三陸沿岸の復興に欠かせない道路。工事も大詰めを迎えているが、一日も早い開通を目指して事業を進めたい」と話した。

 

 担当区間で最後に貫通した唐丹第3トンネルの完成式は、トンネル内部のコンクリート巻き立て工事などを終えた11月に予定する。

 

(復興釜石新聞 2017年10月28日発行 第634号より)

 

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釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

愛称は『TETTO(テット)』、三陸鉄道 記念列車を運行〜建設中の市民ホール、森さん(双葉小4年)「鉄都」表す

完成間近の市民ホール。愛称は「TETTO」

完成間近の市民ホール。愛称は「TETTO」

 

 釜石市大町に建設中の釜石市民ホールの愛称命名式(市、釜石まちづくり会社主催)が22日、鈴子町の三陸鉄道南リアス線イオンタウン釜石駅で開かれた。愛称は700通を超える応募の中から「TETTO(テット)」に決まった。愛称を基にデザインしたロゴマークも発表。これを記念し、三鉄南リアス線は愛称とロゴをあしらったヘッドマークを装着した臨時列車を運行した。

 

 愛称は5月15日~6月30日まで公募。全国から775通の応募があり、約400種の名前が集まる中、双葉小4年の森美惠(みさと)さん(10)が寄せた「TETTO」を採用した。名称には2つの意味が込められていて、一つは釜石と鉄の深いつながりを表した「鉄都」。もう一つは同ホールの建築の特徴でもあるガラスの屋根にちなんだもので、イタリア語で「屋根」を意味する「tetto」という音の響きも重ねたという。

 

 ロゴマークは8月に実施した釜石高、釜石商工高の生徒と岩手大生による共同制作プログラムの中で考案された。「鉄」をキーワードに、同ホール建設現場見学で得た鉄骨の印象をデザインに取り入れつつ、文化芸術の明るく前向きなイメージをオレンジ色で表現。にぎわいが作り出される「現場」との意味合いも盛り込んだ。

 

釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

釜石市民ホールの愛称とロゴマークを発表する(左から)今出さん、森さん、野田市長、三鉄の中村一郎社長

 

 式は、愛称とロゴ入りのヘッドマークを装着した臨時列車が待つプラットホームで行われ、命名者の森さん、ロゴ制作プログラムを代表して釜石高2年の今出実利(みのり)さん(17)、市関係者ら約40人が参加。野田武則市長は「鉄の歴史をひもときながら、つながりを生む施設への期待を込めた愛称、それにふさわしいマークも完成。新しいホールとともに親しみを持って末永く大事にしてほしい」とあいさつし、ヘッドマークを除幕した。

 

 森さんは「家族と一緒に考えたものが選ばれてうれしい。自分でも気に入っているので、みんなにも分かりやすい愛称だと思ってもらえたら、いいな」と感想。今出さんは「シンプルな中にしっかり意味を込めるのが大変だった。ずっと残るものなので頑張ったかいがある。いい経験になった」と振り返った。

 

 臨時列車には、限定配布された無料乗車券を持つ市民ら約30人が乗り込んだ。上中島町の小澤瑞枝さん(48)は、若者たちの意見を取り入れた愛称とロゴに親しみを持った様子。合唱に取り組んでいることもあり、「広い場所で歌える日が待ち遠しい。見るたびにできてくる建物にわくわくする日々」と期待感をにじませた。

 

 完成間近の同ホールは12月にプレオープンを予定。市では愛称やロゴマークをホームページや印刷物などで広く発信し認知度を向上させるとともに、施設の設置による文化芸術振興、にぎわい創出に向けた取り組みも進める考えだ。

 

(復興釜石新聞 2017年10月25日発行 第633号より)

 

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きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

「復興を見守って」オオシマザクラを植樹〜釜石東中学校・鵜住居小学校

 きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

きれいな花が咲くよう願いを込めながらオオシマザクラを植えた釜石東中の生徒ら

 

 岐阜市の「支援グループ岐阜・手と手」(丹原美穂代表)は17日、鵜住居小(中軽米利夫校長、児童141人)と釜石東中(佐々木賢治校長、生徒116人)にオオシマザクラ6本を贈り、鵜住居町の両校敷地内に植えた。

 

 同グループは震災翌月の2011年4月から被災地で支援活動を展開。被災した学校や仮設住宅で暮らす人に物資を届けたり、歌や踊りを楽しんでもらう会を開催するなど釜石を応援している。

 

 今回は本設の校舎で生活を始めた子どもたちの思い出づくりにしてもらおうと、桜の植樹を企画。この日、新校舎を訪れた丹原代表が見守る中、小学6年の児童30人、中学1年の生徒31人が植樹。正面入り口階段周辺ののり面に植えられた約3メートルのオオシマザクラの根元に、代わる代わる土を盛った。

 

 ハーモニカ奏者としても活動する丹原代表は児童生徒が作業を終えると、演奏を披露。「震災の年、この地に咲いた桜から生きるということを教えられ、精いっぱい咲く花の美しさに感動した。頑張りは人生の糧になる。桜のようにみんなにもずっと素晴らしい花を咲かせてほしい」と激励した。

 

 鵜小の大丸碧仁(あおと)君は「春にきれいな桜を見られるよう大事に育てていきたい」と感謝。東中の川崎真菜さんは「桜は復興のシンボルとなって私たちだけでなく鵜住居の発展も見守ってくれると思う。桜の成長とともにまちも人も歩み続けてほしい。私も夢を追い続ける」と力をもらった様子だった。

 

(復興釜石新聞 2017年10月21日発行 第632号より)

 

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TETTO ロゴ

釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました。

釜石市民ホールの愛称とロゴマークが決まりました。

 

愛称「TETTO(テット)」

愛称は、応募総数775件の中から選ばれた森美惠(もりみさと)さん(双葉小4年)の「TETTO(テット」)」です。「TETTO(テット)」には、釜石と鉄の深いつながりを表した「鉄都」と、釜石市民ホールと釜石情報交流センターをつなぐ広場上部のガラスから建物につながる「屋根」が建築の特徴でもあることから、イタリア語で屋根を意味する「tetto」の2つの意味が込められています。

 

ロゴマーク

tetto logo
ロゴマークのデザイン案は、本年8月に開催された「岩手大学地域課題解決プログラム」に参加した釜石高校生、釜石商工高校生が、岩手大学人文社会科学部の田中隆充教授の指導で、岩手大学生と共に作成しました。建設現場見学の際に見た鉄骨のイメージをロゴマークに生かしながらも、文化芸術の明るく前向きなイメージをオレンジ色で表現しました。愛称とロゴマークそれぞれにキーワードとして「鉄」が含まれることで、文化芸術やにぎわいが創り出される「現場」のようなイメージもアピールしています。

 

「TETTO」やロゴマークは、ホームページや印刷物等において積極的に展開することで、文化芸術振興やにぎわい創出に寄与するとともに、市民に愛されるホールを目指します。釜石市民ホールの愛称「TETTO(テット)」と、ロゴマークをどうぞよろしくお願いします。

このページに関するお問い合わせ
釜石市 市民生活部 生涯学習文化スポーツ課 芸術・文化係
〒026-0031 岩手県釜石市鈴子町15番2号
電話: 0193-22-8835 / Fax: 0193-22-3633 メール
元記事:https://www.city.kamaishi.iwate.jp/tanoshimu/shisetsu/shimin_hall/detail/1213591_2466.html
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【11/18(土)開催】釜石街コン2017「釜恋」

【11/18(土)開催】釜石街コン2017「釜恋」

 

11月18日(土)に釜石街コン2017『釜恋』を下記のとおり開催します。

 

開催日時

平成29年11月18日(土)
【受付】16:00~16:30
【イベント】16:30~20:30

開催場所

釜石ベイシティホテル2階(釜石市大町1-8-1)

参加定員

50名(男女各25名)
※定員を超えた場合は抽選により決定

参加条件

25歳以上45歳以下の独身の方
※男性は釜石市内在住の方限定

参加料金

男性 1人5,000円
女性 1人3,000円
※飲食代込み

内容

自己紹介タイム、飲食交流等

申込期間

平成29年10月14日(土)~11月4日(土)

申込方法

①釜石市若者定着事業実行委員会事務局への電話による申し込み
②メール(kamakoi2017(アットマーク)gmail.com)による申し込み
※スパムメール対策のため「@」を「(アットマーク)」で表記しています。
③公式HP・公式Facebookページの申込フォームによる申し込み
「釜恋」公式HP ⇒ https://kamakoi2017.jimdo.com/
「釜恋」公式Facebook ⇒ https://www.facebook.com/kamakoi.fellinlove/

問い合わせ先

釜石市若者定着事業実行委員会事務局
(釜石市オープンシティ推進室内)
TEL:0193-27-8463
FAX:0193-22-2686

この記事に関するお問い合わせ
釜石市 総務企画部 オープンシティ推進室 戦略推進係
〒026-8686 岩手県釜石市只越町3丁目9番13号
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